JPH11328880A - 誤り訂正装置及び光ディスク読取装置 - Google Patents

誤り訂正装置及び光ディスク読取装置

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JPH11328880A
JPH11328880A JP11067100A JP6710099A JPH11328880A JP H11328880 A JPH11328880 A JP H11328880A JP 11067100 A JP11067100 A JP 11067100A JP 6710099 A JP6710099 A JP 6710099A JP H11328880 A JPH11328880 A JP H11328880A
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JP11067100A
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Mohamed Daoudi
ダウディ モハメド
Philippe Isola
イゾラ フィリップ
Phillppe Paul
ポール フィリップ
Christophe Viroulaud
ヴィルロー クリストフ
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Thomson Multimedia SA
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1806Pulse code modulation systems for audio signals
    • G11B20/1809Pulse code modulation systems for audio signals by interleaving
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B2020/1087Digital recording or reproducing wherein a selection is made among at least two alternative ways of processing
    • G11B2020/10879Digital recording or reproducing wherein a selection is made among at least two alternative ways of processing the kind of record carrier being the selection criterion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はCDとDVDの両方のフォーマット
を訂正することができる誤り訂正装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】 本発明の訂正手続を実施するリード・ソ
ロモン方式の誤り訂正手段(2,3,4)を含むリード
・ソロモン方式の誤り訂正装置は、DVDタイプのデー
タを収容し、第2の訂正手続の前にCDタイプのデータ
の逆インターリーブを行うため、第1の訂正手続の後に
CDタイプのデータ(C2)を収容する第1のメモリ
(5)と、第1のメモリとは別個のキャッシュメモリタ
イプであり、訂正前にCDタイプのデータ(C1)を収
容し、逆インタリーブ処理されたCDタイプのデータ
(C2)を収容する第2のメモリ(6)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード・ソロモン
方式の誤り訂正装置と、このような誤り訂正装置を含む
光学式読取装置とに関する。本発明は、特に、光学式又
は光磁気式ディスクを読み取る装置における誤り訂正に
適用される。
【0002】
【従来の技術】一般的にCDのように略称されるコンパ
クトディスクは、1982年に市販されている。メディ
アの容量の増加は常に要求され続け、データの記録、符
号化及び読み出しの分野における開発状況を考慮するた
め、近年、新しい規格が現れている。この新しい標準
は、所謂DVD規格である。DVD規格は、読み出しに
付いては、CDと同じ原理に基づいて動作するが、より
多量の情報密度を許容する。
【0003】CDディスク読取装置とDVD読取装置と
の互換性がユーザにとって望ましいことは明らかであ
る。しかし、二つの規格におけるデータの符号化は非常
に相違し、例えば、データパケットの長さ、誤り訂正の
パラメータ等が異なる。典型的に、リード・ソロモン方
式の誤り訂正に関して、読取装置がCDフォーマットと
DVDフォーマットの両方を復号化できるために、CD
方式誤り訂正とDVD方式誤り訂正の夫々に専用の二つ
の回路が同一装置内で使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この解決策は、冗長な
素子が利用され、装置のコストが増加されるので、明ら
かに満足できる解決策ではない。また、処理されるべき
DVD方式及びCD方式のデータパケットのフォーマッ
トに相違がある場合、各処理毎に満足できる構成を見つ
けることは困難である。
【0005】したがって、本発明は、CDとDVDの両
方のフォーマットを訂正することができる訂正装置の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、訂正手
続を実施するリード・ソロモン方式誤り訂正手段を含む
リード・ソロモン方式誤り訂正装置である。本発明のリ
ード・ソロモン方式訂正装置は、DVDタイプのデータ
