JPH11352880A - 広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法と道路図面管理システム - Google Patents

広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法と道路図面管理システム

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JPH11352880A
JPH11352880A JP10161204A JP16120498A JPH11352880A JP H11352880 A JPH11352880 A JP H11352880A JP 10161204 A JP10161204 A JP 10161204A JP 16120498 A JP16120498 A JP 16120498A JP H11352880 A JPH11352880 A JP H11352880A
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JP
Japan
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wide area
road
area map
road drawing
map
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JP10161204A
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Junko Yui
純子 湯井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域地図から道路図面を検索時、道路図面の
緯度、経度の設定に時間を要し、緯度経度の値の正確な
設定が困難であった。 【解決手段】 各道路図面上で入力された方位ベクト
ル、キロポストシンボルを基に道路ベクトルを算出し、
地図縮尺を基にキロポストシンボルを作成し、各道路図
面と広域地図との間でキロポストシンボルをリンクさ
せ、広域地図と各道路図面との間でキロポストシンボル
の検索を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の道路図面
をイメージスキャナーより入力し、隣接する道路図面を
接続して表示する広域地図と道路図面間のデータリンク
および検索方法と道路図面管理システムに関し、特に詳
細には、広域の全域図である広域地図と道路図面との間
のデータリンクおよび広域地図から道路図面を検索する
検索方法とこれらの方法を実行する道路図面管理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図48は、道路図面管理システムにおけ
る、広域地図と道路図面との関連付け方法を示す説明図
である。図において、(a)は広域地図、(b)、
(c)は道路図面である。図48の(a)〜(c)に示
すように、広域地図1及び各道路図面2の各々において
緯度・経度を設定することにより、双方の関連付けが行
われる。広域地図1及び各道路図面2には、緯度・経度
が設定されているため、広域地図1内の任意の位置が
(この任意の位置は、道路図面2に設定されている緯度
・経度範囲内であることを前提とする)、どの道路図面
2内のどの位置に対応しているかを認識可能であり、広
域地図1から道路図面2を検索することが可能である。
【0003】また、図49は、道路図面2上の切片ベク
トルと切片対応テーブルとの対応関係を示す説明図であ
る。図において、(a),(b)は道路図面、(c)は
切片接合対応テーブルである。図49の(a)〜(c)
に示すように、各道路図面2上に、道路の切片ベクトル
が設定され、かつ、どの切片ベクトルとどの切片ベクト
ルがリンクしているかが、(c)に示す切片接合対応テ
ーブルにより管理されている。道路図面2(No2)を
(ω−θ)回転させ、切片Aの終点と切片Bの始点とが
重なるように平行移動させる。その結果、切片Aの始点
と切片Bの終点が重ならない場合は、図面の上下が逆と
いうことなので、道路図面2(No2)を、切片Bの始
点を中心にして角度をπだけ回転させる。これにより、
切片Aと切片Bとをリンクさせ接続した道路図面のよう
にCRT等の表示画面上で表示させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の道路
図面管理システムでは、各道路図面2毎に緯度・経度を
指定する必要があったが、道路図面2上での緯度・経度
が正確に確定できないためその調査に時間を必要とし、
また、広域地図1の縮尺率が大きすぎるため、正確に緯
度・経度を設定することが困難であるという課題があっ
た。
【0005】ところで、広域地図1から道路図面2を検
索するには、何らかの規則に従って対応関係が管理され
ていれば充分であり、広域地図1と道路図面2との間
で、厳密に緯度・経度を一致させる必要性は無いといえ
る。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、広域地図から道路図面を検索す
る機能実現のために、広域地図と道路図面との間のデー
タの関連付けを簡略化した広域地図および道路図面間の
データリンク方法および広域地図から道路図面を高速で
検索可能な検索方法と、これらの方法を実行する道路図
面管理システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る道路図面
管理システムは、複数の道路図面上で入力された方位ベ
クトル、キロポストシンボルのデータを基に前記キロポ
ストシンボル間の傾きを示す道路ベクトルを算出する手
段と、前記道路ベクトルと地図縮尺とを基に、広域地図
上で始点となるキロポストシンボルと方位とを算出し
て、前記広域地図上に複数のキロポストシンボルを作成
する手段と、前記各道路図面と前記広域地図との間で前
記キロポストシンボル同士をリンクさせ、リンクした前
記キロポストシンボルを基に、前記広域地図と前記各道
路図面との間で前記キロポストシンボルの検索を行う手
段とを備えたものである。
【0008】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、各道路図面上で入力され
た方位ベクトルやキロポストシンボルのデータを基に前
記キロポストシンボル間の傾きを示す道路ベクトルを算
出し、前記道路ベクトルおよび地図地図縮尺を基に、広
域地図上に始点となるキロポストシンボルと方位を算出
して、前記広域地図上に複数のキロポストシンボルを作
成し、前記各道路図面と前記広域地図との間で前記キロ
ポストシンボル同士をリンクさせ、リンクした前記キロ
ポストシンボルを基に、前記広域地図と前記各道路図面
との間で前記キロポストシンボルの検索を行うことを特
徴とするものである。
【0009】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、前
記各道路図面で入力されたビル、サービスエリア等の設
備シンボルデータがキロポストシンボルから見た方位お
よび距離、地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前記設備
シンボルデータを作成し表示することを特徴とするもの
である。
【0010】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、前
記各道路図面で入力された工事区間や事故発生エリア等
のポリゴンデータの頂点がキロポストシンボルから見た
方位および距離、地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前
記ポリゴンデータを作成することを特徴とするものであ
る。
【0011】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、各道路図面で入力された
方位/原点/X軸・Y軸端点データを基に広域地図上に
前記各道路図面の原点を指定し、地図縮尺を基に前記広
域地図上に前記各道路図面の前記X軸・Y軸端点を作成
して前記広域地図上の指定した地点と前記各道路図面と
のリンクを行い、前記広域地図を索引図として前記各道
路図面の検索を行うことを特徴とするものである。
【0012】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図上の指定した地
点と各道路図面とのリンクを基に、前記各道路図面で入
力されたビル、サービスエリア等の設備シンボルデータ
の前記各道路図面上での平面座標における位置データお
よび地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前記設備シンボ
ルデータを作成することを特徴とするものである。
【0013】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図上で指定した地
点と各道路図面とのリンクを基に、前記各道路図面で入
力された工事区間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリ
ゴンデータの前記各道路図面上での平面座標における位
置データおよび地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前記
ポリゴンデータを作成することを特徴とするものであ
る。
【0014】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、始
点のキロポストシンボルを前記道路図面上で指定し、前
記広域地図上で入力された方位/キロポストシンボルの
データを基に道路ベクトルを算出し、前記道路ベクトル
および地図縮尺を基にキロポストシンボルを前記道路図
面上へ作成して、前記広域地図と前記各道路図面での前
記キロポストシンボルをリンクさせ、前記広域地図上に
作成された前記キロポストシンボルを基に前記各道路図
面を検索することを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、前
記広域地図上で入力されたビル、サービスエリアなどの
設備シンボルデータのキロポストシンボルから見た方位
および距離と地図縮尺とを基に、前記各道路図面上へ前
記設備シンボルデータを作成することを特徴とするもの
である。
【0016】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、前
記広域地図上で入力された工事区間、渋滞区間、事故発
生エリア等のポリゴンデータのキロポストシンボルから
見た方位および距離と地図縮尺とを基に、道路図面上へ
前記ポリゴンデータを作成することを特徴とするもので
ある。
【0017】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図上の指定した地
点と道路図面とのリンクを基にして、前記広域地図上で
入力した方位/原点/X軸・Y軸端点データを基に前記
各道路図面上の原点を指定し、地図縮尺を基に前記各道
路図面上に前記広域地図の前記X軸・Y軸端点を作成
し、前記広域地図上で指定された地点と前記各道路図面
上の地点とのリンクを行い、前記広域地図を索引図とし
て前記各道路図面の検索を行なうことを特徴とするもの
である。
【0018】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図上の指定した地
点と道路図面とのリンクを基にして、前記広域地図上で
入力されたビル、サービスエリア等の設備シンボルデー
タに対応する前記広域地図上の前記各道路図面の直交座
標内の位置データおよび地図縮尺を基に、前記各道路図
面上へ前記設備シンボルデータを作成することを特徴と
するものである。
【0019】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図上の指定した地
点と道路図面とのリンクを基に、前記広域地図上で入力
された工事区間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリゴ
ンデータに対応する前記広域地図上の前記各道路図面の
直交座標内の位置データおよび地図縮尺を基に、前記各
道路図面上へ前記ポリゴンデータを作成することを特徴
とするものである。
【0020】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、前
記広域地図上で任意の位置を指定し、最も近接した位置
の前記キロポストシンボルとリンクした前記道路図面を
検索することを特徴とするものである。
【0021】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図で入力された切
片ベクトルと前記各道路図面で入力された切片ベクトル
とのリンクを行い、前記広域地図上で任意の位置を指定
し、前記指定された位置に最も近接した2本の切片ベク
トルがリンクされた前記道路図面を検索することを特徴
とするものである。
【0022】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図で入力された道
路の路肩ベクトルと前記各道路図面で入力された路肩ベ
クトルとのリンクを行い、前記広域地図1上で任意の位
置を指定し、前記指定した位置に最も近接した路肩ベク
トルがリンクされた前記道路図面を検索することを特徴
とするものである。
【0023】この発明に係る広域地図と道路図面間のデ
ータリンクおよび検索方法は、広域地図と各道路図面と
の間でリンクされた前記キロポストシンボルを基に、国
土地理院のベクトル地図上のキロポストシンボルのデー
タおよび方位を用いて道路ベクトルを算出し、算出され
た前記道路ベクトル、地図縮尺を基に、前記広域地図上
に始点となるキロポストシンボルと前記広域地図の方位
を指示して、自動的に他のキロポストシンボルを作成
し、前記始点のキロポストシンボルを前記道路図面上で
指定することで自動的に前記キロポストシンボルを前記
各道路図面上へ作成し、前記広域地図、前記各道路図
面、前記国土地理院のベクトル地図との間で検索を行な
うことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。尚、以下で説明する各実施の形態において、
Sqrtとは算術演算におけるルートを意味することと
する。
【0025】道路図面管理システムの基本構成 図47は、この発明の各実施の形態に係る道路図面管理
システムの全体構成を示す説明図であり、図において、
471はこの道路図面管理システムの全体を管理するホ
ストコンピュータ、472−1〜472−nは各ユーザ
が操作する端末装置であり、モニタとしてのCRT等の
表示画面、操作部、マウス等から構成されている。47
3はデータを入力するデジタイザ、474はデータを出
力するプロッタやプリンタであり、475−1〜475
−nは、作業領域や各種データのデータベースを格納す
るメモリである。以下で説明するこの発明の各実施の形
態に係る道路図面管理システムは、上記したシステム構
成の下で動作するものである。
【0026】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1の道路図面管理システムにおける、道路図面上の
方位ベクトル/道路ベクトル/広域地図上の方位ベクト
ルを基にした広域地図1上の道路ベクトルとの対応関係
を示した説明図であり、図において、(a)はイメージ
データである広域地図1、(b)および(c)は(a)
に示す広域地図1より小さい縮尺のより詳細な道路図面
2であり複数の道路図面2(No1,No2,...,
NoN)が存在する、(d)は広域地図1のある部分の
拡大図である。図1では、道路図面2は、No1とNo
Nのみ代表して表示している。
【0027】尚、A、B、C、X、Y、Z、A’、
B’、C’はキロポストシンボルであり、AとA’、B
とB’、CとC’とが対応している。また、O1、O2
は、各道路図面2の各キロポストシンボルA、Bより水
平方向となる直線上の点であり、O1’、O2’は、広
域地図1の各キロポストシンボルA’、B’より水平方
向となる直線上の点である。また、道路ベクトルとは、
キロポストシンボルからキロポストシンボルまでの傾き
を意味する。
【0028】次に動作について説明する。実施の形態1
の道路図面管理システムにおいて、広域地図1上に始点
となるキロポストA’が決定すると、続くB’以降のキ
ロポストは、次の要領で自動的に決定される。道路図面
2上のキロポストシンボルAより水平方向となる直線上
の点をO1とする。道路図面2(No1)の北方向の角
度をθ1、広域図面1上の北方向の角度をωとする。
【0029】一般的に、広域地図では北を真上として表
示するため、角度ωはπ/2となるのが通例である。道
路図面2上の角O1ABをαとする。キロポストは10
0メートルごとに位置するものであるため、広域地図1
の縮尺で100メートルがどれだけの長さに相当するか
を計算することで道路ベクトルの長さLを決定する。広
域地図1上に始点のキロポストA’が決定すると、角O
1’A’B’=ω−θ1+α(即ち、広域地図1と道路
図面2No1の方位を合わせるために、角O1’A’
B’=ω−θ1+αである)、かつ、|A’B’|=L
となる点B’を求め広域地図上に作成する。以降、同様
の方法でキロポストシンボルC’、D’,...を求め
ることができる。
【0030】このように道路図面2のキロポストシンボ
