JPH11354404A - ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置 - Google Patents

ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置

Info

Publication number
JPH11354404A
JPH11354404A JP15713098A JP15713098A JPH11354404A JP H11354404 A JPH11354404 A JP H11354404A JP 15713098 A JP15713098 A JP 15713098A JP 15713098 A JP15713098 A JP 15713098A JP H11354404 A JPH11354404 A JP H11354404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
multilayer
blank
exposure
resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15713098A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Oiizumi
博昭 老泉
Masaaki Ito
昌昭 伊東
Hiromasa Yamanashi
弘将 山梨
Tsuneo Terasawa
恒男 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15713098A priority Critical patent/JPH11354404A/ja
Publication of JPH11354404A publication Critical patent/JPH11354404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N21/95607Inspecting patterns on the surface of objects using a comparative method
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • G01N2021/95676Masks, reticles, shadow masks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多層膜ブランクスや反射型マスクの全面を検査
の高スループット化と、反射型マスクの多層膜中でのE
UV光の位相の変化を起こさせる欠陥検査の高分解能化
をはかる。 【解決手段】多層膜ブランクスに容易に剥離可能なパタ
ーンを形成し、このパターン付き多層膜ブランクスをE
UV光で所定の光学系を介して露光し、その像を検査す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空紫外線または極
紫外線の露光あるいは照射により、像形成を行わせるた
めに使用する光学素子の製造または検査に係り、特に半
導体デバイス製造のパターン転写に用いて好適な反射型
マスクおよびその検査方法,作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの固体素子の集積度および動作速
度を向上するため、回路パターンの微細化が進んでい
る。現在これらのパターンの形成には、露光光源を紫外
線とする縮小投影露光法が広く用いられている。この方
法の解像度は露光波長λに比例し投影光学系のウェハ側
の開口数NAに反比例する。解像限界の向上は開口数N
Aを大きくとることにより行われてきた。しかし、この
方法は焦点深度の減少と屈折光学系(レンズ)設計およ
び製造技術の困難から限界に近づきつつある。このた
め、露光波長λを短くする手段が行われている。例えば
水銀ランプのg線(λ=435.8nm)からi線(λ=
365nm)、さらにKrFエキシマレーザ(λ=24
8nm),ArFエキシマレーザ(λ=193nm)等
である。
【0003】露光波長の短波長化により、解像度は向上
する。また、いわゆる超解像露光と呼ばれる手法によ
り、露光に用いる波長よりも小さい寸法のパターンが形
成可能となってきた。しかし露光に用いる紫外線の波長
の大きさからくる原理的な限界から、0.1μm(100
nm)以下の解像度を種々のパターンに対して得ること
はかなり困難となる。
【0004】一方、微細パターンの形成方法に、露光波
長をおよそ0.5nm から2nmの軟X線とする近接等
倍X線リソグラフィがある。この方法は露光波長が短い
ため、原理的に0.1μm 以下の高い解像度が得られる
可能性がある。一般に、所望の素子に回路パターンを形
成するためには、ウェハ上のレジストにマスク上のパタ
ーンを転写する。近接等倍X線リソグラフィでは等倍X
線マスクと呼ばれる透過型マスクが用いられる。等倍X
線マスクにおけるX線が透過する部分は、メンブレンと
呼ばれるSi,SiN,SiC,C等の軽元素材料で形
成された通常2μm程度の厚さからなる薄膜からなる。
【0005】等倍X線マスクにおけるX線が吸収する部
分として、メンブレン上に吸収体と呼ばれる厚さが0.
3μm〜0.7μm程度でW,Au,Ta等の重金属ま
たはそれらの化合物からなる回路パターンが形成されて
いる。従って等倍X線マスクは非常に剛性の弱いメンブ
レンの上に回路パターンが形成されているため、吸収体
の重金属の内部応力やX線マスクを所定の露光装置に装
着する際の外力等で回路パターンに歪みが生じ、所望の
回路パターンをウェハ上の所定の位置でレジストに転写
できない問題が起こっている。とくに近接等倍X線リソ
グラフィでは、等倍X線マスクのパターンが1対1の等
倍でレジストに転写されるため、等倍X線マスク上のパ
ターンの歪みは1対1に転写される。剛性の弱い等倍X
線マスクのパターンに歪みが生じる問題は、近接等倍X
線リソグラフィで大きな課題となっている。
【0006】以上のような背景をもとに近年、波長がお
よそ5nmから50nmである極紫外線(EUV)を露光
光源としたEUVリソグラフィが注目を浴びている。こ
れは、例えばジャパニーズ ジャーナル オブ アプラ
イド フィジクス(JapaneseJournal of Applied Physi
cs),1991,30号,11B巻,3051ページに
記載されている。
【0007】図1はEUVリソグラフィの露光光学系の
例を示すものである。EUV4を露光光源とし、入射角
42(θ)で斜めに入射して反射型マスク81を照明す
る。入射角42は種々の光学系で異なるが、およそ1°
から15°程度である。反射型マスク81にはEUVを
正反射することができる多層膜2および所定のパターン
(図示略)が形成されている。反射型マスクから反射し
たEUVは凸ミラー92で反射し、さらに凹ミラー91
で反射し、ウェハ82上で結像する。凸ミラー92,凹
ミラー91には反射鏡用多層膜7がミラー全面に形成さ
れている。ここで反射型マスク等の光学素子として使用
する基板1には、高い反射率を得るために粗さのない超
平滑基板が必要である。
【0008】従来のEUV用反射型マスクは、例えばジ
ャーナル オブ バキューム サイエンス アンド テ
クノロジ(Journal of Vacuum Science and Technolog
y),B9巻6号,1991年,p3176−p318
3.に記載のように、反射率が高い領域を多層膜が存在
する部分、反射率が低いまたは反射率のない領域を多層
膜または多層膜構造が存在しない部分として形成され
る。
【0009】図2(a)に示す図では、集束イオンビー
ム5によって基板1上の多層膜2を、基板に対して垂直
方向に変質して反射率の低い領域または非反射部3を形
成し、反射率の高い領域21にパターンを形成するもの
である。また、図2(b)のように多層膜2の所定の部
分を除去して、多層膜がない部分すなわち非反射部3を
形成するものもある。また、図2(c)のように超平滑
基板1に直接付着した多層膜2の上に所定の厚さおよび
形を有する吸収体35のパターンを形成し、非反射部と
する反射型マスクの例もある。
【0010】露光あるいは照射に用いる真空紫外線また
はX線の波長が小さくなる場合、真空紫外線またはX線
に対する多層膜の反射率を大きくするには、多層膜の積
層数を増やす必要がある。高い反射率を得るには、例え
ばX線の波長13nmでは50層対以上、10nmでは
100層対以上、7nmでは150層対以上程度が必要
となる。
【0011】反射型マスクの典型的な製造方法を図3に
示す。まず高い反射率を得るために粗さがほとんどない
超平滑基板1に多層膜2を形成する(図3(a))。こ