を収容し、並びに、第2の訂正手続の前にCDタイプの
データの逆インターリーブを行うため、第1の訂正手続
の後にCDタイプのデータを収容する第1のメモリと、
上記第1のメモリとは別個のキャッシュメモリタイプで
あり、訂正前にCDタイプのデータを収容し、逆インタ
リーブ処理されたCDタイプのデータを収容する第2の
メモリとを有する。
【0007】このように二つのメモリが使用され、比較
的大きい方のサイズの第1のメモリは、第1の手続の後
にDVDタイプのパケット及びCDタイプのパケットを
記憶することが可能であり、小さい方のサイズの第2の
メモリは、CDモードの訂正中に限り使用される。この
ため、CDモードの訂正中に、第1のメモリは必要に応
じて逆インターリーブ処理のためだけに要求される。し
たがって、第1のメモリへのアクセスの頻度は低減さ
れ、低性能、すなわち、安価なメモリを使用することが
できる。このことは、特に、第1のメモリが市販回路で
ある場合に利益が得られる。
【0008】具体的な実施例によれば、DVDタイプの
データの対応するシンボルは、上記第1のメモリからリ
ード・ソロモン方式の訂正手段に伝達され、一方、CD
タイプのデータに対応するシンボルは、上記第2のメモ
リからリード・ソロモン方式の訂正手段に伝達される。
第2のメモリは、以下の二つの理由からオンザフライ(o
n the fly)訂正を実施するため使用される。すなわち、
第一に、第2のメモリはサイズが小さいので、アクセス
頻度の点に関して高性能のメモリを使用することが可能
である。第二に、CDタイプの符号語は、量が非常に多
いDVDタイプの符号語よりもこの種の訂正に適してい
る。
【0009】本発明の一実施例によれば、リード・ソロ
モン方式訂正装置は、上記リード・ソロモン訂正手段及
び上記第2のメモリを含む第1の集積回路を有し、上記
第1のメモリは上記第1の集積回路とは別個の第2の集
積回路に収容される。本発明の課題は、また、上記訂正
装置を含む光学式読取装置である。本発明の他の特徴及
び利点は、以下、添付図面を参照して非限定的な実施例
を説明することにより明らかにされる。
【0010】
【発明の実施の形態】CD(コンパクトディスク)規格
は、クロス・インターリーブ形(cross interleaved) リ
ード・ソロモン誤り訂正符号(CIRC)の使用を提唱
する。この符号を実現するために、符号化されるべき1
6ビットの各ディジタルサンプルは2個の8ビットのシ
ンボルに分離される。
【0011】図1には、CD規格に準拠したデータブロ
ック(フレーム)の構造が詳細に記載されている。符号
化されるべきサンプルは、ランダムアクセスメモリに格
納され、(2チャンネル毎に16ビットの6個のサンプ
ルに対応する)24個のシンボルのブロックの形式で符
号器に供給される。第1段階において、これらのシンボ
ルは、奇数サンプルを遅延させ、符号器C2の第1の部
分への接続を交換することにより、インターリーブ処理
される。符号器C2は、8ビットからなる4個のパリテ
ィシンボル(所謂シンボルQ)を決定し、4個のパリテ
ィシンボルを他のシンボルの間に挿入する。これによ
り、28個のシンボルが得られる。したがって、符号器
C2は、(28,24)形の符号器である。
【0012】シンボルは、4ブロックの倍数である不均
一な長さの28本の遅延ラインを介して第2の符号器C
2に伝達されるので、1語の中の28個のシンボルが2
8個の異なるブロック全体に分布される。28個のブロ
ックは、次に、3個の他のブロックに対し28ブロック
の中から1ブロックのレートで、他のブロックとインタ
ーリーブ処理される。符号器C1は、8ビットの付加ビ
ットからなる4個のパリティシンボル(シンボルP)を
各ブロックに付加し、全部で32個のシンボルが得られ
る。したがって、符号器C1は、(32,28)形の符
号器である。これらのシンボルは、パリティシンボルを
反転し、偶数シンボルを遅延させる付加的な処理の後、
データパケットを形成するため使用される。
【0013】これらのデータは、ここでは詳細に説明し
ないある量の制御情報が補足される。データの符号化に
関する更なる情報については、特に、Sony Service Cen
terEuropeから発行された“Digital Audio and Compact
Disc Technology ”、第3版、1995年、或いは、W
icker/Bhagarve による“Reed-Solomon Coeds and thei
r applications ”, IEEE Press 1944 年発行の第4章
を参照のこと。
【0014】CDタイプのパケットの訂正は、リード・
ソロモン復号器によるC1の復号化の手続とC2の復号
化の手続の2回の手続を必要とし、2回の手続の間に逆
インターリーブ処理が介在する。C1の訂正能力が削除
及び補正されるべき誤りの個数の関数として優れている
場合、28個のシンボル(32個−4個のパリティシン
ボルP)は消去フラグによってマークされ、訂正されな
い。逆インターリーブ処理中に、これらの28個のシン
ボルは28個のブロックに配分される。
【0015】C2の訂正能力が優れている場合、24個
のシンボル(28個−4個のパリティシンボルQ)がフ
ラグによりマークされ、訂正されない。DVD(ディジ
タルビデオ/多目的ディスク)の関する限りで使用され
る誤り訂正は次のように異なる。すなわち、172個の
シンボル(1シンボル=1バイト)の192本のライン
からなるブロックは、172バイトの16本のラインか
らなる所謂外側リード・ソロモン符号(PO)と垂直方
向に関連付けられ、次に、10バイトの208本のライ
ンからなる所謂内側リード・ソロモン符号(PI)と水
