JPH11324002A - 油圧ショベルの駆動制御装置 - Google Patents

油圧ショベルの駆動制御装置

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JPH11324002A
JPH11324002A JP12785898A JP12785898A JPH11324002A JP H11324002 A JPH11324002 A JP H11324002A JP 12785898 A JP12785898 A JP 12785898A JP 12785898 A JP12785898 A JP 12785898A JP H11324002 A JPH11324002 A JP H11324002A
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JP
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boom
pilot
pressure
arm
valve
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Withdrawn
Application number
JP12785898A
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English (en)
Inventor
Kazunori Suzuoka
和憲 鈴岡
Saburo Senoo
三郎 妹尾
Kazuhiko Fujii
和彦 藤井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルのアームによる円滑な掘削動作
を自動的に助成する。 【解決手段】 ブームシリンダ22により起伏方向に駆
動されるブーム2に、アームシリンダ12により回動駆
動されるアーム1が連結された油圧ショベルの駆動制御
装置。ブーム操作部材の操作量が一定以下の状態でアー
ム1が高負荷で掘削操作されている特定掘削時に、上記
ブーム操作部材の操作量に見合う駆動力よりも大きな駆
動力でブーム2を強制的に起立方向に作動させる制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルの掘
削動作を制御する駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の一般的な油圧ショベルの
構成をモデル的に示したものである。この油圧ショベル
の本体3には、ブーム2が起伏可能に設置され、このブ
ーム2の先端にアーム1が回動可能に連結されており、
アーム1の先端にバケット4が設けられている。ブーム
2とシリンダ本体3との間にはブームシリンダ(ブーム
用アクチュエータ)22が設けられ、このブームシリン
ダ22の伸縮によりブーム2が起伏方向に駆動されるよ
うになっている。また、ブーム2とアーム1との間には
アームシリンダ(アーム用アクチュエータ)12が設け
られ、このアームシリンダ12の伸縮によりアーム1が
回動駆動されるようになっている。各シリンダ12,2
2は、それぞれ専用の油圧回路によって個別に伸縮駆動
されるようになっている。
【0003】このような油圧ショベルでは、基本的に、
ブーム2を適当な高さ位置でほぼ静止させた状態で、ア
ームシリンダ12を収縮状態から伸ばしてアーム1を手
前に引くことにより、掘削作業が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにブーム2
を固定した状態でアーム1のみ引き動作をさせると、バ
ケット4が次第に地盤G内にめり込み、掘削抵抗すなわ
ち土砂から受ける反力Fが大きくなる。この反力Fの増
加に従い、アームシリンダ12はこれを収縮させようと
する方向の反力F1を受け、ブームシリンダ22はこれ
を伸長させようとする方向の反力F2を受ける。しか
し、このブームシリンダ22は、その駆動油圧回路にお
けるオーバーロードリリーフ弁が開かない限り固定され
たままであり、上記反力F2に抗してブーム2の静止状
態が保たれるので、掘削動作が進行するとアームシリン
ダ22の負荷圧(図例では斜線で示すヘッド側室内の圧
力)は上昇の一途をたどることになる。そして、この負
荷圧がアームシリンダ駆動用の油圧回路におけるリリー
フ圧を上回ると、アームシリンダ12はそれ以上動かな
くなり、アームの掘削動作が停止してしまう不都合が生
じる。
【0005】このような不都合を避けてスムーズな掘削
を実現するには、掘削抵抗の増大に伴って少しずつブー
ム2を浮上させる(すなわち起立方向にブーム操作す
る)ようにすればよいが、このようにアーム1の掘削操
作と並行して適当な量だけブーム2を起立方向に操作す
るといったことは容易でなく、かなりの熟練が必要であ
る。また、ブーム2を僅かに起立方向に操作している場
合でも、運転者が予測している以上に掘削抵抗が増加し
た場合等には、これにブーム2の起立動作が追従せず、
やはり過負荷となって掘削動作が停止してしまうおそれ
もある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、油圧シ
ョベルのアームによる円滑な掘削動作を自動的に助成で
きる駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ショベル本体に起伏可能に取
付けられたブームと、このブームに掘削作業方向に回動
可能に連結されたアームと、上記ブームを起伏方向に駆
動するブーム用アクチュエータと、上記アームを回動駆
動するアーム用アクチュエータと、ブーム操作部材の操
作内容に応じて上記ブーム用アクチュエータへの作動油
供給状態を変化させるブーム用コントロールバルブと、
アーム操作部材の操作内容に応じて上記アーム用アクチ
ュエータへの作動油供給状態を変化させるアーム用コン
トロールバルブとを備えた油圧ショベルの駆動制御装置
において、当該油圧ショベルの駆動状態が上記ブーム操
作部材の操作量が一定以下の状態で上記アームが高負荷
で掘削操作されていると判定するための所定条件を満た
す特定掘削時に上記ブーム操作部材の操作量に見合う駆
動力よりも大きな駆動力で上記ブームを強制的に起立方
向に作動させるブーム制御手段を備えたものである。
【0008】この構成によれば、ブーム操作部材の操作
量が一定以下の状態で上記アームが高負荷で掘削操作さ
れている特定掘削時、すなわち、ブームがほぼ静止した
状態でアームの動作のみによる掘削が行われている(ま
たは行おうとされている)時には、上記ブーム操作部材
の操作量に見合う駆動力よりも大きな駆動力で上記ブー
