JPH11343350A - 人工大理石成形体 - Google Patents
人工大理石成形体Info
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- JPH11343350A JPH11343350A JP10150979A JP15097998A JPH11343350A JP H11343350 A JPH11343350 A JP H11343350A JP 10150979 A JP10150979 A JP 10150979A JP 15097998 A JP15097998 A JP 15097998A JP H11343350 A JPH11343350 A JP H11343350A
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Abstract
防汚性を改善し、さらにはかびや細菌の増殖やぬめりの
発生を抑制することのより清潔で衛生的な人工大理石成
形体を提供するものである。 【解決手段】 樹脂成分5と無機充填剤4と表面自由エ
ネルギーが前記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さ
い有機フッ素化合物1より構成された人工大理石成形体
であって、前記有機フッ素化合物1の低表面自由エネル
ギー効果により人工大理石成形体表面の撥水性、撥油
性、防汚性が改善される。
Description
工大理石成形体に関するものである
リエステル樹脂などの樹脂成分に含有させて天然の大理
石調の外観を呈するように形成される人工大理石が浴
槽、洗い場、カウンタートップ、キッチン天板、サニタ
リー用途、家具、内装材などによく使用されている。こ
れらの人工大理石は、一般に、樹脂、無機充填剤、低収
縮剤、触媒、架橋剤、顔料などからなり注型法、加熱プ
レス法などにより成形され、比較的安価でありながら加
工性、施工性、耐温水性、強度、耐候性などに優れ、天
然大理石に近い外観であって、高級感があるためよく用
いられている。
化に伴い、国民の間に清潔意識なるものが若年層を中心
に広まってきた。しかしながら、特に、台所、洗面所あ
るいは風呂場といった水回り場所で使用される人工大理
石は汚れがつきやすく、さらにそれらの汚れを餌に細菌
やかびが増殖し、外観的にも衛生的にも問題があった。
機充填剤と表面自由エネルギーが前記樹脂成分の表面自
由エネルギーより小さい有機フッ素化合物とで構成し人
工大理石成形体に関するものである。
はその表面の表面自由エネルギーが小さいため、撥水性
が向上し、水性汚れ成分との相互作用が減少するため防
汚性が大幅に改善される。また、撥油性も向上すること
により油性汚れ成分に対する防汚性も大幅に改善され
る。さらに、細菌およびかびもそれらの餌となる汚れの
付着が少ないため、増殖が抑制される。
とすることにより当業者によって容易に実施できるもの
である。すなわち、樹脂成分と無機充填剤と表面自由エ
ネルギーが前記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さ
い有機フッ素系化合物とを含んでなる人工大理石成形体
である。
り小さい表面自由エネルギーを有する有機フッ素系化合
物を添加することにより、人工大理石成形体の表面は撥
水性および撥油性が向上し、汚れ成分に対し低活性とな
るため防汚性が向上する。さらに、汚れ成分の人工大理
石成形体表面への付着が少なくなるので、それらを餌と
するかびや細菌の増殖も抑制される。
リシジル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリ
レートおよび不飽和ポリエステルからなる群より選ばれ
る少なくとも一種から構成し樹脂成分と無機充填剤と表
面自由エネルギーが前記樹脂成分の表面自由エネルギー
より小さい有機フッ素系化合物とを含んでなる人工大理
石成形体である。
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル
(メタ)アクリレートおよび不飽和ポリエステルからな
る群より選ばれる少なくとも一種から構成することによ
り、人工大理石成形体は機械強度、耐候性、耐温水性な
どの物理特性および化学特性に優れたものとなる。そし
て、前記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さい表面
自由エネルギーの有機フッ素系化合物を添加することに
より、人工大理石成形体の表面は撥水性および撥油性が
向上し、汚れ成分に対し低活性となるため防汚性が向上
する。さらに、汚れ成分の人工大理石成形体表面への付
着が少なくなるので、それらを餌とするかびや細菌の増
