JPH11344926A - コンテンツの無断利用・無断コピ―・無断改変防止装置、及び記録媒体 - Google Patents

コンテンツの無断利用・無断コピ―・無断改変防止装置、及び記録媒体

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JPH11344926A
JPH11344926A JP11012542A JP1254299A JPH11344926A JP H11344926 A JPH11344926 A JP H11344926A JP 11012542 A JP11012542 A JP 11012542A JP 1254299 A JP1254299 A JP 1254299A JP H11344926 A JPH11344926 A JP H11344926A
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Japan
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original
processed
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movie
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JP11012542A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像、楽曲、映画などのマルチメディアの情
報を、ユーザーが無断で改変・コピーすることを有効に
防ぐことができる、無断コピー・改変防止装置、無断コ
ピー・改変防止機能を有する記録媒体を提供する。 【課題手段】 ある一つの画像が複数のブロックに分割
されており、あるブロックの前記画像の中での空間的な
位置が、前記の画像の中の複数の部分との間での相対的
な関係により、規定されていることを特徴とする、画像
の改変防止用データ構造、変防改止用データ構造を有す
る画像、映画又は楽曲を記録した記録媒体、改変防止用
データ構造を有する画像、映画又は楽曲を記録した記録
媒体の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像(絵画や写
真)、映画(ビデオゲームなどのインタラクティブな映
画も含む)又は音楽などのコンテンツが無断で改変又は
コピーされることを防止するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットなどのネット
ワークを介して伝送・配信される画像について、ユーザ
ーの元に配信された後に、ユーザーが無権限で画像を複
写(コピー)したり改変すること(画像を著作権や著作
者人格権に違反して改変すること)を防止するために、
いろいろな技術が提案されている。例えば、画像に著作
者の名前・デジタル署名やIDの情報を「見る人にはわか
らないように埋め込む」ようにする「電子透かし」技術
が実用化されている。また、この電子透かし技術は、音
楽の楽曲の無断複写・無断改変の防止のためにも、利用
されている。また、画像、楽曲、及び音声などが一定の
ストーリーに沿って時系列で接続・結合されて創造され
る映画(本明細書における「映画」という用語には、従
来の映画だけでなく、ビデオゲームなどのように観客・
鑑賞者の選択によりストーリーの筋道が変わっていくよ
うなインタラクティブな映画も含まれる)についても、
前記の電子透かし技術は応用が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような電子透かし技術では、そのユーザーが無断で改変
した画像などをネットワーク上に流した場合に、その画
像などが無断で複写・改変されたものか、また、その無
断で複写・改変した者は誰かなどを追跡することが可能
なのでその追跡可能であることを通じて間接的に「ユー
ザーによる無断改変行為を抑止する効果」はある程度期
待できるが、「ユーザーによる無断改変(改ざん)・無
断複写(コピー)」そのものを防止することはできな
い。つまり、前記の電子透かし技術は、ユーザーが無断
でコピー・改変したものをネットワークで送信したとき
に、その送信されたデータを分析して無断改変者(又は
無断複写した者)を追及する(ことにより無断改変を間
接的に抑止する)という機能を有するだけのものであ
り、「無断改変そのものを直接的に防ぐ」とか「無断コ
ピーそのものを無意味にする」という機能を有するもの
ではない。
【0004】また、文章の改ざん防止については、文章
を無作為に並べ替えて暗号化するソフトウェアが、既
に、装置開発のキャディックス(東京都)により市販さ
れている(1998年3月25日付け日本経済新聞の
「電子メールを暗号化 改ざん防止装置開発」の記事を
参照)。しかし、これはあくまで「文章」の改ざん防止
用の装置であって、「画像」「映画」「楽曲」の改変防
止用には適用できない。また、画像の著作権保護の装置
としては、パソコンで動画・音声を圧縮してインターネ
ット経由で配信するソフトウェアの中に、動画を圧縮す
る際にデータ再生期限の年月日を設定する機能を付加し
て、映像が無制限に流通することを回避して著作権を保
護する装置が、既に、国際電信電話(KDD)からの技
術供与を受けたマップジャパン(東京都中野区)が「ビ
デオビルダ」の名称で販売している(1998年2月2
3日付け日本経済新聞夕刊の「パソコンで高速圧縮 K
DDがソフト商品化」の記事を参照)。しかしながら、
この方法は、データ再生期間を一律に制限するという機
能を有するのみで、ユーザーによる画像等の無断改変そ
のものを防止する機能は全く有していない。
【0005】本発明は以上のような従来技術の問題点に
着目してなされたものであって、画像、楽曲、映画など
のマルチメディアの情報を、ユーザーが著作権者に無断
で改変すること又は無断コピーすることを有効に防ぐこ
とができる、無断コピー改変防止装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本明細書において、「そ
れ自体ではユーザーの鑑賞のための意味を有しない複数
のブロック」とは、例えば、絵画であれば、「その絵画
を数個、数十個又は数百個に分割した各ブロックであっ
て、ユーザーがその各ブロックを見ても何の絵か理解で
きないか又は理解できても鑑賞の対象とはなり得ないよ
うな価値の低いデータから成るブロック」のことであ
り、また、例えば、楽曲であれば、「その楽曲を数個、
数十個又は数百個に分割した各ブロックであって、ユー
