JPH11331042A - Cdmaセルラ無線基地局装置及び移動局装置及び送信方法及び受信方法 - Google Patents

Cdmaセルラ無線基地局装置及び移動局装置及び送信方法及び受信方法

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JPH11331042A
JPH11331042A JP11103556A JP10355699A JPH11331042A JP H11331042 A JPH11331042 A JP H11331042A JP 11103556 A JP11103556 A JP 11103556A JP 10355699 A JP10355699 A JP 10355699A JP H11331042 A JPH11331042 A JP H11331042A
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和 行 宮
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辺 昌 俊 渡
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藤 修 加
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局において、パイロットチャネルが通信
チャネルに与える他局間干渉を低減し、また送信アンテ
ナ指向性制御を行って通信チャネルを送信する場合に、
移動局における同期検波を可能にする。 【解決手段】 基地局は、パイロットチャネル101に
加えて、通信チャネル106においてパイロットシンボ
ル108を内挿した信号を多重して伝送する。パイロッ
トチャネル101は、同期検波用基準信号として高信頼
度を得るための高い送信パワで伝送する必要がないた
め、ウエイト105により通信チャネルに比べて低パワ
で送信でき、他局間干渉が低減できる。また移動局側で
は、通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルから
正確な同期検波ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルセルラ
移動体通信等に用いられるCDMAセルラ無線基地局装
置等に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルセルラ移動体通信において、
多元アクセス方式とは、同一の帯域で複数の局が同時に
通信を行う際の回線接続方式のことである。CDMA
(Code Division Multiple Access )とは、符号分割多
元接続のことで、情報信号のスペクトルを、本来の情報
帯域幅に比べて十分に広い帯域に拡散して伝送するスペ
クトル拡散通信によって多元接続を行う技術であり、ス
ペクトル拡散多元接続(SSMA)という場合もある。
直接拡散方式とは、拡散において拡散系列符号をそのま
ま情報信号に乗じる方式である。
【0003】ディジタル通信における検波方式のうち、
同期検波方式は遅延検波方式に比べて優れた静特性を有
し、ある平均ビット誤り率(BER)を得るために必要
なEb/IOが最も低い方式である。また、フェージン
グによる伝送信号の歪みを補償する方式として、内挿型
同期検波方式が提案されている(三併 政一,”陸上移
動通信用16 QAMのフェージングひずみ補償方式”信学論
B-II Vol.J72-B-II No.1 pp.7-15,1989)。この方式で
は、図7に示すように、送信すべき情報シンボルの中に
周期Tごとにパイロットシンボル701を挿入し、チャ
ネルの伝達関数すなわち回線の状態を推定して検波を行
うものである。また、上記方式を直接拡散CDMAに適
用した方式が提案されている(東、太口、大野,”DS/C
DMA における内挿型同期検波RAKEの特性”信学技報 RCS
94-98,1994)。一方、直接拡散CDMAにおいて同期検
波を可能にする方式として、パイロットチャネルがあ
る。これは、図8に示すように、1つのパイロットチャ
ネル801を検波用基準信号として、情報データを伝送
するチャネルとは独立に常時送信する方式である。
【0004】パイロットチャネルを用いた従来のCDM
A方式セルラ無線基地局装置の構成を図4に示す。下り
回線において、m-1局(1<m)の各移動局の送信データ(2)
〜(m) は異なる拡散符号(2) 〜(m) によって拡散されウ
ェイトを乗じた後、多重される。各移動局の情報データ
・制御データ等の送信データを伝送するチャネルを以後
「通信チャネル」と呼ぶ。上記ウェイトは、下り回線の
送信電力制御に用いるものであり、通信チャネル間の送
信電力に重み付けを行うものである。一方、パイロット
チャネル401では、送信データ(1) 402は、拡散符
