JPH11341342A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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Publication number
JPH11341342A
JPH11341342A JP10140212A JP14021298A JPH11341342A JP H11341342 A JPH11341342 A JP H11341342A JP 10140212 A JP10140212 A JP 10140212A JP 14021298 A JP14021298 A JP 14021298A JP H11341342 A JPH11341342 A JP H11341342A
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JP
Japan
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exposure
photometric
time
photometry
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP10140212A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10140212A priority Critical patent/JPH11341342A/ja
Publication of JPH11341342A publication Critical patent/JPH11341342A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に正確な露光量を得るとともにレリーズ
開始から本露光に至るまでの処理時間の短縮を可能にす
ることにより、優れた速写性を得ることのできる電子的
撮像装置を提供する。 【解決手段】 フォーカスレンズ等を経てCCDにより
撮像された信号は撮像回路,A/D変換器を経てAE
(オート露出)処理回路とAF(オートフォーカス)処
理回路に入力され、それぞれAE,AF評価値をCPU
に出力する。操作SWのレリーズ操作が行われると、C
PUは所定のタイミングに基づきCCD内の電子素子シ
ャッタのシャッタ速度を、例えば高速から低速に順次設
定してそれぞれの露光を行い、複数の露光検出値を得
る。その後CPUはこれらの露光検出値から最適な露光
検出値を選択し、選択した露光検出値に基づいてプリ測
光用露光を行った後、本露光を行う。これにより、正確
な露光量が得られるとともに、レリーズ操作開始から本
露光に至るまでの処理時間を短くすることができ、速写
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レリーズ操作開始
から短時間に測光を行い、正確な露光量の制御が可能な
電子的撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号処理のディジタル化及び
画像信号圧縮技術の進歩に伴い、撮像した画像信号をデ
ィジタル化してメモリに記憶可能な電子的撮像装置が注
目されている。
【0003】このような電子的撮像装置においては、撮
像素子を用いて撮像した撮像信号をディジタル撮像デー
タとしてメモりに記憶することが可能であるため、例え
ばパーソナルコンピュータ等を利用して、その記憶撮像
データの編集や表示を容易に行うことができることか
ら、ユーザに強い人気があるとともに今後の需要が期待
されている。
【0004】一般に、このような電子的撮像装置を用い
て、被写体を撮像しようとすると、被写体を正確に再現
するためには、被写体の正確な露光量を得なければなら
ない。被写体の正確な露光量を得るために、ビデオカメ
ラ等の電子的撮像装置において、従来より実施されてい
る自動露光制御方法の一例を図6に示す。
【0005】図6は従来のビデオカメラ等の電子的撮像
装置にて一般に採用されている自動露光制御方法の一例
を示すもので、該自動露光制御方法を説明するためのタ
イミングチャートである。
【0006】通常、ビデオカメラ等の電子的撮像装置に
おいては、測光値に基づいて絞りやシャッタ速度を補正
して露光量を演算するという一連の動作を、最終的に最
適な露光量が得られるまで繰り返して行っている。
【0007】具体的には、図6に示すように例えば、第
1段階のレリーズ操作が行われた後、最初にタイミング
信号(例えば図6(a)に示す垂直同期信号VD)が供
給される時刻t1にて測光用露光を行い、露光値を得
る。
【0008】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t2にて、この測光用露光時の撮像素子からの映
像信号を読み込むと同時にディジタル化された画像デー
タをオート露出処理回路(以下、AE処理回路と称す)
に与えてAE処理を行い、オート露出制御するのに必要
な測光結果、つまりAE評価値を得る。
【0009】次の垂直同期信号VDが供給される時刻t
3では、上記AE評価値を基に最適な被写体の明るさを
得るのに必要な露出の算出演算処理を行い、得られた露
出条件にシャッタ速とゲインを設定し直す。
【0010】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t4にて再び新しい設定条件で測光用露光を行
う。
【0011】以降、このような測光に基づく一連の露光
制御動作が、最終的に最適な露光量が得られるまで繰り
返して行うように制御される。
【0012】これにより、本露光、つまり撮像時に必要
な被写体における正確な露光量を得ることが可能とな
る。
【0013】しかしながら、このような従来の露光制御
方法では、被写体における露光量を正確に得ることが可
能ではあるが、レリーズ操作開始から本露光(撮像)に
至るまでの処理時間が長くなってしまい、特に速写性が
要求されるスチル撮影を行う電子的撮像装置において
は、重要な問題であり、従来技術では、解決するに至っ
ていないのが実状である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のビ
デオカメラ等の電子的撮像装置においては、本露光に先
行して行うプレ測光を行った後、その測光結果に基づき
絞りやシャッタ速度を補正して露光量を演算するという
処理動作を、最終的に最適な露光量が得られるまで繰り
返して行うという露光制御方法が一般的に採用されてい
るが、速写性が要求されるスチル撮影を行う電子的撮像
装置にこのような方法を採用したとすると、レリーズ操
作開始から本露光に至る間での処理時間が長くなってし
まい、つまり短時間で撮影することができず、連続撮影
時の速写性に悪影響を及ぼしてしまうという問題点があ
った。
【0015】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単に正確な露光量を得るとともにレリー
ズ開始から本露光に至るまでの処理時間を短縮すること
ができることにより、優れた速写性を得ることのできる
電子的撮像装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
電子的撮像装置は、撮像レンズにより結像された被写体
像を光電変換し映像信号を生成する撮像素子と、シャッ
ターレリーズ信号に応答して、絞り開放のもとに画面ご
とに露出値を変化させながら測光を行い複数の測光値を
得るための第1の測光手段と、前記第1の測光手段によ
り測光された前記複数の測光値から最適な測光値を選択
する選択手段と、前記選択手段によって選択された測光
値に基づいて絞り込み測光を行う第2の測光手段と、前
