JPH11338267A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11338267A
JPH11338267A JP14812698A JP14812698A JPH11338267A JP H11338267 A JPH11338267 A JP H11338267A JP 14812698 A JP14812698 A JP 14812698A JP 14812698 A JP14812698 A JP 14812698A JP H11338267 A JPH11338267 A JP H11338267A
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JP14812698A
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Inventor
Akira Fukazawa
暁 深澤
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写動作時には、中間転写体ユニットを載置
する引出しユニットを画像形成装置本体から引き出せな
いようにする。 【解決手段】 レバー部材25で中間転写ベルトユニッ
ト5を押し上げて一次転写ローラ5jを中間転写ベルト
5aを介して感光ドラム1に当接し、二次転写ユニット
29の二次転写ローラ29aを中間転写ベルト5aを介
して二次転写対向ローラ5cに当接している転写状態の
時に、レバー部材25の段差部25eが引出しユニット
のガイド部材に設けた突起部23bに係合されることに
より、転写状態の時には、中間転写ベルトユニット5を
載置する引出しユニット30を画像形成装置本体14か
ら引き出せないようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用して画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装
置に係り、特に像担持体から一旦一次転写されたトナー
像を転写材に二次転写する中間転写体を備えた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体としての回転ドラム型の電子写
真感光体(以下、感光ドラムという)上に形成したトナ
ー像を一旦中間転写体上に一次転写させ、該中間転写体
に転写されたトナー像を転写材に二次転写して画像形成
を行う画像形成装置は、カラー画像情報や多色画像情報
の複数の成分色画像を順次転写してカラー画像や多色画
像を合成再現した画像形成物を出力するカラー画像形成
装置や多色画像形成装置、またはカラー画像形成機能や
多色画像形成を備えた画像形成装置として有効である。
【0003】上記した中間転写体として中間転写ベルト
を備えた従来の画像形成装置では、例えば図5に示すよ
うに、画像形成時には、中間転写ベルトユニット5がレ
バー部材25によって押し上げられて、一次転写部にて
中間転写ベルト5aを介して一次転写ローラ5jが感光
ドラム1に当接している。また、二次転写ユニット29
も不図示の変位手段により押し上げられて、二次転写部
にて中間転写ベルト5aを介して二次転写ローラ29a
が二次転写対向ローラ5cに当接している。
【0004】レバー部材25は、開口穴25aに挿通し
た支持軸26に回転自在に支持されており、画像形成時
にカム部材27の回転によりカム受け部25cを押し下
げることによって、レバー部材25の押し上げ部25d
が中間転写ベルトユニット5の軸受部材5kを押し上げ
るように構成されている。また、レバー部材25に形成
した穴25bには、一端側が画像形成装置本体(不図
示)に固定された引っ張りバネ28の他端側が取り付け
られている。
【0005】中間転写ベルトユニット5の中間転写ベル
ト5aは、駆動ローラ5b、二次転写対向ローラ5c、
従動ローラ(テンションローラ)5dにより張架されて
いる。
【0006】この状態で、感光ドラム1からトナー像が
中間転写ベルト5aに転写(一次転写)され、時計方向
(矢印R5方向)に回転する中間転写ベルト5aと二次
転写ユニット29の二次転写ローラ29a間の二次転写
部にて、搬送されてくる用紙などの転写材Sにトナー像
が転写(二次転写)される。
【0007】また、非プリント時においては、二次転写
ユニット29は下降して中間転写ベルトユニット5から
離間しており、中間転写ベルトユニット5についてもレ
バー部材25の作用によって下降して感光ドラム1から
離間した状態となっている。
【0008】上記中間転写ベルトユニット5は引出しユ
