JPH11344958A - 省電力機能付情報処理装置 - Google Patents

省電力機能付情報処理装置

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JPH11344958A
JPH11344958A JP10153149A JP15314998A JPH11344958A JP H11344958 A JPH11344958 A JP H11344958A JP 10153149 A JP10153149 A JP 10153149A JP 15314998 A JP15314998 A JP 15314998A JP H11344958 A JPH11344958 A JP H11344958A
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power
power saving
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information processing
lighting
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JP10153149A
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Tatsuya Sakai
達也 酒井
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型液晶表示装置を備える情報処理装置
で、フロントライトを含めた省電力制御を行う。 【解決手段】 反射型液晶表示装置15は、周囲の明る
さが充分にあれば、フロントライト14を点灯させなく
ても表示内容を読み取ることができる。フロントライト
14を点灯させるか否かは、入力スイッチ21のON/
OFFのスイッチング状態、または光センサ27の感知
する周囲の明るさによって制御される。利用者が入力装
置12に対する操作を一定時間行わないと、スイッチ回
路18がOFFとなって、フロントライト14が消灯す
るパワーマネージメント状態となる。入力装置12に対
する利用者の操作が行われると、スイッチ回路18がO
Nとなって、リジューム処理が行われる。フロントライ
ト14を点灯しなくてもよい状況下では、点灯は行われ
ないので、有効な省電力制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に対
して利用者からの入力操作が一定時間以上行われないと
きなどに、自動的に消費電力を削減する省電力機能付情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどの情報処理
装置、特に、電池を電源として動作するような携帯型情
報処理装置では、パワーマネージメント機能と呼ばれる
省電力機能が設けられていることが多い。省電力機能
は、次のような事象の発生時に、情報処理装置内部や周
辺に接続される各種デバイスの消費電力を削減する。 利用者が入力操作を行わない時間が一定時間継続する
時 電池駆動に移行した時(ACが非接続状態となった
時) 電池駆動において、電池の残量が一定値以下になった
【0003】今日のパーソナルコンピュータ用のオペレ
ーションシステムとして代表的な米国 Microsoft Corp
oration 社のWindows95などには、ディスク装置や表
示装置などへの電源供給制御を行う機能が設けられてい
る。表示装置に対する制御は、省電力ばかりではなく、
陰極線管(CRT)で同一の内容の表示を長時間続ける
ことによる画面の焼付き現象の防止も目的としている。
【0004】今日、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ、ゲーム機などを含む情報処理装置では、特に
携帯型で電池駆動でも動作可能にする場合に、表示装置
としては液晶表示装置(LCD)が多く使用される。液
晶表示装置は大別して2つの形式、すなわち透過型液晶
表示装置と反射型液晶表示装置とに分けられる。透過型
液晶表示装置では、一般にバックライトと呼ばれる光源
を用いる。反射型液晶表示装置では、外光の明るさを利
用して表示内容を読み取るので、バックライトが必要な
透過型液晶表示装置よりもさらに省電力化を図ることが
できる。特開平6−19024には、反射板を着脱し
て、液晶表示装置を透過型としても反射型としても用い
ることができる先行技術が開示されている。透過型液晶
表示装置では、バックライトでの電力消費が大きくなる