記第2の測光手段により測光された測光値に基づいて前
記撮像素子の露光量を制御する露光量制御手段と、を具
備したものである。
【0017】請求項1記載の発明においては、撮像素子
によって撮像レンズにより結像された被写体像を光電変
換し映像信号を生成する。撮像する際には、第1の測光
手段により、シャッターレリーズ信号に応答して、絞り
開放のもとに画面ごとに露出値を変化させながら測光を
行い複数の測光値を得、前記選択手段によって、これら
複数の測光値から最適な測光値が選択される。次いで、
第2の測光手段により、前記選択手段により選択された
測光値に基づいて絞り込み測光を行い、その後、露光量
制御手段によって、前記第2の測光手段により得られた
測光値に基づいて前記撮像素子の露光量を制御する。こ
れにより、正確な露光量を得ることができるとともに、
レリーズ操作開始から本露光(撮像時)に至る処理時間
を短くすることができる。
【0018】請求項2に記載の発明の電子的撮像装置
は、撮像レンズにより結像された被写体像を光電変換し
映像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子から1/
60秒又は1/30秒の画面周期で映像信号を読み出す
ための映像信号読出手段と、シャッターレリーズ信号に
応答して、絞り開放のもとに画面ごとに露出値を変化さ
せながら測光を行い複数の測光値を得るための第1の測
光手段と、前記第1の測光手段により測光された前記複
数の測光値から最適な測光値を選択する選択手段と、前
記選択手段によって選択された測光値に基づいて絞り込
み測光を行う第2の測光手段と、前記第2の測光手段に
より測光された測光値に基づいて前記撮像素子の露光量
を制御する露光量制御手段と、前記選択手段によって選
択された測光値が得られたタイミングと前記絞り込み測
光のタイミングとの時間間隔、及び前記絞り込み測光の
タイミングと前記露光量制御手段による露光のタイミン
グとの時間間隔を画面周期の3の整数倍にする制御手段
と、を具備したものである。
【0019】請求項2記載の発明においては、撮像素子
によって撮像レンズにより結像された被写体像を光電変
換し映像信号を生成し、映像信号読出手段によって該撮
像素子から1/60秒又は1/30秒の画面周期で映像
信号を読み出す。撮像する際には、第1の測光手段によ
り、シャッターレリーズ信号に応答して、絞り開放のも
とに画面ごとに露出値を変化させながら測光を行い複数
の測光値を得、前記選択手段によって、これら複数の測
光値から最適な測光値が選択される。次いで、第2の測
光手段により、前記選択手段により選択された測光値に
基づいて絞り込み測光を行い、その後、露光量制御手段
によって、前記第2の測光手段により得られた測光値に
基づいて前記撮像素子の露光量を制御する。このとき、
制御手段は、前記選択手段によって選択された測光値が
得られたタイミングと前記絞り込み測光のタイミングと
の時間間隔、及び前記絞り込み測光のタイミングと前記
露光量制御手段による露光のタイミングとの時間間隔を
画面周期の3の整数倍に制御する。よって、上記請求項
1の発明と同様に動作する他、測光や露出のタイミング
を制御することが可能となるため、測光時と同一のフリ
ッカのタイミングで本露光を行うことができ、フリッカ
に影響されずに正しい露光量を得ることができる。
【0020】請求項3に記載の発明の電子的撮像装置
は、請求項2に記載の電子的撮像装置において、前記第
1の測光手段による測光と前記第2の測光手段による測
光との間において、オートフォーカスを行うことを特徴
とするものである。
【0021】請求項3記載の発明においては、上記請求
項2の発明と同様に動作するが、前記第1の測光手段に
よる測光と前記第2の測光手段による測光との間におい
て、オートフォーカスを行うように制御される。この場
合、オートフォーカス動作時に伴う露光は前記選択手段
により選択された測光値に基づいて行われるため、オー
トフォーカスの精度を向上させることができ、またオー
トフォーカス動作期間に拘わらず第2の測光手段による
測光時と同一のフリッカのタイミングで本露光が行われ
るので、フリッカに影響されずに正しい露光量を得るこ
とができる。
【0022】請求項4に記載の発明の電子的撮像装置
は、請求項2に記載の電子的撮像装置において、前記第
2の測光手段による測光と前記露光量制御手段による露
光との間において、前記絞り込み測光に基づいて絞りを
駆動することを特徴とするものである。
【0023】請求項4記載の発明においては、請求項2
の発明と同様に動作するが、前記第2の測光手段による
測光と前記露光量制御手段による露光との間において、
前記絞り込み測光に基づいて絞りを駆動するように制御
される。これにより、本露光するに際し、絞りを例えば
開放状態に駆動することにより、より確実なオート露出
制御を行うことができ、またオートフォーカス動作期間
に拘わらず測光時と同一のフリッカのタイミングで本露
光が行われるので、フリッカに影響することもない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1及び図2は本発
明の電子的撮像装置の第1の実施の形態に係り、図1は
本発明の各実施の形態で用いられる電子的撮像装置の具
体的な構成例を示すブロック図であり、図2は第1の実
施の形態の装置に採用されたAEスキャン方式の制御動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【0026】図1に示す電子的撮像装置1は撮像光学系
として、ズームレンズ2及びフォーカスレンズ3とを有
し、これらのレンズを経て光線は絞り4を通って固体撮
像素子としてのCCD5に被写体像を結ぶ。
【0027】このCCD5で光電変換された信号は撮像
回路6に入力され、この撮像回路6により、映像信号が
生成され、この映像信号はA/D変換器7によってデジ
タルの映像信号(画像データ)に変換され、メモリ8に
一時格納される。
【0028】メモリ8に格納された画像データは所定の
画面レート(例えば1/30秒)で読み出されてD/A
変換器9でアナログの映像信号に変換された後、液晶表
示素子(LCDと略記)10で被写体像を表示する。
【0029】また、操作スイッチ24のレリーズスイッ
チを操作して記録操作を行った場合には、メモリ8の画
像データは圧縮/伸張回路11の圧縮回路で圧縮された
後、記録用メモリ12に記憶される。
【0030】また、再生操作が行われた場合には、記録
用メモリ12に圧縮されて記憶されたデータは圧縮/伸
張回路11の伸張回路で伸張されてメモリ8に一時記憶
され、その画像データはD/A変換器9でアナログの映
像信号に変換された後、液晶表示素子(LCD)10で
再生画像を表示する。
【0031】A/D変換器7によってA/D変換された
画像データはオート露出処理回路(AE処理回路と略
記)13とオートフォーカス処理回路(AF処理回路と
略記)14に入力される。AE処理回路13では、1フ
レーム(1画面)分の画像データの輝度値を算出する等
して被写体の明るさに対応したAE評価値を算出し、C
PU15に出力する。
【0032】また、AF処理回路14では、1フレーム
(1画面)分の画像データの輝度成分における高周波成
分をハイパスフィルタなどで抽出して、累積加算値を算
出する等して高域側の輪郭成分量等に対応したAF評価
値を算出し、CPU15に出力する。
【0033】CPU15にはタイミングジェネレータ
(TG回路と略記)16から画面レートに同期した所定
のタイミング信号が入力され、CPU15はこのタイミ
ング信号に同期して、各種の制御動作を行う。
【0034】このTG回路16のタイミング信号は撮像
