JPH11326940A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11326940A
JPH11326940A JP12775098A JP12775098A JPH11326940A JP H11326940 A JPH11326940 A JP H11326940A JP 12775098 A JP12775098 A JP 12775098A JP 12775098 A JP12775098 A JP 12775098A JP H11326940 A JPH11326940 A JP H11326940A
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恵一 田中
Tomohiko Yamamoto
智彦 山本
Naohito Inoue
尚人 井上
Akishi Fujiwara
晃史 藤原
Yasunobu Tagusa
康伸 田草
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留まりを向上させると共に表示品位の安定
化を図り、より信頼性の高い液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 絶縁性基板1上に3端子のスイッチング
素子11…がマトリクス状に設けられた画素基板と、対
向電極並びに信号線としてのITO膜25を有する対向
基板とを、液晶層15を挟んで配置する。上記画素基板
上のスイッチング素子11のゲート電極2には、スイッ
チング素子11…の各列毎に走査線12を接続し、ドレ
イン電極7には画素電極14を接続し、ソース電極6に
は上記走査線12と平行に設けられた基準信号線13
を、上記スイッチング素子11…の各列毎に接続する。
上記基準信号線13は、下層13aと上層13bとの積
層構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワードプロ
セッサ、コンピュータ、ナビゲーションシステム等のデ
ィスプレイとしてOA(オフィスオートメーション)機
器やAV(オーディオビジュアル)機器等に用いられる
液晶表示装置に関するものであり、より詳しくは、薄膜
トランジスタ等の3端子のスイッチング素子を備えた液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネマティック液晶を用いた液晶表示装置
は、従来より、時計や電卓等、セグメント型の液晶表示
装置に広く用いられ、近年では、薄型、軽量、低消費電
力等の特徴を活用し、ワードプロセッサ、コンピュー
タ、ナビゲーションシステム等をはじめとするOA(オ
フィスオートメーション)機器やAV(オーディオビジ
ュアル)機器等のディスプレイとして市場を拡大しつつ
ある。そのなかでも、特に、薄膜トランジスタ(TF
T:Thin Film Transistor)等の能動素子をスイッチン
グ素子として用いて画素をマトリクス状に配したアクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置が多用されている。
【0003】該アクティブマトリクス型の液晶表示装置
は、陰極線管(CRT:cathode ray tube)と比較し
て、厚み(奥行き)を格段に薄くすることができると
共に、消費電力が小さく、フルカラー化が容易であ
ることから、パーソナルコンピュータ、各種モニタ、携
帯テレビ、カメラ等の表示装置として、より広い分野で
の需要が高まっている。
【0004】以下に、上記従来のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の概略構成について説明する。図6は、
アクティブマトリクス基板を備えた従来のアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の構成を示す回路図であり、図
7は図6に示すアクティブマトリクス基板のTFT部分
の断面図である。
【0005】上記液晶表示素子において、アクティブマ
トリクス基板には、図6に示すように、液晶層に電圧を
印加するための複数の画素電極51…がマトリクス状に
形成されている。そして、これら画素電極51…の周囲
には、走査線53…と信号線54…とが、画素電極51
の外周部分において互いに直交(オーバーラップ)する
ように設けられている。
【0006】また、走査線53と信号線54との交差部
分には、画素電極51に接続され、画素電極51…を選
択駆動するためのスイッチング手段である能動素子とし
てTFT52が形成されている。このTFT52のゲー
ト電極には走査線53が接続され、該走査線53を介し
て入力されるゲート信号により、上記TFT52が駆動
制御される。また、TFT52のソース電極には信号線
54が接続され、該信号線54を介し、さらに、TFT
52の駆動時にTFT52を介してデータ信号(表示信
号)が画素電極51に入力される。
【0007】さらに、TFT52のドレイン電極は、ド
レイン配線となる後述の金属層およびコンタクトホール
を介して画素電極51と接続されると共に、上記金属層
を介して上記アクティブマトリクス基板と対向電極との
間に挟持された液晶層に印加される電圧を保持する付加
容量の一方の電極と接続されている。上記液晶層は、通
常、4.3μm〜4.5μmの厚みを有し、液晶容量を
形成している。上記TFT52…と接続された付加容量