殖も抑制できる。
の混合物からなる樹脂成分と無機充填剤と表面エネルギ
ーが前記樹脂成分の表面エネルギーより小さい有機フッ
素系化合物とを含んでなる人工大理石成形体である。
びその重合体の混合物から構成することにより、人工大
理石成形体は質感に優れ、さらに機械特性、耐候性、耐
温水性などの物理特性や化学特性に優れたものとなる。
共に、かびや細菌の増殖も抑制できる。
オレフイン系重合体からなる人工大理石成形体であるそ
して、フッ素化オレフイン系重合体の非常に低い表面自
由エネルギー効果で、より少量の添加で人工大理石成形
体表面の撥水性および撥油性を大幅に改善することが可
能となる。その結果、人工大理石成形体の表面性、物理
特性および化学特性を損なうことなく防汚性の大幅改善
が可能となる。さらに、汚れ成分の人工大理石成形体表
面への付着が少なくなるので、それらを餌とするかびや
細菌の増殖も抑制される。
イルからなる人工大理石成形体である。
ギー効果と人工大理石成形体表面へのブリードアウト効
果の相乗作用により効率的な防汚化が可能となる。さら
に、汚れ成分の人工大理石成形体表面への付着が少なく
なるので、それらを餌とするかびや細菌の増殖も抑制さ
れる。
面活性剤からなる人工大理石成形体である。
エネルギー効果と人工大理石成形体表面へのブリードア
ウト効果の相乗作用により効率的な防汚化が可能とな
る。されに、汚れ成分の人工大理石成形体表面への付着
が少なくなるので、それらを餌とするかびや細菌の増殖
も抑制される。
化合物と抗菌剤とからなる人工大理石成形体である。ま
た、樹脂成分と無機充填剤と有機フッ素化合物と無機系
抗菌剤の少なくとも一種、および有機系抗菌剤の少なく
とも一種からなる人工大理石成形体である。
合物を含有することにより、防汚性が向上し汚れ成分が
付着しにくくなる。さらに、無機系抗菌剤を含有するこ
とにより、主としてぬめりなどの原因となる細菌の増殖
が抑制される。また、有機系抗菌剤を含有することによ
り、主としてかびの増殖が抑制される。なお、有機フッ
素化合物添加の相乗効果により細菌、かびの餌となる汚
れ成分の付着が少なくなるため、無機系抗菌剤および有
機系抗菌剤は少量の添加で十分な効果があがる。このた
め、人工大理石成形体の物理特性および化学特性に及ぼ
す影響も少なく、優れた特性を有する人工大理石成形体
が可能となる。
説明する。
て人工大理石を構成できる樹脂であれば特に制限され
ず、従来より人工大理石用の樹脂成分として知られる各
種単量体や単量体と重合体の混合物などを適宜使用でき
る。たとえば、不飽和ポリエステル、メラミン(メタ)
アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、メチ
ル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。なお、本明
細書において、(メタ)アクリルとは、アクリルおよび
/またはメタクリルを意味する。また、(メタ)アクリ
ル系単量体の具体例としては、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレートなどがあるが、これ
に限定するものではない。
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、粉末タル
ク、粉末石英、微細シリカ、珪藻土、石膏、粉末ガラ
ス、粘土鉱物質、粉末チョーク、大理石、石灰岩、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ホウ砂、亜硫酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化ケイ
素、方解石、基石、酸化チタン、三酸化アンチモン、ク
レー酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、ニッケル粉、
鉄粉、亜鉛粉、銅粉、酸化鉄、ガラスビーズ、ガラス繊
維、バリウム塩や鉛塩を有するガラスフィラー、シリカ
ゲル、などが挙げられるが、これに限定するものではな
い。
は、表面自由エネルギーが樹脂成分より小さいものであ
れば特に限定されない。これらは単独で使用しても混合
体で使用してもよい。この種の有機フッ素系化合物は揆
水性、揆油性を有しているので、得られる人工大理石成
形体も揆水性、揆油性に優れたものとなる。
フルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロ
エチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラ
フルオロエチレン・エチレン共重合体、ポリクロロトリ
フルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、テトラフル
オロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオ
ロアルキルビニルフルオライド、フッ化ビニリデン・テ
トラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニルエー
テル、フッ化ビニルエーテル・テトラフルオロエチレン
共重合体、フッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデ
ン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体。また、パーフ
ルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルポリエーテ
ル、三フッ化エチレン重合体などのフッ素オイル。また
フッ素系界面活性剤。さらにはセラフルコート(セント
ラル硝子(株)製)、ルミフロン(旭硝子(株)製)、
ザフロン(東亞合成(株)製)、ゼッフル(ダイキン工
業(株)製)、フルオネート(大日本インキ化学工業
(株)製)、トリフロン(三井石油化学工業(株)製)
などの商品名で例示されるフッ素系塗料、また、サイト
ップ(旭硝子(株)製)、アロンGF300(東亞合成
(株)製)、テフロンーAF(デユポン(株)製)など
が挙げられるが、これらに限定するものではない。
比で0.1wt%〜10wt%となる範囲が好ましい。
添加量が10wt%を越えると、人工大理石成形体の構
成強度などの物理特性が劣化する場合があり、添加量が
0.1wt%未満では特性が不安定となり、十分な揆水
性が得られなくなる場合がある。
菌剤として、硝酸銀、硫酸銀、塩化銀など。銀、銅、亜
鉛、あるいは錫を担持したゼオライト。および銀、銅、
亜鉛あるいは錫を担持したシリカゲルなどが挙げられる
が、これに限定するものではない。
で0.1wt%〜10wt%となる範囲が好ましい。添
加量が10wt%を越えると、人工大理石成形体の機械
強度などの物理特性が劣化する場合があり、添加量が
0.1wt%未満では十分な抗菌性が得られなくなる場
合がある。
キシビスフェノキサアルシンなどフェニルエーテル誘導
体、シクロフルアニドなどNーハロアルキルチオ系化合
物、2−(4ーチアゾリル)ベンズイミダゾール(TB
Zと略称)などイミダゾール誘導体、2,3,5,6テ
トラコロルー4ー(メチルスルホリル)ピリジンなどス
ルホン誘導体およびセシルジメチルエチルアンモニウム
ブロミドなど第4級アンモニウム塩などが挙げられる
が、これに限定するものではない。
0.1wt%〜5wt%となる範囲が好ましい。添加量
が5wt%を越えると、人工大理石成形体の機械強度な
どの物理特性が劣化する場合があり、添加量が0.1w
t%未満では十分な抗菌性が得られなくなる場合があ
る。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と、硬化促進剤(ジメチルアニリ
ン)0.03重量部とパーフロロアルキルアクリレート
4重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。この真空
脱気された混合物を型に注入し硬化させ、不飽和ポリエ
ステル人工大理石成形体を得た。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と、硬化促進剤(ジメチルアニリ
ン)0.03重量部と、パーフロロアルキルアクリレー
ト1重量部と、銀ゼオライト1重量部とTBZ0.5重
量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。この真空脱気
された混合物を型に注入し硬化させ、不飽和ポリエステ
ル人工大理石成形体を得た。
石成形体の表面部を示す模式図である。1はパーフロロ
アルキルアクリレート(有機フッ素化合物)に代表され
る添加剤である。2は銀ゼオライトに代表される無機系
抗菌剤である。3はTBZに代表される有機系抗菌剤で
ある。4は水酸化アルミニウムに代表される無機充填剤
である。1,2,3および4は不飽和ポリエステル樹脂
に代表される樹脂成分5中に分散されている。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と、硬化促進剤(ジメチルアニリ
ン)0.03重量部と、パーフロロアルキルアクリレー
ト2重量部と、銀ゼオライト2重量部とTBZ1重量部
を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。この真空脱気され