回路6にも入力され、この信号に同期して、色信号の分
離等の処理を行う。
【0035】また、このTG回路16は所定のタイミン
グでCCD5を駆動するようにCCDドライバ17を制
御する。
【0036】CPU15はそれぞれ第1、第2、第3の
モータドライブ回路18、19、20を制御することに
より、第1、第2、第3のモータ21、22、23を介
して絞り4、フォーカスレンズ3、ズームレンズ2の駆
動を制御する。
【0037】つまり、CPU15はAE評価値を基に、
第1のモータドライブ回路18を制御して第1のモータ
21を回転駆動して、絞り4の絞り量を適正な値に調整
する、つまり、オート露出制御を行う。
【0038】また、CPU15はAF評価値を基に、第
2のモータドライブ回路19を制御して第2のモータ2
2を回転駆動して、AF処理回路14からのAF評価値
を得る。得られたAF評価値により、CPU15はその
値が最大となるレンズ位置にフォーカスレンズ3を駆動
して、合焦状態に設定する、つまりオートフォーカスを
行う。
【0039】なお、本実施の形態ではAF評価値を得て
合焦位置に設定する場合、CCD5で被写体を1フレー
ム(1画面)撮像する際の画面レート(例えば1/30
秒)当たり、所定の送り量でフォーカスレンズ3を第2
のモータ22により駆動するようになっており、フォー
カスレンズ3はその光軸方向における可動範囲内で所定
の送り量づつ移動される。
【0040】操作スイッチ24におけるズームUPスイ
ッチが操作された場合には、その操作信号を受けてCP
U15は、第3のモータドライブ回路20を制御して第
3のモータ23を回転駆動して、ズームレンズ2を拡大
側に駆動する。
【0041】また、CPU15にはメモリとして例えば
電気的に書換可能で、不揮発性の読み出し専用メモリと
してのEEPROM25が接続されており、このEEP
ROM25にはCPU15を介して各種の制御等を行う
プログラムとか、各種の動作を行うのに使用されるデー
タ等が格納されており、この撮像装置1の電源がONさ
れた場合などに読み出されて使用される。
【0042】なお、CPU15は電池26の電圧を検出
して、所定の電圧値以下になった事を検出した場合に
は、LCD10で電池26の残量が少ないとか、電池の
充電或いは交換などを促す表示を行う。
【0043】本実施の形態では、撮像された映像信号の
明るさを決定する手段として、絞り4、CCD5内に設
けられた電子素子シャッタ(図示せず)及び撮像回路6
内に設けられた増幅器(図示せず)があり、これらは、
CPU15によって制御されるようになっている。
【0044】例えば、絞り5は、絞りの開閉が自由に調
整可能に駆動する構造のものでも良いが、本実施の形態
では、開閉の2段階方式に駆動する構造のものが用いら
れている。この理由は、後述する測光制御に行われる最
初の測光時、絞りを開放状態にすることで、できるだけ
AFを行える状態に明るさを合わせるようにし、即ちA
Fの検出精度を向上させるためである。また、絞り5は
通常時は開放し、必要な時に絞りを閉じるような2段階
方式の駆動のものを採用することにより、開閉に必要な
電力の消費を低減することができるという利点もあるか
らである。
【0045】CCD5内の電子素子シャッタは、そのシ
ャッタ速度がCCDドライバ17により制御されること
で、撮像する被写体の光の蓄積時間を調整し、これに応
じて光電変換する信号の明るさの調整を行う。さらに撮
像回路6内の増幅器(図示せず)は、生成した映像信号
の輝度レベルを増幅するもので、CPU15のゲインコ
ントロール制御によって、その増幅率が可変されること
で、映像信号の明るさの調節を行う。これにより、撮像
時における明るさの調整が可能となる。
【0046】本実施の形態では、本露光する際に正確な
露光量を得るとともにレリーズ操作開始から本露光に至
るまでの露光制御に伴う処理時間を短縮するために、C
PU15は、本露光前に行われる2回の測光の内、レリ
ーズ操作後最初に行われる1回目の測光において、AE
スキャン方式の測光(以下、AEスキャン露光と称す)
を行い、該AEスキャン露光によって得られた複数の露
光検出値から最適な露光検出結果を選択し、選択された
露光検出値に基づき、2回目のプリ測光(プリ測光用露
光ともいう)を行い、このプレ測光による露光検出結果
に基づき本露光を行うように制御する。
【0047】例えば、CPU15は、AEスキャン方式
の測光において、レリーズ操作が行われた後、絞り5の
開放状態にて、TG回路16から供給されるタイミング
信号(例えば垂直同期信号VD)毎に、CCDドライバ
17を制御することでCCD内の電子素子シャッタ(図
示せず)が有する全てのシャッタ速度範囲内の高速なシ
ャッタ速度からシャッタ速度を順次切り替えて設定して
それぞれの露光を行う。
【0048】これにより、あらゆる明るさに対応した、
各シャッタ速度毎の露光に基づく複数の露光検出結果
(露光検出値)を得ることができる。
【0049】また、CPU15は、あるシャッタ速度に
基づく露光が完了すると、次の垂直同期信号が供給され
る期間にて、該シャッタ速度の露光検出値に基づくAE
評価値を得るためのAE処理を行い、さらに次の垂直同
期信号が供給される期間にて、該AE評価値が被写体に
おける最適な露光値に基づくものであるか否かの判定を
それぞれ行う。これにより、各シャッタ速度に応じた判
定結果を得ることができる。これらの判定結果は、CP
U15内のメモリ(図示せず)に一時保持される。
【0050】また、CPU15は、最後に設定されたシ
ャッタ速度に基づく露光が終了した場合には、このとき
のAE評価値の判定後、これを含む全ての判定結果から
被写体における最適な露光値を得るのに最も近い判定結
果を選択し、この選択された判定結果を基に最適な露光
量に補正するための演算処理を行うように制御する。こ
れにより、少なくともAFを行わせる状態に明るさを合
わせるための最適な露光値(AE評価値)を得ることが
できる。
【0051】その後、CPU15は、AEスキャン露光
が完了すると、このAEスキャン露光により得られた複
数の露光検出結果から被写体における露光量にもっとも
近い最適な露光検出結果として選択されたAE評価値に
基づき、プリ測光を行うように制御する。
【0052】プリ測光では、上記AEスキャン露光によ
って、少なくともAFを行わせる状態に明るさを合わせ
るための最適なAE評価値が得られているので、この選
択されたAE評価値を基にAE処理回路13で算出され
たAE評価値に基づいて再び測光を行うことにより、本
露光時(撮像時)に極力近い状態の露光値を得る。本露
光は、前記プリ測光によって得られた露光値を基にAE
処理回路13で算出されたAE評価値に基づいて、最終
的な露光、つまりこの露光によって撮像時の露光が決定
される。
【0053】したがって、上記構成によれば、本露光以
前の行う2回の測光に内、レリーズ操作後に行う測光と
してAEスキャン露光を行い、得られた複数の露光値か
ら最適に露光値を選択し、選択した露光値に基づきプリ
測光を行うように制御することにより、従来のフィード
バック方法などの露光制御方法よりも、レリーズ操作開
始から本露光までに至る処理時間を大幅に短縮すること
が可能となる。
【0054】さらに、本露光は、プリ測光に基づく露光
値に基づいて行われるように制御されるため、正しい露
光量で撮像することができる。
【0055】次に、本実施の形態の特徴的な動作を図2
を参照しながら詳細に説明する。
【0056】尚、図2において、図2(a)は垂直同期
信号、図2(b)は電子素子シャッタのシャッタ速度毎
に行われるAEスキャン露光、図2(c)はCCDから
の画像データの読み出し及びAE処理、図2(d)はC
PUによる目標値との判定処理及び演算処理などの処理
