JPH11347654A - ダブルカムユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、金型のカムユニットに係り、例え
ば、自動車用のボディフレームの端縁部を屈曲させるプ
レス金型におけるカムユニットを装着するためのダブル
カムユニットに関し、負角度部を形成する種々のカムユ
ニットを容易に金型に装着できるようにすることが課題
である。 【解決手段】成型品の負角度部を形成するためのもの
で、該負角度部Ａ用の下型２７とカムユニット１１のカ
ムドライバー６とを支持するとともに、前記可動金型２
０の上下移動に連動して、該可動金型の下方向に移動時
には前記下型２７を前記負角度部Ａに進出させ、該可動
金型の上方向の移動時には前記下型２７を負角度部Ａか
ら退避させ、前記固定金型２４の上を所定方向に摺動自
在な下型用スライダー２と、前記可動金型２０に固着さ
れ、前記スライダー２に設けられたカム受け部材２ｂに
係合して、少なくとも前記可動金型２０の下方向の移動
時に当該下型用スライダー２を所要移動量で摺動させる
下型用ドライバー７と、からなるダブルカムユニット１
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、金型のカムユニッ
トに係り、例えば、自動車用のボディフレームの端縁部
を屈曲させるプレス金型におけるカムユニットを装着す
るためのダブルカムユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動車のボディ等の大型金属製板
を、鉛直方向における下側の固定金型と上側の可動金型
による金型で成型する場合、その成型品の側面におい
て、孔を穿設したり縁部を屈曲させたりするには、図８
に示すように、金型にカムユニット１ａを取り付けて行
う。例えば、可動金型２０のカムドライバー２１にテー
パ面２１ａを設け、該テーパ面２１ａに当接するテーパ
面２２ａを有して固定金型のベース２４上を左右方向に
一定範囲でスライドするカムスライダー２２を設け、当
該カムスライダー２２の側面に工具２３（例えば孔明け
用）を固定しておくものである。

【０００３】そして、前記可動金型２０の上下往復動に
より、前記カムスライダー２２がベース２４の上を左右
方向にスライドし、前記工具２３によって成型品２５の
側面を加工するものである。

【０００４】前記カムスライダー２２は、前記カムドラ
イバー２１が可動金型２０と共に上方に移動されると、
常に左側に付勢するスプリング等の弾性体２６の付勢力
によって、元の位置に復帰される。

【０００５】かかる自動車ボディー等の成型品の成型に
おいて、図９に示すように、成型品２５の端縁部を鋭角
に内側に屈曲させ、負角度部を形成する場合には、例え
ば、カムスライダーに固着した工具等で屈曲させた後
に、下型２７を左方向に逃がして、成型品２５の上方向
のイジェクトを可能にし脱型させるようにしなければな
らない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記金型で成型品２５
を成型することにおいて、前記端縁部のような負角度部
の金型の逃がしを行うため、形状の異なる各成型品毎に
各々特殊な金型を装備しなければならない。そのため、
金型の部品点数の増大による金型製作コスト及び管理コ
ストが嵩み、更に、金型の段取りにも手間が掛かるもの
となっている。本発明は、このような課題を解消するた
めに提案されるものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係るダブルカム
ユニットの上記課題を解決するための要旨は、固定金型
と可動金型とに装着して成型品の負角度部を形成するた
めのもので、該負角度部用の下型とカムユニットのカム
ドライバーとを支持するとともに、前記可動金型の上下
移動に連動して、該可動金型の下方向に移動時には前記
下型を前記負角度部に進出させ、該可動金型の上方向の
移動時には前記下型を負角度部から退避させ、前記固定
金型の上を所定方向に摺動自在な下型用スライダーと、
前記可動金型に固着され、前記下型用スライダーに設け
られたカム受け部材に係合して、少なくとも前記可動金
型の下方向の移動時に当該下型用スライダーを所要移動
量で摺動させる下型用ドライバーとからなることであ
る。