た混合物を型に注入し硬化させ、不飽和ポリエステル人
工大理石成形体を得た。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と、硬化促進剤(ジメチルアニリ
ン)0.03重量部と、パーフロロアルキルアクリレー
ト4重量部と、銀ゼオライト4重量部とTBZ2重量部
を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。この真空脱気され
た混合物を型に注入し硬化させ、不飽和ポリエステル人
工大理石成形体を得た。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と硬化促進剤(ジメチルアニリン)
0.03重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。こ
の真空脱気された混合物を型に注入し硬化させ、不飽和
ポリエステル人工大理石成形体をえた。
ステルとスチレンの混合物よりなる不飽和ポリエステル
樹脂100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミ
ニウム粉末200重量部と、硬化触媒(50%過酸化ベ
ンゾイル)3重量部と、硬化促進剤(ジメチルアニリ
ン)0.03重量部と、銀ゼオライト4重量部とTBZ
2重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。この真空
脱気した混合物を型に注入し硬化させ、不飽和ポリエス
テル人工大理石成形体を得た。
メチルメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部と、パーフロロアル
キルアクリレート4重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱
気した。この真空脱気された混合物を型に注入し、室温
で硬化させ、アクリル人工大理石成形体を得た。
メチルメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部と、パーフロロアル
キルアクリレート1重量部と、銀ゼオライト1重量部と
TBZ0.5重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気し
た。この真空脱気された混合物を型に注入し、室温で硬
化させ、アクリル人工大理石成形体を得た。
メチリメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部と、パーフロロアル
キルアクリレート2重量部と、銀ゼオライト2重量部と
TBZ1重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。こ
の真空脱気された混合物を型に注入し、室温で硬化さ
せ、アクリル人工大理石成形体を得た。
メチルメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部と、パーフロロアル
キルアクリレート4重量部と、銀ゼオライト4重量部と
TBZ2重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気した。こ
の真空脱気された混合物を型に注入し、室温で硬化さ
せ、アクリル人工大理石成形体を得た。
メチルメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部を混合し、撹拌しつ
つ真空脱気した。この真空脱気された混合物を型に注入
し、室温で硬化させ、アクリル人工大理石成形体を得
た。
メチルメタクリレート(重量比2:8)からなるシラッ
プ100重量部と、平均粒径45μmの水酸化アルミニ
ウム粉末200重量部と、ターシャリーブチルパーオキ
シマレイン酸0.5重量部と、エチレングリコールジメ
タクリレート0.5重量部と、エチレングリコールジメ
チルカプトアセテート0.3重量部と、銀ゼオライト4
重量部とTBZ2重量部を混合し、撹拌しつつ真空脱気
した。この真空脱気された混合物を型に注入し、室温で
硬化させ、アクリル人工大理石成形体を得た。
形体表面の撥水性を協和界面科学(株)製 接触角測定
装置(CAーZ型)で測定した。また、耐汚染性をJI
SK3370に準じて確認した。なお、耐汚染性の比較
は目視で行い、比較例1における汚れ具合を(△)と
し、それより悪い場合(×)、よい場合を(○)、非常
によい場合を(◎)とし各々相対評価した。その結果を
(表1)に示す。
れの成形体の抗菌性能およびかび抵抗性について試験を
おこなった。前記成形体から50mm×50mmの試料
