JPH11348579A - エンジンの排気系冷却構造 - Google Patents
エンジンの排気系冷却構造Info
- Publication number
- JPH11348579A JPH11348579A JP17956598A JP17956598A JPH11348579A JP H11348579 A JPH11348579 A JP H11348579A JP 17956598 A JP17956598 A JP 17956598A JP 17956598 A JP17956598 A JP 17956598A JP H11348579 A JPH11348579 A JP H11348579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust system
- rocker cover
- engine
- introduction plate
- wind
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気系路に強制的に風を当てて、排気系路の
熱を効果的に拡散できる冷却構造の提供を目的とする。 【構成】 走行風及びラジエターファンからの風を、エ
ンジン２の後面側に設けられた排気系路４に、ロッカー
カバー５の上方に設けられた導入板８を介して導き、排
気系路４を冷却する。
熱を効果的に拡散できる冷却構造の提供を目的とする。 【構成】 走行風及びラジエターファンからの風を、エ
ンジン２の後面側に設けられた排気系路４に、ロッカー
カバー５の上方に設けられた導入板８を介して導き、排
気系路４を冷却する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの排気系を
良好に冷却できる冷却構造に関するものである。
良好に冷却できる冷却構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】従来、車両が走行中におい
ては、風がラジエターを通過しエンジンルーム内に導か
れてエンジンの前面に当たるが、風はエンジンの後側へ
はあまり回り込まないために、エンジンの後側に設けら
れている排気系路を良好に風で冷却することができず、
排気経路周辺の温度が上昇し、車室にも影響が出るとい
う問題点があった。
ては、風がラジエターを通過しエンジンルーム内に導か
れてエンジンの前面に当たるが、風はエンジンの後側へ
はあまり回り込まないために、エンジンの後側に設けら
れている排気系路を良好に風で冷却することができず、
排気経路周辺の温度が上昇し、車室にも影響が出るとい
う問題点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、エンジンの後方側に設
けられた排気系路を良好に冷却できる冷却構造を提供せ
んことを目的とし、その第１の要旨は、車両走行時の走
行風及びラジエターファンからの風が前面に当たるよう
に配設され、後面側に排気系路が設けられてなるエンジ
ンにおいて、前記走行風及びラジエターファンからの風
を前記排気系路へ導く導入板を設けたことである。ま
た、第２の要旨は、前記導入板は、エンジン上面のロッ
カーカバーの上方に、該ロッカーカバーとの間に隙間を
形成してロッカーカバーに沿って配設され、後端側が前
記排気系路へ向かって湾曲されていることである。
点に鑑み案出したものであって、エンジンの後方側に設
けられた排気系路を良好に冷却できる冷却構造を提供せ
んことを目的とし、その第１の要旨は、車両走行時の走
行風及びラジエターファンからの風が前面に当たるよう
に配設され、後面側に排気系路が設けられてなるエンジ
ンにおいて、前記走行風及びラジエターファンからの風
を前記排気系路へ導く導入板を設けたことである。ま
た、第２の要旨は、前記導入板は、エンジン上面のロッ
カーカバーの上方に、該ロッカーカバーとの間に隙間を
形成してロッカーカバーに沿って配設され、後端側が前
記排気系路へ向かって湾曲されていることである。
【０００４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１に示すように、車両１の前部のエンジンルー
ム内にはエンジン２が搭載され、エンジン２には吸気系
路３と後方側に排気系路４が設けられ、また、エンジン
２の上面側はロッカーカバー５となっている。また、エ
ンジン２の前方にはラジエターファン６が配設され、ラ
ジエターファン６の前面にはラジエター７が設置されて
いる。
する。図１に示すように、車両１の前部のエンジンルー
ム内にはエンジン２が搭載され、エンジン２には吸気系
路３と後方側に排気系路４が設けられ、また、エンジン
２の上面側はロッカーカバー５となっている。また、エ
ンジン２の前方にはラジエターファン６が配設され、ラ
ジエターファン６の前面にはラジエター７が設置されて
いる。
【０００５】本例では、前記エンジン２のロッカーカバ
ー５の上方に、ロッカーカバー５との間に隙間を形成し
て、ロッカーカバーに沿って導入板８が設けられてお
り、この導入板８は図２に概略図で、また図３で斜視図
で示すように、前記ロッカーカバー５の上方に隙間を形
成してロッカーカバー５の上面と平行状に配設される平
板部８ａと、この平板部８ａの後端側で湾曲して下方側
に傾斜し、エンジン２の後面に配設されている排気系路
４側へ指向する湾曲部８ｂを有し、この導入板８の平板
部８ａはロッカーカバー５の上面に固定用立片８ｃ，８
ｃを介し平行状に固定されたものとなっており、このよ
うな構成において、車両１が走行中においては、走行風
がラジエター７を通過しエンジンルーム内に導かれて、
走行風はロッカーカバー５と導入板８の隙間を通って湾
曲部８ｂにより吸気系路４の上面側に吹き付けられるこ
ととなり、走行風により良好に排気系路４が冷却される
こととなる。
ー５の上方に、ロッカーカバー５との間に隙間を形成し
て、ロッカーカバーに沿って導入板８が設けられてお
り、この導入板８は図２に概略図で、また図３で斜視図
