JPH11329008A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JPH11329008A
JPH11329008A JP10156790A JP15679098A JPH11329008A JP H11329008 A JPH11329008 A JP H11329008A JP 10156790 A JP10156790 A JP 10156790A JP 15679098 A JP15679098 A JP 15679098A JP H11329008 A JPH11329008 A JP H11329008A
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JP
Japan
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upward
light
lens step
lens
reflector
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Application number
JP10156790A
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English (en)
Inventor
Norikazu Saito
記一 斉藤
Takashi Iwama
貴史 岩間
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/28Cover glass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2102/00Exterior vehicle lighting devices for illuminating purposes
    • F21W2102/10Arrangement or contour of the emitted light
    • F21W2102/17Arrangement or contour of the emitted light for regions other than high beam or low beam
    • F21W2102/18Arrangement or contour of the emitted light for regions other than high beam or low beam for overhead signs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバヘッドサイン照射用の上向きレンズス
テップを備えた車両用前照灯において、灯具意匠上の制
約を軽減した上で、所要のオーバヘッドサイン照射を行
えるようにする。 【解決手段】 副灯点灯時のリフレクタ反射光を上向き
光として偏向透過させる上向きレンズステップ12s3
を横筋状に延びるレリーフとして形成し、かつ、その上
部と下部とで上向き偏向角を異なる値に設定する。これ
により上向きレンズステップ12s3を1本形成するだ
けで、所定の上下照射幅を有するオーバヘッドサイン照
射光を得られるようにし、灯具意匠上の制約を軽減す
る。上向きレンズステップ12s3は、上向き傾斜角の
異なる2つのプリズムステップ12s3A、12s3B
を上下方向に段差なく接続するようにして形成する。こ
れにより上向きレンズステップ12s3を容易に形成可
能とし、かつリフレクタ反射光を各プリズムステップ1
2s3A、12s3Bにより各々画一的に上向き偏向せ
しめ、オーバヘッドサイン照射光の光量コントロールを
容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、いわゆるオーバ
ヘッドサイン照射用の上向きレンズステップを備えた車
両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用前照灯においては、対向車ドライ
バや歩行者にグレアを与えないようにするため、副灯点
灯時には上方光を極力抑えた配光パターンとすることが
要求される。その反面、上方光を全く発生させないよう
にした場合には、副灯点灯状態での車両走行時に前方上
方の道路案内板や道路標識等のいわゆるオーバヘッドサ
インが見づらくなってしまう。
【0003】このため従来より、副灯点灯時のリフレク
タ反射光を上向き光として偏向透過させる上向きレンズ
ステップをレンズステップの一部として形成し、その透
過光をオーバヘッドサイン照射用として用いる工夫がな
されている。
【0004】ところで、リフレクタで配光制御して所要
の配光パターンを得るように構成された灯具において
は、レンズは素通しレンズあるいはこれに近いものとな
るので、不用意に上向きレンズステップを形成した場合
