JPH11334128A - 多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタ - Google Patents
多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタInfo
- Publication number
- JPH11334128A JPH11334128A JP14599798A JP14599798A JPH11334128A JP H11334128 A JPH11334128 A JP H11334128A JP 14599798 A JP14599798 A JP 14599798A JP 14599798 A JP14599798 A JP 14599798A JP H11334128 A JPH11334128 A JP H11334128A
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- thermal energy
- heating element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】二色以上の印字発色を高速に行うことのできる
サーマルヘッド及びサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】この多色同時印字式サーマルヘッドは、熱
エネルギーを直接感熱紙に加える発熱素子５と、不図示
の上位装置から送信される印字色データから印字色別に
熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱素子５に供
給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅と
を算出する熱エネルギー決定回路３とを備える。また、
印字色別数の供給電圧を供給する電圧供給端子６，７と
印字色別数の印加パルスを供給する印加パルス供給端子
８，９とを設け供給電圧と印加パルスとに基づいて発熱
素子５を駆動するドライブ回路４を備える。
サーマルヘッド及びサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】この多色同時印字式サーマルヘッドは、熱
エネルギーを直接感熱紙に加える発熱素子５と、不図示
の上位装置から送信される印字色データから印字色別に
熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱素子５に供
給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅と
を算出する熱エネルギー決定回路３とを備える。また、
印字色別数の供給電圧を供給する電圧供給端子６，７と
印字色別数の印加パルスを供給する印加パルス供給端子
８，９とを設け供給電圧と印加パルスとに基づいて発熱
素子５を駆動するドライブ回路４を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は多色同時印字式サー
マルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタに関
する。
マルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のサーマルヘッドは、印字発色を行
うための手段としてサーマルヘッドの熱を直接に感熱紙
に加え印字発色を行うために、外部回路にて印加エネル
ギーを決定し印字発色を行っていた。
うための手段としてサーマルヘッドの熱を直接に感熱紙
に加え印字発色を行うために、外部回路にて印加エネル
ギーを決定し印字発色を行っていた。
【０００３】近年、感熱紙の特性も一色発色のものから
一枚の感熱紙に二色以上発色するものが開発され、一回
の印字動作にて印字できる範囲にて二色以上の発色を行
うことが要求されるようになった。この要請に応えるた
めに、従来のサーマルヘッドでは一色毎に熱エネルギー
を外部回路で決定し、サーマルヘッドを制御し発色数の
回数だけ同じ印字範囲に対し印字動作を行うことで二色
以上の発色を可能としてきた。
一枚の感熱紙に二色以上発色するものが開発され、一回
の印字動作にて印字できる範囲にて二色以上の発色を行
うことが要求されるようになった。この要請に応えるた
めに、従来のサーマルヘッドでは一色毎に熱エネルギー
を外部回路で決定し、サーマルヘッドを制御し発色数の
回数だけ同じ印字範囲に対し印字動作を行うことで二色
以上の発色を可能としてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来のサーマルヘ
ッドにおける問題点は、印字速度が遅くなる、というこ
とである。その理由は、従来のサーマルヘッドは、図３
に示すように、熱エネルギーを決定する論理回路が無
く、また、電圧供給端子６と印加パルス供給端子８とが
複数ないので発熱素子５の印加エネルギーを独立して決
定できないため、一回の印加動作で発色させることので
きる発色数は一色に固定されていた。この為、同一印字
範囲で二色以上の発色をさせるためには、同一印字範囲
内で発色する色毎に印加データを印加データレジスタ１
０に転送し、外部回路にてその発色に必用な熱エネルギ
ーを決定し、サーマルヘッドの印加パルス又は供給電圧
をコントロールすることを数回繰り返す必用があり、複
数の発色を行うためには発色数と同じ回数の印加動作を
行う必要がある。
ッドにおける問題点は、印字速度が遅くなる、というこ
とである。その理由は、従来のサーマルヘッドは、図３
に示すように、熱エネルギーを決定する論理回路が無
く、また、電圧供給端子６と印加パルス供給端子８とが
複数ないので発熱素子５の印加エネルギーを独立して決
定できないため、一回の印加動作で発色させることので
きる発色数は一色に固定されていた。この為、同一印字
範囲で二色以上の発色をさせるためには、同一印字範囲
内で発色する色毎に印加データを印加データレジスタ１
０に転送し、外部回路にてその発色に必用な熱エネルギ
ーを決定し、サーマルヘッドの印加パルス又は供給電圧
をコントロールすることを数回繰り返す必用があり、複
数の発色を行うためには発色数と同じ回数の印加動作を
行う必要がある。
【０００５】本発明の目的は、二色以上の印字発色を高
速に行うことのできる多色同時印字式サーマルヘッドお
よびそれを使用したサーマルプリンタを提供することに
ある。
速に行うことのできる多色同時印字式サーマルヘッドお
よびそれを使用したサーマルプリンタを提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の多色同時印字式
サーマルヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発
色する感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素
子と、上位装置から送信される印字色データから印字色
別に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発
熱素子に供給する所定幅の印加パルスに対応した印字色
別の供給電圧を算出する熱エネルギー決定回路と、前記
印加パルスを供給する印加パルス供給端子と前記供給電
圧を供給する前記印字色別数の電圧供給端子とを設け前
記印加パルスと前記供給電圧とに基づいて前記発熱素子
を駆動するドライブ回路とを備える。
サーマルヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発
色する感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素
子と、上位装置から送信される印字色データから印字色
別に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発
熱素子に供給する所定幅の印加パルスに対応した印字色
別の供給電圧を算出する熱エネルギー決定回路と、前記
印加パルスを供給する印加パルス供給端子と前記供給電
圧を供給する前記印字色別数の電圧供給端子とを設け前
記印加パルスと前記供給電圧とに基づいて前記発熱素子
を駆動するドライブ回路とを備える。
【０００７】また、本発明のサーマルプリンタは、与え
られた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前記
熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送信
される印字色データから印字色別に前記熱エネルギーを
決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する所定幅
の印加パルスに対応した印字色別の供給電圧を算出する
熱エネルギー決定回路と、前記印加パルスを供給する印
加パルス供給端子と前記供給電圧を供給する前記印字色
別数の電圧供給端子とを設け前記印加パルスと前記供給
電圧とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路
とから成るサーマルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬
送手段とを備える。
られた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前記
熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送信
される印字色データから印字色別に前記熱エネルギーを
決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する所定幅
の印加パルスに対応した印字色別の供給電圧を算出する
熱エネルギー決定回路と、前記印加パルスを供給する印
加パルス供給端子と前記供給電圧を供給する前記印字色
別数の電圧供給端子とを設け前記印加パルスと前記供給
電圧とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路
とから成るサーマルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬
送手段とを備える。
【０００８】さらに、本発明の多色同時印字式サーマル
ヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色する感
熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上
位装置から送信される印字色データから印字色別に前記
熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱素子に
供給する所定供給電圧に対応した印字色別の印加パルス
幅を算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を
供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給する印加
パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加パルス
とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路とを
備える。
ヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色する感
熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上
位装置から送信される印字色データから印字色別に前記
熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱素子に
供給する所定供給電圧に対応した印字色別の印加パルス
幅を算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を
供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給する印加
パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加パルス
とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路とを
備える。
【０００９】さらに、本発明のサーマルプリンタは、与
えられた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前
記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送
信される印字色データから印字色別に前記熱エネルギー
を決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する所定
供給電圧に対応した印字色別の印加パルス幅を算出する
熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を供給する電圧
供給端子と前記印加パルスを供給する印加パルス供給端
子とを設け前記供給電圧と前記印加パルスとに基づいて
前記発熱素子を駆動するドライブ回路とから成るサーマ
ルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬送手段とを備え
る。
えられた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前
記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送
信される印字色データから印字色別に前記熱エネルギー
を決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する所定
供給電圧に対応した印字色別の印加パルス幅を算出する
熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を供給する電圧
供給端子と前記印加パルスを供給する印加パルス供給端
子とを設け前記供給電圧と前記印加パルスとに基づいて
前記発熱素子を駆動するドライブ回路とから成るサーマ
ルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬送手段とを備え
る。
【００１０】さらに、本発明の多色同時印字式サーマル
ヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色する感
熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上
位装置から送信される印字色データから印字色別に前記
熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱素子に
供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅
とを算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を
供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給する印加
パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加パルス
とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路とを
備える。
ヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色する感
熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上
位装置から送信される印字色データから印字色別に前記
熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱素子に
供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅
とを算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を
供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給する印加
パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加パルス
とに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回路とを
備える。
【００１１】さらに、本発明のサーマルプリンタは、与
えられた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前
記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送
信される印字色データから印字色別に前記熱エネルギー
を決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する印字
色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅とを算出する
熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を供給する電圧
供給端子と前記印加パルスを供給する印加パルス供給端
子とを設け前記供給電圧と前記印加パルスとに基づいて
前記発熱素子を駆動するドライブ回路とから成るサーマ
ルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬送手段とを備え
る。
えられた熱エネルギーに応じて発色する感熱紙に直接前
記熱エネルギーを印加する発熱素子と、上位装置から送
信される印字色データから印字色別に前記熱エネルギー
を決定し、それに基づいて前記発熱素子に供給する印字
色別の供給電圧と印字色別の印加パルス幅とを算出する
熱エネルギー決定回路と、前記供給電圧を供給する電圧
供給端子と前記印加パルスを供給する印加パルス供給端
子とを設け前記供給電圧と前記印加パルスとに基づいて
前記発熱素子を駆動するドライブ回路とから成るサーマ
ルヘッドと、前記感熱紙を搬送する搬送手段とを備え
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【００１３】本発明の一実施の形態をブロックで示す図
１を参照すると、この実施の形態の多色同時印字式サー
マルヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接熱エネルギーを印加する発熱素子５と、
不図示の上位装置から送信される印字色データから印字
色別に熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱素子
５に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パル
ス幅とを算出する熱エネルギー決定回路３と、印字色別
数の供給電圧を供給する電圧供給端子６，７と印字色別
数の印加パルスを供給する印加パルス供給端子８，９と
を設け供給電圧と印加パルスとに基づいて発熱素子５を
駆動するドライブ回路４とから構成されている。
１を参照すると、この実施の形態の多色同時印字式サー
マルヘッドは、与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接熱エネルギーを印加する発熱素子５と、
不図示の上位装置から送信される印字色データから印字
色別に熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱素子
５に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パル
