JPH11352967A - 効果付加装置 - Google Patents

効果付加装置

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JPH11352967A
JPH11352967A JP10179600A JP17960098A JPH11352967A JP H11352967 A JPH11352967 A JP H11352967A JP 10179600 A JP10179600 A JP 10179600A JP 17960098 A JP17960098 A JP 17960098A JP H11352967 A JPH11352967 A JP H11352967A
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JP10179600A
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Inventor
Teruo Jinbo
輝雄 神保
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SN比の低下や波形歪みを防止し得る効果付
加装置を実現する。 【解決手段】 楽音波形WがスレッシュレベルTHより
小さいとそのまま次段に出力され、スレッシュレベルT
Hを超えると波形Wαβ+γに変換されて、次段のD/
A変換器の最大入力レベルに相当するリミットレベルL
Tと大小比較され、リミットレベルLTより小さいと波
形Wαβ+γが次段に出力され、リミットレベルLTを
超えるとリミット値LMTが次段に供給される。つま
り、スレッシュレベルTHを超えてリミットレベルLT
に至るコンプレッサ領域を備えた為、従来ではリミッタ
領域に入るようなレベルの入力波形であっても、レベル
圧縮するので、波形歪みを改善でき、しかもリミット値
をD/A変換器の最大入力レベルに一致させるよう高め
に設定するから、十分なダイナミックレンジを確保して
SN比向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器などに用
いて好適な効果付加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力される波形レベルが過大
な場合に、その波形レベルを抑えて出力波形歪みを回避
する、所謂リミッタ効果を付加する効果付加装置とし
て、例えば図13に図示する構成のものが知られてい
る。この図において、81は音源側(図示略)から供給
される楽音波形Wと、出力レベルレジスタ80にストア
される係数outとを乗算して、レベル設定された波形
W・outを出力する乗算器である。82は本装置の後
段に設けられるD/A変換器の変換ビット数(ダイナミ
ックレンジ幅)で決るリミットレベルと波形W・out
とを大小比較した結果に応じたセレクト信号SELを発
生するリミットレベル判定手段である。84は入力端A
に波形W・outが供給される一方、リミットレジスタ
83から読み出される固定的なリミット値が入力端Bに
供給され、上記セレクト信号SELに応じて入力端A,
Bのいずれかを選択して出力するセレクタである。
【0003】上記構成によれば、波形W・outがD/
A変換器の変換ビット数で決るリミットレベル以下であ
ると、セレクタ84の入力端A側に供給される波形W・
outが選択されてそのまま次段へ出力され、一方、波
形W・outがリミットレベルを超えた時には入力端B
側に供給される固定的なリミット値が次段に出力され、
このようにすることで図14に図示する入出力特性を実
現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
入出力特性を持つ従来の効果付加装置では、頻繁にリミ
ッタ領域に入るような波形W・outがあると、リミッ
トされる毎に波形値が固定的なリミット値に置換される
為、本来の波形とは掛離れた楽音的に不自然な聞きづら
い雑音となる弊害がある。一方、そうした弊害を回避す
る為には、リミット値を高めに設定しておけば良い訳で
あるが、そうすると今度は、入力レベルが小さい波形、
例えば、単音をピアニシモで弾くような小さな音の場
合、次段のD/A変換器において十分なダイナミックレ
ンジを確保できず、結果としてSN比が低下する問題が
生じる。
【0005】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、SN比の低下や波形歪みを防止するこ
とができる効果付加装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、前段から供給される入
力波形のレベルが次段のD/A変換器の最大入力レベル
を超過する場合に、その入力波形のレベルを前記最大入
力レベルに相当するリミット値に置換して波形歪みを抑
止する効果付加装置において、前記入力波形が第1のレ
ベルを超えたか否かを判断し、第1のレベルより小さい
場合にはその入力波形をそのまま次段へ出力し、一方、
第1のレベルを超えた場合には当該入力波形を圧縮波形