号(1)403によって拡散回路404において拡散さ
れ、ウェイトW(1) 405を乗じた後、上記通信チャネ
ル406から411と多重回路412において多重さ
れ、無線送信部413によってアップコンバートされ、
アンテナ414から送信される。このとき、送信データ
(1) 402では情報を伝送する必要はないので、無変調
データ(全て0または1)でもよい。
【0005】図5はパイロットチャネルを用いた従来の
CDMA方式セルラ無線移動局装置の構成を示す。図5
において、アンテナ501から受信した信号は、無線受
信部502においてダウンコンバートされる。そして、
パイロットチャネル503は、相関回路505による出
力から位相推定回路511により位相情報512を検出
し、通信チャネル513の検波回路516に伝える。通
信チャネル513では、相関回路515で拡散符号i(i=
2 〜m)で逆拡散した信号を、上記位相情報512を基に
検波回路516で同期検波し、2値判定回路517で判
定して受信データ518を出力する。
【0006】一方、上記パイロットチャネルを同期検波
以外の情報として利用する方法がある。図5において、
上記パイロットチャネル503の相関器出力から、パワ
検出回路506において各サンプリング(位相)ごとの
受信パワを演算し、チップ同期回路507において、あ
る時定数で積分する(フィルタリング)することによ
り、チップ同期信号508を出力する。このチップ同期
信号508を用いて、通信チャネル513の相関回路5
15における拡散符号(i) 514との逆拡散の位相を決
定する。また、他セルが同じ拡散符号(1) 504を使用
し、かつ位相をずらしてパイロットチャネルを伝送する
システムの場合には、パワ検出回路506の出力から、
他セルモニタ回路509により、他セル信号レベル情報
510を得ることができる。このとき、チップ同期信号
508および他セル信号レベル情報510を得るために
必要なパイロットチャネルの送信パワは、チップ同期回
路507および他セルモニタ回路509でパワ検出回路
506の出力を積分するため、同期検波に必要なパワに
比べて低くても良い。
【0007】また、他局間干渉抑制の対策として、基地
局において各通信チャネルごとに送信アンテナの指向性
を制御して送信する方式がある(特開平7-76049 号公
報)。図6は指向性制御をしたときの様子を示してい
る。基地局601は、3台の移動局602、603、6
04に対して、通信チャネルをA、B、Cの3方向に指
向性を制御して送信している。これに対し、同期検波用
基準信号として送信するパイロットチャネルは、各通信
チャネル共通に使用するため無指向性で送信する必要が
ある。このとき、パイロットチャネル信号が伝搬した経
路と、通信チャネル信号が伝搬した経路とは異なる。即
ち、図6において、パス605と606は、無指向性で
送信したパイロットチャネルが、通信チャネル信号とは
異なる経路で伝搬した様子を示しており、Aの指向性を
持って送信された通信チャネルでは通過しないパスであ
る。したがって、パイロットチャネル信号の位相情報と
通信チャネル信号の位相情報とは異なることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパイロット
チャネルの多重伝送においては、パイロットチャネルの
信頼性を高くし、同期検波性能を向上するためには、干
渉となる他の通信チャネルに対して、相対的に強い電力
で送信する必要がある。即ち、図4において、ウェイト
W(1) 405は、通信チャネルに対して大きい値(W1>M
ax W2・・・Wm)となる。しかしながら、W(1) を大きくす
ると、同期検波用基準信号としての信頼性が高くなる一
方、通信チャネル信号に与える干渉(他局間干渉)が大
きくなるため、通信チャネル品質を結果的に下げるとい
う問題点があった。
【0009】また、基地局において、各通信チャネルご
とに送信アンテナの指向性を制御して送信する場合、パ
イロットチャネルから得た位相情報と、通信チャネルの
検波位相とは異なるため、パイロットチャネルの位相情
報を用いて通信チャネルの同期検波を行うことは不可能
であるという問題点があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、基地局において、パイロットチャネル
が通信チャネルに与える他局間干渉を低減し、また送信
アンテナの指向性制御を行って通信チャネルを送信する
場合に、移動局における同期検波を可能とする優れたC
DMAセルラ無線伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基地局側が、パイロットチャネルを出力
する手段と、パイロットシンボルを内挿した通信チャネ
ルを出力する手段と、パイロットチャネルおよび通信チ
ャネルを同一周波数に多重して送信する手段とを備え、
