JPH11325007A - 固定部材及びこれを用いた固定方法 - Google Patents

固定部材及びこれを用いた固定方法

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JPH11325007A
JPH11325007A JP13150298A JP13150298A JPH11325007A JP H11325007 A JPH11325007 A JP H11325007A JP 13150298 A JP13150298 A JP 13150298A JP 13150298 A JP13150298 A JP 13150298A JP H11325007 A JPH11325007 A JP H11325007A
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JP13150298A
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Shigeru Yamaguchi
茂 山口
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Fujitsu Frontech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】部品を筐体に固定するときの作業性を向上する
ことである。 【解決手段】固定部材17は、左端部がJ字状に曲げら
れ、他方が円筒状に曲げられて押さえ部17bを構成し
ている。アクリル板13を固定する場合には、左端部1
7aをガイドの溝16に挿入し、J字状の先端部17c
をガイド15の内側15aに引っかけ、押さえ部17b
をアクリル板13に押しつけて、押さえ部17bの先端
部17dをガイド15の右側面の突起15bに引っかけ
る。これにより、固定部材17はガイド15に固定さ
れ、押さえ部17bがアクリル板13を下方に押さえ、
アクリル板13が筐体に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック板等
を固定する固定部材及びそれを用いた固定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板金、プラスチック板などを筐体
に固定する方法として、図11に示すような金属製の押
さえ板101によりアクリル板103等を押さえ筐体に
固定する方法が知られている。図11は、押し出し等に
より成形したるガイド102を筐体にネジ等により取り
付け、そのガイド102に押さえ板101を固定してア
クリル板103を筐体に固定するようにしたものであ
る。ガイド102は、断面がC字状で、溝の内部に板ナ
ット104が挿入できるようになっており、ネジ105
と板ナット104を用いて押さえ板101をガイド10
2に固定できるようになっている。そして、その押さえ
板101によりアクリル板103を筐体に固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような押さえ
板101を用いる方法は、板ナット104をガイド10
2に挿入する作業と、その板ナット104に押さえ板1
01をネジ止めする作業が必要であり、作業時間がかか
るという問題点があった。
【0004】本発明の課題は、部品を筐体に簡単に固定
できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の固
定部材は、板状の弾性部材からなり、筐体に設けられた
溝の内側に係止するように曲げられた係止部と、係止部
が筐体の溝の内側に係止されたとき他の部品と接触して
変形し、他の部品を押さえて筐体に固定する押さえ部と
を有する。
【0006】請求項2記載の発明の固定部材は、弾性部
材からなり、筐体に設けられた溝の内側に係止するよう
に曲げられた第1の係止部と、溝の外側の凸部に係止す
るように曲げられた第2の係止部とを有し、第2の係止
部で他の部品を押さえる構造となっている。
【0007】請求項3記載の発明の固定部材は、弾性部
材からなり、筐体に設けられた突起の一方の側面の凸部
に係止するように曲げられた第1の係止部と、突起の他
方の側面の凸部に係止するように曲げられた第2の係止
部と、他の部品を押さえて筐体に固定する押さえ部とか
らなる。
【0008】請求項4記載の発明の固定部材は、弾性部
材からなり、筐体に設けられた溝の内側に係止するよう
に曲げられた第1及び第2の係止部と、他の部品を押さ
えて筐体に固定する押さえ部とからなる。
【0009】請求項6記載の発明の固定部材は、固定さ
れる側の孔または溝に挿入される係止部と、係止部と一