ルと広域地図1のキロポストシンボルは、AとA’、B
とB’,...のような対応関係で管理されている。た
だし、実施の形態1では、最初の道路図面2(No1)
は、図面向き通りに表示画面へ表示し、それ以降の道路
図面は、最初の図面に対して道路が切れること無くリン
クするように、道路図面を回転して表示画面で表示する
ことが前提となる。
【0031】図2は、広域地図上でキロポストシンボル
を求める算出式を説明する図である。図において、
(a)は広域地図1の部分拡大図,(b)は道路図面2
である。図2の(a),(b)に示すように、広域地図
1上でB’の座標の算出式を求める。図2内の参照記号
は、図1で用いたものと同じものである。広域地図1上
で指定したA’の座標を(xa’,ya’)とする。キ
ロポスト間の実際の距離100mが画面上に表示された
広域地図1上でどのくらいの長さになるかを計算する。
画面の解像度をG(dot/mm)とすると、L(do
t)=100000(mm)×1/200000×Gと
なる。ここで、1/200000は、広域地図1の縮尺
である。B’の座標は、次の算出式(1)で求められ
る。 (xa’+Lcos(ω−θ1+α),ya’+Lsin(ω−θ1+α)) ...(1) 以下ではこの算出式(1)を用いてC’の座標を求め
る。
【0032】図3は、道路図面2(No1)とリンクし
た他の道路図面2(No2)上のキロポストシンボルを
広域地図1上へ作成する算出式を説明した図である。図
において、(a)は広域地図1,(b)は道路図面2、
(c)は広域地図1の部分拡大図である。尚、O3’,
O4’は、広域地図1の各キロポストシンボルC’、
D’より水平方向となる直線上の点である。また、O
3,O4は、道路図面2(No1,No2)の各キロポ
ストシンボルC、Dより水平方向となる直線上の点であ
る。
【0033】次に、(b)に示す道路図面2(No1)
とリンクした道路図面2(No2)上のキロポストシン
ボルを広域地図1上へ作成する算出式の求め方について
説明する。尚、図3内の参照記号は、図1で用いた参照
記号と同様のものである。O3’,O4’は広域地図1
のキロポストシンボルC’、D’より水平方向となる直
線上の点であり、O3,O4は道路図面2のキロポスト
シンボルC,Dより水平方向となる直線上の点である。
前述の算出式(1)を用いて求めた広域地図1上のC’
の座標を(xc’、yc’)とする。
【0034】道路図面2(No1)と道路図面2(No
2)とをリンクして得られたものを表示画面上に表示さ
せるために、道路図面2(No2)と図面上のキロポス
トシンボルをS度回転させたとする。この回転方法は、
従来技術を用いるためここでは詳細な説明を省略する。
図3に示す角DCO3=γ、各EDO4=δの角度は、
道路図面2(No2)とそのキロポストシンボルをS度
回転した後で求めた値である。広域地図1上のキロポス
トシンボルD’の座標を求める算出式は、前述した算出
式(1)を用いて求め、(xc’+Lcos(ω−θ1
+γ),yc’+Lsin(ω−θ1+γ))となる。
求めたD’の座標を(xd’,yd’)とおくと、同様
にしてE’の座標は、(xd’+Lcos(ω−θ1+
δ),yd’+Lsin(ω−θ1+δ))となる。
【0035】図4は、実施の形態1の道路図面管理シス
テムの動作を示すフローチャートである。各道路図面2
(No1,No2,...)上で方位ベクトルとキロポ
ストシンボルを入力し(ステップST1)、広域地図1
上に方位ベクトルを設定後(ステップST2)、広域地
図1上で始点となるキロポストシンボルA’を指定する
と(ステップST3)、以降自動的に、前述した方法で
広域地図1上にキロポストシンボルが作成される(ステ
ップST4)。ただし、従来技術の手法を用いて各道路
図面間のリンクが予め行われていることが前提である。
ユーザが、広域地図1上で、任意の位置を指定すると、
指定した位置に最も近いキロポストシンボルと対応した
道路図面2をモニタである表示画面上に表示する(ステ
ップST5)。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、各道路図面2の方位/道路ベクトル/広域地図の方
位/各々の縮尺をもとに、イメージデータである広域地
図1上の始点キロポストから自動的にキロポストを作成
することで、広域地図1と道路図面2との間のデータを
関連付けることが容易になり、広域地図1から道路図面
2を容易に高速で検索することができる。尚、実施の形
態1で説明した前提に反して、例えば、最初の道路図面
2(No1)が図面向き通りでなく、別の向きに表示画
面上へ表示されている場合は、その角度分を算出式
(1)内のθ1に予めブラスし、それ以外は実施の形態
1で説明した同様の方法を用いて座標を求めることがで
きる。
【0037】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2による道路図面管理システムを示す説明図におい
て、各道路図面で入力された設備シンボルデータを広域
地図上へ作成する概念を示した説明図である。図におい
て、(a)は広域地図1,(b)は道路図面2、(c)
は広域地図1の拡大図である。尚、A、B、C、A’、
B’、C’はキロポストシンボルであり、AとA’、B
とB’、CとC’、DとD’とが対応している。L1、
Mは道路図面2上のキロポストシンボルA、Bからの距
離であり、L’、M’は、広域地図1上でのキロポスト
シンボルA’、B’からの距離である。また、O1、O
2は、各道路図面2の各キロポストシンボルA、Bより
水平方向となる直線上の点であり、O1’、O2’は広
域地図1の各キロポストシンボルA’、B’より水平方
向となる直線上の点である。
【0038】実施の形態2の道路図面管理システムで
は、図5の(b)に示す各道路図面2に入力されたビ
ル、サービスエリアなどの設備シンボルデータが、キロ
ポストから見た方位および距離を基にして、かつ縮尺を
考慮の上、広域地図1上へ作成するものである。設備シ
ンボルデータであるビルPは、道路図面2のキロポスト
シンボルAからLの距離に位置している。(b)に示す
道路図面2における、キロポストシンボルAから水平直
線上にある点をO1とする。角O1APをαとする。道
路図面2と広域地図1の縮尺をもとに、広域地図上での
キロポストシンボルA’からビルP’までの距離をL’
とする。また、(a)に示す広域地図1の北方向の角度
をω、(b)に示す道路図面2(No1)の北方向の角
度をθとする。
【0039】次に動作について説明する。広域地図1上
のキロポストシンボルA’およびそれ以降のキロポスト
については、実施の形態1で説明した方法で指定されて
いるものとする。広域地図1におけるキロポストシンボ
ルA’から水平直線上にある点をO1’とする。このキ
ロポストシンボルA’からL’の距離にあり、角O1’
A’P’=ω−θ+αとなる点P’を求め(ここで、広
域地図1と道路図面2No1の方位を合わせるために、
角O1’A’P’=ω−θ+αである)、得られた点
P’を広域地図1上へ作成することができる。サービス
エリアQのシンボルについても上記と同様の方法で広域
地図1上へ作成することができる。
【0040】実施の形態2の道路図面管理システムで
は、実施の形態1の道路図面管理システムと同様に、最
初の道路図面2(No1)は、図面向き通りに表示画面
上へ表示し、それ以降の道路図面は、最初の図面に対し
て道路が切れること無くリンクするように(このリンク
方法は従来技術である)道路図面を回転して、得られた
道路図面を表示画面で表示することが前提である。ま
た、実施の形態1と同様に、α,β,γ,...の角度
については、道路図面2をリンクするために回転させ
て、得られた道路図面を表示画面上へ表示した状態で求
めた角度である。
【0041】図6は、各道路図面に入力された設備シン
ボルデータがキロポストシンボルから見た方位および距
離を基にして、広域地図上へ作成する算出式を示した説
明図である。図において、(a)は広域地図1の部分拡
大図、(b)は道路図面2である。
【0042】図6の(a)、(b)に示すように、広域
地図1上でP’の座標の算出式を求める。図6内の参照
記号は、図5で用いた参照記号と同じものである。道路
図面2上のキロポストAの座標を(xa,ya)とす
る。道路図面2上で指定したビルPの座標を(x,y)
とする。道路図面2上のキロポストシンボルAからビル
Pまでの距離L=sqrt((x−xa)2 +(y−y
a)2 )であり、広域地図1と道路図面2との縮尺をも
とに、この距離Lが、広域地図1上でいくらになるかを
求める。広域地図1上での、キロポストシンボルA’か
らビルPまでの距離L’は、 L’=L×1/200000÷1/500 となる。ここで、1/200000は広域地図1の縮
尺、1/500は道路図面2の縮尺である。実施の形態
1の道路図面管理システムで指定した広域地図1上のキ
ロポストシンボルA’の座標を(xa’,ya’)とす
ると、P’の座標は、次の算出式(2)で求められる。 (xa’+L’cos(ω−θ+α),ya’+L’sin(ω−θ+α)) ...(2)
【0043】図7は、実施の形態2の道路図面管理シス
テムの動作を示すフローチャートである。まず、道路図
面2上に、ビルPのシンボルを入力する(ステップST
71)。道路図面2上におけるキロポストシンボルAか
らビルPまでの距離Lを求め(ステップST72)、さ
らに、道路図面2と広域地図1の縮尺をもとに、広域地
図1上で、キロポストシンボルA’からビルPまでの距
離L’を求める(ステップST73)。前述した算出式
(2)をもとに、広域地図1上でのビルP’の座標を求
め、得られた座標を広域地図1上に作成し表示する(ス
テップST74)。
【0044】以上のように、実施の形態2によれば、実
施の形態1の道路図面管理システムで得られた値を基
に、各道路図面2に入力されたビル、サービスエリアな
どの設備シンボルデータがキロポストから見てどの方向
にあり、どれだけの距離に存在するかを基に、かつ縮尺
を考慮の上、広域地図1上へ自動的にデータを作成し検
索することができるので、各道路図面2に入力されたビ
ル、サービスエリアなどの設備シンボルデータを広域地
図1上へ表示することができる。また、実施の形態2の
道路図面管理システムにおける前提条件に反し、最初の
道路図面2(No1)が図面向き通りでなく、別の向き
で表示画面上へ表示されている場合は、予め、その角度
だけ算出式(2)内のθに加算し、それ以外は上記した
実施の形態2の方法を用いて設備シンボルデータの座標
を求めることができる。
【0045】実施の形態3.図8は、この発明の実施の
形態3の道路図面管理システムにおいて、各道路図面2
に入力された工事区間や事故発生エリア等のポリゴンデ
ータのキロポストから見た方向、距離を基にして、広域
地図上へ作成することを示す説明図である。図におい
て、(a)は広域地図1,(b)および(c)は道路図
面2、(d)は広域地図1の拡大図である。尚、A、
B、C、A’、B’、C’はキロポストシンボルであ
り、AとA’、BとB’、CとC’、DとD’とが対応
している。L1、L2は道路図面2上のキロポストシン
ボルCからの距離であり、L3、L4は、道路図面2上
のキロポストシンボルDからの距離であり、L1’、L
2’は、広域地図1上でのキロポストシンボルC’から
の距離、L3’、L4’は、広域地図1上でのキロポス
トシンボルD’からの距離である。また、O1、O2
は、各道路図面2の各キロポストシンボルC、Dより水
平方向となる直線上の点であり、O1’、O2’は広域
地図1の各キロポストシンボルC’、D’より水平方向
となる直線上の点である。
【0046】実施の形態3の道路図面管理システムは、
各道路図面2に入力された工事区間や事故発生エリア等
のポリゴンデータの各頂点が、キロポストシンボルから
見た方位、距離を基にして、縮尺を考慮の上、広域地図
1上へ作成するものである。
【0047】次に動作について説明する。図8の(b)
に示すように、ポリゴンデータの頂点P1は、道路図面
2(No1)上のキロポストシンボルCからL1の距離
に位置している。道路図面2(No1)における、キロ
ポストシンボルCから水平直線上にある点をO1とす
る。角O1CP1をαとする。道路図面2と広域地図1
との縮尺を基に、道路図面2上でのキロポストシンボル
C’から頂点P1’までの距離L1’を求める。広域地
図1の北方向の角度をω、道路図面2(No1)の北方
向の角度をθ1とする。広域地図1上のキロポストシン
ボルC’は、実施の形態1の道路図面管理システムで説
明した方法で求める。
【0048】広域地図1におけるキロポストシンボル
C’から見て水平直線上にある点をO1’とする。この
キロポストシンボルC’から見てL1’の距離にあり、
角O1’C’P1’=ω−θ1+αとなる点P1’を求
め(即ち、広域地図1と道路図面2(No1)の方位を
合わせるために、角O1’C’P1’=ω−θ1+αで
あるものとする。)、得られた値を広域地図1上へ作成
し表示することができる。ポリゴンデータP2’につい
ても上記した同様な方法で作成することができる。ポリ
ゴンの頂点P3は、道路図面2(No2)上のキロポス
トシンポルDから見てL3の距離に位置している。道路
図面2(No2)において、キロポストシンボルCから
水平直線上にある点をO2とする。角O2DP3をγと
する。道路図面2と広域地図1との縮尺を基に、道路図
面2上でのキロポストシンボルC’から頂点P1’まで
の距離L3’を求める。
【0049】広域地図1の北方向の角度をω、道路図面
2(No2)の北方向の角度をθ2とする。広域地図1
上のキロポストシンボルD’は、実施の形態1の道路図
面管理システムの方法を用いて得る。広域地図1におけ
るキロポストシンボルD’から水平直線上にある点をO
2’とする。このキロポストシンボルD’から見てL
3’の距離にあり、角O2’D’P3’=ω−θ2+γ
となる点P3’を求め、得られた値を広域地図1上へ作
成し表示することができる。ポリゴンデータP4’につ
いても上記した同様な方法を用いて作成することができ
る。
【0050】実施の形態3の道路図面管理システムで
は、実施の形態1の道路図面管理システムと同様に、最
初の道路図面2(No1)は、図面向き通りに表示画面
へ表示し、それ以降の道路図面は、最初の図面に対して
道路が切れること無くリンク(このリンク方法は、従来
技術を用いて行う。)するように道路図面を回転して表
示画面で表示することを前提とする。また、実施の形態
1の場合と同様に、α、β、γ,...の角度は、道路
図面2をリンクするために回転させ、表示画面上へ表示
した状態で求めた角度である。
【0051】図9は、各道路図面2上で入力されたポリ
ゴンデータを、キロポストからの方向、距離に基づいて
広域地図1上へ作成する算出式を示した説明図である。
図において、(a)は広域地図1の部分拡大図,(b)
は道路図面2である。以下では、広域地図1上でポリゴ
ンの頂点座標の算出式を求める場合を次に説明する。
尚、図9で使用する参照記号は、図8で示した参照記号
と同じものを指す。
【0052】まず、道路図面2上のキロポストシンボル
Cの座標を(xc,yc)とする。道路図面2上で指定
した頂点P1の座標を(x1,y1)とする。道路図面
2上のキロポストシンボルCから頂点P1までの距離
は、L1=sqrt((x1−xc)2 +(y1−y
c)2 )であり、広域地図1と道路図面2との縮尺を基
に、この距離L1が、広域地図1上でいくらの距離とな
るかを求める。広域地図1上での、キロポストシンボル
C’から頂点P1までの距離L1’は、 L1’=L1×1/200000÷1/500 となる。ここで、1/200000は広域地図1の縮尺
であり、1/500は道路図面2の縮尺である。
【0053】実施の形態1の道路図面管理システムで求
めた広域地図1上のキロポストC’の座標を(xc’,
yc’)とする。P1’の座標は、次の算出式(3)で
求められる。 (xc’+L1’cos(ω−θ1+α),yc’+L1’sin(ω−θ1 +α)) ...(3) 同様にして、頂点P2’の座標は、次の算出式(4)で
求められる。 (xc’+L2’cos(ω−θ1+β),yc’+L2’sin(ω−θ1 +β)) ...(4)
【0054】道路図面2上のキロポストDの座標を(x
d,yd)とする。道路図面2上で指定した頂点P3の
座標を(x3,y3)とする。道路図面2上のキロポス
トシンボルDから頂点P3までの距離L3=sqrt
((x3−xd)2 +(y3−yd)2 )であり、広域
地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この距離L3が、
広域地図1上でいくらになるかを求める。広域地図1上
での、キロポストシンボルD’から頂点P3までの距離
L3’は、 L3’=L3×1/200000÷1/500 となる。ここで、1/200000は、広域地図1の縮
尺、1/500は道路図面2の縮尺となる。
【0055】実施の形態1の道路図面管理システムで求
めた広域地図1上のキロポストD’の座標を(xd’,
yd’)とする。P3’の座標は(xd’+L3’co
s(ω−θ2+γ),yd’+L3’sin(ω−θ2
+γ))の算出式で求められる。同様にして、頂点P
4’の座標は(xd’+L4’cos(ω−θ2+
δ),yd’+L4’sin(ω−θ2+δ))の算出
式で求められる。
【0056】図10は、実施の形態3の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。まず、道路
図面2上に、事故発生エリアP1P2P3P4のポリゴ
