JPH11331301A - 個別的な変換機により供給されるvsb及びqam最終中間周波数信号を同期化するqam/vsbディジタルテレビジョン受信機 - Google Patents

個別的な変換機により供給されるvsb及びqam最終中間周波数信号を同期化するqam/vsbディジタルテレビジョン受信機

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JPH11331301A
JPH11331301A JP11039266A JP3926699A JPH11331301A JP H11331301 A JPH11331301 A JP H11331301A JP 11039266 A JP11039266 A JP 11039266A JP 3926699 A JP3926699 A JP 3926699A JP H11331301 A JPH11331301 A JP H11331301A
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signal
automatic gain
gain control
intermediate frequency
vsb
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JP11039266A
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Allen Leroy Limberg
アレン・リロイ・リンバーグ
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルテレビジョン信号が直交振幅変調
(QAM)を用いるか、或いは、残留側波帯振幅変調
(VSB)を用いるかにかかわらず、前記ディジタルテ
レビジョン信号を受信するために副中間周波数増幅器ま
で同一回路を使用するように構成される多重変換型のQ
AM/VSBディジタルテレビジョン受信機を提供す
る。 【解決手段】 QAM信号の受信時に最終中間周波数信
号を発生させるために用いられる変換機とVSB信号の
受信時に最終中間周波数信号を発生させるために用いら
れる変換機はそれぞれ別途の自動周波数及び位相制御機
能を有する専用の混合器と専用の局部発振器を備えてい
る。このような個別的な変換機の使用に応じてVSB変
調型のディジタルテレビジョン信号の受信中に発生する
VSB受信モードからのロックアウト(lock-out)を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルテレビ
ジョン(DTV)信号が主搬送波の直角振幅変調(quad
rature amplitude modulation:QAM)を用いて伝送
されるか、或いは、主搬送波の残留側波帯(vestigial
sideband:VSB)振幅変調を用いて伝送されるかにか
かわらず、前記DTV信号に対する受信機能を有する無
線受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】1995年9月16日、ATSC(Adva
nced Television Systems Committee)が発表したディ
ジタルテレビジョン基準には、米国内のNTSC(Nati
onal Television System Committee)方式のアナログテ
レビジョン信号の無線放送に現在使用される6MHz帯
域幅のテレビジョンチャネルでディジタルテレビジョン
(DTV)信号の伝送のために用いられる残留側波帯
(VSB)信号が開示されている。VSB DTV信号
は、そのスペクトルが同一チャネル干渉のNTSCアナ
ログTV信号のスペクトルとインタリービング(Interl
eaving)しやすく設計されているが、このような設計
は、パイロット搬送波及びDTV信号の主振幅変調側波
帯周波数をNTSCアナログTV信号の水平走査線速度
の1/4の偶数倍の間に存在するNTSCアナログTV
信号の水平走査線速度の1/4の奇数倍に位置させるよ
うになっている。
【0003】すなわち、同一チャネル干渉のNTSCア
ナログTV信号の輝度及び色度成分のエネルギーの大部
分は前記偶数倍に存在する。NTSCアナログTV信号
の映像搬送波はテレビジョンチャネルの下限周波数から
1.25MHzだけオフセットされている。かつ、DT
V信号の搬送波は上述したようなNTSCアナログTV
信号の映像搬送波からそのNTSCアナログTV信号の
水平走査線速度の59.75倍だけオフセットされて、
テレビジョンチャネルの下限周波数から約309,87
7.6KHzだけ離隔される。したがって、DTV信号
の搬送波はテレビジョンチャネルの中間周波数から約
2,690,122.4Hzだけ離隔される。
【0004】ディジタルテレビジョン基準による正確な
シンボル速度は、NTSCアナログTV信号の映像搬送
波から4.5MHzだけオフセットされている音声搬送
波の(684/286)倍に該当する。ここで、“68
4”はNTSCアナログTV信号の水平走査線当たりの
シンボル数を示し、“286”はNTSCアナログTV
信号の映像搬送波から4.5MHzだけオフセットされ
ている音声搬送波を得るようにNTSCアナログTV信
号の水平走査線速度に乗算される因数を示す。前記シン
ボル速度は秒当たり10.762238×106個のシ
ンボルに該当するシンボル速度であって、このシンボル
速度はDTV信号搬送波から5.381119MHzだ
け延長するVSB信号に含まれることができる。すなわ
ち、VSB信号はテレビジョンチャネルの下限周波数か
ら5.690997MHzだけ延長する帯域に制限され
うる。
【0005】米国内のディジタルHDTV信号の地上放
送のためのATSC規格によれば、16:9の画面比を
有する二つの高解像度テレビジョン(HDTV)フォー
マットのうち、いずれか一つも送信が可能である。一つ
のHDTVフォーマットとしては2:1フィールド飛び
越し走査方式があり、走査線当たり1,920個のサン
プル及び30Hzフレーム当たり1,080個の有効水
平走査線を使用する。もう一つのHDTVフォーマット
としては順次走査方式があり、走査線当たり1,280
個の輝度サンプル及び60Hzフレーム当たりテレビジ
ョン映像の720個の順次走査線を使用する。かつ、A
TSC規格によれば、NTSCアナログテレビジョン信
号と比較して正常的な解像度を有する四つのテレビジョ
ン信号の並列伝送のような、HDTVフォーマット以外
のDTVフォーマットの伝送も可能である。
【0006】米国内における地上放送のための残留側波
帯(VSB)振幅変調(AM)により伝送されるDTV
信号は、それぞれ時間的に連続性を有する313個のデ
ータセグメントを含めて時間的に連続性を有する一連の
データフィールドを備える。各データセグメントには8
32個のシンボルが存在する。したがって、シンボル速
度が10.76MHzであれば、各データセグメントは
77.3ms(マイクロ秒)の持続期間を有する。各デ
ータセグメントは+S,−S,−S,+S値を連続的に
有する四つのシンボルからなるライン同期コードグルー
プから始まる。値+Sは最大正(+)データ回帰点(ex
cursion)より1レベルが低く、値−Sは最大負(−)
データ回帰点より1レベルが高い。
【0007】各データフィールドの初期ラインは、チャ
ネル等化及び多重経路抑制過程に使用するトレーニング
信号をコード化するフィールド同期コードグループを含
む。前記トレーニング信号は、三つの63−サンプルP
Nシーケンスを随伴する一つの511−サンプル擬似雑
音シーケンス(“PN(Pseudo−Noise)シーケン
ス”)からなる。63−サンプルPNシーケンスのう
ち、その中間のものは各奇数番目データフィールドの第
1ラインでは第1論理規定に応じて、かつ各偶数番目デ
ータフィールドの第1ラインでは第1論理規定に対して
1の補数関係を有する第2論理規定に応じて伝送され
る。前記トレーニング信号の残余シーケンスは全てのデ
ータフィールドで同一の論理規定に応じて伝送される。
【0008】各データフィールドの後続ラインはリード
−ソロモン順方向エラー訂正コード化データを含む。無
線放送の場合、リード−ソロモンコード化データはそれ
ぞれ一つの非コード化ビットを有する2/3速度のトレ
リスコードである12個のインタリーブトレリスコード
を用いてトレリスコード化する。トレリスコード化の結
果は8−レベルの1次元構造のシンボルコードとして無
線伝送されるように3ビットグループに分解され、この
際の前記伝送はトレリスコーディング過程とは別途にシ
ンボルの事前コーディング無しに行われる。トレリスコ
ード化は有線放送では使用しない。エラー訂正コード化
データは16−レベルの1次元構造のシンボルコードと
して伝送されるように4−ビットグループに分解され、
この場合にも伝送は事前コーディング無しに行われる。
【0009】VSB信号は抑制変調比率に応じて振幅の
変わる固有搬送波を有する。前記固有搬送波は所定の変
調比率に対応する一定振幅のパイロット搬送波に取り替
えられる。この一定振幅のパイロット搬送波は、振幅変
調側波帯信号を発生させる平衡変調機に印加される変調
電圧の直流成分をシフト、即ち、移動させることにより
発生する。前記振幅変調側波帯信号はVSB信号を応答
信号として供給するフィルターに提供される。4ビット
シンボルコードの8個のレベルが搬送波変調信号で−
7,−5,−3,−1,+1,+3,+5及び+7の正
規化値を有すると、パイロット搬送波は1.25の正規
化値を有する。この場合、+Sの正規化値は+5であ
り、−Sの正規化値は−5である。
【0010】8−レベルシンボルコーディングを用いる
VSB信号は米国内の無線放送システムに使用可能であ
り、16−レベルシンボルコーディングを用いるVSB
信号は無線狭域放送システム又は有線放送システムにお
ける使用のためにATSC規格で提案されている。しか
しながら、このようなシステムの実際規格はVSB信号
を使用する代わりに、抑制搬送波QAM信号を用いる。
したがって、テレビジョン受信機の設計者は全ての形態
の伝送信号を受信可能であり、現在受信される伝送形態
に好適な受信装置を自動に選択する受信機を設計すべき
課題を有している。かかる受信機は本明細書で“QAM
/VSBディジタルテレビジョン受信機”と呼ばれる
が、度々“VSB/QAMディジタルテレビジョン受信
機”とも呼ばれる。
【0011】QAM信号及びVSB信号の両方に対して
共通使用する中間周波数(IF)増幅器を備えているQ
AM/VSB DTV受信機に対する設計に対しては、
1996年4月9日付、C.B.Patel氏と本発明
者による米国特許第5,606,636号(発明の名
称:“HDTV SIGNAL RECEIVER WITH IMAGINARY-SAMPLE-P
RESENCE DETECTOR FOR QAM/VSB MODE SELECTION”)に
開示されている。このような形態のQAM/VSB D
TV受信機は、1994年6月28日付、C.B.Pa
tel氏と本発明者による米国特許出願第08/26
6,753号(発明の名称:“RADIO RECEIVER FOR REC
EIVING BOTH VSB AND QAM DIGITAL HDTV SIGNALS)、1
998年2月3日付、C.B.Patel氏と本発明者
による米国特許第5,715,012号(発明の名称:
“RADIO RECEIVERS FOR RECEIVING BOTH VSB AND QAM D
IGITAL HDTV SIGNALS”)及び1996年12月26日
付、C.B.Patel氏と本発明者による米国特許出
願第08/773,949号(発明の名称:“RADIO RE
CEIVERS FOR RECEIVING BOTH VSB AND QAM DIGITAL HDT
V SIGNALS”)に開示されている。
【0012】前記米国特許第5,506,636号、第
5,715,012号及び米国特許出願第08/26
6,753号は、ATSCの小委員会で提案したように
VSBDTV信号の搬送波周波数が最低チャネル周波数
より625kHzだけ高いという仮定下で説明してい
る。この明細書では1995年9月16日付発刊のディ
ジタルテレビジョン基準の付録Aに記載のように、VS
B DTV信号の搬送波周波数が最低チャネル周波数よ
り310kHzだけ高いと仮定している。
【0013】米国特許第5,506,636号に記載の
QAM/VSB DTV受信機は、QAM信号でないV
SB信号の受信中に度々VSB受信ロックアウト(lock
out)の問題点が発生する。本発明者は、かかる問題点
の発生原因が現在受信中のDTV信号がQAMである
か、VSBであるかに応じて前記多重変換受信機の後続
局部発振器中の一つが二つのソース中の一つから選択さ
れる自動周波数及び位相制御(automatic-frequency-an
d-phase-control:AFPC)信号を受信するからであ
ると見出した。米国特許第5,506,636号に記載
のQAM/VSBDTV受信機の場合、AFPC信号の
選択は可能なVSB信号を基底帯にシンクロダインする