に変換する第1のレベル判定手段と、この第1のレベル
判定手段によって変換された圧縮波形が前記リミット値
を超えたか否かを判断し、リミット値より小さい場合に
はその圧縮波形を次段へ出力し、一方、リミット値を超
えた場合には当該リミット値を次段に供給する第2のレ
ベル判定手段とを具備することを特徴とする。
【0007】上記請求項1に従属する請求項2に記載の
発明によれば、前記第1のレベル判定手段は、入力波形
が第1のレベルを超えた場合、その入力波形に対して乗
算係数βを乗算した後に加算係数γを加算して圧縮波形
に変換することを特徴としている。
【0008】また、好ましい態様として請求項3に記載
の発明によれば、前記第1のレベル判定手段は、入力波
形のレベルに応じて第1のレベルを異ならせることを特
徴とする請求項1記載の効果付加装置。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
前記第1のレベル判定手段は、音量出力を調整するボリ
ューム操作子の操作量に応じて第1のレベルを異ならせ
ることを特徴とする。
【0010】加えて、請求項5に記載の発明によれば、
前記第1のレベル判定手段は、入力波形を圧縮波形に変
換する際に用いる乗算係数βおよび加算係数γを、当該
入力波形のレベルに応じて異ならせることを特徴とす
る。
【0011】本発明では、入力波形が第1のレベルより
小さければそのまま次段に出力され、第1のレベルを超
えると圧縮波形に変換されて、次段のD/A変換器の最
大入力レベルに相当するリミット値と大小比較され、リ
ミット値より小さければ圧縮波形が次段に出力され、リ
ミット値を超えると当該リミット値が次段に供給される
ようにしたので、第1のレベルを超えてリミット値に至
るコンプレッサ領域を備えることとなり、この為、従来
ではリミッタ領域に入るようなレベルの入力波形であっ
ても、このコンプレッサ領域にてそのレベルを圧縮させ
るから、波形歪みを改善でき、しかもリミット値をD/
A変換器の最大入力レベルに一致させるよう高めに設定
するから、レベルの小さな入力波形についても、次段の
D/A変換器において十分なダイナミックレンジを確保
でき、これ故、SN比の向上を図ることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による効果付加装置は、周
知の電子楽器の他、コンサートホールやスタジオの音響
効果を制御する音響制御装置などに適用され得る。以下
では、本発明の実施の一形態による電子楽器を実施例と
し、これについて図面を参照して説明する。
【0013】A.第1実施例 (1)全体構成 図1は、本発明の第1実施例による電子楽器の構成を示
すブロック図である。この図において、1は押離鍵操作
に応じたキーオン/キーオフ信号、キーコードおよび押
鍵速度(強度)に対応したベロシティ等の演奏情報を発
生する鍵盤である。2は操作パネルであり、パネルスイ
ッチ部2aおよび表示部2bから構成される。パネルス
イッチ部2aは、パネル面に配設される各種スイッチや
ボリューム操作子を備え、各スイッチ操作に対応したス
イッチ信号およびボリューム操作に対応した操作信号を
それぞれ発生する。表示部2bはLCDパネルや複数の
LED(発光素子)から構成され、LCDパネル側には
後述するCPU3から供給される表示制御信号に従って
各種の設定値や動作モードが表示され、一方、複数のL
EDは上記パネルスイッチ部2aの操作状態を表示す
る。
【0014】3は楽器各部を制御するCPUである。4
はCPU3にロードされる各種制御プログラムを記憶す
るROM(プログラムメモリ)である。5はCPU3の
ワークエリアとして用いられるRAM(ワークメモリ)
であり、各種のレジスタやフラグデータが一時記憶され
る。6は周知の波形メモリ読み出し方式によって構成さ
れ、時分割動作する複数の同時発音チャンネルを備える
音源である。この音源6では、鍵盤1から供給される演
奏情報に基づきCPU3が生成する楽音パラメータに従
って波形メモリ7から指定音色の波形データを読み出し
て楽音合成し、これを楽音波形Wとして次段のDSP8
に供給する。
【0015】8はCPU3の制御の下に、音源6から供
給される楽音波形Wについて効果付加するデジタル・シ
グナル・プロセッサ(以下、DSPと略記する)であ
り、その特徴的な構成については追って詳述する。9は
このDSP8から出力される効果付加された楽音波形W
をアナログ形式の楽音信号に変換するD/A変換器であ
る。10はD/A変換器9より出力される楽音信号につ
いて、ノイズ除去を目的としたフィルタリングや、フィ
ルタリングされた楽音信号をボリューム操作に応じて増
幅した後にスピーカから発音するサウンドシステムであ
る。
【0016】(2)DSP8の構成 次に、図2を参照してDSP8の構成について説明す
る。この図において、20は出力レベルレジスタであ
り、D/A変換器9のビット精度に対応させた出力レベ
ル係数αがCPU3によりストアされる。21は、音源
6から供給される楽音波形Wと上記出力レベルレジスタ
20から読み出される出力レベル係数αとを乗算して波