で示すように、前記ロッカーカバー５の上方に隙間を形
成してロッカーカバー５の上面と平行状に配設される平
板部８ａと、この平板部８ａの後端側で湾曲して下方側
に傾斜し、エンジン２の後面に配設されている排気系路
４側へ指向する湾曲部８ｂを有し、この導入板８の平板
部８ａはロッカーカバー５の上面に固定用立片８ｃ，８
ｃを介し平行状に固定されたものとなっており、このよ
うな構成において、車両１が走行中においては、走行風
がラジエター７を通過しエンジンルーム内に導かれて、
走行風はロッカーカバー５と導入板８の隙間を通って湾
曲部８ｂにより吸気系路４の上面側に吹き付けられるこ
ととなり、走行風により良好に排気系路４が冷却される
こととなる。
【０００６】また、車両の停止中においては、前記ラジ
エターファン６が回転されているため、このラジエター
ファン６からの風が導入板８とロッカーカバー５間の隙
間を通り良好に排気系路４に導かれて、排気系路４が冷
却されることとなり、排気系路４の熱を効果的に拡散さ
せて熱の集中を抑えることができるものとなる。なお、
本例では、導入板８をロッカーカバー５の上面に設けた
場合を例示しているが、この導入板８は前記吸気系路３
に固定した構成とすることもできる。
エターファン６が回転されているため、このラジエター
ファン６からの風が導入板８とロッカーカバー５間の隙
間を通り良好に排気系路４に導かれて、排気系路４が冷
却されることとなり、排気系路４の熱を効果的に拡散さ
せて熱の集中を抑えることができるものとなる。なお、
本例では、導入板８をロッカーカバー５の上面に設けた
場合を例示しているが、この導入板８は前記吸気系路３
に固定した構成とすることもできる。
【０００７】
【発明の効果】本発明は、車両走行時の走行風及びラジ
エターファンからの風が前面に当たるように配設され、
後面側に排気系路が設けられてなるエンジンにおいて、
前記走行風及びラジエターファンからの風を前記排気系
路へ導く導入板を設けたことにより、走行風及びラジエ
ターファンからの風を導入板を介し強制的に排気系路に
当てて、排気系路周辺の熱を効果的に拡散させ、熱の集
中を抑えることができる効果を有する。
エターファンからの風が前面に当たるように配設され、
後面側に排気系路が設けられてなるエンジンにおいて、
前記走行風及びラジエターファンからの風を前記排気系
路へ導く導入板を設けたことにより、走行風及びラジエ
ターファンからの風を導入板を介し強制的に排気系路に
当てて、排気系路周辺の熱を効果的に拡散させ、熱の集
中を抑えることができる効果を有する。
【０００８】また、前記導入板は、エンジン上面のロッ
カーカバーの上方に、該ロッカーカバーとの間に隙間を
形成してロッカーカバーに沿って配設され、後端側が前
記排気系路へ向かって湾曲されていることにより、走行
風及びラジエターファンからの風は、ロッカーカバーと
導入板間の隙間を通り、かつ導入板の後端の湾曲部によ
り確実に排気系路に導かれ、良好に排気系路に風を当て
て排気系路周辺の熱を効果的に拡散させることができ
る。
カーカバーの上方に、該ロッカーカバーとの間に隙間を
形成してロッカーカバーに沿って配設され、後端側が前
記排気系路へ向かって湾曲されていることにより、走行
風及びラジエターファンからの風は、ロッカーカバーと
導入板間の隙間を通り、かつ導入板の後端の湾曲部によ
り確実に排気系路に導かれ、良好に排気系路に風を当て
て排気系路周辺の熱を効果的に拡散させることができ
る。
【図１】車両に搭載されたエンジン周辺の概略構成図で
ある。
ある。
【図２】ロッカーカバーの上方に設けられた導入板の概
略構成図である。
略構成図である。
【図３】図２の斜視構成図である。
１ 車両 ２ エンジン ４ 排気系路 ５ ロッカーカバー ６ ラジエターファン ７ ラジエター ８ 導入板 ８ａ 平板部 ８ｂ 湾曲部 ８ｃ 固定用立片
Claims (2)
- 【請求項１】 車両走行時の走行風及びラジエターファ
ンからの風が前面に当たるように配設され、後面側に排
気系路が設けられてなるエンジンにおいて、前記走行風
及びラジエターファンからの風を前記排気系路へ導く導
入板を設けたことを特徴とするエンジンの排気系冷却構
造。 - 【請求項２】 前記導入板は、エンジン上面のロッカー
カバーの上方に、該ロッカーカバーとの間に隙間を形成
してロッカーカバーに沿って配設され、後端側が前記排
気系路へ向かって湾曲されていることを特徴とする請求
項１に記載のエンジンの排気系冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17956598A JPH11348579A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | エンジンの排気系冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17956598A JPH11348579A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | エンジンの排気系冷却構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11348579A true JPH11348579A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16067967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17956598A Pending JPH11348579A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | エンジンの排気系冷却構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11348579A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216348A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用内燃機関における空冷式冷却装置 |