のに使用する回路に応答する虚数サンプル存在検出器に
より制御されるようになっている。
【0014】しかしながら、虚数サンプル存在検出器を
良好に動作させるためには、可能なVSB信号を基底帯
にシンクロダインするのに使用する前記回路がVSBパ
イロット搬送波に対して適宜に同期化すべきである。こ
のような適宜な同期化状態が存在しない限りは虚数サン
プルが発生する。前記虚数サンプルの発生に応答して虚
数サンプル存在検出器はQAM/VSB DTV受信機
をQAM受信可能に制御する。可能なQAM信号を基底
帯にシンクロダインするのに使用する前記回路は、可能
なVSB信号を基底帯にシンクロダインするのに使用す
る回路よりは制御後続局部発振器用のAFPC信号を提
供する回路と呼ばれる。
【0015】その結果、VSBパイロット搬送波に関す
る適宜な同期化は強いられない。適宜な同期化が偶然に
発生することもあるが、この場合には虚数サンプル存在
検出器がQAM/VSB DTV受信機をVSB受信可
能に制御する。このような事故はVSB信号を基底帯に
シンクロダインするために発生する搬送波とVSBパイ
ロット搬送波との位相ずれにより発生する可能性が大き
い。しかしながら、度々VSB信号を基底帯にシンクロ
ダインするために発生する搬送波とVSBパイロット搬
送波との位相ずれは実質的には存在せず、位相は不正確
な状態となる。このような条件下ではVSB受信モード
からのロックアウトが発生する。
【0016】米国特許第5,715,012号と米国特
許出願第08/266,753号及び第08/773,
949号に記載のQAM/VSB DTV受信機とし
て、可能なVSB信号を基底帯にシンクロダインするの
に使用する回路に応答する虚数サンプル存在検出器によ
りAFPC信号の選択が制御されるように構成されるQ
AM/VSB DTV受信機の場合にも同様にQAM信
号でないVSB信号の受信中に度々VSB受信のロック
アウト問題が発生する。VSB信号を基底帯にシンクロ
ダインするために発生する搬送波とVSBパイロット搬
送波との位相差に対する強度は、その重要度が虚数サン
プル存在検出器が虚数サンプルの非発生を示す場合より
はVSBパイロット搬送波存在検出器がVSBパイロッ
ト搬送波の検出を示す場合に低い。しかしながら、それ
にもかかわらず、VSB信号を基底帯にシンクロダイン
するために発生する搬送波とVSBパイロット搬送波と
の間には実質的な位相ずれはなく、その位相が正確な同
期化から90゜だけオフセットされている場合にはVS
B受信モードからのロックアウトが発生する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、QA
M受信用及びVSB受信用の帯域通過トラッカー(trac
ker)を用いてQAM/VSBディジタルテレビジョン
受信機におけるVSB受信モードからのロックアウトを
防止することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、選択されたデ
ィジタルテレビジョン信号がQAMディジタルテレビジ
ョン信号であるか又はVSBディジタルテレビジョン信
号であるかにかかわらず、前記選択されたディジタルテ
レビジョン信号を受信するための無線受信機で具現され
る。前記無線受信機は、前記選択されたディジタルテレ
ビジョン信号を選択して、そのテレビジョン信号を最小
限第1の増幅副(penultimate)中間周波数信号に増
幅、変換させる前端側回路と、前記第1の増幅副中間周
波数信号を第1最終中間周波数信号に変換し、第1自動
周波数及び位相制御信号により発振周波数と発振位相が
制御されるように構成される第1制御型の発振器を含む
第1周波数変換機と、前記第1最終中間周波数信号をデ
ィジタル化し、ディジタル化済みの第1最終中間周波数
信号を発生させる第1アナログ/ディジタル変換機と、
前記ディジタル化済みの第1最終中間周波数信号内の全
てのQAMディジタルテレビジョン信号を基底帯にシン
クロダインさせて第1同位相基底帯信号と第1直交位相
基底帯信号を発生させるシンクロダイン回路と、ディジ
タル化済みの第2最終中間周波数信号内の全てのVSB
ディジタルテレビジョン信号を基底帯にシンクロダイン
させて第2同位相基底帯信号と第2直交位相基底帯信号
を発生させるシンクロダイン回路とを含む。本発明の前
記無線受信機は、前記前端側回路から供給される第2の
増幅副中間周波数信号を前記第2最終中間周波数信号に
変換し、発振周波数及び発振位相が第2自動周波数及び
位相制御信号により制御されるように構成される第2制
御型の発振器を含む第2周波数変換機と、前記第2最終
中間周波数信号をディジタル化し、ディジタル化済みの
第2最終中間周波数信号を発生させる第2アナログ/デ
ィジタル変換機とを特徴とする。かつ、前記無線受信機
は、前記第1同位相基底帯信号と前記第1直交位相基底
帯信号に応答して前記第1自動周波数及び位相制御信号
を発生させる第1自動周波数及び位相制御回路と、前記
第2同位相基底帯信号と前記第2直交位相基底帯信号に
応答して前記第2自動周波数及び位相制御信号を発生さ
せる第2自動周波数及び位相制御回路とを含む。
【0019】上述した従来の技術によるQAM/VSB
DTV受信機とは異なり、全てのQAM信号を基底帯
にシンクロダインするための前記回路と全てのVSB信
号を基底帯にシンクロダインするための前記回路にそれ
ぞれ印加されるようにディジタル化済みの前記第1及び
第2最終中間周波数信号は同一周波数変換機から供給さ
れず、それぞれ第1制御型の発振器と第2制御型の発振
器を含む個別的な第1及び第2周波数変換機によりそれ
ぞれ供給される。かつ、第1制御型の発振器に印加され
る第1のAFPC信号は第2同位相基底帯信号や第2直
交位相基底帯信号には応答しない反面、第2制御型の発
振器に印加される第2のAFPC信号は第1同位相基底
帯信号や第1直交位相基底帯信号には応答しない。第1
及び第2制御型の発振器専用のこのような個別的なAF
PCループにより上述したロックアウト問題点は防止さ
れる。さらに、前記第1及び第2制御型の発振器の公称
発振周波数が同一になる必要がないため、全てのQAM
信号を基底帯にシンクロダインするための前記回路と全
てのVSB信号を基底帯にシンクロダインするための前
記回路に関する追加設計の融通性が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を添付の図面に参照して詳しく説明する。図1には本発
明に応じて構成されてQAMとVSBディジタルテレビ
ジョン(以下、“TV信号”と称する)の両方を受信す
るDTV受信機の無線受信部が示されている。図1にお
いて、アンテナ1は極超短波(ultra high frequency:
UHF)帯域又は超短波(very high frequency:VH
F)帯域のTV信号に対する代表的なソースであって、
アンテナ1からのTV信号は高周波(radio-frequenc
y:RF)増幅器2に印加される。前記RF増幅器2に
は受信のために選択された前記TV信号に関連するテレ
ビジョン放送周波数帯の一部を選択するためのトラッキ
ング(tracking)事前選択フィルターが備えられてい
る。前記RF増幅器2は自動利得制御(automatic-gain
-control:AGC)遅延回路3を通して印加されるAG
C信号に対して遅延応答する方式で逆自動利得制御され
る。前記RF増幅器2は受信のために選択されたTV信
号に対する増幅応答信号を供給する。
【0021】前記増幅応答信号は極超短波(UHF)ス
ペクトルで最も高い周波数のテレビジョンチャネルより
も高い周波数帯域(以下、高帯域)の中間周波数にアッ
プ変換されるように第1局部発振器10から出力される
スーパーヘテロダイン信号と混合される。現在の実際の
TV構成によれば、前記局部発振器10は一般に周波数
がAFT信号により制御される素子制御型発振器の周波
数に対して選択された周波数比を有する周波数のスーパ
ーヘテロダイン信号を発生させる周波数合成器である。
このように選択された実際構成によれば、AFT信号に
対する前記スーパーヘテロダイン信号の感度は受信され
た全てのTVチャネルと関連して大体に同一になる。
【0022】RF増幅器2により供給される6MHz帯
域幅の選択された高周波信号は第1混合器11で高帯域
の中間周波数(IF)信号にアップ変換されるが、前記
第1混合器11は望ましくは二重平衡線形乗算型で構成
される。前記高帯域のIF信号はテレビジョン放送用に
割り当てられたチャネルを含むUHF帯域のうち、1G
Hz以上の映像周波数と関連する部分より高い極超短波
周波数に中心周波数をおき、これにより、前記高帯域の
IF信号は第1混合器11の出力端で帯域通過結合ネッ
トワークにより容易に取り除かれる。
【0023】前記高帯域のIF信号は、高中間周波数帯
域バッファ増幅器12(以下、“高IF帯域バッファ増
幅器12”と称する)を通してSAW(surface-acoust
ic-wave)フィルター13に印加される。前記高IF帯
域バッファ増幅器12は前記SAWフィルター13の挿
入損失が10〜12dBとなるように固定利得を提供
し、望ましくない反射を防止するように選択された固定
ソースインピーダンスにより前記SAWフィルター13
を駆動させる。前記SAWフィルター13は大体に線形
位相を備えており、一定振幅の出力信号を発生させる。
前記SAWフィルター13の前記出力信号は約6MHz
の帯域幅を備えており、中心帯域周波数に対して対称を
なす−1〜1dBの通過帯域の信号である。
【0024】例えば、前記UHF帯域のIF信号は91
6MHzに中心周波数をおくことができる。SAWフィ
ルター13として砒素化ガリウムのSAWフィルターを
使用する場合、前記周波数範囲でSAWフィルター13
は満足に動作する。前記SAWフィルター13の出力信
号は第2混合器14に印加されてVHF帯域のうち、テ
レビジョン放送用に割り当てられたチャネルを含む部分
より低い超短波周波数に中心周波数をおく低い周波数帯
域(以下、低帯域)のIF信号にダウン変換される。前
記低帯域のIF信号はアナログTV規定のように約44
MHzに中心周波数をおくことができる。第2混合器1
4におけるダウン変換を行うために、前記第2混合器1
4に望ましくは水晶制御型の局部発振器20により安定
した固定周波数のヘテロダイン信号が印加される。前記
第2混合器14は望ましくは二重平衡線形乗算型で構成
される。
【0025】低中間周波数帯域バッファ増幅器15(以
下、“低IF帯域バッファ増幅器15”と称する)によ
り低帯域IF信号がSAWフィルター16に印加される
が、前記SAWフィルター16は最小限6MHzの帯域
幅を備える一定出力信号を発生させるように設計されて
いる。前記低IF帯域バッファ増幅器15は前記SAW
フィルター16の挿入損失が10〜12dBとなるよう
に固定利得を提供し、望ましくない反射を防止するよう
に選択された固定ソースインピーダンスにより前記SA
Wフィルター16を駆動させる。前記SAWフィルター
16は大体に線形位相を備えており、6MHzを超過す
る帯域幅を有する信号を出力する。これにより、以前の
SAWフィルター13は第1中間周波数増幅器チェーン
のチャネル特性を決める。
【0026】SAWフィルター16としてニオブ酸リチ
ウムのSAWフィルターを使用する場合、約44MHz
に中心周波数をおく周波数範囲でSAWフィルター16
は満足に動作する。前記SAWフィルター16の出力信
号は自動利得制御型の低中間周波数(VHF)帯域増幅
器(以下、“逆AGC型の低IF帯域増幅器”と称す
る)17,27に入力信号として印加される。前記逆A
GC型の低IF帯域増幅器17の出力信号は最終IF信
号を供給するための第3混合器18に入力信号として印
加され、前記第3混合器18からの前記最終IF信号は
アナログ/ディジタル変換機19(以下、“ADC 1
9”と称する)に印加されて同位相(I)QAM搬送波
変調の同期検出と直交位相(Q)QAM搬送波変調の同
期検出を行うディジタルシンクロダイン回路4(以下、
“QAM DTVシンクロダイン回路4”と称する)に
印加されるようにディジタル化する。
【0027】前記逆AGC型の低IF帯域増幅器27の
出力信号は最終IF信号を供給するための第3混合器2
8に入力信号として印加され、前記第3混合器28から
の前記最終IF信号はアナログ/ディジタル変換機29
(以下、“ADC 29”と称する)に印加されて同位
相(I)QAM搬送波変調の同期検出と直交位相(Q)
QAM搬送波変調の同期検出を行うディジタルシンクロ
ダイン回路5(以下、“VSB DTVシンクロダイン
回路5”と称する)に印加されるようにディジタル化す
る。
【0028】本発明が関連する限り、図1の素子2,1
0−17,20,27は前記第3混合器18,28に副
(penultimate)IF信号を供給するための前端側回路
を構成する。図1に示した三重変換型の無線受信機の場
合、前記副IF信号はVHF帯域の2次 IF信号であ
る。前記逆AGC型の低IF帯域増幅器17の出力信号
と電圧制御型(voltage-controlled:VCO、以下、
“VCO型”と称する)の第3局部発振器30からのV