体に構成され、指先で挟んだとき係止部を変形させて孔
または溝から着脱可能にする操作部と、他の部品を押さ
える押さえ部とからなる。
【0010】本発明によれば、例えば固定部材を筐体と
一体に形成した溝、あるいは筐体に取り付けたガイドの
溝に挿入することで、プラスチック板等の部品を筐体に
簡単に固定することができ、組立の作業時間を短縮する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態
の情報表示装置11の外観斜視図である。この情報表示
装置11は、例えば銀行等における金利等を表示する表
示装置であり、それらの情報を表示する表示部12を有
しており、その表示部12の表面はアクリル板13で覆
われている。
【0012】図2は、情報表示装置11の内部構造を示
す図であり、同図(A)はその平面図、同図(B)は上
側断面図、同図(C)は左側断面図である。ガイド15
は、押し出し成形等により成形されたアルミ部品等から
なり、情報表示装置11の筐体にネジ止め等により固定
されている。そのガイド15に固定部材14が圧入され
て、固定部材14がガイド15に固定され、その固定部
材14によりアクリル板13が筐体に固定される。
【0013】固定部材14は、図3(A)、(B)に示
すように、弾性部材、例えば板バネで構成され、一方の
断面がU字状に曲げられて固定部14aを構成し、他方
がC字状に曲げられてアクリル板13の押さえ部14b
を構成している。
【0014】アクリル板13を筐体に固定する場合に
は、固定部14aをガイド15の溝16に挿入すると、
図3(C)に示すように固定部材14の先端部14cが
ガイド15の内側15aに係止され、固定部材14が溝
16から抜けなくなる。そして、固定部材14の押さえ
部14bをアクリル板13に押しつけ、押さえ部14b
を変形させると、押さえ部14bの先端部14dがガイ
ド15の外側の突起15bに係止され、押さえ部14b
は上方に持ち上がらなくなる。これにより、固定部材1
4はガイド15に固定され、押さえ部14bによりアク
リル板13が筐体に固定される。なお、固定部材14
は、ガイド15の突起15bに引っかかった状態で、先
端部14dを突起15bから外すことでガイド15から
取り外すことができ、固定部材14は着脱可能となって
いる。
【0015】この固定部材14によれば、ネジ等や押さ
え板を使用しなくとも、固定部材14を単にガイド15
に圧入するだけで、アクリル板13を筐体に固定するこ
とができ、アクリル板13を筐体に固定する際の作業性
が向上する。
【0016】次に、他の形状の固定部材を、図4〜図1
0を参照して説明する。なお、図4〜図9の固定部材
も、図3の固定部材14と同様に一定の幅を有する板バ
ネにより構成されており、図10の固定部材は、例えば
弾性プラスチック、ゴム等の押し出し部材、あるいは圧
縮成形品により構成されている。
【0017】図4(A)の固定部材17は、左端部17
aがJ字状に曲げられ、右端部が円筒状に曲げられて押
さえ部17bを構成している。アクリル板13を固定す
る場合には、左端部17aをガイドの溝16に挿入し、
J字状の先端部17cをガイド15の内側15aに引っ
かけ、押さえ部17bをアクリル板13に押しつけて、
押さえ部17bの先端部17dをガイド15の右側面の
突起15bに引っかける。これにより、固定部材17は
ガイド15に固定され、押さえ部17bがアクリル板1
3を下方に押さえ、アクリル板13が筐体に固定され
る。この固定部材17を用いることにより、アクリル板
13を筐体に簡単に固定することができ、作業性が向上
する。
【0018】この固定部材17もガイド15の側面の突
起15bから先端部17dを外すことで、固定部材17
をガイド15から取り外すことができる。次に、図4
(B)の固定部材18は、一方側がガイド15の溝16
の内部の右側の溝16aの縦方向の長さより僅かに大き
な外径で円筒状に曲げられており、この部分が固定部1
8aを構成している。また、固定部材18の他方側も円
筒状に曲げられてアクリル板13の押さえ部18bを構
成している。
【0019】アクリル板13を筐体に固定する場合に
は、固定部18aを右側の溝16aに挿入する。する
と、固定部18aの先端部18cがガイド15の内側1
5aと接触して先端部18cが圧縮され、先端部18c
のバネ性により固定部18aが溝16aから抜けなくな
る。そして、固定部材18の押さえ部18bをアクリル
板13に押しつけると、押さえ部18bの先端部18d
がガイド15の左側面の突起15bに引っかかる。これ
により、固定部材18はガイド15に固定され、押さえ
部18bがアクリル板13を下方に押さえるので、アク