ムが強制的に起立方向に動かされることにより、アーム
駆動の過負荷による掘削停止が回避され、円滑な掘削動
作が実現される。
【0009】ここで、上記特定掘削時か否かを決める具
体的な条件は、適宜設定すればよい。例えば、上記ブー
ム操作部材の操作量が一定以下(一定値には0も含む)
であり、上記アーム操作部材の操作量が一定以上(一定
値には操作量最高値も含む)であり、かつ、アーム用ア
クチュエータへの作動油供給圧が一定以上の時としても
よい(請求項2)。また、実際のアームの駆動負荷を検
出しなくても、アーム操作部材が大きく操作されている
一方でブーム操作部材が微小量だけブーム起立方向に操
作されている場合には、アームの駆動負荷が高いために
オペレータが意図的にブームを僅かに上げようとしてい
ると判断できるので、上記ブーム操作部材が一定以下の
操作量(一定値には0を含まない)でブーム起立方向に
操作され、かつ、上記アーム操作部材の操作量が一定以
上(一定値には操作量最高値も含む)の時を特定掘削時
としてもよい(請求項3)。
【0010】上記ブーム制御手段としては、上記ブーム
が起立方向に作動するように上記ブーム用アクチュエー
タ内の作動油を一定以下の流量で逃がす逃がし状態とブ
ーム用アクチュエータ内の作動油を逃がさない遮断状態
とに切換可能な逃がし切換手段と、上記特定掘削時に上
記逃がし切換手段を上記逃がし状態に切換える切換制御
手段とを備えたものが好適である(請求項4)。
【0011】特に、前記請求項2記載の装置において
は、上記ブーム用コントロールバルブ及びアーム用コン
トロールバルブをパイロット圧に応じて作動する油圧パ
イロット切換弁で構成するとともに、上記ブーム制御手
段として、上記ブーム用アクチュエータとタンクとの間
に設けられ、一定以上のパイロット圧が入力された場合
にのみブームが起立方向に作動するように上記ブーム用
アクチュエータ内の作動油を一定以下の流量で逃がす逃
がし状態に切換えられる逃がし切換弁と、この逃がし切
換弁のパイロット部とアーム用アクチュエータとの間に
設けられ、上記アーム用コントロールバルブのパイロッ
ト圧が上記ブーム用コントロールバルブのパイロット圧
を一定以上上回った場合にのみ上記アーム用アクチュエ
ータの負荷圧を上記逃がし切換弁のパイロット部にパイ
ロット圧として導入する位置に切換わるパイロット切換
弁とを備えることにより、電気的な制御を行うことな
く、油圧装備のみで、特定掘削時にブームの強制動作を
自動的に行わせることができる(請求項5)。しかも、
ブーム操作部材が大きく操作される時には、上記パイロ
ット切換弁に入力されるパイロット圧の大小関係が逆転
してパイロット切換弁が閉じ、逃がし切換弁へのパイロ
ット圧供給が停止されるので、ブーム操作部材の操作量
が優先される状態に自動的に切換えられることになる。
【0012】また、上記ブーム制御手段は、上記特定掘
削時にブームを強制的に起立させる方向にブーム用コン
トロールバルブを強制動作させるものであってもよい
(請求項6)。
【0013】具体的に、上記ブーム用コントロールバル
ブをパイロット圧に応じて作動する油圧パイロット切換
弁で構成する場合には、上記ブーム制御手段として、上
記特定掘削時にブームを起立させる方向のパイロット圧
を上昇させるパイロット圧上昇手段を備えるようにすれ
ばよい(請求項7)。
【0014】このパイロット圧上昇手段としては、ブー
ム強制起立用パイロット圧を出力するパイロット用油圧
源と、ブーム強制起立用パイロット圧とブーム操作部材
のブーム起立方向の操作により発生するパイロット圧の
うち高い方の油圧を上記ブーム用コントロールバルブの
ブーム起立側パイロット部にパイロット圧として導入す
る高圧選択弁と、この高圧選択弁と上記パイロット用油
圧源との間に設けられた開閉切換弁と、上記特定掘削時
にのみ上記開閉切換弁を開弁させて上記高圧選択弁とパ
イロット用油圧源とを接続するパイロット接続制御手段
とを備えたものが好適である(請求項8)。この構成に
よれば、特定掘削時には開閉切換弁を介して高圧選択弁
とパイロット圧油圧源とが接続され、このパイロット圧
油圧源から出力されるブーム強制起立用パイロット圧が
高圧選択されてブーム用コントロールバルブのブーム起
立側パイロット部に入力されることにより、このブーム
用コントロールバルブがブーム起立方向に強制作動させ
られる。一方、ブーム操作部材がブーム起立方向に大き
く操作された場合には、これに対応するパイロット圧が
高圧選択されてブーム起立側パイロット部に入力され
る。すなわち、ブーム用コントロールバルブの動作に関
してブーム操作部材の操作が自動的に優先されることに
なる。
【0015】ここで、上記開閉切換弁は、単に開閉が切
換えられるものであってもよいが、この開閉切換弁をそ
の二次圧が調節可能な減圧弁で構成するとともに、アー
ム操作部材の操作量が大きいほど上記減圧弁の二次圧を
上昇させるように上記パイロット接続制御手段を構成す
れば、オペレータのアーム操作に見合った力でブームを
強制的に起立動作させることが可能になる(請求項
9)。
【0016】また、請求項3記載の装置においては、上
記アーム用コントロールバルブ及びブーム用コントロー
ルバルブをパイロット圧に応じて作動する油圧パイロッ
ト切換弁で構成するとともに、上記ブーム制御手段とし
て、ブーム強制起立用パイロット圧とブーム操作部材の
ブーム起立方向の操作量に相当するパイロット圧のうち
高い方の油圧を上記ブーム用コントロールバルブのブー
ム起立側パイロット部にパイロット圧として導入する高
圧選択弁と、ブーム操作部材がブーム起立方向に予め定
められた範囲内の操作量で操作されるときにのみアーム
掘削パイロット圧を上記高圧選択弁に上記ブーム強制起
立用パイロット圧として導くパイロット圧制御手段とを
備えることにより、特別なパイロット油圧源を用いるこ
となく、ブームの強制起立動作を実現できる(請求項1
0)。しかも、ブーム操作部材がブーム起立方向に大き
く操作されると、これに見合うパイロット圧が高圧選択
されてブーム用コントロールバルブのブーム起立側パイ
ロット部に入力されるため、ブーム駆動に関してブーム
操作部材の操作が自動的に優先されることになる。
【0017】上記パイロット圧制御手段は、電気的な制
御装置で構成してもよいが、これを複数のパイロット切
換弁が組み合わされたパイロット圧制御回路で構成すれ
ば(請求項11)、ブームの強制起立に関する制御を油
圧装備によってまかなうことが可能になる。
【0018】具体的に、上記パイロット圧制御回路とし
ては、ブーム操作部材の操作に応じて発生するブーム起
立用パイロット圧が入力可能な第1パイロット部及び第