ザーがその各ブロックを聞いても何の楽曲か理解できな
いか又は理解できても鑑賞の対象とはなり得ないような
価値の低いデータから成るブロック」のことである。ま
た、本明細書においては、「映画」という用語には、従
来の映画だけでなく、ビデオゲームなどのように観客の
選択によりストーリーの筋道が変わっていくようなイン
タラクティブな映画も含まれる。また、本発明における
「画像」は、「映画」の中の一要素となっている画像を
も含むものである。また、本発明における「楽曲」は、
「映画」の一要素となっている楽曲をも含むものであ
る。また、本発明における「コンテンツ」は、画像、映
画、楽曲などの情報の内容のことである。 1.一つのオリジナルのコンテンツを複数のブロックに
分割するブロック別分割手段と、これらの分割された各
ブロックを元のオリジナルのコンテンツとは違う空間的
位置関係又は時系列関係となるように規定することによ
り「加工済みコンテンツ(前記の各ブロックの相互関係
がバラバラの不規則なものであるためユーザーによる鑑
賞の対象としては無価値であるように加工したコンテン
ツ)」を作成する加工済みコンテンツ作成手段と、前記
の加工済みコンテンツから、前記の複数のブロックをそ
れらが元のオリジナルコンテンツと同じ空間的位置関係
又は時系列関係を有するように再構成するために使用す
る「再構成情報」を記録する再構成情報記録手段とを含
むことを特徴とするコンテンツの無断利用・無断コピー
防止装置。なお、本発明では、例えば、前記の「加工済
みコンテンツ」と、前記の「再構成情報(加工済みコン
テンツから元のオリジナルコンテンツを復元するため
に、前記の加工済みコンテンツに含まれている各ブロッ
クを正しい相互の位置関係又は時系列関係に再構成する
ための再構成情報)」とを、別々にネットワーク配信し
たり、別々の記録媒体に記録させて流通させたりするこ
とにより、事実上、「コンテンツのユーザーによる無断
利用や無断コピー」を防ぐことができる。すなわち、例
えば、コンテンツ提供事業者から、先ず、ユーザーに
「加工済みコンテンツ」のみを先に送信(又は記録媒体
で販売)し、ユーザーによる代金支払が完了したのを確
認してから、前記「再構成情報」をユーザーに提供する
ようにすれば、「コンテンツのユーザーによる無断利用
(有料コンテンツの無断利用。なお、この無断利用行為
は無断コピー行為を含んでいる)」を、事実上、防ぐこ
とができる。また、例えば、コンテンツ事業者は、ユー
ザーに対して「加工済みコンテンツ」のみは自由な利用
・コピーすることを許諾しておき、ユーザーがオリジナ
ルコンテンツの利用を希望するときは、その都度「再構
成情報」をユーザーが使用することをユーザーに許諾し
(又は、その都度「再構成情報」をユーザーに提供
し)、ユーザーがこの「再構成情報」を使用してオリジ
ナルコンテンツを復元して再生するようにすれば、コン
テンツ提供事業者は、前記の「再構成情報」のユーザー
による使用実態を監視・補足するだけで「ユーザーによ
る無断コピー」を監視・補足することができる。すなわ
ち、この場合、ユーザーは「加工済みコンテンツ」のみ
を無断コピーすることは自由にできるが、前述のように
「加工済みコンテンツ」それ自体は鑑賞の対象としては
無意味・無価値なので、ユーザーは、事実上、加工済み
コンテンツの無断コピーをもしなくなると予想される。 2.画像、映画、楽曲などのオリジナルのコンテンツを
予め加工した加工済みコンテンツを記憶しておくための
加工済みコンテンツ記憶手段と、前記加工済みコンテン
ツの中の複数箇所を示すデータを地雷データとして予め
記憶しておく地雷データ記憶手段と、前記地雷データが
改変又は削除されたか否かを判定する判定手段と、前記
地雷データが改変又は削除されていないとき、前記の加
工済みコンテンツからオリジナルのコンテンツを復元す
るためのオリジナルコンテンツ復元手段と、を含むこと
を特徴とするコンテンツの無断改変防止装置。 3.上記2において、さらに、一つのオリジナルのコン
テンツを複数のブロックに分割するブロック別分割手段
と、これらの分割された各ブロックを元のオリジナルの
コンテンツとは違う空間的位置関係又は時系列関係とな
るように規定することにより加工済みコンテンツを形成
する加工済みコンテンツ形成手段と、を含み、前記オリ
ジナルコンテンツ復元手段は、前記加工済みコンテンツ
を構成する前記の各ブロックを、それらが元のオリジナ
ルコンテンツと同じ空間的位置関係又は時系列関係を有
するように再構成することにより、前記加工済みコンテ
ンツからオリジナルコンテンツを復元するものである、
ことを特徴とするコンテンツの無断改変防止装置。 4.画像、映画、楽曲などのオリジナルのコンテンツを
予め加工した加工済みコンテンツを示すデータと、前記
加工済みコンテンツの中の複数箇所を示すデータから成
る地雷データと、前記地雷データが改変又は削除された
か否かを判定するための判定プログラムと、前記地雷デ
ータが改変又は削除されていないとき、前記の加工済み
コンテンツからオリジナルのコンテンツを復元するため
のオリジナルコンテンツ復元プログラムと、を記録して
いることを特徴とする、コンテンツの改変防止機能付き
記録媒体。 5.ある一つのオリジナル画像を予め加工した加工済み
画像を記憶しておくための加工済み画像記憶手段と、こ
の加工済み画像からオリジナル画像を復元して表示する
ためのオリジナル画像復元手段と、前記オリジナル画像
又は前記加工済み画像の中の複数箇所を示すデータを地
雷データとして予め記憶しておく地雷データ記憶手段
と、前記地雷データが改変又は削除されたか否かを判定
する判定手段と、前記地雷データが改変又は削除されて
いないときは前記オリジナル画像復元手段からのオリジ
ナル画像を表示し、前記地雷データが改変又は削除され
ているときは前記加工済み画像記憶手段からの加工済み
画像を表示する表示手段と、を含むことを特徴とする画
像の無断改変防止装置。また、この5において、さら
に、一つのオリジナル画像を複数のブロックに分割する
ブロック別分割手段と、これらの分割された各ブロック
を元のオリジナル画像とは違う空間的位置関係となるよ
うに規定して加工済み画像を形成する加工済み画像形成
手段と、を含み、前記オリジナル画像復元手段は、前記
加工済み画像を構成する前記の各ブロックを、それらが
元のオリジナル画像と同じ空間的位置関係を有するよう
に再構成することにより、オリジナル画像を復元するも
のである、ことを特徴とする画像の無断改変防止装置。 6.ある一つのオリジナル映画又はオリジナル楽曲を予
め加工した加工済み映画又は加工済み楽曲を記憶してお
くための加工済み映画・楽曲記憶手段と、この加工済み