内容をそれぞれ示している。
【0057】いま、図1の電子的撮像装置1の電源投入
後、AEスキャン露光の撮像モードに設定され、被写体
の撮像を行うものとする。このとき、ユーザが操作SW
24によるレリーズ操作を行ったものとすると、CPU
15は、図2に示すように最初の垂直同期信号VDが供
給される時刻t1にて絞り5の開放状態でAEスキャン
露光を行うように制御して、あらゆる明るさに対応させ
るとともに、少なくともAFを行わせる状態に明るさを
合わせるためのおよその露光値を得る。
【0058】例えば、CPU15は、図中に示すように
垂直同期信号VDが供給される時刻t1にてCCDドラ
イバ17を制御してCCD内に設けられた電子素子シャ
ッタ(図示せず)のシャッタ速度をもっとも早い、1/
12,000sに設定し、露光1を行うように制御す
る。
【0059】その後、CPU15は、垂直同期信号VD
が供給される時刻毎に上記電子素子シャッタのシャッタ
速度を、1/6,400s、1/3,200s、1/
3,200s、1/1,600s、1/800s、1/
400s、1/200s、1/100s、1/50sと
なるように順次切り替えて設定し、それぞれのシャッタ
速度に応じた露光2、露光3、露光4、露光5、露光
6、露光7、露光8及び露光9を順次行うように制御す
る。
【0060】なお、上記シャッタ速度はこれに限定され
るものではなく、これよりも複数のシャッタ速度、ある
いはある範囲内のシャッタ速度を限定して設定し、それ
に対応させて露光を行うようにしても良い。
【0061】したがって、図中に示すように時刻t1で
は、露光1が行われ、時刻t2では露光2、時刻t3で
は露光3、時刻t4では露光4、時刻t5では露光5、
時刻t6では露光6、時刻t7では露光7、時刻t8で
は露光8、時刻t9では露光8が順次行われることにな
り、つまり、この場合は、9回の露光を行うようにスキ
ャン露光することになる。
【0062】また、CPU15は、従来とは異なり、そ
れぞれ露光1乃至露光9が終了すると、次の垂直同期信
号VDが供給される時刻にて、1フレーム前に行われた
露光時のCCD5によって光電変換された信号を読み込
み、撮像回路6で映像信号に生成された後、A/D変換
器7によってディジタル化された画像データをAE処理
回路13に与えてAE処理を行うように制御する。この
とき得られたAE評価値はCPU15に供給される。
【0063】したがって、図中に示すように、時刻t2
では、露光1時の撮像映像信号の取り込み及びAE処理
が行われ、時刻t3では露光2時について、時刻t4で
は露光3時について、時刻t5では露光4時について、
時刻t6では露光5時について、時刻t7では露光6時
について、時刻t8では露光7時について、時刻t9で
は露光8時について、時刻t10では露光9についての
撮像信号の取り込み及びAE処理が順次行われることに
なる。
【0064】また、CPU15は、各露光時のAE処理
が終了すると、次の垂直同期信号VDが供給される時刻
にて、1フレーム前に行われた露光時よるAE評価値と
最適な被写体におけるAE評価値(目標値)との判定を
行い、この判定結果を順次記憶し、そして、最終的な露
光時に基づく判定を行った後に、全ての露光によって得
られた判定結果(AE評価値)から、最も最適な明るさ
に対応するAE評価値を選択し、選択したAE評価値を
基に最適な被写体の明るさを得るのに必要な補正値の算
出演算処理を行い、これをAE評価値として更新しCP
U15内の図示しないメモリ等に一時保持する。
【0065】したがって、このようにAEスキャン露光
を行うことにより、あらゆる明るさに対応した複数の露
光値が得られ、またこれらの複数の露光値から最適な明
るさとなる露光値を選択し且つ演算処理することで、最
適な明るさに補正するのに必要なAE評価値を得ること
が可能となる。
【0066】その後、CPU15は、プリ測光用露光を
行う前に、前記AEスキャン露光によって得られたAE
評価値に基づいて、第1のモータドライブ回路18を制
御して第1のモータ21を回転駆動させて、絞り4の絞
り量を開放状態にし、また同時にCCD5内の電子素子
シャッタ速度及び撮像回路6内の増幅器の増幅率を調整
し且つ設定した後に、プリ測光用露光を行うように制御
する。
【0067】このプリ測光用露光では、上述したように
AEスキャン露光による複数の露光検出結果から選択さ
れた露光検出結果(AE評価値)に基づき露光を行う。
これにより、本露光時(撮像時)に極力近い状態の露光
値を得る。
【0068】そして、CPU15は、前記プリ測光によ
って得られた露光値を基にAE処理回路13で算出され
たAE評価値に基づいて、最終的な露光を行い、つまり
この本露光によって撮像時の露光量が決定される。
【0069】以降の動作は、一般の電子カメラの記録シ
ーケンスと同様であり、被写体像の撮像後、CPU15
は、次の垂直同期信号VDが供給される時刻t7から、
CCD5により光電変換された信号を読み込み、撮像回
路6で映像信号に生成された後、A/D変換器7によっ
てディジタル化された画像データをメモリ8に一時格納
し、その後このメモリ8に格納している画像データをD
/A変換器9を介してLCD10の画面上に表示させる
とともに、上記画像データを圧縮/伸張回路11を介し
て記録用メモリ12に記憶させるように制御する。
【0070】こうして、撮像に伴う制御動作を完了し、
次の撮像時に伴うレリーズ操作に対応すべく待機状態と
なる。
【0071】したがって、上述のAEスキャン露光方法
を採用することにより、従来、例えば3つのシャッタ速
度に応じた露光値を得るのに9フレームに相当する時間
を要するのに対し、本実施の形態例では、レリーズ操作
後に行う1回目の測光としてAEスキャン露光を行うこ
とにより、6フレームに相当する時間のみで良いことに
なる。
【0072】つまり、本実施の形態例のように9つのシ
ャッタ速度に応じた露光値を得ようとする場合には、1
1フレームに相当する時間必要であるのに対し、従来の
フィードバック方法(図6参照)では、27フレームに
相当する時間が必要となる。これにより、従来よりも大
幅にレリーズ開始から本露光に至るまでの処理時間を短
縮することができる。
【0073】したがって、本実施の形態によれば、AE
スキャン露光を行うことにより、レリーズ開始から本露
光に至るまでの処理時間を短縮することができる。ま
た、AEスキャン露光によってより最適な露光量が選択
されているので、正しい露光量が得られるとともに、オ
ートフォーカスの精度も向上させることが可能となる。
これにより、速写性に優れた電子的撮像装置を構成する
ことができ、特にCCDのダイナミックレンジが狭い電
子カメラ等の電子的撮像装置においては、その効果が顕
著であり有効なものである。
【0074】ところで、従来、蛍光灯などのフリッカが
発生する光源のもとでは、プリ測光時と本露光時とで光
源の明るさが異なってしまい、正確な露光量制御を行う
ことができないことがある。特に、上記実施の形態のよ
うに繰り返し測光を行うような場合には、各測光値の測
光のタイミングの制御が困難なものとなってしまう。
【0075】しかしながら、本発明は、蛍光灯などのフ
リッカが発生する光源下でも正確な露光制御が可能であ
る。このような実施の形態を下記に示す。
【0076】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図3を参照しながら詳細に説明する。
【0077】図3は本発明に係る電子的撮像装置の第2
の実施の形態を示すもので、該装置の制御動作を説明す
るためのタイミングチャートであり、図3(a)はレリ
ーズの操作状態、図3(b)は絞り5の開閉状態、図3
(c)は垂直同期信号、図3(d)はAEスキャン露光