ので、バックライトに関連する省電力機能が設けられ
る。バックライトに関連する省電力についての先行技術
は、たとえば特許第2702346号公報(特開平5−
158583)、特開平7−140438、特開平8−
211360などに開示されている。なお、省電力機能
は、パワーマネージメント(以後、「PM」と略称する
ことがある)機能とも呼ばれている。
【0005】図7は、従来の透過型液晶表示装置でのバ
ックライトに関するパワーマネージメント機能に関連す
る構成を示す。利用者が入力操作を行うために、キーボ
ードやマウスなどを含む入力装置1が設けられる。入力
装置1に対して入力操作が行われると、入力発生信号1
sが入力装置1から出力される。タイマ2は、一定周期
信号2sを発生する。アイドル検出部3は、入力装置1
からの入力発生信号1sが入力されてから、タイマ2か
らの一定周期信号2sが入力される回数がPM稼働設定
値以上になるときに、入力装置1の未使用状態であるア
イドルを検出する。一定周期信号2sの計数には、アイ
ドルカウンタ3bが用いられ、この計数値がPM稼働設
定値3a以上となると、アイドル検出信号3sが出力さ
れる。
【0006】入力装置1から出力される入力発生信号1
sは、リジューム処理部4にも与えられる。アイドル検
出部3からのアイドル検出信号3sは、PM稼働部5に
与えられる。リジューム処理部4は、バックライトを点
灯させるON制御信号4sを出力する。PM稼働部5
は、バックライトを消灯させるOFF制御信号5sを出
力する。透過型液晶表示装置のバックライトをON/O
FFに制御するスイッチ(以下「SW」と略称すること
がある)は、バックライトSW回路6に設けられてい
る。バックライトSW回路6にON制御信号4sが与え
られると、バックライトがONとなって点灯するように
制御される。バックライトSW回路6に、OFF制御信
号5sが与えられると、バックライトがOFFとなって
消灯するように制御される。リジューム処理部4および
PM稼働部5からのON制御信号4sおよびOFF制御
信号5sは、その他周辺デバイス7にもそれぞれ与えら
れる。
【0007】図8は、図7の構成の制御手順を示す。図
8(a)は、タイマ2から一定周期毎に発生される一定
周期信号2sが、アイドル検出部3に割込み信号として
入力されるときの割込み処理手順を示す。ステップa1
では、アイドルカウンタ3bの計数値がインクリメント
されて増加する。ステップa2では、アイドルカウンタ
3bをインクリメントした結果と、PM稼動設定値3a
とを比較することで、省電力モードへ移行するか否かの
判断を行う。アイドルカウンタ3bの計数値がPM可動
設定値3aと等しくなっていると判断されるときには、
ステップa3で省電力モードへ移行するPMモードへの
突入が決定され、PM稼働部5へはアイドル検出信号3
sによって通知される。ステップa3の通知が行われた
後、またはステップa2で設定値と等しくないと判断さ
れるとき、タイマ2からの一定周期信号2sに基づく割
込み制御は終了する。図7のPM稼働部5では、バック
ライトSW回路6やその他周辺デバイス7に対して、O
FF制御信号5sを与え、PM処理を行うように設定さ
れている各種デバイスの省電力制御を実行する。バック
ライトSW回路6では、バックライトの電源回路スイッ
チもしくは輝度調整回路をOFFとなるように制御す
る。実際には、液晶表示装置の表示コントローラに対す
る入出力(以下「I/O」と略称することがある)処理
として行うことになる。
【0008】図8(b)は、入力装置1に利用者からの
入力操作が行われるときに、入力装置1からアイドル検
出部3への入力発生信号1sによる割込み動作を示す。
アイドル検出部3では、入力発生信号1sが与えられる
と、アイドルカウンタ3bを初期化する。したがって、
アイドルカウンタ3bの計数値が、PM稼動設定値3a
以上となるのは、入力装置1に対する入力操作が入力発
生信号1sの周期とPM稼動設定値3aとの積で表され
る一定時間以上行われないときとなる。すなわち、「一
定時間ユーザ操作が発生しなければ、バックライトがO
FF状態となる」という機能が実現される。入力操作が
行われて入力装置1から入力発生信号1sが出力される
と、リジューム処理部4でも割込み処理が行われ、PM
状態となっているバックライトSW回路6やその他周辺
デバイス7などに対して、ON制御信号4sを与え、P
M状態からの復帰を行う。このようにして、「利用者か
らのユーザ入力が開始されたら、バックライトがON状
態となる」という制御が実現される。
【0009】特許第2702346号の先行技術では、