55…は、この液晶容量と並列接続されている。そし
て、付加容量55の他方の電極(即ち、上述した電極と
絶縁層を介して対向する側の電極)は、共通配線56に
接続されている。
【0008】また、上記アクティブマトリクス基板ある
いは該アクティブマトリクス基板の対向基板には、カラ
ー表示を行うための赤、青、緑の各色の図示しないカラ
ーフィルタ層が形成されている。
【0009】上記TFT52について、さらに詳しく説
明する。上記TFT52は、図7に示すように、透明な
絶縁性基板61上に、ゲート電極62、ゲート絶縁膜6
3、半導体層64、チャネル保護膜65、ソース電極6
6aおよびドレイン電極66bとなる微結晶n+ Si層
を順次積層することにより構成されている。
【0010】上記構成において、ゲート絶縁膜63は、
絶縁性基板61上に形成されたゲート電極62を覆うよ
うに形成され、このゲート絶縁膜63を介して、上記ゲ
ート電極62上に半導体層64が形成されている。上記
チャネル保護膜65は上記半導体層64の中央上部に形
成され、このチャネル保護膜65と半導体層64とのソ
ース部側に上記ソース電極66aが形成され、ドレイン
部側にドレイン電極66bが形成されている。
【0011】上記ソース電極66aには、ソース配線と
なる金属層67aが接続され、ドレイン電極66bには
ドレイン配線となる金属層67bが接続されている。上
記TFT52の表面は、層間絶縁膜68によって覆わ
れ、上記金属層67bは、上記層間絶縁膜68を貫くコ
ンタクトホール69を介して上記層間絶縁膜68上に設
けられた透明導電膜からなる画素電極51に接続されて
いる。上記層間絶縁膜68やゲート絶縁膜63として
は、従来、SiNx 膜等の無機薄膜からなる透明絶縁膜
が用いられ、該SiNx 膜は、例えばCVD法を用いる
ことによって膜厚300nm程度以上に形成されてい
る。
【0012】上記画素電極51上には液晶を配向させる
ための配向膜(図示せず)が表示領域全面にほぼ一様に
形成され、このようにして形成されたアクティブマトリ
クス基板と図示しない対向基板とを貼り合わせ、その間
隙に液晶を導入することにより、透過型のアクティブマ
トリクス型液晶表示装置が形成されている。
【0013】しかしながら、上記のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置は、上記層間絶縁膜68として、透明
絶縁膜であるSiNx 、SiO2 、TaOx 等をCVD
法またはスパッタ法により成膜すると、下地となる金属
表面の凹凸が層間絶縁膜68に反映され、該層間絶縁膜
68表面に凹凸が生じるという問題点を有している。
【0014】しかも、上記のアクティブマトリクス型液
晶表示装置では、走査線53…と信号線54…とは、同
一の基板上、即ち、上記絶縁性基板61上でマトリクス
状に配列された画素電極51…の外周において互いに直
交するように配置されている。従って、上記走査線53
…と信号線54…との交差部は、上記走査線53…上
に、ゲート絶縁膜63を介して信号線54…が積層され
ることで、段差形状を有している。
【0015】このため、上記走査線53…と信号線54
…との交差部では、ゲート絶縁膜63にクラックが生じ
やすく、上層となる信号線54…が製造中に断線し易い
という問題点を有している。また、ゲート絶縁膜63の
ピンホールにより、絶縁不良が生じ、上層である信号線
54…と下層である走査線53…とが短絡して歩溜まり
を低下させるという問題点も有している。さらに、この
ような段差部では、成膜残留応力等の影響で経時的に新
たなクラックが生じたり、先に生じたクラックが広がり
易い。このようなクラックの発生、拡大は、商品化後、
欠陥を生じる虞れがあり、信頼性を低下させる。
【0016】そこで、近年、走査線と信号線とを別々の
基板に形成した液晶表示装置が開発されている。例え
ば、特開平5−27264号公報、特開平7−1286
87号公報では、信号線を対向基板側に形成した構造
(以下、対向基板信号線構造と称する)を有する液晶表
示装置が提案されている。上記対向基板信号線構造を有
する液晶表示装置は、図5に示すように、一方の基板7
0上に、マトリクス状に設けられたアモルファスシリコ
ン半導体等の3端子のスイッチング素子71…が設けら
れた構造を有している。上記スイッチング素子71の第
1端子には、上記スイッチング素子71…の各列毎に走
査線72が接続され、該スイッチング素子71の第2端
子には、上記スイッチング素子71…の各列毎に基準信
号線73が接続され、該スイッチング素子71の第3端
子には、画素電極74が接続されている。そして、上記
基板70に対向する他方の基板である対向基板75上に
は、上記基板70上に設けられた走査線72…に直交す
るように、信号線76…が配置されている。上記構成の
液晶表示装置では、信号線76が、該信号線76と画素
電極74とが対向する部分で対向電極を兼ねている。
【0017】このように、上記構成の液晶表示装置で
は、走査線72…と信号線76…との交差部が同一基板
上に存在しないため、上述したような歩留まりや信頼性
の低下は解消される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
これら対向基板信号線構造を有する液晶表示装置におい
て用いられる基準信号線(図5に示す液晶表示装置では
基準信号線73)は、アルミニウム等からなる十数μm