【０００８】前記下型用スライダーは、固定金型の一部
に反力をとる弾性部材によって、下型を負角度部から退
避させる方向に常に付勢されていること、；ダブルカム
ユニットには、カムユニットのカムスライダーを可動金
型に固着するため介在する上スペーサーと、カムユニッ
トのカムドライバーを下型用スライダーに固着するため
介在する下スペーサーとが設けられ、前記上スペーサー
と下スペーサーとの取付面を平行にして傾斜させること
で成型品の負角度部を加工する工具の加工角度が可変さ
れることを含むものである。

【０００９】本発明のダブルカムユニットによれば、成
型品の端縁部における負角度部を形成するダブルカム機
構を容易に構築することが可能となる。下型用スライダ
ーは可動金型の上下移動に連動して摺動され、前記負角
度部の成型時には、所定方向に摺動されることで下型を
当該負角度部に進出させて負角度部の成型を可能にさ
せ、成型品の脱型時には、元の位置へと摺動復帰されて
前記下型を負角度部から退避させ、成型品の上方向（脱
型方向）への移動を可能にして脱型させることができ
る。

【００１０】また、固定金型の一部に反力をとる弾性部
材により、可動金型が上方向に移動すると、下型を負角
度部から退避させる方向に下型用スライダーが自動的に
摺動される。更に、上スペーサーと下スペーサーとによ
り、吊りカムユニットの工具の加工角度を所望の角度に
設定・変更することが出来て、成型品の端縁部を所望の
負角度部に成型することが容易となる。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係るダブルカムユ
ニットについて図面を参照して説明する。なお、発明の
理解容易のため従来例に対応する部分には、従来例と同
一符号を付けて説明する。

【００１２】本発明に係るダブルカムユニット１は、独
立して金型に交換されるカムユニット１１、例えば、吊
りカムユニット等を装着するためのユニットであって、
図１に示すように、例えば、上下方向において、下側の
固定金型２４と上側の可動金型２０とにより、成型品２
５の端縁部に、負角度部（図７参照）が成型されるもの
である。

【００１３】前記固定金型２４には、図１乃至図２に示
すように、ダブルカムユニット１の下型用スライダー２
が左右方向に摺動自在に設けられている。その摺動自在
にする構造は、図３乃至図４に示すように、前記固定金
型２４に対抗配置にされた一対のガイドプレート３，３
が２組にして立設され、その各上部が逆Ｌ字型に屈曲さ
れている。

【００１４】そして、前記下型用スライダー２の本体の
前後方向の両側壁に突設された摺動ガイド２ａ，２ａ
と、前記各ガイドプレート３とが係合し、下型用スライ
ダー２の上方向と前後方向との移動規制がなされて、該
下型用スライダー２の左右方向の摺動のみが許容された
構造となっている。

【００１５】前記下型用スライダー２の右端部には、当
該下型用スライダーの移動後の位置決めとなるとともに
カムユニット１１のカムスライダー６の左右方向の位置
決めとなるストッパー（例えば、ウレタン製、その他の
合成樹脂製）４が固設され、また、可動金型２０の上下
移動に連動して左右方向に移動させる作用を受けるため
のカム受け部材２ｂが立設されている。該カム受け部材
２ｂの上部左隅部には、ガイドテーパ２ｄが設けられて
いる。

【００１６】前記下型用スライダー２の左端部には、該
下型用スライダー２が元の位置に復帰した際の位置決め
となるストッパー４が設けられ、また、負角度部を形成
する下型２７を固着するための、下型取付部材２ｃが設
けられている。

【００１７】また、下型用スライダー２は、前記固定金
型２４の上面において、左右方向に断続的に設けられた
平板状の摺動基台２４ａ，２４ｂ，２４ｃの上を摺動す
るものである。