映画又は加工済み楽曲からオリジナル映画又はオリジナ
ル楽曲を復元して表示するためのオリジナル映画・楽曲
復元手段と、前記オリジナル映画・楽曲又は前記加工済
み映画・楽曲の中の複数箇所を示すデータを地雷データ
として予め記憶しておく地雷データ記憶手段と、前記地
雷データが改変又は削除されたか否かを判定する判定手
段と、前記地雷データが改変又は削除されていないとき
は前記オリジナル映画・楽曲復元手段からのオリジナル
映画・楽曲を表示し、前記地雷データが改変又は削除さ
れているときは前記加工済み映画・楽曲記憶手段からの
加工済み映画・楽曲を出力する出力手段と、を含むこと
を特徴とする映画又は楽曲の無断改変防止装置。また、
この6において、さらに、一つのオリジナル映画又はオ
リジナル楽曲を複数のブロックに分割するブロック別分
割手段と、これらの分割された各ブロックを元のオリジ
ナル映画又はオリジナル楽曲とは違う時系列関係となる
ように規定して加工済み映画又は加工済み楽曲を形成す
る加工済み映画・楽曲形成手段と、を含み、前記オリジ
ナル映画・楽曲復元手段は、前記の加工済み映画又は加
工済み楽曲を構成する前記の各ブロックを、それらが元
のオリジナル映画又はオリジナル楽曲と同じ時系列関係
を有するように再構成することにより、オリジナル映画
又はオリジナル楽曲を復元するものである、ことを特徴
とする映画又は楽曲の無断改変防止装置。
【0007】なお、本発明において、前記「加工済み画
像」又は「加工済み映画、加工済み楽曲」などの「加工
済みコンテンツ」には、例えば、次のようなものが存在
する。すなわち、 (1)オリジナル画像(映画、楽曲))を、例えば16
画素毎(例えば128ビット毎)の多数のブロックに分
割して、それらを無作為に並べ替えた状態(言わば、ジ
グソーパズルをバラバラにしたような状態)の画像。 (2)オリジナル画像(映画、楽曲)を、当初のオリジ
ナル画像(映画、楽曲)から所定のピッチ毎に画素・デ
ータを欠落させて「データを間引いて、解像度・精度を
下げた」状態(解像度・精度を劣化させた状態)の画像
(映画、楽曲)。 (3)オリジナル画像(映画、楽曲)に、スクランブル
信号(衛生放送などの有料放送にかけられるスクランブ
ル信号と同じようなもの)をかけた状態の画像(映画、
楽曲)。 (4)オリジナル画像(映画、楽曲)に、文字又は図形
の「透かし」を表示させるための透かしデータを付加し
た画像(映画、楽曲)。 (5)オリジナル画像(映画、楽曲)の色を変色させた
画像(映画、楽曲)。 (6)オリジナル画像(映画、楽曲)の一部を脱落させ
た画像(映画、楽曲)。
【0008】また、本発明において、前記「地雷デー
タ」には、例えば、つぎのようなものが存在する。すな
わち、 (1)オリジナル画像(映画、楽曲)の任意の複数の部
分を構成するデータ。すなわち、画像のコンテンツの場
合はその中の任意の複数箇所の部分を構成するデータ。
音楽コンテンツの場合はその中の任意の複数箇所の部分
を構成するデータ。 (2)オリジナル画像(映画、楽曲)に埋め込まれた
「電子透かし」データ(なお、前記「電子透かし」の技
術とは、デシタル化した画像や音楽などに人間が知覚で
きない秘密の情報を埋め込む技術である。例えば、画像
や音声の出たを周波数スペクトルという別の形式のデー
タに変換して、そこに隠したい情報を挿入した後、再び
元の画像に戻す方法や、人間には見えない部分に直接に
埋め込む方法などにより、行われる。参考記事として、
1997年10月27日付け日経産業新聞の「先端技術
電子透かし技術 購入者の署名 透かしに」を参照)。
【0009】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の一実
施形態を示すブロック図である。図1において、1はオ
リジナル画像を記憶しておくオリジナル画像記憶部であ
る。また、図1において、2はこのオリジナル画像記憶
部1に記憶されたオリジナル画像を複数のブロック(例
えば、数ビット又は数バイト毎のブロックであって、そ
れ自体ではユーザーにとって価値の無い(鑑賞の対象と
はなり得ない)データから成るブロック)に分割するた
めのブロック別分割部である。本実施形態1では、前記
ブロック別分割部2は、例えば、図2(a)に示すよう
に、一つのオリジナル画像を、A,B,C,D,E,F
の例えば6つのブロックに分割する。
【0010】また、図1において、3はこの分割された
複数の各ブロックを、元のオリジナル画像における相互
の位置関係とは異なる空間的位置関係として規定するこ
とにより、「加工済み画像」を形成(作成)するための
加工済み画像形成部である。すなわち、前記加工済み画
像形成部3は、例えば、図2(b)に示すように、前記
各ブロックA,B,C,D,E,Fを、「それらの各ブ
ロックA〜Fの元のオリジナル画像における相互位置関
係」とは異なる別の相互位置関係に規定することによ
り、元のオリジナル画像とは異なる「加工済み画像(図
2(b)に示すような、ユーザーの鑑賞の対象とはなり
得ない、それ自体では価値の無い画像)」を形成(作
成)する。図1の4はこのようにして形成された加工済
み画像を記憶しておくための加工済み画像記憶部であ
る。
【0011】また、図1において、5はオリジナル画像
復元部である。このオリジナル画像復元部5は、前記加
工済み画像記憶部4からの加工済み画像のデータから、
元のオリジナル画像を再構成し復元するものである。す
なわち、このオリジナル画像復元部5は、図2(b)に
示すような加工済み画像のデータから、図1(a)のオ
リジナル画像と同じような画像を生成するように、前記
各ブロックA,B,C,D,E,Fの相互の空間的位置
関係を再構成することにより(すなわち、各ブロックA
〜F間の相互の空間的位置関係を、元のオリジナル画像
における相互の位置関係と同一の位置関係になるよう
に、規定し直して再構成することにより)、図1(c)
に示すようなオリジナル画像を復元するものである。
(なお、前記オリジナル画像復元部5が前記のような
「再構成」による復元を正しく行うためには、前記加工
済み画像データを素材として、その中の各ブロックA〜
Fを、その相互空間的位置関係から、元のオリジナル画
像における各ブロックA〜Fの相互空間的位置関係へと
再構成することによりオリジナル画像を復元するための
「再構成情報」(各ブロックを正しく再配置するための
再配置情報)を、前記オリジナル画像復元部5が予め有
している必要があることは当然である。なお、この前記
オリジナル画像復元部5が再構成情報を予め有しておく
ようにするためには、例えば、前記加工済み画像形成部
3がオリジナル画像の中の各ブロックA〜Fを図2
