JPH11339747A - バッテリのガス排出装置 - Google Patents

バッテリのガス排出装置

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JPH11339747A
JPH11339747A JP10149859A JP14985998A JPH11339747A JP H11339747 A JPH11339747 A JP H11339747A JP 10149859 A JP10149859 A JP 10149859A JP 14985998 A JP14985998 A JP 14985998A JP H11339747 A JPH11339747 A JP H11339747A
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JP
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gas
battery
exchange resin
ion exchange
gas exhaust
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JP10149859A
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English (en)
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Tatsuro Minami
達郎 南
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Honda Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過充放電の際に発生ガスに同伴して生ずる電解
液の漏出を防止するバッテリのガス排出装置を提供す
る。 【解決手段】バッテリ10からの発生ガスは導管34に
よりイオン交換樹脂装置26に導入される。イオン交換
樹脂装置26において、発生ガスに同伴した電解液の酸
またはアルカリの気体またはミストが捕捉除去され、清
浄ガスが導管36により導出される。導管36は水素ガ
スセンサ16に接続されるとともに、清浄ガスは防爆フ
ィルタ38またはガス排出弁40を介して大気に放出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの充放電
時に発生するガスを大気に放出するバッテリのガス排出
装置に関し、一層詳細にはバッテリの充放電時等に発生
するガスに伴われて生ずるおそれのある電解液を捕捉し
該電解液の漏出を阻止することを可能としたバッテリの
ガス排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリは、一般的に、過充電または過
放電の際、電解液が消費されて電気分解により各種ガス
が発生する。この過充電または過放電状態が継続する
と、電解液の消費に伴ってバッテリの内部抵抗値が増加
し、発熱を生じるとともに、バッテリの充放電機能を低
下させてしまうという問題が生じる。
【0003】このため、過放電状態を検出する方法とし
て、バッテリにおける放電中の電圧を監視して、その電
圧が0V以下であれば過放電状態であると判定する方法
が既に提案されている。本出願人は、これに関連して発
明「密閉型アルカリ2次電池の過放電検出装置」を提案
している(特開平9−45376号公報)。本出願人の
提案した前記装置では、バッテリの内部で過放電または
過充電によって変化するガス圧に着目し、これを圧力セ
ンサで検出し、過放電または過充電状態にあるバッテリ
セルを特定するものである。
【0004】ところで、ある種のバッテリ、例えば、N
i−MH2次電池(nickel−metal hyd
ride secondary battery)等の
アルカリバッテリ、鉛電池等の酸バッテリ、Liイオン
電池等の有機系バッテリでは、過充放電状態時に、ガス
を発生するのみでなく、バッテリの電解液が気体状ある
いはミスト状になってバッテリの外部へと漏出すること
がある。例えば、電気自動車に搭載されるバッテリでこ
のような現象が生じると、漏出した電解液が車体を腐食
させる原因となる懸念がある。
【0005】さらに、圧力センサによってバッテリの過
充電、過放電を検出するシステムでは、漏出した電解液
