JPH11328428A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH11328428A
JPH11328428A JP10142117A JP14211798A JPH11328428A JP H11328428 A JPH11328428 A JP H11328428A JP 10142117 A JP10142117 A JP 10142117A JP 14211798 A JP14211798 A JP 14211798A JP H11328428 A JPH11328428 A JP H11328428A
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JP
Japan
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component element
overlap
hierarchy
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JP10142117A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Takagi
宏明 高城
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書を適切に表した部品要素の階層を構築す
ることのできる文書処理装置を提供する。 【解決手段】 描画順序判定部101が部品要素が描画
される順序を検出し、重なり判定部103、重なり種類
調査部104、及び、重なり種類判定部105が対象と
する部品要素より前の順序で描画され、当該部品要素と
部分的に重なる複数の部品要素を検出し、代表位置算出
部106及び距離算出部107が検出された部品要素と
対象とする部品要素との距離を検出し、距離比較部10
8及び階層関係構築部109が検出された距離が最も短
い部品要素の直下に対象とする部品要素の階層を構築す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書を構成する部
品要素の階層を構築する文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの性能の向上や低価
格化等に伴って、コンピュータを使用して文書を作成す
ることが幅広く普及している。コンピュータによる文書
の作成においては、文書作成用のアプリケーションの使
用方法を熟知しておく必要があり、使用方法を熟知して
いないアマチュアレベルの一般ユーザにとっては、操作
は難しく、文書作成に時間がかかるだけでなく、品質の
高い文書を作成することが困難なことも多い。
【0003】一般に、文書作成の効率や、文書の品質を
向上をさせるために、過去に作成された文書を参照した
り、再利用したりすることがある。このように文書を再
利用する場合には、ユーザは文書中の或る特定の部分を
再利用することとなるが、この場合には、文書が階層的
になっていれば容易に再利用することができる。例え
ば、特開平7-104729号公報に記載されている発明では、
文書を章や節などのまとまりによって階層化しておき、
この文書の所定の段階の要素を表示して編集できるよう
になっており、この方法によれば、文書を容易に再利用
することができる。
【0004】しかしながら、上記発明においては、文書
を階層化させるためには、文書を作成するとき、若しく
は、文書を作成した後に、ユーザが指示操作を行って作
成しなければならない。このような問題に対して、特願
平8-223270号には、文書を構成する部品要素を自動的に
階層化する方法が記載されている。この方法では、部品
要素を2次元の空間的な位置の重なりによって階層化し
ている。この方法では、階層化を無理なく自動的に行わ
せるために、部品要素の位置の重なりが包含関係にある
場合を階層化する際の基準として想定している。ここ
で、包含関係とは、一の部品要素が他の部品要素の内側
に完全に含まれることを意味している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、世の中に実
在する文書に着目すると、文書のビジュアル性やデザイ
ン性を考慮しているためかわからないが、部品要素間の
関係として、包含関係だけではなく、部分的に重なり合
っている関係が存在していることがある。このような現
状を考えると、部品要素を階層化する際に、部分的に重