前記パイロットチャネルを前記通信チャネルに比べて低
パワーで送信することを特徴とした構成である。この構
成により、基地局において、パイロットチャネルが通信
チャネルに与える他局間干渉を低減し、また通信チャネ
ルの送信アンテナ指向性制御を行って送信する場合で
も、移動局における同期検波を可能とすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基地局が、パイロットチャネルを出力する手段と、
パイロットシンボルを内挿した通信チャネルを出力する
手段と、パイロットチャネルおよび通信チャネルを同一
周波数に多重して送信する手段とを備え、前記パイロッ
トチャネルを前記通信チャネルに比べて低パワーで送信
することを特徴とするものであり、パイロットチャネル
に加えて、各通信チャネルに内挿型同期検波を目的とし
たパイロットシンボルを周期的に挿入することにより、
パイロットチャネルは、同期検波用基準信号として高い
信頼度を得るために通信チャネルに比べてより高いパワ
で送信する必要がなくなり、通信チャネルに与える他局
間干渉を低減することができ、通信チャネル品質を向上
させることができる。また、送信アンテナ制御を行って
通信チャネルを送信する場合でも、移動局側において、
通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用いる
ことにより同期検波を行うことができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、直接拡散
CDMA方式を用いるセルラ無線基地局装置において、
パイロットチャネルを出力する手段と、パイロットシン
ボルを内挿した通信チャネルを出力する手段と、前記パ
イロットチャネル及び通信チャネルを同一周波数に多重
して送信する手段とを備え、前記通信チャネルを指向性
をもって送信することを特徴とするものであり、基地局
が各通信チャネル毎に送信指向性を制御して送信する場
合でも、通信チャネルに内挿されたパイロットシンボル
から正確な同期検波を行うことができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項
1、2記載の基地局装置から送信された信号を受信する
CDMAセルラ無線移動局装置を要旨とするものであ
り、通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用
いることにより同期検波を行うことができ、また高品質
の信号を受信することができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、直接拡散
CDMA方式を用いるセルラ無線移動局装置において、
無線基地局装置から送信されたパイロットチャネルの信
号を用いてチップ同期をとる手段と、通信チャネルに内
挿されたパイロットシンボルを用いて同期検波を行う手
段とを備えたものであり、基地局から通信チャネルより
も低いパワで送信されてきたパイロットチャネルからチ
ップ同期信号を検出することにより、通信チャネルにお
ける逆拡散符号の位相を求めることができるとともに、
基地局が各通信チャネルごとに送信アンテナ指向性を制
御して送信する場合でも、通信チャネルに内挿されたパ
イロットシンボルから正確な同期検波を行うことができ
る。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、直接拡散
CDMA方式を用いるセルラ無線移動局装置において、
無線基地局装置から送信されたパイロットチャネルの信
号を用いてセルモニタを行う手段と、通信チャネルに内
挿されたパイロットシンボルを用いて同期検波を行う手
段とを備えたものであり、他セルが同じ拡散符号を使用
し、かつ位相をずらしてパイロットチャネルを伝送する
システムの場合でも、他セルの信号情報を得ることによ
り、自セルにおける同期検波を正確に行うことができ
る。
【0017】また、請求項6、7、8、9に記載の発明
は、その構成の主要部は請求項1、2、4、5と同様で
あり、その作用効果も同様である。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるCDMA方式セルラ無線基地局装置の構成を示すも
のである。図1において、101はパイロットチャネ
ル、102は送信データ(1) 、103は拡散信号(1) 、
104は拡散回路、105はウエイトW(1) 、106は
通信チャネル(1) 、107は送信データ(2) 、108は
パイロットシンボル(既知シンボル)、109はスイッ
チ、110は拡散符号(2) 、111は拡散回路、112
はウエイトW(2) 、113は通信チャネル(m−1)、
114は多重回路、115は無線送信部、116はアン
テナである。
【0019】次に、本実施の形態における動作について