形Wαを発生する乗算器である。22は、スレッシュレ
ベルレジスタ23にストアされるスレッシュレベルTH
と波形Wαとを大小比較し、TH≦Wαなる場合に
「1」、それ以外は「0」のセレクト信号SEL1を発
生するスレッシュレベル判定回路である。なお、レジス
タ23にストアされるスレッシュレベルTHは、予め所
定の固定値としてセットしておく態様でも良いし、ある
いは楽音波形Wのレベルもしくはボリューム操作子の操
作量に応じて変化する値としてCPU3が算出してセッ
トする態様としても良い。
【0017】24は、波形Wαに対して、コンプレッサ
乗算係数レジスタ25から読み出されるコンプレッサ乗
算係数βを乗算して波形Wαβを発生する乗算器であ
る。なお、このコンプレッサ乗算係数βは0<β≦1な
る値をとるものであり、その値としては予め所定の固定
値として上記レジスタ25にセットする態様でも良い
し、楽音波形Wのレベルに応じて変化する値としてCP
U3が算出してセットする態様としても良い。26は、
上記乗算器24の出力に、コンプレッサ加算係数レジス
タ27から読み出されるコンプレッサ加算係数γを加算
して波形Wαβ+γを出力する加算器である。
【0018】28は、上記加算器26から出力される波
形Wαβ+γと、後段のD/A変換器9(第1図参照)
の変換ビット数で決るリミットレベルLTとを大小比較
し、LT≦Wαβ+γなる場合に「1」、それ以外は
「0」のセレクト信号SEL2を発生するリミットレベ
ル判定回路である。30はセレクト信号SEL1,SE
L2に基づき、入力端A〜Cに供給される信号のいずれ
かを選択して次段へ出力するセレクタである。
【0019】このセレクタ30では、セレクト信号SE
L1,SEL2が共に「0」の場合、つまり、波形Wα
がスレッシュレベルTH以下である時には入力端Aに供
給される波形Wαを選択して次段へ出力する。また、セ
レクト信号SEL1が「1」で、セレクト信号SEL2
が「0」の場合、すなわち、波形Wαがスレッシュレベ
ルTHを超え、かつ波形Wαβ+γがリミットレベルL
T以下である時には入力端Bに供給される波形Wαβ+
γを選択して次段へ出力する。さらに、セレクト信号S
EL1が「1」で、セレクト信号SEL2が「1」の場
合、すなわち、波形Wαβ+γがリミットレベルLTを
超えた時には入力端Cに供給されるリミット値LMTを
選択して次段へ出力する。なお、ここで言うリミット値
LMTとは、D/A変換器9の変換ビット数で決るリミ
ットレベルに対応する値であり、リミット値レジスタ2
9にセットされる固定値を指す。
【0020】さて、上記構成によるDSP8では、音源
6から供給される楽音波形Wに対し、D/A変換器9の
ビット精度に対応させた出力レベル係数αを乗算して波
形Wαを生成する。そして、この波形Wαがスレッシュ
レベルTH以下である場合には、スレッシュレベル判定
回路22およびリミットレベル判定回路28は共に
「0」のセレクト信号SEL1,SEL2を出力するの
で、セレクタ30は入力端Aに供給される波形Wαを選
択して次段のD/A変換器9に出力する。一方、波形W
αがスレッシュレベルTHを超え、かつリミットレベル
LT以下の場合には、スレッシュレベル判定回路22が
「1」のセレクト信号SEL1を、リミットレベル判定
回路28が「0」のセレクト信号SEL2をそれぞれ出
力するので、セレクタ30は入力端Bに供給される波形
Wαβ+γを選択して次段のD/A変換器9に出力す
る。そして、波形WαがリミットレベルLTを超えた時
にはスレッシュレベル判定回路22およびリミットレベ
ル判定回路28が共に「1」のセレクト信号SEL1,
SEL2をそれぞれ出力するので、セレクタ30は入力
端Cに供給されるリミット値LMTを選択して次段のD
/A変換器9に出力する。
【0021】つまり、このDSP8においては、図3に
図示した入出力特性から判るように、スレッシュレベル
TH迄は、D/A変換器9のビット精度に対応させた出
力レベル係数αが乗算された波形Wαを次段のD/A変
換器9に出力するが、スレッシュレベルTHを超えてリ
ミットレベルLTに至る範囲に入ると、この波形Wαを
波形Wαβ+γ(但し、0≦β<1)にレベル変換する
コンプレッサ領域となる為、従来ではリミッタ領域に入
るようなレベルの波形であっても、このコンプレッサ領
域にてそのレベルを圧縮させるから、波形歪みを改善す
ることが可能になっている。しかも、こうしたことによ
り、リミット値LMTをDAC最大入力に一致させるよ
う高めに設定できる為、例えば、単音をピアニシモで弾
くようなレベルの小さな波形についても、次段のD/A
変換器9において十分なダイナミックレンジを確保で
き、この結果、SN比の向上を図ることができる訳であ
る。
【0022】なお、この実施例においては、上述したコ
ンプレッサ領域を固定的なものとして説明したが、これ
に限らず、DSP8に供給される楽音波形Wとボリュー
ム操作とに対応させてスレッシュレベルTHを変化させ
ることによって、コンプレッサ領域範囲を可変制御する
態様としても良い。このようにすれば、急激にレベル変