以下の幅を有する細い金属層(金属線)であり、上記構
成の液晶表示装置では、このような細い金属層からなる
基準信号線が数cm以上の長さで、計数百本以上形成さ
れている。従って、上記構成の液晶表示装置は、製造中
の異物等が原因で基準信号線に断線不良を生じ、歩留ま
りが低下し易い。また、特に大型の液晶表示装置で、基
準信号線が長くなったり、特に小型の高精細な液晶表示
装置で基準信号線が細くなると、抵抗容量が増加し、表
示が不可能になる虞れがある。
【0019】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、歩留まりを向上させると共に表示
品位の安定化を図り、より信頼性の高い液晶表示装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
記載の液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、
マトリクス状に設けられた3端子のスイッチング素子
と、上記スイッチング素子の各列毎に該スイッチング素
子の第1端子と接続された走査線と、該走査線と平行で
あり、上記スイッチング素子の各列毎に該スイッチング
素子の第2端子と接続された基準信号線と、上記スイッ
チング素子の第3端子と各々に接続された画素電極とを
有する画素基板と、上記画素基板に対向し、上記画素電
極の各々に対向する対向電極と該対向電極を行毎に接続
する信号線を有する対向基板と、上記画素基板と対向基
板との間に挟持される液晶層とを備えた液晶表示装置に
おいて、上記基準信号線は2層以上の積層構造を有して
いることを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、信号線と走査線とが
同一の基板上で交差することはなく、信号線と走査線と
の交差部で、従来のアクティブマトリクス基板のように
ゲート絶縁膜のクラックやピンホールによる不良が発生
しない。
【0022】また、上記基準信号線を2層以上の導電性
材料からなる積層構造とすることで、上記基準信号線の
うちの1層の一部に欠陥があったとしても、残りの層に
よって電気的接続が保たれるので、断線不良率が格段に
減少する。
【0023】このため、歩留まりを向上して大幅なコス
トダウンを図ることができると共に、経時的に発生する
クラック等による信頼性の低下を抑制することができ
る。また、上記の構成によれば、上記基準信号線を2層
以上の導電性材料からなる積層構造とすることで、配線
抵抗を低減し、さらに歩留まりを向上させることができ
ると共に、表示品位の安定化を図ることができる。
【0024】本発明にかかる請求項2記載の液晶表示装
置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の液
晶表示装置において、上記基準信号線の下層と上層との
間に、下層の長手方向縁部の少なくとも一部を覆う層間
絶縁膜が設けられていることを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、基準信号線の下層を
形成した後、該下層と上層との間に層間絶縁膜を設ける
ことで、層間絶縁膜によって被覆された下層表面を保護
することができる。これにより、上記下層における層間
絶縁膜によって被覆された領域における後の工程での異
物等による傷付きやエッチング用薬剤の染み込みトラブ
ル等による断線の発生を防止することができる。さら
に、製造中のトラブル等の理由で上記基準信号線の上層
を形成する前の状態で、該基準信号線の下層が形成され
た基板をそのまま保存する場合でも、上記基準信号線の
下層が層間絶縁膜で保護されていることで、この下層を
構成する例えば金属の酸化絶縁化、消失、変質等が低減
され、低抵抗と信頼性の維持を図ることができる。ま
た、上記下層および上層が、直接的には連続しない別々
の工程で形成されることで、より一層、断線不良率を減
少させることができ、歩留まりおよび信頼性をより一層
向上させることができる。
【0026】本発明にかかる請求項3記載の液晶表示装
置は、上記の課題を解決するために、請求項2記載の液
晶表示装置において、上記基準信号線の上層は、上記画
素電極と同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接
側の長手方向縁部は、上記層間絶縁膜が上記基準信号線
の下層の長手方向縁部の少なくとも一部を覆うことによ
って上記層間絶縁膜により形成される段差部上に位置す
ることを特徴としている。
【0027】上記基準信号線の下層の長手方向縁部の少
なくとも一部を層間絶縁膜で覆う場合、上記基準信号線
の下層における長手方向縁部では、上記層間絶縁膜が上
記下層の形状に追従し、段差形状をなす。そして、この
ような層間絶縁膜の段差部では、上層の材料のエッチン
グレートが他の平坦な場所より高い。
【0028】従って、上記の構成によれば、上記基準信
号線の上層を、近接する画素電極と同一の材料を用いて
パターン形成しても、確実に両者を分離して短絡不良を
低減することができる。従って、より一層、歩留まりを
向上させることができる。
【0029】また、上記の構成によれば、上記基準信号
線の上層を画素電極と同一の材料で形成することで、上
記基準信号線を積層構造とするために余分な工程や材料
を必要とせず、コストの増加を抑えることができる。
【0030】本発明にかかる請求項4記載の液晶表示装