説明する。パイロットチャネル101では、送信データ
(1) 102が拡散符号(1) 103により拡散回路104
で拡散され、ウェイトW(1) 105を乗じて出力され
る。このとき、送信データ(1)102は特に情報を伝送
する必要はなく、無変調データ(全て0または1のデー
タ)でもよい。図1では、通信チャネルとして(m−
1)チャネルあるとしており、通信チャネル106は、
送信データ(2) 107を伝送する一方、ある周期Tごと
にパイロットシンボル108をスイッチ109で切り替
えて出力し、拡散符号(2) 110により拡散回路111
で拡散され、ウェイトW(2) 112を乗じて出力され
る。通信チャネル(m−1)までの他の通信チャネルに
おいても同様な動作を行う。各チャネルの出力は、多重
回路114により多重され、無線送信部115によって
アップコンバートされ、アンテナ116から送信され
る。
【0020】以上のように、本実施の形態1によれば、
パイロットチャネルに加えて、各通信チャネルに内挿型
同期検波を目的としたパイロットシンボル(既知シンボ
ル)を周期的に挿入することにより、パイロットチャネ
ルは、同期検波用基準信号として高い信頼度を得るため
に通信チャネルに比べてより高いパワで送信する必要が
なくなるので、通信チャネルに与える他局間干渉を低減
することができる。また、送信アンテナ制御を行って通
信チャネルを送信する場合でも、移動局側において、通
信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用いて同
期検波を行うことができるので、静特性の優れた無線伝
送を行うことができる。
【0021】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態におけるCDMA方式セルラ無線基地局装置の構成は
上記実施の形態1と同様である。図1において、通信チ
ャネルにおけるウェイトW(2) からW(m) は、送信電力
制御に用いるものであり、通信チャネル間の送信電力に
重み付けを行う。これに対して、本実施の形態では、パ
イロットチャネルのウェイトW(1) 105を他の通信チ
ャネルのウェイトよりも低い値、例えばウェイトW(2)
からW(m) の最小値Min W2・・・・Wmに対して、W1 < Min W
2・・・・ Wmの重み付けをして伝送する。
【0022】本実施の形態におけるチャネルフォーマッ
トを図2に示す。各通信チャネルでは、送信データに加
えて、周期Tごとにパイロットシンボル201が挿入さ
れている。図2において、各チャネルの高さ寸法は送信
パワを表すものとする。本実施の形態では、通信チャネ
ルのウェイトW(2) からW(m) を全て等しくしているの
に対し、パイロットチャネル203は、通信チャネルに
比べて低いパワで送信している。
【0023】なお、図2はパイロットチャネルと通信チ
ャネルとを多重した信号を連続的に送信した状態を示し
ているが、時間的に送信をON/OFFするバースト送信また
は間欠送信、または同一の無線周波数を送信/受信に時
間分割して通信を行う方式であるTDD(Time Divisio
n Duplex)方式においても、同様に上記チャネルを多重
送信することができる。
【0024】以上のように、本実施の形態2によれば、
パイロットチャネルは、同期検波用基準信号として高い
信頼度を得る必要はなく、通信チャネルに比べて低いパ
ワで送信することができるので、パイロットチャネルに
よる他局間干渉量をより低減することができ、通信チャ
ネル品質を向上させることができる。
【0025】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態におけるCDMA方式セルラ無線移動局装置の
構成を示すものである。図3において、301はアンテ
ナ、302は無線受信部、303はパイロットチャネ
ル、304は拡散符号(1) 、305は相関回路、306
はパワ検出回路、307はチップ同期回路、308はチ
ップ同期信号、309は他セルモニタ回路、310は他
セル信号レベル情報、311は通信チャネル、312は
拡散符号(i) 、313は相関回路、314は検波回路、
315は2値判定回路、316は受信データである。
【0026】次に、本実施の形態における動作について
説明する。アンテナ301により受信された信号は、無
線受信部302でダウンコンバートされる。そして、パ
イロットチャネル303では、拡散符号(1) 304によ
り相関回路305で逆拡散され、パワ検出回路306に
おいて各サンプリング(位相)ごとの受信パワを演算
し、チップ同期回路307において、ある時定数で積分
する(フィルタリング)することにより、チップ同期信
号308を出力する。このチップ同期信号308を用い
て、通信チャネル311の相関回路313における拡散
