JPH11327601A - Pid制御回路 - Google Patents

Pid制御回路

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JPH11327601A
JPH11327601A JP10132097A JP13209798A JPH11327601A JP H11327601 A JPH11327601 A JP H11327601A JP 10132097 A JP10132097 A JP 10132097A JP 13209798 A JP13209798 A JP 13209798A JP H11327601 A JPH11327601 A JP H11327601A
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JP
Japan
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control
set value
pid
value
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10132097A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kojiya
和久 糀谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御定数のオンラインでの自動変更を安定した
状態で行なえるPID制御回路を提供すること。 【解決手段】入力されたプロセス値(PV)5、設定値
(SV)6、及び与えられた制御定数(7,8,9)を
基にPID制御演算を行なう制御手段(1)と、前記制
御定数が変更されたことを検出する検出手段(141,
142,143)と、この検出手段(141,142,
143)で前記制御定数の変更が検出された場合、前記
制御手段(1)への前記設定値を瞬間的に前記プロセス
値に置き換え、その後前記設定値を徐々に元の設定値に
戻すための切換手段(15)と、を備え、前記設定値が
前記プロセス値に置き換えられる際に、前記制御手段
(1)を一時的に手動制御モードに切り換えるよう制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル制御装置
に適用されるPID制御回路に関し、特にPID制御器
の制御定数をオンライン変更するための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のこの種のPID制御回路
の構成を示す図である。図3において、実線の信号線は
デジタル信号を示し、その矢印は信号の流れる向きを示
す。また、破線の信号線はアナログ信号を示し、その矢
印は信号の流れる向きを示す。
【0003】PID制御器11には、手動操作器2から
自動制御指令信号4、増加操作指令信号及び減少操作指
令信号10が入力されるとともに、プロセス値(PV)
5と設定値(SV)6が入力される。また、PID制御
器11には信号発生器31,32,33から、それぞれ
比例ゲイン(K)7,積分時定数(TI)8,微分積分
時定数(TD)9が入力される。
【0004】図4は、本PID制御回路の動作を示すタ
イムチャートである。PID制御器11及び自動制御指
令信号4がONのとき、PID制御器11は入力された
プロセス値(PV)5と設定値(SV)6、及び与えら
れた制御定数(比例ゲイン(K)7、積分時定数(T
I)8、微分時定数(TD)9)に基づいてPID制御
演算を行なう。自動制御指令信号4がOFFになると、
PID制御器11は前回の演算周期での出力値を保持す
ると同時に、手動操作器2からの増加または減少操作指
令信号10がある場合は、それに応じて出力の増減を行
なう。
【0005】なお、手動操作器2は運転員が手動操作を
行なうためのものであり、PID制御器11に対する自
動制御指令信号4のON/OFF切換機能を有する。ま
た、自動制御指令信号4をOFFにしているとき、PI
D制御器11に対して制御器出力の増加または減少操作
指令信号10を送る機能を有する。信号発生器31,3
2,33は、予め設定された定数を出力する。各定数は
本デジタル制御装置の保守機能により、オンラインでの
変更が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来のPI
D制御回路では、自動制御中のPID制御器11に入力
されるプロセス値(PV)5と設定値(SV)6との間
に偏差があるときに制御定数(7〜9)の変更を行なう
と、下式(1)に示すPID制御器11の伝達関数 Y=K(1+1/(TI・s)+TD・s)・(SV−PV) …(1) Y:PID制御器出力、SY:設定値、PV:プロセス
値、K:比例ゲイン、TI:積分時定数、TD:微分時
定数から明らかなように、制御定数が変化した瞬間にP
ID制御器11の出力にも瞬間的な変化が発生する。こ
の変化が外乱となって、プロセスの制御状態が不安定に
なる危険性がある。したがって従来のPID制御回路で
は、PID制御器11の出力の突変を防ぐため、制御定
数の変更を以下の手順で行なわざるを得なかった。 (1)制御定数に先立って、手動操作器2により自動制
御指令信号4をOFFとし、PID制御器11を手動制
御モ−ドに切り換える。 (2)制御定数の変更を行なう。 (3)手動操作器2からの増加または減少操作指令10
によりPID操作器11の出力を増減させ、プロセス値
(PV)5が設定値(SV)6に十分一致するよう調整
する。 (4)プロセス値(PV)5が設定値(SV)6に十分
一致した場合、手動操作器2により自動制御指令信号4
をONとし、PID制御器11を自動制御に切り換え
る。
【0007】しかしながら、上記手順(3)の調整作業
は熟練した運転員の技量に依存しており、未熟な運転員
