JPH11334383A - 高水圧対応ウエザーストリップ - Google Patents

高水圧対応ウエザーストリップ

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JPH11334383A
JPH11334383A JP10142475A JP14247598A JPH11334383A JP H11334383 A JPH11334383 A JP H11334383A JP 10142475 A JP10142475 A JP 10142475A JP 14247598 A JP14247598 A JP 14247598A JP H11334383 A JPH11334383 A JP H11334383A
Authority
JP
Japan
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lip
sub
water pressure
high water
main seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10142475A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakaike
利夫 中池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高水圧によってサブリップが反転して水が室
内へ侵入する問題を解決する。 【解決手段】 ボディ30に圧接する中空状の中空メイ
ンシール11と、ボディ30に圧接し高水圧が中空メイ
ンシール11に直撃するのを防止するサブリップ12
と、ドアフレーム20に圧接し、潜り水が室内へ侵入す
るのを阻止する水切りリップ13とを有する高水圧対応
ウエザーストリップ10において、中空メインシール1
1に、ドア閉時ではサブリップ12に当接せず、サブリ
ップ12が高水圧によって室内側へ弾性変形した際にの
み圧接し、サブリップ12のそれ以上の弾性変形を阻止
するストッパー15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、洗車時等におけ
る高水圧を受けても、水の室内への侵入を確実に防止す
ることのできる高水圧対応ウエザーストリップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 図1および図2を参考にして説明す
る。自動車のドアに取付けられ、水、音、埃等をシール
することを目的とした、中空メインシール51とサブリ
ップ52と水切りリップ53とを有するウエザーストリ
ップ50にあっては、洗車時等において車外から加わる
高水圧に対して、サブリップ52で水の中空メインシー
ル51への直撃を防止すると共に、水切りリップ53で
潜り水の室内への水漏れを防止することとしている。
【0003】こうした構成のウエザーストリップ50
は、中空メインシール51を弾性変形し易い構造とする
ために、サブリップ52との間に大きな凹部Hを形成し
ているが、この凹部Hを形成したためにサブリップ52
が長くなり、サブリップ52全体の剛性が低下する結果
となっている。
【0004】そのため、図3に示すように、ドア閉時に
おいて高水圧が負荷された状態では、サブリップ52が
水圧によって室内側へ反転し、サブリップ52の上方に
形成される空隙Sから水が凹部Hおよび室内へ侵入する
のを許してしまう。それと同時に、水切りリップ53と
ドアフレーム20との間にも隙間Gが発生し、その隙間
Gからも潜り水が室内へ侵入してしまうという問題が発
生していた。
【0005】また、従来、図4に示すように、実公平1
−21851にて中空メインシール51に突起部54を
設け、ドア閉時に、この突起部54をサブリップ52に
圧接させる構成のウエザーストリップ50が創案されて
いる。しかし、この従来のウエザーストリップ50は、
サブリップ52の上端部とボディ30との間に大きな空
隙Sが存在し、基本的に、高水圧に対応できるものとは
なっていない。
【0006】また、ドア閉時に突起部54がサブリップ
52に圧接する構成となっているので、中空メインシー
ル51とサブリップ52とが不必要に干渉し合う。従っ
て、それぞれがボディ30およびドアフレーム20に対
して独自に適切な力で圧接して高いシール性を発揮する
といった好ましい形態とはなっていない。
【0007】また、両者が干渉し合う構成となっている
ことで、ドア閉時に中空メインシール51の弾性変形が
抑制されるので必要以上に大きな閉止力を必要とし、ド
アの開閉操作が行い難いものとなっている。特に、ドア
フレーム20とボディ30の建付けにばらつきがある場
合、この欠点は顕著に現れる。
【0008】従って、この従来技術は、高水圧に十分対
応することができず、また、通常のウエザーストリップ
としても解決すべき課題を残すものとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来のウエザーストリップ50は、高水圧によっ
てサブリップ52が反転する等して水が室内へ侵入した
り、また、突起部54を設けたものにあっては、中空メ
インシール51とサブリップ52とが干渉し合うのでシ
ール性に問題があると共に、ドアの開閉が行い難いこと
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】 図1および図5乃至図
8を参考にして説明する。本発明は、基底部14がリテ
ーナー21に取付けられ、室内側がボディ30に圧接す
る中空状の中空メインシール11と、上端部がボディ3
0に圧接し高水圧が中空メインシール11に直撃するの
を防止するサブリップ12と、先端部がドアフレーム2
0に圧接し、潜り水が室内へ侵入するのを阻止する水切
りリップ13とを有する高水圧対応ウエザーストリップ
10において、中空メインシール11にストッパー15
を突設し、このストッパー15を、その先端部が、ドア
閉時ではサブリップ12に当接せず、サブリップ12が
高水圧によって室内側へ弾性変形しつつもその上端部が
未だボディ30に圧接しており、かつ水切りリップ13
が未だドアフレーム20に圧接している状態で、サブリ
ップ12に圧接し、サブリップ12のそれ以上の弾性変