透過型液晶表示装置に関連するバックライトの省電力制
御時に、利用者が電源スイッチやリセットスイッチを操
作しても受け付けないようにしている。省電力モードに
移行していても、中央処理装置(以下「CPU」と略称
する)やメモリなどには、パーソナルコンピュータなど
の実行中の状態に対応するデータが記憶されている。電
源を遮断したりリセット状態となると、記憶されている
データが失われてしまうので、利用者が不用意に電源ス
イッチやリセットスイッチの操作を行っても受け付けな
いようにしている。
【0010】反射型液晶表示装置を用いる場合は、基本
的にバックライトは不要であるので、バックライトに対
するパワーマネージメント機能は不要である。しかしな
がら、周囲の明るさによって、反射型液晶表示装置の表
示画面の見やすさは変化する。実開平6−19024に
は、反射型液晶表示画面の近傍に受光素子を配置し、受
光素子によって周囲の明るさを検出し、その結果に基づ
いてパワースイッチをON/OFF制御する先行技術が
開示されている。周囲の明るさが不足しているときに
は、反射型液晶表示装置の近傍にフロントライトと呼ば
れる補助の照明を設け、不足する明るさを補って表示画
面を見やすくすることも行われている。なお、特開平2
−152197には、2次電池を太陽電池から発生した
電力で充電し、夜間の人体感知時にのみ照明動作を行う
交通照明システムに関連する先行技術が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】反射型液晶表示装置で
は、通常は外光で表示内容がわかるけれども、外光が弱
いときには表示内容が見にくいという課題がある。この
課題を解決するのに、表示面を明るく照らすための補助
ライトであるフロントライトを設けるのが一般的な方法
であり、「暗いときに明かりをつける」という解決方法
となる。しかしながら、情報処理装置として省電力を図
るために反射型液晶表示装置を用いているにも拘わら
ず、補助ライトを設けて点灯させるということは、当然
のことながら全体としての消費電力を増加させてしま
う。
【0012】透過型液晶表示装置のバックライトでも、
消費電力の問題は存在しており、その解決方法として、
前述のように一定時間キーボードの操作などの利用者に
よるユーザ操作が行われないと、バックライトを消灯さ
せ、再度ユーザ操作が発生したときに、バックライトを
点灯させるように、ユーザ利用状態を管理して全体とし
ての消費電力を減らすようにしている。
【0013】しかしながら、反射型液晶表示装置のフロ
ントライトの消費電力の削減については、透過型液晶表
示装置のバックライトと同様な方法を単純に実施するこ
とでは解決することができない。その理由は、情報処理
装置の通常の使用時に必ずしもフロントライトが点灯状
態にあるとは限らないからである。バックライトと同様
の方法でフロントライトの省電力制御を行うと、利用者
による入力装置に対するユーザ操作で、必ずフロントラ
イトが点灯してしまうという問題が発生する。
【0014】一般的に、情報処理装置を野外で使用する
ときは、商用交流電源の供給を行うことができないの
で、電池を電源として動作する。このため、情報処理装
置のシステム全体として省電力機能が有効となるように
設定し、限られた電池の容量で長時間の使用が可能なよ
うにするはずである。また、外光は、時間や天気も関係
するけれども、野外で使用する方が明るいことが多く、
フロントライトをOFFとする場合の方が多いはずであ
る。ところが、バックライトと同様な省電力機能では、
一旦パワーマネージメント状態に移行した後で、利用者
によるユーザ操作が行われると、パワーマネージメント
状態から復帰する際に、無条件でフロントライトがON
状態となってしまう。これは、利用者にとって、省電力
機能を有効に設定した方が、電池の寿命を短くしてしま
うという非常に矛盾した仕様となることを意味してい
る。特開平2−152197の先行技術のように、人体
の感知時には照明をON状態とするような考え方も、情
報処理装置では一般に入力操作を行わなくても利用者が
そばにいることが多く、省電力機能としては不充分とな
る。
【0015】本発明の目的は、通常の外光では点灯が不
要で、夜間など表示に充分な明るさが得られないときに
のみ使用する補助照明に関するパワーマネージメントを
有効に行うことができる省電力機能付情報処理装置を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、利用者の入力
操作状態を監視し、予め定める時間以上入力操作が行わ