なっている関係についても考慮することが好ましい。
【0006】そこで、上記した特願平8-223270号に記載
された方法において、部品要素を階層化する際の基準
に、部分的に重なっている関係も含めた場合を例にとっ
て以下説明する。図3には、文書中の一部分を示してい
る。ここで、文書において扱うことのできる最も細かな
単位のそれぞれを部品要素といい、図3では、図形01
〜04がこれに該当する。図3に示した各々の部品要素
の内容を図4に示す。部品番号とは、部品要素を入力作
成したときにシステムから与えられる固有の番号であ
り、01、02、・・・ のように与えられる。
【0007】部品要素を階層化する通常の処理は大まか
には、部品要素の描画順序を調べる処理、各部品要素の
輪郭の位置を求める処理、部品要素間の重なりの有無を
調べる処理、重なり関係を整理する処理からなる。図3
に示す文書の一部を構成する部品要素に対して、部品要
素間の重なりの有無を調べた結果を図14に示す。この
表においては、最も左の列に、部品要素の部品番号を描
画順序の早いほうから順に上から配置し、最も上の行
に、部品要素の部品番号を描画順序の早いほうから順に
左から配置している。この表中の丸印は、対応する行の
最も左の部品番号の部品要素と、対応する列の最も上の
行にある部品番号の部品要素とが重なっていることを示
している。なお、丸印は表の中の右上半分に収まってい
るが、これは、行の最も左に示す部品番号の部品要素
と、当該部品要素より描画順序が後の部品要素との間を
対象にして部品要素間の重なりの有無を調べているため
である。
【0008】例えば、部品番号01の行には、部品番号
02、03、04に対応する部分に丸印があり、部品番
号01が示す長方形の部品要素上に部品番号02、0
3、04の3つの部品要素が重なっていることを表して
いる。図14に示す表によって表される部品要素の構造
の概念図を図15に示す。図15に示すように、部品要
素の構造は、部品番号04の部品要素は、部品要素0
1、02、03との間に関係を有するネットワーク構造
となっている。
【0009】そこで、部品要素をネットワーク構造から
階層構造にするために、重なり関係を整理する処理を行
う。ここでは、描画順序が先の複数の部品要素との間に
重なり関係がある場合には、重なり関係の中で、描画順
番が近い部品要素との間の重なり関係を残す。この処理
は、表においては、各列方向の丸印が複数個ある列に対
して、部品要素間の描画順序の近いもの、すなわち、丸
印の中で一番下側の丸印を残す処理に対応する。
【0010】図14に示す重なり関係を整理した結果を
図16に示す。図16に示すように、部品番号04は、
部品番号03の部品要素と重なり関係があると整理され
る。図16に示す表によって表される部品要素の構造の
概念図を図17に示す。図17に示すように、部品番号
04の部品要素は、部品番号03の部品要素の下の階層
に関連付けられる。ここで、図3に示す文書に着目して
みると、部品番号04の部品要素は、部品番号03の部
品要素よりは部品番号02の部品要素に関連が強いとい
った印象を受ける。したがって、図3に示す文書の部品
要素の階層としては、図17に示す部品要素の階層は不
自然であり、図13に示すように部品番号04の部品要
素が部品番号02に関連付けられる方が適切である。な
お、図17に示す構造は、図18に示すように部品番号
04の部品要素が、部品番号02の部品要素より部品番
号03の部品要素に関連が強いといった印象を与える文
書を表していると把握される。
【0011】このように、上記した方法では、文書に不
自然な部品要素の階層が構築されてしまうおそれがあ
る。本発明は、上記した従来の事情に鑑みてなされたも
ので、文書を適切に表した部品要素の階層を構築するこ
とのできる文書処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る文書処理装置は、文書を構成する複数
の部品要素の階層を構築する文書処理装置において、部
品要素が描画される順序を検出する順序判定手段と、対
象とする部品要素より前の順序で描画され、当該部品要
素と部分的に重なる複数の部品要素を検出する候補検出
手段と、検出された部品要素と対象とする部品要素との
距離を検出する距離検出手段と、検出された距離が最も
短い部品要素の直下に対象とする部品要素の階層を構築
する階層構築手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記した文書処理装置によると、順序判定