2パイロット部を有し、第2パイロット部に第1の圧力
値以上のブーム起立用パイロット圧が入力された場合に
そのパイロット圧で開弁して上記アーム掘削パイロット
圧をブーム強制起立用パイロット圧として上記高圧選択
弁に入力する第1のパイロット切換弁と、上記ブーム起
立用パイロット圧が入力されるパイロット部を有し、こ
のブーム起立用パイロット圧が上記第1の圧力値よりも
高い第2の圧力値以上の場合にのみ開弁して当該ブーム
起立用パイロット圧を上記第1のパイロット切換弁の第
2パイロット部に入力し、この第2パイロット部に入力
したパイロット圧によって上記第1のパイロット切換弁
を上記第1パイロット部に入力されるパイロット圧に抗
して強制的に閉弁させる第2のパイロット切換弁とで構
成したもの等が好適である(請求項12)。
【0019】また、請求項8〜12のいずれかに記載の
装置では、上記高圧選択弁に入力されるブーム強制起立
用パイロット圧がブーム用コントロールバルブのブーム
倒伏側パイロット部にも入力されるように回路配置し、
このブーム倒伏側パイロット部に入力されるブーム強制
起立用パイロット圧によりブーム起立方向のブーム用コ
ントロールバルブの作動が抑制されるようにすることに
より(請求項13)、上記ブーム強制起立用パイロット
圧を有効に利用してブーム用コントロールバルブの過動
作を防止できる。しかも、ブーム強制起立用パイロット
圧の入力が解除されると、これによるブーム用コントロ
ールバルブの作動抑制も解除されるため、ブームの通常
操作が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。なお、この実施の形態に
かかる油圧ショベルの機械的構造は、前記図7に示した
ものと同等であり、ここではその説明を省略する。
【0021】図1に示す油圧回路は、同図右側に示すア
ーム駆動用回路と、同図左側に示すブーム駆動用回路と
を備えている。アーム駆動用回路は、アーム用油圧ポン
プ10と、アーム用アクチュエータであるアームシリン
ダ12とを備え、これらの間にアーム用コントロールバ
ルブ14が設けられている。図例では、アーム用コント
ロールバルブ14は、アーム掘削側パイロット部14a
とアーム放出側パイロット部14bとをもつ3位置パイ
ロット切換弁で構成され、両パイロット部14a,14
bはアーム用リモコン弁16に接続されている。このア
ーム用リモコン弁16は、アームレバー(アーム操作部
材)16aの操作方向及び操作量に応じたリモコン圧を
出力するように構成されている。
【0022】具体的には、アームレバー16aがアーム
掘削方向に操作された場合には、その操作量に見合った
リモコン圧がアーム掘削側パイロット部14aにアーム
掘削パイロット圧として入力される一方、アームレバー
16aがアーム放出方向に操作された場合には、その操
作量に見合ったリモコン圧がアーム放出側パイロット圧
部14bにアーム放出パイロット圧として入力されるよ
うになっている。
【0023】アーム用コントロールバルブ14は、パイ
ロット圧が入力されない状態では図の中立位置に保持さ
れ、アームシリンダ12とアーム用油圧ポンプ10及び
タンクTとの間をブロックする。そして、アーム掘削側
パイロット部14aにアーム掘削パイロット圧が入力さ
れた場合には、図の右位置に切換えられ、上記パイロッ
ト圧に見合った流量でアームシリンダ12のヘッド側室
12h内にアーム用油圧ポンプ10の作動油を供給する
一方、アーム放出側パイロット部14bにアーム放出パ
イロット圧が入力された場合には、図の左位置に切換え
られ、上記パイロット圧に見合った流量でアームシリン
ダ12のロッド側室12r内にアーム用油圧ポンプ10
の作動油を供給するように構成されている。
【0024】なお、図において17は、アーム用油圧ポ
ンプ10とタンクTとの間に設けられたメインリリーフ
弁であり、18は、アームシリンダのヘッド側室12h
とタンクTとの間に設けられたチェック弁付オーバーロ
ードリリーフ弁である。
【0025】ブーム駆動用回路も、アーム駆動用回路と
基本的に同等の構成となっている。すなわち、このブー
ム駆動用回路は、ブーム用油圧ポンプ20と、ブーム用
アクチュエータであるブームシリンダ22とを備え、こ
れらの間に、ブーム起立側パイロット部24aとブーム
倒伏側パイロット部24bとをもつ3位置パイロット切
換弁からなるアーム用コントロールバルブ24が設けら
れており、両パイロット部24a,24bにブーム用リ
モコン弁26が接続されている。このブーム用リモコン
弁26は、ブームレバー(ブーム操作部材)26aがブ
ーム起立方向に操作された場合には、その操作量に見合
ったリモコン圧をブーム起立側パイロット部24aにブ
ーム起立パイロット圧として入力する一方、ブームレバ
ー26aがブーム倒伏方向に操作された場合には、その
操作量に見合ったリモコン圧をブーム倒伏側パイロット
部24bにブーム放出パイロット圧として入力するよう
に構成されている。ブーム用コントロールバルブ24
は、パイロット圧が入力されない状態では図の中立位置
に保持され、ブームシリンダ22とブーム用油圧ポンプ
20及びタンクTとの間をブロックする一方、ブーム起
立側パイロット部24aにブーム起立パイロット圧が入
力された場合には、図の右位置に切換えられて上記パイ
ロット圧に見合った流量でブームシリンダ22のヘッド
側室22h内にブーム用油圧ポンプ20の作動油を供給
し、ブーム倒伏側パイロット部24bにブーム放出パイ
ロット圧が入力された場合には、図の左位置に切換えら
れて上記パイロット圧に見合った流量でブームシリンダ
22のロッド側室22r内にブーム用油圧ポンプ20の
作動油を供給するように構成されている。
【0026】また、ブーム用油圧ポンプ20とタンクT
との間にはメインリリーフ弁27が、ブームシリンダ2
2のヘッド側室22hとタンクTとの間にはチェック弁
付オーバーロードリリーフ弁28がそれぞれ設けられて
いる。
【0027】さらに、この装置では、後述の特定掘削時
にブームを強制起立させるための手段として、パイロッ
ト用油圧ポンプ(パイロット用油圧源)30、逃がし切
換弁32、電磁切換弁34、及びコントローラ35が装
備されている。
【0028】逃がし切換弁32は、パイロット部32a
を有する2位置パイロット切換弁からなり、ブームシリ
ンダ22のロッド側室22rとタンクTとの間に設けら
れている。そして、パイロット部32aにパイロット圧
が入力されない場合には、上記ロッド側室22rとタン
クTとの間をブロックする一方、パイロット部32aに
パイロット圧が入力された場合には、ロッド側室22r
内の作動油を所定の絞り流量でタンクTに徐々に逃がす