には、上向きレンズステップが外観上目立ってしまい灯
具意匠を損なう原因となる。
【0005】そこで従来、上向きレンズステップを横筋
状に延びるレリーフとして形成することにより、灯具意
匠を損なうことなくオーバヘッドサイン照射光を得る工
夫もなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用前照灯においては、次のような問題がある。
【0007】すなわち、オーバヘッドサイン照射光に
は、ある程度の上下照射幅を持たせる必要があるが、従
来の上向きレンズステップは単純なプリズム状に形成さ
れているので、図12に示すように、上向き偏向角の異
なるレンズステップ2sを上下複数箇所に形成する必要
がある。このため灯具意匠上の制約が大きくなり、その
分だけ灯具デザインの自由度が小さくなってしまう、と
いう問題がある。
【0008】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、灯具意匠上の制約を軽減した上で、
所要のオーバヘッドサイン照射を行うことができる車両
用前照灯を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上向きレン
ズステップを横筋状に延びるレリーフとして形成した上
で、その鉛直断面形状に工夫を施すことにより、上記目
的達成を図るようにしたものである。
【0010】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、光源と、この光源からの光を前方へ反射させ
るリフレクタと、このリフレクタの前方に配置されたレ
ンズとを備え、上記レンズに、副灯点灯時の上記リフレ
クタからの反射光を上向き光として偏向透過させる上向
きレンズステップが形成されてなる車両用前照灯におい
て、上記上向きレンズステップが、横筋状に延びるレリ
ーフとして形成されており、上記上向きレンズステップ
の上向き偏向角が、該上向きレンズステップの上部と下
部とで異なる値に設定されている、ことを特徴とするも
のである。
【0011】上記「上向きレンズステップ」は、横筋状
に延びるレリーフ(すなわち浮き彫り)として形成され
たものであれば、その奥行き、上下幅、左右長さ等の寸
法値は特に限定されるものではない。また、この「上向
きレンズステップ」は、その上部と下部とで上向き偏向
角が異なる値に設定されたものであれば、その表面形状
は特に限定されるものではない。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、副灯点灯時のリフレクタ反射光を上向き光と
して偏向透過させる上向きレンズステップが、横筋状に
延びるレリーフとして形成されており、かつ、その上部
と下部とで上向き偏向角が異なる値に設定されているの
で、上向きレンズステップを1本形成するだけで、所定
の上下照射幅を有するオーバヘッドサイン照射光を得る
ことが可能となる。
【0013】したがって本願発明によれば、灯具意匠上
の制約を軽減した上で、所要のオーバヘッドサイン照射
を行うことができる。そしてこれにより、灯具デザイン
の自由度を大きくすることができる。
【0014】なお、上記「所定の上下照射幅」の具体的
角度範囲は特に限定されるものではないが、例えば、仰
角2〜4°の角度範囲を含む角度範囲が設定可能であ
る。
【0015】上記構成において、上向きレンズステップ
の表面形状が特に限定されるものではないことは上述し
たとおりであるが、以下の各構成を採用すれば各々特有
の作用効果を得ることができる。
【0016】すなわち、請求項2に記載したように、上
向き傾斜角の異なる複数のプリズムステップを上下方向
に段差なく接続するようにして上向きレンズステップを
形成すれば、上向きレンズステップの形成が容易とな
る。しかもこのようにした場合、リフレクタ反射光は各
プリズムステップにより各々画一的に上向き偏向せしめ
られることとなるため、オーバヘッドサイン照射光の光
量コントロールが容易となる。
【0017】その際、請求項3に記載したように、上下
方向に隣接するプリズムステップを曲面で滑らかに接続
するようにすれば、各段のプリズムステップにより形成
される配光パターンを滑らかに接続することができる。
したがって、上向きレンズステップに多少の製造誤差が
生じた場合においても、オーバヘッドサイン照射光を切
れ目なく形成することができる。
【0018】また、請求項4に記載したように、上向き
レンズステップの鉛直断面形状を曲線形状に設定すれ
ば、オーバヘッドサイン照射光として照射すべき角度範
囲を略均一に照射することができる。
【0019】上記「上向きレンズステップ」の左右長さ
が限定されるものでないことも上述したとおりである
が、請求項5に記載したように、リフレクタの前端開口
よりも左右両側まで延びるように上向きレンズステップ