平方向に関連付けられる。内側符号は、データブロック
及び外側符号から計算される。全体として、182バイ
トの208本のラインからなるブロックが得られる。外
側符号の16本のラインは、192本の残りのラインの
間にインターリーブ式に挿入される。
【0016】DVD規格に準拠するデータバケットの構
造は図2に示されている。図3は本発明の一実施例によ
る装置のブロック図である。同図に示される回路1は、
誤り訂正自体のために直列接続されたシンドローム生成
器2と、求根器(equation solver) 3と、訂正器4とを
含む。回路1に外付けされる、たとえば、SRAMタイ
プのランダムアクセスメモリ5は、訂正されるべき生デ
ータ及び訂正されたデータのある種のパケットを記憶す
るため用いられる。CDモードだけで使用される内部ラ
ンダムアクセスメモリ6は、中間的な復号化の結果を記
憶するため設けられる。これにより、外部メモリ5への
過度に頻繁なアクセスが回避される利点が得られる。
【0017】また、回路1は、状態に応じてCDモード
動作若しくはDVDモード動作と、各モードに関する範
囲の種々の段階を決める4個のマルチプレクサを含む。
第1のマルチプレクサ7は、シンドローム生成器2の入
力側に設けられ、SRAM5に由来するデータ、或い
は、メモリ6に由来するデータを選択する。第2のマル
チプレクサ8は、メモリ6の入力側に設けられ、SRA
M5からのデータ、或いは、外部回路から到来する入力
データ(図3のラインI)を選択する。第3のマルチプ
レクサ9は、訂正器4の入力側に設けられ、SRAM5
からのデータ、メモリ6からのデータ、或いは、求根器
3からのデータのいずれかを選択する。第4のマルチプ
レクサ10は、SRAM5に対し、訂正器4からの訂正
されたデータ、又は、入力データIのいずれか一方を供
給する。
【0018】メモリ5は、DVDタイプのブロックと、
訂正手続の前後で上記DVDタイプのブロックに関連し
た誤りフラグ又は消去フラグと、訂正前にインターリー
ブ処理する目的のためのCDタイプのブロックC2と、
CDタイプのブロックC2に関連した誤りフラグと、訂
正されたブロックC1と、種々の同期データとを格納す
るため使用される。
【0019】回路1によって実行される夫々のリード・
ソロモン方式誤り訂正手続は、CDモードであるか、D
VDモードであるかに応じて以下の通り要約することが
できる。 ステップ1:消去多項式E(z)のシンドロームS
j と、修正シンドロームT(z)を計算する。
【0020】
【数1】
【0021】式中、rは符号語中のパリティシンボルの
個数を表す。また、
【0022】
【数2】
【0023】であり、式中、nは符号語中のシンボルの
個数を表し、係数ri は、 r(x)=rn-1 ・zn-1 +rn-2 ・zn-2 +...+
0 のように表され、r(x)は受信符号語であり、αi
g(z)の根である。生成多項式は、
【0024】
【数3】
【0025】のように表され、式中、αJkは消去kの位
置を表し、eは消去の個数を表す。また、 T(z)=S(Z)E(Z)modz2t (3) であり、式中、tはRS符号のパラメータである。尚、
以下の点に注意する必要がある。パラメータrは進行中
の訂正手続に依存する。このパラメータrは、符号語毎
に計算されるべきシンドロームの個数を表す。この個数
は訂正されるべき符号語内のパリティシンボルの個数と
一致する。パラメータrは、コンパクトディスクの二つ
の符号化C1とC2に対し4と4であり、DVDの内側
符号化と外側符号化に対し10と16である。
【0026】ステップ2:誤り位置多項式Λ(z)及び
誤り評価多項式Ω(z)を計算するため拡大ユークリッ
ドアルゴリズムを実施し、新しい誤り位置多項式Ψ
(z): Ψ(z)=Λ(z)E(z)modz2t (4) を計算する。 ステップ3:誤り位置多項式の根を判定するためチェイ
ンアルゴリズムを実施する。この多項式の根は、受信語
内の誤り及び消去の位置を示す。誤り位置多項式の根、
並びに、誤り位置多項式及び誤り評価多項式の導関数か
ら誤り及び消去の値を判定するため、フォニー(Forney)
アルゴリズムを実施する。
【0027】ステップ4:復号化処理を照合し、受信語
を訂正する。 上記のアルゴリズムは、それ自体、公知である。特に、
S.B. Wicker とV.K. Bhagarva の編による“Reed-Solom
on Code and their Applications”, IEEE Press, 199
4 には、ユークリッドアルゴリズム、チェインアルゴリ
ズム及びフォニーアルゴリズムの実施と、一般的なリー
ド・ソロモン符号の数学的理論とに関して記載されてい
る。また、この引用文献には、各ステップを実施する他
のアルゴリズムも記載されている。
【0028】したがって、以下では、最初に、DVDモ
ード若しくはCDモードの各モードにおける装置の動作
態様を説明し、次に、リード・ソロモン復号器のある種
の面、特に、求根器3の実現を取り上げて詳細に説明す
る。 −DVD復号化の場合 DVDモードの動作の態様は図4に示されている。図3
に示された一般的な配置と比べて、誤り訂正回路1の中
で、DVDモードの動作に関係のない部品は省かれてい
る。
【0029】(a)内側符号PI−第1の手続 マルチプレクサ10を介して伝達される入力データは、
最初に、SRAM5に記憶される。図6には、ブロック
がSRAM5に格納される様子が示されている。データ
は、208×182バイトからなる2個のブロックによ
り構成される。各ブロックには、208×23バイトの
消去バイトが付随する。ブロックのシンボル毎に、各消
去ビットは、そのシンボルが確実であるとみなされるか
どうかを示す。この情報は、後でリード・ソロモン誤り
