JPH1133813A - V溝加工方法およびv溝加工ユニット並びにv溝加工機 - Google Patents
V溝加工方法およびv溝加工ユニット並びにv溝加工機Info
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- JPH1133813A JPH1133813A JP19007997A JP19007997A JPH1133813A JP H1133813 A JPH1133813 A JP H1133813A JP 19007997 A JP19007997 A JP 19007997A JP 19007997 A JP19007997 A JP 19007997A JP H1133813 A JPH1133813 A JP H1133813A
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- carriage
- work
- chain
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D37/00—Broaching machines or broaching devices
- B23D37/02—Broaching machines with horizontally-arranged working tools
- B23D37/06—Broaching machines with horizontally-arranged working tools for broaching outer surfaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/02—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に且つ低コストでV溝加工を行うことの
できるV溝加工方法およびV溝加工ユニット並びにV溝
加工機を提供する。 【解決手段】 上部テーブル7と下部テーブル9を相対
的に接近させて第1板押えFPと第2板押え15との協
働でワークWを挟持し、キャレッジ移動装置21が前記
ガイド部材15に沿ってキャレッジ19を移動させるこ
とにより、キャレッジ19に装着されているV溝切削用
のV溝切削刃17がワークWにV溝を切削加工するの
で、容易にまっすぐなV溝加工を行うことができる。
できるV溝加工方法およびV溝加工ユニット並びにV溝
加工機を提供する。 【解決手段】 上部テーブル7と下部テーブル9を相対
的に接近させて第1板押えFPと第2板押え15との協
働でワークWを挟持し、キャレッジ移動装置21が前記
ガイド部材15に沿ってキャレッジ19を移動させるこ
とにより、キャレッジ19に装着されているV溝切削用
のV溝切削刃17がワークWにV溝を切削加工するの
で、容易にまっすぐなV溝加工を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はV溝加工方法およ
びV溝加工ユニット並びにV溝加工機に係り、さらに詳
しくは、SPCCやステンレス鋼板の曲げ加工に際して
予め行われるV溝加工に好適なV溝加工方法およびV溝
加工ユニット並びにV溝加工機に関するものである。
びV溝加工ユニット並びにV溝加工機に係り、さらに詳
しくは、SPCCやステンレス鋼板の曲げ加工に際して
予め行われるV溝加工に好適なV溝加工方法およびV溝
加工ユニット並びにV溝加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼板の折曲げ加工を行う際
に、図10に示されているように直接ワークWを曲げた
場合には角部のRが大きくなる。このため、図11に示
されているように曲げ半径を小さくしたい場合や、図示
しないが材料の端面付近において曲げ加工したい場合
や、曲げ加工に要する圧力を小さくしたい場合等には、
図12に示されているように予めワークWの曲げ位置に
V溝VGを設けた後に曲げ加工を行うのが一般的であ
る。このようなV溝加工を行う場合には、専用のV溝加
工機を用いるか、汎用のプレーナーを用いて行うことが
多い。
に、図10に示されているように直接ワークWを曲げた
場合には角部のRが大きくなる。このため、図11に示
されているように曲げ半径を小さくしたい場合や、図示
しないが材料の端面付近において曲げ加工したい場合
や、曲げ加工に要する圧力を小さくしたい場合等には、
図12に示されているように予めワークWの曲げ位置に
V溝VGを設けた後に曲げ加工を行うのが一般的であ
る。このようなV溝加工を行う場合には、専用のV溝加
工機を用いるか、汎用のプレーナーを用いて行うことが
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、専用の
V溝加工機は非常に高価であり、また専用機であるため
V溝加工にしか使用することができないという問題があ
る。また、プレーナーは汎用機であるが高価であると共
にかさばるため設置場所を多く必要とするという問題が
ある。
V溝加工機は非常に高価であり、また専用機であるため
V溝加工にしか使用することができないという問題があ
る。また、プレーナーは汎用機であるが高価であると共
にかさばるため設置場所を多く必要とするという問題が
ある。
【0004】また、簡易なV溝加工機として、サンダー
のようなハンドツールがあるが、このような機械ではま
っすぐな直線や、きれいなV溝加工を行うことが困難で
あるという問題がある。
のようなハンドツールがあるが、このような機械ではま
っすぐな直線や、きれいなV溝加工を行うことが困難で
あるという問題がある。
【0005】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、容易に且つ低コスト
でV溝加工を行うことのできるV溝加工方法およびV溝
加工ユニット並びにV溝加工機を提供することにある。
術に着目してなされたものであり、容易に且つ低コスト
でV溝加工を行うことのできるV溝加工方法およびV溝
加工ユニット並びにV溝加工機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のV溝加工方法は、相対的に
接近・離反する上部テーブルまたは下部テーブルの一方
に設けられたワーク押圧用の第1板押えにより前記上部
テーブルまたは下部テーブルの他方に設けられた第2板
押えにワークを押付け、前記第1又は第2板押えに沿っ