HF局部発振信号は、第3混合器18にそれぞれ第1及
び第2入力信号として印加される。前記第3混合器18
はADC19によりディジタル化するために基底帯から
数メガヘルツだけオフセットされた第1の最終IF信号
を発生させるように逆AGC型の低IF帯域増幅器17
からの増幅された第1のVHF IF信号をダウン変換
させるように動作する。
【0029】QAM DTVシンクロダイン回路4は前
記第1の最終IF信号に含まれるQAM DTV信号に
応答してQAMシンボルを示す同位相(I)及び直交位
相(Q)基底帯信号をそれぞれ復元させるように設計さ
れている。前記I及びQ基底帯信号は迅速な動作を保障
するように望ましくはROMで具現されるディジタル乗
算機31によりともに乗算される。低周波数ビート(be
at)項とシンボル速度項を示すサンプルを含む結果積は
ディジタル/アナログ変換機32(以下、“DAC3
2”と称する)によりアナログ形態に変換される。
【0030】DAC32の出力信号に含まれるシンボル
速度項は自動周波数及び位相制御(automatic-frequenc
y-and-phase-control:AFPC)検出器33(以下、
“AFPC検出器33”と称する)に供給され、前記A
FPC検出器33の出力信号はVCO型の第3局部発振
器30に印加されて前記DAC32の出力信号に含まれ
る低周波数ビート項をゼロ周波数まで減少させるように
前記VCO型の第3局部発振器30の周波数及び位相を
調整する。前記VCO型の第3局部発振器30のこのよ
うなフィードバック制御機は一種のコスタスループ(Co
stas loop)である。
【0031】前記DAC32の出力信号はQAM自動利
得制御検出器34(以下、“QAMAGC検出器34”
と称する)に印加されるが、前記QAM AGC検出器
34はそれに印加される前記DAC32の出力信号に応
答してAGC信号結合器25用の第1入力信号を発生さ
せる。前記AGC信号結合器25は逆AGC型の低IF
帯域増幅器17にAGC信号を印加する。逆AGC機能
を有する前記逆AGC型の低IF帯域増幅器17を使用
することは、その出力信号でQAMディジタル変調の線
形成に対する保存をより良好にするためである。
【0032】前記逆AGC型の低IF帯域増幅器27の
出力信号とVCO型の第3局部発振器35からのVHF
局部発振信号は第3混合器28にそれぞれ第1及び第2
入力信号として印加される。前記第3混合器28はAD
C29によりディジタル化するために基底帯から数メガ
ヘルツだけオフセットされた第2の最終IF信号を発生
させるように逆AGC型のIF増幅器27からの増幅さ
れた第2のVHF IF信号をダウン変換するように動
作する。
【0033】VSB DTVシンクロダイン回路4は前
記第2の最終IF信号に含まれるVSB DTV信号に
応答して同位相(I)及び直交位相(Q)基底帯信号を
それぞれ復元させるように設計されている。前記I及び
Q基底帯信号のうち、少なくともI基底帯信号はVSB
AMシンボルを示す。VSB DTVシンクロダイン
回路5からのQ基底帯信号はディジタル/アナログ変換
機36(以下、“DAC 36”と称する)によりアナ
ログ形態に変換され、前記DAC36の出力信号に含ま
れる低周波数ビート項は低域通過フィルター37により
前記DAC36の出力信号から抽出された後、前記VC
O型の第3局部発振器35にAFPC信号として印加さ
れる。
【0034】VSB DTVシンクロダイン回路5から
のI基底帯信号はディジタル/アナログ変換機38(以
下、“DAC 38”と称する)によりアナログ形態に
変換され、前記DAC38の出力信号はVSB自動利得
制御検出器39(以下、“VSB AGC検出器39”
と称する)に印加されるが、前記VSB AGC検出器
39はそれに印加される前記DAC38の出力信号に応
答してAGC信号結合器25用の第2入力信号を発生さ
せる。前記AGC信号結合器25は逆AGC型の低IF
帯域増幅器27にAGC信号を印加する。逆AGC機能
を有する前記逆AGC型の低IF帯域増幅器27を使用
することは、その出力信号でQAMディジタル変調の線
形成に対する保存をより良好にするためである。
【0035】QAM AGC検出器34とVSB AGC
検出器39の各出力信号のうち、いずれか一つは無線受
信機の利得減少の必要性を示し、これにより、AGC信
号結合器25は前記出力信号に対するアナログOR回路
として動作して前記QAMAGC検出器34とVSB
AGC検出器39の出力信号のうち、無線受信機の利得
減少の必要性を示す前記出力信号のみに応答するAGC
信号を発生させるように構成される。前記AGC信号結
合器25は二つの逆AGC型の低IF帯域増幅器17,
27の両方にAGC信号を供給する。前記AGC結合信
号結合器25は非常に強い信号の受信時、RF増幅器2
の利得を減少させるように前記AGC遅延回路3にAG
C信号を印加する。
【0036】ATSC信号パイロット搬送波の同期検出
による直流項がDAC36の出力信号に存在するか否か
はVSBパイロット搬送波存在検出器として動作する臨
界値検出器21(以下、“VSBパイロット搬送波存在
検出器21”と称する)により感知される。前記VSB
パイロット搬送波存在検出器21によるATSC信号パ
イロット搬送波の存在及び非存在を示す信号はシンクロ
ダイン結果選択器6の制御信号として用いられる。この
信号は振幅及び群遅延等化器7に印加されて前記振幅及
び群遅延等化器7内のディジタルフィルターの構成を現
在受信中のDTV信号がQAM AM信号であるか、或
いはVSB AM信号であるかに応じて前記DTV信号
に好適に選択可能にする。
【0037】シンクロダイン結果選択器6はATSC信
号パイロット搬送波の非存在を示すVSBパイロット搬
送波存在検出器21からの出力信号に応答して前記QA
MDTVシンクロダイン回路4からのI基底帯信号を選
択して振幅及び群遅延等化器7に実数サンプルストリー
ムとして印加されるようにし、前記QAM DTVシン
クロダイン回路4からのQ基底帯信号を選択して前記振
幅及び群遅延等化器7に虚数サンプルストリームとして
印加されるようにする。このような二つの選択過程は位
相をスタガ(stagger)させる方式で行われるのでな
く、同期的に行われる。
【0038】サンプル速度が秒当たり21.52×10
6個のサンプルに該当する速度であると仮定するとき、
振幅及び群遅延等化器7は内部のディジタルフィルター
回路がQAMシンボルのボーレート(baud rate)の4
倍に該当する秒当たり21.52×106個のサンプル
のサンプル速度でクロックされるように分数等化器とし
て動作することができる。適宜な設計としては、QAM
のために振幅及び群遅延等化器7がQAM DTVシン
クロダイン回路4から受信する実数及び虚数サンプルス
トリームに対する速度減少フィルタリングを使用するこ
とがある。
【0039】かつ、復調されたVSB Mシンボルの実
数サンプルのストリームに対する等化のために使用する
ハードウェアの利用観点からみると、復調されたQAM
シンボルの実数及び虚数サンプルストリームを交番サン
プル方式(alternate samplebasis)で時分割多重化し
た後、前記ディジタル等化フィルタリングの残余過程を
二重位相方式で行い、QAM受信中に複素数等化を提供
することが便利である。復調されたQAMに対する振幅
及び群遅延等化器7の入力端における速度減少フィルタ
リングは前記振幅及び群遅延等化器7を復調されたQA
Mに対する同期等化器として又は復調されたQAMに対
する同期等化器として動作させうる。前記振幅及び群遅
延等化器7は復調されたQAMに対する分数等化器とし
て動作する場合、QAM信号に対するトレリスデコーダ
ー91(図8)側の出力端に速度減少フィルターが備え
られる。
【0040】図1において、シンクロダイン結果選択器
6はATSC信号パイロット搬送波の存在を示すVSB
パイロット搬送波存在検出器21からの出力信号に応答
して前記VSB DTVシンクロダイン回路5からのI
基底帯信号を選択して振幅及び群遅延等化器7に実数サ
ンプルストリームとして印加されるようにし、算術0の
ストリームを選択して前記振幅及び群遅延等化器7に虚
数サンプルストリームとして印加されるようにする。各
ストリームにおけるサンプル速度が秒当たり21.52
×106個のサンプルに該当する速度であると仮定する
とき、振幅及び群遅延等化器7は内部のディジタルフィ
ルター回路がVSB AMシンボルのボーレートの2倍
に該当する秒当たり21.52×106個のサンプルの
サンプル速度でクロックされるようにVSB AM受信
中に分数等化器として動作するように制御される。
【0041】他の実施形態として、前記振幅及び群遅延
等化器7はその入力端に速度減少フィルターを備えるこ
ともできる。各ストリームにおけるサンプル速度が依然
として秒当たり21.52×106個のサンプルに該当
する速度であると仮定するとき、前記速度減少フィルタ
ーは振幅及び群遅延等化器7を同期等化器として動作す
るようにVSB AMに対して秒当たり10.76×1
6個のサンプルのサンプル速度に該当するボーレート
まで再度サンプリングを行うか、振幅及び群遅延等化器
7をより少ない数のタップを有する分数等化器として動
作するように4/3ボーレートのようにより小さいレー
トまで再度サンプリングを行うことができる。前記振幅
及び群遅延等化器7は復調されたVSB AMに対する
分数等化器として動作する場合、VSB AM信号に対
するトレリスデコーダー92(図8)側の出力端に速度
減少フィルターが備えられる。
【0042】図2にはSAWフィルター16の出力信号
を増幅させるのに逆AGC型の低IF帯域増幅器17,
27の代わりに単一の逆AGC型の低IF帯域増幅器2
6を使用するという側面で図1のQAM/VSB DT
V受信機とは異なるQAM/VSB DTV受信機の無
線受信部が示されている。第3混合器18,28は逆A
GC型の低IF帯域増幅器17,27の各出力信号の代
わりに、前記単一の逆AGC型の低IF帯域増幅器26
の出力信号をその各低IF帯域のDTV入力信号として
受信する。前記低IF帯域増幅器26には逆AGC信号
としてAGC信号結合器25の出力信号が印加される。
本発明が関連する限り、図2の素子2,10−16,2
6は前記第3混合器18,28に副IF信号を供給する
ための前端側回路を構成する。
【0043】図3及び図4にはシンクロダイン結果選択
器6に対する制御信号であるQAM/VSB制御信号が
VSBパイロット搬送波存在検出器21により発生しな
いという側面で図1及び図2のQAM/VSB DTV
受信機とは異なるQAM/VSB DTV受信機の無線
受信部が示されている。図3及び図4に示したQAM/
VSB DTV受信機の無線受信部の場合、QAM/V
SB制御信号はVSBDTVシンクロダイン回路5から
の低周波直交位相出力信号に応答するように接続される
虚数サンプル存在検出器22により発生するようになっ
ている。前記虚数サンプル存在検出器22はQAM信号
が受信中状態に対する表示を提供するように前記低周波
直交位相出力信号のエネルギーに実質的な変化があると
きを検出する。
【0044】本発明のさらに他の実施形態の場合、前記
QAM/VSB制御信号は単安定回路又はその等価回路
からの出力信号として次のような方式で発生する。整合
フィルターにVSB DTVシンクロダイン回路5の同
位相出力信号を前記整合フィルターの入力信号として印
加して前記整合フィルターにより前記同位相出力信号に
含まれるデータセグメント同期化コード群、データフィ
ールド同期化コード群又はデータフィールド同期化コー
ド群の一部に応答して出力パルスを発生させる。
【0045】前記出力パルスはノイズとの区分のために
臨界値検出器により臨界値が検出され、前記臨界値検出
器からの結果パルスは単安定回路に印加されて単安定回
路を非安定状態に切り換える。前記単安定回路が非安定
状態にあるとき、前記QAM/VSB制御信号はVSB
AM受信状態を示す。VSB DTV信号を同伴する
データ同期化信号が検出されない場合、前記単安定回路
は安定状態となり、したがって、この場合のQAM/V
SB制御信号はQAM受信を意味するVSBDTV信号
の非受信を示す。
【0046】図5にはQAM DTV信号を基底帯にシ
ンクロダインするためのQAM DTVシンクロダイン
回路4の具体的な構成が示されている。前記QAM D
TVシンクロダイン回路4は、そのQAM DTVシン
クロダイン回路4の出力信号の実数部を発生させるため
のQAM同位相同期検出器40と、前記QAM DTV
シンクロダイン回路4の出力信号の虚数部を発生させる
ためのQAM直交位相同期検出器45とを含む。本質的
に、前記QAM DTVシンクロダイン回路4はADC
19からのディジタルサンプルに応答して出力される実
数/複素数サンプル変換機48の出力信号にROM49
(以下、“QAM複素搬送波ROM 49”と称する)
から判読されたQAM搬送波の複素数ディジタルサンプ
ルを乗算させる複素数ディジタル乗算機である。
【0047】具体的には、前記QAM DTVシンクロ
ダイン回路4はディジタル加算機46、ディジタル減算