(b)のようにバラバラに配置したとき、そのバラバラ
に配置したときの各ブロックの相互空間的位置関係と元
の加工前のオリジナル画像における各ブロックA〜Fの
相互空間的位置関係との間の関係の情報を、再構成情報
として、前記加工済み画像形成部3からオリジナル画像
復元部4に送っておくこと(図1のRで示す矢印を参
照)などにより可能であるが、以上は敢えて述べるまで
も無く当然のことであろう。)
【0012】また、図1において、6は地雷データ抽出
部である。ここで、「地雷データ」とは、「前記のオリ
ジナル画像又は加工済み画像の中の、ユーザーには分か
らない複数箇所の部分を示すデータであって、ユーザー
からは地雷データとは容易に分からないデータ」のこと
である。すなわち、例えば、図2(a)のa,b,c,
d,e,fや図2(b)のa,b,c,d,e,fに示
すような、画像の中の複数箇所に対応するデータが、こ
こで言う「地雷データ」である。本実施形態では、前記
各地雷データa,b,c,d,e,fは、前記の分割さ
れた各ブロックA,B,C,D,E,Fのそれぞれの中
に存在する「ある箇所」を示すデータ(「ある箇所」を
表示するためのデータ)である。前記地雷データ抽出部
6は、前記のオリジナル画像又は加工済み画像から、任
意の複数箇所のデータ(複数箇所を表示するためのデー
タ)を「地雷データ」として抽出する。この抽出された
地雷データは、地雷データ記憶部7に記憶される。
【0013】図1において、8は判定部である。この判
定部8は、加工済み画像又はオリジナル画像が部分的に
改変・削除されたか否かを判定するものである。この判
定部8は、前記地雷データ記憶部7からの地雷データ
と、前記加工済み画像記憶部4からの加工済み画像デー
タとを互いに照合することにより、加工済み画像又はオ
リジナル画像の中の地雷データに当たる部分が改変又は
削除されているか否かを判定し、その判定結果をオリジ
ナル画像復元部5に出力する。
【0014】オリジナル画像復元部5は、前記判定部8
から「地雷データの改変・削除はない」との判定結果を
示す信号が送られてきたときは、その信号と前記加工済
み画像記憶部4からのデータとに基づいて(さらに、前
記の各ブロックA〜Fを再構成して元のオリジナル画像
を復元するための「再構成情報」に基づいて)、前記加
工済み画像をオリジナル画像に復元して、表示部9に出
力する。すなわち、オリジナル画像復元部5は、図2
(b)に示すような各ブロックA〜Fが不規則にバラバ
ラに配置された加工済み画像から、前記各ブロックA〜
Fを、元のオリジナル画像と同じ正しい配置になるよう
に各ブロックを再構成(再配置)することにより、オリ
ジナル画像を復元して(図2(c)の状態、すなわち、
図2(a)の状態)、表示部9に出力し、ユーザーに鑑
賞させる。
【0015】他方、オリジナル画像復元部5は、前記判
定部8から「地雷データが改変・削除されている」との
判定結果を示す信号が送られてきたときは、その信号と
前記加工済み画像記憶部4からのデータとに基づいて、
前記加工済み画像を、オリジナル画像に復元しないまま
(つまり、図2(b)に示すような「加工済み画像(そ
れ自体ではユーザーの鑑賞の対象になり得ないような無
価値の画像)」のまま)、表示部9に出力する。すなわ
ち、オリジナル画像復元部5は、図2(b)に示すよう
な各ブロックが不規則にバラバラに配置された「加工済
み画像」を、そのまま、表示部9に出力し、ユーザーに
提供する(ユーザーにとっては、このような加工済み画
像を提供してもらっても無価値ではあるが)。
【0016】以上の本実施形態1は、画像をインターネ
ットなどのコンピュータ通信ネットワークを介して多数
のユーザーに配信(ネットワーク配信)する事業などに
おいて、ユーザーが送られた画像を無断で改変すること
を防止するためのものである。すなわち、図1に示すシ
ステムは、画像をネット配信する事業者側(ネットワー
クのサーバー(管理コンピュータ)側)が備えるシステ
ムである。ネット配信事業者のサーバー側では、前述の
ようにして、オリジナル画像から加工済み画像を形成し
て記憶すると共に、地雷データを抽出して記憶する。そ
して、画像配信事業者側からユーザー側に画像をネット
配信するときは、「前記加工済み画像データ、前記地雷
データ、前記地雷データの改変等の有無を判定するため
の判定用コンピュータプログラム、及び、前記地雷デー
タの改変等がないときに加工済み画像からオリジナル画
像を復元するための復元用コンピュータプログラム」
(図1の一点鎖線Pで示す部分を構成するデータ及びプ
ログラム)を、ユーザー側に配信する。また、事業者側
は、前記の一点鎖線Pで囲んだデータ及びプログラムを
CD−ROM等の記録媒体に記録してユーザーに配布す
るようにしてもよい。
【0017】ユーザー側は、「前記の配信された加工済
み画像を、前記オリジナル画像復元用プログラムにより
復元すること」により始めて、オリジナル画像を表示さ
せて鑑賞することができる。
【0018】したがって、ユーザーが、もし、オリジナ
ル画像を表示中に、画像の一部を無断で改変等した場合
は、その改変部分がたまたま地雷データに該当するとき
は、前記判定プログラム(図1の判定部8)からの信号
に基づいて、前記オリジナル画像復元プログラム(図1
のオリジナル画像復元部5)は加工済み画像を復元しな
いでそのまま表示させるので、ユーザーは、図1(b)
に示すような各ブロックがバラバラに不規則に並んだ画
像(鑑賞の対象になり得ない無価値な画像)しか見るこ
とができなくなる。なお、本実施形態においては、ユー
ザーが無断改変した部分がたまたま前記地雷データに該
当しないときは、判定部8は地雷データは改変されない
と判定してしまうためオリジナル画像に復元されてしま
う。しかし、ユーザーには、オリジナル画像又は加工済
み画像の中のどの部分が地雷データなのかは分からない
ので、結局、ユーザーはオリジナル画像又は加工済み画
像の全ての部分の改変が、事実上できなくなる(改変が
抑止される)ようになる。すなわち、ユーザーが前記加
工済み画像(無価値な画像)を表示させてその加工済み
画像の一部を無断改変したときは勿論、ユーザーが前記
オリジナル画像復元部5により復元した元のオリジナル
画像を表示させてそのオリジナル画像の一部を無断改変
したときも、その無断改変部分が前記地雷データに該当
するときは、ユーザーは、それ以後は「前記オリジナル
画像復元部5による復元」ができなくなるので、それ以
後は、無価値な加工済み画像を表示することしかできな
くなる(オリジナル画像の表示ができなくなる)。
【0019】すなわち、本実施形態では、もし、ユーザ