ニット30に載置されており、引出しユニット30は画
像形成装置本体(不図示)に引き出し自在に装着され
る。また、引出しユニット30には、右側板22と左側
板(不図示)との間に転写材Sを中間転写ベルトユニッ
ト5側に搬送する手差し給搬送手段17等を備えてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の画像形
成装置では、通常、ジャム処理や中間転写ベルトユニッ
ト5の交換時には、中間転写ベルトユニット5が下降し
ている状態(中間転写ベルトユニット5が感光ドラム1
から離間した状態)で行われる。
【0010】しかしながら、上記した従来の画像形成装
置では、画像形成動作(転写動作)中には、中間転写ベ
ルトユニット5を押し上げるためのレバー部材25が動
作して、中間転写ベルトユニット5が感光ドラム1に当
接している状態においても、中間転写ベルトユニット5
を載置する引出しユニット30を画像形成装置本体(不
図示)から引出すことが可能な構成となっている。
【0011】このため、転写動作中にユーザが無理に引
出しユニット30を画像形成装置本体(不図示)から引
出した場合、そのままの状態で再び引出しユニット30
を画像形成装置本体(不図示)内に閉めようとすると、
中間転写ベルトユニット5は、レバー部材25の作用を
受けていない状態でガイド部材23の下部の受け部23
aに保持された低位置状態で画像形成装置本体(不図
示)内に進入するため、上昇している二次転写ユニット
29と干渉し、引出しユニット30が画像形成装置本体
(不図示)内に入らない、あるいは二次転写ユニット2
9を損傷する虞があった。
【0012】そこで本発明は、画像形成動作(転写動
作)中には、中間転写ベルトユニットを載置する引出し
ユニットを、画像形成装置本体から引き出せないように
する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、像担持体上に形成したトナー像を一次転写
部にて中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナ
ー像を二次転写部にて転写材に二次転写して画像形成を
行う画像形成装置において、少なくとも前記中間転写体
を有する中間転写体ユニットを備え、該中間転写体ユニ
ットを画像形成装置本体から引出し自在な引出しユニッ
トと、前記中間転写体がトナー像転写時における位置に
あるときは、前記引出しユニットを前記画像形成装置本
体から引出せないように係止する係止手段とを設けたこ
とを特徴としている。
【0014】また、前記中間転写体ユニットを、トナー
像転写時と非転写時とで転写位置と非転写位置に変位さ
せる変位手段を有することを特徴としている。
【0015】また、前記変位手段は、トナー像転写時に
前記中間転写体ユニットを一定の力で押圧して転写位置
に変位させることを特徴としている。
【0016】また、前記中間転写体が、無端ベルト状の
中間転写ベルトであることを特徴としている。
【0017】(作用)本発明の構成によれば、中間転写
体がトナー像転写時における位置にあるときは、係止手
段によって引出しユニットを画像形成装置本体から引出
せないようにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明に係る電子写真方式の画像
形成装置(本実施の形態ではフルカラーのレーザービー
ムプリンタ)の概略構成を示す縦断面図である。なお、
上述した従来の画像形成装置と同一部材には同一符号を
付して説明する。
【0020】まず、図1を参照して画像形成装置Aの全
体について概略を説明する。
【0021】同図に示す画像形成装置Aは、像坦持体と
しての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1は、駆
動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動され
る。
【0022】感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1表
面を均一に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレ
ーザービームを照射し感光ドラム1上に静電潜像を形成
する露光装置3、静電潜像にトナーを付着させてトナー
像として現像する現像装置4、感光ドラム1上から一旦
一次転写されたトナー像を転写材Sへ二次転写する中間
転写ベルトユニット5、一次転写後の感光ドラム1表面
に残った転写後トナーを除去するクリーニング装置6等
が配設されている。