を含む測光による露光、図3(e)はCCDからの画像
データの読み出し及びAE処理、図3(f)はCPUに
よる露出演算処理、図3(g)は電子素子シャッタ速度
設定、図3(h)は撮像回路6の増幅器によるゲイン調
整をそれぞれ示している。
【0078】通常、電子カメラのような電子的撮像装置
においては、プリ測光時の露光量と本露光時の露光量と
が一致しなければ、正しい露光量を得ることができな
い。
【0079】例えば光源が蛍光灯で、電源周波数50H
zの東日本地域で撮像する場合、1/50秒毎に点滅す
る蛍光灯と電子的撮像装置のシャッタ・スピードとのず
れからフリッカが発生してしまい、このフリッカの影響
によってプリ測光と本露光とのタイミングがずれてしま
う。つまり、プリ測光時の明るさと本露光時の明るさと
が異なってしまうことから、正しい露光量を得ることが
できないことになる。特に、ダイナミックレンジが銀塩
フィルムなどに比べて狭い撮像素子を有する電子的撮像
装置においては、重要な問題である。
【0080】そこで、本実施の形態では、上記第1の実
施の形態におけるAEスキャン露光を含む露光制御方法
を行うとともに、該AEスキャン露光時のタイミングと
プリ測光用露光時のタイミングとの時間間隔、及びプリ
測光時のタイミングと本露光時のタイミングとの時間間
隔とを画面レートの3の整数倍となるように制御するよ
うにしたことが前記第1の実施の形態とは異なる点であ
る。
【0081】本実施の形態の構成は、前記第1の実施の
形態における回路構成(図1参照)と同様であるが、C
PU15による制御内容が異なる。
【0082】具体的には、蛍光灯などのフリッカの影響
を受けることなく正確な露光量の制御を可能にするため
に、CPU15は、レリーズ操作後最初に行われるスキ
ャン露光の開始タイミングと、2回目に行われるプリ測
光用露光時の開始タイミングと、本露光時の開始タイミ
ングとのそれぞれの時間間隔を、フリッカ周期に影響さ
れない画面周期の3の整数倍となるように制御する。
【0083】この場合、AEスキャン露光では、上記第
1の実施の形態にて説明したように複数得られた露光検
出結果の内、最適な明るさに対応したフレームに基づく
露光検出結果が選択され、この選択された露光検出結果
(AE評価値)に基づき露光を行う。これにより、少な
くともAFを行わせる状態に明るさを合わせるための最
適な露光値を得る。
【0084】プリ測光用露光では、前記スキャン露光に
よって得られた露光値を基にAE処理回路13で算出さ
れたAE評価値に基づいて再び測光を行うことで、本露
光時(撮像時)に極力近い状態の露光値を得る。本露光
は、前記プリ測光によって得られた露光値を基にAE処
理回路13で算出されたAE評価値に基づいて、最終的
な露光、つまりこの露光によって撮像時の露光が決定さ
れる。この場合、これらの測光時のタイミングは、TG
16からの供給される垂直同期信号VDを利用すること
で、上述の如く画面周期(画面レート)の3の整数倍と
なるように、CPU15によって制御される。
【0085】したがって、上記構成によれば、AEスキ
ャン露光を行うとともに、これらの測光時のタイミング
間隔を画面周期(画面レート)の3の整数倍となるよう
にCPU15によって制御することで、それぞれの測光
時における光源の状態、つまり明るさを一致させること
が可能となり、蛍光灯などによるフリッカ周期の影響を
受けることなく、正確な露光量を得ることが可能とな
る。
【0086】次に本発明の第2の実施の形態の特徴的な
動作について図3を参照しながら詳細に説明する。
【0087】いま、図1の電子的撮像装置1の電源投入
後、この撮像モードに設定され、蛍光灯などの光源下で
の被写体の撮像を行うものとする。このとき、ユーザが
時刻t0にて操作SW24によるレリーズ操作を行った
ものとすると、CPU15は、図中に示すように最初の
垂直同期信号VDが供給される時刻t1にて絞り5の開
放状態でAEスキャン露光を行うように制御して、少な
くともAFを行わせる状態に明るさを合わせるためのお
よその露光値を得る。
【0088】この場合、AEスキャン露光では、図2に
て説明したように複数得られた露光検出結果から最適な
明るさとなるように選択された露光検出結果(選択され
たフレームに基づく露光値)に基づいて露光が行われ
る。
【0089】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t2にて、このAEスキャン露光時のCCD5に
より光電変換された信号を読み込み、撮像回路6で映像
信号に生成された後、A/D変換器7によってディジタ
ル化された画像データをAE処理回路13に与えてAE
処理を行い、このとき得られたAE評価値がCPU15
に供給される。
【0090】すると、CPU15は、次の垂直同期信号
VDが供給される時刻t3にて、供給されたAE評価値
を基に最適な被写体の明るさを得るのに必要な補正値の
算出演算処理を行い、これをAE評価値として更新しC
PU15内の図示しないメモリ等に一時保持する。
【0091】次に、CPU15は、次の垂直同期信号V
Dが供給される時刻t4にてプリ測光用露光を行うが、
このプリ測光用露光を行う直前に、前記AEスキャン露
光によって得られ且つ保持しているAE評価値に基づい
て、第1のモータドライブ回路18を制御して第1のモ
ータ21を回転駆動させて、絞り4の絞り量を開放状態
にし、また同時にCCD5内の電子素子シャッタ速度及
び撮像回路6内の増幅器の増幅率を調整し且つ設定した
後に、プリ測光用露光を行うように制御して、本露光時
(撮像時)に極力近い状態の露光値を得る。この場合、
プリ測光時の開始タイミングは、前記AEスキャン露光
時の開始タイミングから画面レートの3の整数倍となる
ように制御される。
【0092】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t5にて、このプリ測光用露光時のCCD5によ
り光電変換された信号を読み込み、撮像回路6で映像信
号に生成された後、A/D変換器7によってディジタル
化された画像データをAE処理回路13に与えてAE処
理を行い、このとき得られたAE評価値がCPU15に
供給される。
【0093】すると、CPU15は、AEスキャン露光
時と同様に、次の垂直同期信号VDが供給される時刻t
6にて、再び供給されたAE評価値を基に最適な被写体
の明るさを得るのに必要な補正値の算出演算処理を行
い、これをAE評価値として更新しCPU15内の図示
しないメモリ等に一時保持する。つまり、このプリ測光
用露光によって得られたAE評価値が本露光時(撮像
時)におけるAE評価値に近いレベルのものとなる。
【0094】その後、CPU15による制御によって、
次の垂直同期信号VDが供給される時刻t7にて本露光
が行われることになるが、この場合も本露光時の開始タ
イミングは、前記プリ測光用露光時の開始タイミングか
ら画面レートの3の整数倍となるように制御される。
【0095】また、CPU15は、本露光を行う直前
に、前記プリ測光用露光によって得られ且つ保持してい
るAE評価値に基づいて、絞り4の絞り量が開放状態の
まま、CCD5内の電子素子シャッタ速度及び撮像回路
6内の増幅器の増幅率を調整し且つ設定した後に、本露
光を行うように制御する。
【0096】本露光では、上述したように上記プリ測光
用露光によって得られたAE評価値に基づいて、最終的
な露光を行い、この本露光時のCCD5により光電変換
された信号を読み込み、撮像回路6で映像信号に生成さ
れた後、A/D変換器7によってディジタル化された画
像データをAE処理回路13に与えてAE処理を行い、
このとき得られたAE評価値がCPU15に供給され、
同時に、CPU15は、該AE評価値を基に最適な被写