ように構成されている。
【0029】電磁切換弁34は、上記パイロット部32
aとパイロット用油圧ポンプ30との間に設けられ、そ
の電磁ソレノイド34aにコントローラ35から励磁電
流が入力されない状態では、パイロット部32aとパイ
ロット用油圧ポンプ30との間をブロックする一方、電
磁ソレノイド34aにコントローラ35から励磁電流が
入力されると上記パイロット部32aとパイロット用油
圧ポンプ30とを接続し、当該ポンプ30の吐出圧をパ
イロット圧としてパイロット部32aに入力するように
構成されている。
【0030】この回路には、アーム用油圧ポンプ10の
吐出圧を検出する圧力センサS1と、ブーム用油圧ポン
プ20の吐出圧を検出する圧力センサS2と、アーム掘
削パイロット圧を検出する圧力センサS3と、アーム放
出パイロット圧を検出する圧力センサS4と、ブーム起
立パイロット圧を検出する圧力センサS5と、ブーム倒
伏パイロット圧を検出する圧力センサS6とが適所に配
設され、これらの検出信号がコントローラ35に入力さ
れるようになっている。そして、コントローラ35は、
図2にも示すように、下記の条件〜を全て満たす場
合に、本発明にいう特定掘削時であるとして電磁切換弁
34の電磁ソレノイド34aに励磁電流を出力するよう
に構成されている。 ブームパイロット圧(ブーム起伏パイロット圧及び
ブーム倒伏パイロット圧)が予め定められた微小な上限
値以下である(すなわちブームレバー26aの操作量が
0もしくは微小範囲内である。)。なお、上記上限値は
0であってもよい。 アーム掘削パイロット圧が予め定められた一定値
(最高値に近い値)以上である(すなわちアームレバー
16aがフル操作もしくはこれに近い操作がされてい
る。)。 アーム用ポンプ10の吐出圧が一定値以上である。
【0031】すなわち、このコントローラ35、パイロ
ット用油圧ポンプ30、及び電磁切換弁34により、逃
がし切換弁32の切換を制御する切換制御手段が構成さ
れている。
【0032】次に、この装置の作用を説明する。
【0033】1)特定掘削時以外の通常掘削時、すなわ
ち、前記条件〜のいずれかを満たしていない掘削時
には、電磁切換弁34が作動せず、逃がし切換弁32は
ブームシリンダ22のロッド側室22rとタンクTとの
間をブロックする。従って、通常通り、ブームシリンダ
22はブームレバー26aの操作に対応して作動する。
【0034】2)ブームレバー26aを中立位置もしく
はこれに近い位置に保ちながらアームレバー16aをア
ーム掘削方向に操作すると、前記図7にも示したよう
に、ブーム2がほぼ静止状態を保ちながらアーム1が単
独作動して掘削を行う状態となる。そして、この掘削が
進んでバケット4が地面Gにめり込んでいくと、バケッ
ト4及びアーム1が地盤Gから受ける反力が大きくな
り、これに伴ってオペレータによるアームレバー16a
の操作もフル操作に近づいていく。
【0035】ここで、ブームシリンダ22にはこれを伸
ばそうとする方向の反力(図1では矢印A)が働くが、
従来の装置では、ブームレバー26aが中立位置にある
限り、オーバーロードリリーフ弁28が開かなければブ
ームシリンダ22が伸縮することはなく、ブーム2が動
くことはない。従って、アーム1が掘削方向に動作する
につれてその負荷圧(ヘッド側室12hの圧力)は高ま
る一方であり、この吐出圧がリリーフ圧に達するとアー
ムシリンダ12さらにはアーム1は全く動かなくなる。
すなわち、掘削動作が停止してしまう。
【0036】ところが、この実施の形態にかかる装置で
は、上記掘削の進行によって前記条件〜が全て満た
された時点で、コントローラ35が電磁切換弁34の電
磁ソレノイド34aに励磁電流を入力し、これにより電
磁切換弁34が作動してパイロット用油圧ポンプ30の
吐出圧を逃がし切換弁32のパイロット部32aに入力
し、この逃がし切換弁32がブームシリンダ22のロッ
ド側室22r内の作動油を徐々にタンクTに逃がすた
め、ブームレバー26aがほぼ中立位置にあるにもかか
わらず、ブームシリンダ22が徐々に伸びてブーム2が
自ずと浮上する(すなわち起立方向に作動する)ことに
なる。これにより、アームシリンダ12の負荷の過度上
昇が回避され、円滑な掘削動作が確保されることにな
る。
【0037】3)なお、アーム1の掘削動作時にブーム
レバー26aが大きく操作された場合には、条件に該
当しなくなるので、ロッド側室22r内の作動油の逃が
しが中止され、ブームシリンダ22の動きはブームレバ
ー26aの操作に再び追従するようになる。すなわち、
ブームレバー26aの操作が自動的に優先されることに
なる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を図3に
基づいて説明する。
【0039】この実施の形態では、前記逃がし切換弁3
2に代え、シャトル弁(高圧選択弁)36が設けられて
いる。このシャトル弁36の一方の入口にはブーム用リ
モコン弁26から出力されるブーム起立パイロット圧が
入力され、他方の入口にはパイロット用油圧ポンプ30
から電磁切換弁34を経て当該ポンプ30の吐出圧が入
力されるとともに、両圧力のうち高い方の圧力がパイロ
ット圧としてブーム用コントロールバルブ24のブーム
起立パイロット部24aに出力されるように、回路構成
されている。
【0040】なお、このシャトル弁36以外の構成要素
は、前記第1の実施の形態と全く同等である。
【0041】この構成によれば、特定掘削時以外の時に
は、電磁切換弁34が作動せず、シャトル弁36とパイ
ロット用油圧ポンプ30との間がブロックされるため、
専らブーム用リモコン弁26からのブーム起立パイロッ
ト圧がシャトル弁36を通じてブーム起立側パイロット
部24aに入力されることになる。従って、ブーム用コ
ントロールバルブ24及びブームシリンダ22の動きは
ブームレバー26aの操作に追従する。
【0042】これに対し、前記条件〜を全て満たす
特定掘削時には、コントローラ35から電磁切換弁34
の電磁ソレノイド34aに励磁電流が入力され、これに
より、パイロット用油圧ポンプ30の吐出圧がそのまま
シャトル弁36に入力されることになる。一方、この特
定掘削時には、リモコン弁26からシャトル弁36に入
力されるブーム起立パイロット圧が0もしくはこれに近
い状態にあるため、上記ポンプ吐出圧が高圧選択されて
ブーム用コントロールバルブ24のブーム起立側パイロ
ット部24aに入力される。これにより、ブームレバー
26aの位置にかかわらずコントロールバルブ24がブ
ーム起立方向に作動し、ブーム2が強制的に起立方向に
駆動されて、アームシリンダ12の過負荷及びこれに起