がセンサの正常な機能を妨げる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を考慮してなされたものであり、バッテリの使用時に
発生するガスに同伴して生ずる電解液の酸あるいはアル
カリを予め中和させることにより該電解液の漏出を阻止
することを可能としたバッテリのガス排出装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバッテリの
ガス排出装置は、バッテリに接続され、前記バッテリ内
で過充放電時に発生する所定圧力以上のガスを排出する
バッテリのガス排出手段と、前記ガスに同伴する電解液
の酸またはアルカリを捕捉する捕捉手段と、を有するこ
とを特徴とする。ここで、所定圧力以上のガスを排出す
る手段としては、安全弁やリリーフ弁等を適宜選択して
用いることができる(請求項1記載の発明)。
【0008】また、捕捉手段としては、活性炭等の各種
吸着材を適宜選択して用いることができるが、好適に
は、イオン交換樹脂を用いる。このときのイオン交換樹
脂の種類は、被処理物である電解液の性状に応じて、ア
ルカリバッテリに対しては陽イオン交換樹脂を、酸バッ
テリに対しては陰イオン交換樹脂を、有機系バッテリに
対しては両性イオン交換樹脂を、それぞれ選択して用い
る(請求項2記載の発明)。
【0009】この場合、バッテリが陽イオンと陰イオン
の両者を発生するものであれば、陽イオンを捕捉する陽
イオン交換樹脂と陰イオンを捕捉する陰イオン交換樹脂
とをこの順または逆の順で直列に配置すると効率的に電
解液の捕捉ができる(請求項3の発明)。
【0010】また、陽イオンおよび陰イオンの双方を捕
捉する場合には両性イオン交換樹脂を用いる(請求項4
の発明)。
【0011】これにより、バッテリの電解液が気体状あ
るいはミスト状になっている場合に、イオン交換樹脂に
よって中和されバッテリの外部へと漏出することはな
く、従って、車体の腐食の問題を生じることがない。こ
のとき、イオン交換樹脂として、粒状物を用いると、圧
力損失の上昇が殆どみられず好適である(請求項5の発
明)。
【0012】また、本発明に係るバッテリのガス排出装
置において、前記バッテリと前記ガス排出手段との間に
バッテリ内で発生する前記ガスを検出するガス検出手段
を設け、前記捕捉手段は前記バッテリと前記ガス圧力検
出手段との間に設けられている。ここで、ガス検出手段
は、圧力センサ、ガス成分センサ等の各種センサから選
定して用いることができる(請求項6の発明)。このガ
ス検出手段の出力によって、圧力センサ等のセンサが汚
染されることがなく、該センサの正常な機能を妨げられ
ることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、電解液の酸またはアルカ
リの捕捉手段を組み込んだ本発明の一実施形態に係るバ
ッテリのガス排出装置の回路構成図を示す。このガス排
出装置は、電気自動車に搭載されるバッテリ10の過放
電状態を検出し、インバータ回路12を介して当該電気
自動車の駆動源であるモータ14の動作を抑制し、過放
電状態を警告のために表示し、過放電状態となっている
前記バッテリ10の部分を特定し、過放電の発生を可及
的に抑制する機能を有している。 バッテリ10には過
放電時に発生する水素ガスの圧力を検出する水素ガスセ
ンサ(ガス検出手段)16が接続されている。また、前
記バッテリ10には放電電流および充電電流を検出する
電流計18が接続されるとともに、切替スイッチSWを
介して充電装置20が接続されている。
【0014】前記電流計16により検出された電流信号
および前記水素ガスセンサ14により検出された水素検
出信号は、過放電状態判定部22に供給される。この過
放電状態判定部22は、前記バッテリ10が過放電状態
にあるか否かを判定し、該バッテリ10が放電中であれ
ば、モータ14の出力をダウンさせる信号をインバータ
回路12に対して出力し、該バッテリ10が充電中であ
れば、充電電流値をダウンさせる、あるいは充電を停止
させる信号を充電装置20に対して出力する。さらに、
前記過放電状態判定部22は、水素検出信号に基づき過
放電警告表示部24に対して過放電状態を表示させる表
示指令信号を出力する。
【0015】ここで、前記バッテリ10と前記水素ガス
センサ16との間には電解液の酸またはアルカリの捕捉
手段としてのイオン交換樹脂が充填されたイオン交換樹
脂装置26が設けられ、該イオン交換樹脂装置26は図
