JPH11351261A - ロ―ラポケットを通る油の流れを改良したツ―ピ―ススラスト軸受保持器 - Google Patents
ロ―ラポケットを通る油の流れを改良したツ―ピ―ススラスト軸受保持器Info
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- JPH11351261A JPH11351261A JP11147434A JP14743499A JPH11351261A JP H11351261 A JPH11351261 A JP H11351261A JP 11147434 A JP11147434 A JP 11147434A JP 14743499 A JP14743499 A JP 14743499A JP H11351261 A JPH11351261 A JP H11351261A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油の流れの方向を制御した軸受要素保持
器を提供することである。 【解決手段】 スラスト軸受保持手段が半径方向に向い
た第１端壁から伸びる軸方向に向いた第１外側壁及び第
１内側壁を有する第１円形要素と、前記第１円形要素の
外径より小さい外径、前記第１円形要素の内径より大き
い内径及び軸方向に向いた第２外側壁と第２内側壁を備
える第２円形要素を備え、前記第２外側壁と内側壁は半
径方向に向いた第２端壁から伸びて、前記第１と第２の
円形要素の間に複数のロール要素を保持する環状箱を形
成するように前記第１円形要素の軸方向に向いた第１壁
の中にすべりばめをし、さらに第１と第２の円形要素の
前記半径方向端壁を通る複数の半径方向に向いたほぼ矩
形の穴で、前記穴は、前記半径方向に向いたローラ要素
の一部分が通り抜けて突き出ることができるが、前記ロ
ーラ要素の通過するのを防ぐような大きさのものである
穴と、油の流れを前記ローラ要素の上に向ける手段とを
備えている。
器を提供することである。 【解決手段】 スラスト軸受保持手段が半径方向に向い
た第１端壁から伸びる軸方向に向いた第１外側壁及び第
１内側壁を有する第１円形要素と、前記第１円形要素の
外径より小さい外径、前記第１円形要素の内径より大き
い内径及び軸方向に向いた第２外側壁と第２内側壁を備
える第２円形要素を備え、前記第２外側壁と内側壁は半
径方向に向いた第２端壁から伸びて、前記第１と第２の
円形要素の間に複数のロール要素を保持する環状箱を形
成するように前記第１円形要素の軸方向に向いた第１壁
の中にすべりばめをし、さらに第１と第２の円形要素の
前記半径方向端壁を通る複数の半径方向に向いたほぼ矩
形の穴で、前記穴は、前記半径方向に向いたローラ要素
の一部分が通り抜けて突き出ることができるが、前記ロ
ーラ要素の通過するのを防ぐような大きさのものである
穴と、油の流れを前記ローラ要素の上に向ける手段とを
備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にいえば、
ローラスラスト軸受に関し、さらに詳しくいえば、油の
流れの方向を制御する軸受要素保持器を有する改良型ロ
ーラスラスト軸受に関する。
ローラスラスト軸受に関し、さらに詳しくいえば、油の
流れの方向を制御する軸受要素保持器を有する改良型ロ
ーラスラスト軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】スラスト軸受は、ローラ、ローラ保持器
及び動作中ローラに乗る上下の軌道からなる。保持器
は、普通は、ローラを取巻く環状組立体であるが、各ロ
ーラの一部分が保持器組立体の各軸方向端面にある穴を
通して突き出ることができる。このようなスラスト軸受
を滑らかに静かに動作させるには、穴の辺とローラの間
の隙間ができるだけ小さいことを必要とする。この隙間
が小さいことは、保持器に入る潤滑材の流れを制限し、
乾燥運転により軸受が損傷される可能性を大きくする。
ある種の軸受においては、ローラは、取付時に、それら
をグリースの中に完全に沈めるように大量のグリースを
積められる。運転延ばすと、グリースは、終いには、ご
みや摩耗粒子で汚れて、摩擦熱のために、粘性が十分で
なくなり、保持器から逃げて、ローラの潤滑状態を不適
切なままにする。通常は、軸受を組入れている機械はま
た、軸受及びその他のこすり又は転動部品のための潤滑
材の供給源を備えている。場合によっては、しかし、保
持器とローラの間の隙間は、十分な量の油をローラに与
えるためには不適当であり、ローラの受ける摩耗が過大
になる。
及び動作中ローラに乗る上下の軌道からなる。保持器
は、普通は、ローラを取巻く環状組立体であるが、各ロ
ーラの一部分が保持器組立体の各軸方向端面にある穴を
通して突き出ることができる。このようなスラスト軸受