【００１８】更に、バネ受け座２ｅ，２ｅを介して、下
型用スライダー２本体の下位置で固定金型２４に設けら
れた凹部に収納され、その凹部側壁に反力をとる圧縮コ
イルバネ等の弾性部材２８の付勢力で、常に左方向に押
圧されて元の位置に復帰されるようになっている。

【００１９】前記下型用スライダー２の幅ａは、例え
ば、２００ｍｍ、４００ｍｍ等であって、自動車ボディ
ー等の成型品２５の大きさに応じて各々用意されるもの
である。

【００２０】この下型用スライダー２の本体上に下スペ
ーサー５が固着される。該下スペーサー５に、吊りカム
ユニット１１におけるカムドライバー６がボルト等で固
定される。

【００２１】一方、可動金型２０には、前記スライサー
２のカム受け部材２ｂの左側面に当接してそれを右方向
に移動させる、下型用ドライバー７がボルト等で締結さ
れて垂設されている。

【００２２】そして、前記カムスライダー６の上位置に
おいて、可動金型２０の下面に、上スペーサー８が固着
され、該上スペーサー８の下面にカムベース９がボルト
等で固着され、更に、該カムベース９には、吊りカムユ
ニット１１におけるカムスライダー１０が摺動自在にし
て設けられている。

【００２３】前記カムスライダー１０と前記カムドライ
バー６とで吊りカムユニット１１が構成され、強制戻し
フォロワー１０ａ，６ａが固設され、互いに、図５に示
すように、係合されている。

【００２４】前記カムスライダー１０には、成型品２５
の負角度部Ａを加工するための工具１２が固着される。

【００２５】以上のようにして、固定金型２４と可動金
型２０とに対して、前記下型用スライダー２と下型用ド
ライバー７、及び下スペーサー５と上スペーサー８とで
構成されるダブルカムユニット１を提供することで、該
ダブルカムユニット１に吊りカムユニット１１を取り付
けて、成型品２５に負角度部Ａを形成することが容易に
出来るようになるものである。

【００２６】即ち、成型品２５の負角度部Ａを形成する
様子を説明すると、図７に示す状態（初期状態とする）
から図１に示す状態に、可動金型２０が下方向に移動す
ると、下型用ドライバー７が一体となって下降し、これ
のテーパ面７ａに当接しているガイドテーパ２ｄを有す
るカム受け部材２ｂが右方向に素早く押し出される。

【００２７】前記下型用スライダー２が、ガイドプレー
ト３によって摺動ガイド２ａを介してガイドされて、弾
性部材２８、２８の付勢力に抗して右方向に強制的に摺
動基台２４（ａ，ｂ，ｃ）上を滑って移動され、右側の
ストッパー４の先端面が固定金型２４の起立した右側壁
面２４ｄに当接して停止する。

【００２８】それと同時に、下スペーサー５上のカムド
ライダー６も右方向に移動したのちに停止する。また、
下型用スライダー２の左側の下型取付部材２ｃにセット
された下型２７が、右方向に移動して、成型品２５下側
の所定の位置にセットされる。その後、下型用ドライバ
ー７の直線部分７ｂでは、下型用スライダー２が摺動す
ることなく、カムユニット１１におけるカムドライバー
６が位置決めされる。

【００２９】可動金型２０が更に降下すると、カムベー
ス９が降下して、カムスライダー１０がカム面１０に当
接するカムドライバー６のテーパ面６ｂに沿って滑り、
同時に工具１２が斜め左方向に押し出される。これによ
って、成型品２５の端縁部が内側に曲げられ、負角度部
Ａが形成される。

【００３０】可動金型２０が所定量で下降した後に、上
方向に向かって移動を開始し、カムベース９及びカムス
ライダー１０も上方向に引き上げられる。この際に、可
動金型２０における下型用ドライバー７とカム受け部材
２ｂとの関係は、上下方向の側面同士、直線部分７ｂと
直線部分２ｅとで当接していて、当該下型用スライダー
２における左右方向の移動が阻止されている。よって、
この時は、カムユニット１１のカムドライバー６は位置
固定されて左方向に移動することなく、同じく、下型２
７も負角度部Ａに存在している。