機47及び第1、第2、第3、第4ディジタル乗算機4
1〜44を含めている。前記QAM同位相同期検出器4
0は前記QAM DTVシンクロダイン回路4の出力信
号の実数部を発生させるために前記第1ディジタル乗算
機41、前記第2ディジタル乗算機42、前記第1及び
第2ディジタル乗算機41,42の積出力信号を加算す
るための前記ディジタル加算機46を含めている。
【0048】前記第1ディジタル乗算機41は前記実数
/複素数サンプル変換機48から供給される最終IF信
号の実数ディジタルサンプルに前記QAM複素搬送波R
OM49内のコサインQAM複素搬送波ルックアップテ
ーブル491から判読されたQAM搬送波のコサイン値
を示すディジタルサンプルを乗算し、前記第2ディジタ
ル乗算機42は前記実数/複素数サンプル変換機48か
ら供給される最終IF信号の虚数ディジタルサンプルに
前記QAM複素搬送波ROM49内のサインQAM複素
搬送波ルックアップテーブル492から判読されたQA
M搬送波のサイン値を示すディジタルサンプルを乗算す
る。
【0049】前記QAM直交位相同期検出器45は前記
QAM DTVシンクロダイン回路4の出力信号の虚数
部を発生させるために前記第3ディジタル乗算機43、
前記第4ディジタル乗算機44、前記第4ディジタル乗
算機44の積出力信号から前記第3ディジタル乗算機4
3の積出力信号を減算するための前記ディジタル減算機
47を含めている。前記第3ディジタル乗算機43は前
記実数/複素数サンプル変換機48から供給される最終
IF信号の実数ディジタルサンプルに前記QAM複素搬
送波ROM49内のサインQAM複素搬送波ルックアッ
プテーブル492から判読されたQAM搬送波のサイン
値を示すディジタルサンプルを乗算し、前記第4ディジ
タル乗算機44は前記実数/複素数サンプル変換機48
から供給される最終IF信号の虚数ディジタルサンプル
に前記QAM複素搬送波ROM49内のコサインQAM
複素搬送波ルックアップテーブル491から判読された
QAM搬送波のコサイン値を示すディジタルサンプルを
乗算する。
【0050】図6にはVSB DTV信号を基底帯にシ
ンクロダインするためのVSB DTVシンクロダイン
回路5の具体的な構成が示されている。前記VSB D
TVシンクロダイン回路5は、そのVSB DTVシン
クロダイン回路5の出力信号の実数部を発生させるため
のVSB同位相同期検出器50と、前記VSB DTV
シンクロダイン回路5の出力信号の虚数部を発生させる
ためのVSB直交位相同期検出器55とを含む。本質的
に、前記VSB DTVシンクロダイン回路5はADC
29からのディジタルサンプルに応答して出力される実
数/複素数サンプル変換機58の出力信号にROM59
(以下、“VSB複素搬送波ROM 59”と称する)
から判読されたVSB搬送波の複素数ディジタルサンプ
ルを乗算させる複素数ディジタル乗算機である。
【0051】具体的には、前記VSB DTVシンクロ
ダイン回路5はディジタル加算機56、ディジタル減算
機57及び第1、第2、第3、第4ディジタル乗算機5
1〜54を含めている。前記VSB同位相同期検出器5
0は前記VSB TVシンクロダイン回路5の出力信号
の実数部を発生させるために前記第1ディジタル乗算機
51、前記第2ディジタル乗算機52、前記第1及び第
2ディジタル乗算機51,52の積出力信号を加算する
ための前記ディジタル加算機56を含めている。
【0052】前記第1ディジタル乗算機51は前記実数
/複素数サンプル変換機58から供給される最終IF信
号の実数ディジタルサンプルに前記VSB複素搬送波R
OM59内のコサインVSB複素搬送波ルックアップテ
ーブル591から判読されたVSB搬送波のコサイン値
を示すディジタルサンプルを乗算し、前記第2ディジタ
ル乗算機52は前記実数/複素数サンプル変換機58か
ら供給される最終IF信号の虚数ディジタルサンプルに
前記VSB複素搬送波ROM59内のサインVSB複素
搬送波ルックアップテーブル592から判読されたVS
B搬送波のサイン値を示すディジタルサンプルを乗算す
る。
【0053】前記VSB直交位相同期検出器55は前記
VSB DTVシンクロダイン回路5の出力信号の虚数
部を発生させるために前記第3ディジタル乗算機53、
前記第4ディジタル乗算機54、前記第4ディジタル乗
算機54の積出力信号から前記第3ディジタル乗算機5
3の積出力信号を減算するための前記ディジタル減算機
57を含めている。前記第3ディジタル乗算機53は前
記実数/複素数サンプル変換機58から供給される最終
IF信号の実数ディジタルサンプルに前記VSB複素搬
送波ROM59内のサインVSB複素搬送波ルックアッ
プテーブル592から判読されたVSB搬送波のサイン
値を示すディジタルサンプルを乗算し、前記第4ディジ
タル乗算機54は前記実数/複素数サンプル変換機58
から供給される最終IF信号の虚数ディジタルサンプル
に前記VSB複素搬送波ROM59内のコサインVSB
複素搬送波ルックアップテーブル591から判読された
VSB搬送波のコサイン値を示すディジタルサンプルを
乗算する。
【0054】図7にはサンプルクロック発生器8の代表
的な構成が詳しく示されている。この構成は公称的に2
1.52MHz周波数のシソイド的(cissoidal)な発
振信号を発生させ、望ましくは固有発振周波数と発振位
相の安定化のために水晶を使用する形態からなる電圧制
御型の発振器80(以下、“21.5MHzの水晶VC
O 80”と称する)を含む。前記21.5MHzの水
晶VCO80は自動周波数及び位相制御(AFPC)信
号電圧により発振周波数及び位相が制御されるように構
成される制御型の発振器である。
【0055】前記AFPC信号電圧は、前記21.5M
Hzの水晶VCO80の発振信号に対する分周応答信号
を10.76MHzのアナログ帯域通過フィルター82
(以下、“10.76MHzのアナログBPF 82”
と称する)を通して供給される10.76MHzの基準
搬送波と比較する自動周波数及び位相制御(AFPC)
検出器81(以下、“AFPC検出器81”と称する)
により発生する。
【0056】前記シソイド的な発振信号に応答して対称
クリッパ(clipper)又はリミッタ83が本質的に矩形
波の出力信号を発生させるが、前記矩形波出力信号はA
DC22内で最終IF信号のサンプリングをタイミング
させるための第1クロック信号として用いられる。前記
対称クリッパ83の出力信号は分周器フリップフロップ
84(以下、“(f/2)Tフリップフロップ84と称
する)に印加されるが、前記(f/2)Tフリップフロ
ップ84は所定の方式で前記第1クロック信号の遷移に
応答して前記21.5MHzの水晶VCO80の発振周
波数の1/2に該当する10.76MHzの基本周波数
を有する他の矩形波を発生させる。
【0057】前記21.5MHzの水晶VCO80の発
振信号に対するこのような分周応答信号は前記AFPC
検出器81に印加されて、前記10.76MHzのアナ
ログBPF82を通して供給される10.76MHzの
基準搬送波と比較される。前記(f/2)Tフリップフ
ロップ84は10.76MHzの基本周波数を有する矩
形波の出力信号をAND回路85に供給して前記第1ク
ロック信号とAND演算させることにより、振幅及び群
遅延等化器7における速度減少フィルタリングに用いら
れる第2クロック信号を発生させる。
【0058】21.5MHzの水晶VCO80から供給
される21.52MHzの基準搬送波は基底帯にシンク
ロダインする受信DTV信号からシンボル周波数(又は
ボー周波数)の低調波に該当する周波数を有する成分を
抽出し、周波数増倍器回路で前記シンボル周波数の低調
波に適宜な因数を乗算することにより発生する。以下、
その過程を具体的に説明するが、この説明は先ず前記受
信DTV信号が10.76MHzのシンボル周波数又は
ボーレートを有するVSB信号であると仮定する状態
で、その次には受信DTV信号が5.38MHzのシン
ボル周波数又はボーレートを有するQAM信号であると
仮定する状態で行われる。
【0059】前記VSBパイロット搬送波検出器21に
はディジタルマルチプレクサ86(以下、“5.38M
Hzの基準選択器86”と称する)が接続されている
が、この5.38MHzの基準選択器86は前記受信D
TV信号を同伴するパイロット搬送波を検出して前記受
信DTV信号がVSB信号であると示す前記VSBパイ
ロット搬送波検出器21からの出力信号に応答してVS
B同位相同期検出器50から供給される前記受信DTV
信号の実数サンプルを選択することにより、その実数サ
ンプルを5.38MHzに中心周波数をおく選択応答信
号を提供する帯域通過FIRディジタルフィルター87
(以下、“5.38MHzのディジタルBPF 87”
と称する)に印加させるように動作し、これにより、前
記5.38MHzのディジタルBPF87は前記VSB
信号からシンボル周波数の1次低調波を選択する。
【0060】ディジタル方式で後続周波数増倍を行うと
きに発生するアンダーサンプリング問題を防止するため
に、5.38MHzにおける後続周波数増倍はアナログ
方式で行われる。すなわち、5.38MHzのディジタ
ルBPF87の出力信号はディジタル/アナログ変換機
88(以下、“DAC 88”と称する)によりアナロ
グ形態に変換され、結果信号は伝播整流回路89に印加
される。前記伝播整流回路89は5.38MHzの2次
高調波として強い10.76MHz成分を含む前記5.
38MHzのディジタルBPF87の出力信号の高調波
を発生させる。前記10.76MHzのアナログBPF
82は前記5.38MHzの2次高調波に応答して前記
AFPC検出器81に10.76MHzの基準搬送波入
力信号を供給する。
【0061】かつ、前記5.38MHzの基準選択器8
6は前記受信DTV信号を同伴するパイロット搬送波を
検出しなくて前記受信DTV信号がQAM信号であると
示す前記VSBパイロット搬送波検出器21からの出力
信号に応答して自乗回路8Aの出力信号を選択すること
により、その選択信号を5.38MHzに中心周波数を
おく選択応答信号を提供する前記5.38MHzのディ
ジタルBPF87に印加させるように動作する。
【0062】基底帯QAM信号のシンボル周波数の2.
69MHzの1次低調波を選択するために2.69MH
zに中心周波数をおく選択出力信号を提供する帯域通過
FIRディジタルフィルター8B(以下、“2.69M
HzのディジタルBPF 8B”と称する)により前記
自乗回路8Aに対する入力信号が供給され、これにより
前記自乗回路8Aは強い5.38MHzの成分を含む前
記2.69MHzのディジタルBPF 8Bの出力信号
の高調波を発生させる。前記基底帯QAM信号は、図7
に示したようにQAM同位相同期検出器40から又はQ
AM直交位相同期検出器45から供給されうる。
【0063】図7の前記自乗回路8Aは2.69MHz
のディジタルBPF 8Bの出力信号を乗数及び被乗数
として受信するディジタル乗算機として示されている。
前記自乗回路8Aは論理ゲートを使用してディジタル乗
算機で構成されうるが、より迅速な動作のために自乗値
に対するルックアップテーブルを貯蔵しているROMで
構成される。以前フィルターの出力信号の高調波を発生
させるのに前記自乗回路の代わりに絶対値回路を使用す
ることもできるが、この場合には弱い2次高調波が発生
するので望ましくない。
【0064】図7には最終中間周波数に変換され、相互
直交位相関係を有するQAM搬送波の二つの位相に対す
る複素数ディジタル表現信号を提供するQAM複素搬送
波ROM49のコサインQAM複素搬送波ルックアップ
テーブル491とサインQAM複素搬送波ルックアップ
テーブル492にアドレス信号を供給する第1アドレス
発生器60の代表的な構成が示されている。前記第1ア
ドレス発生器60には第1アドレスカウンタ61が備え
られて前記第1クロック信号の遷移を計数し、これによ
り基本第1アドレス信号を発生させる。この基本第1ア
ドレス信号はディジタル加算機62に第1被加数として
印加される。
【0065】前記ディジタル加算機62内で前記基本第
1アドレス信号には前記ディジタル加算機62に第2被
加数として印加される第1アドレス訂正信号が加算さ
れ、これによりQAM複素搬送波ROM49のコサイン
QAM複素搬送波ルックアップテーブル491とサイン
QAM複素搬送波ルックアップテーブル492の両方を
アドレスさせるための訂正された第1アドレス信号が和
出力信号として発生する。前記第1アドレス発生器60
にはシンボルクロック回転検出器63が備えられている
が、このシンボルクロック回転検出器63はQAM同位
相同期検出器40により基底帯にシンクロダインするQ
AM信号の実数サンプルのシーケンス及びQAM直交位
相同期検出器45により基底帯にシンクロダインするQ
AM信号の虚数サンプルのシーケンスに応答する。
【0066】前記シンボルクロック回転検出器63は、
シンボル周波数の約数である最終中間周波数にヘテロダ
インされた受信QAM信号からわかるように、前記第1
クロック信号に応じて受信機で行われるシンボルクロッ
キングと送信機で行われるシンボルクロッキングとの位
相ずれを検出する。1992年5月19日付、A.D.