【0023】感光ドラム1、帯電装置2及びクリーニン
グ装置6は一体的にカートリッジ化されてプロセスカー
トリッジBを形成し、画像形成装置Aの画像形成装置本
体(以下、装置本体という)14に着脱可能なものとな
っている。
【0024】また、装置本体14には、用紙などの転写
材Sを中間転写ベルトユニット5に向けて給送すると共
に転写材Sを搬送するカセット給搬送手段7、二次転写
ユニット29、二次転写後の転写材Sにトナー像を定着
させる定着装置8等が配設されている。
【0025】感光ドラム1は、例えば直径47mmのア
ルミニウムシリンダの外周面に、有機光導伝体層(OP
C感光体)を塗布して構成され、その両端部が支持部材
(不図示)によって回転自在に支持されており、一方の
端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達される
ことによって回転駆動される。
【0026】帯電装置2としては、例えば接触帯電方式
のものを使用することができる。この場合、帯電部材
は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このロ
ーラを感光ドラム1表面に当接させると共に、このロー
ラに電源(不図示)から帯電バイアス電圧を印加するこ
とにより、感光ドラム1表面を一様に帯電させるもので
ある。
【0027】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aにはレーザーダイオード
(不図示)から画像信号に対応する画像光が照射され
る。ポリゴンミラー3aはスキャナーモータ(不図示)
によって高速回転され、反射した画像光を結像レンズ3
b、反射ミラー3c等を介して、帯電済みの感光ドラム
1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構
成している。
【0028】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわちブラック、マゼンダ、シアン、イエローの各色の
トナーをそれぞれ収納した現像器4Bk、4C、4M、
4Yを備えている。
【0029】感光ドラム1上の静電潜像の現像時には、
その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像位置
に配置される。すなわち、所定の現像器が回転体4Aの
割出回転によって感光ドラム1に対向した現像位置に止
まり、更にその現像器の現像スリーブ4bが感光ドラム
1に対して微小間隙(300μm程度)をもって対向す
るように位置決めされた後、感光ドラム1上の静電潜像
を現像する。
【0030】この現像は次のようにして行う。現像する
色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によっ
て塗布ローラ4aに送り込み、回転する塗布ローラ4a
及びトナー規制ブレード4cによって、回転する現像ス
リーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーヘ
電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4b
と、静電潜像が形成された感光ドラム1との間に現像バ
イアスを印加することにより、静電潜像にトナーを付着
させてトナー像として現像するものである。
【0031】また、各現像器4Bk、4M、4C、4Y
の現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に配置さ
れた時に、装置本体14に設けられた各色現像用高圧電
源(不図示)と接続されるようになっており、各色の現
像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4B
k、4M、4C、4Yは、回転体4Aに対して個別に着
脱可能に構成されている。
【0032】中間転写ベルトユニット5は、感光ドラム
1から各色を順次に一次転写されて重ねられた複数のト
ナー像を、一括して転写材Sに二次転写するものであ
る。中間転写体ユニット5は、矢印R5方向に走行する
中間転写べルト5aを備えている。本実施の形態の中間
転写ベルト5aは、周長約440mmの無端状ベルトで
あり、駆動ローラ5b、二次転写対向ローラ5c、従動
ローラ5dの3本のローラにより張架されている。
【0033】中間転写ベルトユニット5には、感光ドラ
ム1上に形成されたトナー像を中間転写ベルト5a上に
転写する一次転写ローラ(押えローラ)5jを備えてい
る。
【0034】また、中間転写ベルトユニット5は引出し