てV溝切削刃を移動させてワークにV溝を切削するこ
と、を特徴とするものである。
めに、請求項1による発明のV溝加工方法は、相対的に
接近・離反する上部テーブルまたは下部テーブルの一方
に設けられたワーク押圧用の第1板押えにより前記上部
テーブルまたは下部テーブルの他方に設けられた第2板
押えにワークを押付け、前記第1又は第2板押えに沿っ
てV溝切削刃を移動させてワークにV溝を切削するこ
と、を特徴とするものである。
【0007】従って、上部テーブルと下部テーブルを相
対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働でワ
ークを挟持し、この第1または第2板押えに沿ってV溝
切削用のV溝切削刃を移動させることによりワークにV
溝を切削加工する。
対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働でワ
ークを挟持し、この第1または第2板押えに沿ってV溝
切削用のV溝切削刃を移動させることによりワークにV
溝を切削加工する。
【0008】請求項2による発明のV溝加工方法は、請
求項1のV溝加工方法において、前記上部テーブルおよ
び下部テーブルが、プレスブレーキの上部テーブルおよ
び下部テーブルであること、を特徴とするものである。
求項1のV溝加工方法において、前記上部テーブルおよ
び下部テーブルが、プレスブレーキの上部テーブルおよ
び下部テーブルであること、を特徴とするものである。
【0009】従って、板押えをプレスブレーキの上部テ
ーブルまたは下部テーブルの一方に装着させ、ガイド部
材を上部テーブルまたは下部テーブルの他方に装着す
る。
ーブルまたは下部テーブルの一方に装着させ、ガイド部
材を上部テーブルまたは下部テーブルの他方に装着す
る。
【0010】請求項3による発明のV溝加工ユニット
は、ワークにV溝加工を行うための前記ワークを押える
板押えと、この板押えに沿って移動自在に支持されると
共にワークにV溝を切削するV溝切削刃を備えたキャレ
ッジと、このキャレッジを前記板押えに沿って移動させ
るべく前記板押えに設けられたキャレッジ移動装置と、
を備えてなることを特徴とするものである。
は、ワークにV溝加工を行うための前記ワークを押える
板押えと、この板押えに沿って移動自在に支持されると
共にワークにV溝を切削するV溝切削刃を備えたキャレ
ッジと、このキャレッジを前記板押えに沿って移動させ
るべく前記板押えに設けられたキャレッジ移動装置と、
を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】従って、上部テーブルと下部テーブルを相
対的に接近させて板押えとガイド部材との協働でワーク
を挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガイド部材に沿っ
てキャレッジを移動させることにより、キャレッジに装
着されているV溝切削用のV溝切削刃によりワークにV
溝を切削加工する。
対的に接近させて板押えとガイド部材との協働でワーク
を挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガイド部材に沿っ
てキャレッジを移動させることにより、キャレッジに装
着されているV溝切削用のV溝切削刃によりワークにV
溝を切削加工する。
【0012】請求項4による発明のV溝加工ユニット
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記板押え
が、前後の支持部を有すると共に、この前後の支持部の
間において長手方向に前記キャレッジが移動するもので
あることを特徴とするものである。
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記板押え
が、前後の支持部を有すると共に、この前後の支持部の
間において長手方向に前記キャレッジが移動するもので
あることを特徴とするものである。
【0013】従って、キャレッジは板押えに設けられて
いる前後の支持部の間を移動するので、V溝切削加工時
においてもワークは確実に保持される。
いる前後の支持部の間を移動するので、V溝切削加工時
においてもワークは確実に保持される。
【0014】請求項5による発明のV溝加工ユニット
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記キャレ
ッジ移動装置が、前記キャレッジに取付けられたチェー
ンと、このチェーンを走行させるチェーン走行機構とを
備えてなること、を特徴とするものである。
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記キャレ
ッジ移動装置が、前記キャレッジに取付けられたチェー
ンと、このチェーンを走行させるチェーン走行機構とを
備えてなること、を特徴とするものである。
【0015】従って、チェーン走行機構によりチェーン
を走行させると、チェーンに取付けられたキャレッジが
移動してキャレッジに装着されているV溝切削刃により
ワークにV溝を切削加工する。
を走行させると、チェーンに取付けられたキャレッジが
移動してキャレッジに装着されているV溝切削刃により
ワークにV溝を切削加工する。
【0016】請求項6による発明のV溝加工ユニット
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記V溝切
削刃が、前記キャレッジからワーク側に突出して設けら
れると共に、切断方向前側から後側にかけて刃先の高さ
が段階的に高く設けられていること、を特徴とするもの
である。
は、請求項3のV溝加工ユニットにおいて、前記V溝切
削刃が、前記キャレッジからワーク側に突出して設けら
れると共に、切断方向前側から後側にかけて刃先の高さ
が段階的に高く設けられていること、を特徴とするもの
である。
【0017】従って、キャレッジの移動に伴ってV溝切
削刃の刃先の高さが徐々に高くなるので、ワークに切削
するV溝が徐々に深くなり、最終的に所望の深さのV溝
を切削する。
削刃の刃先の高さが徐々に高くなるので、ワークに切削
するV溝が徐々に深くなり、最終的に所望の深さのV溝
を切削する。
【0018】請求項7による発明のV溝加工機は、相対
的に接近・離反する上部テーブルまたは下部テーブルの
一方に設けられたワーク押圧用の第1板押えと、この第
1板押えとの協働によりワークを挟持すべく前記上部テ