訂正の間に使用される。この消去ビットは、回路1の外
部の部品によって公知の方法で決定される。本発明の一
実施例によれば、この外部の部品はディジタル復調テー
ブルにデータが存在するかどうかを照合する。
【0030】最初に、誤り訂正回路1は、内側RS符号
PIの復号化を実施する。データ又はシンボルのブロッ
ク、並びに、消去ビットは、SRAM5から1ラインず
つ読み出され、シンドローム生成器2に伝達される。シ
ンドローム生成器2は、既に説明したとおり、ライン毎
(符号語毎)に多項式S(z)及び消去多項式E(z)
を決定する。
【0031】実際上、シンドロームSjは以下の式に従
って計算される。
【0032】
【数4】
【0033】式中、Tは生成多項式G(z)に関連した
行列である。本例によれば、多項式G(z)は、 G(z)=z8 +z4 +z3 +z2 +1 のように表される。この場合、行列Tは次の通りであ
る。
【0034】
【数5】
【0035】シンドロームSjの計算は、レジスタjを
用いてシンドローム生成器2によって行われる。各レジ
スタjは、Tn 倍の乗算器及び加算器を介して夫々の入
力にフィードバックされる。シンドロームSjは多項式
S(z)の係数になる。DVD復号化の場合、伝送され
た各ラインは、バイト毎にシンボルを表現する182バ
イトのデータと、1シンボル毎に1ビットの182ビッ
トの消去ビットとからなる。内側符号PIは10個の訂
正シンボルにより構成されるので、10個のシンドロー
ムが計算される。シンドローム生成器2は、消去ビット
から消去多項式E(z)の係数Ejを決定し、適当なレ
ジスタに格納する。
【0036】1ラインに11個以上の消去ビットが存在
する場合、訂正は不可能であり、符号語は誤りを含むこ
とがマークされる。誤りを含む符号語の状態は、図6に
示されるように、内側1エラービットと称されるビット
の形式でSRAMメモリに書き込まれる。多項式S
(z)の係数と、関連するならば、多項式E(z)の係
数は、求根器3に伝達される。
【0037】消去多項式E(z)(少なくとも1個の消
去)が存在する場合、求根器3は、多項式T(z)と、
多項式E(z)とS(z)の積とを計算し、誤り位置多
項式Λ(z)及び誤り評価多項式Ω(z)を同時に決定
するため拡大ユークリッドアルゴリズムを実現する。消
去が存在しない場合、多項式Ω(z)及びΛ(z)の決
定は多項式S(z)から直接に行われ、この場合、E
(z)=1を選択する必要がある。
【0038】求根器3は、関連がある場合、Ψ(z)を
決定する。以下、求根器3回路の構造及び動作態様につ
いて詳述する。この訂正器によって最終的に利用可能な
データを次に列挙する。 −処理される符号語内の誤りの位置 −上記誤りの値 −消去の数 符号語内の誤りはこれに従って訂正される。このため、
図4に示された訂正器4は、訂正されるべき符号語をS
RAMメモリ5から読み出し、誤りの位置及び値を求根
器3から読み出す。訂正器4は、訂正された符号語をS
RAM5の中で最初に符号語が存在していた場所に書き
込む。マルチプレクサ9及び10は、これに従って制御
される。RS符号の能力が優れている場合、訂正器は、
図6に内側1エラーフラグとして示される誤り表示フラ
グを書き込む。
【0039】(b)外側符号PO 本発明の一実施例の装置は、符号POに基づいて第2の
訂正を実施する。各垂直方向の符号語に対する結果に依
存して、誤りフラグは適切な値に設定される(図6の外
側誤りフラグを参照のこと)。 (c)内側符号PI−第2の手続 外側符号PO訂正が行われた後、第2の水平方向の訂正
が内側符号PIに基づいて行われる。第1の手続の間に
訂正不可能なある種の語は、外側符号POに基づく訂正
の間に上記訂正不可能なある種の語の中のあるシンボル
の訂正が行えるようになる。適切な場合に、図6におい
て内側2誤りフラグとして示される誤りフラグは適切な
値に設定される。
【0040】この最後の手続は選択的に行うことが可能
である。 −CD復号化の場合 CDモード中の動作は図5に示されている。図3の一般
的な配置と比較して、CDモードの動作に関係がない回
路1の部品は省かれている。最初に、訂正されるべきデ
ータ、すなわち、32個のシンボルからなるブロックC
1は、入力Eを介して内部ランダムアクセスメモリ6に
書き込まれる。図7には、このデータがメモリ6に書き
込まれる方式が示されている。メモリ6は、32個のシ
ンボルからなる3個のブロックのための余裕を含む。ブ
ロックC1はメモリ6に格納されたとき、インターリー
ブ処理される。インターリーブ処理の性質が与えられる
場合、2個のブロックは符号語C1を獲得する必要があ
る。第3のブロックの場所は、次のブロックC1を書き
込むため使用され、この書き込みは前のブロックの訂正
中に行われる。メモリ6の中の28個の場所は、28個
のシンボルからなる符号語(符号C2)のため確保され
る。4個の場所が他の情報のため確保され、これによ
り、メモリの長さは128語長になる。メモリは、9ビ
ットの幅を有し、その中の8ビットはシンボルを記憶す
る使用され、9番目のビットは消去を示す。最初に、消
去ビットは記憶されたシンボルが有効であるか、無効で
あるかを示す。
【0041】シンドローム生成器2は、メモリ6から第
1の逆インターリーブ処理された符号語と、対応した消
去ビットを読み出す。シンドローム生成器2において行
われる処理動作、並びに、次に求根器3によって行われ
る処理動作は、DVDモードの場合の処理動作と類似し
ているが、リード・ソロモン符号のパラメータが同一で
はないことに注意する必要がある。しかし、訂正の原理
は同一である。
【0042】誤りの位置及び値は、求根器3によって訂