因する掘削動作の停止が防がれる。
【0043】なお、アーム1の掘削動作時にブームレバ
ー26aが大きく操作された場合には、条件に該当し
なくなるので、電磁切換弁34がシャトル弁36とパイ
ロット用油圧ポンプ30との間を再ブロックする。この
ため、ブームシリンダ22の動きはブームレバー26a
の操作に再び追従し、ブームレバー26aの操作が自動
的に優先されることになる。
【0044】次に、第3の実施の形態を図4に基づいて
説明する。
【0045】この実施の形態では、前記第1の実施の形
態におけるパイロット用油圧ポンプ30、電磁切換弁3
4、及びコントローラ35が省略され、これに代えてパ
イロット切換弁38が設けられている。
【0046】このパイロット切換弁38は、2つのパイ
ロット部38a,38bを有し、一方のパイロット部3
8aにはリモコン弁16からのアーム掘削パイロット圧
が、他方のパイロット部38bにはリモコン弁26から
のブーム起立パイロット圧がそれぞれ入力されるように
回路配置されている。パイロット切換弁38自体は、ア
ームシリンダ12のヘッド側室12hと逃がし切換弁3
2のパイロット部32aとを結ぶ油路の途中に設けら
れ、上記パイロット部38aに入力されるブーム掘削パ
イロット圧が上記パイロット部38bに入力されるブー
ム起立パイロット圧よりも一定値以上上回る場合には当
該油路を開通し、それ以外の場合には当該油路をブロッ
クするように、パイロット切換弁38のバネ圧が設定さ
れている。
【0047】また、逃がし切換弁32においては、その
パイロット部32aに一定以上のパイロット圧が入力さ
れた場合にのみ、ブームシリンダ22のロッド側室22
r内の作動油を所定の絞り流量でタンクTに逃がす状態
に切換えられるように、バネ圧が設定されている。
【0048】次に、この装置の作用を説明する。
【0049】まず、ブームレバー26がブーム起立方向
に大きく操作されてブーム起立パイロット圧が高い場合
や、アームレバー16aのアーム掘削方向への操作量が
比較的小さくてアーム掘削パイロット圧が比較的低い場
合には、パイロット切換弁38がブロック位置(図の左
位置)に保持され、逃がし切換弁32のパイロット部3
2aにパイロット圧が入力されないので、逃がし切換弁
32はブームシリンダ22のロッド側室22rとタンク
Tとの間をブロックする。また、アーム掘削パイロット
圧がブーム起立パイロット圧を一定値以上上回ってパイ
ロット切換弁38がヘッド側室12hとパイロット部3
2aとを結ぶ油路を開通する場合でも、この油路を通じ
てパイロット部32aに入力されるパイロット圧(すな
わちアームシリンダ12のヘッド側室12h内の圧力;
アーム負荷圧)が低い場合には、やはり逃がし切換弁3
2がブロック状態を維持する。従って、これらの場合、
すなわち、特定掘削時に該当しない場合には、通常通
り、ブームシリンダ22はブームレバー26aの操作に
対応して作動する。
【0050】一方、前記第1の実施の形態の作用2)で
示したアーム単独掘削動作が進んでアームレバー16a
の操作がフル操作に近くなり、アーム掘削パイロット圧
がブーム起立パイロット圧を一定値以上上回ると、パイ
ロット切換弁38が開通状態となり、アームシリンダ1
2のヘッド側室12h内の圧力が逃がし切換弁32aの
パイロット部32aにパイロット圧として導入されるよ
うになる。そして、このアームシリンダ12の負荷が高
まり、上記パイロット部32aに入力されるパイロット
圧が一定値以上になると(すなわち特定掘削時になる
と)、逃がし切換弁32がブームシリンダ22のロッド
側室22r内の作動油を徐々にタンクTに逃がす状態に
切換わる。これにより、ブームレバー26aがほぼ中立
位置にあるにもかかわらず、ブームシリンダ22が徐々
に伸びてブーム2が自ずと浮上する(すなわち起立方向
に作動する)ことになる。これにより、アームシリンダ
12の負荷の過度上昇が回避され、円滑な掘削動作が確
保される。
【0051】なお、アーム1の掘削動作時にブームレバ
ー26aが起立方向に大きく操作された場合には、これ
によりブーム起立パイロット圧が高まってパイロット切
換弁38がブロック位置に復帰するため、ロッド側室2
2r内の作動油の逃がしが中止され、ブームシリンダ2
2の動きはブームレバー26aの操作に再び追従するよ
うになる。すなわち、ブームレバー26aの操作が自動
的に優先されることになる。
【0052】しかも、この実施の形態では、前記第1の
実施の形態で示したコントローラ35等の電気的制御手
段を用いることなく、油圧回路のみで、ブーム強制起立
制御を行うことが可能となっている。
【0053】次に、本発明の第4の実施の形態を図5に
基づいて説明する。
【0054】前記第1〜第3の実施の形態では、前述の
3つの条件〜を満たす時を特定掘削時としている
が、この第4の実施の形態及び次の第5の実施の形態で
は、実際のアームシリンダ12の負荷圧にかかわらず、
アームレバー16aの操作量が一定値以上であり(すな
わちアーム掘削パイロット圧が一定以上であり)、か
つ、ブームレバー26がブーム起立方向に僅かに操作さ
れている(すなわちブーム起立パイロット圧が所定の第
1の圧力値P1以上で第2の圧力値P2(>P1)未満
である)場合には、アーム単独掘削作業でアーム負荷の
上昇に伴いオペレータが意図的にブームを起立方向に微
操作しているとみなしてこれを特定掘削時とし、この特
定掘削時にブーム強制起立制御を行うように、回路構成
がされている。
【0055】なお、図5及び図6では、便宜上、前記第
1の実施の形態等で示したリモコン弁16,26の図示
を省略し、前記第1の実施の形態等で示した構成要素と
同等の構成要素には共通の参照符をしてその説明を省略
することとする。
【0056】図5に示す回路では、その特徴として、ブ
ーム用コントロールバルブ24のブーム起立パイロット
部24aにシャトル弁36の出口が接続されている。こ
のシャトル弁36の第1の入口には、ブームレバーの操
作に応じてブーム用リモコン弁から出力されるブーム起
立パイロット圧がそのまま入力されるようになってお
り、第2の入口には、特定掘削時に、アームレバーの操
作に応じてアーム用リモコン弁から出力されるアーム掘
削パイロット圧がパイロット圧制御回路40を介して入
力されるようになっている。
【0057】上記パイロット圧制御回路40は、第1の
パイロット切換弁41と第2のパイロット切換弁42と
で構成されている。
【0058】第1のパイロット切換弁41は、アーム用
コントロールバルブ14のアーム掘削側パイロット部1
4aとシャトル弁36の第2の入口とを結ぶ油路の途中
に設けられ、第1パイロット部41aと第2パイロット