| JP2011168083A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | エンジンルーム部品の冷却構造 |
| JP2011236850A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関排気冷却システム |
| JP2013203084A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
| JPWO2017030079A1 (ja) * | 2015-08-20 | 2018-03-01 | 株式会社デンソー | 冷却装置 |
| DE102017120388A1 (de) | 2016-09-07 | 2018-03-08 | Mazda Motor Corporation | Obere Struktur eines Fahrzeugmotors |
| JP2018066340A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP17956598A patent/JPH11348579A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216348A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用内燃機関における空冷式冷却装置 |
| JP2011168083A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | エンジンルーム部品の冷却構造 |
| JP2011236850A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関排気冷却システム |
| JP2013203084A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
| JPWO2017030079A1 (ja) * | 2015-08-20 | 2018-03-01 | 株式会社デンソー | 冷却装置 |
| CN107921861A (zh) * | 2015-08-20 | 2018-04-17 | 株式会社电装 | 冷却装置 |
| DE102017120388A1 (de) | 2016-09-07 | 2018-03-08 | Mazda Motor Corporation | Obere Struktur eines Fahrzeugmotors |
| JP2018040291A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | マツダ株式会社 | 車両用エンジンの上部構造 |
| DE102017120388B4 (de) | 2016-09-07 | 2019-06-27 | Mazda Motor Corporation | Obere Struktur eines Fahrzeugmotors |
| US10350987B2 (en) | 2016-09-07 | 2019-07-16 | Mazda Motor Corporation | Upper structure of vehicle engine |
| JP2018066340A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11348579A (ja) | エンジンの排気系冷却構造 | |
| JPH0565086A (ja) | スクータのエンジン冷却装置 | |
| JP2000127769A (ja) | エンジンルーム | |
| JPH01289780A (ja) | 自動二輪車等のラジエータ冷却装置 | |
| JPH10317963A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
| JPH09226388A (ja) | 乗用車用エンジンルームの冷却構造 | |
| JPH11198663A (ja) | 排気マニホールドの冷却装置 | |
| JP3168796B2 (ja) | 空気抵抗低減車両前部構造 | |
| JPH064030Y2 (ja) | インタークーラーの冷却用外気導入ダクト構造 | |
| JP2516549Y2 (ja) | 車両用フロントバンパ | |
| JP6292265B2 (ja) | 車両用エンジンの上部構造 | |
| JP3757519B2 (ja) | 空気調和機 | |
| JPH0840087A (ja) | 車両における走行風の導入機構 | |
| JPH10103058A (ja) | 乗用車用エンジンルームの冷却構造 | |
| JPH0811553A (ja) | エンジンルーム内雰囲気温制御装置 | |
| JPH0999746A (ja) | 内燃機関の空気取り入れ装置 | |
| JPS58160536A (ja) | 自動二輪車の冷却装置 | |
| JPH0644291Y2 (ja) | 自動車用発電機の冷却装置 | |
| JPH11278344A (ja) | 自動２輪車の冷却装置 | |
| KR940007960Y1 (ko) | 차량용 내연기관에 있어서의 기화기의 보온장치 | |
| JP2000280957A (ja) | 自動二輪車 | |
| JPH08268089A (ja) | バスのエンジンルーム冷却構造 | |
| JPH0330230Y2 (ja) | ||
| JP2000168372A (ja) | 車両用エンジンのマウント装置 | |
| JP2002145155A (ja) | 自動二輪車用エンジン冷却風導入構造 |