置は、上記の課題を解決するために、請求項2記載の液
晶表示装置において、上記基準信号線の上層は、上記画
素電極と同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接
側の長手方向縁部は、上記基準信号線の下層上の層間絶
縁膜の縁部に形成されていることを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、上記層間絶縁膜の長
手方向縁部とほぼ面一に上記基準信号線の上層の長手方
向縁部を形成することができるので、上記基準信号線の
上層と、近接する画素電極との分離をより一層確実に行
うことができる。そして、このように、基準信号線の上
層と、近接する画素電極とを確実に二分することで、基
準信号線と、該基準信号線に近接する画素電極との間の
ギャップを小さくすることができ、その分、基準信号線
を太くして抵抗容量を低減し、表示品位を安定化するこ
とができる。
【0032】本発明にかかる請求項5記載の液晶表示装
置は、上記の課題を解決するために、請求項1または2
記載の液晶表示装置において、上記基準信号線の上層
は、上記画素電極と同一の材料からなり、かつ、その画
素電極近接側の長手方向側面が上記基準信号線の下層に
おける画素電極近接側の長手方向側面よりも突出しない
ように設けられていることを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、層間絶縁膜の有無に
拘らず、近接する画素電極と同一材料で上記基準信号線
の上層をパターン形成した場合でも、確実に両者を分離
して短絡不良を低減でき、より一層、歩留まりを向上さ
せることができる。
【0034】本発明にかかる請求項6記載の液晶表示装
置は、上記の課題を解決するために、請求項1〜5の何
れか1項に記載の液晶表示装置において、上記基準信号
線の上層は、上記画素電極と同一の材料からなり、か
つ、その画素電極近接側とは反対側の長手方向側面は、
上記と同じ側における下層の長手方向側面よりも突出し
て設けられていることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、上記基準信号線にお
ける画素電極近接側と反対側では、上記画素電極と、該
画素電極と同じ材料からなる層とが近接していないた
め、上記基準信号線の上層を、その長手方向側面が下層
の長手方向側面よりも突出するように形成することで、
パターン精度を向上させることができる。
【0036】そして、上記基準信号線の上層が、画素電
極近接側と反対側において、上記層間絶縁膜が上記基準
信号線の下層の長手方向縁部を覆うことによって形成さ
れる段差部を覆う場合には、エッチングレートの高いと
ころを越えてパターン形成することになるので、さらに
パターン精度を向上させることができる。しかも、上記
段差部で上記基準信号線の上層の一部が断線したとして
も、断線を逃れた部分で導通を維持することができるの
で、歩留まりおよび信頼性をより向上させることができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図4に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0038】図1は、本実施の形態にかかる液晶表示装
置におけるスイッチング素子近傍の概略構成を示す断面
図であり、図2は、上記液晶表示装置の画素基板におけ
るスイッチング素子近傍の概略構成を示す平面図であ
る。
【0039】図1および図2に示すように、本実施の形
態にかかる液晶表示装置の画素基板は、液晶層15に電
圧を印可する複数の画素電極14…を選択駆動すべく、
ガラス等の透明な絶縁性基板1上に、3端子のスイッチ
ング素子11…がマトリクス状に設けられた構造を有し
ている。本実施の形態において用いられる上記の3端子
のスイッチング素子11としては、例えばアモルファス
シリコン半導体を用いたTFT(a-SiTFT)等が挙げ
られる。
【0040】上記スイッチング素子11は、絶縁性基板
1上に、ゲート電極2(第1端子)、ゲート絶縁膜とな
る層間絶縁膜3、半導体層4、コンタクト層5が順に積
層され、この半導体層4とコンタクト層5とのソース部
側にソース電極6(第2端子)が形成され、ドレイン部
側にドレイン電極7(第3端子)が形成された構成を有
している。
【0041】上記スイッチング素子11のゲート電極2
には、上記スイッチング素子11…の各列毎に走査線1
2が接続され、該スイッチング素子11の別の端子であ
るソース電極6には、該スイッチング素子11…の各列
毎に、上記走査線12と平行に形成された基準信号線1
3の例えば上層13bが接続されている。また、上記ス
イッチング素子11のさらに別の端子であるドレイン電
極7には、層間絶縁膜3上に形成された画素電極14
が、スイッチング素子11毎に接続されている。本実施
の形態では、上記層間絶縁膜3は、その一部がゲート絶
縁膜をなすと共に、上記基準信号線13の下層13aの
一部を覆っている。
【0042】これにより、上記液晶表示装置では、基準
信号線13の一方の長手方向側面に、層間絶縁膜3を介
して走査線12が近接している。また、基準信号線13
の他方の長手方向側面には、隣の列のスイッチング素子
11に接続された画素電極14が近接している。上記基
準信号線13の構造の詳細は後述する。
【0043】また上記画素電極14の周縁部や、基準信