にとっては負担の大きな作業となる。本発明の目的は、
制御定数のオンラインでの自動変更を安定した状態で行
なえるPID制御回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のPID制御回路は以下の如く
構成されている。本発明のPID制御回路は、入力され
たプロセス値、設定値、及び与えられた制御定数を基に
PID制御演算を行なう制御手段と、前記制御定数が変
更されたことを検出する検出手段と、この検出手段で前
記制御定数の変更が検出された場合、前記制御手段への
前記設定値を瞬間的に前記プロセス値に置き換え、その
後前記設定値を徐々に元の設定値に戻すための切換手段
と、を備え、前記設定値が前記プロセス値に置き換えら
れる際に、前記制御手段を一時的に手動制御モードに切
り換えるよう制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るデジタル制御装置に適用されるPID制御回路の構成
を示す図である。図1において、図3と同一な部分には
同一符号を付してある。図1において、実線の信号線は
デジタル信号を示し、その矢印は信号の流れる向きを示
す。また、破線の信号線はアナログ信号を示し、その矢
印は信号の流れる向きを示す。以下、図1に示す回路に
おいて図3に示した従来の回路と相違する点を主として
説明する。
【0010】コンパレータ141,142,143は、
それぞれ信号発生器31,32,33で制御定数(比例
ゲイン(K),積分時定数(TI),微分積分時定数
(TD))が変更されたことを検出する。コンパレータ
141,142,143は、入力したアナログ信号を前
回の演算周期時の入力値と比較し、異なる場合にはON
を、同じ場合にはOFFを出力する。
【0011】OR回路12は、コンパレータ141,1
42,143から入力されたデジタル信号が全てOFF
のときにOFFを出力し、その他のときはONを出力す
る。NOT回路13は、OR回路12から入力したデジ
タル信号のON/OFFを反転させて出力する。AND
回路11は、NOT回路13と手動操作器2から入力し
たデジタル信号が全てONのときにONを、その他のと
きはOFFをPID制御器1へ出力する。
【0012】レートリミッタ付セレクタ15は、PID
制御器(比例微分積分器)1に入力される設定値(S
V)16を瞬間的にプロセス値(PV)5に置き換え、
その後設定値(SV)16を徐々に元の設定値(SV)
6に戻す。また本PID制御回路は、設定値(SV)1
6が瞬間的にプロセス値(PV)5に置き換えられる際
に、PID制御器1の出力が突変することを防ぐため、
PID制御器1を一時的に手動制御モードに切り換える
ためのロジックを有している。
【0013】レートリミッタ付セレクタ15は、OR回
路12から入力した切換信号SELがOFFのときはR
側の入力信号(設定値(SV)6)を出力し、切換信号
がONのときはS側の入力信号(プロセス値(PV)
5)を出力する。ただし、出力信号の切り換えに際して
は、切換方向毎に設定可能な変化率に基づき出力信号の
変化率が制限される。
【0014】図2は、レートリミッタ付セレクタ15に
おける動作のタイムチャートを示す図である。、レート
リミッタ付セレクタ15において出力信号をR側からS
側の入力信号に切り換える際の変化率を無限大(本デジ
タル制御装置内で処理可能な最大値)に設定し、実質的
に変化率制限が無いようにしておく。また、出力信号を
S側からR側の入力信号に切り換える際の変化率につい
ては、PID制御器1の設定値(SV)16のランプ状
変動に対してプロセス値(PV)5が安定に追従できる
程度の変化率を実機の試運転調整時に予め求めて与える
ものとする。
【0015】以下、図1においてPID制御器1が自動
制御中であるときに制御定数である積分時定数(TI)
8を変更した場合を例に、本PID制御回路の動作手順
を説明する。
【0016】[制御定数の変更が発生した場合の演算周
期] (ステップ1) 手動操作器2から出力される自動制御
指令信号4は、自動制御指令中であるため、ONであ
る。
【0017】(ステップ2) 積分時定数(TI)8が
変更されると、その下流のコンパレータ142が積分時
定数(TI)8の変化を検知してON信号を出力する。 (ステップ3) コンパレータ142の下流のOR回路
12経由で、レートリミッタ付セレクタ15の切換指令
SELがONとなるため、セレクタ15からの出力信号
は、瞬間的にS側の入力信号であるプロセス値(PV)
5に切り換わる。
【0018】(ステップ4) また、コンパレータ14
2の出力がONになると、その下流のOR回路12から
出力されたON信号がNOT回路13でOFF信号にな
るため、AND回路11により手動操作部2からの自動
制御指令信号4がブロックされ、実際にPID制御器1
に入力される自動制御指令信号17がOFFとなる。
【0019】(ステップ5) PID制御器1は、上記
ステップ4により自動制御モードから手動制御モードと
なるため、PID制御演算を中断し、前回の演算周期で
の出力値を保持する。これにより、設定値(SV)16
がプロセス値5に瞬間的に変更されたことに伴うPID
制御器1の出力の突変が抑制される。
【0020】[制御定数の変更が発生した場合の次回
(2回目)の演算周期] (ステップ1) 積分時定数(TI)8は既に前回の演
算周期で変更されており、今回の演算周期では新たな変
更がないため、その下流のコンパレータ142はOFF
信号を出力する。
【0021】(ステップ2) コンパレータ142の下
流のOR回路12経由で、レートリミッタ付セレクタ1
5の切換指令SELがOFFとなるため、セレクタ15
からの出力信号は、予め設定された変化率に制限されな
がらR側の入力信号である設定値(SV)16に切り換
わる。
【0022】(ステップ3) また、コンパレータ14
2の出力がOFFになると、その下流のOR回路12か