ーブルまたは下部テーブルの他方に沿って着脱自在に設
けられた第2板押えと、この第2板押えに沿って移動自
在に支持されると共にワークにV溝を切削するV溝切削
刃を備えたキャレッジと、このキャレッジを前記ガイド
部材に沿って移動させるべく設けられたキャレッジ移動
装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
的に接近・離反する上部テーブルまたは下部テーブルの
一方に設けられたワーク押圧用の第1板押えと、この第
1板押えとの協働によりワークを挟持すべく前記上部テ
ーブルまたは下部テーブルの他方に沿って着脱自在に設
けられた第2板押えと、この第2板押えに沿って移動自
在に支持されると共にワークにV溝を切削するV溝切削
刃を備えたキャレッジと、このキャレッジを前記ガイド
部材に沿って移動させるべく設けられたキャレッジ移動
装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0019】従って、上部テーブルと下部テーブルを相
対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働でワ
ークを挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガイド部材に
沿ってキャレッジを移動させることにより、キャレッジ
に装着されているV溝切削用のV溝切削刃がワークにV
溝を切削加工する。
対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働でワ
ークを挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガイド部材に
沿ってキャレッジを移動させることにより、キャレッジ
に装着されているV溝切削用のV溝切削刃がワークにV
溝を切削加工する。
【0020】請求項8による発明のV溝加工機は、請求
項7記載のV溝加工機において、前記第2板押えが前後
の支持部を有すると共に、この前後の支持部の間におい
て、長手方向に前記キャレッジが移動するものであるこ
とを特徴とするものである。
項7記載のV溝加工機において、前記第2板押えが前後
の支持部を有すると共に、この前後の支持部の間におい
て、長手方向に前記キャレッジが移動するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0021】従って、キャレッジは第2板押えに設けら
れている前後の支持部の間を移動するので、V溝切削時
においてもワークは第1板押えとの間で確実に保持され
る。
れている前後の支持部の間を移動するので、V溝切削時
においてもワークは第1板押えとの間で確実に保持され
る。
【0022】請求項9による発明のV溝加工機は、請求
項7のV溝加工機において、前記上部テーブルおよび下
部テーブルが、プレスブレーキの上部テーブルおよび下
部テーブルであること、を特徴とするものである。
項7のV溝加工機において、前記上部テーブルおよび下
部テーブルが、プレスブレーキの上部テーブルおよび下
部テーブルであること、を特徴とするものである。
【0023】従って、既存のプレスブレーキの上部テー
ブルまたは下部テーブルの一方に支持部材を取付け、他
方にガイド部材を取付けてV溝加工を行う。
ブルまたは下部テーブルの一方に支持部材を取付け、他
方にガイド部材を取付けてV溝加工を行う。
【0024】請求項10による発明のV溝加工機は、請
求項7のV溝加工機において、前記キャレッジ移動装置
が、前記キャレッジに取付けられたチェーンと、このチ
ェーンを走行させるチェーン走行機構とを備えてなるこ
と、を特徴とするものである。
求項7のV溝加工機において、前記キャレッジ移動装置
が、前記キャレッジに取付けられたチェーンと、このチ
ェーンを走行させるチェーン走行機構とを備えてなるこ
と、を特徴とするものである。
【0025】従って、チェーン走行機構によりチェーン
を走行させると、チェーンに取付けられたキャレッジが
移動してキャレッジに装着されているV溝切削刃により
ワークにV溝を切削加工する。
を走行させると、チェーンに取付けられたキャレッジが
移動してキャレッジに装着されているV溝切削刃により
ワークにV溝を切削加工する。
【0026】請求項11による発明のV溝加工機は、請
求項7のV溝加工機において、前記V溝切削刃が、前記
キャレッジからワーク側に突出して設けられると共に、
切断方向前側から後側にかけて刃先の高さが段階的に高
く設けられていること、を特徴とするものである。
求項7のV溝加工機において、前記V溝切削刃が、前記
キャレッジからワーク側に突出して設けられると共に、
切断方向前側から後側にかけて刃先の高さが段階的に高
く設けられていること、を特徴とするものである。
【0027】従って、キャレッジの移動に伴ってV溝切
削刃の刃先の高さが徐々に高くなるので、ワークに切削
するV溝が徐々に深くなり、最終的に所望の深さのV溝
を切削する。
削刃の刃先の高さが徐々に高くなるので、ワークに切削
するV溝が徐々に深くなり、最終的に所望の深さのV溝
を切削する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1には、この発明に係るV溝加工機1の
全体が示されている。このV溝加工機1は、従来から一
般的に用いられている汎用のプレスブレーキ3にV溝加
工ユニット5を取付けたものである。
全体が示されている。このV溝加工機1は、従来から一
般的に用いられている汎用のプレスブレーキ3にV溝加
工ユニット5を取付けたものである。
【0030】ここで、プレスブレーキ3に関してはすで
に既知のものであるので詳細な説明は省略して概略のみ
説明する。
に既知のものであるので詳細な説明は省略して概略のみ
説明する。
【0031】図1を参照するに、前記プレスブレーキ3
は左右(図1中左右)フレームFが立設されており、こ
のフレームFの上部前面(図1中紙面手前側)には左右
方向に長い上部テーブル7が固定されている。また、フ
レームFの下部前面には、下部テーブル9が図示省略の
油圧シリンダ等の昇降装置により昇降自在に設けられて
いる。
は左右(図1中左右)フレームFが立設されており、こ
のフレームFの上部前面(図1中紙面手前側)には左右
方向に長い上部テーブル7が固定されている。また、フ
レームFの下部前面には、下部テーブル9が図示省略の
油圧シリンダ等の昇降装置により昇降自在に設けられて