ンが入力される(ステップST10)。道路図面2上に
おけるキロポストシンボルCから頂点P1までの距離L
1を求める(ステップST11)。さらに、道路図面2
と広域地図1の縮尺を基に、広域地図1上で、キロポス
トシンボルC’からの頂点P1’までの距離L1’を求
める(ステップST12)。前述の算出式(3)を基
に、広域地図1上での頂点P1’の座標を求める広域地
図1上に作成表示する(ステップST13)。同様にし
て、P2’、P3’、P4’を求め(ステップST1
4)、広域地図1上に、頂点P1’P2’P3’P4’
の事故発生エリアのポリゴンを作成する(ステップST
15)。
【0057】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、各道路図面2上で入力された工事区間や事故発生エ
リアなどのポリゴンデータを広域地図1上へ作成するこ
とができる。この場合、従来の方法を用いて道路図面同
士をリンクして、リンクした道路図面をモニタである表
示画面上に表示することを前提とする。前述した実施の
形態3の前提に反し、最初の道路図面2(No1)が図
面向き通りでなく、別の向きで表示画面上に表示されて
いる場合は、予め、その角度の分だけ上記の算術式
(3)、(4)内のθ1に加算しており、その後、実施
の形態3で説明した方法を用いて座標を求めることがで
きる。
【0058】実施の形態4.図11は、この発明の実施
の形態4に係る道路図面管理システムにおける、各道路
図面に入力された方位/原点/X軸・Y軸端点と広域地
図上の各道路図面との対応関係を示した説明図である。
図において、(a)は広域地図1,(b)および(c)
は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図である。
尚、Oxは、広域地図1の道路図面2(No1)の原点
O1’から見て水平方向の直線上の点である。Oyは、
広域地図1の道路図面2(No1)の原点O1’から見
て垂直方向の直線上の点である。
【0059】次に動作について説明する。広域地図1上
で各道路図面2の原点を指定すると、その道路図面毎の
X軸の端点、Y軸の端点は、次の要領で決定される。
尚、道路図面2の原点とは、各道路図面2の左上の点の
ことであり、広域地図1上ではそれに対応する点をすべ
ての道路図面2の枚数分指定するものである。道路図面
2(No1)上の原点をO1,X軸の端点をX1,Y軸
の端点をY1とする。道路図面2上の北方向の角度を
θ、広域図面1上の北方向の角度をωとする。
【0060】一般的に、広域地図1は北を真上として表
示するため、ωはπ/2となるのが通例である。広域地
図1上で、道路図面2(No1)の原点O1’(O1と
対応している点)を指定する。道路図面2(No1)上
での原点O1からX1までの長さ/道路図面1の縮尺/
広域地図1の縮尺より、広域地図1上での道路図面2
(No1)の原点O1’からX1’までの長さ|O1’
X1’|(=Lとする)を求める。
【0061】広域地図1上の道路図面2(No1)の原
点O1’より水平方向となる直線上の点をOxとする。
角X1’O1’Oxが(ω−θ1)で|O1’X1’|
=Lとなる点X1’を求め(これは、広域地図1と道路
図面2(No1)との方位を合わせるために、角X1’
O1’Ox=ω−θ1である)広域地図1上に作成す
る。道路図面2(No1)上での原点O1からY1まで
の長さ/道路図面1の縮尺/広域地図1の縮尺より、広
域地図1上での道路図面2No1の原点O1’からY
1’までの長さ|O1’Y1’|(=Mとする)を求め
る。広域地図1上の道路図面2(No1)の原点O1’
より垂直方向となる直線上の点をOyとする。
【0062】角度Y1’O1’Oyが(ω−θ1)で|
O1’Y1’|=Mとなる点Y1’を求め(つまり、広
域地図1と道路図面2(No1)の方位を合わせるため
に、角Y1’O1’Oy=ω−θ1である。)広域地図
1上に作成する。以降同様にして、道路図面2(No
2,No3,...)についても、広域地図1上で原点
を指定すると各道路図面のX軸の端点およびY軸の端点
を求めることができる。このように広域地図1の各道路
図面2の原点、X軸の端点、Y軸の端点を3つの頂点と
する長方形は、各道路図面2と対応して管理されてい
る。
【0063】図12は、各道路図面2上に入力された方
位/原点/X軸・Y軸端点と広域地図1上の各道路図面
2の原点と広域地図1の方位をもとに、各道路図面2の
X軸・Y軸端点を広域地図1上に作成する算出式を示し
た説明図である。図において、(a)は広域地図1の部
分拡大図,(b)は道路図面2である。
【0064】まず、広域地図1上でX1’,Y1’の座
標の算出式を求める。図12で用いる参照記号は、図1
1で用いられた参照記号と同一のものを指す。道路図面
2(No1)上の原点O1の座標を(O,O)、X1の
座標を(x,O)、Y1の座標を(O,y)とする。原
点O1からX1までの距離L=sqrtx2 であり、広
域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この距離Lが、
広域地図1上でいくらの距離になるかを求める。広域地
図1上で指定された原点O1’からX1’までの距離
L’は、 L’=L×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺で
あり、1/500は道路図面2の縮尺である。
【0065】広域地図1上で指定した原点O1の座標を
(xO’,yO’)とする。X1’の座標は次の算出式
(5)で求められる。 (xO’+L’cos(ω−θ1),yO’+L’sin(ω−θ1)) ...(5) 原点O1からY1までの距離M=sqrty2 であり、
広域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この距離Mが
広域地図1上でいくらの距離になるかを求める。広域地
図1上で指定された原点O1’からY1’までの距離
M’は M’=M×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺で
あり、1/500は道路図面2の縮尺である。
【0066】広域地図1上で指定した原点O1の座標を
(x0’,y0’)とする。Y1’の座標は(xO’+
M’sin(ω−θ1),yO’−M’cos(ω−θ
1))の算出式で求められる。
【0067】図13は、実施の形態4の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。すべての道
路図面2上で方位/原点/X軸・Y軸端点を指定し(ス
テップST131)、広域地図1上に方位ベクトルを設
定後(ステップST132)、広域地図1上で各道路図
面2の原点O1’を指定すると(ステップST13
3)、前述の方法で広域地図1上に各道路図面2(No
1)のX軸端点とY軸端点が作成される(ステップST
134)。他の道路図面2のそれぞれも同様にして原点
を指定すると、X軸端点、Y軸端点が作成される(ステ
ップST135)。
【0068】ユーザが、広域地図1上で任意の位置(た
だし、各道路図面2の原点、X軸の端点、Y軸の端点を
3つの頂点とする長方形の内部)を指定すると、指定し
た位置の道路図面2がモニタである表示画面上に表示さ
れる。道路図面2の長方形の内部ではない位置を指定す
ると、指定した位置に最も近い端点、または原点の道路
図面2を表示画面上に表示される。これにより、広域地
図1と道路図面2との対応付けが行われて、広域地図1
から道路図面2の検索が可能となる(ステップST13
6)。
【0069】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、各道路図面2の方位/原点/X軸・Y軸端点/広域
地図1の方位/各々の縮尺/広域地図1上で指定された
各図面の原点をもとに、その図面ごとのX軸の端点、Y
軸の端点を決定することで、広域地図1と道路図面2と
の間のデータを関連付けが容易になり、広域地図1から
道路図面2を検索することができるので、広域地図1と
道路図面2との間のデータを関連付けが容易になり、広
域地図1から道路図面2を検索することができる。
【0070】実施の形態5.図14は、この発明の実施
の形態5に係る道路図面管理システムにおける、各道路
図面2で入力されたビル、サービスエリアなどの設備シ
ンボルデータのXY座標を用いて、広域地図1上へこれ
らの設備シンボルデータを作成する場合を示す説明図で
ある。図において、(a)は広域地図1,(b)および
(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図であ
る。尚、Oxは、広域地図1に対応する道路図面2(N
o1)の原点O1’より水平方向となる直線上の点であ
り、Oyは、広域地図1に対応する道路図面2(No
1)の原点O1’より垂直方向となる直線上の点であ
る。
【0071】実施の形態5の道路図面管理システムは、
図14に示すように、各道路図面2に入力されたビル、
サービスエリアなどの設備シンボルデータが各図面内で
のXY座標を求めることで、縮尺を考慮の上、広域地図
1上へその設備シンボルデータを作成するものである。
【0072】次に動作について説明する。道路図面2
(No1)において、原点O1,X軸端点X1,Y軸端
点Y1を直交座標系として、設備シンボルデータである
ビルシンボルが点P(xp,yp)の位置に存在すると
する。道路図面2の縮尺と広域地図1の縮尺をもとに、
xp,ypの値が、広域地図1の縮尺でいくらの値にな
るかを算出し、算出された値をxp’、yp’とする。
実施の形態4の道路図面管理システムで得られた広域地
図1上の道路図面2(No1)の原点O1’が指定さ
れ、広域地図1上での座標が分かっている。広域地図1
上での道路図面2(No1)の原点O1’座標から、算
出された値xp’の分だけX軸方向へ移動し、同様にy
p’の分だけY軸方向へ移動した点P’の座標が決定さ
れる。
【0073】広域地図1の北方向の角度をω、道路図面
2(No1)の北方向の角度をθ1とする。道路図面2
(No1)の方位とと広域地図1上の方位を合わせるた
めに、角X1’O1’Ox=ω−θ1であるため、ビル
P’も回転させる必要がある。広域地図1上の道路図面
2(No1)の原点O1’を中心にして、点P’を(ω
−θ1)度回転させて、点P”を求める。広域地図上の
この点P”が道路図面上で入力された点Pに対応した点
である。サービスエリアQのシンボルについても同様な
方法によりQ”求めることができる。
【0074】図15は、道路図面2に入力されたビル、
サービスエリアなどの設備シンボルデータのXY座標が
各道路図面内での値を求めて広域地図1上へ作成する算
出式を説明する図である。図において、(a)は広域地
図1の部分拡大図,(b)は道路図面2である。なお、
図15で使用する参照記号は、図14で用いた参照記号
と同じものである。まず、広域地図1上でP’の座標の
算出式を求め道路図面2(No1)上の原点O1の座標
を(0,0)、点Pの座標を(xp,yp)とする。広
域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この座標が広域
地図1の縮尺でいくらになるかを求める。xpに対応す
る値をxp’とすると、 xp’=xp×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺で
あり、1/500は道路図面2の縮尺である。
【0075】ypに対応する値をyp’とすると、 yp’=yp×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺で
あり、1/500は道路図面2の縮尺である。広域地図
1上で指定した原点O1’の座標を(x0’,y0’)
とすると、広域地図1での点P’の座標は(x0’+x
p’,y0’+yp’)の算出式で求められる。次に
P”を求める。P”は、P’を原点O1’(x0’、y
0’)を中心に(ω−θ1)回転させた点である。
【0076】まず、道路図面2(No1)の原点O1’
(x0’,y0’)を広域地図1の原点(0,0)へ移
動させるために、X軸方向に−x0’、Y軸方向に−y
0’だけ平行移動した後に、角度(ω−θ1)だけ回転
させる。その後、最初の平行移動をもとに戻すために、
X軸方向にx0’、Y軸方向にy0’だけ平行移動させ
る。P’の座標をX軸方向に−x0’、Y軸方向に−y
0’だけ平行移動させると、(xp’,yp’)とな
る。(xp’,yp’)を原点(0,0)を中心に角度
(ω−θ1)だけ回転させると、(cos(ω−θ1)
×xp’−sin(ω−θ1)×yp’,sin(ω−
θ1)×xP’+cos(ω−θ1)×yp’)とな
る。
【0077】その後、X軸方向にx0’、Y軸方向にy
0’平行移動させると、(cos(ω−θ1)×xp’
−sin(ω−θ1)×yp’+x0’,sin(ω−
θ1)×xp’+cos(ω−θ1)×yp’+y
0’)となる。以上により、P”の座標は次の算出式
(6)で求められる。 (cos(ω−θ1)×xp’−sin(ω−θ1)×yp’+x0’,si n(ω−θ1)×xp’+cos(ω−θ1)×yp’+y0’) ...(6)
【0078】図16は、実施の形態5の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。道路図面2
(No1)上にビルシンボルPが入力される(ステップ
ST161)。広域地図1と道路図面2の縮尺を基に、
道路図面2(No1)上の点Pの座標(x、y)が広域
地図1の縮尺でいくらの値になるかを求める(ステップ
ST162)。さらに、広域地図1上での道路図面2
(No1)の原点O1’座標から、ステップST162
で求めたx座標の値だけX軸方向へ、yの値だけY軸方
向へ移動した点P’の座標を求める(ステップST16
3)。原点O1’を中心にして、(ω−θ1)回転させ
て点P”を求め、広域地図1上に作成する(ステップS
T164)。
【0079】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実施の形態4の道路図面管理システムで得られた広
域地図1と道路図面2との対応関係をもとに、各道路図
面2に入力されたビル、サービスエリアなどの設備シン
ボルデータの各道路図面2内におけるXY座標の値を求
めて、縮尺を考慮の上、広域地図1上へそのシンボルデ
ータを作成することができる。
【0080】実施の形態6.図17および図18は、こ
の発明の実施の形態6に係る道路図面管理システムにお
ける、各道路図面2に入力された工事区間や事故発生エ
リアなどのポリゴンデータの各図面内でのXY座標の値
を求めて、得られた値を用いてポリゴンデータを広域地
図1上に作成する場合を示す説明図である。図17にお
いて、(a)は広域地図1,(b)は広域地図1の拡大
図である。また、図18において、(a)および(b)
は道路図面2、(c)は広域地図1の拡大図である。こ
れらの図において、Ox1は、広域地図1に対応する道
路図面2(No1)の原点O1’より水平方向となる直
線上の点であり、Oy1は、広域地図1に対応する道路
図面2(No1)の原点O1’より垂直方向となる直線
上の点である。また、Ox2は、広域地図1に対応する
道路図面2(No2)の原点O2’より水平方向となる
直線上の点であり、Oy2は、広域地図1に対応する道
路図面2(No2)の原点O2’より垂直方向となる直
線上の点である。
【0081】実施の形態6の道路図面管理システムは、
各道路図面2上に入力された工事区間や事故発生エリア
などのポリゴンデータの各頂点が、各道路図面2内での
XY座標がいくらの値になるかを求めることで、縮尺を
考慮の上、広域地図1上へそのポリゴンデータを作成す
るものである。
【0082】次に動作について説明する。道路図面2
(No1)において、事故発生エリア(ポリゴンデー
タ)P1P2P3P4がある場合、図17および図18
における道路図面2上ではポリゴンの頂点しか記載され
ていないが、従来の手法を用いて道路図面2をモニタで
ある表示画面上に表示したときには、各道路図面がリン
クされ、事故発生エリアのポリゴンデータが表示され
る。
【0083】広域地図1の北方向の角度をω、道路図面
2(No1)の北方向の角度をθ1、道路図面2(No
2)の北方向の角度をθ2とする。広域図面1における
道路図面2(No1)の原点O1’から水平直線上にあ
る点をOx1とし、垂直線上にある点をOy1とし、広
域図面1における道路図面2(No2)の原点O2’か
ら水平直線上にある点をOx2とし、垂直線上にある点
をOy2とする。道路図面2(No1)において、原点
O1,X軸端点X1,Y軸端点Y1を直交座標系とし
て、頂点P1が(x1,y1)の位置に存在するとす
る。道路図面2の縮尺と広域地図1の縮尺をもとに、x
1,y1の値が、広域地図1の縮尺でいくらになるかを
算出し、算出した値をx1’、y1’とする。
【0084】実施の形態4の道路図面管理システムによ
り広域地図1上の道路図面2(No1)の原点O1’が
指定され、広域地図1上での座標が分かっているものと
する。広域地図1上での道路図面2(No1)の原点O
1’座標から、上記で算出された値x1’だけX軸方向
へ、y1’だけY軸方向へ移動した頂点P1’の座標が
求まる。道路図面2(No1)と広域地図1上の方位を
合わせるために、角X1’O1’Ox1=ω−θ1であ
るため、頂点P1’も回転させる必要がある。広域地図
1上の道路図面2(No1)の原点O1’を中心にし
て、頂点P1’を(ω−θ1)度回転させて頂点P1”