化する波形について十分なダイナミックレンジを確保で
きる上、波形歪みも極力抑えることが可能になる。ま
た、上述した実施例では、コンプレッサ領域における波
形の入出力関係を線形特性で規定したが、これに限定さ
れず、非線形的な特性でコンプレッサ領域における波形
の入出力関係を定義することも勿論可能である。
【0023】B.第2実施例 (1)構成 次に、本発明による第2実施例の構成について図面を参
照して説明する。図4は第2実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、上述した第1実施例と共通する各要素には
それぞれ同一の番号を付し、その説明を省略している。
この図に示す第2実施例が、上述の第1実施例と相違す
る点は、ボリューム操作位置を検出し、検出したボリュ
ーム操作位置に応じて、DSP8が音量に依存した人間
の聴感特性を補うようにコンプレッサ効果を付加するこ
とにあり、以下そうした構成について説明して行く。
【0024】まず図4において、10aはD/A変換器
9から出力されるアナログ形式の楽音波形に対してノイ
ズ除去を目的としたフィルタリングを施すアナログフィ
ルタである。10bは音量出力レベルを調節するボリュ
ーム操作子を備えるボリューム回路である。10cは上
記ボリューム操作子の操作位置を検出するボリューム位
置検出回路である。ボリューム回路10bおよびボリュ
ーム位置検出回路10cは図5に図示する回路構成をな
している。
【0025】すなわち、図5に示す通り、ボリューム回
路10bには2連可変抵抗VR1,VR2が設けられて
おり、ボリューム操作に応じてこの2連可変抵抗VR
1,VR2の可動子側が摺動すると、一方の可変抵抗V
R1ではこれに応じてアナログフィルタ10aの出力を
レベル制御して次段のアンプ10dに供給する。これに
対して、他方の可変抵抗VR2では基準電圧Vrefを分
圧してボリューム位置検出回路10c側が備えるA/D
変換器10c−1に入力する。これにより、A/D変換
器10c−1は、ボリューム操作に対応して基準電圧V
refから分圧された電圧データDrefを発生する。そし
て、ボリューム位置検出回路10cではこの電圧データ
Drefをボリューム操作位置に変換してCPU3に供給
する。
【0026】なお、電圧データDrefをボリューム操作
位置に変換する態様としては、例えば、ROM等を用い
て、予め電圧データDrefとボリューム操作位置とを対
応付けたデータテーブルを設けておき、A/D変換器1
0c−1から電圧データDrefが出力される毎に、この
電圧データDrefを読み出しアドレスとして、変換され
たボリューム操作位置をデータテーブルから読み出す態
様としても良いし、あるいはA/D変換器10c−1が
出力する電圧データDrefをそのままCPU3に入力さ
せ、CPU3にて電圧データDrefをボリューム操作位
置に変換するようにしても良い。
【0027】次に、以上のようにして検出されるボリュ
ーム操作位置に基づき、音量に依存した人間の聴感特性
を補うようにコンプレッサ効果を付加するDSP8の構
成について図6を参照して説明する。図6において、4
0は出力レベルレジスタであり、D/A変換器9のビッ
ト精度に対応させた出力レベル係数αがCPU3により
ストアされる。41は、音源6から供給される楽音波形
Wと上記出力レベルレジスタ40から読み出される出力
レベル係数αとを乗算して波形Wαを発生する乗算器で
ある。42は、スレッシュレベルレジスタ43にストア
されるスレッシュレベルTHと波形Wαとを大小比較
し、TH≦Wαなる場合に「1」、それ以外は「0」の
セレクト信号SELを発生するスレッシュレベル判定回
路である。レジスタ23にストアされるスレッシュレベ
ルTHは、ボリューム操作位置に応じて変化する値とし
てCPU3が算出してセットするようになっている。
【0028】44は、波形Wαに対して、コンプレッサ
乗算係数レジスタ45から読み出されるコンプレッサ乗
算係数βを乗算して波形Wαβを発生する乗算器であ
る。コンプレッサ乗算係数βはボリューム操作位置に応
じて変化する値、つまり、音量に依存した人間の聴感特
性を補うよう、0≦β<1なる値域をとるものであり、
CPU3によりセットされる。46は加算器であり、上
記乗算器44の出力に、コンプレッサ加算係数レジスタ
47から読み出されるコンプレッサ加算係数γを加算し
て波形Wαβ+γを出力する。このコンプレッサ加算係
数γについても、上記コンプレッサ乗算係数βと同様、
ボリューム操作位置に応じてCPU3が算出してレジス
タセットするようになっている。48は、スレッシュレ
ベル判定回路42から供給されるセレクト信号SELが
「0」の時に入力端Aに供給される波形Wαを、セレク
ト信号SELが「1」の時に入力端Bに供給される波形
Wαβ+γをそれぞれ選択して次段のD/A変換器9に
出力するセレクタである。
【0029】(2)動作 次に、図7〜図8を参照して第2実施例の動作について
説明する。まず、図示されていないメインルーチンを介
して図7に示すボリューム位置検出処理ルーチンが実行
されると、CPU3はステップSA1に処理を進め、前