ーが、前記オリジナル画像復元部5により図2(c)の
画像を表示しているとき、その画像を部分的に改変し
て、その結果、図2(b)のa,b,c,d,e,fの
地雷データのいずれかの部分が改変又は削除された場合
は、前記各ブロックAからFまでの相互の空間的位置関
係がバラバラの不規則な状態(いわば、ジグソーパズル
をバラバラにしたような状態。図2(b)の加工済み画
像の状態)のままになってしまう。つまり、本実施形態
では、前記のaからfまでの各部分が変更されていない
(地雷データが改変も削除もされていない)ことを条件
として、各ブロックAからFが図2(a)又は(c)に
示すような規則正しい状態に並べられた状態(いわば、
モザイク状にバラバラにされた各ブロックが、ジグソー
パズルが完成した状態のように、規則的に並べられて完
全なオリジナル画像と同じになった状態)で表示され
る。
【0020】なお、本実施形態では、このような各ブロ
ックを規則的に並べる(前記のような「再構成情報」に
基づいて、前記各ブロックA〜Fを正しく再構成するこ
とにより、前記加工済み画像からオリジナル画像を再構
成して復元する)のは、予め画像のデータと共にセット
でネットワーク配信されるコンピュータプログラムによ
り実行されるが、このプログラムは、ユーザーに対して
は、画面に表示することを許容するだけで、紙などの媒
体に印刷するすることは許容しないようになっている。
というのは、もし、ユーザーが画像を紙に印刷すること
を許容すると、ユーザーがいったん画像を紙に印刷し、
それほスキャナで読み取って記録媒体に記録すれば、前
記のデータ構造やプログラムを含まない画像を取得され
てしまうからである。
【0021】実施形態2.図3は本発明の実施形態2を
示すブロック図である。図3において、11はオリジナ
ル映画・楽曲を記憶しておくオリジナル映画・楽曲記憶
部である。また、図3において、12はこのオリジナル
映画・楽曲記憶部11に記憶されたオリジナル映画・楽
曲を複数のブロック(それ自体では何の映画・楽曲か分
からないような、ユーザーにとって鑑賞の対象になり得
ないような無価値のデータから成るブロック)に分割す
るブロック別分割部である。すなわち、前記ブロック別
分割部12は、例えば、図4(a)に示すように、一つ
のオリジナル映画・楽曲を、A,B,C,D・・・など
の複数のブロックに分割する。また、図3において、1
3はこの分割された複数の各ブロックの相互間の関係
を、「元のオリジナル映画・楽曲における相互の時系列
的関係(正しい時系列関係)」とは異なる別の時系列的
関係(前記の各ブロックの時系列的な相互関係=順序
が、ユーザーの鑑賞にとっては無価値となるような、不
規則なバラバラの時系列関係)として規定することによ
り、「(ユーザーにとって無価値な)加工済み映画・楽
曲」を形成するための加工済み映画・楽曲形成部であ
る。すなわち、前記加工済み映画・楽曲形成部3は、例
えば、図4(b)に示すように、前記各ブロックA,
B,C,Dの相互の関係を、元のオリジナル映画・楽曲
における時系列関係とは異なる時系列関係に規定するこ
とにより、元のオリジナル映画・楽曲とは異なる「加工
済み映画・楽曲(図2(b)に示す映画・楽曲)」を形
成する。図3の14はこのようにして形成された加工済
み映画・楽曲を記憶しておくための加工済み映画・楽曲
記憶部である。
【0022】また、図3において、15はオリジナル映
画・楽曲復元部である。このオリジナル映画・楽曲復元
部15は、前記加工済み映画・楽曲記憶部14からの加
工済み映画・楽曲のデータ(前記の各ブロックA,B,
C,D・・・が不規則な順序で並べられた加工済みデー
タ)から、元のオリジナル映画・楽曲(前記の各ブロッ
クA,B,C,D・・・が規則的で正しい順序で並べら
れた元のオリジナルのデータ)となるように、前記各ブ
ロックA,B,C,D・・・を再構成して復元するもの
である。すなわち、このオリジナル映画・楽曲復元部1
5は、図4(b)に示す加工済み映画・楽曲のデータか
ら、図4(a)のオリジナル映画・楽曲と同じような映
画・楽曲を生成するように、前記各ブロックA,B,
C,D・・・の相互の時系列関係を再構成することによ
り(各ブロックを元のオリジナル映画・楽曲における相
互の時系列関係と同一の時系列関係に規定し直すことに
より)、図3(a)及び(c)に示すような元のオリジ
ナル映画・楽曲を復元するものである。なお、本実施形
態においても、前記オリジナル映画・楽曲復元部15
が、前述のような「各ブロックの再構成(各ブロック
を、バラバラの不規則な順序から、元の正しい規則的な
順序に再構成すること)」を行うためには、前記オリジ
ナル映画・楽曲における各ブロックの順序と前記加工済
み映画・楽曲における各ブロックの順序との相互の関係
(前記の各順序の間で互いに変換できる関係)を「再構
成情報」として予め取得しておくことが必要である。そ
して、それは、例えば、前記加工済み映画・楽曲形成部
13から「前記のような再構成情報」を送ってもらって
おくこと(図3の符号Sで示す信号の流れを参照)など
で可能になるが、これは敢えて述べるまでも無く当然の
ことである。
【0023】また、図3において、16は地雷データ抽
出部である。ここで、「地雷データ」とは、「前記のオ
リジナル映画・楽曲又は加工済み映画・楽曲の複数箇所
の部分を示すデータであって、ユーザーからは容易に分
からないデータ」のことである。すなわち、例えば、図
4(a)のa,b,c,dや図4(b)のa,b,c,
dに示すような、映画・楽曲の中の複数箇所に対応する
データ(前記の複数箇所の部分の音又は映像を出力する
ためのデータ)が、ここで言う「地雷データ」である。
本実施形態では、前記各地雷データa,b,c,dは、
前記の分割された各ブロックA,B,C,Dのそれぞれ
の中に存在する「ある箇所」を示すデータである。前記
地雷データ抽出部16は、前記のオリジナル映画・楽曲
又は加工済み映画・楽曲から、任意の複数箇所のデータ
を「地雷データ」として抽出する。この抽出された地雷
データは、地雷データ記憶部17に記憶される。
【0024】また、図3において、18は判定部であ
る。この判定部18は、加工済み映画・楽曲又はオリジ
ナル映画・楽曲が部分的に改変・削除されたか否かを判
定するものである。この判定部18は、前記地雷データ
記憶部17からの地雷データと、前記加工済み映画・楽
曲記憶部14からの加工済み映画・楽曲データとを照合
することにより、加工済み映画・楽曲又はオリジナル映
画・楽曲の地雷データに当たる部分が改変又は削除され
ているか否かを判定し、その判定結果をオリジナル映画
・楽曲復元部15に出力する。