いる。
【0032】前記上部テーブル7の下端部には、複数の
上型支持体11を介して第1板押えとしてのフラットパ
ンチFPが着脱自在に取付けられている。また、前記下
部テーブル9の上端部には、取付板13を介してV溝加
工ユニット5が着脱自在に設けられている。
上型支持体11を介して第1板押えとしてのフラットパ
ンチFPが着脱自在に取付けられている。また、前記下
部テーブル9の上端部には、取付板13を介してV溝加
工ユニット5が着脱自在に設けられている。
【0033】上記構成により、昇降装置が下部テーブル
9を上昇させると、V溝加工ユニット5の上側に位置決
めされたワークWが第1板押えとしてのフラットパンチ
FPに押付けられて、所定高さ位置に挟持・固定され
る。
9を上昇させると、V溝加工ユニット5の上側に位置決
めされたワークWが第1板押えとしてのフラットパンチ
FPに押付けられて、所定高さ位置に挟持・固定され
る。
【0034】図1〜図8を参照するに、V溝加工ユニッ
ト5は全体としてY軸方向にプレスブレーキ3の幅より
も若干長めの第2板押えとしてのベースレール15と、
V溝切削刃17を備えると共に前記ベースレール15に
沿ってY軸方向(図1中左右方向)へ移動するキャレッ
ジ19と、このキャレッジ19を牽引するキャレッジ移
動装置であるチェーン21と、このチェーン21を巻き
取るためのチェーン巻取り装置23等を有している。
ト5は全体としてY軸方向にプレスブレーキ3の幅より
も若干長めの第2板押えとしてのベースレール15と、
V溝切削刃17を備えると共に前記ベースレール15に
沿ってY軸方向(図1中左右方向)へ移動するキャレッ
ジ19と、このキャレッジ19を牽引するキャレッジ移
動装置であるチェーン21と、このチェーン21を巻き
取るためのチェーン巻取り装置23等を有している。
【0035】図3を参照するに、前記ベースレール15
は下部テーブル9の上端に通常下型であるダイの代わり
に取付板13を介して取付けられている。ベースレール
15は前側ブロック15Aと後側ブロック15Bを有し
ている。前側ブロック15Aの上端面には、支持部材2
5がボルト27により取付けられている。キャレッジ1
9に装着されているV溝切削刃17の前端(図4中右
端)の高さH1は支持部材25の高さと同じか、あるい
は若干出ているが、後端側(図4中左方向)に近づくに
従って高くなり、後端の高さH2は切削加工を行うV溝
VGの深さと同じ量だけ支持部材25よりも高くなって
いる。なお、V溝切削刃17は必ずしも多段でなく、一
刃でも構わない。
は下部テーブル9の上端に通常下型であるダイの代わり
に取付板13を介して取付けられている。ベースレール
15は前側ブロック15Aと後側ブロック15Bを有し
ている。前側ブロック15Aの上端面には、支持部材2
5がボルト27により取付けられている。キャレッジ1
9に装着されているV溝切削刃17の前端(図4中右
端)の高さH1は支持部材25の高さと同じか、あるい
は若干出ているが、後端側(図4中左方向)に近づくに
従って高くなり、後端の高さH2は切削加工を行うV溝
VGの深さと同じ量だけ支持部材25よりも高くなって
いる。なお、V溝切削刃17は必ずしも多段でなく、一
刃でも構わない。
【0036】また、後側ブロック15Bの上端面には、
フラットパンチFPにより押えられていない状態でワー
クWを移動可能に支持するためのベアリング29が、前
記支持部材25からわずかに上方に突出可能に設けられ
ている。このベアリング29は、フラットパンチFPに
よりワークWを押圧したときには下方へ没しワークWを
支持するようになっている。
フラットパンチFPにより押えられていない状態でワー
クWを移動可能に支持するためのベアリング29が、前
記支持部材25からわずかに上方に突出可能に設けられ
ている。このベアリング29は、フラットパンチFPに
よりワークWを押圧したときには下方へ没しワークWを
支持するようになっている。
【0037】なお、ベースレール15の後方(図3中右
方向)には、通常のプレスブレーキ3において使用され
ているバックゲージBGが前後方向(図3中左右方向)
に移動・位置決め自在に設けられており、ワークWの所
定位置にV溝加工を行う際にワークWを当接せしめて位
置決めするものである。
方向)には、通常のプレスブレーキ3において使用され
ているバックゲージBGが前後方向(図3中左右方向)
に移動・位置決め自在に設けられており、ワークWの所
定位置にV溝加工を行う際にワークWを当接せしめて位
置決めするものである。
【0038】後側ブロック15Aの内壁15Cにはチェ
ーン走行機構であるリニアガイドレールがY軸方向(図
3中紙面直交方向)に設けられている。また、後側ブロ
ック15Aの底壁15Dには、チェーン21が所定位置
を走行するように支持するチェーンガイド33が設けら
れている。
ーン走行機構であるリニアガイドレールがY軸方向(図
3中紙面直交方向)に設けられている。また、後側ブロ
ック15Aの底壁15Dには、チェーン21が所定位置
を走行するように支持するチェーンガイド33が設けら
れている。
【0039】図4および図7を併せて参照するに、前記
キャレッジ19の前後端部付近における前面(図3中右
側面、図4中紙面直交向こう側)には前記リニアガイド
レール31に沿ってY軸方向へ移動するスライダ35が
各々設けられており、キャレッジ19の中央付近にはV
溝切削刃17が上向きに突出して取付けられている。ま
た、キャレッジ19の前端部には、連結ブロック37を
介してチェーン21の他端(図1中左側端部)が連結さ
れている。この連結ブロック37は、前後(図3中左
右)にフランジ37Aを有しており、チェーン21が走
行時に前後にぶれないようにしている。
キャレッジ19の前後端部付近における前面(図3中右
側面、図4中紙面直交向こう側)には前記リニアガイド
レール31に沿ってY軸方向へ移動するスライダ35が
各々設けられており、キャレッジ19の中央付近にはV
溝切削刃17が上向きに突出して取付けられている。ま
た、キャレッジ19の前端部には、連結ブロック37を
介してチェーン21の他端(図1中左側端部)が連結さ
れている。この連結ブロック37は、前後(図3中左
右)にフランジ37Aを有しており、チェーン21が走
行時に前後にぶれないようにしている。
【0040】上記構成により、キャレッジ19がY軸方
向(図4中右方向)へ移動する際に、リニアガイドレー
ル31に沿って高さを変えることなく適正な姿勢を保持