号線13およびスイッチング素子11の上部には、保護
膜8として、例えば2000Åの膜厚を有する窒化シリ
コン膜(SiNX 膜)等が積層され、各配線の保護と短
絡の防止を行っている。尚、図2では、上記保護膜8を
二点鎖線にて示す。
【0044】一方、液晶層15を挟んで上記画素基板に
対向して設けられた対向基板では、絶縁基板21上にカ
ラーフィルタ22およびブラックマトリクス23が形成
され、その上に平坦化膜としてオーバーコート膜24が
形成され、さらに、その上に、図示しない層間絶縁膜を
介して、信号線として、例えば透明導電膜であるITO
(インジウム錫酸化物)膜25がストライプ状に形成さ
れている。
【0045】上記ITO膜25は、画素基板上に設けら
れた走査線12…に直交するように、上記画素電極14
…に対向して設けられている。
【0046】即ち、上記ITO膜25は、画素電極14
…の各々に対向する対向電極と、該対向電極を行毎に接
続する信号線とを兼ねており、本実施の形態にかかる液
晶表示装置は、信号線を対向基板側に形成した対向基板
信号線構造を有している。
【0047】従って、上記の液晶表示装置では、信号線
と走査線12とが同一の基板上で交差することはなく、
信号線と走査線12との交差部で、従来のアクティブマ
トリクス基板のようにゲート絶縁膜のクラックやピンホ
ールによる不良が発生しない。このため、歩留まりを向
上して大幅なコストダウンを図ることができると共に、
経時的に発生するクラック等による信頼性の低下を抑制
することができる。
【0048】上記ソース電極6およびドレイン電極7
は、画素電極14と同一材料(例えばITO)にて、同
時にパターン形成してもよく、この場合、プロセスを短
縮し、材料費等を節約することができる。
【0049】ここで、上記画素基板に設けられた基準信
号線13の構造について、図3を参照しながら以下に説
明する。図3は、図2に示す画素基板のA−A線矢視断
面図である。
【0050】上記基準信号線13は、導電性材料からな
る2層以上(本実施の形態では2層)の積層構造を有
し、上記基準信号線13の第1層である下層13aと第
2層である上層13bとの間には、前記層間絶縁膜3が
介在し、これにより、下層13aの上面側の長手方向縁
部13a1 ・13a2 の少なくとも一部を覆っている。
上記下層13aと上層13bとは、層間絶縁膜3が介在
しない部分において接触し、この部分でコンタクトをと
っている。
【0051】上記基準信号線13の下層13aは、前記
走査線12と同一材料からなることが好ましく、上層1
3bは、画素電極14と同一材料からなることが好まし
い。
【0052】上記基準信号線13の下層13a、走査線
12、およびゲート電極2の材料としては、例えばT
a、Al、Al合金等の金属が挙げられるが、これに限
定されるものではない。また、上記基準信号線13の下
層13a、ゲート電極2、および走査線12としては、
例えば上述した金属からなる膜の積層構造を有していて
もよい。即ち、上記基準信号線13は、2層以上の層が
積層された積層構造を有していればよい。
【0053】上記基準信号線13の上層13bおよび画
素電極14としては、例えばITO等からなる透明導電
膜が挙げられる。上記層間絶縁膜3の材料としては、S
iNx 、SiO2 、TaOx 等が挙げられるが、該層間
絶縁膜3も積層構造を有していてもよい。
【0054】このように、上記基準信号線13を2層以
上の導電性材料からなる積層構造とすることで、配線抵
抗を低減し、歩留まりを向上させることができると共
に、表示品位の安定化を図ることができる。また、上記
の構成によれば、上記基準信号線13のうちの1層、例
えば下層13aあるいは上層13bの一部に欠陥があっ
たとしても、残りの層(他方の層)によって電気的接続
が保たれるので、断線不良率が格段に減少する。このた
め、製造コストも低減され、しかも、商品化後の信頼性
も向上する。
【0055】そして、この場合、上記基準信号線13の
下層13aを走査線12と同一材料で形成すれば、上記
基準信号線13を積層構造とするために余分な工程や材
料を必要とせず、コストの増加を抑えることができる。
また、同様に、上記基準信号線13の上層13bを画素
電極14と同一材料で形成すれば、上記基準信号線13
を積層構造とするために余分な工程や材料を必要とせ
ず、コストの増加を抑えることができる。
【0056】また、基準信号線13の下層13aを形成
した後、該下層13aと上層13bとの間に、下層13
aの長手方向縁部13a1 ・13a2 の少なくとも一部
を覆う層間絶縁膜3を設けることで、層間絶縁膜3によ
って被覆された領域(下層13a表面)を保護すること
ができる。
【0057】これにより、この領域における後の工程で
の異物等による傷付きやエッチング用薬剤の染み込みト
ラブル等による断線の発生を防止することができる。さ
らに、製造中のトラブル等の理由で上記基準信号線13
の上層13bを形成する前の状態で、該基準信号線13
の下層13aが形成された基板をそのまま保存する場合
でも、上記下層13a表面が層間絶縁膜3で保護されて
いることで、下層13aを構成する例えば上述した金属
の酸化絶縁化、消失、変質等が低減され、低抵抗と信頼
性の維持を図ることができる。そして、上記下層13a
および上層13bが、直接的には連続しない別々の工程
で形成されることで、より一層、断線不良率を減少させ
ることができ、歩留まりおよび信頼性をより一層向上さ
せることができる。