【0025】オリジナル映画・楽曲復元部15は、前記
判定部18から「地雷データの改変・削除はない」との
判定結果を示す信号が送られてきたときは、その信号と
前記加工済み映画・楽曲記憶部14からのデータとに基
づいて、前記加工済み映画・楽曲をオリジナル映画・楽
曲に復元して、出力部19に出力する。すなわち、オリ
ジナル映画・楽曲復元部15は、図4(b)に示すよう
な各ブロックが不規則に時系列的にバラバラに繋げられ
た加工済み映画・楽曲を、元のオリジナル映画・楽曲と
同じ繋ぎ方(時系列関係)になるように各ブロックを再
構成(再配置)することにより、オリジナル映画・楽曲
を復元して(図4(c)の状態)、出力部19に出力す
る。
【0026】他方、オリジナル映画・楽曲復元部15
は、前記判定部18から「地雷データが改変・削除され
ている」との判定結果を示す信号が送られてきたとき
は、その信号と前記加工済み映画・楽曲記憶部14から
のデータとに基づいて、前記加工済み映画・楽曲を、オ
リジナル映画・楽曲に復元しないまま(つまり、加工済
み映画・楽曲のまま)、表示部19に出力する。すなわ
ち、オリジナル映画・楽曲復元部15は、図4(b)に
示すような各ブロックが不規則に時系列的にバラバラに
繋げられた加工済み映画・楽曲(無価値な情報)を、そ
のまま、出力部19に出力する。
【0027】以上の本実施形態は、映画・楽曲をインタ
ーネットなどのコンピュータ通信ネットワークを介して
多数のユーザーに配信(ネット配信)する事業などにお
いて、ユーザーが送られた映画・楽曲を無断で改変する
ことを防止するためのものである。すなわち、図3に示
すシステムは、映画・楽曲のデータをネット配信する事
業者側(ネットワークのサーバー(管理コンピュータ)
側)が備えるシステムである。ネット配信事業者のサー
バー側では、前述のようにして、オリジナル映画・楽曲
から加工済み映画・楽曲を形成して記憶すると共に、地
雷データを抽出して記憶する。そして、映画・楽曲配信
事業者側からユーザー側に映画・楽曲をネット配信する
ときは、「前記加工済み映画・楽曲データ、前記地雷デ
ータ、前記地雷データの改変等の有無を判定するための
コンピュータプログラム、及び、前記地雷データの改変
等がないときに加工済み映画・楽曲からオリジナル映画
・楽曲を復元するためのコンピュータプログラム」(図
3の一点鎖線Qで示す部分を構成するデータ及びプログ
ラム)を、ユーザー側に配信する。また、事業者側は、
前記の一点鎖線Qで囲んだデータ及びプログラムをCD
−ROM等の記録媒体に記録してユーザーに配布するよ
うにしてもよい。
【0028】ユーザー側では、「前記の配信又は配布さ
れた加工済み映画・楽曲を、前記オリジナル映画・楽曲
復元用プログラムにより復元すること」により始めて、
オリジナル映画・楽曲を出力させて鑑賞することができ
る。
【0029】したがって、ユーザーが、もし、オリジナ
ル映画・楽曲のデータの一部を改変等した場合は、その
改変部分が地雷データに該当するときは、前記判定プロ
グラム(図3の判定部18)からの信号に基づいて、前
記オリジナル映画・楽曲復元プログラム(図3のオリジ
ナル映画・楽曲復元部15)は加工済み映画・楽曲を復
元しないでそのまま出力させるので、ユーザーは、図4
(b)に示すような各ブロックが時系列的にバラバラに
不規則に繋げられた映画・楽曲(無価値な情報)しか鑑
賞することができなくなる。
【0030】なお、本実施形態においては、ユーザーが
改変した部分が前記地雷データに該当しないときは、判
定部18は地雷データは改変されないと判定するためオ
リジナル映画・楽曲に復元されてしまう。しかし、ユー
ザーには、オリジナル映画・楽曲又は加工済み映画・楽
曲の中のどの部分が地雷データなのかは全く分からない
ので、結局、ユーザーはオリジナル映画・楽曲又は加工
済み映画・楽曲の全ての部分について、事実上、改変で
きなくなる(改変が強く抑止される)ようになる。
【0031】すなわち、本実施形態では、図4の(a)
に示すように、一つのコンテンツを、幾つかのブロック
A,B,C,D・・・などに分割する。そして、図4
(b)に示すように、各ブロックA,B,C,D・・・
を、互いにバラバラな相互に脈絡がないような時間配列
にする(いわば、時間的にだが、ジグソーパズルをバラ
バラにした状態にする)。次に、各ブロックA,B,
C,Dについて、互いの時間的な関係性に基づいて、互
いをリンクさせる。例えば、「Aは、B,C,Dよりも
時間的に前にくる」「BはAよりも時間的に後にくる」
「BはC,Dよりも時間的に後にくる」などのような関
係性で、互いにリンクさせる。また、各ブロックA,
B,C,Dについて、それぞれ、その中の重要な部分
a,b,c,dを少なくとも一つ以上抽出して記録す
る。そして、前記の重要な部分a,b,c,dの全てが
存在することを条件として、前記の各ブロックA,B,
C,Dの互いのリンクによる時間的配列(正規の時間的
な配列、いわば、ジグソーパズルをきれいにはめ込んだ
状態。図2(c)に示す状態)になること(加工済み映
画・楽曲をオリジナル映画・楽曲に復元すること)を、
認めるようにする。
【0032】したがって、もし、コンテンツのユーザー
が著作権者に無断で部分的に改変すれば、例えば、図4
(a)のcの部分(地雷データの一つ)を無断で削除し
たり、図4(a)のdの部分(地雷データの一つ)を他
のデータと無断で交換したりすれば、前記の各ブロック
A,B,C,Dの相互のリンクを正規のものに変換でき
なくなる(図3の前記オリジナル映画・楽曲復元部15
が、加工済み映画・楽曲からオリジナル映画・楽曲を復
元することを拒否する)ので、このコンテンツは、図4
(b)に示すような無秩序なバラバラの状態となり、使
用に耐えられない無価値のものとなってしまう。以上の
ように、この実施形態2によれば、時間的に連続して表
現される映画や楽曲などのコンテンツの無断改変を有効
に防止できるようになる。
【0033】なお、以上の各実施形態では、「地雷デー
タ」として、オリジナル画像・映画・楽曲又は加工済み
画像・映画・楽曲の中の複数箇所の部分を構成するデー
タを採用しているが、本発明はこれに限られるものでは
なく、例えば、「加工済み画像・映画・楽曲の中にユー
ザーに分からないように(ユーザーに隠して)新たに埋
め込んだデータ」(従来より知られている「電子透か
し」データなど)などを地雷データとしてもよい。
【0034】なお、前記の「地雷データ」を画像・映画
・楽曲などのコンテンツの一部を構成する部分から抽出
するときは、その「地雷データ」として抽出する部分
は、そのコンテンツの中の「重要な部分」であることが
望ましい(「重要な部分」であるほど、ユーザーが改変