手段が部品要素が描画される順序を検出し、候補検出手
段が対象とする部品要素より前の順序で描画され、当該
部品要素と部分的に重なる複数の部品要素を検出し、距
離検出手段が検出された部品要素と対象とする部品要素
との距離を検出し、階層構築手段が検出された距離が最
も短い部品要素の直下に対象とする部品要素の階層を構
築する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る文書
処理装置を図1乃至図13を用いて説明する。 まず、
本実施の形態による文書処理装置の概略の構成を図1を
用いて説明する。本実施の形態の文書処理装置は、文書
の入力、生成、編集、及び階層の構築等といった文書処
理全般を行う。文書処理装置は、ユーザによる操作に関
する情報や文書の素材に関する情報を取り込む情報入力
部201と、情報入力部201が取り込んだ操作情報を
記憶する操作情報記憶部202と、情報入力部201が
取り込んだ文書の素材情報、生成あるいは編集された文
書を記憶する文書情報記憶部203と、文書の生成ある
いは編集を行う文書情報編集部204と、生成あるいは
編集された文書を表示する文書情報表示部205と、文
書を構成する部品要素の階層を構築する部品要素階層化
部206と、文書の部品要素の階層に関する情報を記憶
する階層情報記憶部207と、文書の部品要素の階層に
関する情報を表示する階層情報表示部208とを備えて
いる。
【0015】次に、文書処理装置の部品要素階層化部2
06の構成を図2を参照して説明する。部品要素階層化
部206は、部品要素の描画順序を調べる描画順序判定
部101と、各部品要素の輪郭の情報を求める輪郭生成
部102と、部品要素間の重なりの有無を調べる重なり
判定部103と、部品要素間の重なり方の種類を調べる
重なり種類調査部104と、部品要素間の重なりの種類
を調べる重なり種類判定部105と、部品要素の代表的
な位置(以下、代表位置という)を求める代表位置算出
部106と、部品要素間の距離を求める距離算出部10
7と、距離の比較を行う距離比較部108と、部品要素
の階層関係を構築する階層関係構築部109とを備えて
いる。なお、上記した各部の詳細な機能については、後
述する動作説明において行うこととする。
【0016】ここで、特許請求の範囲にいう順序判定手
段は、主に上記した描画順序判定部101によって構成
され、特許請求の範囲にいう候補検出手段は、主に上記
した重なり判定部103、重なり種類調査部104、及
び、重なり種類判定部105によって構成され、特許請
求の範囲にいう距離検出手段は、主に上記した代表位置
算出部106及び距離算出部107によって構成され、
特許請求の範囲にいう階層構築手段は、主に上記した距
離比較部108及び階層関係構築部109によって構成
される。
【0017】次に、文書情報記憶部203に記憶されて
いる解析対象となる文書の一例を図3及び図4を参照し
て説明する。図3には、文書の一部分を示し、図4に
は、図3に示す文書の一部中の部品要素の内容を示して
いる。ここで、部品要素とは、文書において扱うことの
できる最も細かな単位のことをいう。図3及び図4に示
すように、文書は、部品番号01〜04の図形の部品要
素を有している。部品番号とは、部品要素を入力作成し
たときにシステムから与えられる固有の番号であり、0
1、02、・・・ のように与えられる。
【0018】次に、本実施の形態による文書処理装置の
動作を説明する。まず、文書処理装置による文書の入
力、生成、編集、階層化等の動作を簡単に説明する。こ
の文書処理装置では、情報入力部201がユーザから編
集等における操作情報や、文書の素材情報を取り込み、
操作情報であれば操作情報記憶部202に記憶させ、文
書の素材情報であれば文書情報記憶部203に記憶させ
る。そして、文書情報編集部204が操作情報記憶部2
02に記憶された操作情報に基づいて、該当する文書等
を文書情報記憶部203から取り出して文書の生成や編
集を行い、生成や編集を行った文書を文書情報記憶部2
03に格納する。文書の生成や編集の際には、文書情報
表示部205が生成や編集の対象となっている文書を表
示する。また、この文書処理装置では、部品要素階層化
部206が後述するように文書情報記憶部203に記憶
されている文書についての部品要素の階層の構築を行
う。そして、部品要素階層化部206によって構築され
た部品要素の階層の情報は階層情報記憶部207に記憶
され、階層情報表示部208が階層情報記憶部207に
