JP2001010095A - 2色感熱紙プリンタ - Google Patents

2色感熱紙プリンタ

Info

Publication number
JP2001010095A
JP2001010095A JP11181919A JP18191999A JP2001010095A JP 2001010095 A JP2001010095 A JP 2001010095A JP 11181919 A JP11181919 A JP 11181919A JP 18191999 A JP18191999 A JP 18191999A JP 2001010095 A JP2001010095 A JP 2001010095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
amount
thermal
heat
energizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11181919A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hara
啓 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP11181919A priority Critical patent/JP2001010095A/ja
Publication of JP2001010095A publication Critical patent/JP2001010095A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、印刷時間が長くなることなく、
画素単位に色を変更できる。 【解決手段】 この発明は、画素単位の通電パルス数
や、画素単位の通電パルスにおける総パルスのオン時間
を、赤色を印刷する場合と黒色を印刷する場合とで異な
らせるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、与えるエネルギ
ー量により異なった2色の発色を行う2色感熱紙に印刷
を行う2色感熱紙プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色の発色層を積層した感熱記録
材料として、たとえば、赤、黒、2色の2色感熱紙に異
なったエネルギー量の熱エネルギーを与えることによ
り、各色を別々に発色させることにより、印刷する2色
感熱紙プリンタが提案されている。
【0003】この2色感熱紙プリンタでは、複数の発熱
素子をライン状に配列しているサーマルヘッドを用い、
このサーマルヘッドのライン方向に直交する方向に移動
(搬送)される2色感熱紙に対して上記サーマルヘッド
の発熱による発色により印刷がなされるようになってい
る。サーマルヘッドの1つの発熱素子が、2色感熱紙の
1画素(1ドット)に対応している。
【0004】(1) 上記2色感熱紙プリンタでは、サーマ
ルヘッドを配列方向の領域に分割し、領域ごとに抵抗値
を異ならせる方法、領域ごとに印加電圧を異ならせる方
法により、発熱量を変えて2色を実現する方法がある。
この場合、領域で色が決められてしまうため、色の分布
の自由度がなかった。
【0005】(2) また、2色感熱紙の搬送方向で領域を
分割してエネルギー量を制御する方法もある。この場
合、領域で色が決められてしまうため、色の分布の自由
度がなかった。
【0006】(3) さらに、例えば低いエネルギー量で第
1色を印刷した後、一度バックフィードし、次に高いエ
ネルギー量で第2色を印刷する方法もある。この場合、
印刷に要する時間が約2倍かかってしまう。
【0007】したがって、印刷時間が長くなることな
く、画素単位に色を変更できるものが要望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、印刷時間
が長くなることなく、画素単位に色を変更できるものが
要望されているもので、印刷時間が長くなることなく、
画素単位に色を変更できる2色感熱紙プリンタを提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の2色感熱紙プ
リンタは、1画素単位に、第1の熱エネルギー量により
発色する第1の発色層と、この第1の発色層の下層に設
けられ上記第1の熱エネルギー量よりも大きい第2の熱
エネルギー量により発色する第2の発色層とを有する2
色感熱紙に印刷を行うものにおいて、上記1画素単位
に、上記第2の熱エネルギー量に対応する通電パルスに
よる総通電時間が上記第1の熱エネルギー量に対応する
通電パルスによる総通電時間よりも長いものである。
【0010】この発明の2色感熱紙プリンタは、1画素
単位に、第1の熱エネルギー量により発色する第1の発
色層と、この第1の発色層の下層に設けられ上記第1の
熱エネルギー量よりも大きい第2の熱エネルギー量によ