を滑らかに静かに動作させるには、穴の辺とローラの間
の隙間ができるだけ小さいことを必要とする。この隙間
が小さいことは、保持器に入る潤滑材の流れを制限し、
乾燥運転により軸受が損傷される可能性を大きくする。
ある種の軸受においては、ローラは、取付時に、それら
をグリースの中に完全に沈めるように大量のグリースを
積められる。運転延ばすと、グリースは、終いには、ご
みや摩耗粒子で汚れて、摩擦熱のために、粘性が十分で
なくなり、保持器から逃げて、ローラの潤滑状態を不適
切なままにする。通常は、軸受を組入れている機械はま
た、軸受及びその他のこすり又は転動部品のための潤滑
材の供給源を備えている。場合によっては、しかし、保
持器とローラの間の隙間は、十分な量の油をローラに与
えるためには不適当であり、ローラの受ける摩耗が過大
になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述のことは、現在の
スラスト軸受にあると知られている制約を例示してい
る。したがって上述の制約の一つ以上を克服することを
目的とする代替品を提供することは明らかに有益であろ
う。それゆえ、あとでさらに完全に開示する特徴を備え
る適当な代替品を提供する。
スラスト軸受にあると知られている制約を例示してい
る。したがって上述の制約の一つ以上を克服することを
目的とする代替品を提供することは明らかに有益であろ
う。それゆえ、あとでさらに完全に開示する特徴を備え
る適当な代替品を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの面によれ
ば、これは、半径方向に向いた第１端壁から伸びる軸方
向に向いた第１外側壁及び第１内側壁を有する第１円形
要素と、前記第１円形要素の外径より小さい外径、前記
第１円形要素の内径より大きい内径及び軸方向に向いた
第２外側壁と第２内側壁を備える第２円形要素を備え、
前記第２外側壁と内側壁は半径方向に向いた第２端壁か
ら伸びて、前記第１と第２の円形要素の間に複数の半径
方向に向いたロール要素を保持する環状箱を形成するよ
うに前記第１円形要素の軸方向に向いた第１壁の中にす
べりばめをし、さらに第１と第２の円形要素の前記半径
方向端壁を通る複数の半径方向に向いたほぼ矩形の穴
で、前記穴は、前記半径方向に向いたローラ要素の一部
分が通り抜けて突き出ることができるが、前記ローラ要
素の通過するのを防ぐような大きさのものである穴と、
油の流れを前記ローラ要素の上に向ける手段とを備える
スラスト軸受保持を提供することによって達成される。
ば、これは、半径方向に向いた第１端壁から伸びる軸方
向に向いた第１外側壁及び第１内側壁を有する第１円形
要素と、前記第１円形要素の外径より小さい外径、前記
第１円形要素の内径より大きい内径及び軸方向に向いた
第２外側壁と第２内側壁を備える第２円形要素を備え、
前記第２外側壁と内側壁は半径方向に向いた第２端壁か
ら伸びて、前記第１と第２の円形要素の間に複数の半径
方向に向いたロール要素を保持する環状箱を形成するよ
うに前記第１円形要素の軸方向に向いた第１壁の中にす
べりばめをし、さらに第１と第２の円形要素の前記半径
方向端壁を通る複数の半径方向に向いたほぼ矩形の穴
で、前記穴は、前記半径方向に向いたローラ要素の一部
分が通り抜けて突き出ることができるが、前記ローラ要
素の通過するのを防ぐような大きさのものである穴と、
油の流れを前記ローラ要素の上に向ける手段とを備える
スラスト軸受保持を提供することによって達成される。
【０００５】前述及びその他の面は、添付図面と併せて
考慮するとき、発明の以下の詳細な説明から明らかにな
るであろう。
考慮するとき、発明の以下の詳細な説明から明らかにな
るであろう。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１及び図２は、複数のローラ要
素２４をローラポケット３２，２２の内部に支持する第
１円形保持器要素３０及び第２円形保持器要素２０から
なるローラスラスト軸受１０を示している。ローラ２４
は、第１ローラ保持器要素３０及び第２ローラ保持器要
素２０にそれぞれあるローラポケットから一部分突き出
ている。ポケット２２の外側端に、穴の各々の辺にある
わずかな凹凸が設けられている。これは、図２、３及び
４にさらによく見ることができる。
素２４をローラポケット３２，２２の内部に支持する第
１円形保持器要素３０及び第２円形保持器要素２０から
なるローラスラスト軸受１０を示している。ローラ２４
は、第１ローラ保持器要素３０及び第２ローラ保持器要
素２０にそれぞれあるローラポケットから一部分突き出
ている。ポケット２２の外側端に、穴の各々の辺にある
わずかな凹凸が設けられている。これは、図２、３及び
４にさらによく見ることができる。
【０００７】図２における矢印は、ローラ保持器組立体