を形成すれば、十分なオーバヘッドサイン照射光を確保
することが可能となる。しかも、このような構成とする
ことにより、上向きレンズステップを形成したために生
じ得る灯具意匠上の違和感を最小限に抑えることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0022】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用前照灯を示す正面であり、図2は、その側断面図であ
る。
【0023】これらの図に示すように、本実施形態に係
る車両用前照灯10は、2輪車用の2灯式前照灯(4輪
車用の4灯式前照灯に対応)に用いられる副灯用灯具で
あって、アウタレンズ12とランプボディ14とで形成
される灯室内に、いわゆるPES型の灯具ユニット16
が上下左右に傾動可能に設けられてなっている。
【0024】上記灯具ユニット16は、バルブ18と、
リフレクタ20と、ホルダ22と、コンデンサレンズ2
4と、リテーニングリング26とを備えてなっている。
【0025】上記バルブ18は、いわゆるC−8タイプ
のフィラメント18aを有するハロゲンバルブであり、
リフレクタ20の光軸Ax上にフィラメント18aを位
置せしめるようにしてリフレクタ20に取り付けられて
いる。
【0026】上記リフレクタ20は、縦横の焦点距離が
異なる楕円球をその楕円中心軸が光軸Axよりもやや上
方に変位するように配置してなる反射面20aを有して
いる。そしてこの反射面20aにより、鉛直断面内にお
いてその第1焦点近傍に配置されたフィラメント18a
からの光をその第2焦点に略収束させるようにして前方
へ反射させるようになっている。
【0027】上記ホルダ22は、筒状に形成されてお
り、その後端部においてリフレクタ20を固定支持する
とともに、その前端部においてコンデンサレンズ24を
リテーニングリング26を介して固定支持するようにな
っている。このホルダ22には、その内部空間の略下半
部を塞ぐシェード28が一体形成されている。このシェ
ード28は段違い水平上端縁28aを有しており、該シ
ェード28でリフレクタ20からの反射光の一部を遮る
ことにより段違い水平カットオフラインを有する副灯配
光パターンPo(図4参照)を形成するようになってい
る。
【0028】上記コンデンサレンズ24は、リフレクタ
20の前端開口20bよりも大径に形成されており、シ
ェード28の上方空間を通過したリフレクタ20からの
反射光を集光させて、これを平行光に近づけて前方へ照
射するようになっている。
【0029】上記アウタレンズ12は、そのコンデンサ
レンズ24の前方に位置する部分12aが、該コンデン
サレンズ24よりも大径で前方へ一段突出する円形突出
部として形成されている。この円形突出部12aにおけ
る下部内面には、左右拡散用レンズステップ12s1が
形成されている。また、アウタレンズ12における円形
突出部12aよりも外周側に位置する部分の内面には、
装飾用レンズステップ12s2が形成されている。さら
に、アウタレンズ12における光軸Axのやや下方に位
置する部位には、上向きレンズステップ12s3が形成
されている。この上向きレンズステップ12s3は、横
筋状に延びるレリーフとして形成されており、円形突出
部12aの左右両端部まで延びている。
【0030】上記コンデンサレンズ24を透過したリフ
レクタ反射光は、やや下向き光としてアウタレンズ12
の円形突出部12aに入射する。この入射光のうち上向
きレンズステップ12s3に入射した光は、該上向きレ
ンズステップ12s3により上向き光として偏向透過せ
しめられるようになっている。
【0031】図2のIII 部詳細図である図3に示すよう
に、上向きレンズステップ12s3は、上向き傾斜角の
異なる2つのプリズムステップ12s3A、12s3B
が上下方向に隣接して形成されてなっている。両プリズ
ムステップ12s3A、12s3Bは、略同じ上下幅を
有しており、上下方向に段差なく接続するようにして形
成されている。上段に位置するプリズムステップ12s
3Aは、リフレクタ反射光を水平面に対して2°上向き
に偏向透過させ、下段に位置するプリズムステップ12
s3Bは、リフレクタ反射光を水平面に対して4°上向
きに偏向透過させるよう、両プリズムステップ12s3
A、12s3Bの内面の上向き傾斜角の値が設定されて
いる。
【0032】上記上向きレンズステップ12s3におけ
る最小奥行き寸法dは、レンズ成形の際に上向きレンズ
ステップ12s3の形状が正確に得られるようにするた
め、0.2mm以上の値に設定されている。
【0033】図4は、上記車両用前照灯10により形成
される副灯配光パターンを示す図である。
【0034】図示のように、本来の副灯配光パターンP
oの上方には、車両前方の上方に設けられたオーバヘッ
ドサインOHSを照射するための配光パターンP
