JPH11320539A - コンクリート型枠の型開閉装置 - Google Patents

コンクリート型枠の型開閉装置

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JPH11320539A
JPH11320539A JP13572898A JP13572898A JPH11320539A JP H11320539 A JPH11320539 A JP H11320539A JP 13572898 A JP13572898 A JP 13572898A JP 13572898 A JP13572898 A JP 13572898A JP H11320539 A JPH11320539 A JP H11320539A
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elevating
lifting
closing
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JP13572898A
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Kazuo Kawakami
嘉寿雄 川上
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TOKKURI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中子を備えた型枠において型開き作業を容易
に行うことができるコンクリート型枠の開閉装置を提供
する。 【解決手段】 型枠1は、側板部3とこの側板部3内に
配置される中子5とを備える。中子5に昇降杆9を上下
動可能に連結する。この昇降杆9を昇降して中子5を昇
降するカム機構からなる中子昇降機構44を回転体31及び
昇降杆9に設ける。側板部3を外方に型開きするカム機
構からなる側板部型開閉機構45を設ける。前記回転体31
に一体に設けた回転アーム35に、軸部37Aを設け、側板
部3にカム溝36を形成する。回転体31を回転し、中子昇
降機構44により中子5を型開き方向に昇降すると、この
中子昇降動作に連動して側板部3が型開きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンクリート製品
を成型するためのコンクリート型枠の型開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品を成型する型枠では、
製品の側面形状を成型する側板部を展開可能に設け、製
品の中空部分には中子を配置し、型枠内にコンクリート
を充填し、硬化後、前記側板部を開き、製品または中子
をその抜き方向に移動せしめて型開きを行う。
【0003】また、中子を用いるものとして、例えば、
特開平5−71965号公報の溝ブロック成形用中子型
が知られており、この中子型は、長手方向に割溝を有し
て径方向に伸縮自在に形成され、かつ中子型の内部に螺
杆を軸支し、この螺杆に螺着したナット部材に連結リン
クを介して前記中子型の割溝に嵌合する楔部材を連結し
ている。そして、ブロック成型後、型開きを行う際、螺
杆を回転させてナット部材を互いに離間する方向に移動
させて中子型を内側に絞ることによって、ブロックと中
子型の間に隙間を形成し、中子型を引き出すようにして
いる。
【0004】しかし、上記各型枠では、中子を引き出し
た後、側板部を型開きするか、側板部を型開きした後、
中子を引き出すものであるから、中子と側板部の型開き
作業に2工程を有し、作業が煩雑であった。
【0005】そこで、本発明は、中子を備えた型枠にお
いて型開き及び型閉め作業を容易に行うことができるコ
ンクリート型枠の開閉装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、側板
部とこの側板部内に配置される中子とを備えたコンクリ
ート型枠の型開閉装置において、前記中子に連結した昇
降部材と、この昇降部材を昇降して前記中子を昇降する
中子昇降機構と、この中子昇降機構の中子昇降動作に連
動して前記側板部を外方に型開きする側板部型開閉機構
とを備え、この側板部開閉機構は前記側板部の上下にそ
れぞれ係合するものであり、中子昇降機構を用いて中子
を型開き方向に昇降すると、この中子昇降動作に連動す
る側板部型開閉機構により、側板部が型開きする。この
場合、側板部開閉機構は側板部の上下にそれぞれ係合す
るから側板部の型開き及び型閉め動作を安定して行うこ
とができる。
【0007】また、請求項2の発明は、前記昇降部材を
前記中子に上下動可能に連結したものである。
【0008】この請求項2の構成によれば、中子の降下
をスムーズに行うことができる。
【0009】さらに、請求項3の発明は、前記中子昇降
機構は、前記昇降方向に沿って設けた前記昇降部材と、
この昇降部材に回動可能に設けられた回転体と、前記昇
降部材と前記回転体のいずれか一方に設けられた昇降用
カム係合部と、前記昇降部材と前記回転体の他方に設け
られ前記昇降用カム係合部が係合する昇降用カム溝とを
備え、前記側板部型開閉機構は、前記側板部と前記回転
体のいずれか一方の上下にそれぞれ設けられた型開閉用
カム係合部と、前記側板部と前記回転体の他方の上下に