【0058】また、上述したように、上記基準信号線1
3の下層13aの長手方向縁部13a1 ・13a2 の少
なくとも一部を層間絶縁膜3で覆う場合、該層間絶縁膜
3の形状は、下地となる上記下層13aの形状を反映す
る。このため、上記下層13aの長手方向縁部13a1
・13a2 では、該長手方向縁部13a1 ・13a
覆う層間絶縁膜3が上記下層13aの形状に追従し、段
差形状をなす。このような層間絶縁膜3の段差部3a・
3bでは、透明絶縁膜等で形成される上層13bの材料
のエッチングレートが他の平坦な場所より高い。
【0059】従って、上記基準信号線13の下層13a
の長手方向縁部13a・13a2の少なくとも一部
を層間絶縁膜3で覆う場合に、上記基準信号線13に近
接する画素電極14(即ち、隣の列のスイッチング素子
11に接続された画素電極14)と同一材料で上層13
bをパターン形成する際には、上層13bと画素電極1
4とを確実に分離して短絡不良を低減するために、上記
基準信号線13の上層13bは、その画素電極14に近
接する側でかつ下面側の長手方向縁部13b1 が、同じ
側の下層13aの長手方向縁部13a1 を層間絶縁膜3
が覆うことによって形成される段差部3a上に位置する
ように設けられていることが好ましい。
【0060】また、上記基準信号線13の上層13b
は、該上層13bの画素電極14に近接する側の長手方
向側面13b3 が、下層13aにおける同じ側(即ち、
上記の画素電極14に近接する側)の長手方向側面13
3 よりも突出しないように設けられていることがより
好ましい。この場合、上述したように近接する画素電極
14と同一材料で上記上層13bをパターン形成したと
しても、上記層間絶縁膜3の有無に拘らず、確実に両者
を分離して短絡不良を低減でき、より一層、歩留まりを
向上させることができる。
【0061】また、上記基準信号線13の上層13b
は、該上層13bにおける上記長手方向縁部13b
1 が、上記基準信号線13の下層13a上の層間絶縁膜
3における上面側の長手方向縁部3a1 (即ち、段差部
3aの上面側の長手方向縁部3a1)に揃うように形成
されていることが好ましい。つまり、上記基準信号線1
3の長手方向側面13b3 と、上記層間絶縁膜3の段差
部3aの長手方向側面3a3とが面一となるように形成
されていることがより好ましい。
【0062】このように上記基準信号線13の上層13
bの長手方向縁部13b1 を上記層間絶縁膜3の長手方
向縁部3a1 に形成することで、より確実に上記基準信
号線13の上層13bと、該上層13bに近接する画素
電極14とを分離し、短絡不良率を低減することができ
る。
【0063】ところで、このように上記層間絶縁膜3上
に基準信号線13の上層13bを形成する場合、例えば
スパッタ法等により、図4(a)に示すように、層間絶
縁膜3上に、上層13bとしてITO膜等の透明導電膜
を、層間絶縁膜3全面に渡って積層した時に、上記層間
絶縁膜3の段差部3a・3bにおける下面側の長手方向
縁部3a2 ・3b2 での上記透明導電膜の積層状態はあ
まり良くない場合が多い。
【0064】このため、パターン用のレジスト等を用い
ずに上記上層13bをエッチングすると、上記層間絶縁
膜3の長手方向縁部3a2 ・3b2 近傍に応力が集中し
てクラックが生じたり、このクラックにエッチング用薬
剤が染み込んで、図4(b)に示すように、応力が集中
した部分(この場合は層間絶縁膜3の長手方向縁部3a
2 近傍)だけエッチングが速く進む虞れがある。
【0065】従って、特に、上記上層13bの長手方向
縁部13b1 を、上記層間絶縁膜3の長手方向縁部3a
1 に形成する場合には、図4(c)に示すように、パタ
ーン用のレジスト31を、該レジスト31の長手方向側
面31aが層間絶縁膜3の段差部3aの長手方向側面3
3 に揃うように形成すればよい。
【0066】上述した方法により基準信号線13の上層
13bを形成することにより、基準信号線13の上層1
3bと、該上層13bに近接する画素電極14とを確実
に二分することができる。従って、基準信号線13と上
記画素電極14との間のギャップを小さくすることがで
き、その分、基準信号線13を太くして抵抗容量を低減
し、表示品位を安定化することができる。上記基準信号
線13と、該基準信号線13に近接する画素電極14と
の間のギャップの具体的な数値を図3に示す。尚、本実
施の形態において図示した液晶表示装置の各構成要素の
具体的な大きさを示す数値は、特に本願液晶表示装置の
構成に限定を加えるものではなく、適宜設定することが
できるものである。
【0067】また、上記基準信号線13の上層13b
は、図3に示すように、その画素電極14に近接する側
の長手方向側面13b3 とは異なる側、即ち、該基準信
号線13と同じスイッチング素子11に接続された走査
線12に近接する側の長手方向側面13b4 が、同じ側
の下層13aの長手方向側面13a4 よりも突出するよ
うに設けられていることが好ましい。つまり、上記基準
信号線13における走査線12に近接する側では、上記
走査線12は、上記基準信号線13の上層13bとは異
なる工程で形成され、しかも、層間絶縁膜3によって完
全に覆われている。従って、上述したように,上記基準
信号線13における走査線12に近接する側において、
上記基準信号線13の上層13bを、その長手方向側面
13b4 が下層13aの長手方向側面13a4 よりも突