を求める。広域地図上のこの点P1”が道路図面2上で
入力された頂点P1に対応した点である。同様の方法で
頂点P2に関してもP2”を求めることができる。
【0085】道路図面2(No2)において、原点O
2,X軸端点X2,Y軸端点Y2を直交座標系として、
頂点P3が(x3,y3)の位置に存在するとする。道
路図面2の縮尺と広域地図1の縮尺をもとに、x3,y
3の値が広域地図1の縮尺でいくらになるかを算出し、
算出された値をx3’,y3’とする。実施の形態4の
道路図面管理システムを用いて、広域地図1上の道路図
面2(No2)の原点O2’が指定され、広域地図1上
での座標が分かっているものとする。広域地図1上での
道路図面2(No2)の原点O2’座標から上記で算出
されたx3’の値とy3’の値に位置する点P3’の座
標が決まる。
【0086】道路図面2(No2)と広域地図1上の方
位を合わせるために、角X2’O2’Ox2=ω−θ2
であるため、頂点P3’も回転させる必要がある。広域
地図1上の道路図面2(No2)の原点O2’を中心に
して、頂点P3’を角度(ω−θ2)度回転させて頂点
P3”を求める。広域地図上のこの点P3”が道路図面
2上で入力された頂点P3に対応した点である。同様の
方法で頂点P4についてもP4”を求めることができ
る。工事区間などその他のポリゴンデータについても同
様な方法により広域地図上ヘポリゴンデータを作成する
ことができる。
【0087】図19および図20は、各道路図面2内に
入力された工事区間や事故発生エリアなどのポリゴンデ
ータの各道路図面内でのXY座標の値を算出し、算出し
た値を用いてポリゴンデータを広域地図1上へ作成する
算出式を表した図である。図19において、(a)およ
び(b)は道路図面2、図20の(a)および(b)は
広域地図1の部分拡大図である。尚、図19および図2
0で使用する参照記号は、図17および図18で用いた
参照記号と同じものである。
【0088】次に、広域地図1上でのP1”の座標の算
出式を求める。まずP1’の算出式を求める。道路図面
2(No1)上の原点O1の座標を(0,0)、点P1
の座標を(x1,y1)とする。広域地図1と道路図面
2の縮尺をもとに、この座標が広域地図1の縮尺でいく
らになるかを求め、その結果を(x1’,y1’)とす
ると、 x1’=x1×1/20000÷1/500 y1’=y1×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺で
あり、1/500は道路図面2の縮尺である。
【0089】広域地図1上で指定した原点O1’の座標
を(x10’,y10’)とすると、広域地図1での点
P1’の座標は次のようになる。 (x10’+x1’,y10’+y1’) 次にP1”を求める。p1”は、P1’を原点O1’
(x10’,y10’)を中心に角度(ω−θ1)だけ
回転させた点である。まず、道路図面2(No1)の原
点O1’(x10’,y10’)を広域地図1の原点
(0,0)へ移動させるために、X軸方向に−x1
0’、Y軸方向に−y10’だけ平行移動した後に、角
度(ω−θ1)だけ回転させ、その後、最初の平行移動
をもとに戻すために、X軸方向にx10’、Y軸方向に
y10’だけ平行移動させる。P1’の座標をX軸方向
に−x0’、Y軸方向に−y0’だけ平行移動させる
と、(x1’,y1’)となる。
【0090】座標(x1’,y1’)を原点(0,0)
を中心に角度(ω−θ1)だけ回転させると、 (cos(ω−θ1)×x1’−sin(ω−θ1)×
y1’,sin(ω−θ1)×x1’+cos(ω−θ
1)×y1’) となる。その後、X軸方向にx0’、Y軸方向にy0’
だけ平行移動させると (cos(ω−θ1)×x1’−sin(ω−θ1)×
y1’+x10’,sin(ω−θ1)×x1’+co
s(ω−θ1)×y1’+y10’) となる。
【0091】以上により、P1”の座標は次の算出式
(7)で求められる。 (cos(ω−θ1)×x1’−sin(ω−θ1)×y1’+x10’,s in(ω−θ1)×x1’+cos(ω−θ1)×y1’+y10’) ...(7) 同様にして、p2”の座標は次の算出式(8)で求めら
れる。 (cos(ω−θ1)×x2’−sin(ω−θ1)×y2’+x10’,s in(ω−θ1)×x2’+cos(ω−θ1)×y2’+y10’) ...(8) 次に、P3’の算出式を求める。道路図面2(No2)
上の原点O2の座標を(0,0)、点P3の座標を(x
3,y3)とする。広域地図1と道路図面2の縮尺をも
とに、この座標が広域地図1の縮尺でいくらになるかを
求める。x3に対応する値をx3’とすると、 x3’=x3×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺、
1/500は道路図面2の縮尺である。y3に対応する
値をy3’とすると、 y3’=y3×1/20000÷1/500 となる。ここで、1/20000は広域地図1の縮尺、
1/500は道路図面2の縮尺である。
【0092】広域地図1上で指定した原点O1’の座標
を(x20’,y20’)とすると、広域地図での点P
3’の座標は次の算出式で求められる。 (x20’+x3’,y20’+y3’)
【0093】次に座標P3”求める。P3”は、P3’
を原点O1’(x20’,y20’)を中心に角度(ω
−θ2)だけ回転させた点である。まず、道路図面2
(No2)の原点O2’(x20,y20’)を広域地
図1の原点(0,0)へ移動させるために、X軸方向に
−x20’、Y軸方向に−y20’だけ平行移動した後
に、角度(ω−θ2)だけ回転させ、その後、最初の平
行移動をもとに戻すために、X軸方向にx20’、Y軸
方向にy20’だけ平行移動させる。P3’の座標をX
軸方向に−x20’、Y軸方向に−y20’だけ平行移
動させると座標(x3’,y3’)となる。座標(x
3’,y3’)を原点(0,0)を中心に角度(ω−θ
2)だけ回転させると、(cos(ω−θ2)×x3’
−sin(ω−θ2)×y3’,sin(ω−θ2)×
x3’+cos(ω−θ2)×y3’)となる。
【0094】その後、X軸方向にx20’、Y軸方向に
y20’だけ平行移動させると、(cos(ω−θ2)
×x3’−sin(ω−θ2)×y3’+x20’,s
in(ω−θ2)×x3’+cos(ω−θ2)×y
3’+y20’)となる。以上により、座標P3”値は
(cos(ω−θ2)×x3’−sin(ω−θ2)×
y3’+x20’,sin(ω−θ2)×x3’+co
s(ω−θ2)×y3’+y20’)の算出式で求めら
れる。同様にして、座標p4”の値は(cos(ω−θ
2)×x4’−sin(ω−θ2)×y4’+x2
0’,sin(ω−θ2)×x4’+cos(ω−θ
2)×y4’+y20’)の算出式で求められる。
【0095】図21は、実施の形態6の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。まず、道路
図面2(No1)上に事故発生エリアP1P2P3P4
を入力する(ステップST211)。広域地図1と道路
図面2の縮尺をもとに、道路図面2(No1)上の頂点
P1’の座標が広域地図1の縮尺でいくらになるかを求
める(ステップST212)。さらに、広域地図1上で
の道路図面2(No1)の原点O1’座標からステップ
ST212で求めたx座標の値だけX軸方向へ、yの値
だけY軸方向へ移動した頂点P1’の座標を求める(ス
テップST213)。原点O1’を中心にして、角度
(ω−θ1)だけ回転させて、点P1”の座標を求める
(ステップST214)。同様に、頂点P2”、P
3”、P4”の座標を求める(ステップST215)。
得られた座標P1”、P2”、P3”、P4”を頂点と
するポリゴンを広域地図1上に作成する(ステップST
216)。
【0096】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、各道路図面2で入力された工事区間や事故発生エリ
アなどのポリゴンデータの各図面内でのXY座標の値を
求め、得られた値を用いてポリゴンデータを広域地図1
上に作成することができる。
【0097】実施の形態7.図22は、この発明の実施
の形態7に係る道路図面管理システムにおける、広域地
図1上の方位ベクトル/道路ベクトル/道路図面2上の
方位ベクトルを基にして、広域地図上の道路ベクトルと
道路図面上の道路ベクトルとの対応関係を示した説明図
である。図において、(a)は広域地図1,(b)およ
び(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図で
ある。また、A、B、C、A’、B’、C’はキロポス
トシンボルであり、AとA’、BとB’、CとC’とが
対応している。また、O1、O2は、広域地図1上の各
キロポストシンボルA、Bより水平方向となる直線上の
点であり、O1’、O2’は、道路図面2の各キロポス
トシンボルA’、B’より水平方向となる直線上の点で
ある。
【0098】次に動作について説明する。実施の形態7
の道路図面管理システムの動作は、実施の形態1の道路
図面管理システムの動作とは逆であり、広域地図1上の
道路ベクトル等のデータを基に、道路図面2上にデータ
を作成していくものである。尚、道路ベクトルとはキロ
ポストシンボルからキロポストシンボルまでの傾きのこ
ととする。道路図面2上に始点となるキロポストシンボ
ルA’が決定されると、キロポストシンボルB’以降の
キロポストシンボルは、実施の形態7の道路図面管理シ
ステムにおて、以下の要領で自動的に決定される。
【0099】広域地図1上のキロポストシンボルAから
見て水平方向となる直線上の点を01とする。広域図面
1上の北方向の角度をω、道路図面2上の北方向の角度
をθ1とする。一般的に広域地図1は北を真上として表
示されているため、角度ωはπ/2となるのが通例であ
る。広域地図1上の角01ABをαとする。キロポスト
シンボルは100メートル毎に位置するものであるた
め、道路図面2の縮尺で100メートルがどれだけの長
さに相当するかを計算することにより、道路ベクトルの
長さLが決定される。道路図面2上に始点の局指令A’
が決定されると、角O1’A’B’=θ1−ω+αかつ
|A’B’|=Lとなる点B’を求め道路図面2上に作
成する。
【0100】以降、同様の方法で、キロポストシンボル
C’,D’,...を求めることができる。このように
広域地図1上のキロポストシンボルと道路図面2上のキ
ロポストシンボルは、AとA’、BとB’、...のよ
うな対応関係で管理されている。ただし、実施の形態7
の道路図面管理システムでは、最初の道路図面2(No
1)は、図面の向き通りにモニタである表示画面上へ表
示し、それ以降の道路図面2(No2,...Non)
は、従来技術を用いて、最初の道路図面2(No1)に
対して道路が切れること無くリンクするように、各道路
図面2を回転して表示画面で表示することが前提とす
る。
【0101】図23は、道路図面2上のキロポスト
B’、C’、D’、...を求める算出式を示した説明
図である。道路図面2上でB’の座標の算出式を求め
る。図において、(a)は広域地図1,(b)は道路図
面2である。尚、図23内の参照記号は、図22で用い
た参照記号と同じものである。道路図面2上で指定した
A’の座標を(xa’,ya’)とする。キロポストシ
ンボル間の距離100mが画面の道路図面2上でいくら
になるかを計算する。画面の解像度をG(dot/m
m)とすると、 L(dot)=100000mm×1/500×G となる。ここで、1/500は、道路図面2の縮尺であ
る。Bの座標は、次の算出式(9)で求められる。 (xa’+Lcos(θ1−ω+α),ya’+Lsin(θ1−ω+α)) ...(9) 以降、同様の算出式により、C’を求める。
【0102】図24は、各道路図面2のリンクのために
回転させた道路図面2上のキロポストシンボルをもと
に、広域地図1上のキロポストシンボルを求める算出式
を示した説明図である。尚、図24内で用いる参照記号
は、図23で用いた参照記号と同じものである。図にお
いて、(a)は広域地図1,(b)〜(d)は道路図面
2である。O3’,O4’は道路図面2上のキロポスト
シンボルC’、D’より水平方向となる直線上の点であ
り、O3,O4は広域地図1上のキロポストシンボル
C,Dより水平方向となる直線上の点である。
【0103】前述したの算出式(9)により求められた
道路図面2上のC’の座標を(xc’,yc’)とす
る。道路図面2(No1)と道路図面2(No2)とを
リンクするために、道路図面2(No2)をS度回転さ
せたとする。この回転方法は、従来技術を用いるため、
ここではその説明を省略する。表示画面に表示された道
路図面2(No2)上のキロポストシンボルD’の座標
を求める算出式(10)は、前述の算出式(9)と同様
にして求める。 (xc’+Lcos(θ1−ω+γ),yc’+Lsin(θ1−ω+γ)) ...(10) 求められたD’の座標を(xd’,yd’)とすると、
E’の座標は、(xd’+Lcos(θ1−ω+δ),
yd’+Lsin(θ1−ω+δ))となる。この座標
は、表示画面上に道路図面2(No2)が表示された状
態での座標であり、道路図面2(No2)は、道路図面
2(No1)とリンクするためにS度回転されていると
する。道路図面2(No2)が表示画面で非表示状態時
に、各道路図面2内の座標で管理される時は、前述の角
度からS度引いておく必要がある。
【0104】図25は、実施の形態7の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。まず、広域
地図1上で方位ベクトルとキロポストシンボルを入力
し、道路図面2上に方位ベクトルを設定する(ステップ
ST251、ステップST252)。次に、広域地図1
上で設定された方位ベクトルとキロポストシンボルを基
に、道路図面2上で始点となるキロポストシンボルA’
を指定すると(ステップST253)、以降自動的に、
前述の方法で道路図面2上にキロポストシンボルが作成
される(ステップST254)。ただし、従来技術によ
り、各道路図面2間のリンクがなされていることが前提
である。ユーザが、広域地図1上で任意の位置を指定す
ると、指定した位置に最も近いキロポストシンボルと対
応している道路図面2を検索して検索結果をモニタ1上
に表示する(ステップST255)。
【0105】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、広域地図1の方位/道路ベクトル/広域地図の方位
/各々の縮尺をもとに、道路図面上の始点キロポストか
ら自動的にキロポストシンボルを作成するので、広域地
図1と道路図面2との間のデータを関連付けが容易にな
り、広域地図1から道路図面2を検索することができ
る。実施の形態7の道路図面管理システムでの前提条件
に反して、最初の道路図面2(No1)が図面向き通り
でなく、別の向きにモニタである表示画面へ表示してい
る場合は、その角度だけ算出式(9)、(10)内のθ
1に加算し、それ以外は上記した実施の形態7の手法を
用いて座標を求め、広域地図1から道路図面2を検索す
ることができる。
【0106】実施の形態8.図26は、この発明の実施
の形態8に係る道路図面管理システムにおける、広域地
図1に入力されたビル、サービスエリアなどの設備シン
ボルデータを、キロポストからの方向、距離を基にして
道路図面2上へ作成する場合を示した説明図である。図
において、(a)は広域地図1,(b)は道路図面2、
(c)は広域地図1の拡大図である。また、A、B、
C、A’、B’、C’はキロポストシンボルであり、A
とA’、BとB’、CとC’、DとD’とが対応してい
る。L1、Mは広域地図1上のキロポストシンボルA,
Bからの距離であり、L’、M’は、道路図面2上のキ
ロポストシンボルA’、B’からの距離であり、また、
O1、O2は、広域地図1上の各キロポストシンボル
A、Bより水平方向となる直線上の点であり、O1’、
O2’は道路図面2上の各キロポストシンボルA’、
B’より水平方向となる直線上の点である。
【0107】次に動作について説明する。実施の形態8
の道路図面管理システムは、広域地図1に入力されたビ
ル、サービスエリアなどの設備シンボルデータがキロポ
ストシンボルからの方向、距離を基に、縮尺を考慮の
上、道路図面2上へ作成するものである。例えば、図2
6に示す広域地図(a)の拡大図(c)に示すように、
ビルPは、広域地図1のキロポストシンボルAからLの
距離に位置している。広域地図1におけるキロポストシ
ンボルAから、水平直線上にある点をO1とする。角O
1APをαとする。広域地図1と道路図面2の縮尺をも
とに、道路図面2上でのキロポストシンボルA’からビ
ルP’までの距離L1’を求めることができる。
【0108】道路図面2の北方向の角度をθ、広域地図
1の北方向の角度をωとする。道路図面2上のキロポス
トシンボルA’は実施の形態7の道路図面管理システム
を用いて指定されておりものとする。それ以降のキロポ
ストシンボルについても実施の形態7の道路図面管理シ
ステムにより求められているものとする。道路図面2に
おけるキロポストシンボルA’から水平直線上にある点
をO1’とする。このキロポストシンボルA’からL’
の距離にあり、角O1’A’P’=θ−ω+αとなる点
P’を求め、道路図面2上へ作成する。
【0109】サービスエリアQのシンボルについても上
記した方法で作成することができる。実施の形態8の道
路図面管理システムでは、実施の形態7の道路図面管理
システムと同様に、最初の道路図面2(No1)は、図
面向き通りに表示画面へ表示し、それ以降の道路図面