する可能性が大きくなるし、無断改変による被害も大き
くなるから)。また、前記「地雷データ」として抽出さ
れる「重要な部分」の箇所は、その数が多ければ多いほ
ど、改変防止の効果は高くなる。
【0035】また、前記の各実施形態では、「オリジナ
ルのコンテンツ(画像、映画、楽曲など)を加工した加
工済みコンテンツと、その中に隠された地雷データと、
地雷データが改変・削除されていないことを判定するプ
ログラムと、地雷データが改変・削除されていないとき
のみ前記加工済みコンテンツからオリジナルのコンテン
ツを復元して出力するプログラム」を、ネットワークを
介してユーザーに配信する例を示しているが、本発明は
この「ネット配信」の事業形態に限られるものではな
く、CD−ROMなどの記録媒体に前記の「オリジナル
のコンテンツ(画像、映画、楽曲など)を加工した加工
済みコンテンツと、その中に隠された地雷データと、地
雷データが改変・削除されていないことを判定するプロ
グラムと、地雷データが改変・削除されていないときの
み前記加工済みコンテンツからオリジナルのコンテンツ
を復元して出力するプログラム」を記録し、その記録媒
体をユーザーに配布(有償で販売など)するようにして
もよい。
【0036】実施形態3.本発明の実施形態3によるコ
ンテンツの無断利用・無断コピー防止装置(例えば、図
1の装置や図3の装置を利用してこの本実施形態3の機
能を果たすシステムを実現することができる)では、一
つのオリジナルのコンテンツを複数のブロックに分割す
るブロック別分割部(例えば図1の符号2や図3の符号
12を参照)と、これらの分割された各ブロックを元の
オリジナルのコンテンツとは違う空間的位置関係又は時
系列関係となるように規定することにより「(それ自体
ではユーザーの鑑賞の対象としては無価値な)加工済み
コンテンツ」を作成する加工済みコンテンツ作成部(例
えば図1の符号3や図3の符号13を参照)と、前記の
加工済みコンテンツから、前記の複数のブロックをそれ
らが元のオリジナルコンテンツと同じ空間的位置関係又
は時系列関係(元の正しい規則的な関係)を有するよう
に再構成するために使用する再構成情報を記録する再構
成情報記録部(例えば、図1のオリジナル画像復元部5
や図3のオリジナル映画・楽曲復元部15は、前述のよ
うに、この再構成情報を記録するための再構成情報記録
部となるべき記憶領域を有している)と、を含むように
している(例えば、図1に示す装置や、図3に示す装置
により、本実施形態3を構成することができる)。本実
施形態3では、例えば、前記の「加工済みコンテンツ」
と、前記の「再構成情報(加工済みコンテンツから元の
オリジナルコンテンツを復元するために、前記の加工済
みコンテンツに含まれている各ブロックを正しい相互の
位置関係又は時系列関係に再構成するための再構成情
報)」とを、別々にネットワーク配信したり、別々の記
録媒体に記録させてそれぞれを別々に流通させたりする
ことにより、事実上、「コンテンツのユーザーによる無
断利用や無断コピー」を防ぐことができる。すなわち、
例えば、コンテンツ提供事業者から、先ず、ユーザーに
「加工済みコンテンツ」のみを先に送信(又は記録媒体
に記録してそれを販売)し、ユーザーによる代金支払が
完了したのを確認してから、前記「再構成情報」をユー
ザーに提供するようにすれば、「コンテンツのユーザー
による無断利用(有料コンテンツの無断利用。なお、こ
の無断利用行為は無断コピー行為を含んでいる)」を、
事実上、防ぐことができる。また、例えば、コンテンツ
事業者は、ユーザーに対して「加工済みコンテンツ」の
みは自由な利用・コピーすることを予め許諾しておき、
ユーザーがオリジナルコンテンツの利用を希望するとき
は、その都度「再構成情報」をユーザーが使用すること
をユーザーに許諾し(又は、その都度「再構成情報」を
ユーザーに提供し)、ユーザーがこの「再構成情報」を
使用してオリジナルコンテンツを復元して再生するよう
にすることができる。この場合、コンテンツ提供事業者
は、前記の「再構成情報」についてのユーザーによる使
用実態のみを監視・補足するだけで「ユーザーによるコ
ンテンツの無断コピー」を監視・補足することができ
る。すなわち、この場合、ユーザーは「加工済みコンテ
ンツ」のみを無断コピーすることは自由にできるが、前
述のように「加工済みコンテンツ」それ自体は鑑賞の対
象としては無意味・無価値なので、ユーザーは、事実
上、加工済みコンテンツの無断コピーをもしなくなると
予想される。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の装置に
よれば、「オリジナルの画像・映画・楽曲などのコンテ
ンツを加工した加工済みコンテンツ、その中に隠された
地雷データ、地雷データが改変・削除されていないこと
を判定する判定用プログラム、及び、地雷データが改変
・削除されていないときのみ前記加工済みコンテンツか
らオリジナルと同じコンテンツを復元する復元用プログ
ラム」を、ユーザーに、ネットワークにより配信するか
又は記録媒体に記録して配布する、ようにしている。よ
って、本発明では、「ユーザーが前記地雷データを無断
で改変・削除などしていないこと」を条件に、加工済み
コンテンツからオリジナルコンテンツへの復元が可能に
成っている。よって、本発明によれば、ユーザーによる
コンテンツの無断改変を有効に防止でき、コンテンツの
創作者の著作権又は著作者人格権を有効に保護できるよ
うになる。また、本発明の記録媒体によっても、同様の
効果が得られるようになる。
【0038】また、本発明によるコンテンツの無断利用
・無断コピー防止装置では、一つのオリジナルのコンテ
ンツを複数のブロックに分割するブロック別分割手段
と、これらの分割された各ブロックを元のオリジナルの
コンテンツとは違う空間的位置関係又は時系列関係とな
るように規定することにより「(それ自体ではユーザー
の鑑賞の対象としては無価値な)加工済みコンテンツ」
を作成する加工済みコンテンツ作成手段と、前記の加工
済みコンテンツから、前記の複数のブロックをそれらが
元のオリジナルコンテンツと同じ空間的位置関係又は時
系列関係(元の正しい規則的な関係)を有するように再
構成するために使用する再構成情報を記録する再構成情
報記録手段と、を含むようにしている。本発明では、例
えば、前記の「加工済みコンテンツ」と、前記の「再構
成情報(加工済みコンテンツから元のオリジナルコンテ
ンツを復元するために、前記の加工済みコンテンツに含
まれている各ブロックを正しい相互の位置関係又は時系
列関係に再構成するための再構成情報)」とを、別々に