り発色する第2の発色層とを有し、複数画素からなるラ
インが複数設けられている2色感熱紙に印刷を行うもの
において、上記2色感熱紙の1ライン分の各画素のそれ
ぞれに対応する発熱抵抗体を有する1ライン分のサーマ
ルヘッドと、このサーマルヘッドのライン方向に直交す
る方向に、上記2色感熱紙を搬送する搬送手段と、上記
第1の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータと上
記第2の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータを
記憶する記憶手段と、1ライン分ごとの各画素を第1の
色で印刷するか第2の色で印刷するかを示す印刷データ
が供給される供給手段と、上記搬送手段により上記2色
感熱紙が搬送されている状態で、上記供給手段により供
給される1ライン分の各画素のそれぞれに対応する印刷
データに対応して、上記記録手段から読出される第1の
熱エネルギー量に対応する通電パルスデータあるいは第
2の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータに基づ
く通電パルスを生成する生成手段と、上記搬送手段によ
り上記2色感熱紙が搬送されている状態で、上記供給手
段により供給される1ライン分ごとの印刷データと上記
生成手段により生成される各画素ごとの通電パルスに基
づいて、上記サーマルヘッドの各画素ごとに対応する発
熱抵抗体をそれぞれ第1の熱エネルギー量あるいは第2
の熱エネルギー量にて発熱する発熱手段とを具備し、上
記第1の熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱によ
り、上記2色感熱紙の第1の発色層が発色し、上記第2
の熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱により、上記
2色感熱紙の第2の発色層が発色するものである。
【0011】この発明の2色感熱紙プリンタは、1画素
単位に、第1の熱エネルギー量により発色する赤色発色
層と、この赤色発色層の下層に設けられ上記第1の熱エ
ネルギー量よりも大きい第2の熱エネルギー量により発
色する黒色発色層とを有し、複数画素からなるラインが
複数設けられている2色感熱紙に印刷を行うものにおい
て、上記2色感熱紙の1ライン分の各画素のそれぞれに
対応する発熱抵抗体を有する1ライン分のサーマルヘッ
ドと、このサーマルヘッドのライン方向に直交する方向
に、上記2色感熱紙を搬送する搬送手段と、上記第1の
熱エネルギー量に対応する通電パルスデータと上記第2
の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータを記憶す
る記憶手段と、1ライン分ごとの各画素を赤色で印刷す
るか黒色で印刷するかを示す印刷データが供給される供
給手段と、上記搬送手段により上記2色感熱紙が搬送さ
れている状態で、上記供給手段により供給される1ライ
ン分の各画素のそれぞれに対応する印刷データに対応し
て、上記記録手段から読出される第1の熱エネルギー量
に対応する通電パルスデータあるいは第2の熱エネルギ
ー量に対応する通電パルスデータに基づく通電パルスを
生成する生成手段と、上記搬送手段により上記2色感熱
紙が搬送されている状態で、上記供給手段により供給さ
れる1ライン分ごとの印刷データと上記生成手段により
生成される各画素ごとの通電パルスに基づいて、上記サ
ーマルヘッドの各画素ごとに対応する発熱抵抗体をそれ
ぞれ第1の熱エネルギー量あるいは第2の熱エネルギー
量にて発熱する発熱手段とを具備し、上記第1の熱エネ
ルギー量による発熱抵抗体の発熱により、上記2色感熱
紙の赤色発色層が発色し、上記第2の熱エネルギー量に
よる発熱抵抗体の発熱により、上記2色感熱紙の黒色発
色層が発色するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
2色感熱紙プリンタを説明する。
【0013】図1は、この発明の2色感熱紙プリンタの
概略構成を示している。
【0014】すなわち、2色感熱紙プリンタには、図示
しない繰り出しプーリに巻回されている2色感熱紙(印
刷媒体)1が繰出されて搬送され、排出口(図示しな
い)から排出する搬送路2が設けられている。
【0015】この搬送路2の繰り出しプーリ側から排出
口に沿って、繰り出しローラ対3、3、印刷(印字)ヘ
ッドとしての1画素(1ドット)単位の発熱抵抗体4
a、…を1ライン分(複数画素)有するサーマルヘッド
4、搬送ローラ対5、5、排紙ローラ対6、6が順に配
置されている。繰り出しローラ対3、3、搬送ローラ対
5、5、排紙ローラ対6、6は搬送手段を構成してい
る。サーマルヘッド4の搬送路2を挟んだ対向部位に
は、プラテンローラ7が配置されている。サーマルヘッ
ド4は、各画素(1ドット)単位に印加される電圧値を
(通電パルス等により)変更することにより、異なった