は、最初の図面に対して道路が切れること無くリンクす
るように道路図面を回転して表示画面で表示することが
前提となる。
【0110】図27は、広域地図1に入力されたビル、
サービスエリアなどの設備シンボルデータのキロポスト
からの方向、距離に基づいて、道路図面2上へ作成する
算出式を示す説明図である。図において、(a)は広域
地図1,(b)は道路図面2である。図27の(a)、
(b)に示すように、道路図面2上でP’の座標の算出
式を求める。図27内の参照記号は、図26で用いた参
照記号と同じものである。広域地図1上のキロポストA
の座標を(xa,ya)とする。広域地図1上で指定し
たビルPの座標を(x,y)とする。広域地図1上のキ
ロポストシンボルAからビルPまでの距離Lは、L=s
qrt((x−xa)2 +(y−ya)2 )であり、広
域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この距離Lが、
道路図面2上でいくらの距離になるかを求める。道路図
面2上での、キロポストシンボルA’からビルP’まで
の距離L’は、 L’=L×1/500÷1/200000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/200000は広域地図1の縮尺である。
【0111】実施の形態7の道路図面管理システムにお
いて指定した道路図面2上のキロポストA’の座標を
(xa’,ya’)とする。P’の座標は次の算出式
(11)で求められる。 (xa’+L’cos(θ−ω+α),ya’+L’sin(θ−ω+α)) ...(11) この座標は、表示画面上に道路図面2が表示された状態
での座標である。道路図面2が表示画面に表示され、道
路図面2が表示画面で非表示状態時に各道路図面2内の
座標で管理される時に、隣接する道路図面2とリンクす
るためにS度回転している場合には、前述の角度からS
度引いておく必要がある。
【0112】図28は、実施の形態8の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。広域地図1
上に、ビルPが入力される(ステップST281)。広
域地図1上におけるキロポストシンボルAからの距離を
求め(ステップST282)、さらに、道路図面2と広
域地図1の縮尺をもとに、道路図面2上での、キロポス
トシンボルA’からの距離L’を求める(ステップST
283)。前述の算出式をもとに、道路図面2上でのビ
ルP’の座標を求め、道路図面2上に作成する(ステッ
プST284)。
【0113】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、広域地図1上で入力されたビル、サービスエリアな
どの設備シンボルデータに関して、キロポストシンボル
からの方向、距離を基に、縮尺を考慮の上、道路図面2
上へ自動的にデータを作成し検索することができるの
で、広域地図1に入力されたビル、サービスエリアなど
の設備シンボルデータを道路図面2上へ表示することが
できる。また、前提条件である最初の道路図面2(No
1)が図面向き通りでなく、別の向きに表示画面上で表
示している場合は、予め、その角度だけ算出式(11)
内のθへ加算しておくことで設備シンボルデータの座標
を求めることができる。
【0114】実施の形態9.図29は、この発明の実施
の形態9に係る道路図面管理システムで、広域地図1上
で入力された工事区間や事故発生エリアなどのポリゴン
データを、キロポストシンボルから見た方向、距離を基
にして、道路図面2上へ作成し表示する場合を説明する
図である。図において、(a)は広域地図1,(b)お
よび(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図
である。A、B、C、A’、B’、C’はキロポストシ
ンボルであり、AとA’、BとB’、CとC’、Dと
D’とが対応している。L1、L2は広域地図1上のキ
ロポストシンボルCからの距離であり、L3、L4は、
広域地図1上のキロポストシンボルDからの距離であ
り、L1’、L2’は、道路図面2上でのキロポストシ
ンボルC’からの距離、L3’、L4’は、広域地図2
上でのキロポストシンボルD’からの距離である。ま
た、O1、O2は、広域地図1の各キロポストシンボル
C、Dより水平方向となる直線上の点でありO1’、O
2’は道路図面2の各キロポストシンボルC’、D’よ
り水平方向となる直線上の点である。
【0115】次に動作について説明する。図29に示す
ように、広域地図1上で入力された工事区間や事故発生
エリアなどのポリゴンデータの各頂点を、キロポストシ
ンボルからの方向、距離を基にして、縮尺を考慮の上、
道路図面2上へ作成する。ポリゴンの頂点P1は、広域
地図1上のキロポストシンボルCからL1の距離に位置
している。広域地図1における、キロポストシンボルC
から水平直線上にある点をO1とする。角O1CP1を
αとする。広域地図1と道路図面2(No1)の縮尺を
もとに、道路図面2上でのキロポストシンボルC’から
頂点P1’までの距離L1’を求める。広域地図1の北
方向の角度をω、道路図面2(No1)の北方向の角度
をθ1とする。道路図面2上のキロポストシンボルC’
は実施の形態7の道路図面管理システムにより求められ
ているものとする。
【0116】道路図面2におけるキロポストシンボル
C’から水平直線上にある点をO1’とする。このキロ
ポストシンボルC’から、L1’の距離にあり、角O
1’C’P1’=θ1−ω+αとなる点P1’を求め、
道路図面2上へ作成することができる。同様に頂点P
2’を求めることができる。ポリゴンデータの頂点P3
は広域地図1上のキロポストシンボルDからL3の距離
に位置している。広域地図1における、キロポストシン
ボルDから水平直線上にある点をO2とする。角O2D
P3をγとする。広域地図1と道路図面2(No2)の
縮尺をもとに、道路図面2上でのキロポストシンボル
D’から頂点P3’までの距離L3’を求めることがで
きる。広域地図1での北方向の角度をω、道路図面2
(No1)での北方向の角度をθ2とする。道路図面2
上のキロポストシンボルD’は実施の形態7の道路図面
管理システムを用いて求められているものとする。
【0117】道路図面2におけるキロポストシンボル
D’から水平直線上にある点をO2’とする。このキロ
ポストシンボルD’からL3’の距離にあり、角O2’
D’P3’=θ2−ω+γとなる点P3’の座標を求
め、道路図面2上へ作成し表示すること。同様にして頂
点P4’の座標を求める。この実施の形態9では、実施
の形態7の場合と同様に、最初の道路図面2(No1)
は、道路図面向き通りに表示画面へ表示し、それ以降の
道路図面は、図48,49に示した従来技術を用いて、
最初の図面に対して道路が切れること無くリンクするよ
うに道路図面を回転させ、表示画面で表示するものとす
る(前提条件)。
【0118】図30は、広域地図1で入力された工事区
間や事故発生エリアなどのポリゴンデータをキロポスト
から見た方向、距離をもとに、道路図面2上へ作成する
算出式を示した説明図である。図において、(a)は広
域地図1,(b)および(c)は道路図面2である。広
域地図1上でポリゴンの頂点座標の算出式を求める。図
30で用いる参照記号は、図29で用いた参照記号と同
じものである。広域地図1上のキロポストCの座標を
(xc,yc)とする。広域地図1上で指定した頂点P
1の座標を(x1,y1)とする。広域地図1上のキロ
ポストシンボルCから頂点P1までの距離L1=sqr
t((x1−xc)2 +(y1−yc)2)であり、広
域地図1と道路図面2との縮尺をもとに、この距離L1
が、道路図面2上でいくらの距離になるかを求める。道
路図面2上での、キロポストシンボルC’から頂点P1
までの距離L1’は、 L1’=L1×1/500÷1/200000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。
【0119】実施の形態7の道路図面管理システムで求
めた道路図面2上のキロポストC’の座標を(xc’,
yc’)とする。P1’の座標は次の算出式(12)で
求められる。 (xc’+L1’cos(θ1−ω+α),yc’+L1’sin(θ1−ω +α)) ...(12) 同様にして、頂点P2’の座標は次の算出式(13)で
求められる。 (xc’+L2’cos(θ1−ω+β),yc’+L2’sin(θ1−ω +β)) ...(13) 広域地図1上のキロポストシンボルDの座標を(xd,
yd)とする。広域地図1上で指定した頂点P3の座標
を(x3,y3)とする。広域地図1上のキロポストシ
ンボルDから頂点P3までの距離L3は、 L3=sqrt((x3−xd)2 +(y3−y
d)2 ) であり、広域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この
距離L3が、道路図面2上でいくらになるかを求める。
道路図面2上での、キロポストシンボルD’から頂点P
3までの距離L3’は、 L3’=L3×1/500÷1/200000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。
【0120】実施の形態7の道路図面管理システムで求
めた広域地図1上のキロポストD’の座標を(xd’,
d’)とする。P3’の座標は次の算出式(14)で求
めることができる。 (xd’+L3’cos(θ2−ω+γ),yd’+L3’sin(θ2−ω +γ)) ...(14) 同様にして、頂点P4’の座標は次の算出式(15)で
求めることができる。 (xd’+L4’cos(θ2−ω+δ),yd’+L4’sin(θ2−ω +δ)) ...(15) この座標は、表示画面上に道路図面2が表示された状態
での座標である。道路図面2が表示画面上に表示され、
道路図面2が表示画面上で非表示状態時に各道路図面2
内の座標で管理される時で、隣接する図面とリンクする
ためS度回転している場合には、前述の角度からS度引
いておく必要がある。
【0121】図31は、実施の形態9の道路図面管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。まず、広域
地図1上に、事故発生エリアP1P2P3P4のポリゴ
ンを入力する(ステップST311)。広域地図1上に
おけるキロポストシンボルCから頂点P1の距離L1を
求め(ステップST312)、さらに、道路図面2と広
域地図1の縮尺をもとに、道路図面2上で、キロポスト
シンボルA’から見た距離L1’を求める(ステップS
T313)。前述の算出式(12)〜(15)を基に、
道路図面2上での頂点P1’の座標を求め、道路図面2
上に作成する(ステップST314)。同様にしてP
2’、P3’、P4’の座標を求め(ステップST31
5)、道路図面2上に、頂点P1’、P2’、P3’、
P4’のポリゴンを作成し表示する(ステップST31
6)。
【0122】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、広域地図1に入力された工事区間や事故発生エリア
などのポリゴンデータを道路図面2上へ作成することが
できる。この場合、従来技術により、道路図面同士をリ
ンクしてモニタ1で表示されることを前提とする。も
し、最初の道路図面2(No1)が図面向き通りでな
く、別の向きに表示画面上で表示されている場合は、予
め、その角度だけ算術式(12)、(13)内のθ1に
加算し、それ以外は上記した手法で座標を求めることが
できる。
【0123】実施の形態10.図32は、この発明の実
施の形態10に係る道路図面管理システムで、広域地図
1上で入力された各道路図面2の原点/X軸・Y軸端点
と道路図面2との対応関係と算出式を示した説明図であ
る。図において、(a)は広域地図1,(b)および
(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図であ
る。また、道路図面2の原点とは、各道路図面2の左上
の点とする。
【0124】道路図面2上で原点が決定すると、その道
路図面のX軸の端点、Y軸の端点は、次の方法で決定す
る。広域地図1上の道路図面2(No1)の原点をO
1,X軸の端点をX1,Y軸の端点をY2とする。広域
地図1上での原点O1からX1までの長さ/広域地図1
の縮尺/道路図面2の縮尺より、道路図面2上での原
点’O1からX1’までの長さを|O1’X1’|(=
L’とする)を求める。道路図面2(No)で原点O
1’を指定する。道路図面2(No1)で原点O1’よ
りX軸正方向、即ち、指定した原点O1’から水平方向
でかつO1’より右側の方向、となる直線上でO1’か
らの距離がL’となる点X1’を求め、道路図面2上に
作成する。
【0125】広域地図1上での原点O1からY1までの
長さ/広域地図1の縮尺/道路図面2の縮尺より、道路
図面2上での原点O1’からY1’までの長さ|O1’
X1’|(=M’とする)を求める。道路図面2(N
o)の原点O1’よりY軸負方向、即ち、垂直方向でか
つO1’より下側の方向、となる直線上でO1’からの
距離がM’となる点Y1’を求め、道路図面2上に作成
する。以降同様にして、道路図面2(No2,No
3,...)についても、道路図面2上で原点が決定す
ると、各々の図面のX軸の端点、Y軸の端点を求めるこ
とができる。このように広域地図1の各道路図面2の原
点、X軸の端点、Y軸の端点を3つの頂点とする長方形
は、各道路図面2と対応して管理される。
【0126】道路図面2上でX1’、Y1’の座標の算
出式を求める。広域地図1上の道路図面2(No1)上
の原点O1の座標を(x0,y0)、X1の座標を(x
1,x2)、Y1の座標を(y1,y1)とする。原点
O1からX1までの距離Lは次の算出式(16)で求め
られる。 L=sqrt((x0−x1)2 +(y0−x2))2 ...(16) 地域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この距離L
が、道路図面2上でいくらの距離になるかを求める。
【0127】道路図面2上で指定された原点O1’
(0,0)からX1’までの距離L’は、 L’=L×1/500÷1/200000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。道路図
面2上のX1’端点の座標は、(L’,0)となる。原
点O1からY1までの距離Mは前述の算出式(16)を
用いて、 M=sqrt((x0−y1)2 +(y0−y2))2 であり、広域地図1と道路図面2の縮尺をもとに、この
距離Mが、道路図面2上でいくらの距離になるかを求め
る。広域地図1上で指定された原点O1’からY1’ま
での距離M’は、 M’=M×1/500÷1/200000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/200000は広域地図1の縮尺となる。道路
図面2上のY1’端点の座標は(M’,0)となる。
【0128】図33は、実施の形態10の道路図面管理
システムの動作を示すフローチャートである。まず、広
域地図1上で各道路図面2の原点/X軸・Y軸端点を指
定し(ステップST331)、広域地図1の方位ベクト
ルを設定後(ステップST331)、道路図面2上で原
点O1’と方位を指定すると(ステップST332,S
T333)、前述の算出式(16)を用いて道路図面2
上に、X軸端点とY軸端点が作成される(ステップST
334)。ユーザが広域地図1上で、任意の位置(ただ
し、各道路図面2の原点、X軸の端点、Y軸の端点の3
つの頂点とする長方形の内部)を指定すると、指定した
位置の道路図面2を表示画面上に表示する(ステップS
T335、336)。もし、道路図面2の長方形の内部
ではない位置を指定すると、指定した位置に最も近い端
点、または原点の道路図面2を表示画面上に表示する。
【0129】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、広域地図1の方位、広域地図1上に表示されている
各道路図面2の原点/X軸・Y軸端点、各道路図面2の
方位/各道路図面2上で指定された原点、各々の縮尺を
もとに、その道路図面毎のX軸の端点、Y軸の端点を決
定することにより、広域地図1と道路図面2との間のデ
ータを関連付けることが容易となり、広域地図1から道
路図面2を検索することができる。
【0130】実施の形態11.図34は、この発明の実
施の形態11に係る道路図面管理システムで、広域地図
1で入力されたビル、サービスエリアなどの設備シンボ
ルデータが広域地図1上の各道路図面の左上の点を原点
としたXY直交座標系での座標の値を求め、縮尺を考慮
の上、道路図面2上へそのシンボルデータを作成するこ
とを示した説明図である。図において、(a)は広域地
図1,(b)および(c)は道路図面2、(d)は広域
地図1の拡大図である。Oxは、広域地図1上の道路図
面2(No1)の原点O1より水平方向となる直線上の
点であり、Oyは、広域地図1上の道路図面2(No
1)の原点O1より垂直方向となる直線上の点である。
【0131】次に動作について説明する。広域地図1に
入力されたビル、サービスェリアなどの設備シンボルデ
ータが、広域地図1上の各道路図面の原点に対応した座
標を原点としたXY直交座標系での座標値を求めること
で、縮尺を考慮の上、道路図面2上へそのシンボルデー
タを作成する。尚、各道路図面2の原点とは、道路図面
2における左上の点であるが、広域地図1上で左上の位
置になるとは限らない。