ら出力されたOFF信号がNOT回路13でON信号に
なるため、AND回路11により手動操作器2からの自
動制御指令信号4のブロックが解除され、実際にPID
制御器1に入力される自動制御指令信号17がONとな
る。
【0023】(ステップ4) PID制御器1は、上記
ステップ3により手動制御モードから自動制御モードと
なるため、PID制御演算を再開する。このとき、設定
値(SV)16はプロセス値(PV)5に合わせ込まれ
ているため、PID制御器1の出力の突変が抑制され
る。
【0024】[制御定数の変更が発生した場合の次々回
(3回目)以降の演算周期] (ステップ1) レートリミッタ付セレクタ15からの
出力信号は、予め設定された変化率に制限されながら、
徐々にR側の入力信号である設定値(SV)6に近づい
ていき、最終的には完全に設定値(SV)16と一致す
る。
【0025】(ステップ2) PID制御器1は、設定
値(SV)16の変化に応じたPID制御演算を行な
う。このとき、設定値(SV)16の変動が緩慢である
ことより、PID制御器1の出力の変化も緩慢となるた
め、プロセスの制御状態に大きな外乱を与えることがな
い。
【0026】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。
【0027】実施の形態に示されたPID制御回路は、
入力されたプロセス値(PV)5、設定値(SV)6、
及び与えられた制御定数(7,8,9)を基にPID制
御演算を行なう制御手段(1)と、前記制御定数が変更
されたことを検出する検出手段(141,142,14
3)と、この検出手段(141,142,143)で前
記制御定数の変更が検出された場合、前記制御手段
(1)への前記設定値を瞬間的に前記プロセス値に置き
換え、その後前記設定値を徐々に元の設定値に戻すため
の切換手段(15)と、を備え、前記設定値が前記プロ
セス値に置き換えられる際に、前記制御手段(1)を一
時的に手動制御モードに切り換えるよう制御する。
【0028】したがって上記PID制御回路によれば、
自動制御中のPID制御器1からの出力を突変させるこ
となく、即ちプロセスの制御状態に大きな外乱を与える
ことなく安定した状態で、前記PID制御器1の制御定
数をオンラインで自動変更できる。
【0029】
【発明の効果】本発明のPID制御回路によれば、自動
制御中のPID制御器からの出力を突変させることな
く、即ちプロセスの制御状態に大きな外乱を与えること
なく安定した状態で、前記PID制御器の制御定数をオ
ンラインで自動変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタル制御装置に
適用されるPID制御回路の構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係るレートリミッタ付セ
レクタにおける動作のタイムチャートを示す図。
【図3】従来例に係るPID制御回路の構成を示す図。
【図4】従来例に係るPID制御回路の動作を示すタイ
ムチャート。
【符号の説明】
1…PID制御器(比例微分積分器) 2…手動操作器 31〜33…信号発生器 4…自動制御指令信号 5…プロセス値(PV) 6…設定値(SV) 7…比例ゲイン(K) 8…積分時定数(TI) 9…積分時定数(TD) 10…増加または減少操作指令 11…AND回路 12…OR回路 13…NOT回路 141〜143…コンパレータ 15…レートリミッタ付セレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたプロセス値、設定値、及び与え
    られた制御定数を基にPID制御演算を行なう制御手段
    と、 前記制御定数が変更されたことを検出する検出手段と、 この検出手段で前記制御定数の変更が検出された場合、
    前記制御手段への前記設定値を瞬間的に前記プロセス値
    に置き換え、その後前記設定値を徐々に元の設定値に戻
    すための切換手段と、を具備し、 前記設定値が前記プロセス値に置き換えられる際に、前
    記制御手段を一時的に手動制御モードに切り換えるよう
    制御することを特徴とするPID制御回路。
JP10132097A 1998-05-14 1998-05-14 Pid制御回路 Withdrawn JPH11327601A (ja)

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JP10132097A JPH11327601A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Pid制御回路

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JP10132097A JPH11327601A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Pid制御回路

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JPH11327601A true JPH11327601A (ja) 1999-11-26

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ID=15073414

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JP10132097A Withdrawn JPH11327601A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 Pid制御回路

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Effective date: 20050802