示しないガス排出手段に接続されている。
【0016】ところで、図2に示すように、バッテリ1
0は、密閉型のNi−MHバッテリからなる複数のセル
28により構成されており、12個の12V用セル28
毎にモジュール30を構成している。各セル28には、
内部のセル電槽で発生する水素ガスおよび酸素ガスを外
部に放出するための図示しないガス放出弁が設けられて
いる。前記ガス放出弁は連通カバー32に接続され、該
連通カバー32は導管34に接続され、該導管34は前
記イオン交換樹脂装置26に接続されている。さらに、
前記イオン交換樹脂装置26は前記水素ガスセンサ16
を有する図示しない過放電検出機構に接続されている。
前記イオン交換樹脂装置26は、例えば、図4に示すよ
うに、陽イオン交換樹脂装置26aあるいは陰イオン交
換樹脂装置26bを単独で、さらに、図3に示すよう
に、前記陽イオン交換樹脂装置26aと陰イオン交換樹
脂装置26bとをこの順で、あるいは逆の順に接続して
もよい。さらに、有機系バッテリに対しては両性イオン
交換樹脂装置を用いると好適である。
【0017】次に、図4に示すように、前記イオン交換
樹脂装置26の一端部には、該イオン交換樹脂装置26
に発生ガスを導入するための導管34が接続されるとと
もに、その他端部には該イオン交換樹脂装置26により
処理された清浄ガスを導出するための導管36が接続さ
れている。前記導管36は、水素ガスセンサ16に接続
されるとともに、ガス排出手段である減圧機構の設けら
れた防爆フィルタ38およびガス排出弁40にそれぞれ
接続され、大気に連通されている。
【0018】前記イオン交換樹脂装置26、水素ガスセ
ンサ16、防爆フィルタ38およびガス排出弁40は、
1枚の基盤42に一体的に取り付けられ、また、これら
の機器を接続する各導管34、36は伸縮自在な接続部
材44により接続されており、メンテナンスの際の各機
器の脱着操作を容易に行うことができる構造とされてい
る。
【0019】前記した各機器の材質は、前記イオン交換
樹脂装置26の容器48(図5参照)として合成樹脂
を、前記各導管34、36としてSUS材を、前記接続
部材44としてゴムをそれぞれ用いている。前記イオン
交換樹脂装置26の容器48として合成樹脂を用いるの
は、前記導管34により該イオン交換樹脂装置26に導
入されたガス中に同伴する電解液が容器48の壁面を伝
わって前記導管36側へリークする、いわゆる、クリー
プ現象が発生することを抑制するためであり、各導管3
4、36およびそれらを接続する接続部材44にSUS
材やゴムを用いるのは、酸あるいはアルカリ性の電解液
による腐食を防止するためである。
【0020】図5に示すように、前記イオン交換樹脂装
置26は、容器ホルダ46内に内部空間が直方体の容器
48が収容されており、該容器48はビス止めされた上
蓋50により密閉されている。前記容器48にはイオン
交換樹脂が内部空間に十分に充填されてイオン交換樹脂
層52を形成し、該イオン交換樹脂層52は上部に設け
られた金網54により押圧、固定されている。したがっ
て、寿命に至った前記イオン交換樹脂の入れ替えは、前
記上蓋50を外して前記容器48を出し入れすることに
より簡易に行うことができる。前記イオン交換樹脂とし
ては、電解液がKOHであることに対応して、陽イオン
交換樹脂、例えば、オルガノ社製の商品名アーバンライ
ト(IRC−76)等の粒径が0.3〜0.6mm程度
の巨大網目構造を有する粒状品を用いると好適である。
このアーバンライトは、化学的および物理的安定性に優
れているからである。
【0021】直方体状に充填された前記イオン交換樹脂
層52の長尺方向の一端部には、前記上蓋50を貫通し
て、発生ガスを導入する前記導管34の一端部がその下
部近傍まで挿入され、一方、該イオン交換樹脂層52の
長尺方向の他端部には、該上蓋50を貫通して、清浄ガ
スを排出する前記導管36の一端部がその表層近傍に挿
入されている。
【0022】ここで、電解液のKOHを、前記陽イオン
交換樹脂としてスルホン酸交換樹脂(R−SO3 −H)
を用いて捕捉するときのイオン交換反応式は以下のとお
りである。
【0023】 KOH+R−SO3 −H→R−SO3 −K+H2 O 上記反応式中、Rはアルキル基を示す。この陽イオン交
換樹脂に代えてカルボキシル交換樹脂(R−COO−
H)等を用いてもよい。
【0024】なお、酸バッテリ(例えば、鉛電池)に対
して陰イオン交換樹脂としてアンモニウム交換樹脂(R