Kucar氏による米国特許第5,115,454号
(発明の名称:“METHODAND APPARATUS FOR CARRIER SY
NCHRONIZATION AND DATA DETENTION”)には前記シンボ
ルクロック回転検出器63の構成に関連する各種の形態
及びその一部を説明する背景文献が記載されている。
【0067】前記第1アドレス発生器60にはディジタ
ル低域通過フィルター64(以下、“サンプル平均化デ
ィジタルLPF64”と称する)が備えられているが、
このサンプル平均化ディジタルLPF64は前記シンボ
ルクロック回転検出器63により検出される、受信機で
行われるシンボルクロッキングの位相ずれを多数のサン
プル(例えば、数百万個のサンプル)に対して平均化し
て、前記基本第1アドレス信号を訂正するように前記デ
ィジタル加算機62に供給される前記第1アドレス訂正
信号を発生させる。このように多数のサンプルに対して
行われる平均化より少ない個数のサンプルを累積した
後、その累積サンプルを後続累積のために減少したサン
プル速度で順方向にダンプ(dump)させ、このような累
積とサブサンプリングをサブサンプリングの速度を次第
に減少させながら数回繰り返す過程により行うことがで
きる。
【0068】かつ、図7には最終中間周波数に変換さ
れ、相互直交位相関係を有するVSB搬送波の二つの同
期位相に対する複素数ディジタル表現信号を提供するV
SB複素搬送波ROM59のコサインVSB複素搬送波
ルックアップテーブル591とサインVSB複素搬送波
ルックアップテーブル592にアドレス信号を供給する
第2アドレス発生器70の代表的な構成が示されてい
る。前記第2アドレス発生器70には第2アドレスカウ
ンター71が備えられて前記第1クロック信号の遷移を
計数し、これにより基本第2アドレス信号を発生させ
る。
【0069】この基本第2アドレス信号はディジタル加
算機72に第1被加数として印加される。前記ディジタ
ル加算機72内で前記基本第2アドレス信号には前記デ
ィジタル加算機72に第2被加数として印加される第2
アドレス訂正信号が加算され、これによりVSB複素搬
送波ROM59のコサインVSB複素搬送波ルックアッ
プテーブル591とサインVSB複素搬送波ルックアッ
プテーブル592の両方をアドレスさせるための訂正さ
れた第2アドレス信号が和出力信号として発生する。
【0070】さらに、図7には前記VSB同位相同期検
出器50からのサンプルを量子化器74に入力信号とし
て印加するまえに所定個数のサンプル周期だけ遅延させ
るクロック型のディジタル遅延ライン73が示されてい
る。前記量子化器74はそれに入力信号として現在受信
されるサンプルにより最も近似した量子化レベルを供給
する。このような量子化レベルはVSB信号を同伴する
パイロット搬送波のエネルギーから推定又は前記VSB
信号の包絡線検出結果から推定することができる。
【0071】量子化器74により出力信号として選択さ
れる最も近似した量子化レベルは出力端にクロック型の
ラッチを含めてクロック型の素子として動作するディジ
タル加算機/減算機75で前記量子化器74の入力信号
により減算される。前記ディジタル加算機/減算機75
からの結果差出力信号は復元されるべきシンボルレベル
から実際復元されたシンボルレベルの退去を示すが、そ
の退去の極性が先行シンボル位相ずれ又は遅延シンボル
位相ずれのうち、いずれか一つによるか否かは解決すべ
きである。
【0072】前記クロック型のディジタル遅延ライン7
3に入力信号として印加される前記VSB同位相同期検
出器50からのサンプルは、遅延無しに平均自乗誤差
(Mean-Square-Error:MSE)こう配検出フィルター
76(以下、“MSEこう配検出フィルター76”と称
する)に入力信号として印加される。前記MSEこう配
検出フィルター76は(−1/2),1,0,(−
1),(+1/2)カーネル(kernel)を有する有限イ
ンパルス応答(FIR)型のディジタルフィルターであ
って、このフィルターの動作は前記第1サンプリングク
ロックによりクロックされるようになっている。
【0073】前記クロック型のディジタル遅延回路73
により提供される前記遅延サンプル期間の個数は、MS
Eこう配検出フィルター76の出力信号がディジタル加
算機/減算機75からの差信号と一時的に整列状態をな
すように決められる。このため、ディジタル加算機/減
算機75からの差信号はディジタル乗算機77によりM
SEこう配検出フィルター76の出力信号と乗算され
る。2の補数フィルターである前記MSEこう配検出フ
ィルター76の出力信号のうち、符号ビット及び次の最
上位ビットのみでも乗算が可能であり、これにより、デ
ィジタル乗算機77の構成を単純化することができる。
【0074】前記ディジタル乗算機77から出力される
積信号のサンプルは受信機で行われるシンボルクロッキ
ングの位相ずれを示すものであって、ディジタル低域通
過フィルター78(以下、“サンプル平均化ディジタル
LPF78”と称する)により平均化する。前記サンプ
ル平均化ディジタルLPF78により行われる平均化は
多数のサンプル(例えば、数百万個のサンプル)に対し
て行われ、その結果、前記サンプル平均化ディジタルL
PF78は前記基本第2アドレスを訂正するように前記
ディジタル加算機72に印加される前記第2アドレス訂
正信号を発生させる。
【0075】図6に示した前記第2アドレス発生器70
に用いられるシンボル同期技術は、1976年12月発
刊のIEEE Transactions on Communications のペー
ジ1326−1330に記載のS.U.H.Qures
hiの論文“Timing Recovery for Equalized Partial-
Response Systems”でパルス振幅変調(PAM)信号の
使用と関連する一般的な技術と同一である。VSB信号
のシンボル同期と関連して使用するこのようなシンボル
同期技術は本明細書で引用しているC.B.Patel
と本発明者の先出願に記載されている。
【0076】図7に示した一般的な形態の第2アドレス
発生器70の場合、クロック型のディジタル遅延ライン
73は別途の素子としては存在せず、その代わりにMS
Eこう配検出フィルター76と一時的に整列されるディ
ジタル加算機/減算機75からの差信号に対して所定の
サンプル周期個数だけ遅延する状態で量子化器74に入
力される入力信号は、MSEこう配検出フィルター76
に内蔵されているタップ型のディジタル遅延ラインから
発生する。前記タップ型のディジタル遅延ラインはMS
Eこう配検出フィルター76の出力信号を発生させるよ
うに合算以前に前記(−1/2),1,0,(−1),
(+1/2)カーネルにより加重処理される差動遅延サ
ンプルを供給する。
【0077】図8には前記振幅及び群遅延等化器7が示
されているが、前記振幅及び群遅延等化器7はシンボル
間のエラーを発生しやすい振幅対周波数特性を有する基
底帯応答信号をシンボル間のエラーを発生させる傾向を
最小化する最適の振幅対周波数特性を有する信号に変換
させる。図1乃至図4に示した前記振幅及び群遅延等化
器7には等化器に使用するための“off−the−s
helf”として入手可能なモノリシック(monolithi
c)集積回路のうち、適宜のものを使用することができ
る。
【0078】このような集積回路は、振幅及び群遅延等
化のために使用され、タップ加重値がプログラム可能な
多重タップディジタルフィルターと、トレーニング信号
を選択的に累積し、その累積結果を一時的に貯蔵する回
路と、一時貯蔵累積結果を“priori”として知ら
れている理想的なトレーニング信号と比較し、振幅及び
群遅延等化のために使用する多重タップディジタルフィ
ルターの更新タップ加重値を計算するためのマイクロコ
ンピュータとを含む。
【0079】VSB AM受信中に振幅及び群遅延等化
器7の実数出力信号はVSB元の信号からのシンボルデ
コーディングされたディジタルデータストリームを復元
させるシンボルデコーディングを行う1次元シンボルデ
コーディング回路91(以下、“VSB 1次元トレリ
スデコーディング回路91”と称する)に入力信号とし
て印加される。ATSC規格によるVSB信号の場合に
は、トレリスコーディング処理されないフィールド同期
コード群を含む各データフィールドの初期データセグメ
ントを除く全てのデータセグメント内のデータに対して
トレリスコーディングが用いられる。
【0080】従来の技術のように、VSB 1次元トレ
リスデコーディング回路91が供給するシンボルデコー
ディングされたディジタルデータストリームのうち一つ
として後続のデータ処理のために使用するディジタルデ
ータストリームはデータスライス過程の結果をトレリス
デコーディングすることにより発生し、通常は最適のビ
タビ(Viterbi)デコーディング技術が使用される。従
来の技術のように、VSB 1次元トレリスデコーディ
ング回路91が供給するシンボルデコーディングされた
ディジタルデータストリームのうちもう一つとして受信
されたQAM元の信号に含まれている同期情報に応答す
る受信機によるデータ処理を制御するために使用するデ
ィジタルデータストリームは、後続のトレリスデコーデ
ィング無しにデータスライス過程を用いて発生する。
【0081】前記VSB 1次元トレリスデコーディン
グ回路91は望ましくは本明細書で引用され、1998
年5月5日付、米国特許第5,748,226号(発明
の名称:“DIGITAL TELEVISION RECEIVER WITH ADAPTIV
E FILTER CIRCUITRY FOR SUPPRESSING NTSC CO-CHANNEL
INTERFERENCE”)に記載のものと類似したデータスラ
イス技術を利用するという側面で通常の従来の方式とは
異なる。
【0082】QAM受信中に前記振幅及び群遅延等化器
7の実数及び虚数応答信号の両方はQAM元の信号から
のシンボルデコーディングされたディジタルデータスト
リームを復元させるシンボルデコーディングを行う2次
元シンボルデコーディング回路92(以下、“QAM
2次元トレリスデコーディング回路92”と称する)に
入力信号として印加される。前記QAM元の信号がその
VSB元の信号内のデータ同期情報に対応するデータ同
期情報を含むと仮定すれば、シンボルデコーディングさ
れたディジタルデータストリームのうち一つは後続のデ
ータ処理のために供給されるトレリスデコーディングさ
れたディジタルデータストリームとなり、シンボルデコ
ーディングされたディジタルデータストリームのうちも
う一つは後続のトレリスデコーディング無しにデータス
ライス過程により発生する。後者のシンボルデコーディ
ングされたディジタルデータストリームは、前記受信さ
れたVSB元の信号に含まれている同期情報に応答する
受信機によるデータ処理を制御するのに用いられる。
【0083】VSB 1次元トレリスデコーディング回
路91とQAM 2次元トレリスデコーディング回路9
2にはディジタル信号マルチプレクサ93が接続されて
いるが、そのディジタル信号マルチプレクサ93は印加
される二つのディジタル入力信号のうち一つを出力信号
として選択するデータソース選択器93(以下、“デー
タソース選択器93”と称する)として作用する。前記
データソース選択器93はVSBシンクロダイン回路5
からの実数サンプルのゼロ周波数項を検出するためのV
SBパイロット搬送波存在検出器21により制御される
ように構成される。
【0084】前記ゼロ周波数項がVSB信号を同伴する
パイロット搬送波信号の不在を示す、本質的にゼロのエ
ネルギーを有する場合、データソース選択器93はその
第1ディジタル入力信号に選択的に応答してそのディジ
タルデータ出力源としてQAM信号に含まれるシンボル
をデコーディングするQAM 2次元トレリスデコーデ
ィング回路92を選択する。しかしながら、前記ゼロ周
波数項がVSB信号を同伴するパイロット搬送波信号の
存在を示す実質的なエネルギーを有する場合、データソ
ース選択器93はその第2ディジタル入力信号に選択的
に応答してそのディジタルデータ出力源としてVSB信
号に含まれるシンボルをデコーディングするVSB 1
次元トレリスデコーディング回路91を選択する。
【0085】前記データソース選択器93により選択さ
れたデータはデータディインタリーバー94に入力信号
として印加され、そのデータディインタリーバー94か
ら供給されるディインタリーブされたデータはリード−
ソロモンデコーダー95に印加される。前記データディ
インタリーバー94は度々その専用モノリシック集積回
路内に構成され、現在受信されるDTV信号がQAM形
態であるか、或いはVSB形態であるかに応じてDTV
信号に好適なディインタリービングアルゴリズムを選択
するように、VSBパイロット搬送波存在検出器21か
らの出力表示信号に応答可能になっているが、このよう
な事項は単純設計事項に過ぎない。
【0086】かつ、前記リード−ソロモンデコーダー9
5も度々その専用モノリシック集積回路内に構成され、
現在受信されるDTV信号がQAM形態であるか、或い
はVSB形態であるかに応じてDTV信号に好適なリー
ド−ソロモンアルゴリズムを選択するようにVSBパイ
ロット搬送波存在検出器21からの出力表示信号に応答
可能になっているが、このような事項も単純設計事項に
過ぎない。リード−ソロモンデコーダー95はデータデ
ィランダム化器96にエラー検出データを供給するが、
前記エラー検出データに応答してデータディランダム化
器96はDTV受信機に伝送するまえにランダム化信号
を再生させる。前記再生された信号はパケットソーター
(packet sorter)97用のデータパケットを含む。デ
ータディランダム化器96は現在受信されるDTV信号
がQAM形態であるか、或いはVSB形態であるかに応
じてDTV信号に好適なデータディランダム化アルゴリ
ズムを選択するように、VSBパイロット搬送波存在検
出器21からの出力表示信号に応答可能に構成されてい