れないとき、または電池を電力源としての動作中に、予
め設定される省電力モードに移行する省電力機能付情報
処理装置において、通常条件下の外光での表示が可能な
表示装置と、表示装置の表示画面を照明する補助照明手
段と、予め設定される条件に従って補助照明への電力供
給状態を制御する照明制御手段と、該省電力モードと通
常の使用モードとの間で、移行に伴う処理を行い、該省
電力モードでは、該照明制御手段によって該補助照明に
電力が供給される状態となっているときであっても、該
補助照明に対する電力供給を削減し、該省電力モードか
ら該通常の使用モードへの復帰の際には、該照明制御手
段によって該補助照明に電力が供給される状態となって
いるときのみ、該補助照明に対する電力供給を行うよう
に制御する省電力制御手段とを含むことを特徴とする省
電力機能付情報処理装置である。
【0017】本発明に従えば、通常条件下の外光での表
示が可能な表示装置には、たとえば外光が充分に得られ
ないときなどに表示画面を照明する補助照明手段が設け
られる。情報処理装置には、利用者の入力操作状態を開
始し、予め定める時間以上入力操作が行われないとき、
または電池を電力源としての動作中に、予め設定される
省電力モードに移行する省電力機能が備えられる。省電
力制御手段は、省電力モードと通常の使用モードとの間
で移行に伴う処理を行う。省電力モードでは、予め定め
る条件に従って、補助照明への電力供給状態を制御する
照明制御手段によって、補助照明に電力が供給される状
態となっているときであっても、補助照明に対する電力
供給を削減する。省電力モードから通常の使用モードへ
の復帰の際には、照明制御手段によって補助照明に電力
が供給される状態となっているときのみ、補助照明に対
する電力供給を行うように制御する。したがって補助照
明に電力供給が行われているときに省電力モードで電力
供給が遮断され、通常の使用モードに復帰の際には電力
供給の遮断が解除される。通常の使用モードで、補助照
明による照明が行われていないときに省電力モードから
通常の使用モードに復帰しても、補助照明による照明は
行われず、補助照明が行われているときのみ復帰時にも
補助照明が行われるので、適切な省電力制御を行うこと
ができる。
【0018】また本発明で前記表示装置は、反射型液晶
表示装置であることを特徴とする。本発明に従えば、表
示装置として反射型液晶表示装置を用いるので、補助照
明を用いないでも通常の外光の条件下では充分に画面表
示を読み取って、消費電力の低減を図ることができる。
予め定める時間以上入力操作が行われないときや、電池
を電力源としての動作中には、予め設定される省電力モ
ードに移行するので、消費電力の一層の低減を図ること
ができる。
【0019】また本発明で前記照明制御手段は、前記補
助照明への電力供給またはその遮断を、読み取り可能な
スイッチング状態で指定する入力スイッチを備えること
を特徴とする。
【0020】本発明に従えば、入力スイッチを利用者が
操作すると、補助照明への電力供給またはその遮断を、
読み取り可能なスイッチング状態で指定することができ
る。
【0021】また本発明で前記照明制御手段は、前記補
助照明への電力供給状態を記憶する状態記憶手段と、予
め設定されるプログラムに従って、該状態記憶手段に記
憶されている該電力供給状態を変更する記憶変更手段
と、該状態記憶手段に記憶されている該電力供給状態に
基づいて、該補助照明への電力供給状態を制御する記憶
制御手段とを含むことを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、予め設定されるプログラ
ムに従って、電力供給状態を記憶変更手段が変更し、変
更された電力供給状態は状態記憶手段に記憶される。記
憶制御手段は、状態記憶手段に記憶されている電力供給
状態に基づいて、補助照明への電力供給状態の指定をソ
フトウエアで行うことができる。
【0023】また本発明で前記照明制御手段は、外光の
明るさを感知し、前記補助照明に対して電力供給を行う
か否かを、外光の明るさに従って決定する光感知手段を
備えることを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、光感知手段が感知する外
光の明るさに従って、補助照明に対する電力供給の指定
を行うことができる。
【0025】また本発明で前記省電力制御手段は、前記
予め定める時間以上入力操作が行われないことによって
省電力モードに移行しているとき、前記照明制御手段に
よる前記補助照明への電力供給状態の遮断が解除される
時点で、少なくとも該補助照明への電力供給を行うよう