−NH3 −OH)を用いるときのイオン交換反応式は以
下のとおりである。
【0025】H2 SO4 +2(R−NH3 −OH)→
(R−NH3 2 −SO4 +2H2 O また、有機系バッテリ(例えば、Liイオン電池)に対
して両性イオン交換樹脂を用いるときのイオン交換反応
式は以下のとおりである。
【0026】 Li+ +R- SO3 −H→R- SO3 −Li+H+ PF6 - +R- NH3 −OH→R- NH3 −PF6 +O
-+ +OH- →H2 O 上記のように構成される本実施の形態に係るバッテリの
ガス排出装置の作用について、以下に説明する。
【0027】バッテリ10のセル28間に充放電量のば
らつきがある場合、過充放電状態が発生する。このよう
な充放電量のばらつきは、前記各セル28の量産工程に
おいて電解液の組成や電極重量にばらつきがあったり、
充放電時の各セル28の環境温度が異なっている場合、
また、セル28に液漏れやショート等の異常がある場合
に生じる。このようなばらつきのある状態で各セル28
を同一条件で充放電すると、前記した異常のあるセル2
8が過充放電状態に至る。
【0028】過充放電状態にあるセル28は、正極側で
は、 H2 O+e- →1/2H2 +OH- の反応が生じ、負極側では、 OH- →1/4O2 +1/2H2 O+e- の反応が生じ、結果的には、 1/2H2 O→1/2H2 +1/4O2 となって、水素ガスと酸素ガスとが発生する。このと
き、前記水素ガスと酸素ガスからなる発生ガスに電解液
であるKOHがミスト状で同伴してセル28から流出す
る。
【0029】前記セル28から発生した電解液のミスト
を含むガスは、前記ガス排出弁40を介して前記連通カ
バー32に流入し、前記導管34を経由して前記イオン
交換樹脂装置26に流入する。前記ミストは前記イオン
交換樹脂装置26内のイオン交換樹脂層52と接触し、
該ミスト中の酸あるいはアルカリが前記した反応により
該イオン交換樹脂層52に捕捉される。このようにイオ
ン交換樹脂層52により捕捉されて酸あるいはアルカリ
が除去されてガスおよび水蒸気のみとなった清浄ガス
は、前記イオン交換樹脂装置26を出て、前記導管36
に流入する。ここで、前記イオン交換樹脂装置26の前
記導管34の端部と前記導管36の端部とは前記イオン
交換樹脂層52内で最も離間した位置に設けられている
ことから(図5参照)、該イオン交換樹脂層52の全て
の部分が有効に活用されてイオン交換反応が効率的に行
われるとともに、前記したように、電解液の酸あるいは
アルカリが前記容器48の壁をクリープして前記導管3
6側にリークするおそれがない。したがって、電解液中
の酸あるいはアルカリが確実に除去された清浄ガスが排
出される。
【0030】前記導管36に流入した前記清浄ガスは、
該導管36の途中に設けられた水素ガスセンサ16によ
りガスの圧力が検出される。ここで、前記水素ガスセン
サ16のセンサ部に接触する前記清浄ガスは前記電解液
の酸あるいはアルカリを含んでいないことから、該セン
サ部を汚損、腐食することがないため、長期間にわたっ
てメンテナンスフリーで高精度に圧力検出を行うことが
できる。また、前記イオン交換樹脂装置26のイオン交
換樹脂は、充填時の空隙率が高く、長期間にわたる使用
によっても前記イオン交換樹脂層52の圧力損失の上昇
が殆ど見られないことから、前記水素ガスセンサ16に
対し悪影響を及ぼすことがない。前記清浄ガスの圧力が
所定値を超えると、図示しない過放電検出機構の作用に
より前記水素ガスセンサ16に接続された前記過放電警
告表示部24からの過放電状態を表示させる表示を受け
て、人手により過充放電状態にあるセル28の検査、メ
ンテナンスが行われ、あるいは、前記水素ガスセンサ1
6からの信号を受けた過放電状態判定部22の判定結果
により充放電量が制御される。
【0031】さらに、前記清浄ガスは前記防爆フィルタ
38に流入し、図示しないデフューザで減圧されて大気
中に排出される。これにより、可燃性ガスである水素を
含む清浄ガスを安全に排出することができる。一方、バ
ッテリ10の種類や状態によって、発生ガス中に可燃性
ガスをほとんど含まない状態であることが明らかな場合
は、該発生ガスは前記ガス排出弁40により減圧されて
大気中に排出される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
テリのガス排出装置は、バッテリに接続され、前記バッ