エネルギー量の発熱がなされるものである。
【0016】2色感熱紙1は、上記排出口の近傍に設け
られている図示しないカッタによりカットされるように
なっている。
【0017】2色感熱紙1は、図2に示すように、サー
マルヘッド4の発熱抵抗体4a、…の配列方向(ライン
方向:主走査方向)に直交する方向(副走査方向)に搬
送されるようになっている。
【0018】上記2色感熱紙1は、図3に示すように、
支持体としての台紙11の上に、第2の発色層としての
黒色感熱発色層12、中間層13、第1の発色層として
の赤色感熱発色層14、保護層としてのコーティング層
15が順次積層されている構造となっている。上記中間
層13が無い構成も上記同様に実施可能である。
【0019】上記2色感熱紙1の発色特性は、図4に示
すように、「赤色感熱発色層14より黒色感熱発色層1
2のほうが、発色に必要なエネルギー量が大きい」とい
う特性を有している。
【0020】図4に示すAは、赤色感熱発色層14の発
色特性を示すもので、1つの発熱抵抗体4a(4b、
…)によりコーティング層15上に与えられるエネルギ
ー(色発熱エネルギー)量に対する赤色感熱発色層14
における発色の度合いを示すものである。
【0021】図4に示すBは、黒色感熱発色層12の発
色特性を示すもので、1つの発熱抵抗体4a(4b、
…)によりコーティング層15上に与えられるエネルギ
ー量に対する黒色感熱発色層12における発色の度合い
を示すものである。
【0022】赤色感熱発色層14に対して深層の黒色感
熱発色層12の方がエネルギー量が高いものであり、こ
のエネルギー量を変えることで2色の赤色感熱発色層1
4、黒色感熱発色層12を選択的に発色させることがで
きるようになっている。
【0023】なお、赤色感熱発色層14と黒色感熱発色
層12の層の位置を逆転しても上記同様に実施可能であ
るが、薄い色が上側の方が見易いものとなっている。
【0024】上述した構成により、繰り出しプーリに巻
回されている2色感熱紙1が繰り出しローラ対3、3に
より繰出され、搬送路2上を搬送され、プラテンローラ
7とサーマルヘッド4の間を搬送されることにより、サ
ーマルヘッド4の発熱抵抗体4a、…により、2色感熱
紙1内の赤色感熱発色層14あるいは黒色感熱発色層1
2がドット単位に発色するようになっている。
【0025】この結果、印刷(印字)する内容に従いサ
ーマルヘッド4の発熱抵抗体4a、…がドット単位に発
熱し、2色感熱紙1内のドット単位の赤色感熱発色層1
4あるいは黒色感熱発色層12が発色して印刷を完了す
るようになっている。
【0026】次に、上記2色感熱紙プリンタの内部構成
を図5に示すブロック図を用いて説明する。
【0027】すなわち、上記2色感熱紙プリンタには、
全体を統括して制御するCPU(中央処理装置)30が
設けられている。このCPU30のシステムバス31に
は、制御プログラムが記憶されているROM(リード・
オンリ・メモリ)32、各種作業エリアが設定されたR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)33、外部機器
(PC)と接続する際に用いられるインターフェース
(IF)34、サーマルヘッド4を駆動する発熱手段で
もあるサーマルヘッド駆動回路35、繰り出しローラ対
3、3、搬送ローラ対5、5、排紙ローラ対6、6を回
転するモータ36、37を駆動するモータ駆動回路3
8、上記搬送路2における2色感熱紙1の搬送状態を検
知するセンサ39、…からの信号を受付けるセンサ制御
回路40が接続されている。
【0028】上記ROM32には、上記サーマルヘッド
駆動回路35で用いる2種類の通電パルスパターンを記
憶している記憶手段である通電パルスパターンテーブル
32aを有している。2種類の通電パルスパターンとし
ては、ドット単位の通電パルス数を異ならせたり、ドッ
ト単位の通電パルス数が同じで、通電パルスの幅を異な
らせたりして、ドット単位の通電時間を異なったものと
なっている。これにより、ドット単位の総エネルギー量
が異なったものとなっている。
【0029】上記サーマルヘッド駆動回路35は、上記
異なった通電パルスパターンに基づいて上記サーマルヘ
ッド4の発熱抵抗体4a、…を通電することにより、2
色感熱紙1のドット単位に異なるエネルギー量の熱エネ
ルギーが与えられ、異なる色(赤色と黒色の2色)が発
色されるようになっている。
【0030】上記サーマルヘッド駆動回路35は、図6
に示すように、生成手段である通電パルス生成部51
a、…、駆動回路52、トランジスタ53a、…によっ
て構成されている。
【0031】通電パルス生成部51a、…は、CPU3
0により通電パルスパターンテーブル32aから読出さ
れた2種類の通電パルスパターンのいずれか一方の通電
パルスパターンに対応するデータが供給され、この供給
されるデータに基づく通電パルスを生成して駆動回路5
2へ出力するものである。駆動回路52は、CPU30