述したボリューム位置検出回路10cよりボリューム操
作位置を取得する。なお、このステップSA1において
は、A/D変換器10c−1が出力する電圧データDre
fをそのまま取り込み、CPU3側でこの電圧データDr
efをボリューム操作位置に変換するようにしても良い。
次いで、ステップSA2に進むと、今回取得したボリュ
ーム操作位置が前回取得したものと同一であるか、つま
り、ボリューム操作がなされたかどうかを判断する。こ
こで、今回取得したボリューム操作位置が前回取得した
ものと同一であると、判断結果が「YES」となり、こ
の場合、ボリューム操作がなされていないので、何も処
理せずに本ルーチンを完了する。
【0030】一方、ボリューム操作がなされた場合に
は、上記ステップSA2の判断結果が「NO」となり、
ステップSA3に処理を進める。ステップSA3では、
今回取得したボリューム操作位置をRAM5の所定レジ
スタにセットし、続くステップSA4ではこのレジスタ
セットされたボリューム操作位置に基づき、上述したス
レッシュレベルTH、コンプレッサ乗算係数βおよびコ
ンプレッサ乗算係数γを生成し、それらをDSP8中の
対応するレジスタ43,45,47にそれぞれストアす
る。
【0031】なお、ボリューム操作位置に基づき、上述
したスレッシュレベルTH、コンプレッサ乗算係数βお
よびコンプレッサ乗算係数γを生成する手法としては、
例えば、図8(イ)に図示するように、各ボリューム操
作位置毎に、聴感特性を補うスレッシュレベルTH、コ
ンプレッサ乗算係数βおよびコンプレッサ乗算係数γを
予め実験的に求めてテーブル化しておく。このようにす
れば、同図(ロ)に示す通り、取得したボリューム操作
位置を読みだしアドレスとして、対応する各係数をテー
ブルから読み出すようにすれば、ボリューム操作位置に
応じた最適な聴感特性になるコンプレッサ効果が実現で
きる。つまり、図8(ロ)に示す一例の場合、ボリュー
ム(音量)が小さければ、スレッシュレベルTHを下げ
ておき、このスレッシュレベルTHを超える入力である
と、それをほぼ一定出力になるよう圧縮することによ
り、”小音量時にその中のさらに小さい音が聴き難くな
る”といった人間の聴感特性を補うコンプレッサ効果を
実現できる。そして、ボリューム(音量)が増加するに
連れてスレッシュレベルTHを上げつつ圧縮比率を下げ
ることで自然な聴感特性としている。
【0032】なお、この第2実施例では、DSP8に入
力される楽音波形Wのレベルにのみ着目して、人間の聴
感特性を補うコンプレッサ効果を付加するようにした
が、これに加えて楽音波形Wの周波数に依存した形で聴
感特性を補うような態様も可能である。つまり、人間の
聴感特性によれば、一定の音圧下(音量)の場合、低域
の周波数では小さく聞え、中域で最も大きく(良く)聞
え、さらに高域になると聞き難くなる傾向がある。そこ
で、こうした聴感特性に鑑みて、楽音波形Wにバンドパ
スフィルタリングを施し、各帯域別にレベル補正してユ
ーザー好みの聴感特性となるよう効果付加することも可
能である。また、このような技術は第2実施例にて示し
た電子楽器に限らず、聴覚が衰えた老齢者向けの補聴器
に適用することも考えられる。
【0033】C.第3実施例 次に、本発明による第3実施例の構成について図面を参
照して説明する。図9は第3実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、ここでは上述した第2実施例と共通する要
素には同一の番号を付し、その説明を省略している。こ
の図に示す第3実施例が、上述の第2実施例と相違する
点は、アンプ10dの出力を外部に供給するラインアウ
ト端子11と、この端子11にプラグ接続された場合に
オン状態に設定されるケーブル接続検出スイッチ11a
とを設け、ラインアウト端子11にプラグ接続されてケ
ーブル接続検出スイッチ11aがオン状態になった時に
はフラットに近い最大音量時の特性に設定し、一方、ケ
ーブル接続検出スイッチ11aがオフ状態時では上述の
第2実施例と同様、ボリューム操作位置に応じた最適な
聴感特性になるコンプレッサ効果を付加することにあ
る。つまり、第3実施例では、使用される音響環境に応
じて効果付加する態様を可変させることを特徴としてい
る。
【0034】以下、こうした特徴を有する第3実施例の
動作について図10〜図12を参照して説明する。 メインルーチンの動作 まず、本実施例に電源が投入されると、CPU3はRO
M4に記憶される所定の制御プログラムを自身にロード
した後、図10に示すメインルーチンを実行し、ステッ
プSB1に処理を進める。ステップSB1では、RAM
5に設けられるレジスタやフラグの他、音源6およびD
SP8に設けられる各種レジスタについて初期値セット
やゼロリセットを指示する初期化処理を行う。次いで、
ステップSB2では操作パネルに配設される各種スイッ
チ2の他、上述したケーブル接続検出スイッチ11aに
ついて個々のスイッチ状態を検出するスイッチ処理ルー
チンを実行する。
【0035】そして、ステップSB3では、上記スイッ
チ処理ルーチンにてケーブル接続検出スイッチ11aが