を切り出し、それぞれに菌液(黄色ブドウ球菌および大
腸菌)1ccを滴下し、37℃で24時間培養した。そ
の後、滅菌済みリン酸緩衝液にて菌を洗い出した。この
洗い出した液中の生菌数を、菌数測定用培地を用いて混
釈平板法にて測定した。その結果を(表2)に示す。
0mm)にアスペルギルス・ニガー菌液を噴霧し、25
℃、7日間培養した。その結果を(表3)に示す。
れの成形体の耐ぬめり性を評価した。
イヨンを0.02%加え、ぬめり培養液とした。40℃
に保温した培養液中に前記成形体から切り出した試料吊
り下げ、5日間保持しぬめりを付着させた。試料表面を
実際に触って、ぬめりの官能試験を行った。ぬめりの感
じ度合いによって4段階の評価に当てはめ、ほとんどぬ
めりを感じなかった場合を(◎)とし、少しぬめりを感
じる場合を(○)、かなりぬめりを感じる場合を
(△)、強くぬめりを感じる場合を(×)とし、それぞ
れ相対評価した。その結果を(表4)に示す。
1,3,4の成形体は比較例1に比べ撥水性の向上が著
しく、また耐汚染性も改善されていた。同様に、実施例
5,7,8の成形体は比較例2に比べ撥水性の向上が著
しく、耐汚染性も改善されていた。
脂成分が不飽和ポリエステル、あるいはアクリル樹脂系
であってもそれら樹脂成分の表面自由エネルギーの小さ
い表面自由エネルギーを有する有機フッ素化合物(パー
フロロアルキルアクリレート)を少量添加することによ
り撥水性および耐汚染性が大幅に改善されることが明ら
かになった。樹脂成分と有機フッ素化合物の表面自由エ
ネルギーの差が大きいほど両者の親和性は減少し、有機
フッ素化合物が人工大理石成形体表面にブリードしやす
くなると考えられる。その結果、より少量の添加量で効
果的に撥水性および耐汚染性が改善可能となると考え
る。
2,3,4,6,7,8の成形体は比較例1,3および
実施例1,5の成形体に比べ黄色ブドウ球菌および大腸
菌に対する著しい抗菌効果を得ることが出来た。なお、
前記有機フッ素化合物(パーフロロアルキルアクリレー
ト)による抗菌効果への悪影響はなんら認められなかっ
た。これらの結果から、無機系抗菌剤と前記有機フッ素
化合物の併用により、表面に細菌の餌となる汚れがつき
にくいため、より少量の抗菌剤で細菌の増殖が抑制され
る清潔でクリーンな人工大理石成形体である。
2,3,4,6,7,8の成形体は比較例1,3および
実施例1,5の成形体に比べ良好な抗かび性能を得るこ
とが出来た。なお、前記有機フッ素系化合物(パーフロ
ロアルキルアクリレート)による抗かび効果への悪影響
はなんら認められなかった。これらの結果から、有機系
抗菌剤と無機系抗菌剤と有機フッ素化合物との併用によ
り、表面に細菌およびかびの餌となる汚れがつきにくい
ため、より少量の有機、無機抗菌剤で細菌およびかびの
増殖が抑制される清潔でクリーンな人工大理石成形品で
ある。
8の成形体は実施例1,2の成形体に比較して著しく良
好な耐ぬめり特性を示した。これは成形体表面の無機系
抗菌剤の効果によるものと考えられ、成形体への無機系
抗菌剤の含有量を増やすに従って耐ぬめり特性は良好と
なるものと考える。また、実施例4,8の成形体は比較
例2,4に比較して、また実施例1,5の成形体は比較
例1,3に比較してそれぞれ良好な耐ぬめり特性を示し
た。これは、実施例4,8の成形体、あるいは実施例
1,5の成形体は有機フッ素化合物(パーフロロアルキ
ルアクリレート)により高撥水性となっており、汚れ成
分の付着が少なくぬめりの原因となる細菌の増殖が少な
いことと、ぬめりの直接的な原因となる細菌の死骸が付
着しにくいため、耐ぬめり特性が良好となったものと考
える。
成形体によれば、次の効果が得られる。
ーが前記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さい有機
フッ素化合物とを含有することにより、人工大理石成形
体表面は撥水性および撥油性になり汚れ成分との相互作
用が小さくなるため防汚性が向上する。さらに、汚れ成
分の人工大理石成形体表面への付着が少なくなるので、
それらを餌とするかびや細菌の増殖も抑制される。
レート、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル(メ
タ)アクリレートおよび不飽和ポリエステルからなる群
より選ばれた少なくとも一種から構成された人工大理石
成形体とすることにより、優れた防汚性を有し、かびや
細菌が増殖しにくく、さらには機械強度、耐候性、耐温
水性などの物理特性および化学特性に優れた実用性に富
んだ人工大理石成形体を得ることが出来る。
その重合体から構成されることにより、特に高級感に優
れた防汚性を有する人工大理石成形体を得ることが出来
る。