ス幅とを算出する熱エネルギー決定回路３と、印字色別
数の供給電圧を供給する電圧供給端子６，７と印字色別
数の印加パルスを供給する印加パルス供給端子８，９と
を設け供給電圧と印加パルスとに基づいて発熱素子５を
駆動するドライブ回路４とから構成されている。
【００１４】発色データレジスタ１は上位装置から送信
される印字可否情報を、発色データレジスタ２は上位装
置から送信される色指定情報を、各々の発熱素子５ごと
に記憶する。熱エネルギー決定回路３は発色データレジ
スタ１，２から得られる印字色データから各々の発熱素
子５ごとに熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱
素子５に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加
パルス幅とを算出する。
される印字可否情報を、発色データレジスタ２は上位装
置から送信される色指定情報を、各々の発熱素子５ごと
に記憶する。熱エネルギー決定回路３は発色データレジ
スタ１，２から得られる印字色データから各々の発熱素
子５ごとに熱エネルギーを決定し、それに基づいて発熱
素子５に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加
パルス幅とを算出する。
【００１５】図２はこの実施の形態で使用する感熱紙の
発色特性の一例を示す図である。図２において、横軸は
サーマルヘッドの発熱素子が発生する熱エネルギーを、
縦軸は感熱紙の発色濃度を表している。図２に示すよう
に、この感熱紙の赤色は黒の発色に必要な熱エネルギー
より低い領域の熱エネルギーで発色する。この実施の形
態で使用する感熱紙の発色特性は、図２に示すもののみ
である必要はなく、赤または黒各色の発色特性が印加さ
れる熱エネルギーにより分離していれば良い。
発色特性の一例を示す図である。図２において、横軸は
サーマルヘッドの発熱素子が発生する熱エネルギーを、
縦軸は感熱紙の発色濃度を表している。図２に示すよう
に、この感熱紙の赤色は黒の発色に必要な熱エネルギー
より低い領域の熱エネルギーで発色する。この実施の形
態で使用する感熱紙の発色特性は、図２に示すもののみ
である必要はなく、赤または黒各色の発色特性が印加さ
れる熱エネルギーにより分離していれば良い。
【００１６】次に、この実施の形態の動作につき説明す
る。まず、サーマルヘッドの熱エネルギー決定回路３の
熱エネルギーの決定論理について図１を用いて説明す
る。
る。まず、サーマルヘッドの熱エネルギー決定回路３の
熱エネルギーの決定論理について図１を用いて説明す
る。
【００１７】サーマルヘッドは、発熱素子５の抵抗値が
決定されると次式で熱エネルギーは決定される。 熱エネルギー＝（（供給電圧）2×印加パルス時間）／発熱素子の抵抗値 …（式１） 熱エネルギー決定回路３は発色データレジスタ１,２か
ら印字色データを得る。各色に対し熱エネルギーが感熱
紙の発色特性により決定されるため、発色データレジス
タ１,２に記憶されている情報の組み合わせにより熱エ
ネルギーは決定される。決定された熱エネルギーからド
ライブ回路４に供給される供給電圧及び印加パルス幅が
算出される。これに基づいて二色印字の場合には供給電
圧及び印加パルス幅はそれぞれ二種類でよいので、熱エ
ネルギー決定回路３は、供給電圧端子６,７のドライブ
回路４への供給選択と印加パルス供給端子８,９のドラ
イブ回路４への供給選択とを行う。各熱エネルギー決定
回路３は独立的に動作するので、これにより一回の印加
動作にて個別に発熱素子５の熱エネルギーを設定でき一
回の印加動作にて二色以上の印字が可能となる。
決定されると次式で熱エネルギーは決定される。 熱エネルギー＝（（供給電圧）2×印加パルス時間）／発熱素子の抵抗値 …（式１） 熱エネルギー決定回路３は発色データレジスタ１,２か
ら印字色データを得る。各色に対し熱エネルギーが感熱
紙の発色特性により決定されるため、発色データレジス
タ１,２に記憶されている情報の組み合わせにより熱エ
ネルギーは決定される。決定された熱エネルギーからド
ライブ回路４に供給される供給電圧及び印加パルス幅が
算出される。これに基づいて二色印字の場合には供給電
圧及び印加パルス幅はそれぞれ二種類でよいので、熱エ
ネルギー決定回路３は、供給電圧端子６,７のドライブ
回路４への供給選択と印加パルス供給端子８,９のドラ
イブ回路４への供給選択とを行う。各熱エネルギー決定
回路３は独立的に動作するので、これにより一回の印加
動作にて個別に発熱素子５の熱エネルギーを設定でき一
回の印加動作にて二色以上の印字が可能となる。
【００１８】本発明の他の実施の形態として、電圧供給
端子６,７を一つにして印加パルス供給端子８,９のみを
選択してドライブ回路４に供給しても式１の供給電圧が
固定されるだけであり二色以上の印字は可能である。ま
た、逆に印加パルス供給端子を一つで電圧供給端子６,
７のみを選択してドライブ回路４に供給しても式１の印
加パルス時間が固定されるだけであり二色以上の印字は
可能である。また、発色データレジスタの数や供給電圧
端子数、印加パルス供給端子数をそれぞれ増やすことで
熱エネルギーの設定量が増えるため、一回の印加動作に
て様々な色の設定ができることはいうまでもない。
端子６,７を一つにして印加パルス供給端子８,９のみを
選択してドライブ回路４に供給しても式１の供給電圧が
固定されるだけであり二色以上の印字は可能である。ま
た、逆に印加パルス供給端子を一つで電圧供給端子６,
７のみを選択してドライブ回路４に供給しても式１の印
加パルス時間が固定されるだけであり二色以上の印字は
可能である。また、発色データレジスタの数や供給電圧
端子数、印加パルス供給端子数をそれぞれ増やすことで
熱エネルギーの設定量が増えるため、一回の印加動作に
て様々な色の設定ができることはいうまでもない。
【００１９】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一回の印加動作にて発熱素子毎の熱エネルギーを制御で
きるので多色の高速印字を実現したサーマルヘッドが提
供される。
一回の印加動作にて発熱素子毎の熱エネルギーを制御で
きるので多色の高速印字を実現したサーマルヘッドが提
供される。
【００２１】また、前述のサーマルヘッドをプリンタに
使用することで多色の高速印字を実現したサーマルプリ
ンタが供給される。
使用することで多色の高速印字を実現したサーマルプリ
ンタが供給される。
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
である。
【図２】この実施の形態で使用する感熱紙の発色特性の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図３】従来例の構成を示すブロック図である。