【0132】先ず、図34の(c)に示す広域地図1に
おいて、ビルシンボルが点Pの位置に存在するとする。
広域地図1の北方向の角度をω、道路図面2No1の北
方向の角度をθ1とする。広域図面1における道路図面
2No1の原点O1から水平直線上にある点をOxと
し、垂直線上にある点をOyとする。広域地図1上の点
Pを広域地図1上での道路図面2(No1)の原点O1
を原点とし、O10x,O10yを直交座標系とした時
の座標点Pを求める。道路図面2(No1)の原点O
1’を指定すると、実施の形態10の道路図面管理シス
テムを用いて道路図面2(No1)上のX軸端点(X
1’)・Y(Y1’)軸端点が決定する。この道路図面
2(No1)上で原点O1’・X軸端点(X1’)・Y
軸端点(Y1’)を直交座標系とした座標において、上
記で得られた点Pを、広域地図1の縮尺をもとに、道路
図面2の縮尺でいくらの距離になるか座標計算を行い点
P’を求める。
【0133】広域地図1と道路図面2(No1)の方位
を合わせるため、道路図面2(No1)上の原点O1’
を中心にして、点P’を角度−(ω−θ1)度回転させ
て、点P”を求める。この点P”が広域地図1上で入力
された点Pに対応した点である。サービスエリアQのシ
ンボルについても同様な方法によりQ”を求めることが
できる。以上のように、広域地図1に入力されたビル、
サービスエリアなどの設備シンボルデータを道路図面2
上へ作成することができる。
【0134】図35は、広域地図1上で入力されたビ
ル、サービスエリアなどの設備シンボルデータが、広域
地図1上の左上の点を原点としたXY直交座標系での座
標値を求めることで、縮尺を考慮の上、道路図面2上へ
そのシンボルデータを作成する算出式を示した説明図で
ある。図において、(a)は広域地図1の部分拡大図,
(b)は道路図面2である。尚、図35内の参照記号
は、図34で用いた参照記号と同じものである。
【0135】次に、道路図面2上でP”の座標の算出式
を求める。まずP’の算出式を求める。広域地図1上の
道路図面2(No1)の原点O1の座標を(x0,y
0)、点Pの座標を(xp,yp)とする。原点O1の
座標をOとした時に、点Pの座標は、(xp−x0,y
p−y0)となる。広域地図1と道路図面2の縮尺をも
とに、この座標Oが広域地図1の縮尺でいくらの距離に
なるかを求めると、 (xp−x0)×1/500÷1/20000 (yp−y0)×1/500÷1/20000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。これ
を、それぞれ、xp’、yp’とする。道路図面2上で
の点P’の座標は(xp’,yp’)の算出式で求めら
れる。
【0136】次にP”を求める。P”は、P’を道路図
面2上の原点O1’(0,0)を中心に角度−(ω−θ
1)回転させた点である。以上より、P”の座標は算出
式(17)で求められる。 (cos(ω−θ1)×xp’+sin(ω−θ1)×yp’,−sin(ω −θ1)×xp’+cos(ω−θ1)×yp’) ...(17)
【0137】図36は、実施の形態11の道路図面管理
システムの動作を示すフローチャートである。まず、広
域地図1上にビルシンボルPが入力される(ステップS
T341)。広域地図1上の道路図面2(No1)の原
点を(0,0)とした時のビルPの座標を求める(ステ
ップST342)。この座標が、道路図面2上でいくら
の値になるかを計算し点P’を求める(ステップST3
43)。道路図面2(No1)の原点O1’を中心にし
て、点P’を角度−(ω−θ1)度回転させて、点P”
を求め、道路図面2上に作成する(ステップST34
4)。
【0138】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、実施の形態10の道路図面管理システムで得られた
値を用いて、広域地図1に入力されたビル、サービスエ
リアなどの設備シンボルデータが、広域地図1上の各道
路図面の原点に対応した座標を原点としたXY直交座標
系で、座標がいくらの値になるかを求めることで、縮尺
を考慮の上、道路図面2上へそのシンボルデータを作成
することができる。尚、この実施の形態11で得られた
座標は、各道路図面2における座標であり、表示画面上
へ各道路図面2どうしをリンクして表示する時は、リン
クするために図面を回転させた角度だけこの座標も回転
させる必要がある。
【0139】実施の形態12.図37および図38は、
この発明の実施の形態12に係る道路図面管理システム
で、広域地図1に入力されたビル、サービスエリアなど
の工事区間や事故発生エリアなどのポリゴンデータを、
広域地図1上での各道路図面2の左上の点を原点とした
XY直交座標系での座標値を求め、縮尺を考慮の上、道
路図面2上へそのシンボルデータを作成する場合を示す
説明図である。図37において、(a)は広域地図1,
(b)は広域地図1の拡大図である。図38において、
(a)〜(c)は道路図面2である。尚、Ox1は、広
域地図1上の道路図面2(No1)の原点O1より水平
方向となる直線上の点であり、Oy1は、広域地図1上
の道路図面2(No1)の原点O1より垂直方向となる
直線上の点である。さらに、Ox2は、広域地図1上の
道路図面2(No2)の原点O2より水平方向となる直
線上の点であり、Oy2は、広域地図1上の道路図面2
(No2)の原点O2より垂直方向となる直線上の点で
ある。
【0140】また、図39および図40は、広域地図1
上で入力されたビル、サービスエリアなどの工事区間や
事故発生エリアなどのポリゴンデータを、広域地図1上
の各道路図面2の左上の点を原点としたXY直交座標系
での座標値を求めることで、縮尺を考慮の上、道路図面
2上へそのシンボルデータを作成する算出式を示した説
明図である。尚、図40において、(a)〜(d)は道
路図面2である。
【0141】次に動作について説明する。広域地図1上
で入力された工事区間や事故発生エリアなどのポリゴン
データの各頂点が、広域地図1上の各図面の原点に対応
した座標を原点としたXY直交座標系で座標がいくらに
なるかを求めることで、縮尺を考慮の上、道路図面2上
へそのポリゴンデータを作成する。尚、原点とは、道路
図面2における左上の点であり、広域地図1上で左上に
なるとは限らない。
【0142】広域地図1において、事故発生エリアがP
1P2P3P4のポリゴン位置に存在するとする。図3
8における道路図面2上では、ポリゴンの頂点しか記載
されていないが、従来技術を用いて道路図面を表示画面
上に表示した場合、道路図面2がリンクし、ポリゴンデ
ータとして表示される。広域地図1の北方向の角度を
ω、道路図面2(No1)の北方向の角度をθ1、道路
図面2(No2)の北方向の角度をθ2とする。広域図
面1における道路図面2(No1)の原点O1から水平
直線上にある点をOx1とする。
【0143】さらに、垂直線上にある点をOy1とし、
広域図面1における道路図面2(No2)の原点O2か
ら水平直線上にある点をOx2とし、垂直線上にある点
をOy2とする。広域地図1上のポリゴンの頂点P1
を、広域地図1上での道路図面2(No1)の原点O1
を原点とし、O10x1,O10y1を直交座標系とし
た時の頂点P1の座標を求める。道路図面2(No1)
の原点O1’を指定すると、実施の形態10の道路図面
管理システムを用いて、道路図面2(No1)上のX軸
端点(X1’)・Y軸端点(Y1’)が決定する。この
道路図面2(No1)上で原点O1’・X軸端点(X
1’)・Y軸端点(Y1’)を直交座標系とした座標に
おいて、上記で得られた点P1の座標を、広域地図1の
縮尺をもとに道路図面2の縮尺でいくらの値になるか座
標を計算して、点P1’を求めることができる。
【0144】広域地図1と道路図面2(No1)の方位
を合わせるために、道路図面2(No1)上の原点O
1’を中心にして、点P’を角度−(ω−θ1)度回転
させて、頂点P1”を求める。これが広域地図1上の頂
点Pに対応した頂点である。同様の方法で、頂点P2に
ついてもP2”を求める。広域地図1上のポリゴンの頂
点P3を、広域地図1上での道路図面2(No2)の原
点O2を原点とし、O20x2,O20y2を直交座標
系とした時の頂点P3の座標を求める。道路図面2No
2の原点O2’を指定すると、実施の形態10の道路図
面管理システムを用いて、道路図面2(No2)上のX
軸端点(X2’)・Y軸端点(Y2’)が決定する。
【0145】この道路図面2(No2)上で原点O1’
・X軸端点(X2’)・Y軸端点(Y2’)を直交座標
系とした座標において、上記で得られた頂点P3の座標
が、広域地図1の縮尺をもとに道路図面2の縮尺でいく
らになるか座標計算し、頂点P3’を求める。広域地図
1と道路図面2(No2)の方位を合わせるために、道
路図面2(No2)上の原点O2’を中心にして、頂点
P3’を−(ω−θ2)度回転させて、頂点P3”を求
める。これが広域地図1上の頂頂点P3に対応した頂点
である。同様の方法を用いて、頂点P4についてもP
4”を求めることができる。工事区問などその他のポリ
ゴンデータについても同様の方法で道路図面2上ヘポリ
ゴンデータを作成することができる。
【0146】次に、図39および図40を参照しなが
ら、道路図面2上でP1”、P2”、P3”、P4”の
座標の算出式を求める。尚、図39および図40内の参
照記号は、図37および図38で用いた参照記号と同じ
ものである。まず、P1’の算出式を求める。広域地図
1上の道路図面2(No1)の原点O1の座標を(x1
O,y1O)、点P1の座標を(x1,y1)とする。
原点O1の座標を0とした時に、点Pの座標は、(x1
−x10,y1−y10)となる。広域地図1と道路図
面2との縮尺を基に、この座標が広域地図1の縮尺でい
くらになるかを求めると、 (x1−x10)×1/500÷1/20000 (y1−y10)×1/500÷1/20000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。
【0147】これを、それぞれ、x1’、y1’とす
る。道路図面2上での点P1’の座標は(x1’,y
1’)の算出式で求められる。次にP1”を求める。P
1”は、P1’を道路図面2上の原点O1’(0,0)
を中心に角度−(ω−θ1)だけ回転させた点である。
以上より、P1”の座標は次の算出式(18)で求めら
れる。 (cos(ω−θ1)×x1’+sin(ω−θ1)×y1’,−sin(ω −θ1)×x1’+cos(ω−θ1)×y1’) ...(18) 同様にして、P2”の座標は次の算出式(19)で求め
られる。 (cos(ω−θ1)×x2’+sin(ω−θ1)×y2’,−sin(ω −θ1)×x2’+cos(ω−θ1)×y2’) ...(19)
【0148】次にP3’を求める。広域地図1上の道路
図面2(No2)の原点O2の座標を(x20,y2
0)、点P3の座標を(x3,y3)とする。原点O3
の座標をOとした時に、点Pの座標は(x3−x20,
y3−y20)となる。広域地図1と道路図面2の縮尺
をもとに、この座標が広域地図1の縮尺でいくらになる
かを求めると、 (x3−x20)×1/500÷1/20000 (y3−y20)×1/500÷1/20000 となる。ここで、1/500は道路図面2の縮尺であ
り、1/20000は広域地図1の縮尺である。これ
を、それぞれ、x3’、y3’とする。道路図面2上で
の点P3’の座標は(x3’,y3’)の算出式で求め
られる。
【0149】次にP3”を求める。P3”は、P3’を
道路図面2上の原点O2’(0,0)を中心に角度−
(ω−θ2)だけ回転させた点である。以上より、P
3”の座標は次の算出式(20)で求められる。 (cos(ω−θ2)×x3’+sin(ω−θ2)×y3’,−sin(ω −θ2)×x3’+cos(ω−θ2)×y3’) ...(20) 同様にして、P4”の座標は次の算出式(21)で求め
られる。 (cos(ω−θ2)×x4’+sin(ω−θ2)×y4’,−sin(ω −θ2)×x4’+cos(ω−θ2)×y4’) ...(21)
【0150】図41は、実施の形態12の道路図面管理
システムの動作を示すフローチャートである。まず、広
域地図1上に事故発生エリアP1P2P3P4が入力さ
れる(ステップST411)。広域地図1上の道路図面
2(No1)の原点を(0,0)とした時の頂点P1の
座標を求める(ステップST412)。この座標P1
が、道路図面2上でいくらの値になるかを計算し、頂点
P1’を求める(ステップST413)。道路図面2N
o1の原点O1’を中心にして、頂点P1’を角度−
(ω−θ1)度だけ回転させて、頂点P1”を求める
(ステップST414)。同様にして、P2”、P
3”、P4”を求め(ステップST415)、道路図面
2上にポリゴンp1”p2”p3”p4”を作成する
(ステップST416)。
【0151】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、広域地図1に入力された工事区間や事故発生エリア
などのポリゴンデータを道路図面2上へ作成することが
できる。この実施の形態12で求めた座標は、各道路図
面2上における座標であり、表示画面へ各道路図面2ど
うしをリンクして表示する時は、リンクするために図面
を回転させた角度だけ、この座標も回転させる必要があ
る。
【0152】実施の形態13.図42は、この発明の実
施の形態13に係る道路図面管理システムで、広域地図
1で入力されたキロポストシンボルと道路図面2で入力
されたキロポストシンボルとのリンクを示す説明図であ
る。図において、(a)は広域地図1,(b)および
(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図、
(e)はキロポストリンク管理テ−ブルである。尚、
A、B、C、A’、B’、C’はキロポストシンボルで
あり、AとA’、BとB’、CとC’、DとD’とが対
応している。
【0153】実施の形態13の道路図面管理システムで
は、図42に示すように、広域地図1で入力されたキロ
ポストシンボルと、道路図面2で入力されたキロポスト
シンボルとの対応関係を示している。広域地図1上のキ
ロポストシンボルAと、道路図面2上のキロポストシン
ボルA’をリンクする。同様に、キロポストシンボルB
とB’、CとC’、DとD’、EとE’、...のよう
に、広域地図1上のキロポストシンボルと道路図面2上
のキロポストシンボルとのリンクを行い、図42の
(e)に示すキロポストリンク管理テーブルで対応関係
を管理するものである。
【0154】次に動作について説明する。図42の
(e)に示すキロポストリンク管理テーブルを用いて、
広域地図1でのキロポストシンボルと道路図面2でのキ
ロポストシンボルとのリンクを行う。例えば、表示画面
上で、ユーザが広域地図1上の任意の位置を指定する
と、最も近い位置のキロポストシンボルを検索し、その
広域地図1上のキロポストシンボルにリンクした道路図
面2上のキロポストシンボルをキロポストリンク管理テ
ーブルを用いて検索し、得られたキロポストシンボルを
表示画面上の道路図面2内に表示する。
【0155】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、キロポストリンク管理テーブルを用いているので、
広域地図1と道路図面2との間のデータの関連付けが容
易になり、広域地図1から道路図面2を検索することが
できる。
【0156】実施の形態14.図43は、この発明の実
施の形態14に係る道路図面管理システムで、広域地図
1で入力された道路の切片ベクトルと、道路図面2で入
力された道路の切片ベクトルのリンクを示す説明図であ
る。図において、(a)は広域地図1,(b)および
(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図、
(e)は切片ベクトルリンク管理テ−ブルである。尚、
切片ベクトルA1A2と、A1’A2’、B1B2とB
1’B2’、C1C2とC1’C2’とがリンクしてい
る。実施の形態14では、道路の最も端の道路図面2
で、次にリンクする道路図面2がない場合でも切片ベク
トルを入力するものである。従って、道路は必ず最低2
本の切片ベクトルが存在するものとする。
【0157】次に動作について説明する。広域地図1上
の切片ベクトルA1A2と、道路図面2上の切片ベクト
ルA1’A2’、広域地図1上の切片ベクトルB1B2
と道路図面2上の切片ベクトルB1’B2’をリンクさ
せる。ここで、道路図面2(No1)のB1’B2’と
道路図面2(No2)のB1’B2’とは従来技術の手
法でリンクされている切片ベクトルとする。以下同様
に、広域地図1上および道路図面2上のそれぞれの切片
ベクトルC1C2とC1’C2’、D1D2とD1’D
2’、E1E2とE1’E2’、...のようにリンク
を行いその結果を、図43の(e)に示す切片ベクトル
管理テーブルで対応関係を管理する。
【0158】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、切片ベクトル管理テーブルを用いて、広域地図1上
の位置を指定すると、指定した点の最も近い2本の切片
ベクトルを検索し、切片ベクトル管理テーブル内に格納
された切片ベクトルの対応関係情報を基に、広域地図1
上の切片ベクトルにリンクされた道路図面2上の切片ベ
クトルを検索し、得られた検索結果を表示画面上に表示
するので、広域地図1と道路図面2とのデータの関連付
けが容易となり、広域地図1から道路図面2を検索する
ことができる。
【0159】実施の形態15.図44は、この発明の実