テリ内で過充放電時に発生する所定圧力以上のガスを排
出するバッテリのガス排出手段と、前記ガスに同伴する
電解液の酸またはアルカリを捕捉する捕捉手段とを有
し、前記捕捉手段は、好適には、イオン交換樹脂であ
る。また、前記イオン交換樹脂は、バッテリの電解液の
性状に応じて、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂と
をこの順または逆の順で直列に設け、また、両性イオン
交換樹脂を用いる。これらイオン交換樹脂は、好適に
は、粒状物を用いる。
【0033】このため、バッテリの気体状あるいはミス
ト状の電解液がバッテリの外部へと漏出することがなく
車体の腐食の問題を生じることがない。また、長期間使
用しても圧力損失の上昇を生じることがない。
【0034】また、本発明に係るバッテリのガス排出装
置において、前記バッテリと前記ガス排出手段との間に
バッテリ内で発生する前記ガスを検出するガス検出手段
を設け、前記捕捉手段は前記バッテリと前記ガス圧力検
出手段との間に設けられていると、このガス検出手段の
出力によって、圧力センサ等のセンサが汚染されること
がなく、該センサの正常な機能を妨げられることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るバッテリのガス排出装置の
回路構成図である。
【図2】図1のバッテリのガス排出装置の概略斜視図で
ある。
【図3】図2のガス排出装置とは異なる実施の形態に係
るガス排出装置の概略斜視図である。
【図4】本実施の形態のイオン交換樹脂装置およびその
周辺装置の斜視図である。
【図5】本実施の形態のイオン交換樹脂装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
10…バッテリ 16…水素ガスセン
サ(ガス検出手段) 26、26a、26b…イオン交換樹脂装置 28…セル 32…連通カバー 34、36…導管 38…防爆フィルタ 40…ガス排出弁 42…基盤 48…容器 52…イオン交換樹
脂層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリに接続され、前記バッテリ内で過
    充放電時に発生する所定圧力以上のガスを排出するバッ
    テリのガス排出手段と、 前記ガスに同伴する電解液の酸またはアルカリを捕捉す
    る捕捉手段と、 を有することを特徴とするバッテリのガス排出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバッテリのガス排出装置に
    おいて、 前記捕捉手段はイオン交換樹脂であることを特徴とする
    バッテリのガス排出装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のバッテリのガス排出装置に
    おいて、 前記捕捉手段は電解液の陽イオンを捕捉する陽イオン交
    換樹脂と陰イオンを捕捉する陰イオン交換樹脂とを有
    し、 前記陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂とをこの順ま
    たは逆の順で直列に配置していることを特徴とするバッ
    テリのガス排出装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のバッテリのガス排出装置に
    おいて、 前記捕捉手段は陽イオンおよび陰イオンの双方を捕捉す
    る両性イオン交換樹脂であることを特徴とするバッテリ
    のガス排出装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のいずれか1項に記載のバ
    ッテリのガス排出装置において、 前記イオン交換樹脂は粒状物であることを特徴とするバ
    ッテリのガス排出装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載のバ
    ッテリのガス排出装置において、 前記バッテリと前記ガス排出手段との間にバッテリ内で
    発生する前記ガスを検出するガス検出手段を設け、 前記捕捉手段は前記バッテリと前記ガス検出手段との間
    に設けられていることを特徴とするバッテリのガス排出
    装置。
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