それぞれ設けられ前記型開閉用カム係合部が係合する型
開閉用カム溝とを備えるものであり、回転体を回転する
と、昇降用カム溝と昇降用カム係合部との係合により昇
降部材が昇降し、中子が脱型する。また、前記回転体が
回転すると、型開閉用カム溝と型開閉用カム係合部との
係合により側板部が外方に型開きする。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施
例を示し、型枠1は、底板部2とこの底板部2の周囲に
配置された4つの側板部3,3,3,3とこれら側板部
3,3,3,3内に配置された角型の中子5とからな
る。前記底板部2の外周縁2Aに前記側板部3の内面が
当接し、前記外周縁2Aの下面には、前記側板部3の内
面に圧接する弾性シール部材6が設けられている。ま
た、前記底板部2の中央に方形の孔7を穿設し、この孔
7から型枠1内部に、平断面が方形の前記中子5を挿入
しており、方形の孔7に方形の中子5が係合し、該中子
5が回り止めされている。また、前記底板部2は、ベー
ス体8の上に固定して設けられている。さらに、前記側
板部3の突き合わせ箇所には、図5などに示すように、
型枠1の中心から外側方向の突合せ縁3Cが設けられて
いる。また、型開閉動作時に移動可能なように、前記側
板部3を、前記ベース体8が支持している。
【0011】前記中子5は中空であって、上面部11と上
方に向って僅かに縮小する平断面が略方形の側面部12を
一体に有し、その上面部11の中央には、昇降部材たる縦
方向の昇降杆9の上端が連結されている。前記上面部11
の中心にテーパ孔14を穿設すると共に、該上面部11の下
面に抜け止め筒体15を設け、この抜け止め筒体15の下穴
に軸受孔16を設け、この軸受孔16により前記昇降杆9を
上下動可能に設け、該昇降杆9の上端側に鍔状の抜け止
め部17を設けており、この抜け止め部17は抜け止め筒体
15内において、上下移動可能に設けられている。また、
前記側面部12の下部には、中央が開口した方形の底面部
18が一体に設けられ、この底面部18の中央上部には案内
部材19が一体に設けられ、この案内部材19の中央の孔19
Aに、前記昇降杆9が遊挿され、さらに、前記案内部材
19には複数のスラスト軸受孔20が開設されている。前記
連結部材19の上方には、わずかな隙間hをおいて押圧部
材21が配置され、この押圧部材21は前記昇降杆9に固着
されており、その押圧部材21には、前記スラスト軸受孔
20に沿って上下動する案内杆22が設けられている。ま
た、前記底面部18の周囲上には、前記底板部2の孔7の
下面に圧接する弾性シール部材23が設けられている。
尚、この弾性シール部材23を底板部2の孔7の下面に設
けてもよい。前記昇降杆9の下部には、別体で略円筒状
の回転体31が、前記ベース体8に設けた軸受部材32によ
り回転可能に設けられ、前記昇降杆9の外周には、昇降
用カム係合部33が複数突設され、この例ではピン状の昇
降用カム係合部33を前後2箇所に突設している。これら
昇降用カム係合部33,33に対応して前記回転体31に昇降
用カム溝34,34が形成されており、これら昇降用カム溝
34,34に前記昇降用カム係合部33,33が係入されてい
る。図2に示すように、前記昇降用カム溝34は、斜め一
側下向きの傾斜部34Aと、傾斜部34Aから一側に連続し
て平行に設けられた水平部34Bとからなり、傾斜部34A
と水平部34Bとの間には、屈曲点34Cが設けられる。
尚、前記水平部34Aは回転方向の一側、前記傾斜部34B
は回転方向の他側に設けられている。
【0012】前記回転体31の上部には該回転体31の一部
を構成する回転アーム35が一体に設けられ、この回転ア
ーム35は平面略十字形状をなし、外端側が前記側板部3
の外側位置まで伸びている。前記側板部3は、上下にそ
れぞれ水平方向の外鍔部3A,3Bを有し、これら外鍔
部3A,4Bは同一形状の平板部材であって、外側が円
弧状をなし、それぞれ長孔状の型開閉用カム溝36が形成
されている。この型開閉用カム溝36は、前記側板部3を
型閉めした状態で一側36Aが他側36Bより外側に位置す
る円弧状をなし、この円弧は前記回転体31をほぼ中心と
するものである。前記回転アーム35の各先端に突起状の
カム係合部材37をそれぞれ縦設し、このカム係合部材37
は、型開閉用カム係合部たる円形の軸部37Aを有し、こ
の軸部37Aは回転体31に固定して設けられており、前記
下の外鍔部3Bのカム溝36に係入している。また、前記
上下の外鍔部3A,3Bの間には略コ字型の上下連結部
材38が配置され、この上下連結部材38の下板38Bに前記
カム係合部材37の上部が固定されている。尚、この上下
連結部材38も前記回転体31の一部を構成する。さらに、
前記上下連結部材38の上板38Aに突起状のカム係合部材
39が固定して縦設され、このカム係合部材39は円形の軸
部39Aを有し、この軸部39Aが係入する前記型開閉用カ
ム溝36が前記上の外鍔部3Aに形成されている。また、
前記側板部3の周囲には、隙間Sをおいて平面円形の中
空外枠40が設けられ、この外枠40は前記ベース体8に設
けられている。さらに、前記上下連結部材38には、前記
外枠40の間から外側に突出する操作ハンドル41が縦設さ
れている。また、前記外枠40にはリング板状の案内部40
Aが設けられ、この案内部40Aの内縁に沿って、前記上