の超平滑基板1に多層膜2を形成したものを一般に多層
膜ブランクマスクまたは多層膜ブランクスと呼ぶ。多層
膜2の形成には通常、イオンビームスパッタリング蒸着
法,マグネトロンスパッタリング蒸着法等の物理的蒸着
法や化学気相成長蒸着法(CVD)や原子層成長法(A
LE)が用いられる。
【0012】次に反射型マスクの非反射部となる吸収体
35を形成する(図3(b))。吸収体35の形成には
通常、多層膜の形成と同様にイオンビームスパッタリン
グ蒸着法,マグネトロンスパッタリング蒸着法等の物理
的蒸着法や化学気相成長蒸着法(CVD)などが用いら
れる。吸収体の材料としてはW,Ta,Au,Cr,T
i,Ge,Ni,Co等の金属,半金属,半導体材料の
単体もしくは化合物が用いられる。
【0013】次に吸収体をパターニングし、所望の吸収
体パターンを形成するため、前記吸収体の上にレジスト
38を形成し(図3(c))、i線露光,KrFエキシ
マレーザ露光,電子線ビーム描画,等倍露光X線,イオ
ンビーム露光,EUV露光等によるリソグラフィ技術で
レジストパターン39を形成する(図3(d))。
【0014】次にレジストパターンをマスクとして吸収
体を反応性イオンエッチングなどにより加工し、吸収体
35のパターンを形成する(図3(e))。次にレジス
トパターン39を除去する(図3(f))。
【0015】通常、反射型マスク等を製造中または製造
後、反射型マスクを検査し、欠陥が見つかると、これを
修正する必要がある。欠陥を修正できないものは不良品
となる。一般に無視できないマスク上の欠陥の大きさ
は、例えば月刊セミコンダクターワールド,1997年
6月号,p150−p154に記載のように、通常の露
光方法では最小加工寸法の1/5程度の大きさまで考慮
する必要があるとされており、例えば、マスク上で最小
パターン寸法が0.4μm の場合、無視できないマスク
上の最小の欠陥の大きさは80nmとなる。また、位相
シフト露光方法や変形照明露光方法などのいわゆる超解
像露光方法を用いる場合は最小加工寸法の1/7程度の
大きさまで考慮する必要があるとされており、例えば、
マスク上で最小パターン寸法が0.4μm の場合、無視
できないマスク上の最小の欠陥の大きさはおよそ57n
mとなる。
【0016】図4(a)および図4(b)に示される反
射型マスクの吸収体部分の白欠陥401(所望の吸収体
が欠けている)または黒欠陥402(吸収体が所望の形
状より余計に存在する)は、従来技術のイオンビームを
用いたガスアシスト蒸着(白欠陥の修正)やイオンビー
ムエッチング(黒欠陥の修正)により修正可能である。
【0017】一方、反射型マスクの多層膜中では、積層
する多層膜が多くなればなるほど、その膜に欠陥が生じ
る可能性が大きくなる。図5に反射型マスクの多層膜中
の欠陥の例である、異物504による欠陥501および
基板11のスクラッチ503による欠陥502を示す。
欠陥を有する多層膜から製造された反射型マスクは、欠
陥部分で所望の反射率の低下が生じ、所望のパターンが
転写できない可能性がある。また、欠陥により欠陥部分
の位相が変わることにより、所望のパターンが転写でき
ない可能性がある。
【0018】反射型マスクの多層膜の欠陥検査について
は、特開平6−349715 号に記載のようにいわゆるX線顕
微鏡を使った検査装置が開示されている。また、特開平
9−318330号に記載のように、可視光や紫外線のレーザ
光で被検査物体上を走査し、光散乱を起こさせ、光散乱
状態を調べることにより欠陥をみつける検査装置が開示
されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記X
線顕微鏡を使った欠陥検査装置は、視野領域がせいぜい
数平方mm程度であり、100平方cm以上ある反射型マス
クの多層膜の全面を検査するためには視野領域を順次走
査する必要があり、これにより、検査に多大な時間を要
する問題があった。また、前記反射型マスクの多層膜の
欠陥検査は多層膜の反射率のみを調べているため、位相
の変化を起こさせる欠陥をすべて検出することができな
い問題があった。また、前記レーザ光を走査し、光散乱
を起こさせ、光散乱状態を調べる検査装置も反射型マス
ク表面の外部形状の変化のみを検出するため、EUVに
おける位相の変化を起こさせる欠陥をすべて検出できな
い問題があった。したがって多層膜中に位相の変化を起
こさせる欠陥がある多層膜ブランクスから反射型マスク
を形成すると、上記のマスク検査では不良とならなかっ
た反射型マスクを良品としてデバイス製造工程に用いる
こととなり、EUV露光で転写を行って初めて欠陥の存
在が明らかになり、デバイス製造工程に多大な支障を来
たす問題があった。
【0020】本発明は、反射型マスクの多層膜中のあら
ゆる欠陥を簡便に安価に検査する方法、その検査装置、
およびそれを用いて作製した多層膜ブランクス,反射型
マスク、およびそれを用いて作製したデバイスを提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の反射型マスクの
検査方法は、光学素子である多層膜ブランクスに容易に
剥離可能なレジストパターンを形成し、このレジストパ
ターンが吸収体パターンとなる多層膜ブランクスをEU
V光で所定の光学系を介して露光し、その像を例えばウ
ェハに塗布されたレジストに転写する。その像である転
写パターンと多層膜ブランクスに形成したパターンもし
くはそのデータを比較することにより、ブランクスの欠
陥の有無を判別することを特徴とする。
【0022】また本発明の反射型マスクの検査方法は、
光学素子である多層膜ブランクスに容易に剥離可能なレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンが吸収
体パターンとなる多層膜ブランクスをEUV光で所定の
光学系を介して露光し、例えばウェハに塗布されたレジ
ストに転写する。転写したパターンと多層膜ブランクス
に形成したパターンもしくはそのデータを比較すること
により、ブランクスの欠陥の有無や存在する欠陥の大き
さなどの欠陥情報を得て、多層膜ブランクス中の欠陥情
報に応じて適用する反射型マスクを判断することを特徴
とする。
【0023】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクの検査方法は、レジストパターンが吸収体パタ
ーンとなる多層膜ブランクスをEUV光で所定の光学系
を介して露光し、像点またはその近傍にあるウェハ上の
レジスト等に転写する際に、多層膜ブランクスに形成す
るレジストパターンからの反射波と、レジストパターン
が形成されていない部分からの反射波との位相の差がほ
ぼ反転すること、かつ多層膜ブランクスに形成するレジ
ストパターンからの反射波の強度が、レジストパターン
が形成されていない部分からの反射波の強度のほぼ3%
から10%になるようにレジストパターンの膜厚を調整
し、上記膜厚となるレジストパターンがハーフトーン吸
収体パターンとなる多層膜ブランクスをEUV光で露光
・転写し、転写したパターンを検査する、または多層膜
ブランクスに形成したパターンもしくはそのデータを比
較することを特徴とする。
【0024】また本発明の反射型マスクの検査方法は、
レジストパターンが吸収体パターンとなる多層膜ブラン
クスをEUV光で所定の光学系を介して露光し、像点ま
たはその近傍にあるウェハ上のレジスト等に結像させて
転写する際に、2光束干渉するように露光を行い、転写
したパターンを比較,検査または、転写パターンと多層
膜ブランクスに形成したパターンもしくはそのデータを
比較することを特徴とする。
【0025】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクの検査方法は、レジストパターンが吸収体パタ
ーンとなる多層膜ブランクスをEUV光で所定の光学系
を介して露光しウェハ上のレジスト等に転写する際に、
焦点位置での露光に加えて焦点位置をずらした露光を行
い、転写したパターンを比較,検査または、転写パター
ンと多層膜ブランクスに形成したパターンもしくはその
データを比較することを特徴とする。
【0026】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクの検査方法は、形成したレジストパターンが吸
収体パターンとなる多層膜ブランクスをEUV光で所定
の光学系を介して露光しウェハ上のレジスト等に転写す
る際に、最適露光量での露光に加えて最適値からずらし
た露光量で露光を行い、転写したパターンを比較,検査
または、転写パターンと多層膜ブランクスに形成したパ
ターンもしくはそのデータを比較することを特徴とす
る。