ネットワーク配信したり、別々の記録媒体に記録させて
それぞれを別々に流通させたりすることにより、事実
上、「コンテンツのユーザーによる無断利用や無断コピ
ー」を防ぐことができる。すなわち、例えば、コンテン
ツ提供事業者から、先ず、ユーザーに「加工済みコンテ
ンツ」のみを先に送信(又は記録媒体に記録してそれを
販売)し、ユーザーによる代金支払が完了したのを確認
してから、前記「再構成情報」をユーザーに提供するよ
うにすれば、「コンテンツのユーザーによる無断利用
(有料コンテンツの無断利用。なお、この無断利用行為
は無断コピー行為を含んでいる)」を、事実上、防ぐこ
とができる。また、例えば、コンテンツ事業者は、ユー
ザーに対して「加工済みコンテンツ」のみは自由な利用
・コピーすることを予め許諾しておき、ユーザーがオリ
ジナルコンテンツの利用を希望するときは、その都度
「再構成情報」をユーザーが使用することをユーザーに
許諾し(又は、その都度「再構成情報」をユーザーに提
供し)、ユーザーがこの「再構成情報」を使用してオリ
ジナルコンテンツを復元して再生するようにすることが
できる。この場合、コンテンツ提供事業者は、前記の
「再構成情報」についてのユーザーによる使用実態のみ
を監視・補足するだけで「ユーザーによるコンテンツの
無断コピー」を監視・補足することができる。すなわ
ち、この場合、ユーザーは「加工済みコンテンツ」のみ
を無断コピーすることは自由にできるが、前述のように
「加工済みコンテンツ」それ自体は鑑賞の対象としては
無意味・無価値なので、ユーザーは、事実上、加工済み
コンテンツの無断コピーをもしなくなると予想される。
なお、以上の本発明のような「オリジナルのコンテンツ
を各ブロックに分割し、それらの各ブロックをバラバラ
の不規則な関係に配置することにより、コンテンツの無
断利用・無断コピーを防止するためのシステム」は、1
999年1月13日付け日経産業新聞の記事「ICカー
ドに「鍵」 大日本印刷、暗号システム」の中に、部分
的に紹介されている。すなわち、この記事は、次のよう
な文章を掲載している。「大日本印刷は12日、インタ
ーネット経由で企業間で機密データをやりとりするため
の暗号化システムを開発したと発表した。暗号化のため
の鍵をICカードに記録し、鍵情報をネット上に流さな
いようにしたうえ、ファイルを暗号化する前に分割する
仕組みを採用し、外部から不正に解読された場合にも内
容が意味をなさないようにした。(中略)暗号化方式は
既存のRSAとDES(データ暗号化標準)を利用す
る。元のファイルを数バイトごとに分割し、複数のファ
イルに再配置したうえで暗号化するため、不正に解読し
ても内容が意味をなさない。暗号化に使う鍵とファイル
の分割・再配置の仕方は暗号化する度に変更、「外部か
らの不正解読は事実上不可能」(大日本印刷)としてい
る。(後略)」
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を説明するためのブロッ
ク図である。
【図2】 本発明の実施形態1を説明するための図であ
る。
【図3】 本発明の実施形態2を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】 本発明の実施形態2を説明するための図であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのオリジナルのコンテンツを、「そ
    れ自体ではユーザーの鑑賞のための意味を有しない複数
    のブロック」に分割するブロック別分割手段と、これら
    の分割された各ブロックを元のオリジナルのコンテンツ
    とは違う空間的位置関係又は時系列関係となるように規
    定することにより加工済みコンテンツを作成する加工済
    みコンテンツ作成手段と、 前記の加工済みコンテンツから、前記の複数のブロック
    をそれらが元のオリジナルコンテンツと同じ空間的位置
    関係又は時系列関係を有するように再構成するために使
    用する再構成情報を記録する再構成情報記録手段と、を
    含むことを特徴とするコンテンツの無断利用・無断コピ
    ー防止装置。
  2. 【請求項2】 画像、映画、楽曲などのオリジナルのコ
    ンテンツを予め加工した加工済みコンテンツを記憶して
    おくための加工済みコンテンツ記憶手段と、前記加工済
    みコンテンツの中の複数箇所を示すデータを地雷データ
    として予め記憶しておく地雷データ記憶手段と、前記地
    雷データが改変又は削除されたか否かを判定する判定手
    段と、前記地雷データが改変又は削除されていないと
    き、前記の加工済みコンテンツから元のオリジナルのコ
    ンテンツを復元するためのオリジナルコンテンツ復元手
    段と、を含むことを特徴とするコンテンツの無断改変防
    止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、一つのオリ
    ジナルのコンテンツを「それ自体ではユーザーによる鑑
    賞のための意味を有しない複数のブロック」に分割する
    ブロック別分割手段と、これらの分割された各ブロック
    を元のオリジナルのコンテンツとは違う空間的位置関係
    又は時系列関係となるように規定することにより加工済
    みコンテンツを作成する加工済みコンテンツ作成手段
    と、を含み、前記オリジナルコンテンツ復元手段は、前
    記加工済みコンテンツを構成する前記の複数のブロック
    を、それらが元のオリジナルコンテンツと同じ空間的位
    置関係又は時系列関係を有するように再構成することに
    より、前記加工済みコンテンツからオリジナルコンテン
    ツを復元するものである、ことを特徴とするコンテンツ
    の無断改変防止装置。
  4. 【請求項4】 画像、映画、楽曲などのオリジナルのコ
    ンテンツを予め加工した加工済みコンテンツを示すデー
    タと、前記加工済みコンテンツの中の複数箇所を示すデ
    ータから成る地雷データと、前記地雷データが改変又は
    削除されたか否かを判定するための判定プログラムと、
    前記地雷データが改変又は削除されていないとき、前記
    の加工済みコンテンツからオリジナルのコンテンツを復
    元するためのオリジナルコンテンツ復元プログラムと、
    を記録していることを特徴とする、コンテンツの無断改
    変防止機能付き記録媒体。 【0001】
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