体の明るさを得るのに必要な補正値の算出演算処理を行
い、これを最終的なAE評価値として、オートAE処理
を行う。
【0097】以降の動作は、一般の電子カメラの記録シ
ーケンスと同様であり、被写体像の撮像後、CPU15
は、次の垂直同期信号VDが供給される時刻t7から、
CCD5により光電変換された信号を読み込み、撮像回
路6で映像信号に生成された後、A/D変換器7によっ
てディジタル化された画像データをメモリ8に一時格納
し、その後このメモリ8に格納している画像データをD
/A変換器9を介してLCD10の画面上に表示させる
とともに、上記画像データを圧縮/伸張回路11を介し
て記録用メモリ12に記憶させるように制御する。
【0098】尚、上記実施の形態では、オートフォーカ
ス(AF処理)についてはAEスキャン露光時以降、所
定の期間において適宜行われるようになっている。
【0099】こうして、撮像に伴う制御動作を完了し、
次の撮像時に伴うレリーズ操作に対応すべく待機状態と
なる。
【0100】したがって、本実施の形態によれば、前記
第1の実施の形態と同様にAEスキャン露光を行うこと
により、レリーズ操作から本露光に至るまでの処理時間
を短縮することができ、さらに、AEスキャン露光時の
タイミングとプリ測光用露光のタイミングとの時間間
隔、及びプリ測光用露光時のタイミングと本露光時のタ
イミングとの時間間隔が、画面レートの3の整数倍とな
るように制御されることにより、蛍光灯などの光源下で
撮像する場合でも、測光時と同一のフリッカ周期のタイ
ミングで本露光が行われるので、フリッカに影響されず
に正しい露光量を得ることができる。
【0101】これにより、フリッカが発生する光源のも
とでも露光量が正確で且つ速写性に優れた電子的撮像装
置を実現することができる。また、従来必要であったフ
リッカ検出手段等の付加回路が不要となり、回路規模の
増大を防止してコスト低減化にも寄与する。
【0102】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について図4を参照しながら詳細に説明す
る。
【0103】図4は本発明の電子的撮像装置の第3の実
施の形態を示し、該電子的撮像装置の制御動作を説明す
るためのタイミングチャートであり、図4(a)はレリ
ーズの操作状態、図4(b)は絞り5の開閉状態、図4
(c)は垂直同期信号、図4(d)AEスキャン露光を
含む測光による露光、図4(e)はCCDからの画像デ
ータの読み出し及びAE処理、図4(f)はCPUによ
る露出演算処理、図4(g)は電子素子シャッタ速度設
定、図4(h)は撮像回路6の増幅器によるゲイン調整
をそれぞれ示している。
【0104】本実施の形態では、上記第2の実施の形態
における制御動作とほぼ同様に動作するものであるが、
AEスキャン露光時のタイミングとプリ測光用露光時の
タイミングとは画面レートの3の整数倍となるように制
御するとともに、AEスキャン露光とプリ測光用露光と
の間の期間にて、オートフォーカスを行うようにしたこ
とが前記第2の実施の形態とは異なる点である。
【0105】本実施の形態の構成は、前記第1の実施の
形態における回路構成(図1参照)と同様であるが、C
PU15による制御内容が異なる。本実施の形態の制御
動作内容の一例が図4に示されている。
【0106】本実施の形態においては、このモードでの
撮像を開始するために、ユーザが時刻t0にて操作SW
24によるレリーズ操作を行ったものとすると、CPU
15は、前記第2の実施の形態例と同様に最初の垂直同
期信号VDが供給される時刻t1にて絞り5の開放状態
でAEスキャン露光を行うように制御して、少なくとも
AFを行わせる状態に明るさを合わせるためのおよその
露光値を得る。
【0107】この場合、AEスキャン露光では、上記第
2の実施の形態と同様に複数得られた露光検出結果から
最適な明るさとなるように選択された露光検出結果(選
択されたフレームに基づく露光値)に基づいて露光が行
われる。
【0108】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t2にて、このAEスキャン露光時のCCD5に
より光電変換された信号を読み込み、撮像回路6で映像
信号に生成された後、A/D変換器7によってディジタ
ル化された画像データをAE処理回路13に与えてAE
処理を行い、このとき得られたAE評価値がCPU15
に供給される。
【0109】すると、CPU15は、次の垂直同期信号
VDが供給される時刻t3にて、供給されたAE評価値
を基に最適な被写体の明るさを得るのに必要な補正値の
算出演算処理を行い、これをAE評価値として更新しC
PU15内の図示しないメモリ等に一時保持する。
【0110】次に、CPU15は、次の垂直同期信号V
Dが供給される時刻t4にてオートフォーカスを行わせ
るとともに、このオートフォーカス実行に伴う露光、つ
まりAF用露光を行うように制御する。この場合、該A
F用露光を行う直前に、CPU15は、絞り4の絞り量
は開放状態のまま、前記AEスキャン露光によって得ら
れ且つ保持しているAE評価値に基づいて、CCD5内
の電子素子シャッタ速度及び撮像回路6内の増幅器の増
幅率を調整し且つ設定した後に、AF用露光を行うよう
に制御して、オートフォーカス実行時の露光値を得る。
【0111】実際には、AF用露光はオートフォーカス
の実行期間に応じて行われるものであり、どれくらいの
期間を要するのか解らない。そこで、CPU15は、A
F用露光終了を確認すると、このAF用露光によって得
られたAE評価値に基づいて、第1のモータドライブ回
路18を制御して第1のモータ21を回転駆動させて、
絞り4の絞り量を閉じた状態にし、また同時にCCD5
内の電子素子シャッタ速度及び撮像回路6内の増幅器の
増幅率を調整し且つ設定した後に、プリ測光用露光を行
うように制御して、本露光時(撮像時)に極力近い状態
の露光値を得る。
【0112】このとき、プリ測光用露光のタイミング
は、フリッカ周期に影響されないように前記AEスキャ
ン露光時のタイミングから画面レートの3の整数倍とな
るよう制御される。
【0113】例えば、AF用露光が時刻7で終了したと
すると、プリ測光用露光はAEスキャン露光の終了した
時刻t2から画面レートの3の2倍の時刻t8までに完
了するように制御される。プリ測光用露光は、AF用露
光によって得られた露光値に基づいて露光を行う。
【0114】そして、CPU15は、上記時刻t8に
て、プリ測光用露光時のCCD5により光電変換された
信号を読み込み、撮像回路6で映像信号に生成された
後、A/D変換器7によってディジタル化された画像デ
ータをAE処理回路13に与えてAE処理を行い、この
とき得られたAE評価値がCPU15に供給される。
【0115】すると、CPU15は、測光用露光時と同
様に、次の垂直同期信号VDが供給される時刻t9に
て、供給されたAE評価値を基に最適な被写体の明るさ
を得るのに必要な補正値の算出演算処理を行い、これを
AE評価値として更新しCPU15内の図示しないメモ
リ等に一時保持する。つまり、このプリ測光用露光によ
って得られたAE評価値が本露光時(撮像時)における
AE評価値に近いレベルのものとなる。
【0116】その後、CPU15による制御によって、
次の垂直同期信号VDが供給される時刻t10にて本露
光が行われることになるが、この場合も本露光時の開始
タイミングは、前記プリ測光用露光時の開始タイミング
から画面レートの3の整数倍となるように制御される。
【0117】また、CPU15は、本露光を行う直前
に、前記プリ測光用露光によって得られ且つ保持してい
るAE評価値に基づいて、絞り4の絞り量が開放状態の
まま、CCD5内の電子素子シャッタ速度及び撮像回路