オン状態にあると検出された場合に、DSP8に対して
フラットに近い最大音量時の特性を設定するよう指示
し、一方、オフ状態にあると検出された場合には上述し
た第2実施例と同様、DSP8に対してボリューム操作
位置に応じた最適な聴感特性になるコンプレッサ効果を
設定するよう指示する。この後、ステップSB4では、
押離鍵操作に応じた楽音を生成するよう指示したり、生
成された楽音について効果付加する等の各種楽音処理を
行った後、上述のステップSB2に処理を戻す。以後、
電源スイッチがオフされる迄、ステップSB2〜SB4
を繰り返す。
【0036】スイッチ処理ルーチンの動作 上述したステップSB2を介して本ルーチンが実行され
ると、CPU3はステップSC1に処理を進め、各種ス
イッチを識別するスイッチ番号を初期化した後、最初の
スイッチ番号に対応したスイッチについてその状態を取
得する。続いて、ステップSC2では、全てのスイッチ
について状態取得し終えたか否かを判断し、取得し終え
た時には判断結果が「YES」となり、本ルーチンを完
了させるが、取得中である時には判断結果が「NO」と
なり、次のステップSC3に処理を進める。
【0037】ステップSC3では、取得したスイッチ状
態がオン状態にあるか否かを判断する。ここで、オフ状
態であれば、判断結果が「NO」となり、ステップSC
4に処理を進め、オン中フラグONFおよびNEWオン
フラグNOFをいずれも「0」にセットして両フラグO
NF,NOFを下げる。なお、ここで言うオン中フラグ
ONFとはオン状態が持続されている時に「1」がセッ
トされるフラグを指し、NEWオンフラグNOFとは新
たにオン状態になった時に「1」がセットされるフラグ
を指す。
【0038】一方、上記ステップSC3において、取得
したスイッチ状態がオン状態にあると、判断結果は「Y
ES」となり、次のステップSC5に進み、新たにオン
状態になったものか、あるいは継続してオン状態にある
のかを判断する。つまり、NEWオンフラグNOFが
「1」となっているかどうかを判断する。ここで、NE
WオンフラグNOFが「1」でない場合には、判断結果
が「NO」となり、この場合、ステップSC6に処理を
進め、新たにオン状態になった旨を表わすべく、オン中
フラグONFおよびNEWオンフラグNOFを共に
「1」にして両フラグを立てる。
【0039】これに対し、NEWオンフラグNOFが
「1」である場合、すなわち、継続してオン状態にある
と、ステップSC5の判断結果が「YES」となり、ス
テップSC7に処理を進め、オン状態が持続している旨
を表わすべく、オン中フラグONFを「1」にセット
し、NEWオンフラグNOFを「0」にセットする。こ
のようにして、検出したスイッチ状態を表わすようフラ
グ設定すると、CPU3はステップSC8に処理を進
め、次のスイッチについて状態取得する為、スイッチ番
号をインクリメントして歩進させた後、再びステップS
C2に処理を戻し、これ以後、上述した過程を繰り返し
て、歩進したスイッチ番号に対応するスイッチについて
その状態を順次取得して行く。
【0040】したがって、ラインアウト端子11に外部
接続ケーブルがプラグ接続されていない場合には、ケー
ブル接続検出スイッチ11aはオフ状態を維持するの
で、当該スイッチ11aに対応したオン中フラグONF
およびNEWオンフラグNOFは共に「0」となる。ま
た、ラインアウト端子11に外部接続ケーブルがプラグ
接続され、ケーブル接続検出スイッチ11aが新たにオ
ン状態になった時には、当該スイッチ11aに対応した
オン中フラグONFおよびNEWオンフラグNOFは共
に「1」になる。そして、ラインアウト端子11にプラ
グ接続された後は、ケーブル接続検出スイッチ11aの
オン状態が継続するから、オン中フラグONFが
「1」、NEWオンフラグNOFが「0」となる。
【0041】ボリューム位置検出処理ルーチンの動作 さて、上述したスイッチ処理ルーチンが完了すると、C
PU3はステップSB3(図10参照)を介して図12
に示すボリューム位置検出処理ルーチンを実行してステ
ップSD1に処理を進める。まず、ステップSD1で
は、ケーブル接続検出スイッチ11aに対応したNEW
オンフラグNOFが「1」、すなわち、ラインアウト端
子11に外部接続ケーブルが新たに接続された状態であ
るか否かを判断する。ここで、ラインアウト端子11に
外部接続ケーブルが新たに接続されると、上述したスイ
ッチ処理ルーチンにてNEWオンフラグNOFが「1」
にセットされるので、判断結果は「YES」となり、ス
テップSD2に処理を進める。
【0042】ステップSD2では、ボリューム操作位置
として、前述したA/D変換器10c−1の変化域以外
の所定値をRAM5の所定レジスタにストアする。な
お、A/D変換器10c−1の変化域以外の所定値をR
AM5の所定レジスタにストアするようにしたのは、ラ
インアウト端子11から外部接続ケーブルが外された時
に、その時点でA/D変換器10c−1が出力する電圧
データDrefをボリューム操作位置として用いる為であ
る。そして、ステップSD3に進むと、ラインアウト端