【００３１】上方向に引き上げられるカムスライダー１
０は、強制戻しフォロワー１０ａ、６ａとの係合によ
り、図６に示すように、テーパ面６ｂに沿って斜め上方
向に移動する。同時に、カムスライダー１０に固設され
た工具１２も斜め上方向に後退し、負角度部Ａから離間
される。

【００３２】その後、可動金型２０が更に上昇して、図
７に示すように、下型用ドライバー７のテーパ面７ａ
と、カム受け部材２ｂのガイドテーパ２ｄとが当接する
ようになると、下型用スライダー２が弾性部材２８の付
勢力により左方向に移動され、その左端面に設けられた
ストッパー４が固定金型２４の左側壁面２４ｅに当接す
る。こうして、下型用スライダー２が元の位置に復帰さ
れる。

【００３３】この下型用スライダー２の左方向の移動に
より、図６に示すように、前記下型２７が負角度部Ａから
離間される。これにより、下型２７が左側に退避するの
で、負角度部Ａの上方向への移動の障害とならない。そ
の後、成型品２５はイジェクター等により上方向に押し
上げられ脱型されるものである。

【００３４】このように、固定金型２４と可動金型２０
とに装備される吊りカムユニット１１が、本発明に係る
ダブルカムユニット１と組み合わされることで、吊りカ
ムユニット１１のカムドライバー６がスライドするとと
もに、下型２７が成型品２５の負角度部Ａに出没自在と
なるものである。この下型２７を所要の形状の種々のも
のに変えて、ダブルカムユニット１の下型取付部材２ｃ
に装着することで、多様な負角度部Ａを有する成型品２
５が容易に形成されるものである。

【００３５】また、カムドライバー６を載置する下スペ
ーサー５と、カムベース９を固着する上スペーサー８
と、の各取付面を、図１に示す状態では水平状態である
が、例えば、＋５°平行に傾けたり、−５°平行に傾け
たりすることで、吊りカムユニット１１におけるカムス
ライダー１０の斜め滑り角度が変わり、それに伴って工
具１２の加工角度を変化させることが可能となる。よっ
て、本発明に係るダブルカムユニット１でカムユニット
１１の工具１２の加工角度を、成型品２５の負角度部Ａ
の所望の形状に合わせることが容易となり、各種負角度
部に対して臨機応変に対応させることが出来るものであ
る。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダブ
ルカムユニットは、固定金型と可動金型とに装着して成
型品の負角度部を形成するためのもので、該負角度部用
の下型とカムユニットのカムドライバーとを支持すると
ともに、前記可動金型の上下移動に連動して、該可動金
型の下方向に移動時には前記下型を前記負角度部に進出
させ、該可動金型の上方向の移動時には前記下型を負角
度部から退避させ、前記固定金型の上を所定方向に摺動
自在な下型用スライダーと、前記可動金型に固着され、
前記下型用スライダーに設けられたカム受け部材に係合
して、少なくとも前記可動金型の下方向の移動時に当該
下型用スライダーを所要移動量で摺動させる下型用ドラ
イバーとからなるので、成型品の端縁部における負角度
部を形成するダブルカム機構を容易に構築することが可
能となる。前記下型用スライダーは可動金型の上下移動
に連動して摺動され、前記負角度部の成型時には、所定
方向に摺動されることで下型を当該負角度部に進出させ
て負角度部の成型を可能にさせ、成型品の脱型時には、
元の位置へと摺動復帰されて前記下型を負角度部から退
避させ、成型品の上方向（脱型方向）への移動を可能に
して脱型させることができるという優れた効果を奏する
ものである。