正器4に通知される。訂正器4は、RAM6から、パリ
ティシンボルC1以外の符号語の全てのシンボルを受信
する。訂正が必要である場合、誤りを含むシンボルは訂
正されたシンボルによって置換される。シンボルは、次
に、メモリ5に記憶される。オンザフライ訂正の場合
に、全てのシンボルがRAMメモリ6から訂正器4を介
してメモリ5に伝達され、一方、DVDモードの場合
に、訂正されるべきシンボルだけがメモリ5から訂正器
4を介して再度メモリ5に伝達される。
【0043】このアーキテクチャは、CDモードの符号
語(28乃至32個のシンボル)がDVDモードの符号
語(182乃至208個のシンボル)よりも遙かに短い
という事実の認識に基づいている。オンザフライ訂正は
短い符号語だけに対して行われる。符号語の全てのシン
ボルは訂正器4を通過する必要があるので、高速メモリ
6から始められる。長い符号語に対しオンザフライ訂正
を行うためには、訂正器4の部品上でより多くのサイク
ルを要すると共に、訂正されるべき符号語がメモリ5に
記憶される場合に、非常に高速であり、そのため非常に
高価なメモリ5の実装が要求される。
【0044】したがって、本アークテクチャによれば、
上記の装置を含む構成部品に外付けされた市販メモリ5
を使用し、構成部品自体に小さいサイズの安価な内部メ
モリを設けることが可能である。これは、メモリ5がメ
モリ6以外の構成部品で実現される場合に相当する。明
らかに、外部メモリ又は内部メモリという表現がメモリ
5とメモリ6を共に有する集積回路に上記の機構を適用
することを排除するものではない。メモリ5は大容量メ
モリであると考えられ、メモリ6はキャッシュメモリで
あると考えるべきである。
【0045】符号語C2のシンボルのインターリーブ処
理は、全く同一の符号語の28個のシンボルが32個の
シンボルからなる112個のブロックの間に配分される
ように行われる。各符号C1の訂正毎に、符号C2の訂
正が対応する。そのため、システムは112フレーム後
に限り正確に初期化される。また、符号C2の逆インタ
ーリーブ処理が実行できるように、シンボルは、メモリ
6よりも大容量のメモリ5に記憶され、一方でメモリ6
に書き込まれ、他方でシンドローム生成器2に直接供給
される得るように、再度読み出される。
【0046】メモリ6への書き込みは訂正器4のオンザ
フライ式の符号語の訂正のために必要である。その理由
は、符号C1に対する訂正に関して説明したように、C
Dモードの場合、訂正器4は、SRAMメモリ5からで
はなく、ランダムアクセスメモリ6から訂正されるべき
符号語を読むからである。符号C2の訂正処理は、符号
C1の訂正に関して既に説明した訂正処理と同様であ
る。オンザフライ式の訂正に続いて、訂正されたシンボ
ルはメモリ5に格納される。但し、符号C2のパリティ
シンボルは格納されない。
【0047】−求根器 Ω(z)及びΛ(z)の決定に
ついて 以下、求根器の実装に関して説明する。求根器(キー求
根器とも称される)の主要な役割は、誤り位置多項式Λ
(z)及び誤り評価多項式Q(z)を夫々決定すること
である。誤り位置多項式Λ(z)及び誤り評価多項式Q
(z)の決定は、拡大ユークリッドアルゴリズムを実施
することにより実現される。このため、図8に示される
ように多項式の2個のレジスタRTOP及びRBOTが
実装される。
【0048】拡大ユークリッドアルゴリズムとは以下の
アルゴリズムである。 Λ(z)・S(z)=Ω(z)modzr deg reΩ(z)<deg reΛ(z) 式中、変数rは、符号の訂正能力を表す符号語のパリテ
ィシンボルの個数、すなわち、2tと一致する。
【0049】以下の初期値が選択される。 Λn-1 (z)=0 Λ0 (z)=1 Ω-1(z)=zr Ω0 (z)=T(z) ここで、消去が未知である場合、 Ω0 (z)=S(z) が選択される。
【0050】次の条件 deg reΩn (z)<deg reΛn (z) が満たされるまで、以下の反復式が実行される。 Ωn (z)=Ωn-2 (z) mod Ωn-1 (z) (A) Λn (z)=Λn-1 (z)*Qn (z)+Λn-2 (z) (B) Qn (z)=Ωn-2 (z) div Ωn-1 (z) (C) 多項式レジスタRTOP及びRBOTは、夫々、シンボ
ルレジスタと称される8ビットからなるr+1個のレジ
スタRTOP(k)及びRBOT(k)により構成され
る。上記の各シンボルレジスタは、多項式Λ(z)又は
Ω(z)の一方の係数を格納する。各レジスタRTOP
及びRBOTは、左から右に、所謂Λ部と、Ω部とに分
離される。
【0051】初期時に、Ω(z)の次数degは最大で
あり、Λ(z)の次数degは最小である。レジスタR
TOP及びRBOTにおいて、Ω(z)の次数はΛ部と
Ω部の境界点から左に向かって増加し、一方、Λ(z)
の次数はΛ部とΩ部の境界点から右に向かって増加す
る。表1は、反復の初期段階におけるレジスタの内容を
示す表である。
【0052】
【表1】
【0053】各シンボルレジスタ毎に、フラグPtop
及びPbotは、そのレジスタがΩ(z)の係数(Pt
op/Pbot=0)により構成されるか、或いは、Λ
(z)の係数(Ptop/Pbot=1)により構成さ
れるかを示す。また、RTOP及びRBOTのΩ部の次
数は、夫々、DegTop及びDegBotとして定義
され、変数ratioは、比RTOP(r+1)/RB
OT(r+1)を表す。
【0054】本例において、拡大ユークリッドアルゴリ