子11へのケーブル接続に対応させて、ボリューム操作
位置が最大時に相当する各係数、すなわち、上述したス
レッシュレベルTH、コンプレッサ乗算係数βおよびコ
ンプレッサ乗算係数γをDSP8中の対応するレジスタ
にそれぞれセットする。これにより、ラインアウト端子
11へのケーブル接続に応じて、DSP8ではフラット
に近い最大音量時の特性を設定することになる訳であ
る。
【0043】さて一方、NEWオンフラグNOFが
「1」でない場合、つまり、ラインアウト端子11に外
部接続ケーブルが接続されていない状況下では、上記ス
テップSD1の判断結果は「NO」となり、ステップS
D4に処理を進める。ステップSD4では、ケーブル接
続検出スイッチ11aに対応したオン中フラグONFが
「1」、すなわち、ラインアウト端子11に外部接続ケ
ーブルが接続された状態であるか否かを判断する。そし
て、外部接続ケーブルが接続された状態であると、オン
中フラグONFは「1」だから、判断結果が「YES」
となり、この場合、ケーブル接続された時点で既に上述
したステップSD2,SD3を介してフラットに近い最
大音量時の特性が設定済みとなっているので、何も処理
せずに本ルーチンを完了する。
【0044】これに対し、ラインアウト端子11に外部
接続ケーブルが接続されていない状態では、上記ステッ
プSD1,SD4の判断結果がいずれも「NO」とな
り、ステップSD5に処理を進める。ステップSD5で
は、A/D変換器10c−1が出力する電圧データDre
fに基づきボリューム操作位置を取得する。次いで、ス
テップSD6に進むと、CPU3は今回取得したボリュ
ーム操作位置が前回取得したものと同じであるかどう
か、つまり、ボリューム操作位置が変化したか否かを判
断する。ここで、ボリューム操作位置が変化していない
と、判断結果が「YES」となり、この場合、新たにス
レッシュレベルTH、コンプレッサ乗算係数βおよびコ
ンプレッサ乗算係数γをDSP8中の対応するレジスタ
にそれぞれセットする必要がないので、何も処理せずに
本ルーチンを完了させる。
【0045】一方、ボリューム操作位置が変化した場合
には、上記ステップSD6の判断結果が「NO」とな
り、次のステップSD7に処理を進め、今回取得したボ
リューム操作位置をRAM5の所定レジスタにストアす
る。そして、この後、ステップSD8に進み、RAM5
の所定レジスタにストアされた今回のボリューム操作位
置に応じたスレッシュレベルTH、コンプレッサ乗算係
数βおよびコンプレッサ乗算係数γをそれぞれ生成し、
生成した各係数をDSP8中の対応するレジスタにそれ
ぞれセットする。これにより、第2実施例と同様、ボリ
ューム操作位置に応じた最適な聴感特性になるコンプレ
ッサ効果が付加される。
【0046】以上のように、第3実施例によれば、ライ
ンアウト端子11にケーブル接続した時にはボリューム
操作位置が最大時に相当する各係数をDSP8にセット
してフラットに近い最大音量時の特性を設定し、ライン
アウト端子11にケーブル接続されていない時にはボリ
ューム操作位置に応じた最適な聴感特性になるコンプレ
ッサ効果を付加するので、使用される音響環境に応じて
効果付加する態様を可変させ得るようになっている。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、入力波
形が第1のレベルより小さければそのまま次段に出力さ
れ、第1のレベルを超えると圧縮波形に変換されて、次
段のD/A変換器の最大入力レベルに相当するリミット
値と大小比較される。そして、リミット値より小さけれ
ば圧縮波形が次段に出力され、リミット値を超えると当
該リミット値が次段に供給されるようにしたので、第1
のレベルを超えてリミット値に至るコンプレッサ領域を
備えることとなり、この為、従来ではリミッタ領域に入
るようなレベルの入力波形の場合でも、このコンプレッ
サ領域にてそのレベルを圧縮させるから、波形歪みを改
善でき、しかもリミット値をD/A変換器の最大入力レ
ベルに一致させるよう高めに設定するから、レベルの小
さな入力波形についても、次段のD/A変換器において
十分なダイナミックレンジを確保でき、これ故、SN比
の向上を図ることができる。請求項2に記載の発明によ
れば、前記第1のレベル判定手段は入力波形が第1のレ
ベルを超えた場合、その入力波形に対して乗算係数βを
乗算した後に加算係数γを加算して圧縮波形に変換する
ので、出力波形歪みを回避させることができる。請求項
3〜4に記載の発明によれば、入力波形のレベル若しく
は音量出力を調整するボリューム操作子の操作量に応じ
て第1のレベルを異ならせるので、急激にレベル変化す
る波形について十分なダイナミックレンジを確保できる
上、波形歪みも極力抑えることができる。請求項5に記
載の発明によれば、入力波形を圧縮波形に変換する際に
用いる乗算係数βおよび加算係数γを、当該入力波形の
レベルに応じて異ならせるので、各様かつ最適な圧縮波
形を生成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1実施例によるDSP8の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】DSP8の入出力特性を示す図である