部41bとを有している。第1パイロット部41aに
は、ブーム用リモコン弁からのブーム起立パイロット圧
がそのまま入力されるようになっており、第2パイロッ
ト部41bには、第2のパイロット切換弁42を介して
のみ上記ブーム起立パイロット圧が入力可能となってい
る。そして、第1パイロット部41aにのみ第1の圧力
値(好ましくは微小値)P1以上のアーム起立パイロッ
ト圧が入力された場合にはシャトル弁36の第2の入口
にアーム掘削パイロット圧を導き、パイロット部41
a,41bの双方にアーム起立パイロット圧が入力され
た場合、及び、第1パイロット部41aに入力されるア
ーム起立パイロット圧が上記第1の圧力値P1未満であ
る場合には、シャトル弁36の第2の入口をタンクTに
連通するように、第1のパイロット切換弁41のバネ圧
が設定されている。
【0059】第2のパイロット切換弁42は、単一のパ
イロット部42aを有し、このパイロット部42aがブ
ーム用リモコン弁26に接続されている。そして、当該
パイロット部42aに第2の圧力値P2以上のブーム起
立パイロット圧が入力された場合には、当該ブーム起立
パイロット圧を第1のパイロット切換弁41の第1パイ
ロット部41bに導き、それ以外の場合には第1パイロ
ット部41bをブロックするように、第2のパイロット
切換弁42のバネ圧が設定されている。
【0060】また、シャトル弁36と第1のパイロット
切換弁41との間の油路からは油路43が分岐してブー
ム倒伏側パイロット部24bに至っており、第1のパイ
ロット切換弁41から出力されるアーム掘削パイロット
圧がブーム倒伏側パイロット部24bにも付加されるよ
うになっている。
【0061】次に、この装置の作用を説明する。
【0062】1)特定掘削時以外の掘削時 まず、ブームレバーが中立位置もしくはブーム倒伏側に
操作されている場合には、第1のパイロット切換弁41
の第1パイロット部41aに第1の圧力値P1以上のパ
イロット圧が入力されないので、シャトル弁36にアー
ム掘削パイロット圧が入力されることはない。
【0063】また、アームレバーがアーム掘削側にほと
んど操作されていない状態でブームレバーが少しブーム
起立側に操作され、ブーム起立パイロット圧が第1の圧
力値P1以上で第2の圧力値P2未満の値になった場合
には、第2のパイロット切換弁42はブロック位置で変
わらないため第2のパイロット部41bにはパイロット
圧が入力されないが、第1のパイロット切換弁41の第
1パイロット部41aに第1の圧力値P1以上のパイロ
ット圧が入力されるため、第1のパイロット切換弁41
が図の下位置に切換わってアーム掘削パイロット圧をシ
ャトル弁36に導く状態となる。しかし、このアーム掘
削パイロット圧はブーム起立パイロット圧よりも低いた
め、結局、ブーム起立パイロット圧が高圧選択されてブ
ーム起立側パイロット部24aに入力されることにな
る。
【0064】従って、これらの場合は、いずれも、ブー
ムレバーの操作にブーム用コントロールバルブ24の動
きが追従することになる。
【0065】2)特定掘削時 この実施の形態にかかる「特定掘削時」は、アームレバ
ーがアーム掘削側にフル操作もしくはこれに近い程度に
大きく操作されながら、ブームレバーが少しブーム起立
側に操作されてブーム起立パイロット圧が第1の圧力値
P1以上で第2の圧力値P2未満の値になる時が該当す
る。この時には、上述のように第1のパイロット切換弁
41がアーム掘削パイロット圧をシャトル弁36に導く
位置に切換わる。しかも、このアーム掘削パイロット圧
はブーム起立パイロット圧よりも十分高いため、アーム
掘削パイロット圧が高圧選択されてブーム起立側パイロ
ット部24aに入力されることになる。すなわち、この
ブーム起立側パイロット部24aには、ブーム用リモコ
ン弁から出力されるブーム起立パイロット圧よりも高い
アーム掘削パイロット圧が入力されることになり、ブー
ム2はブームレバーの操作量に見合う駆動力よりも高い
駆動力で起立側に駆動される。しかも、この駆動力はア
ームレバーの操作量が大きいほど増強され、掘削抵抗に
見合った力でブームの自動起立駆動が行われることにな
る。また、上記アーム掘削パイロット圧がブーム倒伏側
パイロット部24bにも付加されることにより、上記ア
ーム掘削用パイロット圧によってブーム用コントロール
バルブ24のスプールが過度にブーム起立側に作動する
ことが防止される。
【0066】3)ブームレバー操作時 上記特定掘削時にオペレータの意志でブームレバーがブ
ーム起立側に大きく操作され、第2のパイロット切換弁
42のパイロット部42aに入力されるブーム起立パイ
ロット圧が第2の圧力値P2以上になると、この第2の
パイロット切換弁42が図の下位置、すなわち、ブーム
起立パイロット圧を第1のパイロット切換弁41の第2
パイロット部41bに入力する位置に切換わり、このパ
イロット圧によって第1のパイロット切換弁41が図の
上位置、すなわち、シャトル弁36へのアーム掘削パイ
ロット圧の供給を遮断する位置に復帰する。これによ
り、シャトル弁36ではブーム起立パイロット圧が高圧
選択され、ブーム用コントロールバルブ24の動きはブ
ームレバーの操作に再び追従するようになる。すなわ
ち、ブームレバー26aの操作が自動的に優先されるこ
とになる。
【0067】従って、この実施の形態でも、特定掘削時
にのみブーム用コントロールバルブ24をブーム起立側
に強制作動させる制御が実行される。しかも、電気的な
制御を用いず、油圧回路のみで上記制御を行うことが可
能となっている。
【0068】これに対して第5の実施の形態は、図6に
示すように、前記第4の実施の形態で示した制御と同等
の制御を電気的手段であるコントローラ50で行うよう
にしたものである。
【0069】この第4の実施の形態では、前記パイロッ
ト圧制御回路40に代え、パイロット用油圧ポンプ30
及び電磁比例減圧弁44が設けられている。この電磁比
例減圧弁44は、パイロット用油圧ポンプ30の下流側
に設けられ、電磁ソレノイド44aに供給される励磁電
流に見合った二次圧をシャトル弁36及びブーム倒伏側
パイロット部24bに入力するように構成されている。
【0070】一方、この回路には、シャトル弁36に入
力されるブーム起立パイロット圧を検出する圧力センサ
S5、及び、アーム掘削パイロット圧を検出する圧力セ
ンサS3が設けられ、これらの検出信号がコントローラ
50に入力されるようになっている。そして、コントロ
ーラ50は、アーム掘削パイロット圧が一定値以上であ
り、かつ、ブーム起立パイロット圧が第1の圧力値P1
以上で第2の圧力値P2未満である特定掘削時にのみ、
当該アーム掘削パイロット圧に略比例した励磁電流を電