ユニット30に載置されており、引出しユニット30
は、装置本体14内に引き出し自在に装着されている。
引出しユニット30には、右側板22と左側板(不図
示)との間に転写材Sを中間転写ベルトユニット5側に
搬送する手差し給搬送手段17、ガイド部材23等を備
えている。また、中間転写ベルトユニット5が装置本体
14内に収容されている状態では、駆動ローラ5bと同
軸上のカップリング部材(不図示)が、装置本体14内
の位置決め部材(不図示)に係合した状態で、引出しユ
ニット30の押圧手段24により図中、左方向に押圧さ
れている。
【0035】また、中間転写ベルトユニット5がトナー
像転写時における位置にあるときは、引出しユニット3
0を装置本体14内から引出せないようにしている(詳
細は後述する)。
【0036】装置本体14に設けた二次転写ユニット2
9には、中間転写ベルト5aに一次転写されたトナー像
を転写材Sへ二次転写する二次転写ローラ29aが設け
られている。
【0037】中間転写ベルト5aの外側の所定の位置に
は、中間転写ベルト5aの表面に接離可能なクリーニン
グユニット5eが設けてあり、転写材Sに一括して二次
転写した後に残った二次転写残トナーを除去する。
【0038】クリーニングユニット5eは、帯電ローラ
5fを中間転写ベルト5aに当接させてトナーに転写時
と逆極性の電荷を付与する。逆極性の電荷を付与された
トナーは、感光ドラム1に静電的に付着され、その後、
感光ドラム1用のクリーニング装置6によって回収され
るものである。なお、中間転写ベルト5aのクリーニン
グ方法としては、上述の静電クリーニングに限らず、ブ
レードやファーブラシなどの機械的方法や、これらを併
用したもの等でもよい。
【0039】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト
5aに一次転写された後、一次転写されないで感光ドラ
ム1表面に残った転写残トナーを除去するものである。
クリーニング装置6で回収される転写残トナーは、クリ
ーニング容器11内に蓄積されていく。
【0040】カセット給搬送手段7は、複数枚の転写材
Sが収納され、装置本体14の下部に装填される給紙カ
セット7aを備えており、中間転写ベルト5aと二次転
写ローラ29a間の二次転写部へ転写材Sを給送して、
搬送ベルト12で二次転写後の転写材Sを定着装置8に
搬送する。
【0041】カセット給搬送手段7のピックアップロー
ラ(半月ローラ)7e、リタードローラ7f、フィード
ローラ7g、搬送ローラ対7cは画像形成動作に応じて
駆動回転し、給紙カセット7a内の転写材Sを1枚ずつ
ガイド板7bに沿ってガイドして分離給送する。転写材
S先端はレジストローラ対7dに突き当たり一旦停止
し、ループを形成した後中間転写ベルト5aの回転と画
像書出し位置の同期を取って、レジストローラ対7dに
よって中間転写ベルト5aと二次転写ローラ29a間の
二次転写部へと再給紙されていく。また、引出しユニッ
ト30の手差し給搬送手段17からも転写材Sを搬送ロ
ーラ対17aによって搬送して、同様にして転写材Sを
二次転写部へと再給紙することができる。
【0042】定着装置8は、転写材Sに二次転写された
複数のトナー画像を定着させるものであり、駆動回転す
る定着ローラ8bと、これに圧接して転写材Sに熱及び
圧力を印加する加圧ローラ8aとを備えている。加圧ロ
ーラ8aと定着ローラ8bの内部にはヒータ(不図示)
を備えている。定着装置8により、トナー像が転写され
た転写材Sは定着ローラ8bで搬送されると共に、加圧
ローラ8aによって熱及び圧力を印加されることによっ
て、トナー像が転写材Sの表面に定着される。
【0043】次に、上述構成の画像形成装置の画像形成
動作について説明する。
【0044】まず、中間転写ベルト5aの回転と同期し
て感光ドラム1を回転させ、感光ドラム1表面を帯電装
置2によって均一に帯電すると共に、露光装置3によっ
てブラック画像の光照射を行い、感光ドラム1上にブラ
ックの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に
現像装置4を駆動してブラックの現像器4Bkを現像位
置に配置し、感光ドラム1上の静電潜像にブラックトナ
ーが付着するように感光ドラム1の帯電極性と同極性で
ほぼ同電位の電圧を印加して、静電潜像にブラックトナ
ーを付着させて現像する。
【0045】そして、中間転写ベルト5aを感光ドラム
1に当接させて一次転写ローラ(押えローラ)5jにト
ナーと逆極性の電圧を印加して、感光ドラム1上のブラ
ックのトナー像を中間転写ベルト5a上に一次転写す
る。