ズムは以下の通り表される。 DegBot=r, DegTop=r-1 WHILE (DegTop>=t) DO IF ratio <> 0 AND (DegTop<DegBot) EXCHANGE RTOP, RBOT EXCHANGE DegTop, DegBot EXCHANGE Ptop, Pbot END IF FOR k=r TO 0 IF (Pbot(k)=Ptop(k)=1) THEN RBOT(k)=RBOT(k)+ratio*RTOP(k) RTOP(k+1)=RTOP(k) ELSE IF (Pbot(k)=Ptop(k)=0) THEN RTOP(k+1)=RTOP(k)+ratio*RBOT(k) ELSE RTOP(k+1)=RTOP(k) END IF Ptop(k+1)=Ptop(k) END FOR DegTop=DegTop-1 END WHILE 消去を考慮すべき場合、WHILE 文の条件は、 DegTop>=m になり、ここで、 m=t+(degree E(z)/2) である。添え字kは次数kのセルと、そのセルに含まれ
るレジスタを示す。
【0055】r+1個のセルを定義し、各セルは同じラ
ンクを有する2個のシンボルレジスタRTOP及びRB
OTを含む場合を考える。各セルは上記の演算を同様に
実行する必要がある。図9には、レジスタRTOP及び
RBOTを形成するためのr+1個のセルの接続を表す
配置が示されている。破線の矩形は、種々のレジスタ
と、マルチプレクサと、加算器と、乗算器とを含む基本
セルを表し、この基本セルはアルゴリズムを実現するた
めに必要とされる。
【0056】図10は、このセルの機能的な構成図であ
る。セルは、フラグPtopを記憶する1ビットのレジ
スタ101と、フラグPbotを記憶する1ビットのレ
ジスタ102とを含む。これらのレジスタは、夫々、適
切に制御されるDフリップフロップを有する。インバー
タ回路103は、レジスタ101及び102の非反転入
力Q(信号PTOP及びPBOT)に夫々接続された2
個の入力を有する。インバータ回路103は2個の出力
を有し、その中の第1の出力PTOP_NEXTは、次
のセルの中のレジスタ101と等価なレジスタの入力に
接続され、第2の出力はレジスタ102のD入力に戻さ
れる。制御信号SWAPの値に依存して、信号PBOT
は第1の出力に伝達され、信号PTOPが第2の出力に
伝達され、或いは、その逆に伝達される。
【0057】セルは、レジスタRBOT及びRTOPの
一部を形成する8ビットのレジスタ104及び105を
更に有する。これらの8ビットのレジスタは、例えば、
並列接続された8個の1ビットレジスタにより形成され
る。レジスタ104及び105の夫々の出力は、信号S
ELECTによって制御されるインバータ回路106の
各入力に接続される。
【0058】インバータ回路103を鏡映するインバー
タ回路106は、信号SELECTの状態に依存して、
各入力を二つの入力の中の一方又は他方に連結する。イ
ンバータ回路106の第1の出力107は加算器108
の入力に接続される。インバータ回路106の第2の出
力109は乗算器110に接続され、乗算器110は出
力109に現れた値を変数ratioで乗算する。乗算
器110の出力は加算器108の入力に接続される。
【0059】D入力側で、レジスタ105は、前段のセ
ルのRTOPの一部を形成する8ビットレジスタからの
出力に対応する信号RTOP_INを受信する。セルか
ら次のセルへの出力信号は、図10においてRTOP_
NEXTとして示されている。この出力は、制御信号O
MEGA_Cの値に依存して、加算器108の出力若し
くはインバータ回路106の第2の出力のいずれか一方
を選択するマルチプレクサ111の出力により構成され
る。
【0060】最後に、レジスタRBOT104の入力
は、制御信号LAMBDA_Cの値に依存して第2のマ
ルチプレクサ112を介して、加算器108の出力若し
くは第3のマルチプレクサ113の出力のいずれか一方
に連結される。この第3のマルチプレクサは、制御信号
SWAPの値に依存して、レジスタ104(RBOT)
の内容又はレジスタ105(RTOP)の内容のいずれ
か一方を選択する。
【0061】制御信号は以下の通り計算される。 LAMBDA_C = Pbot AND Ptop OMEGA_C = NOT (Pbot OR Pt
op) SELECT = NOT (SWAP XOR OM
EGA_C) EN_MUL = (LAMBDA_C OR OME
GA_C) 尚、Pbot及びPtopは、夫々、信号PBOT及び
PTOPの値を表す。
【0062】図11には、Ptop及びPbotが0に
一致する場合のセルが示されている。このとき、セルの
中の2個のレジスタ104及び105は、多項式Ω
(z)の係数を収容する。このセルの構成は、オメガ構
成と称される。同様に、図12はPtop=Pbot=
1の場合のラムダ構成のセルを表し、図13はPtop
とPbotが異なる場合の混合構成のセルを示す図であ
る。
【0063】
【表2】
【0064】ラムダ部は前述の式(B)の乗算を実行
し、一方、オメガ部は式(C)の除算を実行する。例え
ば、以下のような多項式S(z)を想定する。 S(z)=α145 +α104 +α3 3 +α7 2
α9 z+α12 このとき、初期条件は次の通り表される。 Λn-1 (z)=0 Λ0 (z)=1 Ω-1(z)=z6 Ω0 (z)=S(z) 以下の表3乃至表10は、アルゴリズムの各反復の最後
におけるセルの内容を示す表である。
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】
【表7】
【0070】
【表8】
【0071】
【表9】
【0072】
【表10】
【0073】最終的に得られる多項式は次の通りであ
る。 Λ(z)=α122 +α11z+α14 Ω(z)=α11 Λ(z)の係数はRBOTのΛ部に格納され、Ω(z)