して移動できるように支持しているので、V溝切削刃1
7が所定の高さを保持した状態でY軸方向右側へ移動す
ることになる。
向(図4中右方向)へ移動する際に、リニアガイドレー
ル31に沿って高さを変えることなく適正な姿勢を保持
して移動できるように支持しているので、V溝切削刃1
7が所定の高さを保持した状態でY軸方向右側へ移動す
ることになる。
【0041】再び図1および図2を併せて参照するに、
前記チェーン巻取り装置23は、ベースレール15の下
側に設けられている支持部材39により回転軸41を介
して回転自在に支持されているチェーンリール43と、
このチェーンリール43を歯車機構45を介してチェー
ンリール43を回転駆動するモータ47を有している。
前記チェーン巻取り装置23は、ベースレール15の下
側に設けられている支持部材39により回転軸41を介
して回転自在に支持されているチェーンリール43と、
このチェーンリール43を歯車機構45を介してチェー
ンリール43を回転駆動するモータ47を有している。
【0042】前記歯車機構45は、チェーンリール43
の外周部に設けられているギヤ部43Aと噛合してお
り、モータ47により歯車機構45を駆動せしめるとチ
ェーンリール43が回転駆動される。
の外周部に設けられているギヤ部43Aと噛合してお
り、モータ47により歯車機構45を駆動せしめるとチ
ェーンリール43が回転駆動される。
【0043】チェーンリール43の中心軸49には巻込
みゼンマイ51が設けられており、モータ47がチェー
ンリール43を図1中時針方向へ回転駆動することによ
りチェーンリール43を反時針方向へ回転させる力を貯
えるようになっている。従って、モータ47により回転
駆動していない状態では容易にチェーン21を引っ張り
だすことができるようになっている。また、チェーンリ
ール43にはチェーン21の一端(図1中右側端部)が
固定的に取付けられている。
みゼンマイ51が設けられており、モータ47がチェー
ンリール43を図1中時針方向へ回転駆動することによ
りチェーンリール43を反時針方向へ回転させる力を貯
えるようになっている。従って、モータ47により回転
駆動していない状態では容易にチェーン21を引っ張り
だすことができるようになっている。また、チェーンリ
ール43にはチェーン21の一端(図1中右側端部)が
固定的に取付けられている。
【0044】チェーン21の他端(図1中左側端部)は
前記キャレッジ19に取付けられている(図4および図
5参照)。
前記キャレッジ19に取付けられている(図4および図
5参照)。
【0045】上記構成により、モータ47が歯車機構4
5を介してチェーンリール43を図1中時針方向へ回転
させると、チェーン21が巻取られるのでキャレッジ1
9が図1中右方向へ移動する。キャレッジ19が右方向
へ移動した後にモータ47を停止させると、作業者は自
らの手でキャレッジ19を左方向へ容易に移動させるこ
とができる。
5を介してチェーンリール43を図1中時針方向へ回転
させると、チェーン21が巻取られるのでキャレッジ1
9が図1中右方向へ移動する。キャレッジ19が右方向
へ移動した後にモータ47を停止させると、作業者は自
らの手でキャレッジ19を左方向へ容易に移動させるこ
とができる。
【0046】次に、V溝加工の動作について説明する。
【0047】まず、バックゲージBGに当接させること
によりワークWの所定位置がV溝切削刃17の位置に位
置するように、予めバックゲージBGを前後移動して位
置決めしておく。また、V溝切削刃17を装着したキャ
レッジ19を図1中左側へ移動させて、ワークWの左側
へ位置決めしておく。
によりワークWの所定位置がV溝切削刃17の位置に位
置するように、予めバックゲージBGを前後移動して位
置決めしておく。また、V溝切削刃17を装着したキャ
レッジ19を図1中左側へ移動させて、ワークWの左側
へ位置決めしておく。
【0048】ワークWをベアリング29の上に載せて先
端がバックゲージBGに当接するまで押込み、ワークW
の位置決めが完了したら下部テーブル9を上昇させて、
V溝加工ユニット5の支持部材25とフラットパンチF
PによりワークWを挟んで固定する。
端がバックゲージBGに当接するまで押込み、ワークW
の位置決めが完了したら下部テーブル9を上昇させて、
V溝加工ユニット5の支持部材25とフラットパンチF
PによりワークWを挟んで固定する。
【0049】モータ47を駆動させチェーンリール43
を回転させてチェーン21を巻取ると、キャレッジ19
がベースレール15のリニアガイドレール31に沿って
図1中右方向へ移動する。V溝切削刃17の前端の高さ
は支持部材25よりも低いため、容易にワークWの下側
へもぐりこむ。そして、キャレッジ19の移動に伴いV
溝切削刃17の高さが次第に高くなるので、ワークWの
下面にV溝VGを切削して最終的にはV溝切削刃7の後
端の高さまでV溝VGを切削することになる。
を回転させてチェーン21を巻取ると、キャレッジ19
がベースレール15のリニアガイドレール31に沿って
図1中右方向へ移動する。V溝切削刃17の前端の高さ
は支持部材25よりも低いため、容易にワークWの下側
へもぐりこむ。そして、キャレッジ19の移動に伴いV
溝切削刃17の高さが次第に高くなるので、ワークWの
下面にV溝VGを切削して最終的にはV溝切削刃7の後
端の高さまでV溝VGを切削することになる。
【0050】キャレッジ19がワークWの右側まで移動
してV溝VGの切削が完了すると、モータ47を停止さ
せ、下部テーブル9を下降させてワークWを取出す。こ
のときには、ベアリング29がワークWを押し上げてい
るので、作業者は容易にワークWを取出すことができ
る。
してV溝VGの切削が完了すると、モータ47を停止さ
せ、下部テーブル9を下降させてワークWを取出す。こ
のときには、ベアリング29がワークWを押し上げてい
るので、作業者は容易にワークWを取出すことができ
る。
【0051】以上の結果から、従来より一般的に使用さ
れているプレスブレーキ3にV溝加工ユニット5を装着
して、ワークWにまっすぐなV溝VGを容易に加工する
ことができるので、装置のコストダウンを図ることがで
きる。また、新たな機械の設置スペースを必要としない
ので、省スペース化を図ることができる。
れているプレスブレーキ3にV溝加工ユニット5を装着
して、ワークWにまっすぐなV溝VGを容易に加工する
ことができるので、装置のコストダウンを図ることがで