【0046】上述のようにしてブラックトナー像の一次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光ドラ
ム1に対向する現像位置に位置決めされ、ブラックの場
合と同様にしてマゼンダ、シアン、そしてイエローの各
色について、静電潜像の形成、現像、一次転写を順次行
い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー画像を重ね合
わせる。
【0047】この間、二次転写ローラ29aは、中間転
写ベルト5aとは非接触状態にあり、クリーニングユニ
ット5eの帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非
接触状態にある。
【0048】そして、中間転写ベルト5a上に4色のト
ナー画像形成完了後、変位手段(不図示)により二次転
写ユニット29を押し上げ、二次転写ローラ29aが中
間転写ベルト5aを介して二次転写対向ローラ5cに圧
接される。更に、中間転写ベルト5aの回転と同期して
レジストローラ対7d近辺の所定の位置で待機していた
転写材Sが中間転写ベルト5aと二次転写ローラ29a
間の二次転写部に送り出される。
【0049】ここで、2次転写ローラ29aにはトナー
と逆極性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a
上のトナー像は、搬送されてきた転写材Sの表面に二次
転写される。
【0050】このようにして二次転写された転写材Sは
搬送ベルト12を経由して定着装置8に搬送され、加圧
ローラ8aと定着ローラ8b間でトナー像を転写材S上
に加熱加圧して定着された後に、トナー像が定着された
転写材Sが排紙ローラ13、16、9によりガイド板1
5に沿って排紙トレイ10ヘ排出され、画像形成を完了
する。
【0051】次に、上記したトナー像転写時と非転写時
おける中間転写ベルトユニット5の動作について詳細に
説明する。
【0052】図2は、トナー像転写時における中間転写
ベルトユニット5を示した図であり、感光ドラム1から
順次中間転写ベルト5aに一次転写されたトナー像を一
括して転写材Sへと転写(二次転写)する転写状態であ
る。
【0053】この転写時には、図1、図2に示すよう
に、制御手段(不図示)からの制御信号によりカム部材
27を半回転させて当接するレバー部材25のカム受け
部25cを押し下げることによって、レバー部材25の
押し上げ部25dが中間転写ベルトユニット5の軸受部
材5kを押し上げて、一次転写ローラ5jを中間転写ベ
ルト5aを介して感光ドラム1に当接させる。
【0054】レバー部材25は、開口穴25aに挿通し
た支持軸26に回転自在に支持されている。開口穴25
aは縦長形状に形成されており、挿通した支持軸26と
の間に図の上下方向に少し隙間が形成される。この隙間
の範囲だけレバー部材25は図の上下方向に移動可能で
ある。また、レバー部材25に形成した穴25bには、
一端側が装置本体14に固定された引っ張りバネ28の
他端側が取り付けられており、引っ張りバネ28のバネ
力によって、レバー部材25の押し上げ部25dが中間
転写ベルトユニット5の軸受部材5kを押圧している。
【0055】この時、中間転写ベルトユニット5の一次
転写ローラ5jは感光ドラム1に当接しているので、レ
バー部材25は、押し上げ部25dおよびカム受け部2
5cの2ヶ所で規制を受けることになる。
【0056】また、中間転写ベルトユニット5は、引出
しユニット30のガイド部材23のガイドによって引出
しユニット30に着脱自在に装着されており、ガイド部
材23の下部の受け部23aには、図1、図2に示す転
写状態(レバー部材25で中間転写ベルトユニット5が
押し上げられている状態)の時に、レバー部材25の押
し上げ部25dの下方に設けた段差部25eと係合する
突起部23bが設けられている。
【0057】このようにトナー像転写時には、レバー部
材25は、引っ張りバネ28により常に一定のバネ力で
押し上げられ、押し上げ部25dおよびカム受け部25
cで押し上げを規制し、かつ縦長形状の開口穴25aの
隙間の分だけ移動可能なので、中間転写ベルトユニット
5を常に一定の力で押し上げ、安定したトナー像の転写
を行うことができる。
【0058】また、転写状態(レバー部材25で中間転
写ベルトユニット5が押し上げられている状態)の時に
は、レバー部材25の段差部25eが引出しユニット3
0のガイド部材23に設けた突起部23bに係合してい
るので、画像形成動作(転写動作)中にユーザが誤って
中間転写ベルトユニット5を載置した引出しユニット3