の係数はRTOPのオメガ部に格納される。
【0074】多項式Λ(z)及びΩ(z)の計算後、Ω
(z)の係数はRTOP(r+1)をRTOP(2)に
フィードバックし、 m=t+(degree E(z)/2) 回のローテーションを行うことにより調整する必要があ
る。 T(z)の決定−修正シンドロームについて 求根器は、修正シンドロームT(z)の計算のため、多
項式E(z)とS(z)を乗算する際にも使用される点
が有利である。この計算に必要な乗算器は既に求根器が
利用することができる。その理由は、多項式Λ(z)を
決定するために多項式の乗算が必要とされたためであ
る。これらのリソースは、乗算E(z)*S(z)に関
して利用されるので、シンドローム生成器2の構成が簡
単化される。
【0075】多項式S(z)の最大次数は2t−1=r
−1であり、一方、多項式E(z)の最大次数は2t=
rであると考えられる。E(z)の次数が2t以上であ
るならば、符号語は訂正不能としてマークされる。T
(z)の最大次数はr+1であり、この次数は求根器の
セルの個数に厳密に対応する。図14は、乗算の実施用
のセルの構成を示す図である。レジスタPtop及びP
botは、レジスタRTOP(k)及びRBOT(k)
の内容を決定するため利用される。セルの構成は、(P
top=Pbot=1の場合の)図12の構成図におけ
るセルの構成、すなわち、ラムダ構成とかなり類似す
る。各レジスタRBOTの出力は、関連した加算器10
8を介して入力にフィードバックし、各レジスタRTO
Pの入力は前段のセルのレジスタRTOPの出力に接続
される。最後に、セルの全ての乗算器は、乗算されるべ
き2個の多項式の一方の係数を直列に入力するため、同
じ入力Eに接続される。本例の枠組みの中で、この入力
Eを介して入力される係数は、多項式え(z)の係数で
あるが、多項式S(z)の係数を入力しても構わない。
入力Eは、各セルに変数ratioの値を与えるべく、
多項式Λ(z)及びΩ(z)を決定するため使用される
構成で利用される。
【0076】図12に示されたラムダ構成と図14に示
された構成との別の相違点は、インバータ回路106の
状態が乗算の間、同一のまま維持されることである。動
作原理を以下に説明する。最初に、多項式S(z)の係
数がレジスタRTOPに記憶される。第1のレジスタR
TOP(0)の入力には“0”が与えられる。
【0077】次に、多項式E(z)の係数Ei は、1ク
ロックサイクル当たりに1個の係数のレートで入力Eの
添え字を増加させるため与えられる。乗算を実行するた
め必要なクロックサイクル数は、E(z)の次数と一致
する。一例として、以下の表11には、次数3の多項式
S(z)と、次数3の多項式E(z)の乗算を行う場合
に得られる各レジスタの内容が示されている。
【0078】
【表11】
【0079】レジスタRTOP(k)は、多項式S
(z)の係数を記憶するためだけに利用されるシフトレ
ジスタを形成することが分かる。シフトレジスタは、イ
ンバータ106の状態を正確に選択することにより影響
される。レジスタRBOT(k)は、多項式T(z)の
各係数毎の累算器として利用される。各レジスタRBO
T(k)は、最終的に、係数Tk を収容する。ここで、
【0080】
【数6】
【0081】と表される。 新しい誤り位置多項式Ψ(z)の決定について 求根器は、多項式Ψ(z)の計算のため多項式E(z)
とΛ(z)を乗算するためにも使用される。多項式Ψ
(z)は、多項式Λ(z)が求根器によって決定された
後に計算される。拡大ユークリッドアルゴリズムが実行
された後、多項式Λ(z)の係数は、レジスタRBOT
のラムダぶに格納される。他のレジスタRTOP(k)
及びRBOT(k)は零に設定される。
【0082】乗算を実行するセルの構成は、図15に示
されている。レジスタRTOP(k)は、セルの加算器
を介して直列接続されている。値“0”は第1のレジス
タRTOP(0)の入力に与えられる。各レジスタRB
OT(k)の出力はセルkの乗算器に接続される。レジ
スタRBOT(k)に記憶された値は、現在の乗算中に
変化しない。図14に示された構成と同様に、レジスタ
RBOT(k)の出力に接続された入力以外の乗算器の
入力は、図15にラインEで示されるように相互接続さ
れる。
【0083】多項式Λ(z)の次数は誤りの個数と一致
する。多項式E(z)の次数は消失の個数と一致する。
以下の表12には、各クロックサイクル後のセルの内容
が示されている。
【0084】
【表12】
【0085】新しい誤り位置多項式Ψ(z)の計算中
に、アクティブ状態を維持している乗算器は、PBOT
(k)=1で表されるセル内の乗算器である。本実施例
は、リード・ソロモン方式の訂正に関係するが、上記の
2個のメモリの構成は、実質的に異なる長さのデータパ
ケットが訂正されるべき全ての場合に適用される。
【0086】最後に、図16には、本発明による復号化
装置を含む光学式ディスク201の読取装置200が示
されている。この読取装置200は、レーザと、集光手
段と、光電子検出器とによって従来通りに構成された光
学式ブロック202を含む。読取装置200は、従属ユ
ニット204により制御されるモータ203を更に有す
る。光学式ブロックによって読まれたデータはデマルチ
プレクサ205に伝達される。駆動データは、ディスプ
レイ207、集光の従属ユニット208及びトラッキン
グユニット209を制御するマイクロプロセッサ206
に送られる。キーボード210はユーザによる読取装置
の制御を可能にさせる。
【0087】CD/CVDデータパケット自体は、デマ
ルチプレクサ205によって、メモリ5に接続された復
号化装置1と、ディジタル・アナログ変換器(図示しな