きる。また、新たな機械の設置スペースを必要としない
ので、省スペース化を図ることができる。
【0052】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては既存のプレスブレーキ3を流用し
て、このプレスブレーキ3にV溝加工ユニット5を装着
してV溝加工を行うようにしたが、このようなプレスブ
レーキ3と同様の構成を有する加工機を専用のV溝加工
機1とすることも可能である。
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては既存のプレスブレーキ3を流用し
て、このプレスブレーキ3にV溝加工ユニット5を装着
してV溝加工を行うようにしたが、このようなプレスブ
レーキ3と同様の構成を有する加工機を専用のV溝加工
機1とすることも可能である。
【0053】また、前述の実施の形態においては、下部
テーブル9を上昇させる場合について説明したが、上部
テーブル7を下降させるようにしても全く同様である。
テーブル9を上昇させる場合について説明したが、上部
テーブル7を下降させるようにしても全く同様である。
【0054】また、前述の実施の形態においては、V溝
切削刃17を装着したキャレッジ19を移動させるチェ
ーン21の一端をチェーンリール43に取付け、他端を
キャレッジ19に取付けてチェーンリール43で巻取る
場合について説明したが、図9に示されるように、チェ
ーン53をエンドレス状として、右側の駆動スプロケッ
ト55および左側の従動スプロケット57に巻回すると
共に、アイドルスプロケット59、61によりチェーン
53に一定の張力を付勢して回転走行自在としてもよ
い。この場合には、加工後にキャレッジ19を図9中左
側へ移動させるときにはモータ47を逆転させることに
より自動で行うことができる。また、V溝切削刃17の
形状を、前端および後端を低く形成すると共に中央部が
高くなった山型にすることにより、チェーン53を往復
させてV溝加工を行うことも可能である。さらに、キャ
レッジ19を移動せしめるのに、チェーン21を用いた
例で説明したが、ワイヤ、ラックアンドピニオン、ベル
ト、ボールスクリュー等で行うようにしてもよい。
切削刃17を装着したキャレッジ19を移動させるチェ
ーン21の一端をチェーンリール43に取付け、他端を
キャレッジ19に取付けてチェーンリール43で巻取る
場合について説明したが、図9に示されるように、チェ
ーン53をエンドレス状として、右側の駆動スプロケッ
ト55および左側の従動スプロケット57に巻回すると
共に、アイドルスプロケット59、61によりチェーン
53に一定の張力を付勢して回転走行自在としてもよ
い。この場合には、加工後にキャレッジ19を図9中左
側へ移動させるときにはモータ47を逆転させることに
より自動で行うことができる。また、V溝切削刃17の
形状を、前端および後端を低く形成すると共に中央部が
高くなった山型にすることにより、チェーン53を往復
させてV溝加工を行うことも可能である。さらに、キャ
レッジ19を移動せしめるのに、チェーン21を用いた
例で説明したが、ワイヤ、ラックアンドピニオン、ベル
ト、ボールスクリュー等で行うようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるV溝加工方法では、上部テーブルと下部テーブルを
相対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働で
ワークを挟持し、この第1または第2板押えに沿ってV
溝切削用のV溝切削刃を移動させることによりワークに
V溝を切削加工するので、容易にまっすぐなV溝加工を
行うことができる。
よるV溝加工方法では、上部テーブルと下部テーブルを
相対的に接近させて第1板押えと第2板押えとの協働で
ワークを挟持し、この第1または第2板押えに沿ってV
溝切削用のV溝切削刃を移動させることによりワークに
V溝を切削加工するので、容易にまっすぐなV溝加工を
行うことができる。
【0056】請求項2の発明によるV溝加工方法では、
板押えをプレスブレーキの上部テーブルまたは下部テー
ブルの一方に装着させ、ガイド部材を上部テーブルまた
は下部テーブルの他方に装着するので、既存のプレスブ
レーキを用いて安価なV溝加工機とすることができる。
板押えをプレスブレーキの上部テーブルまたは下部テー
ブルの一方に装着させ、ガイド部材を上部テーブルまた
は下部テーブルの他方に装着するので、既存のプレスブ
レーキを用いて安価なV溝加工機とすることができる。
【0057】請求項3の発明によるV溝加工ユニットで
は、上部テーブルと下部テーブルを相対的に接近させて
板押えでワークを挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガ
イド部材に沿ってキャレッジを移動させることにより、
キャレッジに装着されているV溝切削用のV溝切削刃に
よりワークにV溝を切削加工するので、容易にまっすぐ
なV溝加工を行うことができる。
は、上部テーブルと下部テーブルを相対的に接近させて
板押えでワークを挟持し、キャレッジ移動装置が前記ガ
イド部材に沿ってキャレッジを移動させることにより、
キャレッジに装着されているV溝切削用のV溝切削刃に
よりワークにV溝を切削加工するので、容易にまっすぐ
なV溝加工を行うことができる。
【0058】請求項4の発明によるV溝加工ユニットで
は、キャレッジが板押えに設けられている前後の支持部
の間を移動するので、V溝切削加工時においてもワーク
は確実に保持されており、適正なV溝切削加工を行うこ
とができる。
は、キャレッジが板押えに設けられている前後の支持部
の間を移動するので、V溝切削加工時においてもワーク
は確実に保持されており、適正なV溝切削加工を行うこ
とができる。
【0059】請求項5の発明によるV溝加工ユニットで
は、チェーン走行機構によりチェーンを走行させるとチ
ェーンに取付けられたキャレッジが移動するので、キャ
レッジに装着されているV溝切削刃によりワークにまっ
すぐなV溝加工を行うことができる。
は、チェーン走行機構によりチェーンを走行させるとチ
ェーンに取付けられたキャレッジが移動するので、キャ
レッジに装着されているV溝切削刃によりワークにまっ
すぐなV溝加工を行うことができる。
【0060】請求項6の発明によるV溝加工ユニットで
は、キャレッジの移動に伴ってV溝切削刃の刃先の高さ
が徐々に高くなり、ワークに切削するV溝が徐々に深く