に制御することを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、入力操作が予め定める時
間以上行われないことによって省電力モードに移行して
いるときに、照明制御手段による補助照明への電力供給
状態の遮断が解除されると、少なくとも補助照明への電
力供給を行うので、補助照明を点灯させる利用者の意志
において表示装置への照明を行わせることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
省電力機能付情報処理装置10についての基本的なハー
ドウエア構成を示す。省電力機能付情報処理装置10
は、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョン、ワードプロセッサ、ゲーム機などであり、中央処
理装置11のプログラム動作によって情報処理を行う。
省電力機能付情報処理装置10の利用者は、キーボード
他、マウス等の入力装置12に対するユーザ操作で動作
の指示やデータの入力を行う。処理内容などの表示は、
表示コントローラ13によって制御される。表示コント
ローラ13は、フロントライト14を制御して、反射型
液晶表示装置15によって画像表示を行う。中央処理装
置11が動作するプログラムやデータは、省電力機能付
情報処理装置10の主記憶装置であるROM/RAM1
6に記憶される。
【0028】省電力機能付情報処理装置10が省電力機
能に従って、通常の動作モードから省電力モードに移行
する際には、タイマ17から一定周期で発生する信号を
基準として、入力装置12に対する利用者からのユーザ
操作の有無を検出する。省電力モードでは、表示コント
ローラ13がフロントライト14への電力供給を、スイ
ッチ回路18を遮断させて停止する。スイッチ回路18
を導通させれば、フロントライト14に対する電力供給
が可能な元の状態に復帰する。フロントライト14、反
射型液晶表示装置15およびスイッチ回路18を含ん
で、表示ユニット19が構成される。省電力モードで
は、ハードディスクなどの外部記憶装置20に対する電
源の制御も行う。
【0029】フロントライト14は、必ずしも前面から
反射型液晶表示装置15を照らすライトには限定され
ず、通常時は消灯状態で、外光が弱いときなどに必要に
応じて点灯する必要がある補助照明を「フロントライ
ト」と呼ぶものとする。このように補助的なフロントラ
イト14の点灯または消灯を指定するための制御は、ス
イッチ系として、利用者によって直接操作可能な入力ス
イッチ21のスイッチング状態で指定可能とする。入力
スイッチ21がONであればスイッチ回路18のスイッ
チング状態に従ってフロントライト14が点灯または消
灯する。入力スイッチ21がOFF状態のときには、ス
イッチ回路18がいかなるスイッチング状態にあって
も、フロントライト14は消灯状態となる。表示ユニッ
ト19には、全体の電源供給を制御する主電源スイッチ
22も設けられる。
【0030】ROM/RAM16内には、電源管理制御
部23、スイッチ制御部24およびモード記憶部25が
設定される。なお、表示ユニット19のスイッチ回路1
8では、フロントライト14に対する電力供給のON/
OFF制御を行っているけれども、スイッチ回路18の
代りに輝度調整回路を用いて、フロントライト14の明
るさを調整するようにしてもよい。輝度が低い状態で
は、消費電力は少なくなり、省電力の効果が得られるか
らである。フロントライト14の点灯または消灯の切換
えに、入力スイッチ21の代わりに、または併用してキ
ーボード26または光センサ27を用いることもでき
る。キーボード26は、入力装置12に設けられるキー
ボードのうち、複数のキーが割当てられ、その複数のキ
ーを同時または一定の順序で操作するとソフトウエアに
よってフロントライト14の切換えを行うことができる
ように設定される。キーボード26の操作によるフロン
トライト14の切換状態は、モード記憶部25に記憶さ
れる。光センサ27は、周囲の明るさを感知し、夜間で
あれば、フロントライト14がONとなるように、昼間
であればOFFとなるようにそれぞれ制御する。
【0031】図2は、図1の入力スイッチ21によって
フロントライト14の制御を行う場合のスイッチ系とし
ての構成を示す。図1のROM/RAM16内には、P
M稼働設定値31およびアイドルカウンタ32が設けら
れる。図1の中央処理装置11は、ROM/RAM16
に記憶されているプログラムに従って、ソフトウエアで
アイドル検出部33、リジューム処理部34およびPM
稼働部35として動作する。なお、図1の表示コントロ