い)とのインタフェースとして機能する補間ユニット2
11とに送られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CDタイプのデータブロックのRS符号化の説
明図である。
【図2】DVDタイプのデータブロックのRS符号化の
説明図である。
【図3】本発明の実施例による装置のブロック図であ
る。
【図4】DVDモードにおけるデータ交換を説明するブ
ロック図である。
【図5】CDモードにおけるデータ交換を説明するブロ
ック図である。
【図6】本発明による装置のメモリ内のDVDタイプの
データパケットの格納を説明する図である。
【図7】本発明による装置のメモリ内のデータ構造の説
明図である。
【図8】図3乃至5に示された求根器によって使用され
る多項式の係数の2個のレジスタのレイアウトを示す図
である。
【図9】リード・ソロモン復号化に使用される求根器回
路におけるセルのレジスタへの接続を示す図である。
【図10】図9のセルのブロック図である。
【図11】第1の構成における図10のセルのブロック
図である。
【図12】第2の構成における第10のセルのブロック
図である。
【図13】第3の構成における第10のセルのブロック
図である。
【図14】第1の構成に従って直列に配置された図10
の中の数個のセルのブロック図である。
【図15】第2の構成に従って直列に配置された図10
の中の数個のセルのブロック図である。
【図16】本発明による装置を含む光学式ディスク読取
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 誤り訂正回路 2 シンドローム生成器 3 求根器 4 訂正器 5 ランダムアクセスメモリ 6 内部ランダムアクセスメモリ 7,8,9,10 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ イゾラ フランス国,38100 グルノーブル,クー ル・ド・ラ・リベラション 64 (72)発明者 フィリップ ポール フランス国,38320 ビヴィエール,シュ マン・デュ・ブーフ 473 (72)発明者 クリストフ ヴィルロー フランス国,38100 グルノーブル,クー ル・ド・ラ・リベラション 198

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 訂正手続を実施するリード・ソロモン方
    式の誤り訂正手段を含むリード・ソロモン方式の誤り訂
    正装置において、 DVDタイプのデータを収容し、並びに、第2の訂正手
    続の前にCDタイプのデータの逆インターリーブを行う
    ため、第1の訂正手続の後にCDタイプのデータを収容
    する第1のメモリと、 上記第1のメモリとは別個のキャッシュメモリタイプで
    あり、訂正前にCDタイプのデータを収容し、逆インタ
    リーブ処理されたCDタイプのデータを収容する第2の
    メモリとを有することを特徴とする誤り訂正装置。
  2. 【請求項2】 上記DVDタイプのデータの対応するシ
    ンボルは、上記第1のメモリから上記リード・ソロモン
    方式の訂正手段に伝達され、 上記CDタイプのデータに対応するシンボルは、上記第
    2のメモリから上記リード・ソロモン方式の訂正手段に
    伝達されることを特徴とする請求項1記載の誤り訂正装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第2のメモリは、上記CDタイプの
    データの少なくとも2個のインターリーブ処理されたパ
    ケットの逆インターリーブ処理が行われるように、第1
    の訂正手続の前に上記少なくとも2個のインターリーブ
    処理されたパケットを格納するため使用されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の誤り訂正装置。
  4. 【請求項4】 上記リード・ソロモン方式の訂正手段
    は、上記第2のメモリからの上記CDタイプのデータに
    対応するオンザフライ訂正を実施する訂正器を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
    の誤り訂正装置。
  5. 【請求項5】 上記DVDタイプのデータを訂正する場
    合に、上記訂正器は上記第1のメモリから訂正されるべ
    きシンボルだけを読み出し、訂正されたシンボルを上記
    第1のメモリに書き込むことを特徴とする請求項4記載
    の誤り訂正装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のメモリ及び上記第2のメモリ
    は、上記第1のメモリ及び上記第2のメモリに記憶され
    たデータの誤りフラグを記憶する場所を有することを特
    徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の誤り
    訂正装置。
  7. 【請求項7】 上記リード・ソロモン方式の訂正手段及
    び上記第2のメモリを含む第1の集積回路を有し、 上記第1のメモリは上記第1の集積回路とは別個の第2
    の集積回路に収容されることを特徴とする請求項1乃至
    6のうちいずれか一項記載の誤り訂正装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうちいずれか一項記載
    の誤り訂正装置を含むことを特徴とする光ディスク読取
    装置。
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