なるので、最終的に所望の深さのV溝を切削することが
できる。
は、キャレッジの移動に伴ってV溝切削刃の刃先の高さ
が徐々に高くなり、ワークに切削するV溝が徐々に深く
なるので、最終的に所望の深さのV溝を切削することが
できる。
【0061】請求項7の発明によるV溝加工機では、上
部テーブルと下部テーブルを相対的に接近させて第1板
押えと第2板押えとの協働でワークを挟持し、キャレッ
ジ移動装置が前記ガイド部材に沿ってキャレッジを移動
させることにより、キャレッジに装着されているV溝切
削用のV溝切削刃によりワークにV溝を切削加工するの
で、容易にまっすぐなV溝加工を行うことができる。
部テーブルと下部テーブルを相対的に接近させて第1板
押えと第2板押えとの協働でワークを挟持し、キャレッ
ジ移動装置が前記ガイド部材に沿ってキャレッジを移動
させることにより、キャレッジに装着されているV溝切
削用のV溝切削刃によりワークにV溝を切削加工するの
で、容易にまっすぐなV溝加工を行うことができる。
【0062】請求項8の発明によるV溝加工機では、キ
ャレッジが第2板押えに設けられている前後の支持部の
間を移動するので、V溝切削時においてもワークは確実
に保持されており、適正なV溝切削加工を行うことがで
きる。
ャレッジが第2板押えに設けられている前後の支持部の
間を移動するので、V溝切削時においてもワークは確実
に保持されており、適正なV溝切削加工を行うことがで
きる。
【0063】請求項9の発明によるV溝加工機では、既
存のプレスブレーキの上部テーブルまたは下部テーブル
の一方に支持部材を取付け、他方にガイド部材を取付け
てV溝加工を行うので、新たな設備スペースを設けるこ
となく、安価なV溝加工機を実現することができる。
存のプレスブレーキの上部テーブルまたは下部テーブル
の一方に支持部材を取付け、他方にガイド部材を取付け
てV溝加工を行うので、新たな設備スペースを設けるこ
となく、安価なV溝加工機を実現することができる。
【0064】請求項10の発明によるV溝加工機では、
チェーン走行機構によりチェーンを走行させると、チェ
ーンに取付けられたキャレッジが移動してキャレッジに
装着されているV溝切削刃によりワークにV溝を切削加
工するので、容易にまっすぐなV溝加工を行うことがで
きる。
チェーン走行機構によりチェーンを走行させると、チェ
ーンに取付けられたキャレッジが移動してキャレッジに
装着されているV溝切削刃によりワークにV溝を切削加
工するので、容易にまっすぐなV溝加工を行うことがで
きる。
【0065】請求項11の発明によるV溝加工機では、
キャレッジの移動に伴ってV溝切削刃の刃先の高さが徐
々に高くなり、ワークに切削するV溝が徐々に深くなる
ので、最終的に所望の深さのV溝を切削することができ
る。
キャレッジの移動に伴ってV溝切削刃の刃先の高さが徐
々に高くなり、ワークに切削するV溝が徐々に深くなる
ので、最終的に所望の深さのV溝を切削することができ
る。
【図1】この発明に係るV溝加工機の全体を示す正面図
である。
である。
【図2】図1中II方向から見たチェーン巻取り装置の側
面図である。
面図である。
【図3】V溝加工ユニットの側面図である。
【図4】キャレッジの拡大図である。
【図5】キャレッジとチェーンの取付部の拡大図であ
る。
る。
【図6】図4中VI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図4中VII −VII 線に沿った断面図である。
【図8】図4中VIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】キャレッジ移動装置としてのチェーンの別の実
施の形態である。
施の形態である。
【図10】V溝加工を行わない従来における曲げ加工製
品を示す斜視図である。
品を示す斜視図である。
【図11】V溝加工後に曲げ加工した製品を示す斜視図
である。
である。
【図12】V溝加工後の製品を示す斜視図である。
3 プレスブレーキ 5 V溝加工ユニット 9 上部テーブル 11 下部テーブル 15 ベースレール(第2板押え) 17 V溝切削刃 19 キャレッジ 21、53 チェーン(キャレッジ移動装置) 23 チェーン巻取り装置 27 付勢部材 31 LMガイドレール(チェーン走行機構) FP フラットパンチ(第1板押え) W ワーク
Claims (11)
- 【請求項1】 相対的に接近・離反する上部テーブルま
たは下部テーブルの一方に設けられたワーク押圧用の第
1板押えにより前記上部テーブルまたは下部テーブルの
他方に設けられた第2板押えにワークを押付け、前記第
1又は第2板押えに沿ってV溝切削刃を移動させてワー
クにV溝を切削すること、を特徴とするV溝加工方法。 - 【請求項2】 前記上部テーブルおよび下部テーブル
が、プレスブレーキの上部テーブルおよび下部テーブル
であること、を特徴とする請求項1記載のV溝加工方
法。 - 【請求項3】 ワークにV溝加工を行うための前記ワー
クを押える板押えと、この板押えに沿って移動自在に支
持されると共にワークにV溝を切削するV溝切削刃を備
えたキャレッジと、このキャレッジを前記板押えに沿っ
て移動させるべく前記板押えに設けられたキャレッジ移
動装置と、を備えてなることを特徴とするV溝加工ユニ
ット。 - 【請求項4】 前記板押えが、前後の支持部を有すると
共に、この前後の支持部の間において長手方向に前記キ
ャレッジが移動するものであることを特徴とする請求項
3記載のV溝加工ユニット。 - 【請求項5】 前記キャレッジ移動装置が、前記キャレ
ッジに取付けられたチェーンと、このチェーンを走行さ
せるチェーン走行機構とを備えてなること、を特徴とす
る請求項3記載のV溝加工ユニット。 - 【請求項6】 前記V溝切削刃が、前記キャレッジから
ワーク側に突出して設けられると共に、切断方向前側か
ら後側にかけて刃先の高さが段階的に高く設けられてい
ること、を特徴とする請求項3記載のV溝加工ユニッ
ト。 - 【請求項7】 相対的に接近・離反する上部テーブルま
たは下部テーブルの一方に設けられたワーク押圧用の第
1板押えと、この第1板押えとの協働によりワークを挟
持すべく前記上部テーブルまたは下部テーブルの他方に
沿って着脱自在に設けられた第2板押えと、この第2板
押えに沿って移動自在に支持されると共にワークにV溝
を切削するV溝切削刃を備えたキャレッジと、このキャ
レッジを前記ガイド部材に沿って移動させるべく設けら