ーラ13内にも、CPUなどの演算部や、演算のための
レジスタや主記憶のためのRAM、演算プロセスやプロ
グラムが記憶されるROMなどが存在し、中央処理装置
11のプログラム動作ばかりではなく、表示コントロー
ラ13の構成要素で、アイドル検出部33、リジューム
処理部34およびPM稼働部35のうちの少なくとも一
部を実現することもできる。フロントライトSW回路3
6は、図1のスイッチ回路18を含む。また、リジュー
ム処理部34およびPM稼動部35は、その他のデバイ
ス37の制御も行う。
【0032】図2で、アイドル検出部33が入力装置1
2に対する利用者のキー入力やマウス入力などに対応し
て発生される入力発生信号12sと、タイマ17からの
一定周期信号17sとに応答し、未使用状態であるアイ
ドルを検出する。なお本実施形態では、図7の従来の構
成とは異なり、入力スイッチ21でOFFからONへの
切換えが発生すると、入力装置12にOFFからONへ
の切換へを示す切換信号21sを与える点が注目され
る。切換信号21sが入力される入力装置12は、キー
入力などと同様に、アイドル検出部33に入力発生信号
12sを与えるので、アイドルカウンタ32の初期化に
ついては、キー入力が発生したときと同様の制御が行わ
れる。その他アイドル検出部33やPM稼働部35の制
御に関しては、図7に示すアイドル検出部3およびPM
稼働部5の制御とそれぞれ同様であるので説明を省略す
る。
【0033】次にPM状態からの復帰であるリジューム
処理について説明する。まず入力装置12で、入力スイ
ッチ21のOFFからONへの切換へも含むユーザ入力
が発生すると、リジューム処理部34にもアイドル検出
部33へ与えられる入力発生信号12sが同様に与えら
れる。リジューム処理部34では、図3に示すようにし
てリジューム処理を行う。図3(a)は、フロントライ
ト14の制御手順を示す。ステップa11で、まずリジ
ューム処理部34から入力スイッチ21のスイッチング
状態を読取って、フロントライト14の動作状態を取得
する。フロントライト14の動作状態は、スイッチ系と
して図1の入力スイッチ21のON/OFFのスイッチ
ング状態、または記憶系としてキーボード26の操作に
対応して記憶されている記憶内容、あるいはセンサ系と
して光センサ27が感知する外光等の光の状況から決定
される。ステップa12で、ONのスイッチング状態で
あると判断されるときには、ステップa13でフロント
ライトSW回路36をON状態に制御する。これによっ
て、「フロントライトモードがONのときだけ、フロン
トライト14を点灯させての省電力制御のリジューム動
作」が可能となる。ステップa13の終了後、またはス
テップa12でON状態でないと判断されるときには、
リジューム動作を終了する。
【0034】図3(b)は、、図1のキーボード26に
対する切換操作で、フロントライトモードが切換えられ
るときの処理を示す。ソフトウエアに従ってキーボード
26が操作され、フロントライトモードが変更される
と、ステップb1でフロントライトモードをモード記憶
部25に格納する。フロントライトモードがモード記憶
部25に格納された後では、ステップa11でフロント
ライトモードを取得する際に、変更されたフロントライ
トモードが反映される。
【0035】図4は、記憶系として、図1のキーボード
26を用いてフロントライトモードを切換える場合の構
成を示す。本構成で図2の構成に対応する部分には同一
の参照符を付す。入力装置12のうちのキーボード26
に切換操作が行われると、リジューム処理部34に対し
て切換信号26sが与えられる。リジューム処理部34
では、モード記憶部25の記憶内容を変更し、その記憶
内容であるフロントライトモード25aに従ってリジュ
ーム時にフロントライト14を点灯するか否かを決定す
る点が図2のスイッチ系の動作との相違点である。
【0036】図5は、図4に示す記憶系としての構成の
動作を示す。入力装置12に対してユーザ操作が行われ
ると、入力発生信号12sが出力され、ステップa21
で入力装置12内のキーボード26の特定の組合わせに
よるモード切換キーが操作されているか否かが判断され
る。操作されているときには、ステップa22で、モー
ド切換発生通知が切換信号26sとしてリジューム処理
部34に与えられる。ステップa21でモード切換キー
が操作されてはいないと判断されるときには、ステップ
a21で通常の入力発生信号12sのみがリジューム処
理部34に与えられる。ステップa23では、入力発生
信号12sとして与えられる入力発生通知に基づいて、