るが、このような事項も単純設計事項に過ぎない。
【0087】QAM 2次元トレリスデコーディング回
路92のデータ出力に含まれているデータ同期情報は第
1データ同期復元回路98により復元され、VSB 1
次元トレリスデコーディング回路91のデータ出力に含
まれているデータ同期情報は第2データ同期復元回路9
9により復元される。前記データ同期復元回路98,9
9にはデータ同期選択器100が接続されているが、前
記データ同期選択器100はVSBシンクロダイン回路
5からの実数サンプルのゼロ周波数項を検出するための
VSBパイロット搬送波存在検出器21の制御に応じ
て、第1、第2データ同期復元回路98,99によりそ
れぞれ提供されるデータ同期情報のうち一つを選択する
ようになっている。
【0088】前記ゼロ周波数項がVSB信号を同伴する
パイロット搬送波信号の不在を示す、本質的にゼロのエ
ネルギーを有する場合、データ同期選択器100はその
出力信号として第1データ同期復元回路98により提供
されるデータ同期情報を選択する。しかしながら、前記
ゼロ周波数項がVSB信号を同伴するパイロット搬送波
信号の存在を示す実質的なエネルギーを有する場合、デ
ータ同期選択器100はその出力信号として第2データ
同期復元回路99により提供されるデータ同期情報を選
択する。
【0089】データ同期選択器100がその出力信号と
して第2データ同期復元回路99により提供されるデー
タ同期情報を選択する場合、各データフィールドの初期
データラインがトレーニング信号として振幅及び群遅延
等化器7に印加されるように選択する。データ同期選択
器100にデータフィールドインデックス情報を提供す
るように第2データ同期復元回路99内で二つの連続す
る63−サンプルPNシーケンスの発生が検出される。
【0090】QAM DTV信号に対する規格は現在V
SB DTV信号に対する規格のようにあまりよく定義
されていない。32−状態のQAM信号はMPEG基準
と無関係の圧縮技術を使用する必要なく、単一のHDT
V信号に対する十分な容量を提供するが、一般にMPE
G規格と無関係の圧縮技術のうち一部は単一のHDTV
信号を16−状態のQAM信号としてコーディングさせ
るように用いられる。典型的に、第2データ同期復元回
路99はデータ同期選択器100に印加するためのデー
タフィールドインデックス情報を発生させるように所定
の24−ビットワードの発生を検出する。
【0091】データ同期選択器100に内蔵されている
マルチプレクサは第1、第2データ同期復元回路98,
99によりそれぞれ供給されるデータフィールドインデ
ックス情報のうちいずれか一つを選択するが、このよう
に選択されたデータフィールドインデックス情報はデー
タディインタリーバー94、リード−ソロモン検出器9
5及びデータディランダム化器96に供給される。この
場合、QAM DTV信号にトレーニング信号が含まれ
ていないという内容が記録される。したがって、振幅及
び群遅延等化器7はパイロット搬送波の不在を示すVS
Bパイロット搬送波存在検出器21に応答してトレーニ
ング信号に依存しない決定方向性等化技術を使用するよ
うに制御され、第2データ同期復元回路99により選択
されたVSBトレーニング信号はマルチプレクサの必要
なくデータ同期選択器100を通して伝送される。
【0092】かつ、QAM DTV伝送のためのデータ
ライン同期信号として、最小限の基準として選択された
データライン同期信号でないデータライン同期信号は存
在しない。第1データ同期復元回路98はデータフィー
ルド内の同期情報を発生させるように各データフィール
ド内のサンプルを計数する計数回路を含む。このデータ
フィールド内の同期情報及び第2データ同期復元回路9
9により発生するデータフィールド内の同期情報(例え
ば、データライン計数値)は必要に応じてデータディイ
ンタリーバー94、リード−ソロモンデコーダー95及
びデータディランダム化器96に印加されるようにデー
タ同期選択器100内の適宜なマルチプレクサにより選
択される。
【0093】他の実施形態として、VSB信号受信中に
行うデータ同期をシンクロダイン結果選択器6の出力信
号又は振幅及び群遅延等化器7の出力信号内の同期コー
ドシーケンスに対するスパイク応答信号を発生させる整
合フィルターを用いてシンボルデコーディング以前に行
うことができる。同期コードシーケンスに対するスパイ
ク応答信号を発生させる前記整合フィルターは、望まし
くはその各々のカーネル内のサンプル個数を減少させる
ようにQAM DTVシンクロダイン回路4とVSB D
TVシンクロダイン回路5のオーバーサンプリングされ
た応答信号を入力信号として供給されず、その代わりに
入力信号をATSC信号のボーレート又はシンボル速度
まで減少したサンプル速度で供給される。同期コードシ
ーケンスに対するスパイク応答信号を発生させる前記整
合フィルターは、望ましくは多重経路受信がオンデータ
(on data)同期を有する効果を減少させるように振幅
及び群遅延等化器7の応答信号を受信するように接続さ
れている。
【0094】パケットソーター97は連続するデータパ
ケット内のヘッダーコードに応答して相異なる用途のデ
ータパケットを分類する。DTVプログラムのオーディ
オ部分を示すデータパケットは、前記パケットソーター
97によりディジタルサウンドデコーダー101に印加
される。前記ディジタルサウンドデコーダー101は多
数のスピーカー103,104を駆動させる多重チャネ
ルオーディオ増幅器102に左側チャネル及び右側チャ
ネルのステレオサウンド信号を供給する。DTVプログ
ラムのビデオ部分を示すデータパケットはパケットソー
ター97により、例えば、MPEG−2型のMPEGビ
デオデコーダー105(以下、“MPEG−2 ビデオ
デコーダー105”と称する)に印加される。
【0095】前記MPEG−2 ビデオデコーダー10
5はキネスコープ偏向回路106に水平(H)及び垂直
(V)同期信号を供給し、前記キネスコープ偏向回路1
06はキネスコープ107の表示スクリーンのラスタ走
査を提供する。前記MPEG−2 ビデオデコーダー1
05は、キネスコープ107に増幅された赤色(R)、
緑色(G)、青色(B)駆動信号を印加するキネスコー
プ駆動機増幅器108に信号を供給する。図1、図2、
図3、図4及び図8に示したDTV受信機の変形例とし
て、キネスコープ107の代わりに又はそれに追加して
他の形態のディスプレイ装置を使用することができ、サ
ウンド復元システムの場合も他の形態のもの、しかしな
がら単一のオーディオチャネルで構成されるものを使用
するか、単純なステレオ再生システムの場合より複雑な
ものを使用することもできる。
【0096】実数/複素数サンプル変換機48,58は
本明細書で引用され、1995年12月26日付、C.
B.Patel氏と本発明者による米国特許第5,47
9,449号(発明の名称:“DIGITAL VSB DETECTOR W
ITH BANDPASS PHASE TRACKER,AS FOR INCLUSION IN AN
HDTV RECEIVER”)に記載のヒルバート(Hilbert)変
換発生フィルター及び遅延補償回路を使用することがで
きる。他の実施形態として、前記実数/複素数サンプル
変換機48,58は本明細書で引用され、1996年1
0月20日付、C.B.Patel氏と本発明者による
米国特許第5,548,617号(発明の名称:“DIGI
TAL VSB DETECTOR WITH BANDPASS PHASETRACKER USING
RADER FILTERS,AS FOR USE IN AN HDTV RECEIVER”)
に記載のようなレイダー(Rader)フィルターも使用す
ることができる。さらに他の実施形態として、前記実数
/複素数サンプル変換機48,58は本明細書で引用さ
れ、1998年3月24日付、C.B.Patel氏と
本発明者による米国特許第5,731,848号(発明
の名称:“DIGITAL VSB DETECTOR WITH BANDPASS PHASE
TRACKER USING NG FILTERS,AS FOR USE IN AN HDTV R
ECEIVER”)に記載のようなNgフィルターを使用する
ことができる。
【0097】最終IF信号の最低周波数に対する最高周
波数の比を約8:1未満に維持させて実数/複素数サン
プル変換機48,58に対するフィルタリング要件を緩
和させるように、前記最終IF信号の最低周波数は1M
Hz以上となるのが望ましい。QAM信号単独に対する
このような選択を満たすための、最終IF信号のQAM
搬送波に対する最低搬送波周波数は3.69MHzであ
る。かつ、VSB信号単独に対する前記選択を満たすた
めの、最終IF信号のVSB搬送波に対する最低搬送波
周波数は、VSB信号の全側波帯の周波数が残留側波帯
の周波数より高いと仮定する場合には1.31MHzで
あり、VSB信号の全側波帯の周波数が残留側波帯の周
波数より低いと仮定する場合には6.38MHzであ
る。
【0098】本明細書で引用され、1997年2月25
日付、C.B.Patel氏と本発明者による米国特許
第5,606,579号(発明の名称:“DIGITAL VSB
DETECTOR WITH FINAL I-F CARRIER AT SUBMULTIPLE OF
SYMBOL RATE,AS FOR USE HDTV RECEIVER”)に記載のよ
うに、ディジタル方式で基底帯にシンクロダインする信
号の搬送波はシンボル速度の倍数の約数となる周波数を
備えるべき条件が強く求められる。これによれば、アナ
ログ搬送波信号を連続方式でディジタル化する代わり
に、ROMへのディジタル搬送波信号の貯蔵を実現する
ことができる。
【0099】ADC19におけるサンプル速度が、サン
プルクロック発生器8からの第1クロック信号により秒
当たり5.38×106個のシンボルに該当するシンボ
ル速度でQAM信号を適宜に復調するのに必要な秒当た
り最小限21.52×106個のサンプルに該当するサ
ンプル速度に設定されると、QAM DTV信号の搬送
波に対する最終変換中間周波数は5.38MHzより高
くないものが望ましく、この場合の前記中間周波数はサ
イクル当たり最小限4回のサンプリングが可能である。
最終IF信号のQAM搬送波が3.69MHzと5.3
8MHzとの間の帯域(二つの限界周波数を含む)にあ
る場合、前記QAM搬送波は、例えば、43.05MH
zの7次、8次、9次又は10次低調波に該当する周波
数を有する。
【0100】QAM搬送波に対する最終変換中間周波数
としては、43.05MHzの7次低調波及び21.5
2MHzの3次低調波、即ち、5.38MHzが望まし
い。この場合に求められる実際貯蔵領域の個数を減少さ
せるように、QAM複素搬送波ROM49のアドレスを
対称化することができる。QAM複素搬送波ROM49
で求められる実際貯蔵領域の個数を減少させる観点から
みると、43.05MHzの11次低調波及び21.5
2MHzの5次低調波、即ち、3.587MHzがQA
M搬送波に対する適宜な最終変換中間周波数となり得
る。しかしながら、この場合には実数/複素数サンプル
変換機48を900MHzへの実数/複素数サンプルダ
ウン変換をなすように設計すべきである。
【0101】ADC29におけるサンプル速度が、サン
プルクロック発生器8からの第1クロック信号により秒
当たり10.76×106個のシンボルに該当するシン
ボル速度でQAM信号を適宜に復調するのに必要な秒当
たり最小限21.52×106個のサンプルに該当する
サンプル速度に設定されると、VSB DTV信号の搬
送波に対する最終変換中間周波数は5.38MHzより
高くならないか、或いは“Qureshi”の技術から
採択可能なシンボル同期技術を成功的に使用することが
できない。
【0102】VSB信号の全側波帯の周波数がその残留
側波帯の周波数より高くなるべき場合、ADC29にお
けるサンプル速度は搬送波の周波数が最小限6.38M
Hzの周波数を有するように秒当たり21.52×10
6個のサンプルに該当するサンプル速度より高くなるべ
きである(例えば、秒当たり43.05×106個のサ
ンプルに該当する速度)。ADC29におけるサンプル
速度がより高くなることを防止するためには、前記VS
B信号の全側波帯の周波数がその残留側波帯の周波数よ
り高くなるべきである。これは、ADC29のサンプル
速度が秒当たり21.52×106個のサンプルに該当
するサンプル速度を有する場合、実数/複素数サンプル
変換機48,58がNgフィルターを実際には使用でき
ないことを意味する。
【0103】基底帯へのシンクロダインのために使用す
る最終中間周波数に変換されるVSB信号の搬送波は、
その最終IF信号が1〜9MHzの周波数範囲に制限さ
れる場合、1.31MHzと3.62MHzとの間の周
波数帯域(その二つの限界周波数を含む)にあるべきで
ある。例えば、前記VSB搬送波は43.05MHzの
5次、6次、7次、8次、9次、10次、11次、12
次、13次、14次又は15次の低調波に該当する周波
数を有する。アドレス対称構成を用いてROM内の搬送
波ルックアップテーブルのサイズを減少させる観点から
みると、VSB搬送波に対する最終変換中間周波数とし
ては15次低調波、即ち、2.690MHzが望まし
い。
【0104】しかしながら、2.690MHzはQAM
DTVシンクロダイン回路4に供給される最終IF信
号内のQAM搬送波が5.381MHzの周波数を有す
る場合には最適の選択周波数と言えないが、それはこの
場合に前記第3局部発振器30,35の公称周波数が同
一になるからである。殆ど同一の周波数を有する状態で
相互隣接配置する発振器の場合は同一に発振する傾向が
あり、その結果、その各周波数を個別的に制御する能力
には悪い影響を及ぼす。
【0105】アドレス対称構成を用いてROM内の搬送
波ルックアップテーブルのサイズを減少させる観点から
みると、VSB搬送波に対する最終変換中間周波数とし
ては21.52MHzの15次低調波に該当する43.