１０を通る潤滑材の流れの方向を示している。図１は、
保持器の底を上にした図なので、図２は底を上にした側
面図で示されている。凹凸は、各図において、第２円形
要素２０にあるポケット２２を形成する穴の外側縁に、
及び第１円形要素３０のポケット３２の内側辺に示され
ている。潤滑材を装置に供給する方法によって、凹凸の
配置は、上述のものと反対であってもよいし、又は凹凸
は、第２円形要素２０に対して図５に示されているよう
に、ポケットの二つの辺若しくはすべての辺にさえ設け
てもよい。図に示されたような好ましい潤滑材の供給
は、第１の円形要素３０の上内側辺に、ポケット３２を
形成する穴を通して、ローラ２４の周りと上に、次いで
第２円形要素２０にあるポケット２２の外側辺を通って
外に出る。この供給構成においては、潤滑材は、穴の辺
にある凹凸によってローラ２４とポケット３２，２２と
の間に作られた隙間を通して重力と遠心力によって駆動
されて流れる。
１０を通る潤滑材の流れの方向を示している。図１は、
保持器の底を上にした図なので、図２は底を上にした側
面図で示されている。凹凸は、各図において、第２円形
要素２０にあるポケット２２を形成する穴の外側縁に、
及び第１円形要素３０のポケット３２の内側辺に示され
ている。潤滑材を装置に供給する方法によって、凹凸の
配置は、上述のものと反対であってもよいし、又は凹凸
は、第２円形要素２０に対して図５に示されているよう
に、ポケットの二つの辺若しくはすべての辺にさえ設け
てもよい。図に示されたような好ましい潤滑材の供給
は、第１の円形要素３０の上内側辺に、ポケット３２を
形成する穴を通して、ローラ２４の周りと上に、次いで
第２円形要素２０にあるポケット２２の外側辺を通って
外に出る。この供給構成においては、潤滑材は、穴の辺
にある凹凸によってローラ２４とポケット３２，２２と
の間に作られた隙間を通して重力と遠心力によって駆動
されて流れる。
【０００８】図５は、ローラ２４の通過を防ぐために第
２円形要素２０にある穴の最小限の重なりを示してい
る。重なりを最小にすることによって、引きずりと摩擦
摩損が、少なくなるので軸受がより静かにより低温で動
く。この場合に、穴のすべての辺は凹凸を備え、軸受を
方向の制限に全く関係なく潤滑材であふれさせることを
望む場合に採用される実施例である。
２円形要素２０にある穴の最小限の重なりを示してい
る。重なりを最小にすることによって、引きずりと摩擦
摩損が、少なくなるので軸受がより静かにより低温で動
く。この場合に、穴のすべての辺は凹凸を備え、軸受を
方向の制限に全く関係なく潤滑材であふれさせることを
望む場合に採用される実施例である。
図１は、本発明の一つの実施例によるスラスト軸受ロー
ラ保持器の略底面図、図２は、図１の線２−２に沿って
取ったローラ保持器の一つのポケットの部分断面図、図
３は、図１の一方の保持器壁にある穴の拡大図、図４
は、図１の他方の保持器壁にある穴の拡大図、図５は、
本発明のもう一つの実施例によって与えられたローラ保
持のための穴の縁の最小限重なりを示すための保持器壁
の穴の図である。
ラ保持器の略底面図、図２は、図１の線２−２に沿って
取ったローラ保持器の一つのポケットの部分断面図、図
３は、図１の一方の保持器壁にある穴の拡大図、図４
は、図１の他方の保持器壁にある穴の拡大図、図５は、
本発明のもう一つの実施例によって与えられたローラ保
持のための穴の縁の最小限重なりを示すための保持器壁
の穴の図である。
１０ ローラスラスト軸受 ２０，３０ 円形保持器要素 ２２，３２ ローラポケット ２４ ローラ
Claims (3)
- 【請求項１】 半径方向に向いた第１端壁から伸びる軸
方向に向いた第１外側壁及び第１内側壁を有する第１円
形要素と、 前記第１円形要素の外径より小さい外径、前記第１円形
要素の内径より大きい内径及び軸方向に向いた第２外側
壁と第２内側壁を備える第２円形要素を備え、前記第２
外側壁と内側壁は、半径方向に向いた第２端壁から伸び
て前記第１と第２の円形要素の間に複数の半径方向に向
いたロール要素を保持する環状箱を形成するように前記
第１円形要素の軸方向に向いた第１外側壁と第１内側壁
の中にすべりばめをし、さらに前記第１と第２の円形要
素の前記半径方向端壁を通る複数の半径方向に向いたほ
ぼ矩形の穴で、前記穴は、前記半径方向に向いたローラ
要素の一部分が通り抜けて突き出ることができるが、前
記ローラ要素の通過するのを防ぐような大きさのもので
ある穴と、 油の流れを前記ローラ要素の上に向ける手段とを備える
スラスト軸受ローラ保持器。 - 【請求項２】 前記油の流れをローラ要素の上に向ける
手段が各前記ほぼ矩形の穴の少なくとも一つの縁に凹凸
を備え、前記凹凸は、保持されたローラと前記少なくと
も一つの辺の間の局部的に増加した隙間をもった局部化