リジューム処理部34が稼働を開始する。このとき、モ
ード切換発生通知でモード記憶部25の記憶内容が変更
されていれば、変更された内容に従ってリジューム処理
が行われる。
【0037】図6は、センサ系として、図1の光センサ
27の受光状態に基づくフロントライトSW回路36の
省電力制御のための構成を示す。本構成で、図2または
図4の構成に対応する部分には同一の参照符を付し重複
した説明を省略する。本構成では、外光の状態で光セン
サ27が、フロントライト14の点灯を行うか否かの決
定を行い、OFFからONへの切換えを示す点灯必要信
号27sが入力装置12に与えられる。この点灯必要信
号27sは、図2の構成の入力スイッチ21から入力装
置12に与えられる切換信号21sと同様の機能を有す
る。リジューム処理部34は、リジューム処理の際に、
受光センサ27を参照して、外光状態取得27dを行
う。
【0038】以上説明した各実施形態によれば、フロン
トライト14を点灯しなくてもよい状況下にも拘わら
ず、リジューム時に勝手にフロントライト14が点灯し
てしまう不都合を防止し、かつフロントライト14に対
しての省電力制御が可能な省電力機能付情報処理装置1
0を実現することができる。また、表示装置として反射
型液晶表示装置15を対象としているけれども、他の形
式の表示装置であっても同様に補助照明の省電力制御を
行うことができる。たとえば透過型液晶表示装置でも、
補助的なバックライトを設けて、その制御を行うことも
できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示装置
の表示画面を必要に応じて照明する補助照明への電力供
給を、省電力機能と組合わせて有効に制御することがで
きる。
【0040】また本発明によれば、反射型液晶表示装置
の照明のための補助照明手段を、必要なときに点灯さ
せ、不要なときには消灯させるような制御を行うことが
できる。
【0041】また本発明によれば、プログラムによるソ
フトウエアで補助照明への電力供給状態の制御を行うこ
とができる。
【0042】また本発明によれば、入力スイッチの操作
で利用者は補助照明の点灯または消灯を指定することが
できる。
【0043】また本発明によれば、補助消灯への電力供
給状態は、状態記憶手段に記憶されており、記憶変更手
段でソフトウエアによって変更することができる。
【0044】また本発明によれば、補助照明への電力供
給状態は、光感知手段によって感知される外光の明るさ
に応じて決定することができる。
【0045】また本発明によれば、利用者が入力装置を
一定時間以上操作しないときに省電力モードに移行して
いても、照明制御手段が補助照明への電力供給状態の遮
断を解除する時点で、補助照明を点灯させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の省電力機能付情報処理
装置10の概略的なハードウエア構成を示すブロック図
である。
【図2】図1の実施形態で、スイッチ系での省電力機能
のための構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、図2の構成のリジューム動作を示す
フローチャートである。(b)は、キーボードに対する
切換操作で、フロントライトモードが切換えられるとき
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施形態で記憶系での省電力制御機能を
示すブロック図である。
【図5】図4の構成での入力装置12に関連する動作を
示すフローチャートである。
【図6】図1の実施形態でセンサ系での省電力制御のた
めの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の透過型液晶表示装置を備える情報処理装
置でバックライトの省電力制御を行うための構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7のアイドル検出部3での動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 省電力機能付情報処理装置 11 中央処理装置 12 入力装置 13 表示コントローラ 14 フロントライト 15 反射型液晶表示装置 16 ROM/RAM 17 タイマ 18 スイッチ回路 21 入力スイッチ 25 モード記憶部 26 キーボード 27 光センサ 31 PM稼働設定値 32 アイドルカウンタ 33 アイドル検出部 34 リジューム処理部 35 PM稼働部 36 フロントライトSW回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の入力操作状態を監視し、予め定