リル板13は筐体に固定される。この固定部材18も、
先端18dをガイド15の突起15bから外すことでガ
イド15から取り外すことができる。
【0020】次に、図5(A)の固定部材19は、一方
の端部が時計方向に約90°に曲げられて固定部19a
を構成し、中央部が逆台形状に曲げられ、他方の端部が
アクリル板13と平行になって押さえ部19cを構成し
ている。
【0021】アクリル板13を固定する場合には、固定
部材19の固定部19aをガイド15の溝16の左側の
溝16aに挿入すると、その先端部19bがガイド15
の内側15aに引っかかり、固定部19aが溝16aか
ら抜けなくなって、固定部材19がガイド15に固定さ
れる。これにより、固定部材19の押さえ部19cによ
りアクリル板13に下方向の力が加わり、アクリル板1
3は筐体に固定される。
【0022】次に、図5(B)の固定部材20は、両端
部がJ字状に曲げられて、一方がアクリル板13の押さ
え部20aを構成し、中央部がコの字状に曲げられ、そ
の左右側面に凸部20c’、20d’が設けられて固定
部20c、20dを構成している。
【0023】固定部材20の固定部20c、20dをガ
イド15の溝16に挿入するとき、固定部20c、20
dがガイド15の溝16の側面15d、15eと接触し
てその凸部20c’、20d’が圧縮される。そして、
凸部20c’、20d’がガイド15の内側15a、1
5bの位置より奧まで挿入されて左右の溝16aに入る
と、凸部20c’、20d’が圧縮状態から開放され
る。これにより、凸部20c’、20d’がガイド15
の内側15a、15bに引っかかり、固定部20c、2
0dがガイド15から抜けなくなる。このとき、固定部
材20の右端部20aがアクリル板13を押さえ、アク
リル板13が筐体に固定される。この固定部材20は左
右対称な形状をしているので、固定部材20の左右方向
の向きを気にせずに溝16に挿入することができる。
【0024】なお、図5(B)で固定部材20の押さえ
部20aがアクリル板13と、あるいは左端部20bが
筐体と重なって図示されているのは、固定部材20が変
形しない場合の本来の位置関係を示すものであり、実際
には固定部材20をガイド15に圧入したとき、押さえ
部20a、20bが変形してそれらの上に位置すること
になる。以下の他の図面についても同様である。
【0025】次に、図6(A)の固定部材21は、図示
していないが板バネの幅(同図の奥行き方向)の約半分
が固定部材21をガイド15に固定するための固定部2
1aであり、残りがアクリル板13を押さえるための押
さえ部21bである。
【0026】固定部材21の固定部21aの左側の部分
は水平方向に対して反時計方向に約90°曲げられ、さ
らにその先端部21cが反時計方向に約135°曲げら
れている。固定部21aの他方は、時計方向に約90°
曲げられ、さらにその先端部21dが時計方向に約13
5°曲げられている。固定部材21の押さえ部21b
は、左側の部分がガイド15の上面15fと平行になっ
ており、他方の端部がJ字状に曲げられている。
【0027】固定部材21の固定部21aを右側のガイ
ド15に圧入すると、固定部21aの左側の先端部21
cがガイド15の溝16の側面15eと接触して先端部
21cが内側に曲げられる。そして、先端部21cがガ
イド15の内側15cの位置まで挿入されると、先端部
21cが圧縮状態から開放されてガイド15の内側15
cに引っかかる。同様に、固定部21aの右側の先端部
21dがガイド15の右側面の突起15bと接触して内
側に曲げられ、固定部材21がさらに奧に挿入されると
先端部21dが突起15bに引っかかる。これにより、
固定部材21はガイド15に固定され、押さえ部21b
がアクリル板13を押さえ、アクリル板13は筐体に固
定される。
【0028】次に、図6(B)の固定部材22は、中央
部22eを基準にして左側の部分が反時計方向に約90
°曲げられ、その曲げられた位置からガイド15の高さ
分左側の位置で時計方向に約90°曲げられている。ま
た、右側の部分が時計方向に約90°曲げられ、さらに
アクリル板13の位置で反時計方向に約90°曲げられ
て、アクリル板13の押さえ部22bを構成している。
中央部22eはガイド15の上面と接触し、右端部22
gはアクリル板13と接触している。ガイド15の上面
15fと接触する中央部22e及びアクリル板13と接
触する右端部22gは下方向に凸状になっている。ま
た、中央部22eを基準にして時計方向に約90°曲げ
られた左側の部分の一部は、時計方向に約45°曲げら
れたつめ22cを有し、右側の部分は反時計方向に約4
5°曲げられたつめ22dを有する。これらのつめ22