6内の増幅器の増幅率を調整し且つ設定した後に、本露
光を行うように制御する。
【0118】以降の動作については、上述の第2の実施
の形態と同様である。
【0119】したがって、本実施の形態によれば、AE
スキャン露光とプリ測光用露光との間の期間において、
オートフォーカスを行うとともにオートフォーカス実行
に伴うAF用露光を行うように制御することで、オート
フォーカスの精度をより向上させることができる。
【0120】また、オートフォーカスの実行期間に拘わ
らず、上記AEスキャン露光時のタイミングとプリ測光
用露光のタイミングとの時間間隔、及びプリ測光用露光
時のタイミングと本露光時のタイミングとの時間間隔
が、画面レートの3の整数倍となるように制御されるこ
とにより、蛍光灯などの光源下で撮像する場合でも、測
光時と同一のフリッカ周期のタイミングで本露光が行わ
れるので、フリッカに影響されずに正しい露光量を得る
ことができる。
【0121】その他の効果は前記第1及び第2の実施の
形態と同様である。
【0122】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について図5を参照しながら詳細に説明す
る。
【0123】図5は本発明の電子的撮像装置の第4の実
施の形態を示し、該電子的撮像装置の制御動作を説明す
るためのタイミングチャートであり、図5(a)はレリ
ーズの操作状態、図5(b)は絞り5の開閉状態、図5
(c)は垂直同期信号、図5(d)はAEスキャン露光
を含む測光による露光、図5(e)はCCDからの画像
データの読み出し及びAE処理、図5(f)はCPUに
よる露出演算処理、図5(g)は電子素子シャッタ速度
設定、図5(h)は撮像回路6の増幅器によるゲイン調
整をそれぞれ示している。
【0124】本実施の形態では、上記第3の実施の形態
における制御動作とほぼ同様に動作するものであるが、
AEスキャン露光時のタイミングとプリ測光用露光時の
タイミング、及びプリ測光用露光のタイミングと本露光
のタイミングとは画面レートの3の整数倍となるように
制御するとともに、プリ測光用露光と本露光との間の期
間にて、該プリ測光用露光により得られた露光量に基づ
き絞りの駆動制御を行うようにしたことが前記第3の実
施の形態とは異なる点である。
【0125】本実施の形態の構成は、前記第1の実施の
形態における回路構成(図1参照)と同様であるが、C
PU15による制御内容が異なる。本実施の形態の制御
動作内容の一例が図4に示されている。
【0126】本実施の形態においては、このモードでの
撮像を開始するために、ユーザが時刻t0にて操作SW
24によるレリーズ操作を行ったものとすると、CPU
15は、前記第3の実施の形態例と同様に最初の垂直同
期信号VDが供給される時刻t1にて絞り5の開放状態
でAEスキャン露光を行うように制御して、少なくとも
AFを行わせる状態に明るさを合わせるためのおよその
露光値を得る。
【0127】この場合のAEスキャン露光時について
も、上記第3の実施の形態と同様に複数得られた露光検
出結果から最適な明るさとなるように選択された露光検
出結果(選択されたフレームに基づく露光値)に基づい
て露光が行われる。
【0128】その後、次の垂直同期信号VDが供給され
る時刻t2にて、このAEスキャン露光時のCCD5に
より光電変換された信号を読み込み、撮像回路6で映像
信号に生成された後、A/D変換器7によってディジタ
ル化された画像データをAE処理回路13に与えてAE
処理を行い、このとき得られたAE評価値がCPU15
に供給される。
【0129】すると、CPU15は、次の垂直同期信号
VDが供給される時刻t3にて、供給されたAE評価値
を基に最適な被写体の明るさを得るのに必要な補正値の
算出演算処理を行い、これをAE評価値として更新しC
PU15内の図示しないメモリ等に一時保持する。
【0130】次に、CPU15は、次の垂直同期信号V
Dが供給される時刻t4にてオートフォーカスを行わせ
るとともに、このオートフォーカス実行に伴う露光、つ
まりAF用露光を行うように制御する。この場合、該A
F用露光を行う直前に、CPU15は、絞り4の絞り量
は開放状態のまま、前記AEスキャン露光によって得ら
れ且つ保持しているAE評価値に基づいて、CCD5内
の電子素子シャッタ速度及び撮像回路6内の増幅器の増
幅率を調整し且つ設定した後に、AF用露光を行うよう
に制御して、オートフォーカス実行時の露光値を得る。
【0131】CPU15は、AF用露光の終了を確認す
ると、このAF用露光によって得られたAE評価値に基
づいて、第1のモータドライブ回路18を制御して第1
のモータ21を回転駆動させて、絞り4の絞り量を閉じ
た状態にし、また同時にCCD5内の電子素子シャッタ
速度及び撮像回路6内の増幅器の増幅率を調整し且つ設
定した後に、プリ測光用露光を行うように制御して、本
露光時(撮像時)に極力近い状態の露光値を得る。この
とき、プリ測光用露光のタイミングは、フリッカ周期に
影響されないように前記測光用露光時のタイミングから
画面レートの3の整数倍となるよう制御される。
【0132】例えば、AF用露光が時刻7で終了したと
すると、プリ測光用露光はAEスキャン露光の終了した
時刻t2から画面レートの3の2倍の時刻t8までに完
了するように制御される。プリ測光用露光は、AF用露
光によって得られた露光値に基づいて露光を行う。
【0133】そして、CPU15は、上記時刻t8に
て、プリ測光用露光時のCCD5により光電変換された
信号を読み込み、撮像回路6で映像信号に生成された
後、A/D変換器7によってディジタル化された画像デ
ータをAE処理回路13に与えてAE処理を行い、この
とき得られたAE評価値がCPU15に供給される。
【0134】すると、CPU15は、AEスキャン露光
時と同様に、次の垂直同期信号VDが供給される時刻t
9にて、供給されたAE評価値を基に最適な被写体の明
るさを得るのに必要な補正値の算出演算処理を行い、こ
れをAE評価値として更新しCPU15内の図示しない
メモリ等に一時保持する。
【0135】その後、CPU15による制御によって、
本露光が行われることになるが、この場合も本露光時の
開始タイミングは、前記プリ測光用露光時の開始タイミ
ングから画面レートの3の整数倍となるように制御され
る。
【0136】また、CPU15は、本露光を行う直前
に、前記プリ測光用露光によって得られ且つ保持してい
るAE評価値に基づいて、第1のモータドライブ回路1
8を制御して第1のモータ21を回転駆動させて、絞り
4の絞り量を再び開放状態にし、絞り4の絞り量が開放
状態のまま、CCD5内の電子素子シャッタ速度及び撮
像回路6内の増幅器の増幅率を調整し且つ設定した後
に、本露光を行うように制御する。
【0137】以降の動作については、上述の第2の実施
の形態と同様である。
【0138】したがって、本実施の形態によれば、プリ
測光用露光と本露光との間の期間において、プリ測光用
露光で得られたAE評価値に基づいて絞り4を開放状態
となるよう駆動制御することにより、より確実に露光量
検出を行うことができ、よって、オート露出制御の精度
をより向上させることができる。
【0139】また、オートフォーカスの実行期間に拘わ
らず、上記AEスキャン露光時のタイミングとプリ測光
用露光のタイミングとの時間間隔、及びプリ測光用露光
時のタイミングと本露光時のタイミングとの時間間隔
が、画面レートの3の整数倍となるように制御されるこ
とにより、蛍光灯などの光源下で撮像する場合でも、測
光時と同一のフリッカ周期のタイミングで本露光が行わ
れるので、フリッカに影響されずに正しい露光量を得る
ことができ、前記第3の実施の形態と同様の効果を得
る。
【0140】その他の効果は、前記第1及び第2の実施