    める時間以上入力操作が行われないとき、または電池を
    電力源としての動作中に、予め設定される省電力モード
    に移行する省電力機能付情報処理装置において、 通常条件下の外光での表示が可能な表示装置と、 表示装置の表示画面を照明する補助照明手段と、 予め設定される条件に従って補助照明への電力供給状態
    を制御する照明制御手段と、 該省電力モードと通常の使用モードとの間で、移行に伴
    う処理を行い、 該省電力モードでは、該照明制御手段によって該補助照
    明に電力が供給される状態となっているときであって
    も、該補助照明に対する電力供給を削減し、 該省電力モードから該通常の使用モードへの復帰の際に
    は、該照明制御手段によって該補助照明に電力が供給さ
    れる状態となっているときのみ、該補助照明に対する電
    力供給を行うように制御する省電力制御手段とを含むこ
    とを特徴とする省電力機能付情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は、反射型液晶表示装置で
    あることを特徴とする請求項1記載の省電力機能付情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記照明制御手段は、前記補助照明への
    電力供給またはその遮断を、読み取り可能なスイッチン
    グ状態で指定する入力スイッチを備えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の省電力機能付情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記照明制御手段は、 前記補助照明への電力供給状態を記憶する状態記憶手段
    と、 予め設定されるプログラムに従って、該状態記憶手段に
    記憶されている該電力供給状態を変更する記憶変更手段
    と、 該状態記憶手段に記憶されている該電力供給状態に基づ
    いて、該補助照明への電力供給状態を制御する記憶制御
    手段とを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の省電力機能付情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記照明制御手段は、外光の明るさを感
    知し、前記補助照明に対して電力供給を行うか否かを、
    外光の明るさに従って決定する光感知手段を備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の省電力機
    能付情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記省電力制御手段は、前記予め定める
    時間以上入力操作が行われないことによって省電力モー
    ドに移行しているとき、前記照明制御手段による前記補
    助照明への電力供給状態の遮断が解除される時点で、少
    なくとも該補助照明への電力供給を行うように制御する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の省電
    力機能付情報処理装置
JP10153149A 1998-06-02 1998-06-02 省電力機能付情報処理装置 Pending JPH11344958A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8129925B2 (en) 2007-11-13 2012-03-06 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. Terminal device and computer-readable storage medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8129925B2 (en) 2007-11-13 2012-03-06 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. Terminal device and computer-readable storage medium
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