【0027】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクの検査方法は、多層膜ブランクスにレジストパ
ターンを形成した後、その多層膜ブランクスをEUV光
で所定の光学系を介して露光し、ウェハ上のレジスト等
に転写して形成したレジストパターンと、多層膜ブラン
クスに形成したパターンまたはそのデータを比較する方
法として、多層膜ブランクスに形成したパターンのデー
タと転写したパターンを比較する方法,転写したパター
ンを別の場所の同じ転写パターンと比較する方法,転写
したパターンそのものを検査する方法の少なくともいず
れか一つを行うことを特徴とする。
【0028】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクの検査装置は、多層膜ブランクスにレジストパ
ターンを形成する手段と、その形成したレジストパター
ンを検査する手段と、その多層膜ブランクスをEUV光
で所定の光学系を介して露光しウェハ等のレジスト等に
転写してレジストパターンを形成する手段と、上記多層
膜ブランクスを転写して形成したレジストパターンの欠
陥を検査する手段と、上記検査の結果を記憶する手段を
含むことを特徴とする。
【0029】また本発明の多層膜ブランクスまたは反射
型マスクは、本発明の多層膜ブランクスまたは反射型マ
スクの検査方法および、検査装置を用いて作製されたこ
とを特徴とする。
【0030】また本発明のデバイスの作製方法は、本発
明の多層膜ブランクスまたは反射型マスクを用いて、ウ
ェハにパターンを露光し転写する工程を有することを特
徴とする。
【0031】また本発明のデバイスは、本発明のデバイ
スの作製方法を用いて、製造されたことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】図6のフローを用いて本発明の実
施の形態を開示する。本発明の実施の形態は図6のステ
ップS101からS112からなる。S101では多層
膜ブランクスを形成する。まず、図7に示すように、石
英やBK7等からなる超平滑基板1にアルミニウムやS
iO2 等の薄膜119をイオンビームスパッタリング法
やマグネトロンスパッタリング法や化学気相成長法など
で蒸着する。ただし、この薄膜は必ずしも必要ではない
が、後で述べるステップS1081で超平滑基板を再生
する場合には必要になる。
【0033】次に、イオンビームスパッタリング法やマ
グネトロンスパッタリング法や化学気相成長法等で多層
膜21を蒸着し、多層膜ブランクス601を形成する。
多層膜21としては例えば1層あたりの膜厚が2.6n
m のMo層と、1層あたりの膜厚が4.1nm のSi
層を交互に60層対形成する。
【0034】次に、図8に示すように、多層膜ブランク
ス601にマーク702を形成する。多層膜ブランクス
の上層にレジストを形成後、電子線描画装置,g線露光
装置,i線露光装置,KrFエキシマレーザ露光装置,
ArFエキシマレーザ露光装置やレーザ描画装置等を用
いて露光または描画し、現像し、所定のマークのレジス
トパターンを多層膜ブランクスの有効エリア701の外
側に形成する。ここで、上記有効エリアとは半導体集積
回路等のパターンが形成され、反射型マスクとして有効
に働く領域である。すなわち、集積回路パターンが形成
される集積回路チップ703の領域である。
【0035】図8では多層膜ブランクスの有効エリアに
2つのチップが搭載可能となっている。また、マークは
少なくとも1つは必要であるが、後のステップS10
6,ステップS107,ステップS108,ステップS
109で多層膜ブランクスの位置出し,面出し等のため
マークの位置を独立に3個所以上形成するのが望まし
い。また、用いるレジストは、ネガ型レジストでもポジ
型レジストでもどちらでも使用可能であるが、ここでは
ポジ型レジストが望ましく、マーク部分が露光され、現
像後、露光された部分はレジストがないスペースになっ
ている。次にこのレジストをマスクにして、ドライエッ
チングまたはリフトオフ法により所定のマークパターン
を集積回路のチップの外に形成する。そして不要なレジ
ストを剥離,除去する。
【0036】次にステップS103にて多層膜ブランク
スを洗浄し、ステップS104で多層膜ブランクスのゴ
ミの検査を行う。もし多層膜ブランクスにゴミがあれ
ば、再度S103に戻り、洗浄を行う。ステップS10
4の多層膜ブランクスのゴミの検査は、可視光や紫外線
を光源とした光を多層膜ブランクスに走査して照射し、
散乱光を検出し、光散乱状態からゴミの有無を調べるこ
とができる。
【0037】次にステップS105で多層膜ブランクス
の上層にレジストを形成し、このレジストを露光,現像
してラインアンドスペースのレジストパターンを多層膜
ブランクスの有効エリア全面に形成する。上記ラインア
ンドスペースパターンの形成に用いる露光手段として
は、i線露光装置,KrFエキシマレーザ露光装置,A
rFエキシマレーザ露光装置,レーザスキャン露光装
置,電子線描画装置,等倍X線露光装置,EUV露光装
置などを用いることができる。
【0038】ここで、多層膜ブランクスに形成するレジ
ストのラインアンドスペースの寸法は、考慮しなければ
いけない最小欠陥の大きさに依存する。言い換えると、
検査する多層膜ブランクスが最終の反射型マスクとして
用いられる時の反射型マスクの最小パターン寸法に依存
する。
【0039】例えばここで検査する多層膜ブランクスが
最終の反射型マスクとして用いられる時、この反射型マ
スクが転写されて形成される最小パターン寸法は0.1
μmであり、この反射型マスクが用いられる露光装置の
縮小率が1/4の場合、検査する多層膜ブランクスが最
終の反射型マスクとして用いられる時の反射型マスクの
最小パターン寸法は0.4μmとなる。0.4μmのライ
ンアンドスペースパターンのレジストパターンを検査す
べき多層膜ブランクスの有効エリア全面に形成し、これ
を縮小率1/4のEUV露光装置を用いて通常露光方法
でウェハ上のレジストに転写を行う。
【0040】もし、多層膜ブランクスに0.4μm の1
/5の大きさである80nm以上の欠陥があると、転写
したウェハ上のレジストパターンに欠陥が生じる。この
場合、80nm以上の欠陥が検出できることになる。ま
た、縮小率1/4のEUV露光装置を用いて超解像露光
方法でウェハ上のレジストに転写を行うと、多層膜ブラ
ンクスに0.4μm の1/7の大きさである57nm以
上の欠陥があると、転写したウェハ上のレジストパター
ンに欠陥が生じる。この場合、57nm以上の欠陥が検
出できることになる。もし、これより小さい欠陥を検出
する場合は多層膜ブランクスに形成するレジストのライ
ンアンドスペースの寸法を、より小さくすればよい。し
たがって、ここで検査する多層膜ブランクスに形成する
レジストのラインアンドスペースの寸法は、検査する多
層膜ブランクスが最終の反射型マスクとして用いられる
時の反射型マスクの最小パターン寸法またはそれ以下に
すればよい。
【0041】次にステップS106で多層膜ブランクス
に形成したレジストパターンを外観検査する。多層膜ブ
ランクスに形成したパターンの検査は、多層膜ブランク
スに形成したパターンのデータと形成したパターン自身
を比較する、転写したパターンを別の場所の転写した同
じパターンとを比較する、転写したパターンそのものを
検査する方法があり、転写したパターンを調べる手段と
しては、光,電子線等を用いた顕微鏡からのパターンイ
メージを取る方法,光散乱状態から欠陥の有無を調べる
方法,オプチカルパターンフィルタリング(OPF)法
等を用いることができる。
【0042】ここで、多層膜ブランクスに形成したレジ
ストパターンの検査結果情報を記憶装置にて記憶してお
く。もし多層膜ブランクスに形成したレジストパターン
に欠陥があれば、ステップS1061にいき、レジスト
パターンを剥離し多層膜ブランクスの洗浄を行い、再度
ステップS105に行く。
【0043】ただし、ここで多層膜ブランクスに形成し
たレジストパターンに存在した欠陥の数が少なく、ま
た、検査する多層膜ブランクスが最終の反射型マスクと
して用いられる時の反射型マスクの最小パターン寸法よ
りも小さい場合、必ずしもステップS1061に行く必
要はなく、欠陥の位置と大きさを記憶し、これらの欠陥
を含めたものを多層膜ブランクスに形成したレジストパ
ターンのデータとして、次のステップに進む。
【0044】次にステップS107でラインアンドスペ
ースのレジストパターンを有効エリア全面に形成した多
層膜ブランクスを、縮小率1/4のEUV露光装置を用
いてウェハ上のレジストに転写を行い、続いて現像を行
う。ここでEUV露光装置の縮小率は1/4である必要
はなく、たとえば、1/1の等倍EUV露光装置でも可