外向きふくれを与えている請求項１に記載のスラスト軸
受保持器。 - 【請求項３】 前記凹凸が一方の円形要素の穴の半径方
向に内側の辺と他方の円形要素の穴の半径に外側の辺に
ある請求項２に記載のスラスト軸受保持器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US8686498A | 1998-05-29 | 1998-05-29 | |
| US09/086864 | 1998-05-29 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11351261A true JPH11351261A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=22201394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11147434A Pending JPH11351261A (ja) | 1998-05-29 | 1999-05-27 | ロ―ラポケットを通る油の流れを改良したツ―ピ―ススラスト軸受保持器 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11351261A (ja) |
| DE (1) | DE19923565A1 (ja) |
| GB (1) | GB2337797A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009210128A (ja) * | 2009-05-12 | 2009-09-17 | Toyota Motor Corp | 電磁式ローラクラッチ |
| JP2010190336A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jatco Ltd | スラストベアリング構造 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6619850B1 (en) * | 2002-02-12 | 2003-09-16 | The Torrington Company | Thrust bearing roller retainer assembly |
| US9541132B2 (en) | 2014-05-19 | 2017-01-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Snap-fit box cage assembly |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1239382A (ja) * | 1967-04-01 | 1971-07-14 | ||
| JPS5341652Y2 (ja) * | 1974-07-03 | 1978-10-06 | ||
| JPH02163515A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-22 | Nippon Seiko Kk | 軸受の潤滑装置 |
| JP3795094B2 (ja) * | 1995-01-20 | 2006-07-12 | 株式会社ジェイテクト | スラストころ軸受の保持器 |
-
1999
- 1999-05-21 DE DE19923565A patent/DE19923565A1/de not_active Withdrawn
- 1999-05-26 GB GB9912162A patent/GB2337797A/en not_active Withdrawn
- 1999-05-27 JP JP11147434A patent/JPH11351261A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010190336A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Jatco Ltd | スラストベアリング構造 |
| JP2009210128A (ja) * | 2009-05-12 | 2009-09-17 | Toyota Motor Corp | 電磁式ローラクラッチ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9912162D0 (en) | 1999-07-28 |
| DE19923565A1 (de) | 1999-12-02 |
| GB2337797A (en) | 1999-12-01 |
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