出するように形成することで、パターン精度を向上させ
ることができる。
【0068】また、この場合、上記基準信号線13の上
層13bが、走査線12に近接する側の層間絶縁膜3の
段差部3bを完全に覆っていることで、上述したように
エッチングレートの高いところを越えてパターン形成す
ることになるので、パターン精度をより向上させること
ができる。しかも、仮に上記段差部3bで上記基準信号
線13の上層13bの一部が断線したとしても、断線を
逃れた部分で導通を維持することができるので、歩留ま
りおよび信頼性を向上させることができる。
【0069】また、このように、上記基準信号線13の
上層13bの長手方向側面13b4が下層13aの長手
方向側面13a4 よりも突出していることで、基準信号
線13の上層13bと走査線12との接続を行い易いと
いう利点がある。
【0070】尚、本発明の液晶表示装置は、上記の説明
のみに限定されるものではなく、クレームおよび上記実
施の形態に記載した範囲において適宜変更し、また、組
み合わせて使用することができるものである。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明の液晶表示装置は、
以上のように、マトリクス状に設けられた3端子のスイ
ッチング素子と、上記スイッチング素子の各列毎に該ス
イッチング素子の第1端子と接続された走査線と、該走
査線と平行であり、上記スイッチング素子の各列毎に該
スイッチング素子の第2端子と接続された基準信号線
と、上記スイッチング素子の第3端子と各々に接続され
た画素電極とを有する画素基板と、上記画素基板に対向
し、上記画素電極の各々に対向する対向電極と該対向電
極を行毎に接続する信号線を有する対向基板と、上記画
素基板と対向基板との間に挟持される液晶層とを備えた
液晶表示装置において、上記基準信号線は2層以上の積
層構造を有している構成である。
【0072】上記の構成によれば、信号線と走査線とが
同一の基板上で交差することはなく、信号線と走査線と
の交差部で、従来のアクティブマトリクス基板のように
ゲート絶縁膜のクラックやピンホールによる不良が発生
しない。また、上記基準信号線を2層以上の導電性材料
からなる積層構造とすることで、上記基準信号線のうち
の1層の一部に欠陥があったとしても、残りの層によっ
て電気的接続が保たれるので、断線不良率が格段に減少
する。
【0073】このため、歩留まりを向上して大幅なコス
トダウンを図ることができると共に、経時的に発生する
クラック等による信頼性の低下を抑制することができ
る。また、上記の構成によれば、配線抵抗を低減し、さ
らに歩留まりを向上させることができると共に、表示品
位の安定化を図ることができるという効果を併せて奏す
る。
【0074】請求項2記載の発明の液晶表示装置は、以
上のように、上記基準信号線の下層と上層との間に、下
層の長手方向縁部の少なくとも一部を覆う層間絶縁膜が
設けられている構成である。
【0075】上記の構成によれば、基準信号線の下層に
おける層間絶縁膜による被覆表面を保護することができ
るので、製造工程における異物等による傷付きやエッチ
ング用薬剤の染み込みトラブル等による断線の発生を防
止することができる。また、上記基準信号線の下層およ
び上層が、直接的には連続しない別々の工程で形成され
ることで、より一層、断線不良率を減少させることがで
き、歩留まりおよび信頼性をより一層向上させることが
できるという効果を併せて奏する。
【0076】請求項3記載の発明の液晶表示装置は、以
上のように、上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
方向縁部は、上記層間絶縁膜が上記基準信号線の下層の
長手方向縁部の少なくとも一部を覆うことによって上記
層間絶縁膜により形成される段差部上に位置する構成で
ある。
【0077】請求項4記載の発明の液晶表示装置は、以
上のように、上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
方向縁部は、上記基準信号線の下層上の層間絶縁膜の縁
部に形成されている構成である。
【0078】請求項5記載の発明の液晶表示装置は、以
上のように、上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
方向側面が上記基準信号線の下層における画素電極近接
側の長手方向側面よりも突出しないように設けられてい
る構成である。
【0079】上記請求項3〜5の構成によれば、近接す
る画素電極と同一材料で上記基準信号線の上層をパター
ン形成した場合でも、確実に両者を分離して短絡不良を
低減でき、より一層、歩留まりを向上させることができ
る。また、上記基準信号線の上層を画素電極と同一の材
料で形成することで、上記基準信号線を積層構造とする
ために余分な工程や材料を必要とせず、コストの増加を
抑えることができるという効果を奏する。
【0080】請求項6記載の発明の液晶表示装置は、以
上のように、上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側とは反
対側の長手方向側面は、上記と同じ側における下層の長
手方向側面よりも突出して設けられている構成である。
【0081】上記の構成によれば、上記基準信号線にお
ける画素電極近接側と反対側では、上記画素電極と、該
画素電極と同じ材料からなる層とが近接していないた
め、上記基準信号線の上層を、その長手方向側面が下層