記憶された部品要素の階層の情報に基づいて文書の部品
要素の階層を表示する。
【0019】次に、文書を構成する部品要素を階層化す
る処理を図5乃至図13を参照して説明する。まず、図
5に示すように、描画順序判定部101が文書情報記憶
部203に記憶されている文書を取り出して、文書を構
成する部品要素の描画順序を調べる(ステップS10
1)。図1に示す文書の一部では、部品要素の描画順序
は部品番号の順序と同じである。次いで、輪郭生成部1
02が各部品要素の輪郭情報を求める(ステップS10
2)。輪郭情報としては、部品要素の輪郭の形状を表現
する折れ線のベクトル情報でもよく、部品要素に外接す
る矩形を表現する情報でもよい。なお、後述する処理に
おける精度を重視する場合には、前者を利用することが
好ましく、処理のし易さや処理速度を重視する場合に
は、後者を利用することが好ましい。本実施の形態で
は、部品要素間の重なりを詳細に調べることが必要であ
るので、前者を利用している。
【0020】次いで、重なり判定部103が部品要素間
の重なりの有無を検出し(ステップS103)、重なり
種類調査部104が重なりの種類を検出する(ステップ
S104)。ここで、部品要素間の重なりには、一方の
部品要素が他方に包含される包含関係と、部品要素同士
が部分的に重なっている関係とがある。なお、本実施の
形態では、行の最も左に示す部品番号の部品要素と、当
該部品要素より描画順序が後の部品要素との間を対象に
して部品要素間の重なりの有無を調べている。部品要素
間の重なりの有無及び重なりの種類については以下のよ
うにして検出できる。すなわち、2つの部品要素の間で
部品要素の輪郭同士に交わりがあるか否かを調べ、この
結果、輪郭同士に交わりがある場合には、部分的に重な
っている関係にあると検出でき、一方の部品要素の全て
の頂点が他方の部品要素の輪郭の内部にあるか否か調
べ、この結果、全ての頂点が輪郭内部にある場合には、
部品要素間が包含関係にあると検出できる。
【0021】図1に示す文書の一部における部品要素間
の重なりの有無及び種類を調べた結果を図6に示す。表
中の丸印は、対応する行の最も左の部品番号の部品要素
と対応する列の最も上の部品番号の部品要素とが包含関
係にあることを示し、表中の三角印は、対応する行の最
も左の部品番号の部品要素と対応する列の最も上の部品
番号の部品要素とが部分的に重なっていることを示して
いる。例えば、部品番号01の部品要素には、部品番号
02、03、04が包含されていると検出され、また、
部品番号02の部品要素と部品番号04の部品要素と
は、部分的に重なっていると検出され、また、部品番号
03の部品要素と部品番号04の部品要素とは、部分的
に重なっていると検出される。次いで、表の各列の重な
っていることを表す印がある箇所(以下、重なり箇所と
いう)を一箇所に整理する後述する重なり箇所整理処理
を行う(ステップS105)。この処理は、描画順序が
先の部品要素との間の重なり箇所から最も適切な部品要
素との重なり箇所を選択する処理である。
【0022】重なり箇所整理処理(ステップS105)
を図7を参照して説明する。重なり種類判定部105が
重なりの有無及び種類が検出された表について順番に1
列分の重なりの有無及種類の情報を読み出し(ステップ
S201)、読み出した1列分の情報について、重なり
箇所の数を調べ(ステップS202)、その数が2個以
上か否かを検出する(ステップS203)。この結果、
2個以上の場合には、これらの中から1箇所を採択する
ための後述する採択処理を行う(ステップS204)一
方、2個より少ない場合には、重なり箇所がないこと、
或いは、重なり箇所が1か所あることを意味しており、
重なり箇所を整理する必要がないので何もしない。例え
ば、図6に示す表については、部品番号02と部品番号
02の列については、重なり箇所が1個であるので、何
もせず、部品番号04の列については、重なり箇所が3
個であるので、これらの中から1箇所を採択する採択処
理が行われる。そして、全ての列について上記した処理
(ステップS201〜S204)を繰り返し行う(ステ
ップS205)。
【0023】採択処理(ステップS204)を図8を参
照して説明する。重なり種類判定部105が読み出した
1列分の情報の重なり箇所の中の最も下の重なり箇所の
情報を読み出す(ステップS301)。ここで、列の中
の下の箇所に対応する部品要素ほど描画順序が当該列の
部品要素に近い。次いで、重なり種類判定部105が読
