JPH11329860A - ブロックコア - Google Patents

ブロックコア

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Publication number
JPH11329860A
JPH11329860A JP13281798A JP13281798A JPH11329860A JP H11329860 A JPH11329860 A JP H11329860A JP 13281798 A JP13281798 A JP 13281798A JP 13281798 A JP13281798 A JP 13281798A JP H11329860 A JPH11329860 A JP H11329860A
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JP
Japan
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core
shaped
type
engaging
blocked
Prior art date
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Pending
Application number
JP13281798A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Shimauchi
康好 島内
Shoichi Mizumoto
昇一 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熔接作業を不要とし、簡単にコアを組立てる
ことができるようにする。 【解決手段】 シート状のそれぞれのE型、I型の鋼板
1a,2aをそれぞれカシメて一体化してブロック化さ
れたE型コア1、I型コア2を形成し、かつこれらE・
I型コア1,2にはそれぞれ係合可能な係合手段が設け
られ、この係合手段を介して両者を一体化する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は民生用の電気機器
に組込まれるトランスなどに用いられるブロックコアに
関する。
【0002】
【従来の技術】トランス、リアクターなどは、一般的に
コイルが巻装されたコイルボビンにコアを組み込むなど
して構成されている。
【0003】従来、この種のコアは、図8に示すよう
に、シート状のケイ素鋼板を積層してなるE型コア1A
に、同じく積層状のI型コア2AをE型コア1Aの端面
につき合わせて構成されている。なお、特に図示してい
ないが、E型コア1Aの例えば中央脚に、コイルを有す
るコイルボビンが装着され、トランスなどとして用いら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、E型コア1
AとI型コア2Aとを一体化する場合、接合部の側面を
熔接aしていたため、熔接工程を必要とし、組立作業が
煩雑であるとともに、熔接設備も必要となり、生産性、
コスト面に難点がある、という課題があった。
【0005】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、熔接作業、熔接設備な
どを不要とし、生産性を向上させ、かつコストダウンを
図り得るブロックコアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、シート状の
それぞれのE型、I型の鋼板1a,2aをそれぞれカシ
メて一体化してブロック化されたE型コア1、I型コア
2を形成し、かつこれらE・I型コア1,2にはそれぞ
れ係合可能な係合手段が設けられ、この係合手段を介し
て両者を一体化するようにして上記目的を達成してい
る。この場合、係合手段は、凹部と凸部からなり、凸部
を凹部に押し込んで係合させるようにしている。すなわ
ち、E型コア1の両脚部4および中央脚5の先端部には
凸部4a,5aからなる係合部が形成され、これと接合
されるI型コア2の対応位置には前記凸部4a,5aを
嵌め込み可能な凹部からなる係合部が形成され、上記目
的を達成するようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の斜視図
を示す。図中1はブロック化、つまり多数のシート状の
鋼板が積層状に一体化されたE型コア、2は同じくブロ
ック化されたI型コアを示す。
【0008】しかして、この基材となる1枚のE型鋼板
1aの中央脚5のほぼ中央部にはブロックコアにするた
めの一方の側から他方の側へ突出するカシメ部3が形成
されている。
【0009】また、I型コア2は、それぞれ同じ形状を
なす2つの部材A,A′からなり、かつその長さ方向の
ほぼ中央部には同じくカシメ部3がそれぞれ形成されて
いる。
【0010】図2はカメシ状態を示すもので、カシメ部
3は一方の側から見れば凹部をなし、かつ他方の側から
見れば凸部をなす。したがって、多数のシート状の鋼板
をカシメ部3を位置合わせしつつ、凸部を凹部に嵌合さ
せれば各シート状鋼板相互を一体化して積層でき、ブロ
ック化することができる。
【0011】再び図1において、1枚のE型鋼板1aの
両脚部4の突出した先端部側方には、係合用の凸部4a
が形成され、かつその内側は平坦部4bとなっている。
なお、凸部4aの先端は僅かに膨らんで形成されてい
る。
【0012】また、中央脚5の先端中央部にも係合用の
凸部5aが形成されている。この凸部5aは丸味を帯
び、かつ先端は僅かに膨らんでいる。これは、I型コア
2の後述する凹部からなる係合部に嵌め込むようにして
係合させるためである。
【0013】しかして、上記凸部4aおよび平坦部4
b、並びに中央脚5の凸部5aはブロック化されたI型
コア2に対する係合部を構成している。
【0014】また、1枚のI型鋼板2aの外端部下方に
はE型鋼板1aの両脚部4に形成した凸部4aと係合可
能な切り欠きからなる凹状の係合部6が形成されてい
る。
【0015】また、同じくI型鋼板2aの内端部下方に
は、ほぼ半円状の切り欠きからなる凹状の係合部7が形
成されている。この係合部7の形状はI型鋼板2aを2
つ接合させればほぼ円形となり、E型鋼板1a側の対応
して形成された丸味を帯びたほぼ円形の係合用の凸部5