能である。ただし、多層膜ブランクスに形成するライン
アンドスペースのレジストパターンの寸法をより微細に
する必要がある。
【0045】ここで、縮小率1/4のEUV露光装置1
502を図9に示す。有効エリアの全面にレジストパタ
ーンを形成した多層膜ブランクス81とウェハ82は、
それぞれマスクステージ83とウェハステージ84に搭
載されている。まず、マスクとウェハとの相対位置をア
ライメント装置85を用いて検出し、制御装置86によ
り駆動装置87,88を介して位置合せを行う。EUV
光源89から放射されたEUVを照明光学系90およ
び、円弧状のアパーチャ98,長波長カットフィルター
97を介し、有効エリアの全面にレジストパターンを形
成した多層膜ブランクス上の円弧領域を照明する。ここ
で、EUV光源として、例えばガスジェットXeターゲ
ットにレーザ光を照射しEUVを発生させるレーザプラ
ズマ光源やシンクロトロン放射光光源(SR)等を用い
ることができる。図9の照明光学系90には反射鏡が1
面のみ図示してあるが、この場合に限定されるものでは
なく、光源の種類,照明の均一性,入射NAの均一化,
作業領域の確保などの必要に応じて複数の照明光学系用
反射鏡を設置してもよい。
【0046】有効エリアの全面にレジストパターンを形
成した多層膜ブランクスと入射EUVの位置関係は、より
細いレジストパターンの短軸方向と入射EUVの球欠方
向,より細いレジストパターンの長軸方向、すなわちラ
インアンドスペースパターンの長手方向が入射EUVの
子午方向になるように設定した。有効エリアの全面にレ
ジストパターンを形成した多層膜ブランクスで反射され
たEUVは、波長13nm近傍のEUVからなり、反射
鏡91,92,93および94からなる結像光学系95
により、ウェハ上に倍率1/4で結像する。反射鏡9
1,92,93および94は、多層膜ブランクスと同様
なMo/Si系多層膜を蒸着し、各多層膜の周期長は反
射EUVの波長が一致するように調節されている。多層
膜ブランクスとウェハを倍率に応じて同期走査して、多
層膜ブランクスの有効エリア全面に形成されたレジスト
パターンをウェハ82に塗布されたレジストに転写し
た。このような方法により、ウェハ上の26mm角の領域
で0.1μm ラインアンドスペースのレジストパターン
を得る。
【0047】次にステップS108で転写したウェハ上
のレジストパターンを外観検査する。ウェハ上に転写し
たパターンと多層膜ブランクスに形成したパターンを比
較する手段は、(1)多層膜ブランクスに形成したパタ
ーンのデータと転写したパターンを比較する、(2)転
写したパターンを別の場所の同じパターンとを比較す
る、(3)転写したパターンそのものを検査する、など
の方法があり、転写したパターンを調べる手段として
は、光,電子線等を用いた顕微鏡からパターンイメージ
を取る方法,光散乱状態から欠陥の有無を調べる方法,
オプチカルパターンフィルタリング(OPF)法を用い
る方法などが適用できる。ここで、上記検査装置はステ
ップS106で用いた装置を使用してもよい。
【0048】EUV露光装置には各露光装置の結像光学
系特有の収差により、転写したウェハ上のレジストパタ
ーンが歪むことがありうるが、あらかじめこの露光装置
の結像光学系特有の収差による歪みを記憶しておき、転
写したウェハ上のレジストパターンを検査する際に露光
装置の結像光学系特有の収差による歪み分を補正して検
査する。
【0049】また、レジストパターンが形成された多層
膜ブランクスをEUV露光装置により露光し、ウェハ上
のレジスト等に転写する際に、多層膜ブランクスに形成
するレジストパターンからの反射波とレジストパターン
が形成されていない部分からの反射波との位相の差がほ
ぼ反転しかつ、多層膜ブランクスに形成するレジストパ
ターンからの反射波の強度が、レジストパターンが形成
されていない部分からの反射波の強度のほぼ3%から1
0%になるように、レジストパターンの膜厚を調整して
もよい。この時、上記膜厚としたレジストパターンがハ
ーフトーン吸収体パターンとなるため、この多層膜ブラ
ンクスをEUV光で露光し転写する際、レジストパター
ンの直下にあたる多層膜部分の欠陥も敏感に検出できる
ことになるため、転写したレジストパターンを比較,検
査または、転写レジストパターンと多層膜ブランクスに
形成したパターンもしくはそのデータを比較することに
より、多層膜ブランクスの欠陥検査の分解能が向上す
る。
【0050】また、EUV露光装置を用いて上記多層膜
ブランクスを転写する際、上記EUV露光装置の結像性能
を向上させるため、上記EUV露光装置の投影光学系の
マスク側(多層膜ブランクス側)のNAと照明系側のN
Aとの比を変化させて露光してもよい。通常照明の露光
ではその比が0.5から0.7程度、超解像露光ではその
比が0.3から0.5程度である。
【0051】また、レジストパターンが形成された多層
膜ブランクスをEUV露光装置により露光し、ウェハ上
のレジスト等に転写する際に、変形照明を行う。図13
に示すように、通常の露光光源(図13(d))を輪帯
形状(図13(a))または4開口形状(図13
(b))または光源に適当な部分開口絞り1306を入
れた光源(図13(c))で露光するか、0次回折光と
+1次回折光か−1次回折光のどちらかが結像光学系に
入り、その瞳面において概ね対称の位置を通るように多
層膜ブランクスと多層膜ブランクスに入射する光軸とを
相対的に傾けることによって斜入射照明する。これによ
り、この多層膜ブランクスをEUV光で露光し転写する
際の結像分解能が上がるので、多層膜中に存在する小さ
な欠陥を敏感にウェハ上のレジストに転写できることに
なり、転写したレジストパターンを比較,検査または、
転写レジストパターンと多層膜ブランクスに形成したパ
ターンもしくはそのデータを比較することにより、多層
膜ブランクスの欠陥検査の分解能が向上する。ここで、
各超解像露光方法に応じて、上述のEUV露光装置の投
影光学系のマスク側(多層膜ブランクス側)のNAと照
明系側のNAとの比を適度な値にして露光してもよい。
【0052】また、レジストパターンが形成された多層
膜ブランクスをEUV露光装置により露光し、ウェハ上
のレジスト等に転写する際に、焦点位置での露光に加え
て焦点位置をずらした露光を行い、転写したパターンを
比較,検査または、転写パターンと多層膜ブランクスに
形成したパターンもしくはそのデータを比較することに
より、多層膜ブランクスに存在する欠陥の転写パターン
に生じる影響と用いたEUV露光装置の結像光学系特有
の収差による歪みの転写パターンに生じる影響を分離で
き、多層膜ブランクスの欠陥検査の分解能が向上する。
【0053】また、レジストパターンが形成された多層
膜ブランクスをEUV露光装置により露光し、ウェハ上
のレジスト等に転写する際に、最適露光に加えて露光量
を変えた露光を行い、転写したパターンを比較,検査ま
たは、転写パターンと多層膜ブランクスに形成したパタ
ーンもしくはそのデータを比較することにより、多層膜
ブランクスの欠陥検査の分解能が向上する。
【0054】ステップS108の結果、反射型マスクと
して使用できない程度に多層膜ブランクスに欠陥が多く
存在する場合はステップS1081にいき、レジストパ
ターン剥離,多層膜ブランクス洗浄,多層膜除去,薄膜
除去,基板洗浄を行い、基板再生を行う。ただし、ステ
ップS101で、図7に示した石英やBK7等からなる
超平滑基板11にアルミニウムやSiO2 等の薄膜11
9を形成しない場合は、基板再生は不可であるので、反
射型マスクとして使用できない程度に欠陥が多く存在す
る多層膜ブランクスは破棄され、S101で新たな多層
膜ブランクスから始める。
【0055】ステップS108の結果、多層膜ブランク
スに存在する欠陥がないか、または反射型マスクとして
使用できる程度であれば、ステップS109で多層膜ブ
ランクスに存在する欠陥の位置,大きさ,個数等の欠陥
情報を記憶し、ステップS110で多層膜ブランクスのレジ
ストパターンを剥離,除去し、多層膜ブランクスを洗浄
する。ここで、必要に応じて多層膜ブランクスの検査精
度をあげるため再検査を行う。この場合、ステップS1
05に戻る。再検査の際、ステップS105で多層膜ブ
ランクスの上に形成するレジストパターンの寸法を、前
回の検査とは異なる寸法にしてもよい。
【0056】多層膜ブランクスを再検査するため、ステ
ップS105では再度、多層膜ブランクスの上層にレジ
ストを形成し、所定の露光装置で露光または描画を行
い、現像後、多層膜ブランクスの有効エリアの全面にラ
インアンドスペースパターンを形成する。通常多層膜ブ
ランクスの有効エリアは100平方cm以上あり、一方、
i線露光装置,KrFエキシマレーザ露光装置,ArF
エキシマレーザ露光装置,EUV露光装置などの縮小投