ィン系重合体であることにより、フッ素化オレフィン系
重合体の非常に低い表面自由エネルギー効果で、より少
量の添加で人工大理石成形体表面の撥水性および撥油性
を大幅に改善することが可能となる。その結果、人工大
理石成形体の表面性、物理特性および化学特性を損なう
ことなく防汚性の大幅改善が可能となる。さらに、汚れ
成分の人工大理石成形体表面への付着が少なくなるの
で、それらを餌とするかびや細菌の増殖も抑制される。
るいはフッ素系界面活性剤であることにより、より少量
の添加剤量で人工大理石成形体表面の撥水性、撥油性を
を大幅に改善することが可能となる。それは、フッ素オ
イルあるいはフッ素系界面活性剤の非常に低い表面自由
エネルギー効果と、樹脂成分のフッ素オイルあるいはフ
ッ素系界面活性剤表面押しだし効果(ブリードアウト効
果)との相乗効果と考えられる。この結果、添加剤によ
る特性の劣化(例えば、表面性、機械強度、耐温水性な
ど)を心配することなく防汚性に優れた人工大理石成形
体を得ることが出来る。
むことにより、細菌、かび、ぬめりなども含んだ広い意
味の汚れに対して強力な防汚性を有する人工大理石成形
体を得ることが出来る。なお、有機フッ素化合物の防汚
効果と抗菌剤の抗菌効果とは相乗効果を発揮し、有機フ
ッ素化合物の添加により細菌およびかびの餌となる汚れ
成分の付着が少なくなるため、無機系抗菌剤および有機
系抗菌剤は少量の添加で十分な効果が期待できる。この
ため、人工大理石成形体の物理特性および化学特性に及
ぼす影響も少なく、極めて優れた防汚性能を有する人工
大理石成形体を得ることが可能となる。
断面部を示す模式図
Claims (8)
- 【請求項1】樹脂成分と無機充填剤と表面自由エネルギ
ーが前記樹脂成分の表面自由エネルギーより小さい有機
フッ素化合物とを含んでなる人工大理石成形体。 - 【請求項2】樹脂成分は、メラミン(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)
アクリレートおよび不飽和ポリエステルからなる群より
選ばれる少なくとも一種からなる請求項1記載の人工大
理石成形体。 - 【請求項3】樹脂成分は、アクリル系単量体およびその
重合体の混合物である請求項1記載の人工大理石成形
体。 - 【請求項4】有機フッ素化合物がフッ素化オレフイン系
重合体である請求項1または2または3記載の人工大理
石成形体。 - 【請求項5】有機フッ素化合物がフッ素オイルからなる
請求項1または2または3記載の人工大理石成形体。 - 【請求項6】有機フッ素化合物がフッ素系界面活性剤で
ある請求項1または2または3記載の人工大理石成形
体。 - 【請求項7】樹脂成分と無機充填剤と有機フッ素化合物
と抗菌剤とを有する人工大理石成形体。 - 【請求項8】抗菌剤として無機系抗菌剤の少なくとも一
種、および有機系抗菌剤の少なくとも一種からなる請求
項7記載の人工大理石成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150979A JPH11343350A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 人工大理石成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10150979A JPH11343350A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 人工大理石成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11343350A true JPH11343350A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15508643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10150979A Pending JPH11343350A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 人工大理石成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11343350A (ja) |
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- 1998-06-01 JP JP10150979A patent/JPH11343350A/ja active Pending
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