【００３７】前記下型用スライダーは、固定金型の一部
に反力をとる弾性部材によって、下型を負角度部から退
避させる方向に常に付勢されていること、また、カムユ
ニットのカムスライダーを可動金型に固着するため介在
する上スペーサーと、カムユニットのカムドライバーを
下型用スライダーに固着するため介在する下スペーサー
とが設けられ、前記上スペーサーと下スペーサーとの取
付面を平行にして傾斜させることで成型品の負角度部を
加工する工具の加工角度が可変されるので、可動金型が
上方向に移動すると、下型を負角度部から退避させる方
向に下型用スライダーが自動的に摺動され、更に、上ス
ペーサーと下スペーサーとにより、吊りカムユニットの
工具の加工角度を所望の角度に設定・変更することが出
来て、成型品の端縁部を所望の負角度部に成型すること
が容易となるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るダブルカムユニット１の使用状態
を示す正面図である。

【図２】同本発明に係るダブルカムユニット１における
下型用スライダー２の平面図である。

【図３】同本発明に係るダブルカムユニットにおける下
型用スライダー２と、下型用ドライバー７との右側面図
である。

【図４】同本発明に係るダブルカムユニット１における
下型用スライダー２の左側面図である。

【図５】吊りカムユニット１１における強制戻しフォロ
ワー６ａ，１０ａの構造を示す断面図である。

【図６】本発明に係るダブルカムユニット１において、
可動金型が上方向に移動した後に、下型用スライダー２
が弾性部材の付勢力で元の位置に復帰する様子を示す説
明図である。

【図７】本発明に係るダブルカムユニット１において、
初期状態と下型用ドライバー７が上方向に移動した状態
と、を示す説明図である。

【図８】従来例に係るカムユニット１ａを備えた金型の
全体を概略して示す正面図である。

【図９】同従来例に係る成型品の負角度部の成型状態を
示す説明図である。

【符号の説明】

１ ダブルカムユニット、２ 下型用スライダー、２ａ
テーパ面、２ｂ カム受け部材、２ｃ 下型取付部
材、２ｄ ガイドテーパ、２ｅ バネ受け座、３ ガイ
ドプレート、４ ストッパー、５ 下スペーサー、６
カムドライバー、６ａ 強制戻しフォロワー、６ｂ テ
ーパ面、７ 下型用ドライバー、８ 上スペーサー、９
カムベース、１０ カムスライダー、１０ａ 強制戻
しフォロワー、１０ｂ カム面、１１ カムユニット、
１２ 工具、２０ 可動金型、２４ 固定金型、２４
ａ，２４ｂ，２４ｃ 摺動基台、２５ 成型品、２７
下型、２８ 弾性部材、Ａ 負角度部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】固定金型と可動金型とに装着して成型品の
   負角度部を形成するためのもので、 該負角度部用の下型とカムユニットのカムドライバーと
   を支持すると共に、前記可動金型の上下移動に連動し
   て、該可動金型の下方向に移動時には前記下型を前記負
   角度部に進出させ、該可動金型の上方向の移動時には前
   記下型を負角度部から退避させ、前記固定金型の上を所
   定方向に摺動自在な下型用スライダーと、 前記可動金型に固着され、前記下型用スライダーに設け
   られたカム受け部材に係合して、少なくとも前記可動金
   型の下方向の移動時に当該下型用スライダーを所要移動
   量で摺動させる下型用ドライバーと、からなること、 を特徴とするダブルカムユニット。
2. 【請求項２】下型用スライダーは、固定金型の一部に反
   力をとる弾性部材によって、下型を負角度部から退避さ
   せる方向に常に付勢されていること、 を特徴とする請求項１に記載のダブルカムユニット。
3. 【請求項３】カムユニットのカムスライダーを可動金型
   に固着するため介在する上スペーサーと、カムユニット
   のカムドライバーを下型用スライダーに固着するため介
   在する下スペーサーとが設けられ、 前記上スペーサーと下スペーサーとの取付面を平行にし
   て傾斜させることで成型品の負角度部を加工する工具の
   加工角度が可変されること、 を特徴とする請求項１に記載のダブルカムユニット。