磁比例減圧弁44の電磁ソレノイド44aに供給するよ
うに構成されている。
【0071】この装置においても、特定掘削時にのみア
ーム掘削用パイロット圧に見合ったブーム強制起立用パ
イロット圧がシャトル弁36を通じてブーム用コントロ
ールバルブ24のブーム起立側パイロット部24aに入
力され、ブーム2が強制的に起立方向に駆動されること
となる。そして、このブーム強制起立用パイロット圧が
ブーム倒伏側パイロット部24bにも入力されることに
より、ブーム用コントロールバルブ24がブーム起立側
に過度に作動することが防がれる。
【0072】また、特定掘削時にブームレバーが大きく
操作されてブーム起立パイロット圧が第2の圧力値P2
以上になると、コントローラ50が電磁比例減圧弁44
の電磁ソレノイドに励磁電流を供給するのを停止するた
め、ブーム起立側パイロット部24aにブーム起立パイ
ロット圧が入力される状態、すなわち、ブームレバーの
操作にブーム用コントロールバルブ24の動きが追従す
る状態に自動復帰することになる。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブーム操作部材
の操作量が一定以下の状態で上記アームが高負荷で掘削
操作されている特定掘削時にブーム操作部材の操作量に
見合う駆動力よりも大きな駆動力でブームを強制的に起
立方向に作動させるブーム制御手段を備えたものである
ので、上記特定掘削時におけるアームの過負荷を未然に
防止し、当該アームによる円滑な掘削動作を自動的に助
成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる油圧ショベ
ルの駆動制御装置を示す油圧回路図である。
【図2】上記駆動制御装置に設けられたコントローラの
制御内容を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる油圧ショベ
ルの駆動制御装置を示す油圧回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる油圧ショベ
ルの駆動制御装置を示す油圧回路図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態にかかる油圧ショベ
ルの駆動制御装置を示す油圧回路図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態にかかる油圧ショベ
ルの駆動制御装置を示す油圧回路図である。
【図7】油圧ショベルの一般例を示すモデル図である。
【符号の説明】
1 アーム 2 ブーム 3 ショベル本体 10 アーム用油圧ポンプ 12 アームシリンダ(アーム用アクチュエータ) 14 アーム用コントロールバルブ 14a アーム掘削側パイロット部 14b アーム放出側パイロット部 16 アーム用リモコン弁 16a アームレバー(アーム操作部材) 20 ブーム用油圧ポンプ 22 ブームシリンダ(ブーム用アクチュエータ) 24 ブーム用コントロールバルブ 24a ブーム起立側パイロット部 24b ブーム倒伏側パイロット部 26 ブーム用リモコン弁 26a ブームレバー(ブーム操作部材) 30 パイロット用油圧ポンプ(パイロット用油圧源) 32 逃がし切換弁 34 電磁切換弁(切換制御手段を構成) 35 コントローラ(切換制御手段を構成) 36 シャトル弁(高圧選択弁) 38 パイロット切換弁 40 パイロット圧制御回路 41 第1のパイロット切換弁 41a 第1パイロット部 41b 第2パイロット部 42 第2のパイロット切換弁 44 電磁比例減圧弁 50 コントローラ(パイロット接続制御手段) T タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 和彦 広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷 重工株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショベル本体に起伏可能に取付けられた
    ブームと、このブームに掘削作業方向に回動可能に連結
    されたアームと、上記ブームを起伏方向に駆動するブー
    ム用アクチュエータと、上記アームを回動駆動するアー
    ム用アクチュエータと、ブーム操作部材の操作内容に応
    じて上記ブーム用アクチュエータへの作動油供給状態を
    変化させるブーム用コントロールバルブと、アーム操作
    部材の操作内容に応じて上記アーム用アクチュエータへ
    の作動油供給状態を変化させるアーム用コントロールバ
    ルブとを備えた油圧ショベルの駆動制御装置において、
    当該油圧ショベルの駆動状態が上記ブーム操作部材の操
    作量が一定以下の状態で上記アームが高負荷で掘削操作
    されていると判定するための所定条件を満たす特定掘削
    時に上記ブーム操作部材の操作量に見合う駆動力よりも
    大きな駆動力で上記ブームを強制的に起立方向に作動さ
    せるブーム制御手段を備えたことを特徴とする油圧ショ
    ベルの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記特定掘削時は、上記ブーム操作部材
    の操作量が一定以下であり、上記アーム操作部材の操作
    量が一定以上であり、かつ、アーム用アクチュエータへ
    の作動油供給圧が一定以上であるという条件を満たす時
    であることを特徴とする油圧ショベルの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記特定掘削条件は、上記ブーム操作部
    材が一定以下の操作量でブーム起立方向に操作され、か
    つ、上記アーム操作部材の操作量が一定以上であるとい
    う条件を満たす時であることを特徴とする油圧ショベル
    の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の油圧シ
    ョベルの駆動制御装置において、上記ブーム制御手段と
    して、上記ブームが起立方向に作動するように上記ブー
    ム用アクチュエータ内の作動油を一定以下の流量で逃が
    す逃がし状態とブーム用アクチュエータ内の作動油を逃
    がさない遮断状態とに切換可能な逃がし切換手段と、上
    記特定掘削時に上記逃がし切換手段を上記逃がし状態に
    切換える切換制御手段とを備えたことを特徴とする油圧
    ショベルの駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記ブーム用コントロールバルブ及びア