影露光装置や等倍X線露光装置などは、ステップアンド
リピートまたはステップアンドスキャンを用いる露光装
置であり、1回あたりの露光フィールドはたかだか10
平方cm程度である。このため、多層膜ブランクスの有効
エリアを全面にわたって露光するには複数回のステップ
アンドリピートまたはステップアンドスキャンが必要で
ある。
【0057】図10(a)に、最初の多層膜ブランクス
検査において、ステップアンドリピートまたはステップ
アンドスキャンを用いる露光装置により多層膜ブランク
ス601の有効エリア701の全面に露光していく状況
を示す。最初の露光フィールド1001から始まり、露
光の順番を示す矢印1005にしたがい合計16回露光
を行い最後の露光フィールド1002を露光し、有効エ
リア701の全面の露光が終わる。ここで、マーク70
2と露光装置の位置決め機構を用いて各露光フィールド
の位置決めを正確に行い、各露光フィールド間の2重露
光を回避する。
【0058】一方、再検査では、前回検査とは異なるラ
インアンドスペースパターンの露光または描画方法をと
る。図10(b)には再検査において、ステップアンド
リピートまたはステップアンドスキャンを用いる露光装
置により多層膜ブランクス601の有効エリア701の
全面に露光していく状況を示す。最初の露光部分100
3から始まり、露光の順番を示す矢印1006にしたが
い合計25回露光を行い最後の露光部分1004を露光
し、有効エリア701の全面の露光が終わる。ここで、
最初の検査での各露光フィールド間の境界、例えば、境
界1009を含むように露光フィールド1007を露光
し、また境界1010を含むように露光フィールド10
08を露光する。これにより最初の検査での各露光フィ
ールド間の境界に存在する可能性のある多層膜ブランク
ス中の欠陥の見落としを回避することができ、検査の分
解能が向上する。
【0059】また、図11に示すように、最初の検査で
露光した露光フィールド1101内のラインアンドスペ
ースパターン1103のスペースの位置に、マーク70
2と露光装置の位置決め機構を用いて各露光フィールド
の位置決めを正確に行い、2回目の検査の露光における
露光フィールド1102内のラインアンドスペースパタ
ーン1104のラインの位置がくるように露光する。こ
れにより最初の検査でラインアンドスペースパターンの
パターン位置の下に存在する可能性のある多層膜ブラン
クス中の欠陥の見落としを回避することができ、検査の
分解能が向上する。
【0060】ステップS105でレーザスキャン露光装
置,電子線描画装置等を用いてラインアンドスペースの
レジストパターンを多層膜ブランクスの有効エリア全面
に形成する場合は、図12に示すように、有効エリア7
01の最初の検査で描画した描画フィールド1201内
のラインアンドスペースパターン1203のスペースの
位置に、マーク702と描画装置の位置決め機構を用い
て描画フィールドの位置決めを正確に行い、2回目の検
査の描画におけるラインアンドスペースパターン120
4のラインの位置がくるように描画する。これにより最
初の検査でラインアンドスペースパターンのパターン位
置の下に存在する可能性のある多層膜ブランクス中の欠
陥の見落としを回避することができ、検査の分解能が向
上する。
【0061】再検査がこれ以上必要のない場合、ステッ
プS112に進む。検査終了した多層膜ブランクスに存
在する欠陥の位置,大きさ,個数等の欠陥情報に応じ
て、通常露光用マスクに用いるか、超解像露光用マスク
に用いるかを判断することにより多層膜ブランクスは良
品となる。
【0062】次に本発明の一実施例の多層膜ブランクス
を用いた反射型マスクの製造工程を開示する。図14に
多層膜ブランクス作製,検査を含めた反射型マスク製造
工程を示す。
【0063】石英からなる超平滑基板1にアルミニウム
の薄膜119をイオンビームスパッタリング法で、10
0nmの厚さを蒸着する。次に、イオンビームスパッタ
リング法で多層膜21を蒸着し、多層膜ブランクスを3
枚形成した。多層膜21は1層あたりの膜厚が2.6n
mのMo層と、1層あたり膜厚が4.1nmのSi層を
交互に60層対形成した(図14(a))。
【0064】次に図6のフローにしたがい、本発明の多
層膜ブランクス検査方法と図15に示した検査装置を用
いて多層膜ブランクスを検査し、そのうち2枚は40n
m以上の大きさの欠陥がなく、残りのものは70nmの
大きさの欠陥が2個見つかった。そこで、40nm以上
の大きさの欠陥がない多層膜ブランクスは超解像露光用
マスクとして用いることとし、70nmの大きさの欠陥
が2個見つかった多層膜ブランクスは通常露光用マスク
として用いることとした(図14(b))。
【0065】次に反射型マスクの非反射部となる吸収体
35を形成した(図14(c))。吸収体35の形成に
は多層膜の形成と同様にイオンビームスパッタリング蒸
着法を用いた。吸収体としては120nm厚のCr膜を
形成した。ここで、必要に応じて吸収体形成前後に、軽
元素からなる保護膜を形成してもよい。
【0066】次に吸収体35をパターニングし、所望の
吸収体パターンを形成するため、前記吸収体の上にレジ
ストを形成し(図14(d))、マーク701を基準に
して、電子線ビーム描画によるリソグラフィ技術でレジ
ストパターンを形成した(図14(e))。ここで、4
0nm以上の大きさの欠陥がない多層膜ブランクスには
超解像露光用マスクとして使用するため、最小寸法32
0nmのゲートパターンと最小寸法320nmのホール
パターンを形成した。また、70nmの大きさの欠陥が
2個見つかった多層膜ブランクスには通常露光用マスク
として使用するため、最小寸法440nmの配線パター
ンを形成した。
【0067】次にレジストパターンをマスクとして吸収
体を反応性イオンエッチングにより加工し、吸収体35
のパターンを形成した(図14(f))。次にレジスト
パターンを除去した(図14(g))。作製した反射型
マスクの外観検査を行い、形成した吸収体パターンに欠
陥がないことを確認した。
【0068】上記で作製した反射型マスクを用いてデバ
イス作製を行った。図20にデバイス作製工程フローを
示す。まずステップS2001の酸化工程ではウェハの
表面を酸化させる。ステップS2002のCVD工程で
はウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステップS2003
の配線工程ではウェハに電極となる配線材料を蒸着法に
より形成する。ステップS2004のインプラ工程では
ウェハにイオンを打ち込む。ステップS2005のレジ
スト膜形成工程では、ウェハにレジストを塗布し、プリ
ベーク処理する。ステップS2006の露光工程では図
21に示すEUV露光装置によって上記で作製した反射型
マスクの回路パターンをウェハに転写露光する。ステッ
プS2007の現像工程ではウェハを現像する。ステッ
プS2008のエッチング工程では現像して残ったレジスト
像以外の部分をドライエッチングを用いて除去する。ス
テップS2009のレジスト除去工程ではレジストを取
り除く。これらのステップを繰り返し行うことによっ
て、ウェハ上に多層の回路パターンが形成される。
【0069】本発明のデバイスの製造方法を用いれば、
従来、EUV用反射型マスクに存在する位相の変化をも
たらす欠陥により製造が困難で歩留まりが低かった高集
積半導体デバイスを、欠陥のないEUV用反射型マスク
を用いて歩留まり高く製造することができる。
【0070】また本発明である多層膜ブランクスまたは
反射型マスクの検査方法は、多層膜ブランクスにレジス
トパターンを形成した後、その多層膜ブランクスをEU
V光で露光しウェハ上のレジスト等に転写して形成した
レジストパターンと、多層膜ブランクスに形成したパタ
ーンを比較する手段として、多層膜ブランクスに形成し
たパターンのデータと転写したパターンを比較する方
法,転写したパターンを別の場所の転写した同じパター
ンとを比較する方法,転写したパターンそのものを検査
する方法の少なくともいずれか1つを行うことを特徴と
する。
【0071】また図15に示すように、本発明の多層膜
ブランクスまたは反射型マスクの検査装置2202は、
多層膜ブランクスにレジストパターンを形成する装置15
01と、その多層膜ブランクスをEUV光で露光しウェハ
等のレジスト等に転写する装置1502と、転写したレ
ジストを現像してレジストパターンを形成する装置15
03と、多層膜ブランクスに形成したレジストパターン
と、上記多層膜ブランクスを転写して形成したレジスト
パターンの欠陥を検査する装置1504を有する。ここ
で、図の1507は洗浄装置である。
【0072】上記多層膜ブランクスを転写して形成した
レジストパターンの欠陥を検査する装置1504の例と