の長手方向側面よりも突出するように形成することで、
パターン精度を向上させることができるので、歩留まり
および信頼性をより向上させることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置にお
けるスイッチング素子近傍の概略構成を示す断面図であ
る。
【図2】上記液晶表示装置の画素基板におけるスイッチ
ング素子近傍の概略構成を示す平面図である。
【図3】図2に示す画素基板のA−A線矢視断面図であ
る。
【図4】(a)〜(c)は、上記画素基板における基準
信号線の製造方法について示す説明図である。
【図5】対向基板信号線構造を有する液晶表示装置の概
略構成を模式的に示す図である。
【図6】アクティブマトリクス基板を備えた従来のアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の構成を示す回路図で
ある。
【図7】図6に示すアクティブマトリクス基板のTFT
部分の断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 ゲート電極(第1端子) 3 層間絶縁膜 3a 段差部 3a1 長手方向縁部 3a2 長手方向縁部 3a3 長手方向側面 3b 段差部 3b2 長手方向縁部 6 ソース電極(第2端子) 7 ドレイン電極(第3端子) 11 スイッチング素子 12 走査線 13 基準信号線 13a 下層 13a1 長手方向縁部 13a2 長手方向縁部 13a3 長手方向側面 13a4 長手方向側面 13b 上層 13b1 長手方向縁部 13b3 長手方向側面 13b4 長手方向側面 14 画素電極 15 液晶層 25 ITO膜(対向電極および信号線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 晃史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田草 康伸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に設けられた3端子のスイッ
    チング素子と、上記スイッチング素子の各列毎に該スイ
    ッチング素子の第1端子と接続された走査線と、該走査
    線と平行であり、上記スイッチング素子の各列毎に該ス
    イッチング素子の第2端子と接続された基準信号線と、
    上記スイッチング素子の第3端子と各々に接続された画
    素電極とを有する画素基板と、上記画素基板に対向し、
    上記画素電極の各々に対向する対向電極と該対向電極を
    行毎に接続する信号線を有する対向基板と、上記画素基
    板と対向基板との間に挟持される液晶層とを備えた液晶
    表示装置において、 上記基準信号線は2層以上の積層構造を有していること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記基準信号線の下層と上層との間に、下
    層の長手方向縁部の少なくとも一部を覆う層間絶縁膜が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
    同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
    方向縁部は、上記層間絶縁膜が上記基準信号線の下層の
    長手方向縁部の少なくとも一部を覆うことによって上記
    層間絶縁膜により形成される段差部上に位置することを
    特徴とする請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
    同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
    方向縁部は、上記基準信号線の下層上の層間絶縁膜の縁
    部に形成されていることを特徴とする請求項2記載の液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
    同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側の長手
    方向側面が上記基準信号線の下層における画素電極近接
    側の長手方向側面よりも突出しないように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】上記基準信号線の上層は、上記画素電極と
    同一の材料からなり、かつ、その画素電極近接側とは反
    対側の長手方向側面は、上記と同じ側における下層の長
    手方向側面よりも突出して設けられていることを特徴と
    する請求項1〜5の何れか1項に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008262006A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Nec Lcd Technologies Ltd アクティブマトリクス基板及び液晶パネル
JP2012234212A (ja) * 2012-09-03 2012-11-29 Nlt Technologies Ltd アクティブマトリクス基板及び液晶パネル

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