【図4】第2実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図5】ボリューム回路10bおよびボリューム位置検
出回路10cの構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施例によるDSP8の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】ボリューム位置検出処理ルーチンの動作を示す
フローチャートである。
【図8】入出力特性を説明するための図である。
【図9】第3実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図10】メインルーチンの動作を示すフローチャート
である。
【図11】スイッチ処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】ボリューム位置検出処理ルーチンの動作を示
すフローチャートである。
【図13】従来例を説明するための図である。
【図14】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
8 DSP 20 出力レベルレジスタ 21 乗算器 22 スレッシュレベル判定回路 23 スレッシュレベルレジスタ 24 乗算器 25 コンプレッサ乗算係数 26 加算器 27 コンプレッサ加算係数 28 リミットレベル判定回路 29 リミット値レジスタ 30 セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段から供給される入力波形のレベルが
    次段のD/A変換器の最大入力レベルを超過する場合
    に、その入力波形のレベルを前記最大入力レベルに相当
    するリミット値に置換して波形歪みを抑止する効果付加
    装置において、 前記入力波形が第1のレベルを超えたか否かを判断し、
    第1のレベルより小さい場合にはその入力波形をそのま
    ま次段へ出力し、一方、第1のレベルを超えた場合には
    当該入力波形を圧縮波形に変換する第1のレベル判定手
    段と、 この第1のレベル判定手段によって変換された圧縮波形
    が前記リミット値を超えたか否かを判断し、リミット値
    より小さい場合にはその圧縮波形を次段へ出力し、一
    方、リミット値を超えた場合には当該リミット値を次段
    に供給する第2のレベル判定手段とを具備することを特
    徴とする効果付加装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のレベル判定手段は、入力波形
    が第1のレベルを超えた場合、その入力波形に対して乗
    算係数βを乗算した後に加算係数γを加算して圧縮波形
    に変換することを特徴とする請求項1記載の効果付加装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のレベル判定手段は、入力波形
    のレベルに応じて第1のレベルを異ならせることを特徴
    とする請求項1記載の効果付加装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のレベル判定手段は、音量出力
    を調整するボリューム操作子の操作量に応じて第1のレ
    ベルを異ならせることを特徴とする請求項1記載の効果
    付加装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のレベル判定手段は、入力波形
    を圧縮波形に変換する際に用いる乗算係数βおよび加算
    係数γを、当該入力波形のレベルに応じて異ならせるこ
    とを特徴とする請求項1記載の効果付加装置。
JP10179600A 1998-06-11 1998-06-11 効果付加装置 Pending JPH11352967A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7094965B2 (en) 2001-01-17 2006-08-22 Yamaha Corporation Waveform data analysis method and apparatus suitable for waveform expansion/compression control
JP2011008187A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Yamaha Corp 打撃入力回路
JP2012104992A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Sony Corp 再生装置、再生方法、提供装置および再生システム

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