して、図16に光顕微鏡を用いた例、図17に光散乱を
用いた例、図18にOPF法を用いた例、図19に電子
線顕微鏡を使った例を示す。
【0073】ここで、上記図16の1601は光源、1
602は照明光学系、1603は対物レンズ系、160
4は検出器、1605はA/D変換機、1606はコン
ピュータおよび制御装置および欠陥情報記憶装置および
検査結果判別機、1607は多層膜ブランクスおよびウ
ェハ、1609はステージ、1610は入射光、1611は
反射光を示す。
【0074】また、上記図17の1701はレーザ光
源、1702は照明光学系、1703は多層膜ブランク
スおよびウェハ、1704は集光レンズ、1705は検
出装置、1708はA/D変換機、1709はコンピュ
ータおよび制御装置および欠陥情報記憶装置および検査
結果判別機、1710はステージ、1711は散乱光、
1712は受光器を示す。
【0075】また、上記図18の1801はコヒーレン
ト光源、1802は照明光学系、1803は多層膜ブラ
ンクスおよびウェハ、1804はフーリエ変換レンズ、
1805はオプチカルフィルタ、1806は逆フーリエ
変換レンズ、1807は受光器、1808は検出装置、
1809はコンピュータおよび制御装置および欠陥情報
記憶装置および検査結果判別機、1810はステージ、
1811は反射光、1812は入射光、1813は反射
鏡を示す。
【0076】また、上記図19の1901は電子銃、1
902は電子ビーム、1903は収束レンズ、1904
は対物レンズ、1905はレジストパターンを形成した
多層膜ブランクスまたはウェハ、1906は偏向コイ
ル、1907は2次電子、1908は2次電子検出器、19
09はA/D変換機、1910は画像メモリ、1911
は画像処理装置、1912はディスプレイ、1913は
マスクカセット、1914は試料室、1915はXYステー
ジ、1916はコンピュータおよび制御装置および欠陥
情報記憶装置、1917はA/D変換機を示す。
【0077】図22には、シンクロトロン放射光光源2
201を用いたEUVマスク検査装置2202ならびに
デバイスを作製するためのEUV露光装置2203を含
む露光システムを示す。図の2201はシンクロトロン
放射光光源、2202は多層膜ブランクスまたは反射型
マスクの検査装置、2203はEUV露光装置、2204は
入射器である。このようなシステムを用い、シンクロト
ロン放射光光源をEUV光源に用いると、マスク検査装置
の光源とデバイス作製用露光装置の光源を共有すること
ができる。
【0078】ここでは、多層膜で用いた材料に関して、
Mo/Si系多層膜の場合のみを説明したが、本発明
は、ここで述べたような材料に制限されることなく、例
えば、NiCr/C,Ni/V,Ni/Ti,W/C,
Ru/C,Rh/C,Ru/BN,Rh/BC,RhR
u/BN,Ru/BC,Mo/SiC,Pd/BN,A
g/BN,Mo/SiN,Mo/BC,Mo/C,Ru
/Beなどの多層膜の形成可能な材料であれば、実施可
能である。
【0079】
【発明の効果】以上述べてきたように、多層膜ブランク
スの検査および製造において、本発明の検査方法,検査
装置および製造方法を適用することによって、EUV用
反射型マスクに存在する位相の変化をもたらす欠陥を短
時間で検査でき、また、多層膜ブランクスの欠陥の度合
いによって、多層膜ブランクスの反射型マスクへの適用
も可能となり、多層膜ブランクスおよび反射型マスクの
歩留まり向上と低コストが可能となる。また、本発明の
デバイスの製造方法を用いれば、従来ではEUV用反射
型マスクに存在する位相の変化をもたらす欠陥により製
造が困難で歩留まりが低かった信頼性の高い高集積半導
体デバイスを、欠陥のないEUV用反射型マスクを用い
て歩留まり高く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のEUV露光装置の説明図。
【図2】従来のEUV用反射型マスクの断面図。
【図3】従来のEUV反射型マスク作製工程を示す断面
図。
【図4】従来の修正可能な欠陥を有する反射型マスクの
断面図および平面図。
【図5】従来の多層膜中に欠陥を有する反射型マスクを
示す断面図。
【図6】本発明の一実施例のブランクスおよびマスクの
検査フロー図。
【図7】多層膜ブランクスの一例を示す断面図。
【図8】本発明の一実施例の多層膜ブランクスの平面
図。
【図9】本発明の一実施例の検査装置の一部であるEU
V露光装置の説明図。
【図10】本発明の一実施例のブランクスにレジストパ
ターンを形成する露光方法の説明図。
【図11】本発明の一実施例のブランクスにレジストパ
ターンを形成する露光方法の説明図。
【図12】本発明の一実施例のブランクスにレジストパ
ターンを形成する描画方法の説明図。
【図13】本発明の一実施例のEUV露光装置に用いる
露光光源の説明図。
【図14】本発明の一実施例のEUV反射型マスク作製
工程を示す断面図。
【図15】本発明の一実施例の検査装置のブロック図。
【図16】本発明の一実施例の検査装置の要部ブロック
図。
【図17】本発明の一実施例の検査装置の要部ブロック
図。
【図18】本発明の一実施例の検査装置の要部ブロック
図。
【図19】本発明の一実施例の検査装置の要部ブロック
図。
【図20】半導体装置等の製造工程図。
【図21】本発明の一実施例のEUV反射型マスクを用
いたEUV露光装置のブロック図。
【図22】EUV反射型マスク検査システムとデバイス
作製システムの概念図。
【符号の説明】
1…超平滑基板、2…多層膜、3…非反射部(または反
射率の低い領域)、4…入射EUVまたは真空紫外線ま
たはX線、5…集束イオンビーム、7…反射鏡用多層
膜、11…基板、21…反射部、22…多層膜パターン
(反射率の高い領域)、35…吸収体、38…レジス
ト、39…レジストパターン、41…反射真空紫外線ま
たはX線、42…入射角、381…レジストパターン、
81…反射型マスク、82…ウェハ、83…マスクステ
ージ、84…ウェハステージ、85…アライメント装
置、86…制御装置、87…駆動装置、88…駆動装
置、89…X線源、90…反射鏡、91…反射鏡、92
…反射鏡、93…反射鏡、94…反射鏡、95…結像光
学系、96…同期走査方向、119…基板と多層膜間の
薄膜層、401…白欠陥、402…黒欠陥、501…異
物による欠陥、502…スクラッチによる欠陥、503
…多層膜中の異物、504…スクラッチ、601…多層
膜ブランクス、701…有効エリア、702…マーク、
703…チップ領域、1101…露光フィールド、11
02…露光フィールド、1103…ラインアンドスペー
スパターン、1104…ラインアンドスペースパター
ン、1201…描画フィールド、1203…ラインアン
ドスペースパターン、1204…2回目以降の検査で描
画するラインアンドスペースパターン、1301…光
軸、1302…輪帯開口部、1303…暗部、1304
…4開口形状、1305…部分開口部、1306…部分
絞り(暗部)、1307…通常光源、1501…多レジ
ストを形成する装置、1502…EUV露光装置、15
03…ウェハ現像装置、1504…パターン検査装置、15
05…多層膜ブランクスの動き、1506…ウェハの動
き、1507…多層膜ブランクス洗浄装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺澤 恒男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に極紫外線が反射可能な多層膜が形成
    されたブランクスに、剥離可能なパターンを形成する工
    程と、上記パターンを有する多層膜ブランクスを極紫外
    線で所定の光学系を介して露光転写して像を得る工程
    と、上記像の検査をする工程とを含むことを特徴とする
    ブランクスの検査方法。
  2. 【請求項2】基板に極紫外線が反射可能な多層膜が形成
    されたブランクスに、剥離可能なパターンを形成する工
    程と、上記パターンを有する多層膜ブランクスを極紫外
    線で所定の光学系を介して露光転写して像を得る工程
    と、上記像と上記ブランクスに形成したパターンもしく
    はそのデータを比較する工程とを含むことを特徴とする
    ブランクスの検査方法。
  3. 【請求項3】基板に極紫外線が反射可能な多層膜が形成
    されたブランクスに、剥離可能なパターンを形成する工
    程と、上記パターンを有する多層膜ブランクスを極紫外
    線で所定の光学系を介して露光転写して像を得る工程
    と、上記像の検査をする工程と、上記像の検査結果に応
    じて適用する反射型マスクを判断する工程を含むことを
    特徴とするブランクスの検査方法。