(A)、P(B)が形成される。これら配光パターンP
(A)、P(B)は、上向きレンズステップ12s3か
らの上向き偏向透過光により形成されるものであり、プ
リズムステップ12s3Aにより配光パターンP(A)
が形成され、プリズムステップ12s3Bにより配光パ
ターンP(B)が形成される。
【0035】以上詳述したように、本実施形態において
は、副灯点灯時のリフレクタ反射光を上向き光として偏
向透過させる上向きレンズステップ12s3が、横筋状
に延びるレリーフとして形成されており、かつ、その上
部と下部とで上向き偏向角が異なる値に設定されている
ので、上向きレンズステップ12s3を1本形成するだ
けで、所定の上下照射幅を有するオーバヘッドサイン照
射光を得ることが可能となる。
【0036】したがって本実施形態によれば、灯具意匠
上の制約を軽減した上で、所要のオーバヘッドサイン照
射を行うことができる。そしてこれにより、灯具デザイ
ンの自由度を大きくすることができる。
【0037】しかも、上向きレンズステップ12s3
は、上向き傾斜角の異なる2つのプリズムステップ12
s3Aおよび12s3Bを上下方向に段差なく接続する
ようにしてを形成されているので、上向きレンズステッ
プ12s3を容易に形成することができるとともに、リ
フレクタ反射光が各プリズムステップ12s3A、12
s3Bにより各々画一的に上向き偏向せしめられるた
め、オーバヘッドサイン照射光の光量コントロールを容
易に行うことができる。
【0038】また、上向きレンズステップ12s3は、
アウタレンズ12の円形突出部12aの左右両端部まで
延びるように(すなわちリフレクタ20の前端開口20
bよりも左右両側まで延びるように)形成されているの
で、十分なオーバヘッドサイン照射光を確保することが
でき、かつ、上向きレンズステップ12s3を形成した
ために生じ得る灯具意匠上の違和感を最小限に抑えるこ
とができる。
【0039】なお、図5に示すように、プリズムステッ
プ12s3Aとプリズムステップ12s3Bとを上下逆
に入れ替えて上向きレンズステップ12s3を形成する
ようにした場合においても、図4に示す配光パターンP
(A)、P(B)を得ることができる。
【0040】次に、本願発明の第2実施形態を、図6〜
8に基づいて説明する。
【0041】図6〜8は、第1実施形態の図3〜5と略
同様の図である。
【0042】図6に示すように、本実施形態において
も、第1実施形態と同様、上向きレンズステップ12s
3が上向き傾斜角の異なる2つのプリズムステップ12
s3Aおよび12s3Bを有しているが、本実施形態に
おいては、これらプリズムステップ12s3Aおよび1
2s3B間に、両プリズムステップを曲面で滑らかに接
続する中間ステップ12s3Cが形成されている。
【0043】このような中間ステップ12s3Cを介在
させることにより、図7に示すように、プリズムステッ
プ12s3A、12s3Bにより形成される配光パター
ン配光パターンP(A)、P(B)を配光パターンP
(C)で滑らかに接続することができる。したがって、
上向きレンズステップ12s3に多少の製造誤差が生じ
た場合(具体的にはプリズムステップ12s3A、12
s3Bの上向き傾斜角に多少のバラツキが生じた場合)
においても、オーバヘッドサイン照射光を切れ目なく形
成することができ、これによりオーバヘッドサインOH
Sを確実に照射することができる。
【0044】なお、図8に示すように、プリズムステッ
プ12s3Aとプリズムステップ12s3Bとを上下逆
に入れ替えて上向きレンズステップ12s3を形成する
ようにした場合においても、その間に両プリズムステッ
プ12s3A、12s3Bを曲面で滑らかに接続する中
間ステップ12s3Cを形成することにより、図7に示
す配光パターンP(A)、P(B)、P(C)を得るこ
とができる。
【0045】次に、本願発明の第3実施形態を、図9〜
11に基づいて説明する。
【0046】図9〜11は、第1実施形態の図3〜5と
略同様の図である。
【0047】図9に示すように、本実施形態において
も、第1実施形態と同様、上向きレンズステップ12s
3が、その上部と下部とで上向き偏向角が異なる値に設
定されているが、本実施形態における上向きレンズステ
ップ12s3は、その鉛直断面形状が凸曲線形状に設定
されたシリンドリカルレンズで構成されている。その
際、上向きレンズステップ12s3の上下各端部を透過
した光の上向き偏向角が各々2°、4°になるよう、そ
の傾斜角および曲率半径の値が設定されている。
【0048】上向きレンズステップ12s3の透過偏向
光により、図10に示すような配光パターンPが形成さ
れる。この配光パターンPは、均一な照度分布ないし中
心部から端部にかけて徐々に暗くなる照度分布を有する
ものとなるため、オーバヘッドサイン照射光として照射
すべき角度範囲を略均一に照射することができる。