によりRAM33から読出された1ライン分のプリント
データに基づいて、各通電パルス生成部51a、…ごと
の通電パルスを選択的に対応するトランジスタ53a、
…のベースに出力するものである。
【0032】通電パルス生成部51a、…は、図示しな
いクロックパルス発生部からのクロックパルスに基づい
て、通電パルスパターンに対応するデータが「1」の時
ハイレベルの信号を出力し、「0」の時ローレベルの信
号を出力することにより、通電パルスを生成するもので
ある。
【0033】各トランジスタ53a、…は、ベースに通
電パルスのハイレベルが供給されている際に、導通状態
となり、対応する発熱抵抗体4a、…に駆動電圧が印加
されるようになっている。
【0034】通電パルス生成部51a、…により生成さ
れる2種類の通電パルスパターンについて、図7の
(a)(b)、図8の(a)〜(c)、図9の(a)
(b)を用いて説明する。
【0035】たとえば、図7の(a)に示す3パルス構
成の通電パルスパターンが、赤色を発色される際の通電
パルスとなり、この図7の(a)に示す通電パルスパタ
ーンに2パルス追加した図7の(b)に示す通電パルス
パターンが、黒色を発色される際の通電パルスとなる。
これにより、1画素単位の通電パルスのパルス数を変更
することにより、発熱抵抗体4aによる熱エネルギー量
を変え、2色感熱紙1において、赤色、あるいは黒色の
いずれかを発色させるようにしている。つまり、追加パ
ルスが無い場合は、低いエネルギー量に対応する赤色が
ドット単位で発色され、追加パルスがある場合は、高い
エネルギー量に対応する黒色がドット単位で発色され
る。
【0036】また、図8の(a)に示す3パルス構成の
通電パルスパターンが、赤色を発色される際の通電パル
スとなり、この図8の(a)に示す通電パルスパターン
に1パルス目のオン時間の幅を広くした図8の(b)に
示す通電パルスパターンが、黒色を発色される際の通電
パルスとなり、あるいは図8の(a)に示す通電パルス
パターンの各パルスのオン時間の幅を広くした図8の
(c)に示す通電パルスパターンが、黒色を発色される
際の通電パルスとなる。これにより、1画素単位の通電
パルスのパルス幅(パルスによるオン時間)を変更する
ことにより、発熱抵抗体4aによる熱エネルギー量を変
え、2色感熱紙1において、赤色、あるいは黒色のいず
れかを発色させるようにしている。つまり、パルス幅が
変更されない場合は、低いエネルギー量に対応する赤色
がドット単位で発色され、パルス幅が変更される(1パ
ルス目のオン時間の幅を広くしたり、各パルスのオン時
間の幅を広くしたり)場合は、高いエネルギー量に対応
する黒色がドット単位で発色される。
【0037】また、図9の(a)に示す3パルス構成の
通電パルスパターンが、赤色を発色される際の通電パル
スとなり、この図9の(a)の通電パルスパターンの総
オン時間よりも長い図9の(b)に示す2パルス構成の
通電パルスパターンが、黒色を発色される際の通電パル
スとなる。これにより、1画素単位の通電パルスのオン
時間を変更することにより、発熱抵抗体4aによる熱エ
ネルギー量を変え、2色感熱紙1において、赤色、ある
いは黒色のいずれかを発色させるようにしている。つま
り、総オン時間が短い場合は、低いエネルギー量に対応
する赤色がドット単位で発色され、総オン時間が長い場
合は、高いエネルギー量に対応する黒色がドット単位で
発色される。
【0038】次に、上記のような構成において、印刷
(印字)処理について、図2に示す印刷例と、図10に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0039】たとえば今、図示しない外部機器としての
入力装置(パソコン等)により、図2に示すように、1
ページ分の画像データとして、「A」の各画素が、赤色
の画素と黒色の画素が交互に位置し、1ラインごとに赤
色の画素位置と黒色の画素位置が変更されている印刷デ
ータがIF34を介して2色感熱紙プリンタ内に供給さ
れ、RAM33に記憶される(ST1)。
【0040】この状態において、図示しない繰り出しプ
ーリに巻回されている2色感熱紙1が繰出されて搬送さ
れ、サーマルヘッド4の手前の初期位置まで搬送される
(ST2)。この後、2色感熱紙1が1ライン分ずつ搬
送されるごとに、CPU30はRAM33から1ライン
ずつの印刷データ(駆動データ)を読出し、サーマルヘ
ッド駆動回路35内の駆動回路52へ供給する(ST
3)。
【0041】また、CPU30は上記1ラインずつの印
刷データに基づいて画素単位に通電パルスパターンテー
ブル32aから読出された2種類の通電パルスパターン
のいずれか一方の通電パルスパターンに対応するデータ
を通電パルス生成部51a、…に供給する(ST4)。
【0042】この結果、サーマルヘッド駆動回路35
は、1ラインずつの駆動データと1ラインずつの各画素
ごとの通電パルスパターンとに基づいて、サーマルヘッ