  4. 【請求項4】基板に極紫外線が反射可能な多層膜が形成
    されたブランクスに、剥離可能なパターンを形成する装
    置と、上記パターンを有する多層膜ブランクスを極紫外
    線で所定の光学系を介して露光転写して像を得る装置
    と、上記像を検査する装置と、上記検査の結果を記憶す
    る装置を含むことを特徴とするブランクスの検査装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載のブランクスの検査方法を用
    いて作製されたことを特徴とする反射型マスク。
  6. 【請求項6】請求項5記載の反射型マスクを用いてウェ
    ハにパターンを露光し、転写する工程を有することを特
    徴とするデバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の製造方法によって製造され
    たことを特徴とするデバイス。
JP15713098A 1998-06-05 1998-06-05 ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置 Pending JPH11354404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15713098A JPH11354404A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15713098A JPH11354404A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11354404A true JPH11354404A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15642869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15713098A Pending JPH11354404A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11354404A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002246299A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 反射型露光マスク、反射型露光マスクの製造方法、及び半導体素子
JP2003506880A (ja) * 1999-07-29 2003-02-18 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 反射型リソグラフィマスク構造及びその製造方法
US6954266B2 (en) 2001-10-05 2005-10-11 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Method and apparatus for inspecting multilayer masks for defects
WO2006030627A1 (ja) * 2004-09-17 2006-03-23 Asahi Glass Company, Limited Euvリソグラフィ用反射型マスクブランクスおよびその製造方法
JP2009534860A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 投影露光システム及びその使用方法
JP2009290002A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
US7662263B2 (en) * 2002-09-27 2010-02-16 Euv Llc. Figure correction of multilayer coated optics
JP2010129755A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Renesas Technology Corp マスク欠陥検査方法および半導体装置の製造方法
US7911600B2 (en) 2007-10-04 2011-03-22 Renesas Electronics Corporation Apparatus and a method for inspection of a mask blank, a method for manufacturing a reflective exposure mask, a method for reflective exposure, and a method for manufacturing semiconductor integrated circuits
JP2012142468A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Toshiba Corp Euvマスク用ブランクの良否判定方法及びeuvマスクの製造方法
JP2012235043A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Lasertec Corp Euvマスク検査装置、euvマスク検査方法
JP2013026253A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Renesas Electronics Corp マスク検査方法、マスク検査装置、およびマスク製造方法
JP2013093588A (ja) * 2012-12-06 2013-05-16 Renesas Electronics Corp 反射型マスクの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法
JP2013520690A (ja) * 2010-02-22 2013-06-06 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー マスク検査装置の照明系及び投影対物系
JP2013219339A (ja) * 2012-03-12 2013-10-24 Hoya Corp 反射型マスクブランク及び反射型マスクの製造方法、並びにマスクブランク及びマスクの製造方法
JP2013251389A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toshiba Corp 荷電ビーム描画装置及び描画データ作成装置
JP2017053792A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社東芝 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506880A (ja) * 1999-07-29 2003-02-18 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 反射型リソグラフィマスク構造及びその製造方法
JP4868675B2 (ja) * 1999-07-29 2012-02-01 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 反射型リソグラフィマスク構造及びその製造方法
JP2002246299A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 反射型露光マスク、反射型露光マスクの製造方法、及び半導体素子
US6954266B2 (en) 2001-10-05 2005-10-11 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Method and apparatus for inspecting multilayer masks for defects
US7662263B2 (en) * 2002-09-27 2010-02-16 Euv Llc. Figure correction of multilayer coated optics
WO2006030627A1 (ja) * 2004-09-17 2006-03-23 Asahi Glass Company, Limited Euvリソグラフィ用反射型マスクブランクスおよびその製造方法
JP2009534860A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 投影露光システム及びその使用方法