み出した情報に含まれている重なりの種類が包含関係で
あるか否かを検出し(ステップS303)、包含関係で
ある場合には、当該箇所の印を残して、当該列の他の箇
所の印を削除し(ステップS304)、処理を終了す
る。
【0024】一方、部分的に重なっている関係である場
合には、重なり種類判定部105が先に読み出した重な
り箇所の1つ上の重なり箇所の情報を読み出し(ステッ
プS305)、読み出した情報に含まれている重なりの
種類が包含関係であるか否かを検出する(ステップS3
06、S307)。例えば、図7の表の部品番号04の
部品要素の列では、重なり箇所の中の下から一番目の情
報の種類は部分的に重なっている関係であるので、上記
した処理(ステップS305〜ステップS307)が行
われる。
【0025】この結果、部分的に重なっている関係であ
ると検出された場合には、更に、当該列の全ての重なり
箇所についての情報の読み出しを終了したか否か検出し
(ステップS308)、まだ終了していない場合には、
読み出していない重なり箇所について上記した処理(ス
テップS305〜S307)を行う。一方、読み出した
情報に含まれている重なりの種類が包含関係である場
合、又は、当該列の全ての重なり箇所について読み出し
を終了した場合には、部分的に重なっている関係にある
との情報を含む重なり箇所(以下、採択候補重なり箇所
という。)があれば、当該採択候補重なり箇所の数を調
べる(ステップS309)。例えば、図7に示すの表の
部品番号04の部品要素の列では、部品番号02の部品
要素との重なり箇所と、部品番号03の部品要素との重
なり箇所とが採択候補重なり箇所であるので、採択候補
重なり箇所の個数は2個と検出される。
【0026】次いで、重なり種類判定部105が採択候
補重なり箇所の個数が1個であるか否かを検出する(ス
テップS310)。なお、ここでの判定においては、採
択候補重なり箇所の数は0個という状況はなく、必ず1
個以上である。この結果、採択候補重なり箇所が1個で
ある場合には、重なり種類判定部105が当該採択候補
重なり箇所を採択し、当該列の他の重なり箇所の印を削
除する(ステップS311)。一方、採択候補重なり箇
所が2個以上の場合には、採択候補重なり箇所の中から
最も適した1つの箇所を採択する後述する最適箇所採択
処理を実行する(ステップS312)。
【0027】最適箇所採択処理を図9を参照して説明す
る。代表位置算出部106が、列に対応する部品要素、
及び、採択候補重なり箇所の部品要素の輪郭の位置の情
報を読み出す(ステップS401)。例えば、図6に示
す部品番号04の列について、輪郭の位置の情報を読み
出す対象となる部品要素は、当該列に対応する部品番号
04の部品要素と、採択候補重なり箇所の部品番号02
の部品要素と、部品番号03の部品要素と、である。次
いで、代表位置算出部106が読み出した輪郭位置の情
報に基づいて部品要素についての代表位置を求める(ス
テップS402)。本実施の形態では、代表位置とし
て、部品要素の中心位置を用いている。図3に示す文書
の部品番号02、03、04の部品要素について求めた
中心位置を図10に示す。図10中の×印が各部品要素
の中心位置を示している。
【0028】次いで、距離算出部107が採択候補重な
り箇所に対応する2つの部品要素の中心位置の間の距離
を求める(ステップS403)。図6に示す表の部品番
号04の列では、図11に示すように、部品番号04の
部品要素の中心位置と、部品番号02の部品要素の中心
位置との距離と、部品番号04の部品要素の中心位置
と、部品番号03の部品要素の中心位置との距離が求め
られる。その後、距離比較部108が求められた複数の
距離の大きさを比較し(ステップS404)、最も短い
距離を選択して、当該距離に対応する採択候補重なり箇
所を抽出し、抽出した採択候補重なり箇所を採択し、当
該列の当該箇所以外の重なり箇所の印を削除する(ステ
ップS406)。これによって、部分的に重なっている
関係にある複数の部品要素との重なり箇所の中から、最
も関連していると見なせる部品要素との重なり箇所だけ
が残される。
【0029】図6に示す表について、重なり箇所を整理
した結果を図12に示す。図12に示すように、各列の
重なり箇所の数は1個に整理される。この後、階層関係
構築部109が重なり箇所が整理された表の各重なり箇
所を参照し、重なり箇所の行に対応する部品要素の直下
に、当該重なり箇所の列に対応する部品要素の階層を構
築して部品要素の階層を構築し、構築結果を階層情報記