c、22dが固定部材22をガイド15に固定する固定
部22aを構成する。
【0029】固定部材22をガイド15に挿入すると
き、固定部22aの左側のつめ22cがガイド15の溝
16の側面15eと接触してつめ22cが変形する。そ
して、つめ22cがガイド15の内側15cと接触する
位置まで挿入されると、つめ22cが広がってガイド1
5の内側15cに引っかかる。同様に、固定部22aの
右側のつめ22dがガイド15の右側の突起15bと接
触して変形し、つめ22dが突起15bを乗り越える
と、つめ22dが広がって突起15bに引っかかる。こ
れにより、固定部材22はガイド15に固定され、押さ
え部22bの右端部22gによりアクリル板13が下方
に押さえられアクリル板13が筐体に固定される。
【0030】次に、図7(A)の固定部材23は、中央
部23aがコの字状に曲げられて固定部23aを構成
し、左右端部23b、23cがJ字状に曲げられてい
る。この右側の端部23cはアクリル板13を押さえる
押さえ部23fを構成している。中央部23aの左右側
面の一部には、固定部材23をガイド15に固定するた
めの2つのつめ23d、23eが形成されている。左側
のつめ23dは垂直方向に対して反時計方向に約45°
曲げられ、右側のつめ23eは時計方向に約45°曲げ
られている。
【0031】固定部材23をガイド15に挿入すると
き、左右のつめ23d、23eがガイド15の溝16の
側面15g、15eと接触してつめ23d、23eが変
形する。そして、左右のつめ23d、23eがガイド1
5の内側15a、15cの位置まで挿入されると、左右
のつめ23d、23eが広がってガイド15の内側15
a、15cに引っかかる。固定部材23の右端部23c
はアクリル板13と接触した後、固定部材23がガイド
15の溝16に挿入されるにつれて圧縮され、アクリル
板13を下方向に押圧する。これにより、アクリル板1
3が筐体に固定される。
【0032】次に、図7(B)の固定部材24は、上述
した図7(A)の固定部材23の左端部23bを切断し
た形状をしている。固定部材24は、中央部24aがコ
の字状に曲げられ、右端部24cがJ字状に曲げられて
いる。中央部24aの一部には、固定部材24をガイド
15に固定するためのつめ24d、24eが設けられ、
左側のつめ24dは垂直方向に対して反時計方向に約4
5°の角度で曲げられ、右側のつめ24eは時計方向に
約45°の角度で曲げられている。
【0033】この固定部材24をガイド15の溝16に
挿入すると、左右のつめ24d、24eがガイドの内側
15a、15cに引っかかりガイド15に固定される。
これにより、固定部材24の右端部24cがアクリル板
13を押さえ、アクリル板13が筐体に固定される。
【0034】次に、図8(A)の固定部材25は、図7
の固定部材23,24が中央部をコの字状に曲げている
のに対して、中央部を曲げず、固定部25aの両端部を
水平方向に対して反時計方向及び時計方向にそれぞれ約
90°曲げ、さらにその先端部を約135°曲げて固定
部材25をガイド15に固定するためのつめ25d、2
5eを形成している。そして、右端部25cをJ字状に
曲げ、アクリル板13を押さえる押さえ部25bを構成
している。
【0035】この固定部材25をガイド15の溝16に
挿入すると、左右のつめ25d、25eがガイド15の
内側15a、15cに引っかかり、固定部材25がガイ
ド15に固定され、押さえ部25bによりアクリル板1
3が筐体に固定される。
【0036】次に、図8(B)の固定部材26は、中央
部から左側が水平方向を基準にして時計方向に約45°
曲げられ、さらに先端部のつめ26bが時計方向に約9
0°曲げられている。また、右側の部分の幅の約半分が
時計方向に約90°曲げられ、その先端部のつめ26c
が、さらに時計方向に約135°曲げられている。右側
の部分の残りの半分の右端部26dはJ字状に曲げられ
ており、円弧状の部分26d’でアクリル板13を押さ
える構造となっている。この右端部26dがアクリル板
13の押さえ部25eを構成している。
【0037】この固定部材26の左側のつめ26bをガ
イド15の内側15aに引っかけ、その状態でガイド1
5の右側の部分を下方向に押圧すると、右側のつめ26
cがガイド15の外側の突起15bと接触して変形す
る。そして、固定部材26の右側の部分をさらに押圧す
ると、右側のつめ26cが突起15bを乗り越えて、つ
め26cが突起15bの下側に引っかかる。このとき、
右端部26dの円弧状の部分26d’がアクリル板13
を押さえる。これにより、固定部材26はガイド15に
固定され、右端部26dの円弧状の部分26d’により
アクリル板13が筐体に固定される。