ド4の発熱抵抗体4a、…を低いエネルギー量あるいは
高いエネルギー量にて発熱するか、全く発熱しないもの
である(ST5)。
【0043】この後、CPU30は2色感熱紙1に対す
る最終ラインまでの処理が終了したか否かを判断し(S
T6)、終了していない場合はステップ3に戻り、終了
している場合は、印刷処理を終了する。
【0044】すなわち、図2に示すように、所定ライン
の印刷を行う際に、サーマルヘッド駆動回路35の通電
パルス生成部51a、…により、赤色に対して図7の
(a)に示す通電パルスが生成され、黒色に対して図7
の(b)に示す通電パルスが生成され、駆動回路52を
選択的に介してトランジスタ53a、…のベースに供給
される。
【0045】この結果、2色感熱紙1の所定ラインの印
刷を行う際に、印刷部分に対応するサーマルヘッド4の
発熱抵抗体4a、…が交互に低いエネルギー量と高いエ
ネルギー量にて発熱することにより、図2に示すよう
に、低いエネルギー量により2色感熱紙1の赤色感熱発
色層14が発色し、高いエネルギー量により2色感熱紙
1の黒色感熱発色層12が発色し、赤色の画素と黒色の
画素が交互に印刷される。
【0046】なお、上記例では、赤色に対して図7の
(a)に示す通電パルスが生成され、黒色に対して図7
の(b)に示す通電パルスが生成される場合について説
明したが、赤色に対して図8の(a)に示す通電パルス
が生成され、黒色に対して図8の(b)あるいは図8の
(c)に示す通電パルスが生成される場合、赤色に対し
て図9の(a)に示す通電パルスが生成され、黒色に対
して図9の(b)に示す通電パルスが生成される場合も
上記同様に実施できる。
【0047】また、印刷される画素に対応する、つまり
発熱される発熱抵抗体4a、…に対応する通電パルス生
成部51a、…のみが通電パルスを生成するものとする
ことにより、駆動回路52を省くことも可能である。こ
の場合、通電パルス生成部51a、…から出力される通
電パルスが、それぞれ、直接、トランジスタ53a、…
のベースに出力される構成となっている。
【0048】また、通電パルスパターンテーブルの内容
は、ROM以外に専用のEEPROMに登録するように
しても良い。この場合、保守時に変更できるようにな
る。
【0049】上記したように、画素単位の通電パルス数
や、画素単位の通電パルスにおける総パルスのオン時間
を、赤色を印刷する場合と黒色を印刷する場合とで異な
らせるようにしたものである。
【0050】これにより、印刷時間が長くなることな
く、画素単位に色を変更できる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、印刷時間が長くなることなく、画素単位に色を変更
できる2色感熱紙プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の2色感熱紙プリンタの概
略構成を示す図。
【図2】2色感熱紙の搬送状態とサーマルヘッドの印刷
例を示す図。
【図3】2色感熱紙の内部構成を説明するための図。
【図4】2色感熱紙の発色特性を示す図。
【図5】2色感熱紙プリンタの概略構成を示すブロック
図。
【図6】サーマルヘッド駆動回路の概略構成を示す図。
【図7】通電パルス生成部により生成される通電パルス
パターンを説明するための図。
【図8】通電パルス生成部により生成される通電パルス
パターンを説明するための図。
【図9】通電パルス生成部により生成される通電パルス
パターンを説明するための図。
【図10】印刷処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…2色感熱紙 4…サーマルヘッド 4a、〜…発熱抵抗体 30…CPU 32…ROM 32a…通電パルスパターンテーブル 33…RAM 35…サーマルヘッド駆動回路
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月12日(1999.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素単位に、第1の熱エネルギー量に
    より発色する第1の発色層と、この第1の発色層の下層
    に設けられ上記第1の熱エネルギー量よりも大きい第2
    の熱エネルギー量により発色する第2の発色層とを有す
    る2色感熱紙に印刷を行う2色感熱紙プリンタにおい
    て、 上記1画素単位に、上記第2の熱エネルギー量に対応す
    る通電パルスによる総通電時間が上記第1の熱エネルギ
    ー量に対応する通電パルスによる総通電時間よりも長い
    ことを特徴とする2色感熱紙プリンタ。
  2. 【請求項2】 上記第2の熱エネルギー量に対応する通
    電パルスのパルス数が、上記第1の熱エネルギー量に対
    応する通電パルスのパルス数よりも多いことを特徴とす
    る請求項1に記載の2色感熱紙プリンタ。