US8908149B2 (en) 2006-04-24 2014-12-09 Carl Zeiss Smt Gmbh Projection exposure system and use thereof
US7911600B2 (en) 2007-10-04 2011-03-22 Renesas Electronics Corporation Apparatus and a method for inspection of a mask blank, a method for manufacturing a reflective exposure mask, a method for reflective exposure, and a method for manufacturing semiconductor integrated circuits
JP2009290002A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2010129755A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Renesas Technology Corp マスク欠陥検査方法および半導体装置の製造方法
US10114293B2 (en) 2010-02-22 2018-10-30 Carl Zeiss Smt Gmbh Illumination system and projection objective of a mask inspection apparatus
JP2013520690A (ja) * 2010-02-22 2013-06-06 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー マスク検査装置の照明系及び投影対物系
JP2012142468A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Toshiba Corp Euvマスク用ブランクの良否判定方法及びeuvマスクの製造方法
TWI450027B (zh) * 2011-01-04 2014-08-21 Toshiba Kk Method for determining the method of determination of the substrate for the EUV mask and the manufacturing method of the EUV mask
US8423926B2 (en) 2011-01-04 2013-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Acceptance determining method of blank for EUV mask and manufacturing method of EUV mask
KR101281398B1 (ko) * 2011-01-04 2013-07-02 가부시끼가이샤 도시바 Euv 마스크용 블랭크의 불량 판정 방법 및 euv 마스크의 제조 방법
JP2012235043A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Lasertec Corp Euvマスク検査装置、euvマスク検査方法
JP2013026253A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Renesas Electronics Corp マスク検査方法、マスク検査装置、およびマスク製造方法
JP2013219339A (ja) * 2012-03-12 2013-10-24 Hoya Corp 反射型マスクブランク及び反射型マスクの製造方法、並びにマスクブランク及びマスクの製造方法
JP2017227933A (ja) * 2012-03-12 2017-12-28 Hoya株式会社 反射型マスクブランク及び反射型マスクの製造方法、並びにマスクブランク及びマスクの製造方法
JP2013251389A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toshiba Corp 荷電ビーム描画装置及び描画データ作成装置
JP2013093588A (ja) * 2012-12-06 2013-05-16 Renesas Electronics Corp 反射型マスクの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法
JP2017053792A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社東芝 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4374735B2 (ja) 反射型軟x線顕微鏡、マスク検査装置及び反射マスクの製造方法
US7407729B2 (en) EUV magnetic contrast lithography mask and manufacture thereof
EP1412817B1 (en) Damascene extreme ultraviolet lithography (euvl) photomask and method of making
US8771905B2 (en) Exposure mask and method for manufacturing same and method for manufacturing semiconductor device
JPH11354404A (ja) ブランクスおよび反射型マスクの検査方法および検査装置
US20140063490A1 (en) Wave front aberration metrology of optics of euv mask inspection system
US20030039922A1 (en) Method of making an integrated circuit using a reflective mask
TWI574099B (zh) Flash measurement mask, flash measurement method, and exposure method
US20060292459A1 (en) EUV reflection mask and method for producing it
JP3412898B2 (ja) 反射型マスクの作製方法と作製装置、これによる反射型マスクを用いた露光装置とデバイス製造方法
TWI289331B (en) Fabrication method of semiconductor integrated circuit device and method for making photomask
US20220334463A1 (en) Mask for euv lithography and method of manufacturing the same
US9607833B2 (en) System and method for photomask particle detection
US7167582B2 (en) Mask inspection method, mask defect inspection system, and method of production of mask
US7543948B2 (en) Multilayer mirror manufacturing method, optical system manufacturing method, exposure apparatus, and device manufacturing method
CN112305856B (zh) 极紫外光微影光罩与图案化半导体晶圆的方法
JPH11219891A (ja) マスクの検査方法および装置
US6872497B1 (en) Reflective mask for short wavelength lithography
JP2002313694A (ja) 反射マスク
US7101645B1 (en) Reflective mask for short wavelength lithography
US7102734B2 (en) Exposure apparatus
JP2000031021A (ja) 反射型マスクおよびそれを用いたデバイスの製造方法
KR20230009819A (ko) 극자외선 마스크를 위한 격자간 유형 흡수제
US6896999B2 (en) Method of exposing a semiconductor wafer in an exposer
JPS6083019A (ja) パタ−ン反射型投影露光方法