施の形態15に係る道路図面管理システムで、広域地図
1で入力された道路の路肩ベクトルと道路図面2で入力
された道路の路肩ベクトルのリンクを示す説明図であ
る。図において、(a)は広域地図1,(b)および
(c)は道路図面2、(d)は広域地図1の拡大図、
(e)は路肩ベクトルリンク管理テ−ブルである。ま
た、路肩ベクトルA1B1とA1’B1’、A2B2と
A2’B2’、B1C1とB1’C1’、B2C2とB
2’C2’とがリンクしている。尚、実施の形態15で
は、広域地図1上の路肩ベクトルは、必ず道路図面毎に
ベクトルを区切って入力されている必要がある。
【0160】次に動作について説明する。広域地図1上
の路肩ベクトルA1B1と道路図面2上の路肩ベクトル
A1’B1’、広域地図1上の路肩ベクトルA2B2と
道路図面2上の路肩ベクトルA2’B2’とをリンクす
る。以下同様に、B1C1とB1’C1’、B2C2と
B2’C2’,...のように、広域地図1上の路肩ベ
クトルと道路図面2上の路肩ベクトルとのリンクを行い
その結果を路肩ベクトル管理テーブル内に格納し管理す
る。
【0161】また、道路図面のリンクを行うことで、広
域地図1上の任意の位置を指定すると、指定した点に最
も近い路肩ベクトルを検索し、図44の(e)に示した
路肩ベクトルリンク管理テーブルを基に、その広域地図
1上の路肩ベクトルにリンクされた道路図面2の路肩ベ
クトルを検索し、その道路図面2を表示画面上に表示す
る。
【0162】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、路肩ベクトルリンク管理テーブルを用いるので、広
域地図1と道路図面2との間のデータの関連付けが容易
になり、広域地図1から道路図面2を検索することがで
きる。
【0163】実施の形態16.図45は、この発明の実
施の形態16に係る道路図面管理システムで、国土地理
院のベクトル地図10上の方位ベクトル/道路ベクトル
/広域地図上の方位ベクトルをもとにした広域地図上の
道路ベクトルとの対応関係を示した説明図である。図に
おいて、(a)は広域地図1,(b)は国土地理院ベク
トル地図10、(c)は広域地図1の拡大図である。
尚、道路ベクトルはキロポストシンボルから求めたもの
である。また、A、B、C、A’、B’、C’はキロポ
ストシンボルであり、AとA’、BとB’、CとC’と
が対応している。また、O1、O2は、国土地理院ベク
トル地図の各キロポストシンボルA、Bより水平方向と
なる直線上の点であり、O1’、O2’は、広域地図1
の各キロポストシンボルA’、B’より水平方向となる
直線上の点である。
【0164】図46は、国土地理院ベクトル地図10上
の方位ベクトル/道路ベクトル/道路図面上の方位ベク
トルを基にした道路図面上の道路ベクトルとの対応関係
を示した説明図である。図において、(a)は国土地理
院ベクトル地図10,(b)、(c)は道路図面2、
(d)は国土地理院ベクトル地図10の拡大図である。
また、A、B、C、A”、B”、C”、X”、Y”、
Z”はキロポストシンボルであり、AとA”、Bと
B”、CとC”とが対応している。また、O1、O2
は、広域地図1上の各キロポストシンボルA、Bより水
平方向となる直線上の点であり、O1”、O2”は、道
路図面2の各キロポストシンボルA”、B”より水平方
向となる直線上の点である。
【0165】実施の形態16の道路図面管理システムで
は、市販の国土地理院のベクトル地図10をもとに、広
域地図1及び道路図面2とのデータリンクを行い、検索
を行えるようにしたものである。
【0166】次に動作について説明する。広域地図1上
に始点となるキロポストA’を指定すると、B’以降の
キロポストシンボルは、次の要領で白動的に決定され
る。国土地理院のベクトル地図10上のキロポストシン
ボルAから見て水平方向となる直線上の点をO1とす
る。国土地理院のベクトル地図10上の北方向の角度を
θ、広域図面1上の北方向の角度をωとする。一般的
に、広域地図1及び国土地理院ベクトル地図は、北を真
上として表示するため、ω、θはπ/2となるのが通例
である。
【0167】国土地理院ベクトル地図10上の角O1A
Bをαとする。キロポストは100メートルごとに位置
するものであるため、広域地図1の縮尺で100メート
ルがどれだけの長さに相当するかを計算することにより
道路ベクトルの長さL決定する。広域地図1上に始点の
キロポストA’が決定されると、角O1’A’B’=ω
−θ+αかつ|A’B’|=Lとなる点B’を求め、得
られたB’を広域地図1上に作成する。以降、同様の方
法で、C’、D’、...を求める。このように広域地
図1のキロポストシンボルと国土地理院のベクトル地図
10のキロポストシンボルとは、AとA’、Bと
B’,...のように対応関係で管理されている。
【0168】広域地図1上のA’、B’、...の座標
を求める計算式は実施の形態1の道路図面管理システム
の場合と同様である。次に図43は、国土地理院ベクト
ル地図10上の方位ベクトル/道路ベクトル/道路図面
2上の方位ベクトルをもとにした道路図面2上の道路ベ
クトルとの対応関係を示している。尚、道路ベクトルは
キロポストシンボルから求められたものである。道路図
面2上に始点となるキロポストA”を指定すると、B”
以降のキロポストシンボルは、次の要領で自動的に決定
される。
【0169】国土地理院ベクトル地図10上のキロポス
トシンボルAより水平方向となる直線上の点をO1とす
る。国土地理院ベクトル地図10上の北方向の角度を
ω、道路図面2上の北方向の角度をθとする。一般的に
国土地理院ベクトル地図10は北を真上として表示する
ため、ωはπ/2となる。国土地理院ベクトル地図10
上の角O1ABをαとする。キロポストは100メート
ル毎に位置するものであるため、道路図面2の縮尺で1
00メートルがどれだけの長さに相当するかを計算する
ことで道路ベクトルの長さL決定する。道路図面2上に
始点のキロポストA”が決定すると、角O1”A”B”
=θ1−ω+αかつ|A”B”|=Lとなる点B”を求
め、道路図面2上に作成する。
【0170】以降、同様の方法で、C”、D”...を
求めることができる。このように広域地図1のキロポス
トシンボルと道路図面2のキロポストシンボルとは、A
とA”、BとB”,...のような対応関係で管理され
ている。道路図面2上のA”、B”,...の座標を求
める計算式は実施の形態7の道路図面管理システムで用
いたものと同様である。
【0171】広域地図1上に方位ベクトルを設定後、広
域地図1上で始点となるキロポストシンボルを指定する
と、国土地理院ベクトル地図10の方位ベクトルとキロ
ポストシンボルとをもとに、自動的に、前述の方法で広
域地図1上にキロポストシンボルが作成される。また、
道路図面2上で方位ベクトルを設定後、始点となるキロ
ポストシンボルを指定すると、国土地理院ベクトル地図
10の方位ベクトルとキロポストシンボルを基に、自動
的に前述の方法で道路図面2上にキロポストシンボルが
作成される。ただし、従来技術により、各道路図面2間
のリンクがなされていることが前提となる。ユーザが、
広域地図1上で、任意の位置を指定すると、指定した位
置に最も近いキロポストシンボルと対応している国土地
理院ベクトル地図10を表示する。国土地理院ベクトル
地図10上で、任意の位置を指定すると、指定した位置
に最も近いキロポストシンボルと対応している道路図面
2を表示画面上に表示する。
【0172】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、広域地図1と国土地理院ベクトル地図10と道路図
面2との間のデータを関連付けが容易になり、任意の地
点を指定して任意の地図の検索が行うことができる。
【0173】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各道
路図面毎で入力された方位/キロポストシンボルデータ
をもとに道路ベクトルを算出し、算出された道路ベクト
ル、地図縮尺を基に、始点となるキロポストシンボルと
広域地図の方位を指示することで、広域地図上に自動的
にキロポストシンボルを作成し、各道路図面上と広域地
図上との間でキロポストシンボルをリンクさせるように
構成したので、広域地図と各道路図面との間で検索を高
速で正確に実行し、表示画面上に表示できる効果があ
る。
【0174】この発明によれば、各道路図面で入力され
たビル、サービスエリア等の設備シンボルデータが、キ
ロポストシンボルからの方位、距離、地図縮尺を基に広
域地図上へ作成されるように構成したので、広域地図と
各道路図面との間での設備シンボルデータの検索を高速
で正確に実行し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0175】この発明によれば、各道路図面で入力され
た工事区間や事故発生エリア等のポリゴンデータが、キ
ロポストシンボルからの方位、距離、地図縮尺を基に広
域地図上へ作成されるように構成したので、広域地図と
各道路図面との間でのポリゴンデータの検索を高速で正
確に実行し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0176】この発明によれば、各道路図面毎に入力さ
れた方位/原点/X軸・Y軸端点データを基に、広域地
図上に各道路図面の原点を指定し、地図縮尺を用いて広
域地図上に各図面のX軸・Y軸端点を作成し、広域地図
上の指定した地点(各図面のX軸・Y軸端点範囲内でな
ければならない)がどの道路図面とリンクしているかを
判断するように構成したので、作成された広域地図を索
引図として、広域地図と各道路図面との間での検索を高
速で正確に実行し、表示画面上に表示できる効果があ
る。
【0177】この発明によれば、各道路図面で入力され
たビル、サービスエリア等の設備シンボルデータの各道
路図面の平面座標内の位置データを基に、地図縮尺を用
いて広域地図上へ作成するように構成したので、広域地
図と各道路図面との間での設備シンボルデータの検索を
高速で正確に実行し、表示画面上に表示できる効果があ
る。
【0178】この発明によれば、各道路図面で入力され
た工事区間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリゴンデ
ータの各道路図面の平面座標内の位置データを基に、地
図縮尺を用いて広域地図上へ作成するように構成したの
で、広域地図と各道路図面との間でのポリゴンデータの
検索を高速で正確に実行し、表示画面上に表示できる効
果がある。
【0179】この発明によれば、始点のキロポストシン
ボルを道路図面上で指定することで、広域地図上で入力
された方位/キロポストシンボルのデータ、地図縮尺を
基にして、キロポストシンボルを道路図面上へ自動的に
作成し、広域地図と各道路図面間でキロポストシンボル
をリンクさせるように構成したので、広域地図と各道路
図面との間での検索を高速で正確に実行し、表示画面上
に表示できる効果がある。
【0180】この発明によれば、キロポストシンボルを
基にして各道路図面上の設備シンボルデータを広域地図
上へ作成する方法とは逆に、広域地図で入力されたビ
ル、サービスエリア等の設備シンボルデータのキロポス
トシンボルから見た方位、距離、地図縮尺を基にして、
各道路図面上へ作成し表示するように構成したので、広
域地図と各道路図面との間での検索を高速で正確に実行
し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0181】この発明によれば、キロポストシンボルを
基にして各道路図面上のポリゴンデータを広域地図上へ
作成する方法とは逆に、広域地図で入力された工事区
間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリゴンデータのキ
ロポストから見た方位、距離、地図縮尺を基にして、各
道路図面上へ作成するようにしたので、広域地図と各道
路図面との間での検索を高速で正確に実行し、表示画面
上に表示できる効果がある。
【0182】この発明によれば、各道路図面上のX軸・
Y軸データを基に広域地図上で各道路図面のX軸・Y軸
データを作成する方法とは逆に、広域地図上で入力した
方位/原点/X軸・Y軸端点データを基に各道路図面上
の原点を指定し、さらに地図縮尺を基に各道路図面上に
X軸・Y軸端点を作成し、広域地図上の指定した地点
(この地点は各道路図面のX軸・Y軸端点の範囲内であ
る必要がある)がどの道路図面とリンクするかを判断で
きるように構成したので、広域地図を索引図として、広
域地図と各道路図面との間での検索を高速で正確に実行
し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0183】この発明によれば、各道路図面上の設備シ
ンボルデータをX軸・Y軸直交座標系の位置座標変換に
基づいて広域地図上へ作成する方法とは逆に、広域地図
上に入力されたビル、サービスエリア等の設備シンボル
データの広域地図上における各道路図面の直交座標にお
ける位置データや地図縮尺を基にして、各道路図面上へ
作成するように構成したので、広域地図と各道路図面と
の間での検索を高速で正確に実行し、表示画面上に表示
できる効果がある。
【0184】この発明によれば、各道路図面上のポリゴ
ンデータをX軸・Y軸直交座標系の位置座標変換に基づ
いて広域地図上へ作成する方法とは逆に、広域地図上で
入力された工事区間、渋滞区間、事故発生エリア等のポ
リゴンデータの広域地図上における各道路図面の直交座
標における位置データや地図縮尺を基にして、各道路図
面上へ作成するように構成したので、広域地図と各道路
図面との間での検索を高速で正確に実行し、表示画面上
に表示できる効果がある。
【0185】この発明によれば、広域地図で入力された
キロポストシンボルと各道路図面で入力されたキロポス
トシンボルとのリンクを行い、広域地図上で任意の位置
を指定することで、最も近接した位置に存在するキロポ
ストシンボルがリンクした道路図面の検索を実行するよ
うに構成したので、広域地図と各道路図面との間での検
索を高速で正確に実行し、表示画面上に表示できる効果
がある。
【0186】この発明によれば、広域地図で入力された
切片ベクトルと各道路図面で入力された切片ベクトルと
のリンクを行い、広域地図上で任意の位置を指定するこ
とで、指定された地点から最も近接した2本の切片ベク
トルがリンクされた道路図面を検索できるように構成し
たので、広域地図と各道路図面との間での検索を高速で
正確に実行し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0187】この発明によれば、広域地図で入力された
道路の路肩ベクトルと各道路図面で入力された路肩ベク
トルとのリンクを行い、広域地図上で任意の位置を指定
することで、指定された地点から最も近接した路肩ベク
トルがリンクされた道路図面を検索できるように構成し
たので、広域地図と各道路図面との間での検索を高速で
正確に実行し、表示画面上に表示できる効果がある。
【0188】この発明によれば、市販されている国土地
理院のベクトル地図上のキロポストシンボルのデータと
方位を基に道路ベクトルを算出し、算出された道路ベク
トルおよび地図縮尺を基に、イメージデータである広域
地図上で始点となるキロポストと広域地図の方位を指示
して自動的にキロポストシンボルを作成し、さらに始点
のキロポストシンボルを道路図面上で指定して自動的に
キロポストシンボルを道路図面上へ作成し、キロポスト
シンボルが、各道路図面上、国土地理院のベクトル地
図、広域地図間でリンクできるように構成したので、各
道路図面、国土地理院のベクトル地図、広域地図間で任
意の地点と任意の地図を指定して、検索を実行できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の道路図面管理シス
テムで、道路図面上の方位ベクトル/道路ベクトル/広
域地図上の方位ベクトルを基にした広域地図上の道路ベ
クトルとの対応関係を示した説明図である。
【図2】 広域地図上でキロポストシンボルを求める算
出式を示した説明図である。
【図3】 道路図面とリンクした他の道路図面上のキロ
ポストシンボルを広域地図上へ作成する算出式を示した
説明図である。
【図4】 実施の形態1の道路図面管理システムの動作
を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による道路図面管理
システムで、各道路図面に入力された設備シンボルデー
タを広域地図上へ作成することを示した説明図である。
【図6】 各道路図面に入力された設備シンボルデータ
のキロポストシンボルから見た方位や距離を基にして、
広域地図上へ作成する算出式を示した説明図である。
【図7】 実施の形態2の道路図面管理システムの動作
を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3の道路図面管理シス
テムにおいて、各道路図面に入力されたポリゴンデータ
のキロポストから見た方向、距離を基にして広域地図上
へ作成する場合を示した説明図である。
【図9】 各道路図面に入力されたポリゴンデータをキ
ロポストからの方向、距離に基づいて広域地図上へ作成
する算出式を示した説明図である。
【図10】 実施の形態3の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る道路図面管
理システムで、各道路図面に入力された方位/原点/X
軸・Y軸端点と広域地図上の各道路図面との対応関係を
示した説明図である。