  3. 【請求項3】 上記第1の熱エネルギー量に対応する通
    電パルスのパルス数と上記第2の熱エネルギー量に対応
    する通電パルスのパルス数が同一で、上記第2の熱エネ
    ルギー量に対応する通電パルスの少なくとも1つのパル
    スの幅が、上記第2の熱エネルギー量に対応する通電パ
    ルスの対応するパルスの幅よりも広いことを特徴とする
    請求項1に記載の2色感熱紙プリンタ。
  4. 【請求項4】 上記第1の熱エネルギー量に対応する通
    電パルスのパルス数が上記第2の熱エネルギー量に対応
    する通電パルスのパルス数よりも多く、上記第2の熱エ
    ネルギー量に対応する通電パルスによる総通電時間が上
    記第1の熱エネルギー量に対応する通電パルスによる総
    通電時間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の
    2色感熱紙プリンタ。
  5. 【請求項5】 1画素単位に、第1の熱エネルギー量に
    より発色する第1の発色層と、この第1の発色層の下層
    に設けられ上記第1の熱エネルギー量よりも大きい第2
    の熱エネルギー量により発色する第2の発色層とを有
    し、複数画素からなるラインが複数設けられている2色
    感熱紙に印刷を行う2色感熱紙プリンタにおいて、 上記2色感熱紙の1ライン分の各画素のそれぞれに対応
    する発熱抵抗体を有する1ライン分のサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドのライン方向に直交する方向に、上
    記2色感熱紙を搬送する搬送手段と、 上記第1の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータ
    と上記第2の熱エネルギー量に対応する通電パルスデー
    タを記憶する記憶手段と、 1ライン分ごとの各画素を第1の色で印刷するか第2の
    色で印刷するかを示す印刷データが供給される供給手段
    と、 上記搬送手段により上記2色感熱紙が搬送されている状
    態で、上記供給手段により供給される1ライン分の各画
    素のそれぞれに対応する印刷データに対応して、上記記
    録手段から読出される第1の熱エネルギー量に対応する
    通電パルスデータあるいは第2の熱エネルギー量に対応
    する通電パルスデータに基づく通電パルスを生成する生
    成手段と、 上記搬送手段により上記2色感熱紙が搬送されている状
    態で、上記供給手段により供給される1ライン分ごとの
    印刷データと上記生成手段により生成される各画素ごと
    の通電パルスに基づいて、上記サーマルヘッドの各画素
    ごとに対応する発熱抵抗体をそれぞれ第1の熱エネルギ
    ー量あるいは第2の熱エネルギー量にて発熱する発熱手
    段とを具備し、 上記第1の熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱によ
    り、上記2色感熱紙の第1の発色層が発色し、上記第2
    の熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱により、上記
    2色感熱紙の第2の発色層が発色することを特徴とする
    2色感熱紙プリンタ。
  6. 【請求項6】 1画素単位に、第1の熱エネルギー量に
    より発色する赤色発色層と、この赤色発色層の下層に設
    けられ上記第1の熱エネルギー量よりも大きい第2の熱
    エネルギー量により発色する黒色発色層とを有し、複数
    画素からなるラインが複数設けられている2色感熱紙に
    印刷を行う2色感熱紙プリンタにおいて、 上記2色感熱紙の1ライン分の各画素のそれぞれに対応
    する発熱抵抗体を有する1ライン分のサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドのライン方向に直交する方向に、上
    記2色感熱紙を搬送する搬送手段と、 上記第1の熱エネルギー量に対応する通電パルスデータ
    と上記第2の熱エネルギー量に対応する通電パルスデー
    タを記憶する記憶手段と、 1ライン分ごとの各画素を赤色で印刷するか黒色で印刷
    するかを示す印刷データが供給される供給手段と、 上記搬送手段により上記2色感熱紙が搬送されている状
    態で、上記供給手段により供給される1ライン分の各画
    素のそれぞれに対応する印刷データに対応して、上記記
    録手段から読出される第1の熱エネルギー量に対応する
    通電パルスデータあるいは第2の熱エネルギー量に対応
    する通電パルスデータに基づく通電パルスを生成する生
    成手段と、 上記搬送手段により上記2色感熱紙が搬送されている状
    態で、上記供給手段により供給される1ライン分ごとの