aと係合する。
【0016】なお、1枚のE型鋼板1aの両脚部4の底
部側方には切り欠きからなる係合部8がそれぞれ形成さ
れている。また、中央脚5の底部中央にはほぼ円形の切
り欠きからなる係合部9が形成されている。
【0017】上記した両脚部4の底部側方の各係合部8
は、上部側方の凸部4aにまた、底部中央のほぼ円形の
係合部9は、上部中央のほぼ円形の係合部7と嵌め込む
ようにして係合できる形状に形成されている。これらの
係合部はトランスの磁路を妨げない部分に形成されてい
る。
【0018】次にコアの組立て手順について説明する。
【0019】まず、1枚のE型鋼板1a、I型鋼板2a
を図2に示したように、それぞれカシメ部3を介し一体
化してブロック化する。図1はE,Iのものがそれぞれ
ブロック化された斜視図を示す。
【0020】次に、図3に示すように、ブロック化され
たE型コア1の各両脚部4の端面上に、ブロック化され
た2つのI型コア2を位置させる。
【0021】そして、図4に示すように、2つの部材
A,A′の各内側面を接合させるなどし、各I型コア2
の係合部7を、図4、図5において矢印で示すように、
E型コア1の両脚部4の上部側方の凸部4aにI型コア
2の側部の凹部からなる係合部6を、また、E型コア1
の中央脚5のほぼ円形の凸部からなる係合部5aにI型
コア2のほぼ円形の凹部からなる係合部7を押し込み、
それぞれ嵌め込むようにして係合させれば、両者を簡単
に一体化し、ブロックコアBを構成することができる。
【0022】なお、その前にブロック化されたE型コア
1の例えば中央脚5にはコイル(図示せず)が組込まれ
るなどし、トランス、リアクターの如き所望の電子部品
が構成されることは勿論である。
【0023】図6は複数個のブロック化されたE型コア
1を多段に結合した本発明の他の使用例を示す。
【0024】すなわち、図示の状態において下側に位置
するブロック化されたE型コア1の上方に、他のブロッ
ク化されたE型コア1を位置させ、下側のE型コア1の
ほぼ円形の凸部5aに上側のE型コア1の両側部に形成
された切り欠きからなる係合部8、底部中央に形成され
た係合部9を押し込んで係合させてゆけば複数個のE型
コア1を多段に一体化してブロック化することができ
る。
【0025】しかして、必要に応じ、一番上方のE型コ
ア1の上部にブロック化されたI型コア2を上述した如
く一体化させれば良い。
【0026】図7は本発明の更に別の実施例を示す。こ
の例ではブロック化されたE型コア1の中央脚と両脚と
の間の空間部分、つまりいわゆる窓内にブロック化され
たI型コア2をそれぞれ収納し、一つのコア体とした例
を示す。本発明によれば、このように、E型コア1とI
型コア2との寸法を形成してあるので、各ブロック部分
を組み合わせて使用することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、個々のシ
ート状の鋼板はカシメてブロック化するようにしたた
め、簡単にブロック化されたI型コア2、E型コア1を
構成でき、かつI型、E型相方またはE型同志は、それ
ぞれに形成した凹部に凸部を嵌め込んで係合させるとい
った係合手段により容易に一体化できるようになってい
るため、熔接設備、熔接工程が不要となり、組立作業性
が格段に向上し、よって量産に適し、コストダウンを達
成し得る、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図。
【図2】各シート状コアをカシメて一体化する様子を示
す説明図。
【図3】本発明のブロックコアの一組立工程を示す説明
図。
【図4】同じく組立工程を示す説明図。
【図5】E・I型コア本体を一体化した状態を示す説明
図。
【図6】本発明の他の使用例の説明図。
【図7】本発明の更に別の実施例。
【図8】従来例の説明図を示す。
【符号の説明】
1 E型コア 1a E型鋼板 2 I型コア 2a I型鋼板 3 カシメ部 4 両脚部 4a 凸部 5 中央脚 5a 凸部 6,7,8,9 係合部 A,A′ 2つの部材 B ブロックコア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状のそれぞれのE型、I型の鋼板
    1a,2aをそれぞれカシメ部3を介してカシメて一体
    化してブロック化されたE型コア1、I型コア2を形成
    し、かつこれらE・I型コア1,2にはそれぞれ係合可
    能な係合手段が設けられ、この係合手段を介して両者を
    一体化することを特徴としたブロックコア。
  2. 【請求項2】 係合手段は凹部と凸部とからなり、凸部
    を凹部に押し込み嵌め込むようにして係合させる請求項
    1記載のブロックコア。
  3. 【請求項3】 E型コア1の両脚部4および中央脚5の
    先端部には凸部4a,5aからなる係合部が形成され、
    これと接合されるI型コア2の対応位置には前記凸部4
    a,5aを嵌め込み可能な凹部からなる係合部6が形成
    された請求項1記載のブロックコア。
JP13281798A 1998-05-15 1998-05-15 ブロックコア Pending JPH11329860A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020081564A (ko) * 2002-06-27 2002-10-28 신한코아 주식회사 안정기용 코어
KR20040036308A (ko) * 2002-10-24 2004-04-30 김명득 코어 철심의 제조방법 및 적층구조
KR100996979B1 (ko) 2010-04-19 2010-11-26 국제통신공업 주식회사 무정전전원장치용 분말자성 블록코아 리액터 및 그 제조방법
JP2013179233A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Kohshin Electric Corp 磁気コア及びこれを備えた磁気平衡式電流センサ
CN107093512A (zh) * 2017-06-23 2017-08-25 太仓市变压器有限公司 一种高频变压器磁芯结构

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