れたキャレッジ移動装置と、を備えてなることを特徴と
するV溝加工機。 - 【請求項8】 前記第2板押えが前後の支持部を有する
と共に、この前後の支持部の間において、長手方向に前
記キャレッジが移動するものであることを特徴とする請
求項7記載のV溝加工機。 - 【請求項9】 前記上部テーブルおよび下部テーブル
が、プレスブレーキの上部テーブルおよび下部テーブル
であること、を特徴とする請求項7記載のV溝加工機。 - 【請求項10】 前記キャレッジ移動装置が、前記キャ
レッジに取付けられたチェーンと、このチェーンを走行
させるチェーン走行機構とを備えてなること、を特徴と
する請求項7記載のV溝加工機。 - 【請求項11】 前記V溝切削刃が、前記キャレッジか
らワーク側に突出して設けられると共に、切断方向前側
から後側にかけて刃先の高さが段階的に高く設けられて
いること、を特徴とする請求項7記載のV溝加工機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19007997A JPH1133813A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | V溝加工方法およびv溝加工ユニット並びにv溝加工機 |
EP98305487A EP0891822A1 (en) | 1997-07-15 | 1998-07-10 | Apparatus and method for cutting a v-shaped groove in a sheet of material |
TW87111375A TW414734B (en) | 1997-07-15 | 1998-07-14 | V-shape groove cutting method, V-shape groove cutting unit and V-shape groove cutting machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19007997A JPH1133813A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | V溝加工方法およびv溝加工ユニット並びにv溝加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1133813A true JPH1133813A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16252021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19007997A Pending JPH1133813A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | V溝加工方法およびv溝加工ユニット並びにv溝加工機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0891822A1 (ja) |
JP (1) | JPH1133813A (ja) |
TW (1) | TW414734B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100377818C (zh) * | 2005-03-03 | 2008-04-02 | 李相勋 | 具有双工具台和双夹具的v槽加工装置及v槽加工方法 |
CN110479863A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 厦门恒宇源工贸有限公司 | 一种u型槽钢加工方法及加工设备 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100466607B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2005-01-15 | 김동선 | 절곡선 가공용 멀티 v-커팅 및 선긋기 장치 |
CN102476218B (zh) * | 2010-11-22 | 2014-07-23 | 福州钜全汽车配件有限公司 | 一种活塞挡环钉放气槽加工机 |
CN114472619B (zh) * | 2022-01-26 | 2023-10-20 | 湖北凯圣汽车转向***有限公司 | 基于机械加工的快速压制成型装置 |
CN116329959B (zh) * | 2023-05-05 | 2024-04-26 | 无锡市质谨机械科技有限公司 | 一种刨割一体的立式刨槽机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2206513B (en) * | 1987-07-08 | 1991-11-06 | Amada Co Ltd | V-shaped groove forming machine and its control method |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP19007997A patent/JPH1133813A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-10 EP EP98305487A patent/EP0891822A1/en not_active Withdrawn
- 1998-07-14 TW TW87111375A patent/TW414734B/zh active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100377818C (zh) * | 2005-03-03 | 2008-04-02 | 李相勋 | 具有双工具台和双夹具的v槽加工装置及v槽加工方法 |
CN110479863A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 厦门恒宇源工贸有限公司 | 一种u型槽钢加工方法及加工设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0891822A1 (en) | 1999-01-20 |
TW414734B (en) | 2000-12-11 |
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