符号(i) 312との逆拡散の位相を決定する。また、他
セルが同じ拡散符号(1) 304を使用し、かつ位相をず
らしてパイロットチャネルを伝送するシステムの場合に
は、パワ検出回路306の出力から他セルモニタ回路3
09により、異なる位相のパイロットチャネルの受信レ
ベルを測定することにより、他セル信号レベル情報31
0を得ることができる。
【0027】また、通信チャネル311では、相関回路
313で拡散符号(i) 312で逆拡散した信号を、検波
回路314において、内挿されたパイロットシンボルを
用いて同期検波し、2値判定回路315で判定して復調
し、受信データ316を出力する。
【0028】なお、チップ同期信号308に関しては、
必ずしもパイロットチャネル信号を用いる必要はなく、
通信チャネルの相関器をディジタルマッチドフィルタや
複数のスライディング相関器で構成することにより、そ
の相関器出力を用いて、チップ同期情報を得ることがで
きる。また、チップ同期信号308を得るのに、必ずし
もパワ検出を行う必要はない。さらに、他セルが同じ拡
散符号(1) 304を使用し、かつ位相をずらしてパイロ
ットチャネルを伝送するシステムを採らない場合には、
他セル信号レベル情報310を得るための構成は不要で
ある。
【0029】以上のように、本実施の形態3によれば、
移動局に、パイロットチャネルからチップ同期を取る手
段307と、他セルの信号情報を得る手段309と、通
信チャネルから同期検波を行う手段314を備えている
ので、基地局から通信チャネルよりも低いパワで送信さ
れてきたパイロットチャネルから、チップ同期信号およ
び他セル信号情報を検出することにより、通信チャネル
における逆拡散符号の位相を求めることができ、さら
に、基地局が各通信チャネルごとに送信アンテナ指向性
を制御して送信する場合でも、通信チャネルに内挿され
たパイロットシンボルから正確な同期検波を行うことが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明は、直接拡散CD
MA方式を用いるセルラ無線基地局装置において、基地
局が、パイロットチャネルを出力する手段と、パイロッ
トシンボルを内挿した通信チャネルを出力する手段と、
パイロットチャネルおよび通信チャネルを同一周波数に
多重して送信する手段とを備え、パイロットチャネルを
通信チャネルに比べて低パワーで送信することを特徴と
するることにより、パイロットチャネルは同期検波用基
準信号として高い信頼度を得る必要はなく、通信チャネ
ルに比べて低いパワで送信することにより、パイロット
チャネルによる他局間干渉量を低減することができる。
また、基地局において、各通信チャネルごとに送信アン
テナ指向性を制御して送信する場合に、通信チャネルに
内挿されたパイロットシンボルから同期検波を行うた
め、正確な同期検波を行うことができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2におけるCDMA方
式セルラ無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1、2におけるパイロット
チャネル多重およびパイロットシンボル内挿の一例を示
すチャネルフォーマット図
【図3】本発明の実施の形態3におけるCDMA方式セ
ルラ無線移動局装置の構成を示すブロック図
【図4】従来のCDMA方式セルラ無線伝送装置の基地
局の構成を示すブロック図
【図5】従来のCDMA方式セルラ無線伝送装置の移動
局の構成を示すブロック図
【図6】送信アンテナ指向性制御および無指向性送信に
おける伝搬経路の一例を示す模式図
【図7】従来におけるパイロットシンボル内挿の一例を
示すチャネルフォーマット図
【図8】従来におけるパイロットチャネル多重の一例を
示すチャネルフォーマット図
【符号の説明】
101 パイロットチャネル 102 送信データ(1) 103 拡散符号(1) 104 拡散回路 105 ウェイトW(1) 106 通信チャネル 107 送信データ(2) 108 パイロットシンボル 109 スイッチ 110 拡散符号(2) 111 拡散回路 112 ウェイトW(2) 113 通信チャネル 114 多重回路 115 無線送信部 116 アンテナ 201 パイロットシンボル 301 アンテナ 302 無線受信部 303 パイロットチャネル 304 拡散符号(1) 305 相関回路 306 パワ検出回路 307 チップ同期回路 308 チップ同期信号 309 他セルモニタ回路 310 他セル信号レベル情報 311 通信チャネル 312 拡散符号(i) 313 相関回路 314 検波回路 315 2値判定回路 316 受信データ 401 パイロットチャネル 402 送信データ(1) 403 拡散符号(1) 404 拡散回路 405 ウェイトW(1) 406 通信チャネル 407 