【0049】なお、図11に示すように、上向きレンズ
ステップ12s3を、その鉛直断面形状が凹曲線形状に
設定された逆シリンドリカルレンズで構成するようにし
た場合においても、その傾斜角および曲率半径の値を適
正に設定することにより、図10に示す配光パターンP
を得ることができる。
【0050】本実施形態においては、PES型の灯具ユ
ニット16を備えた車両用前照灯について説明したが、
これ以外にもステップリフレクタユニット等のように配
光制御機能を有する灯具ユニットを備えた車両用前照灯
においては、アウタレンズが素通しレンズあるいはこれ
に近いものとなるので、本実施形態と同様の構成を採用
することにより本実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0051】また、本実施形態においては、2輪車用の
2灯式前照灯に用いられる副灯用灯具について説明した
が、4輪車用の4灯式前照灯に用いられる副灯用灯具の
場合においても同様の作用効果を得ることができること
はもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車両用前照灯を
示す正面図
【図2】第1実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面
【図3】図2のIII 部詳細図
【図4】第1実施形態に係る車両用前照灯により形成さ
れる副灯配光パターンを示す図
【図5】第1実施形態の変形例を示す、図3と同様の図
【図6】本願発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の
要部を示す、図3と略同様の図
【図7】第2実施形態に係る車両用前照灯により形成さ
れる副灯配光パターンを示す図
【図8】第2実施形態の変形例を示す、図5と略同様の
【図9】本願発明の第3実施形態に係る車両用前照灯の
要部を示す、図3と略同様の図
【図10】第3実施形態に係る車両用前照灯により形成
される副灯配光パターンを示す図
【図11】第3実施形態の変形例を示す、図5と略同様
の図
【図12】従来例を示す、図3と同様の図
【符号の説明】
10 車両用前照灯 12 アウタレンズ 12a 円形突出部 12s1 左右拡散用レンズステップ 12s2 装飾用レンズステップ 12s3 上向きレンズステップ 12s3A、12s3B プリズムステップ 12s3C 中間ステップ 14 ランプボディ 16 灯具ユニット 18 バルブ 18a フィラメント 20 リフレクタ 20a 反射面 20b 前端開口 22 ホルダ 24 コンデンサレンズ 26 リテーニングリング 28 シェード 28a 段違い水平上端縁 Ax 光軸 OHS オーバヘッドサイン Po 副灯配光パターン P(A)、P(B)、P(C)、P 配光パターン(オ
ーバヘッドサイン照射光)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を前方へ反射
    させるリフレクタと、このリフレクタの前方に配置され
    たレンズとを備え、上記レンズに、副灯点灯時の上記リ
    フレクタからの反射光を上向き光として偏向透過させる
    上向きレンズステップが形成されてなる車両用前照灯に
    おいて、 上記上向きレンズステップが、横筋状に延びるレリーフ
    として形成されており、 上記上向きレンズステップの上向き偏向角が、該上向き
    レンズステップの上部と下部とで異なる値に設定されて
    いる、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記上向きレンズステップが、上向き傾
    斜角の異なる複数のプリズムステップを上下方向に段差
    なく接続するようにして形成されている、ことを特徴と
    する請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記上向きレンズステップが、上下方向
    に隣接する上記プリズムステップを曲面で滑らかに接続
    するようにして形成されている、ことを特徴とする請求
    項2記載の車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 上記上向きレンズステップの鉛直断面形
    状が、曲線形状に設定されている、ことを特徴とする請
    求項1記載の車両用前照灯。
  5. 【請求項5】 上記上向きレンズステップが、上記リフ
    レクタの前端開口よりも左右両側まで延びるように形成
    されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記
    載の車両用前照灯。
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