05MHzの31次低調波、即ち、1.345MHzも
良好な選択周波数と言える。しかしながら、実数/複素
数サンプル変換機58に対する設計要件を緩和させるた
めには、その代わりに21.52MHzの11次低調波
に該当する43.05MHzの23次低調波、即ち、
1.793MHzを選択することができる。但し、この
場合には低い周波数における実数/複素数変換が行われ
るべきである。
【0106】図9は44MHzに中心周波数をおく副中
間周波数帯域をQAM信号用の各種の最終中間周波数帯
域にダウンヘテロダインさせるのに使用する発振信号の
供給に用いられる局部発振器に対する設計周波数の表で
ある。第3局部発振器30の発振信号は、その発振信号
の2次高調波が近接周波数変調無線放送受信機と干渉す
る可能性を減少させるように前記副中間周波数帯域より
低くなることが望ましい。
【0107】図10は44MHzに中心周波数をおく副
中間周波数帯域をVSB信号用の各種の最終中間周波数
帯域にダウンヘテロダインさせるのに使用する発振信号
の供給に用いられる局部発振器に対する設計周波数の表
である。この設計周波数は前記副中間周波数帯域と前記
最終中間周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側波帯の
周波数より高く設定されるいると仮定下で決められる。
【0108】このような形態の動作は、前記ADC1
9,29のサンプリングが秒当たり21.52×106
個のサンプルに該当するサンプル速度でない秒当たり4
3.05×106個のサンプルに該当するサンプル速度
で行われる場合と関連付けられ、この場合の振幅及び群
遅延等化器7が同期等化器であれば、4:1の速度減少
フィルターを使用することができる。第1局部発振器1
0は第1混合器11に1次中間周波数帯域より高い周波
数の発振信号を提供し、その結果、受信DTVチャネル
で周波数が全側波帯より低い残留側波帯が前記1次中間
周波数帯域で全側波帯より周波数が高くなるように変換
される。
【0109】2次又は副中間周波数帯域で残留側波帯の
周波数が全側波帯の周波数より低くするためには、第2
局部発振器20は第2混合器14に前記1次中間周波数
より高い周波数の発振信号を提供すべきである。例え
ば、前記1次中間周波数帯域の中心周波数が940MH
zの場合、前記第2局部発振器20は896MHzの発
振信号を供給して副中間周波数帯域の中間周波数を44
MHzとする。前記896MHzは現在のUHFチャネ
ル83より高く、したがって、前記第2発振信号がDT
V受信機の範囲を超えて放出される場合には近接NTS
C受信機はこのような第1発振信号に同調しない。前記
2次又は副中間周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側
波帯の周波数より高い場合、第3局部発振器35は最終
中間周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側波帯の周波
数より高くなるように、前記副中間周波数帯域でより低
い周波数の発振信号を第3混合器28に供給すべきであ
る。
【0110】図11は44MHzに中心周波数をおく副
中間周波数帯域をVSB信号用の各種の最終中間周波数
帯域にダウンヘテロダインさせるのに使用する発振信号
の供給に用いられる局部発振器に対する設計周波数の表
である。この設計周波数は前記副中間周波数帯域と前記
最終中間周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側波帯の
周波数より低く設定されていると仮定下で決められる。
第1局部発振器10は第1混合器11に1次中間周波数
帯域より高い周波数の発振信号を提供し、その結果、受
信DTVチャネルで周波数が全側波帯より低い残留側波
帯が前記1次中間周波数帯域で全側波帯より周波数が高
くなるように変換される。
【0111】2次又は副中間周波数帯域で残留側波帯の
周波数が全側波帯の周波数より低くするためには、第2
局部発振器20は第2混合器14に前記1次中間周波数
より高い周波数の発振信号を供給すべきである。例え
ば、前記1次中間周波数帯域の中心周波数が916MH
zの場合、前記第2局部発振器20は960MHzの発
振信号を供給して副中間周波数帯域の中間周波数を44
MHzとする。航行帯域との干渉可能性を最少化するた
めに、第2局部発振器20は960MHzより高くない
周波数の発振信号を供給することが望ましい。前記2次
又は副中間周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側波帯
の周波数より低い場合、第3局部発振器35は最終中間
周波数帯域で残留側波帯の周波数が全側波帯の周波数よ
り低くなるように前記副中間周波数帯域でより低い周波
数の発振信号を第3混合器28に供給すべきである。
【0112】前記2次又は副中間周波数帯域をより低め
ることにより、前記第3局部発振器35を前記中間周波
数帯域より高い周波数で発振させることを図ることがで
きる。このような構成によれば、副中間周波数帯域で残
留側波帯の周波数を全側波帯の周波数より高める反面、
最終中間周波数帯域で残留側波帯の周波数を全側波帯の
周波数より低めることができる。他の実施形態として、
前記構成によれば、副中間周波数帯域で残留側波帯の周
波数を全側波帯の周波数より低める反面、最終中間周波
数帯域で残留側波帯の周波数を全側波帯の周波数より高
めることもできる。第2局部発振器20の発振周波数は
1次中間周波数帯域から殆ど取り除く必要はないが、こ
の場合にはDTV信号受信機の無線受信機部のUHF部
分に対する設計要件を緩和させうる。しかしながら、副
中間周波数帯域が低くなるほど、SAWフィルター16
の満足設計を提供することは難しくなる。
【0113】以上の説明において、“混合器”と“局部
発振器”のまえに形容詞として使用した序数は無線受信
機における前記素子の配置を示すために通常の工学用語
記載方法に応じるものであり、このような序数は特許請
求の範囲では引用記号として表示した場合を除いては使
用しない。特許請求の範囲で引用記号として表示しない
序数は一連の請求項で序数として引用されて記載された
要素の一連の順序を示す。
【0114】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、従来
のQAM/VSB DTV受信機とは異なり、全てのQ
AM信号を基底帯にシンクロダインするための前記回路
と全てのVSB信号を基底帯にシンクロダインするため
の前記回路にそれぞれ印加されるように、ディジタル化
済みの前記第1及び第2最終IF信号は同一周波数変換
機から供給されず、それぞれ第1制御型の発振器と第2
制御型の発振器を含む個別的な第1及び第2周波数変換
機によりそれぞれ供給される。かつ、第1制御型の発振
器に印加される第1のAFPC信号は第2同位相基底帯
信号や第2直交位相基底帯信号には応答しない反面、第
2制御型の発振器に印加される第2のAFPC信号は第
1同位相基底帯信号や第1直交位相基底帯信号には応答
しない。第1制御型の発振器と第2制御型の発振器専用
のこのような個別的なAFPCループにより上述したロ
ックアウトの問題点が防止される。かつ、前記第1及び
第2制御型の発振器の公称周波数が同一になる必要がな
いため、全てのQAM信号を基底帯にシンクロダインす
るための前記回路と全てのVSB信号を基底帯にシンク
ロダインするための前記回路に関連して追加設計の融通
性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に応じて構成されるディジタルテレビ
ジョン(DTV)受信機の無線受信部を示した概略ブロ
ック図である。
【図2】 本発明に応じて構成されるディジタルテレビ
ジョン(DTV)受信機の無線受信部を示した概略ブロ
ック図である。
【図3】 本発明に応じて構成されるディジタルテレビ
ジョン(DTV)受信機の無線受信部を示した概略ブロ
ック図である。
【図4】 本発明に応じて構成されるディジタルテレビ
ジョン(DTV)受信機の無線受信部を示した概略ブロ
ック図である。
【図5】 QAM DTV信号をディジタル方式で基底
帯にシンクロダインさせるために、図1乃至図4の各場
合に用いられる回路の詳細構成を示した概略ブロック図
である。
【図6】 VSB DTV信号をディジタル方式で基底
帯にシンクロダインさせるために、図1乃至図4の各場
合に用いられる回路の詳細構成を示した概略ブロック図
である。
【図7】 サンプルクロック発生器と、ディジタルQA
M信号とディジタルVSB信号をそれぞれ最終中間周波
数信号で基底帯にシンクロダインするのに用いられる複
素搬送波のディジタル表現信号を供給するルックアップ
テーブルROMと、前記ROM用のアドレス発生器とを
提供する回路として図1乃至図4に示した形態の所定の
DTV信号無線受信機に含まれている回路の詳細構成を
示した概略ブロック図である。
【図8】 図1乃至図4に示した無線受信部を含む前記
DTV受信機の残余部分を示した概略ブロック図であ
る。
【図9】 44MHzに中心周波数をおく副中間周波数
帯域をQAM信号用の各種の最終中間周波数帯域にダウ
ンヘテロダインさせるのに使用する発振信号の供給に用
いられる局部発振器に対する設計周波数を示した表であ
る。
【図10】 44MHzに中心周波数をおく副中間周波
数帯域をVSB信号用の各種の最終中間周波数帯域にダ
ウンヘテロダインさせるのに使用する発振信号の供給に
用いられる局部発振器に対する設計周波数を前記副中間
周波数帯域と前記最終中間周波数帯域で残留側波帯の周
波数が全側波帯の周波数より高く設定されていると仮定
下で決められる表である。
【図11】 44MHzに中心周波数をおく副中間周波
数帯域をVSB信号用の各種の最終中間周波数帯域にダ
ウンヘテロダインさせるのに使用する発振信号の供給に
用いられる局部発振器に対する設計周波数を前記副中間
周波数帯域と前記最終中間周波数帯域で残留側波帯の周
波数が全側波帯の周波数より低く設定されていると仮定
下で決められる表である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…RF増幅器 3…AGC遅延回路 4…QAM DTVシンクロダイン回路 5…VSB DTVシンクロダイン回路 10…第1局部発信器 11…第1混合器 12…高中間周波数帯域バッファ増幅器 13、16…SAWフィルター 14…第2混合器 15…低中間周波数帯域バッファ増幅器 17、27…逆AGC型の低IF帯域増幅器 18…第3混合器 19…アナログ/ディジタル変換器 25…AGC信号結合器 36…ディジタル/アナログ変換器 37…低域通過フィルター 39…VSG AGC検出器

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択されたディジタルテレビジョン信号
    がQAMディジタルテレビジョン信号であるか、或い
    は、VSBディジタルテレビジョン信号であるかにかか
    わらず、前記選択されたディジタルテレビジョン信号を
    受信するための無線受信機において、 前記選択されたディジタルテレビジョン信号を選択し
    て、そのテレビジョン信号を最小限第1の増幅副中間周
    波数信号に増幅、変換させる前端側回路と、 前記第1の増幅副中間周波数信号を第1最終中間周波数
    信号に変換し、第1自動周波数及び位相制御信号により
    発振周波数と発振位相が制御されるように構成される第
    1制御型の発振器を含む第1周波数変換機と、 前記第1最終中間周波数信号をディジタル化し、ディジ
    タル化済みの第1最終中間周波数信号を発生させる第1
    アナログ/ディジタル変換機と、 前記ディジタル化済みの第1最終中間周波数信号内の全
    てのQAMディジタルテレビジョン信号を基底帯にシン
    クロダインさせて第1同位相基底帯信号と第1直交位相
    基底帯信号を発生させるシンクロダイン回路と、 ディジタル化済みの第2最終中間周波数信号内の全ての
    VSBディジタルテレビジョン信号を基底帯にシンクロ
    ダインさせて第2同位相基底帯信号と第2直交位相基底
    帯信号を発生させるシンクロダイン回路と、 前記第1同位相基底帯信号と前記第1直交位相基底帯信
    号に応答する反面、前記第2同位相基底帯信号と前記第
    2直交位相基底帯信号には応答しない前記第1自動周波
    数及び位相制御信号を発生させる第1自動周波数及び位
    相制御回路と、 前記前端側回路から供給される第2の増幅副中間周波数
    信号を前記第2最終中間周波数信号に変換し、発振周波
    数及び発振位相が第2自動周波数及び位相制御信号によ
    り制御されるように構成される第2制御型の発振器を含
    む第2周波数変換機と、 前記第2最終中間周波数信号をディジタル化し、ディジ
    タル化済みの第2最終中間周波数信号を発生させる第2
    アナログ/ディジタル変換機と、 前記第2同位相基底帯信号と前記第2直交位相基底帯信
    号に応答する反面、前記第1同位相基底帯信号と前記第
    1直交位相基底帯信号には応答しない前記第2自動周波