送信データ(2) 408 拡散符号(2) 409 拡散回路 410 ウェイトW(2) 411 通信チャネル 412 多重回路 413 無線送信部 414 アンテナ 501 アンテナ 502 無線受信部 503 パイロットチャネル 504 拡散符号(1) 505 相関回路 506 パワ検出回路 507 チップ同期回路 508 チップ同期信号 509 他セルモニタ回路 510 他セル信号レベル情報 511 位相推定回路 512 位相情報 513 通信チャネル 514 拡散符号(i) 515 相関回路 516 検波回路 517 2値判定回路 518 受信データ 601 基地局 602 移動局(1) 603 移動局(2) 604 移動局(3) 605 パス 606 パス 701 パイロットシンボル 801 パイロットチャネル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直接拡散CDMA方式を用いるセルラ無線
    基地局装置において、 パイロットチャネルを出力する手段と、 パイロットシンボルを内挿した通信チャネルを出力する
    手段と、 前記パイロットチャネル及び通信チャネルを同一周波数
    に多重して送信する手段とを備え、前記パイロットチャ
    ネルを前記通信チャネルに比べて低パワーで送信するこ
    とを特徴とするCDMAセルラ無線基地局装置。
  2. 【請求項2】直接拡散CDMA方式を用いるセルラ無線
    基地局装置において、 パイロットチャネルを出力する手段と、 パイロットシンボルを内挿した通信チャネルを出力する
    手段と、 前記パイロットチャネル及び通信チャネルを同一周波数
    に多重して送信する手段とを備え、前記通信チャネルを
    指向性をもって送信することを特徴とするCDMAセル
    ラ無線基地局装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載の無線基地局装置から送
    信された信号を受信するCDMAセルラ無線移動局装
    置。
  4. 【請求項4】直接拡散CDMA方式を用いるセルラ無線
    移動局装置において、 無線基地局装置から送信されたパイロットチャネルの信
    号を用いてチップ同期をとる手段と、 通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用いて
    同期検波を行う手段とを備えたCDMAセルラ無線移動
    局装置。
  5. 【請求項5】直接拡散CDMA方式を用いるセルラ無線
    移動局装置において、 無線基地局装置から送信されたパイロットチャネルの信
    号を用いてセルモニタを行う手段と、 通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用いて
    同期検波を行う手段とを備えたCDMAセルラ無線移動
    局装置。
  6. 【請求項6】直接拡散CDMA方式を用いる送信方法に
    おいて、 無線基地局装置がパイロットチャネルを出力する段階
    と、パイロットシンボルを内挿した通信チャネルを出力
    する段階と、前記パイロットチャネル及び前記通信チャ
    ネルを同一周波数に多重して送信する段階とを有し、前
    記パイロットチャネルを前記通信チャネルに比べて低パ
    ワーで送信することを特徴とするCDMAセルラ無線送
    信方法。
  7. 【請求項7】直接拡散CDMA方式を用いる送信方法に
    おいて、無線基地局装置がパイロットチャネルを出力す
    る段階と、パイロットシンボルを内挿した通信チャネル
    を出力する段階と、前記パイロットチャネル及び前記通
    信チャネルを同一周波数に多重して送信する段階とを有
    し、 前記通信チャネルを指向性をもって送信することを特徴
    とするCDMAセルラ無線送信方法。
  8. 【請求項8】直接拡散CDMA方式を用いる受信方法に
    おいて、 無線移動局装置が、無線基地局装置から送信されたパイ
    ロットチャネルの信号を用いてチップ同期をとる段階
    と、通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用
    いて同期検波を行う段階とを備えたCDMAセルラ無線
    受信方法。
  9. 【請求項9】直接拡散CDMA方式を用いる受信方法に
    おいて、 無線移動局装置が、無線基地局装置から送信されたパイ
    ロットチャネルの信号を用いてセルモニタを行う段階
    と、通信チャネルに内挿されたパイロットシンボルを用
    いて同期検波を行う段階とを備えたCDMAセルラ無線
    受信方法。
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