【図12】 各道路図面上に入力された方位/原点/X
軸・Y軸端点と広域地図上の各道路図面の原点と広域地
図の方位をもとに、各道路図面のX軸・Y軸端点を広域
地図上に作成する算出式を示した説明図である。
【図13】 実施の形態4の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態5に係る道路図面管
理システムで、各道路図面で設備シンボルデータのXY
座標を用いて広域地図上へこれらの設備シンボルデータ
を作成する場合を示した説明図である。
【図15】 道路図面に入力された設備シンボルデータ
のXY座標を求めて広域地図上へ作成する算出式を示し
た説明図である。
【図16】 実施の形態5の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態6に係る道路図面管
理システムで、各道路図面で入力されたポリゴンデータ
のXY座標の値を基に、ポリゴンデータを広域地図上に
作成する場合を示した説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に係る道路図面管
理システムで、各道路図面で入力されたポリゴンデータ
のXY座標の値を基に、ポリゴンデータを広域地図上に
作成する場合を示した説明図である。
【図19】 各道路図面に入力されたポリゴンデータの
各道路図面内でのXY座標値を算出しポリゴンデータを
広域地図上に作成するための算出式を示した説明図であ
る。
【図20】 各道路図面に入力されたポリゴンデータの
各道路図面内でのXY座標値を算出しポリゴンデータを
広域地図上に作成するための算出式を示した説明図であ
る。
【図21】 実施の形態6の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図22】 この発明の実施の形態7に係る道路図面管
理システムで、広域地図上の方位ベクトル/道路ベクト
ル/道路図面上の方位ベクトルを基にした、広域地図上
の道路ベクトルと道路図面上の道路ベクトルとの対応関
係を示した説明図である。
【図23】 道路図面上のキロポストB’、C’、D’
・・・を求める算出式を示した説明図である。
【図24】 各道路図面のリンクのために回転させた道
路図面上のキロポストシンボルを基に、広域地図上のキ
ロポストシンボルを求める算出式を示した説明図であ
る。
【図25】 実施の形態7の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態8に係る道路図面管
理システムで、広域地図に入力された設備シンボルデー
タのキロポストからの方向、距離を基にして道路図面上
へ作成する場合を示した説明図である。
【図27】 広域地図に入力された設備シンボルデータ
のキロポストからの方向、距離に基づいて道路図面上へ
作成する算出式を示した説明図である。
【図28】 実施の形態8の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図29】 この発明の実施の形態9に係る道路図面管
理システムで、広域地図上で入力された工事区間や事故
発生エリアなどのポリゴンデータのキロポストシンボル
から見た方向、距離を基にして、道路図面上へ作成し表
示する場合を示した説明図である。
【図30】 広域地図で入力されたポリゴンデータをキ
ロポストから見た方向、距離をもとに、道路図面上へ作
成する算出式を示した説明図である。
【図31】 実施の形態9の道路図面管理システムの動
作を示すフローチャートである。
【図32】 この発明の実施の形態10に係る道路図面
管理システムで、広域地図に入力された各道路図面の原
点/X軸・Y軸端点と道路図面との対応関係と算出式を
示した説明図である。
【図33】 実施の形態10の道路図面管理システムの
動作を示すフローチャートである。
【図34】 この発明の実施の形態11に係る道路図面
管理システムで、広域地図で入力された設備シンボルデ
ータの各道路図面の左上の点を原点としたXY直交座標
系での座標と縮尺を基に、道路図面上へ設備シンボルデ
ータを作成することを示した説明図である。
【図35】 広域地図上で入力された設備シンボルデー
タの広域地図上の左上の点を原点としたXY直交座標系
での座標値と縮尺を基に、道路図面上で設備シンボルデ
ータを作成するための算出式を示した説明図である。
【図36】 実施の形態11の道路図面管理システムの
動作を示すフローチャートである。
【図37】 この発明の実施の形態12に係る道路図面
管理システムで、広域地図に入力されたポリゴンデータ
の広域地図上での各道路図面の左上の点を原点としたX
Y直交座標系での座標値と縮尺に基づいて、道路図面上
へポリゴンデータを作成する場合を示す説明図である。
【図38】 この発明の実施の形態12に係る道路図面
管理システムで、広域地図に入力されたポリゴンデータ
を広域地図上での各道路図面の左上の点を原点としたX
Y直交座標系での座標値と縮尺を基に、道路図面上へポ
リゴンデータを作成する場合を示す説明図である。
【図39】 広域地図上で入力されたポリゴンデータの
広域地図上の各道路図面の左上の点を原点としたXY直
交座標系での座標値と縮尺を基に、道路図面上へポリゴ
ンデータを作成する算出式を示した説明図である。
【図40】 広域地図上で入力されたポリゴンデータの
広域地図上の各道路図面の左上の点を原点としたXY直
交座標系での座標値と縮尺を基に、道路図面上へポリゴ
ンデータを作成する算出式を示した説明図である。
【図41】 実施の形態12の道路図面管理システムの
動作を示すフローチャートである。
【図42】 この発明の実施の形態13に係る道路図面
管理システムで、広域地図で入力されたキロポストシン
ボルと道路図面で入力されたキロポストシンボルとのリ
ンクを示す説明図である。
【図43】 この発明の実施の形態14に係る道路図面
管理システムで、広域地図で入力された道路の切片ベク
トルと道路図面で入力された道路の切片ベクトルのリン
クを示す説明図である。
【図44】 この発明の実施の形態15に係る道路図面
管理システムで、広域地図で入力された道路の路肩ベク
トルと道路図面で入力された道路の路肩ベクトルのリン
クを示す説明図である。
【図45】 この発明の実施の形態16に係る道路図面
管理システムで、国土地理院のベクトル地図上の方位ベ
クトル/道路ベクトル/広域地図上の方位ベクトルをも
とにした広域地図上の道路ベクトルとの対応関係を示し
た説明図である。
【図46】 国土地理院ベクトル地図上の方位ベクトル
/道路ベクトル/道路図面上の方位ベクトルを基にした
道路図面上の道路ベクトルとの対応関係を示した説明図
である。
【図47】 この発明の道路図面管理システムを示す構
成図である。
【図48】 広域地図及び各道路図面毎の緯度・経度の
従来の設定を示す説明図である。
【図49】 各道路図面の切片ベクトルの従来の対応関
係を示したテーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 広域地図、2 道路図面、A,B,C,A’,
B’,C’,X’,Y’,Z’,A”,B”,C”,
X”,Y”,Z” キロポストシンボル、A1A2、B
1B2,C1C2,A1’A2’,B1’B2’,C
1’C2’ 切片ベクトル、A1B1,B1C1,B2
C2,A1’B1’,A2B2,A2’B2’,B1’
C1’,B2’C2’ 路肩ベクトル。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各道路図面上で入力された方位ベクト
    ル、キロポストシンボルのデータを基に前記キロポスト
    シンボル間の傾きを示す道路ベクトルを算出する手段
    と、前記道路ベクトルと地図縮尺とを基に、広域地図上
    で始点となるキロポストシンボルと方位とを算出して、
    前記広域地図上に複数のキロポストシンボルを作成する
    手段と、前記各道路図面と前記広域地図との間で前記キ
    ロポストシンボル同士をリンクさせ、リンクした前記キ
    ロポストシンボルを基に、前記広域地図と前記各道路図
    面との間で前記キロポストシンボルの検索を行う手段と
    を備えた道路図面管理システム。
  2. 【請求項2】 各道路図面上で入力された方位ベクトル
    やキロポストシンボルのデータを基に前記キロポストシ
    ンボル間の傾きを示す道路ベクトルを算出し、前記道路
    ベクトルおよび地図縮尺を基に、広域地図上に始点とな
    るキロポストシンボルと方位を算出して、前記広域地図
    上に複数のキロポストシンボルを作成し、前記各道路図
    面と前記広域地図との間で前記キロポストシンボル同士
    をリンクさせ、リンクした前記キロポストシンボルを基
    に、前記広域地図と前記各道路図面との間で前記キロポ
    ストシンボルの検索を行うことを特徴とする広域地図と
    道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  3. 【請求項3】 広域地図と各道路図面との間でリンクさ
    れた前記キロポストシンボルを基に、前記各道路図面で
    入力されたビル、サービスエリア等の設備シンボルデー
    タがキロポストシンボルから見た方位および距離、地図
    縮尺を基に、前記広域地図上へ前記設備シンボルデータ
    を作成し表示することを特徴とする請求項2記載の広域
    地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  4. 【請求項4】 広域地図と各道路図面との間でリンクさ
    れた前記キロポストシンボルを基に、前記各道路図面で
    入力された工事区間や事故発生エリア等のポリゴンデー
    タの頂点がキロポストシンボルから見た方位および距
    離、地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前記ポリゴンデ
    ータを作成することを特徴とする請求項2記載の広域地
    図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  5. 【請求項5】 各道路図面で入力された方位/原点/X
    軸・Y軸端点データを基に広域地図上に前記各道路図面
    の原点を指定し、地図縮尺を基に前記広域地図上に前記
    各道路図面の前記X軸・Y軸端点を作成して前記広域地
    図上の指定した地点と前記各道路図面とのリンクを行
    い、前記広域地図を索引図として前記各道路図面の検索
    を行うことを特徴とする広域地図と道路図面間のデータ
    リンクおよび検索方法。
  6. 【請求項6】 広域地図上の指定した地点と各道路図面
    とのリンクを基に、前記各道路図面で入力されたビル、
    サービスエリア等の設備シンボルデータの前記各道路図
    面上での平面座標における位置データおよび地図縮尺を
    基に、前記広域地図上へ前記設備シンボルデータを作成
    することを特徴とする請求項5記載の広域地図と道路図
    面間のデータリンクおよび検索方法。
  7. 【請求項7】 広域地図上で指定した地点と各道路図面
    とのリンクを基に、前記各道路図面で入力された工事区
    間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリゴンデータの前
    記各道路図面上での平面座標における位置データおよび
    地図縮尺を基に、前記広域地図上へ前記ポリゴンデータ
    を作成することを特徴とする請求項5又は請求項6記載
    の広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方
    法。
  8. 【請求項8】 広域地図と各道路図面との間でリンクさ
    れた前記キロポストシンボルを基に、始点のキロポスト
    シンボルを前記道路図面上で指定し、前記広域地図上で
    入力された方位/キロポストシンボルのデータを基に道
    路ベクトルを算出し、前記道路ベクトルおよび地図縮尺
    を基にキロポストシンボルを前記道路図面上へ作成し
    て、前記広域地図と前記各道路図面での前記キロポスト
    シンボルをリンクさせ、前記広域地図上に作成された前
    記キロポストシンボルを基に前記各道路図面を検索する
    ことを特徴とする請求項5記載の広域地図と道路図面間
    のデータリンクおよび検索方法。
  9. 【請求項9】 広域地図と各道路図面との間でリンクさ
    れた前記キロポストシンボルを基に、前記広域地図上で
    入力されたビル、サービスエリアなどの設備シンボルデ
    ータのキロポストシンボルから見た方位および距離と地
    図縮尺とを基に、前記各道路図面上へ前記設備シンボル
    データを作成することを特徴とする請求項8記載の広域
    地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  10. 【請求項10】 広域地図と各道路図面との間でリンク
    された前記キロポストシンボルを基に、前記広域地図上
    で入力された工事区間、渋滞区間、事故発生エリア等の
    ポリゴンデータのキロポストシンボルから見た方位およ
    び距離と地図縮尺とを基に、道路図面上へ前記ポリゴン
    データを作成することを特徴とする請求項8記載の広域
    地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  11. 【請求項11】 広域地図上の指定した地点と道路図面
    とのリンクを基にして、前記広域地図上で入力した方位
    /原点/X軸・Y軸端点データを基に前記各道路図面上
    の原点を指定し、地図縮尺を基に前記各道路図面上に前
    記広域地図の前記X軸・Y軸端点を作成し、前記広域地
    図上で指定された地点と前記各道路図面上の地点とのリ
    ンクを行い、前記広域地図を索引図として前記各道路図
    面の検索を行なうことを特徴とする請求項5記載の広域
    地図と道路図面間のデータリンクおよび検索方法。
  12. 【請求項12】 広域地図上の指定した地点と道路図面
    とのリンクを基にして、前記広域地図上で入力されたビ
    ル、サービスエリア等の設備シンボルデータに対応する
    前記広域地図上の前記各道路図面の直交座標内の位置デ
    ータおよび地図縮尺を基に、前記各道路図面上へ前記設
    備シンボルデータを作成することを特徴とする請求項1
    1記載の広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検
    索方法。
  13. 【請求項13】 広域地図上の指定した地点と道路図面
    とのリンクを基に、前記広域地図上で入力された工事区
    間、渋滞区間、事故発生エリア等のポリゴンデータに対
    応する前記広域地図上の前記各道路図面の直交座標内の
    位置データおよび地図縮尺を基に、前記各道路図面上へ
    前記ポリゴンデータを作成することを特徴とする請求項
    11記載の広域地図と道路図面間のデータリンクおよび
    検索方法。
  14. 【請求項14】 広域地図と各道路図面との間でリンク
    された前記キロポストシンボルを基に、前記広域地図上
    で任意の位置を指定し、最も近接した位置の前記キロポ
    ストシンボルとリンクした前記道路図面を検索すること
    を特徴とする請求項2記載の広域地図と道路図面間のデ
    ータリンクおよび検索方法。
  15. 【請求項15】 広域地図で入力された切片ベクトルと
    前記各道路図面で入力された切片ベクトルとのリンクを
    行い、前記広域地図上で任意の位置を指定し、前記指定
    された位置に最も近接した2本の切片ベクトルがリンク
    された前記道路図面を検索することを特徴とする請求項
    2記載の広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検
    索方法。
  16. 【請求項16】 広域地図で入力された道路の路肩ベク
    トルと前記各道路図面で入力された路肩ベクトルとのリ
    ンクを行い、前記広域地図上で任意の位置を指定し、前
    記指定した位置に最も近接した路肩ベクトルがリンクさ
    れた前記道路図面を検索することを特徴とする請求項2
    記載の広域地図と道路図面間のデータリンクおよび検索
    方法。
  17. 【請求項17】 広域地図と各道路図面との間でリンク
    された前記キロポストシンボルを基に、国土地理院のベ
    クトル地図上のキロポストシンボルのデータおよび方位
    を用いて道路ベクトルを算出し、算出された前記道路ベ
    クトル、地図縮尺を基に、前記広域地図上に始点となる
    キロポストシンボルと前記広域地図の方位を指示して、
    自動的に他のキロポストシンボルを作成し、前記始点の
    キロポストシンボルを前記道路図面上で指定することで
    自動的に前記キロポストシンボルを前記各道路図面上へ
    作成し、前記広域地図、前記各道路図面、前記国土地理
    院のベクトル地図との間で検索を行なうことを特徴とす
    る請求項2記載の広域地図と道路図面間のデータリンク
    および検索方法。
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