    ーム用コントロールバルブをパイロット圧に応じて作動
    する油圧パイロット切換弁で構成するとともに、上記ブ
    ーム制御手段として、上記ブーム用アクチュエータとタ
    ンクとの間に設けられ、一定以上のパイロット圧が入力
    された場合にのみブームが起立方向に作動するように上
    記ブーム用アクチュエータ内の作動油を一定以下の流量
    で逃がす逃がし状態に切換えられる逃がし切換弁と、こ
    の逃がし切換弁のパイロット部とアーム用アクチュエー
    タとの間に設けられ、上記アーム用コントロールバルブ
    のパイロット圧が上記ブーム用コントロールバルブのパ
    イロット圧を一定以上上回った場合にのみ上記アーム用
    アクチュエータの負荷圧を上記逃がし切換弁のパイロッ
    ト部にパイロット圧として導入する位置に切換わるパイ
    ロット切換弁とを備えたことを特徴とする油圧ショベル
    の駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の油圧シ
    ョベルの駆動制御装置において、上記ブーム制御手段
    は、上記特定掘削時にブームを強制的に起立させる方向
    にブーム用コントロールバルブを強制動作させるもので
    あることを特徴とする油圧ショベルの駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記ブーム用コントロールバルブをパイ
    ロット圧に応じて作動する油圧パイロット切換弁で構成
    するとともに、上記ブーム制御手段として、上記特定掘
    削時にブームを起立させる方向のパイロット圧を上昇さ
    せるパイロット圧上昇手段を備えたことを特徴とする油
    圧ショベルの駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記パイロット圧上昇手段として、ブー
    ム強制起立用パイロット圧を出力するパイロット用油圧
    源と、ブーム強制起立用パイロット圧とブーム操作部材
    のブーム起立方向の操作により発生するパイロット圧の
    うち高い方の油圧を上記ブーム用コントロールバルブの
    ブーム起立側パイロット部にパイロット圧として導入す
    る高圧選択弁と、この高圧選択弁と上記パイロット用油
    圧源との間に設けられた開閉切換弁と、上記特定掘削時
    にのみ上記開閉切換弁を開弁させて上記高圧選択弁とパ
    イロット用油圧源とを接続するパイロット接続制御手段
    とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの駆動制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の油圧ショベルの駆動制御
    装置において、上記開閉切換弁をその二次圧が調節可能
    な減圧弁で構成するとともに、アーム操作部材の操作量
    が大きいほど上記減圧弁の二次圧を上昇させるように上
    記パイロット接続制御手段を構成したことを特徴とする
    油圧ショベルの駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の油圧ショベルの駆動制
    御装置において、上記アーム用コントロールバルブ及び
    ブーム用コントロールバルブをパイロット圧に応じて作
    動する油圧パイロット切換弁で構成するとともに、上記
    ブーム制御手段として、ブーム強制起立用パイロット圧
    とブーム操作部材のブーム起立方向の操作量に相当する
    パイロット圧のうち高い方の油圧を上記ブーム用コント
    ロールバルブのブーム起立側パイロット部にパイロット
    圧として導入する高圧選択弁と、ブーム操作部材がブー
    ム起立方向に予め定められた範囲内の操作量で操作され
    るときにのみアーム掘削パイロット圧を上記高圧選択弁
    に上記ブーム強制起立用パイロット圧として導くパイロ
    ット圧制御手段とを備えたことを特徴とする油圧ショベ
    ルの駆動制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の油圧ショベルの駆動
    制御装置において、上記パイロット圧制御手段を、複数
    のパイロット切換弁が組み合わされたパイロット圧制御
    回路で構成したことを特徴とする油圧ショベルの駆動制
    御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の油圧ショベルの駆動
    制御装置において、上記パイロット圧制御回路を、ブー
    ム操作部材の操作に応じて発生するブーム起立用パイロ
    ット圧が入力可能な第1パイロット部及び第2パイロッ
    ト部を有し、第2パイロット部に第1の圧力値以上のブ
    ーム起立用パイロット圧が入力された場合にそのパイロ
    ット圧で開弁して上記アーム掘削パイロット圧をブーム
    強制起立用パイロット圧として上記高圧選択弁に入力す
    る第1のパイロット切換弁と、上記ブーム起立用パイロ
    ット圧が入力されるパイロット部を有し、このブーム起
    立用パイロット圧が上記第1の圧力値よりも高い第2の
    圧力値以上の場合にのみ開弁して当該ブーム起立用パイ
    ロット圧を上記第1のパイロット切換弁の第2パイロッ
    ト部に入力し、この第2パイロット部に入力したパイロ
    ット圧によって上記第1のパイロット切換弁を上記第1
    パイロット部に入力されるパイロット圧に抗して強制的
    に閉弁させる第2のパイロット切換弁とで構成したこと
    を特徴とする油圧ショベルの駆動制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれかに記載の油
    圧ショベルの駆動制御装置において、上記高圧選択弁に
    入力されるブーム強制起立用パイロット圧がブーム用コ
    ントロールバルブのブーム倒伏側パイロット部にも入力
    されるように回路配置し、このブーム倒伏側パイロット
    部に入力されるブーム強制起立用パイロット圧によりブ
    ーム起立方向のブーム用コントロールバルブの作動が抑
    制されるようにしたことを特徴とする油圧ショベルの駆
    動制御装置。
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