１ 発色データレジスタ ２ 発色データレジスタ ３ 熱エネルギー決定回路 ４ ドライブ回路 ５ 発熱素子 ６ 電圧供給端子 ７ 電圧供給端子 ８ 印加パルス供給端子 ９ 印加パルス供給端子
Claims (6)
- 【請求項１】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する所定幅の印加パルスに対応した印字色別
の供給電圧を算出する熱エネルギー決定回路と、前記印
加パルスを供給する印加パルス供給端子と前記供給電圧
を供給する前記印字色別数の電圧供給端子とを設け前記
印加パルスと前記供給電圧とに基づいて前記発熱素子を
駆動するドライブ回路とを備えることを特徴とする多色
同時印字式サーマルヘッド。 - 【請求項２】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する所定幅の印加パルスに対応した印字色別
の供給電圧を算出する熱エネルギー決定回路と、前記印
加パルスを供給する印加パルス供給端子と前記供給電圧
を供給する前記印字色別数の電圧供給端子とを設け前記
印加パルスと前記供給電圧とに基づいて前記発熱素子を
駆動するドライブ回路とから成るサーマルヘッドと、前
記感熱紙を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とす
るサーマルプリンタ。 - 【請求項３】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する所定供給電圧に対応した印字色別の印加
パルス幅を算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給
電圧を供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給す
る印加パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加
パルスとに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回
路とを備えることを特徴とする多色同時印字式サーマル
ヘッド。 - 【請求項４】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する所定供給電圧に対応した印字色別の印加
パルス幅を算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給
電圧を供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給す
る印加パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加
パルスとに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回
路とから成るサーマルヘッドと、前記感熱紙を搬送する
搬送手段とを備えることを特徴とするサーマルプリン
タ。 - 【請求項５】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パ
ルス幅とを算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給
電圧を供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給す
る印加パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加
パルスとに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回
路とを備えることを特徴とする多色同時印字式サーマル
ヘッド。 - 【請求項６】 与えられた熱エネルギーに応じて発色す
る感熱紙に直接前記熱エネルギーを印加する発熱素子
と、上位装置から送信される印字色データから印字色別
に前記熱エネルギーを決定し、それに基づいて前記発熱
素子に供給する印字色別の供給電圧と印字色別の印加パ
ルス幅とを算出する熱エネルギー決定回路と、前記供給
電圧を供給する電圧供給端子と前記印加パルスを供給す
る印加パルス供給端子とを設け前記供給電圧と前記印加
パルスとに基づいて前記発熱素子を駆動するドライブ回
路とから成るサーマルヘッドと、前記感熱紙を搬送する
搬送手段とを備えることを特徴とするサーマルプリン
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14599798A JPH11334128A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14599798A JPH11334128A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334128A true JPH11334128A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15397777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14599798A Pending JPH11334128A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11334128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114506159A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-05-17 | 珠海智汇网络设备有限公司 | 双色打印驱动方法、热敏打印机和计算机可读存储介质 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14599798A patent/JPH11334128A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114506159A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-05-17 | 珠海智汇网络设备有限公司 | 双色打印驱动方法、热敏打印机和计算机可读存储介质 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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