形を阻止してなるものとしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明の実施形態に係る高水圧
対応ウエザーストリップ10は、基底部14がリテーナ
ー21に取付けられ、室内側がボディ30に圧接する中
空状の中空メインシール11と、上端部がボディ30に
圧接し高水圧が中空メインシール11に直撃するのを防
止するサブリップ12と、先端部がドアフレーム20に
圧接し、潜り水が室内へ侵入するのを阻止する水切りリ
ップ13とを有する高水圧対応ウエザーストリップ10
において、その中空メインシール11のサブリップ12
に対向する面にストッパー15を突設して構成した。
【0012】そして、このストッパー15を、その先端
部が、ドア閉時ではサブリップ12に当接せず、サブリ
ップ12が高水圧によって室内側へ弾性変形しつつもそ
の上端部が未だボディ30に圧接しており、かつ水切り
リップ13が未だドアフレーム20に圧接している状態
で、サブリップ12に圧接し、サブリップ12のそれ以
上の弾性変形を阻止してなることを特徴としている。
【0013】作用について説明する。この高水圧対応ウ
エザーストリップ10をドアのリテーナー21に取付
け、ドアを閉めた状態では、図5乃至図7に示すよう
に、ストッパー15の先端部はサブリップ12に当接し
ないように構成したので、中空メインシール11とサブ
リップ12とは相互に干渉し合うことがなく、よってそ
れぞれ適切な力で圧接し、安定したシール作用を発揮す
る。また、水切りリップ13もその先端部がドアフレー
ム20に圧接し、潜り水の室内への侵入を未然に阻止す
る。
【0014】洗車時等において高水圧が作用した場合、
図8に示すように、サブリップ12はその圧力によって
下端部を支点として室内側へ弾性変形するが、中空メイ
ンシール11から突設したストッパー15の先端部がサ
ブリップ12に圧接してサブリップ12のそれ以上の弾
性変形を阻止する。
【0015】この状態で、サブリップ12の上端部がボ
ディ30に未だ圧接しており、また、水切りリップ13
もドアフレーム20に圧接しているので、水が、サブリ
ップ12上端部とボディ30との間、および水切りリッ
プ13とドアフレーム20との間を通って室内へ侵入す
るのを確実に防止することができる。
【0016】なお、ストッパー15の形状は限定される
ものではなく、例えば、図5に示すようにやや上向き加
減に構成したもの、図6に示すようにやや下向き加減に
構成したもの、図7に示すように大きく上向きに構成し
たもの等、さまざまなものが可能である。
【0017】
【発明の効果】 本発明は、中空メインシール11にス
トッパー15を突設したので、通常のドア閉時では、中
空メインシール11とサブリップ12とは相互に干渉し
合うことがなく、よってそれぞれ安定したシール作用を
発揮する。また、水切りリップ13もその先端部がドア
フレーム20に圧接し、潜り水の室内への侵入を未然に
阻止する。従って、高いシール性を発揮する。
【0018】また、高水圧が作用した場合、ストッパー
15の先端部が室内側へ弾性変形したサブリップ12に
圧接してサブリップ12のそれ以上の弾性変形を阻止
し、この状態で、サブリップ12の上端部がボディ30
に未だ圧接しており、また、水切りリップ13もドアフ
レーム20に圧接しているので、水が室内へ侵入するの
を確実に防止することができる。
【0019】なお、本発明は高水圧に対応できるもので
あり、よって風漏れ音を遮断する効果も当然に発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の全体を示す側面図である。
【図2】一従来例であって、図1におけるA−A線切断
端面図である。
【図3】図2に示す一従来例において、サブリップ12
に高水圧が作用した際の状態を示す断面図である。
【図4】他の従来例であって、図1におけるA−A線切
断端面図である。
【図5】本発明の一実施態様を示すもので、図1におけ
るA−A線切断端面図である。
【図6】本発明の他の実施態様を示すもので、図1にお
けるA−A線切断端面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施態様を示すもので、図
1におけるA−A線切断端面図である。
【図8】図5に示す本発明の一実施態様において、サブ
リップ12に高水圧が作用した際の状態を示すA−A線
切断端面である。
【符号の説明】
10 高水圧対応ウエザーストリップ 11 中空メインシール 12 サブリップ 13 水切りリップ 14 基底部 15 ストッパー 20 ドアフレーム 21 リテーナー 30 ボディ 50 ウエザーストリップ 51 中空メインシール 52 サブリップ 53 水切りリップ 54 突起部 H 凹部 G 隙間 S 空隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基底部(14)がリテーナー(21)に
    取付けられ、室内側がボディ(30)に圧接する中空状
    の中空メインシール(11)と、上端部がボディ(3
    0)に圧接し高水圧が中空メインシール(11)に直撃
    するのを防止するサブリップ(12)と、先端部がドア
    フレーム(20)に圧接し、潜り水が室内へ侵入するの
    を阻止する水切りリップ(13)とを有する高水圧対応
    ウエザーストリップ(10)において、中空メインシー
    ル(11)にストッパー(15)を突設し、このストッ
    パー(15)を、その先端部が、ドア閉時ではサブリッ
    プ(12)に当接せず、サブリップ(12)が高水圧に
    よって室内側へ弾性変形しつつもその上端部が未だボデ
    ィ(30)に圧接しており、かつ水切りリップ(13)
    が未だドアフレーム(20)に圧接している状態で、サ
    ブリップ(12)に圧接して、サブリップ(12)のそ
    れ以上の弾性変形を阻止してなるものとしたことを特徴
    とする高水圧対応ウエザーストリップ。
JP10142475A 1998-05-25 1998-05-25 高水圧対応ウエザーストリップ Pending JPH11334383A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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