憶部207に格納する。図12に示す表の場合には、図
13に示すような木構造が構築される。すなわち、部品
番号01の部品要素の階層の直下に、部品番号02及び
部品番号03の部品要素の階層が構築され、部品番号0
2の部品要素の階層の直下に部品番号04の部品要素の
階層が構築される。このようにして、最も関連している
と見なせる部品要素の直下に各部品要素の階層を構築す
ることができ、文書に適した部品要素の階層を構築する
ことができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対象とす
る部品要素より前の描画順序で描画され、部分的に重な
る部品要素が複数ある場合に、最も距離が短い部品要素
の直下に対象とする部品要素の階層を構築するようにし
たために、文書に適切な部品要素の階層を構築すること
ができる。このため、ユーザが、部品要素の階層によっ
て効率よく、適切に文書を再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る文書処理装置の
構成図である。
【図2】 本発明の一実施の形態に係る文書処理装置の
部品要素階層化部の構成図である。
【図3】 文書の一部の構成を説明する図である。
【図4】 文書の一部の部品要素の内容を説明する図で
ある。
【図5】 本発明の一実施の形態に係る文書を構成する
部品要素を階層化する処理のフローチャートである。
【図6】 図3に示す文書の部品要素間の重なりの有無
及び種類を示す表である。
【図7】 本発明の一実施の形態に係る重なり箇所整理
処理のフローチャートである。
【図8】 本発明の一実施の形態に係る採択処理のフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の一実施の形態に係る最適箇所採択採
択処理のフローチャートである。
【図10】 図3に示す文書の部品要素についての代表
位置を示した図である。
【図11】 図3に示す文書の部品要素間の代表位置間
の距離を示した図である。
【図12】 図6に示す表について重なり箇所を整理し
た結果を示す表である。
【図13】 図12に示す表に基づいて、構築される部
品要素の木構造である。
【図14】 図3に示す文書の部品要素間の重なりの有
無を示す表である。
【図15】 図14に示す表によって表される部品要素
の構造の概念図である。
【図16】 図14に示す表について重なり関係を整理
した結果の一例を示す表である。
【図17】 図16に示す表によって表される部品要素
の構造の概念図である。
【図18】 図17に示す部品要素の構造が表している
とみなせる文書の一例である。
【符号の説明】
101・・描画順序判定部、 102・・輪郭生
成部、103・・重なり判定部、 104・・
重なり種類調査部、105・・重なり種類判定部、
106・・代表位置算出部、107・・距離算出部、
108・・距離比較部、109・・階層関
係構築部、 201・・情報入力部、202・・
操作情報記憶部、 203・・文書情報記憶部、
204・・文書情報編集部、 205・・文書情
報表示部、206・・部品要素階層化部、 207
・・階層情報記憶部、208・・階層情報表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書を構成する複数の部品要素の階層を構
    築する文書処理装置において、 部品要素が描画される順序を検出する順序判定手段と、 対象とする部品要素より前の順序で描画され、当該部品
    要素と部分的に重なる複数の部品要素を検出する候補検
    出手段と、 検出された部品要素と対象とする部品要素との距離を検
    出する距離検出手段と、 検出された距離が最も短い部品要素の直下に対象とする
    部品要素の階層を構築する階層構築手段とを備えたこと
    を特徴とする文書処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140441A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Canon Inc 画像処理装置及び検索方法
JP2012079222A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Toshiba Corp 画面表示システム

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