【0038】次に、図9の固定部材27は、板バネの幅
の約半分が固定部材27を筐体に設けられた一定の奥行
きを有する突起31に固定するための固定部27aであ
り、残りの半分がアクリル板13を押さえるための押さ
え部27bとなっている。押さえ部27bは、右端部2
7cがJ字状に曲げられ、円弧状の部分27c’でアク
リル板13を押さえる構造となっている。
【0039】固定部27aの右側は、反時計方向に約9
0°曲げられ、さらに先端部のつめ27dが反時計方向
に約135°曲げられている。また、固定部27aの他
方側は、反時計方向に約90°曲げられ、さらに先端部
のつめ27eが時計方向に約135°曲げられている。
【0040】この固定部27aを突起31に圧入する
と、左右のつめ27d、27eが突起31の左右側面の
凸部31a、31bの表面と接触して変形する。そし
て、つめ27d、27eが凸部31a、31bの下面3
1c、31dの位置まで圧入されると、それまで圧縮さ
れていたつめ27d、27eが広がる。これにより、つ
め27d、27eが凸部31a、31bに引っかかり、
固定部材27が突起31に固定される。このとき、右端
部27cがアクリル板13と接触して変形し、その圧縮
力によりアクリル板13は筐体に固定される。次に、図
10(A)、(B)は、他の形状の固定部材28の断面
を示す図である。この固定部材28は、弾性部材、例え
ば弾性プラスチック、ゴム等の押し出し材により作成さ
れている。従って、固定部材28の押し出し方向の長さ
を変えることにより弾性強度を変化させ、固定部材28
をガイド15に圧入する際に、固定部材28を変形させ
るときに要する力を任意に調整することができる。な
お、固定部材28は、樹脂成形等により作成してもよ
い。
【0041】固定部材28は、左右対称な形状をしてお
り、ガイド15の溝16に圧入される固定部28a、2
8bと、その固定部28a、28bを変形させてガイド
15に挿入し易くするための操作部28c、28dと、
アクリル板13の押さえ部28eとからなる。
【0042】アクリル板13を固定する場合には、固定
部材28の操作部28c、28dを指先で挟んで、固定
部28a、28bの根元の部分28f、28gのすき間
28h(図10(B))が無くなるような方向の力を加
える。すると、固定部材28が変形して、図10(A)
に示すように固定部28a、28bの両端までの距離が
短くなるので、固定部28a、28bをガイド15の溝
16に容易に挿入することがことができる。そして、固
定部材28の固定部28a、28bをガイド15の内側
15a、15cの位置まで挿入し、操作部28c、28
dから指を離すと、固定部28a、28bの側面がガイ
ド15の内側15a、15bに引っかかり、固定部材2
8がガイド15から抜けなくなる。このとき、固定部材
28の右側の突起28iがガイド15の右側面の突起1
5bに引っかかり、押さえ部28eが上方に持ち上がら
ないようになる。固定部材28がガイド15に圧入され
ると、押さえ部28eはアクリル板13と接触、変形し
て、アクリル板13を下方向に押さえる力が発生する。
これにより、アクリル板13は筐体に固定される。
【0043】この固定部材28をガイド15に圧入した
後、操作部28c、28dを指先で挟んで固定部28
a、28bを変形させ、ガイド15の溝16から固定部
28a、28bを取り外すことができる。すなわち、固
定部材28をガイド15から着脱することができる。な
お、上記の例では、筐体に取り付けたガイド15の溝1
6に固定部材28を圧入するようにしたが、筐体に孔を
設け、その孔に固定部材28を圧入するようにしてもよ
い。また、ガイド15の側面の突起15bがなくとも、
押さえ部28eの弾性を強くすればアクリル板13を筐
体に固定することができる。
【0044】上述した実施の形態は、断面が略C字形を
したガイド15の溝16、あるいは断面が略T字形をし
た突起31に固定部材14、17、18・・・を圧入し
てアクリル板13を固定する場合について説明したが、
筐体側の形状は実施の形態に示したガイド15や突起3
1に限定されず、固定部材の形状も実施の形態に示した
ものに限定されない。固定部材の形状は、一部が筐体に
設けた溝、あるいは突起等に引っかかり、他の部分がア
クリル板13を押さえることのできる形状であればよ
い。また、固定部材で固定する部品は、アクリル板13
に限らず、プラスチック部品、金属板等でもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ネジ等を用いずに部品
を筐体に固定することができるので、組立作業が簡単に
なる。また、固定部材を着脱することができるので、部