の形態と同様である。
【0141】尚、本発明に係る第1乃至第4の実施の形
態においては、開閉の2段階方式に駆動する構造の絞り
を用いたことについて説明したが、これに限定されるも
のではなく、絞りの開閉が自由に調整可能に駆動する構
造のものを用いても良い。
【0142】また、第1乃至第4の実施の形態において
は、操作SWのレリーズスイッチが、一段式スイッチの
ものを用いたことについて説明したが、2段式のレリー
ズスイッチを用いるようにしても良い。この場合、第1
のレリーズスイッチをONする第1のレリーズ操作では
AEスキャン露光・プリ測光用露光等の露光を介してA
E,AFへの設定がなされ、第2のレリーズスイッチが
ONする第2のレリーズ操作により、本露光、つまり、
実際の撮影を行う構成となる。また、このときのそれぞ
れの露光のタイミングについても、同様に画面レートの
3の整数倍となるように制御することで、フリッカによ
る影響を防止することができる。
【0143】また、第1乃至第4の実施の形態において
は、一度のAEスキャン露光で最適な露光量が得られな
い場合には、連続してAE露光を行うように制御しても
良く、この場合、以降に行われるプリ測光用露光のタイ
ミングとの時間間隔も同様に画面レートの3の整数倍と
なるように制御する。これにより、フリッカによる影響
を防止することができ、且つより正確な露光量が得られ
るとともに速写性の優れた電子的撮像装置を実現するこ
とが可能である。
【0144】なお、上述した各実施の形態等を部分的等
で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属す
るものである。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
Eスキャン露光を行うことにより、正確な露光量を得る
ことができ、しかもレリーズ操作から本露光に至る処理
時間を短くすることができる。特にダイナミックレンジ
が狭いCCDを備えた電子的撮像装置には、有効であ
る。
【0146】また、本露光以前にAEスキャン露光とプ
リ測光用露光との2回の測光を行うことにより、より正
確な露光量を得ることができ、オートフォーカスの精度
を向上させることがきる。
【0147】さらに、測光時と同一のフリッカ周期のタ
イミングで本露光を行うように制御可能であるため、蛍
光灯などのフリッカが発生する光源下でもフリッカを検
出する付加回路等を付加することなく、フリッカに影響
されずに正しい露光量を得ることが可能となる。これに
より、フリッカが発生する光源下でも露光量が正確で速
写性に優れた電子的撮像装置を実現することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子的撮像装置の
構成例を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の制御動作を説明するための
タイミングチャート図。
【図3】第2の実施の形態の制御動作を説明するための
タイミングチャート図。
【図4】第3の実施の形態の制御動作を説明するための
タイミングチャート図。
【図5】第4の実施の形態の制御動作を説明するための
タイミングチャート図。
【図6】従来のフィートバック露光制御方法を説明する
ためタイミングチャート図。
【符号の説明】
1…電子的撮像装置、 2…ズームレンズ、 3…フォーカスレンズ、 4…絞り、 5…CCD、 6…撮像回路、 7…A/D変換器、 8…メモリ、 9…D/A変換器、 10…LCD、 11…圧縮/伸張回路、 12…記録用メモリ、 13…AE処理回路、 14…AF処理回路、 15…CPU、 16…TG回路、 17…CCDドライバ、 18〜20…モータドライブ回路、 21〜23…モータ、 24…操作スイッチ、 25…EEPROM、 26…電池。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像レンズにより結像された被写体像
    を光電変換し映像信号を生成する撮像素子と、 シャッターレリーズ信号に応答して、絞り開放のもとに
    画面ごとに露出値を変化させながら測光を行い複数の測
    光値を得るための第1の測光手段と、 前記第1の測光手段により測光された前記複数の測光値
    から最適な測光値を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された測光値に基づいて絞り
    込み測光を行う第2の測光手段と、 前記第2の測光手段により測光された測光値に基づいて
    前記撮像素子の露光量を制御する露光量制御手段と、 を具備したことを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像レンズにより結像された被写体像
    を光電変換し映像信号を生成する撮像素子と、 前記撮像素子から1/60秒又は1/30秒の画面周期
    で映像信号を読み出すための映像信号読出手段と、 シャッターレリーズ信号に応答して、絞り開放のもとに
    画面ごとに露出値を変化させながら測光を行い複数の測
    光値を得るための第1の測光手段と、 前記第1の測光手段により測光された前記複数の測光値
    から最適な測光値を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された測光値に基づいて絞り
    込み測光を行う第2の測光手段と、 前記第2の測光手段により測光された測光値に基づいて
    前記撮像素子の露光量を制御する露光量制御手段と、 前記選択手段によって選択された測光値が得られたタイ
    ミングと前記絞り込み測光のタイミングとの時間間隔、
    及び前記絞り込み測光のタイミングと前記露光量制御手
    段による露光のタイミングとの時間間隔を画面周期の3
    の整数倍にする制御手段と、 を具備したことを特徴とする電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の測光手段による測光と前記第
    2の測光手段による測光との間において、オートフォー
    カスを行うことを特徴とする請求項2に記載の電子的撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の測光手段による測光と前記
    露光量制御手段による露光との間において、前記絞り込
    み測光に基づいて絞りを駆動することを特徴とする請求
    項2に記載の電子的撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100647552B1 (ko) * 2000-03-17 2006-11-17 삼성테크윈 주식회사 디지탈 스틸 카메라의 자동 노출 제어 방법
JP2010034717A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Fujifilm Corp ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法
US11438532B2 (en) 2020-07-20 2022-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Image capturing apparatus capable of obtaining proper exposure in short time, method of controlling same, and storage medium

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