0を装置本体14から引き出すような動作を防止するこ
とができる。
【0059】図3は、待機時などの非転写時における中
間転写ベルトユニット5を示した図である。非転写時に
は、制御手段(不図示)からの制御信号によりカム部材
27が図1、図2に示した転写状態から半回転すること
により、レバー部材25が引っ張りバネ28の作用によ
って時計方向に回転して、レバー部材25の押し上げ部
25dが軸受部材5kから離間する。よって、軸受部材
5kがガイド部材23の受け部23aに載った状態で中
間転写ベルトユニット5が自重により下降し、一次転写
ローラ5jが感光ドラム1から離間する。また、この
際、二次転写ユニット29も不図示の変位手段によって
下降状態となっている。
【0060】このように非転写時には、レバー部材25
の押し上げ部25dが軸受部材5kから離間しているの
で、レバー部材25の段差部25eの引出しユニット3
0のガイド部材23に設けた突起部23bへの係合が解
除され、引出しユニット30は装置本体14から引き出
し可能である。
【0061】図4は、中間転写ベルトユニット5を載置
した引出しユニット30を装置本体14から引き出した
状態であり、待機時などの非転写時に引出しユニット3
0を引出すことにより、装置本体14内部で転写材Sが
紙づまりを起こした時のジャム処理、もしくは中間転写
ベルト5aの寿命による、中間転写ベルトユニット5の
交換を行うことができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写体がトナー像転写時における位置にあるときは、
係止手段によって引出しユニットを画像形成装置本体か
ら引出せないようにすることができるので、従来のよう
に中間転写体がトナー像転写時における位置にあるとき
に、引出しユニットを引出してから閉めるといった動作
を防止するこができ、中間転写ベルトユニットが二次転
写ユニットを損傷するといった事態を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の転写状態における
要部を示す部分拡大図。
【図3】本発明に係る画像形成装置の非転写状態におけ
る要部を示す部分拡大図。
【図4】本発明に係る画像形成装置の引出しユニットを
引出した状態を示す図。
【図5】従来例における画像形成装置の転写状態におけ
る要部を示す部分拡大図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像装置 5 中間転写ベルトユニット(中間転写体ユニ
ット) 5a 中間転写ベルト(中間転写ベルト) 5j 一次転写ローラ 23 ガイド部材 23b 突起部(係止手段) 25 レバー部材(変位手段) 25e 段差部(係止手段) 29 二次転写ユニット 29a 二次転写ローラ 30 引出しユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像を一次転
    写部にて中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のト
    ナー像を二次転写部にて転写材に二次転写して画像形成
    を行う画像形成装置において、 少なくとも前記中間転写体を有する中間転写体ユニット
    を備え、該中間転写体ユニットを画像形成装置本体から
    引出し自在な引出しユニットと、 前記中間転写体がトナー像転写時における位置にあると
    きは、前記引出しユニットを前記画像形成装置本体から
    引出せないように係止する係止手段と、を設けた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体ユニットを、トナー像転
    写時と非転写時とで転写位置と非転写位置に変位させる
    変位手段を有する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変位手段は、トナー像転写時に前記
    中間転写体ユニットを一定の力で押圧して転写位置に変
    位させる、 請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体が、無端ベルト状の中間
    転写ベルトである、 請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010085593A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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