品を固定した後でも固定部材を取り外して部品を簡単に
交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の情報表示装置の外観斜視図であ
る。
【図2】同図(A)〜(C)は、実施の形態の情報表示
装置の内部構造を示す図である。
【図3】同図(A)〜(C)は固定部材の一例を示す図
である。
【図4】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す図
である。
【図5】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す図
である。
【図6】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す図
である。
【図7】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す図
である。
【図8】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す図
である。
【図9】固定部材の一例を示す図である。
【図10】同図(A)、(B)は固定部材の一例を示す
図である。
【図11】従来のアクリル板の固定方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
13 アクリル板 14、17〜28 固定部材 15 ガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の弾性部材からなり、筐体に設けられ
    た溝の内側に係止するように曲げられた係止部と、該係
    止部が筐体の溝の内側に係止されたとき他の部品と接触
    して変形し、該他の部品を押さえて筐体に固定する押さ
    え部とを有することを特徴とする固定部材。
  2. 【請求項2】弾性部材からなり、筐体に設けられた溝の
    内側に係止するように曲げられた第1の係止部と、前記
    溝の外側の凸部に係止するように曲げられた第2の係止
    部とを有し、前記第2の係止部の一部で他の部品を押さ
    えることを特徴とする固定部材。
  3. 【請求項3】弾性部材からなり、筐体に設けられた突起
    の一方の側面の凸部に係止するように曲げられた第1の
    係止部と、前記突起の他方の側面の凸部に係止するよう
    に曲げられた第2の係止部と、他の部品を押さえて筐体
    に固定する押さえ部とからなることを特徴とする固定部
    材。
  4. 【請求項4】弾性部材からなり、筐体に設けられた溝の
    内側に係止するように曲げられた第1及び第2の係止部
    と、他の部品を押さえて筐体に固定する押さえ部とから
    なることを特徴とする固定部材。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の係止部は、板状の弾性
    部材の先端部を折り曲げて前記溝の内側または凸部と係
    止するようにしたことを特徴とする請求項2、3または
    4記載の固定部材。
  6. 【請求項6】固定される側の孔または溝に挿入される係
    止部と、前記係止部と一体に構成され、指先で挟んだと
    き前記係止部を変形させて前記孔または溝から着脱可能
    にする操作部と、他の部品を押さえる押さえ部とからな
    ることを特徴とする固定部材。
  7. 【請求項7】筐体に設けられた溝の内側に固定部材の一
    方の端部を係止し、溝の外側の突起に他方の端部を係止
    し、該他方の端部で他の部品を筐体に固定することを特
    徴とする固定方法。
JP13150298A 1998-05-14 1998-05-14 固定部材及びこれを用いた固定方法 Withdrawn JPH11325007A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322430A (ja) * 2000-05-11 2001-11-20 Neoex Lab Inc 車両用サンバイザーの軸受ホルダー
KR200466177Y1 (ko) * 2010-04-16 2013-04-03 주식회사 선진글맥 도로표지판 밴드의 클립장치
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CN106224337A (zh) * 2016-07-29 2016-12-14 海南金盘电气有限公司 一种板件连接用卡弹片

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