    印刷データと上記生成手段により生成される各画素ごと
    の通電パルスに基づいて、上記サーマルヘッドの各画素
    ごとに対応する発熱抵抗体をそれぞれ第1の熱エネルギ
    ー量あるいは第2の熱エネルギー量にて発熱する発熱手
    段とを具備し、 上記第1の熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱によ
    り、上記2色感熱紙の赤色発色層が発色し、上記第2の
    熱エネルギー量による発熱抵抗体の発熱により、上記2
    色感熱紙の黒色発色層が発色することを特徴とする2色
    感熱紙プリンタ。
JP11181919A 1999-06-28 1999-06-28 2色感熱紙プリンタ Abandoned JP2001010095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11181919A JP2001010095A (ja) 1999-06-28 1999-06-28 2色感熱紙プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11181919A JP2001010095A (ja) 1999-06-28 1999-06-28 2色感熱紙プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001010095A true JP2001010095A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16109213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11181919A Abandoned JP2001010095A (ja) 1999-06-28 1999-06-28 2色感熱紙プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001010095A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114506159A (zh) * 2021-12-27 2022-05-17 珠海智汇网络设备有限公司 双色打印驱动方法、热敏打印机和计算机可读存储介质

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114506159A (zh) * 2021-12-27 2022-05-17 珠海智汇网络设备有限公司 双色打印驱动方法、热敏打印机和计算机可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0789115A (ja) サーマルプリンタ
US5682504A (en) Driving technique for printhead of thermal printer to improve print quality
JP2672776B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP5827479B2 (ja) 熱転写式カラープリンター
JP2001010095A (ja) 2色感熱紙プリンタ
JP3074575B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH0776115A (ja) 熱転写プリンタ
JP2001232841A (ja) ラインサーマルヘッドの通電制御方法
JP3621777B2 (ja) カラー記録装置及び記録方法
JP3110966B2 (ja) カラー感熱記録方式
JP2859182B2 (ja) サーマルプリンタ
JP4545294B2 (ja) 2色プリンタ
JPH0356366Y2 (ja)
JP3862495B2 (ja) ラインサーマルヘッドの通電制御方法
JP3310789B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP2723722B2 (ja) 多色感熱記録装置
JPH1058732A (ja) 印写装置のシリアルヘッド駆動装置
JP3619690B2 (ja) サーマル紙の印字方法
JPH1016263A (ja) 画像記録方法および画像記録装置
JP2000190546A (ja) サ―マルプリンタ
JPH0655532B2 (ja) インクドナーフィルム
JPH04319479A (ja) 記録方法及び装置
JPH02245380A (ja) 感熱紙および感熱式プリンタ
JPH11334128A (ja) 多色同時印字式サーマルヘッドおよびそれを使用したサーマルプリンタ
JPH0753971Y2 (ja) マルチ印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040903