    数及び位相制御信号を発生させる第2自動周波数及び位
    相制御回路とを含むことを特徴とする無線受信機。
  2. 【請求項2】 前記前端側回路は、それぞれ制御利得を
    備えており、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信号
    を共有副中間周波数入力信号に対する各々の応答信号と
    して供給する第1及び第2中間周波数増幅器を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の無線受信機。
  3. 【請求項3】 前記前端側回路は、前記選択されたディ
    ジタルテレビジョン信号に応答して前記共有副中間周波
    数入力信号を供給する二重変換受信機回路をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線受信機。
  4. 【請求項4】 前記二重変換受信機回路は、制御利得を
    有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項3に
    記載の無線受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第1
    直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号を
    供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の無線受
    信機。
  6. 【請求項6】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第1
    直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号を
    供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器とをさらに
    含むことを特徴とする請求項2に記載の無線受信機。
  7. 【請求項7】 前記前端側回路は、制御利得を備えてお
    り、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信号を副中間
    周波数入力信号に対する応答信号として供給する中間周
    波数増幅器を含むことを特徴とする請求項1に記載の無
    線受信機。
  8. 【請求項8】 前記前端側回路は、前記選択されたディ
    ジタルテレビジョン信号に応答して前記中間周波数増幅
    器に前記副中間周波数入力信号を供給する二重変換受信
    機回路をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の
    無線受信機。
  9. 【請求項9】 前記二重変換受信機回路は、制御利得を
    有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項8に
    記載の無線受信機。
  10. 【請求項10】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の無線受
    信機。
  11. 【請求項11】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器とをさらに含むことを特
    徴とする請求項7に記載の無線受信機。
  12. 【請求項12】 選択されたディジタルテレビジョン信
    号がQAMディジタルテレビジョン信号であるか、或い
    は、VSBディジタルテレビジョン信号であるかにかか
    わらず、前記選択されたディジタルテレビジョン信号を
    受信するための無線受信機において、 前記選択されたディジタルテレビジョン信号を選択し
    て、そのテレビジョン信号を第1及び第2の増幅副中間
    周波数信号に増幅、変換させる前端側回路と、 第1自動周波数及び位相制御信号により周波数及び位相
    が制御される第1発振信号を供給する第1制御型の発振
    器と、 第2自動周波数及び位相制御信号により周波数及び位相
    が制御される第2発振信号を供給する第2制御型の発振
    器と、 前記第1局部発振信号とヘテロダインされた状態の前記
    第1の増幅副中間周波数信号に応答して第1最終中間周
    波数信号を供給する第1混合器と、 前記第2局部発振信号とヘテロダインされた状態の前記
    第2の増幅副中間周波数信号に応答して第2最終中間周
    波数信号を供給する第2混合器と、 前記第1最終中間周波数信号をディジタル化する第1ア
    ナログ/ディジタル変換機と、 前記第2最終中間周波数信号をディジタル化する第2ア
    ナログ/ディジタル変換機と、 前記ディジタル化済みの第1最終中間周波数信号内の全
    てのQAMディジタルテレビジョン信号を基底帯にシン
    クロダインさせて第1同位相基底帯信号と第1直交位相
    基底帯信号を発生させるシンクロダイン回路と、 前記第1同位相基底帯信号と前記第1直交位相基底帯信
    号に応答して前記第1自動周波数及び位相制御信号を発
    生させる第1自動周波数及び位相制御回路と、 前記ディジタル化済みの第2最終中間周波数信号内の全
    てのVSBディジタルテレビジョン信号を基底帯にシン
    クロダインさせて第2同位相基底帯信号と第2直交位相
    基底帯信号を発生させるシンクロダイン回路と、 前記第2同位相基底帯信号と前記第2直交位相基底帯信
    号に応答して前記第2自動周波数及び位相制御信号を発
    生させる第2自動周波数及び位相制御回路と、 後続処理のために前記第1同位相基底帯信号と前記第1
    直交位相基底帯信号の両方を選択するか、前記第2同位
    相基底帯信号を選択するシンクロダイン結果選択器とを
    含むことを特徴とする無線受信機。
  13. 【請求項13】 後続処理のために前記第2同位相基底
    帯信号を選択するために前記シンクロダイン結果選択器
    を制御するように前記第2同位相基底帯信号内の実質的
    な直流成分の存在を検出するVSBパイロット存在検出
    器をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の無
    線受信機。
  14. 【請求項14】 前記前端側回路は、それぞれ制御利得
    を備えており、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信
    号を共有副中間周波数入力信号に対する各々の応答信号
    として供給する第1及び第2中間周波数増幅器を含むこ
    とを特徴とする請求項13に記載の無線受信機。
  15. 【請求項15】 前記前端側回路は、前記選択されたデ
    ィジタルテレビジョン信号に応答して前記共有副中間周
    波数入力信号を供給する二重変換受信機回路をさらに含
    むことを特徴とする請求項14に記載の無線受信機。
  16. 【請求項16】 前記二重変換受信機回路は、制御利得
    を有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項1
    5に記載の無線受信機。
  17. 【請求項17】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の無線
    受信機。
  18. 【請求項18】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器とをさらに
    含むことを特徴とする請求項14に記載の無線受信機。
  19. 【請求項19】 前記前端側回路は、制御利得を備えて
    おり、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信号を副中
    間周波数入力信号に対する応答信号として供給する中間
    周波数増幅器を含むことを特徴とする請求項13に記載
    の無線受信機。
  20. 【請求項20】 前記前端側回路は、前記選択されたデ
    ィジタルテレビジョン信号に応答して前記中間周波数増
    幅器に前記副中間周波数入力信号を供給する二重変換受
    信機回路をさらに含むことを特徴とする請求項19に記
    載の無線受信機。
  21. 【請求項21】 前記二重変換受信機回路は、制御利得
    を有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項2
    0に記載の無線受信機。
  22. 【請求項22】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の無線
    受信機。
  23. 【請求項23】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器とをさらに含むことを特
    徴とする請求項19に記載の無線受信機。
  24. 【請求項24】 後続処理のために前記第1同位相基底
    帯信号及び前記第1直交位相基底帯信号を選択するため
    に前記シンクロダイン結果選択器を制御するように前記
    第2同位相基底帯信号内の虚数サンプルの存在を検出す
    る虚数サンプル存在検出器をさらに含むことを特徴とす
    る請求項12に記載の無線受信機。
  25. 【請求項25】 前記前端側回路は、それぞれ制御利得
    を備えており、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信
    号を共有副中間周波数入力信号に対する各々の応答信号
    として供給する第1及び第2中間周波数増幅器を含むこ
    とを特徴とする請求項24に記載の無線受信機。
  26. 【請求項26】 前記前端側回路は、前記選択されたデ
    ィジタルテレビジョン信号に応答して前記共有副中間周
    波数入力信号を供給する二重変換受信機回路をさらに含
    むことを特徴とする請求項25に記載の無線受信機。
  27. 【請求項27】 前記二重変換受信機回路は、制御利得
    を有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項2
    6に記載の無線受信機。
  28. 【請求項28】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の無線
    受信機。
  29. 【請求項29】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記第1
    及び第2中間周波数増幅器に印加される第3自動利得制
    御信号を発生させる自動利得制御信号結合器とをさらに
    含むことを特徴とする請求項25に記載の無線受信機。
  30. 【請求項30】 前記前端側回路は、制御利得を備えて
    おり、前記第1及び第2の増幅副中間周波数信号を副中
    間周波数入力信号に対する応答信号として供給する中間
    周波数増幅器を含むことを特徴とする請求項に24記載
    の無線受信機。
  31. 【請求項31】 前記前端側回路は、前記選択されたデ
    ィジタルテレビジョン信号に応答して前記中間周波数増
    幅器に前記副中間周波数入力信号を供給する二重変換受
    信機回路をさらに含むことを特徴とする請求項30に記
    載の無線受信機。
  32. 【請求項32】 前記二重変換受信機回路は、制御利得
    を有する高周波増幅器を含むことを特徴とする請求項3
    1に記載の無線受信機。
  33. 【請求項33】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器と、 設定周波数範囲の所定の部分にかけて前記第3自動利得
    制御信号に応答して前記高周波増幅器に印加される第4
    自動利得制御信号を発生させる自動利得制御遅延回路と
    をさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の無線
    受信機。
  34. 【請求項34】 前記第1同位相基底帯信号及び前記第
    1直交位相基底帯信号に応答して第1自動利得制御信号
    を供給するQAM自動利得制御検出器と、 前記第2同位相基底帯信号に応答して第2自動利得制御
    信号を供給するVSB自動利得制御検出器と、 前記第1及び第2自動利得制御信号を結合して前記中間
    周波数増幅器に印加される第3自動利得制御信号を発生
    させる自動利得制御信号結合器とをさらに含むことを特
    徴とする請求項30に記載の無線受信機。
JP11039266A 1998-02-20 1999-02-17 個別的な変換機により供給されるvsb及びqam最終中間周波数信号を同期化するqam/vsbディジタルテレビジョン受信機 Pending JPH11331301A (ja)

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