下連結部材38の上板部38Aが回動する。また、1つの前
記上下連結部材38には固定具42が設けられ、この締付け
固定手段である固定具42が係脱可能な受部43を有し、こ
の受部43が前記外枠40に設けられ、側板部3が型閉め状
態において、前記固定具42の係止部42Aを前記受部43に
係止することにより、側板部3の突合せ縁3Cが圧接し
た状態で固定される。すなわち、受部43に係止部42Aを
係止し、固定具42のハンドル42Bを固定側に回動するこ
とにより、前記回転アーム35を一側に回転する締付力を
得ることができる。そして、前記昇降用カム係合部33及
び昇降用カム溝34により、カム機構である中子昇降機構
44を構成し、前記軸部37A,39A及び型開閉用カム溝3
6,36により、カム機構である側板部型開閉機構45を構
成している。
【0013】次に前記型枠1の使用方法につき説明する
と、図2及び図5に示すように、昇降用カム係合部33が
傾斜部34Aの上端に係合する状態では、中子5の弾性シ
ール部材23が底板部2の孔7の下面に圧接し、また、軸
部37A,39Aは図3に示すように、型開閉用カム溝36の
一側36Aに位置し、4つの側板部3同志の突合わせ縁3
Cが圧接しており、型閉状態である。尚、図3では、型
閉め状態の側板部3を一点鎖線で示した。また、固定具
42の係止部42Aを受部43に係止することにより、突合せ
縁3C,3Cが圧接した状態で側板部3が固定される。
その型枠1内に上部からコンクリートを充填し、硬化
後、コンクリート製品が成型される。この成型後の型開
きにおいては、固定具42の係止部42Aを受部43から外
す。そして、操作部たる操作ハンドル41を用いて、回転
アーム35を他側(図3中時計回り方向)に回転すると、
軸部37A,39Aが回転体31を中心にして回転する。する
と、これら軸部37A,39Aが係合する型開閉用カム溝36
の他側36Bは、一側36Aより回転体31の中心寄りであ
り、図5に示すように、回転体31の中心から一側36Aの
中止までの長さLが、回転体31の中心から他側36Bまで
の長さL1より長いから、回転体31を中心として回転す
る軸部37A,39Aが他側に回転すると、型開閉用カム溝
36が外側に平行移動する力が発生し、その型開閉用カム
溝36を設けた側板部3が外側に移動し、側板部3の型開
きが行われる。同時に、回転体31も他側方向に回転し、
昇降杆9は孔7と中子5との係合により回転しないか
ら、昇降用カム係合部33が、昇降用カム溝34の水平部34
Bに係合し、昇降用カム係合部33を設けた昇降杆9が降
下することにより、中子5が降下し、中子5の型開きが
行われる。この場合、図2に示すように、昇降杆9が降
下を開始すると、まず、押圧部材21が連結部材19に当接
するまでの間は、昇降杆9により中子5を引き下げる力
は発生しない。その当接するまでは、中子5はその自重
のみで降下可能であり、無理なくコンクリート製品から
脱型することができる。尚、図2の実線で示す中子5の
型閉状態において、連結部材19の上面と押圧部材21の下
面との間隔hは、傾斜部34Aの上端中心と水平部34Bの
中心との間隔Hより小さく、この間隔Hは、傾斜部34A
の上端中心と水平部34Bの高さ差である。そして、押圧
部材21が降下して、連結部材19に当接すると、昇降杆9
の降下が中子5に伝えられ、中子5が降下する。このよ
うにして型開きを行った後、逆に、操作ハンドル41を用
いて、回転アーム35を一側に回転すれば、中子5が上昇
し、側板部3が型閉めされる。そしてまた、前記間隔h
だけ、昇降杆9が中子5に上下動可能に連結されてい
る。
【0014】このように本実施例では、請求項1に対応
して、側板部3,3,3,3とこの側板部3,3,3,
3内に配置される中子5とを備えたコンクリート型枠の
型開装置において、中子5に連結した昇降部材たる昇降
杆9と、この昇降杆9を昇降して中子5を昇降する中子
昇降機構44と、中子昇降機構44の中子昇降動作に連動し
て側板部3,3,3,3を外方に型開きする側板部型開
閉機構45とを備え、側板部開閉機構45の軸部37A,39A
は側板部3の上下の型開閉用カム溝36,36にそれぞれ係
合するものであるから、中子昇降機構44を用いて中子5
を型開き方向に昇降すると、この中子昇降動作に連動す
る側板部型開閉機構45により、側板部3が型開きし、中
子5を用いる型枠1においてその型開き作業を容易に行
うことができる。しかも、側板部開閉機構45は側板部の
上下にそれぞれ係合するから側板部3を型開き及び型閉
め動作を安定して行うことができる。
【0015】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、昇降部材たる昇降杆9を中子5に上下動可
能に連結したから、中子5の降下をスムーズに行うこと
ができる。
【0016】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、中子昇降機構44は、昇降方向に沿って設
けた昇降部材たる昇降杆9と、この昇降杆9に回動可能
に設けられた回転体31と、昇降杆9と回転体31のいずれ
か一方である昇降杆9に設けられた昇降用カム係合部33
と、昇降杆9と回転体31の他方である回転体31に設けら
れ昇降用カム係合部33が係合する昇降用カム溝34とを備
え、側板部型開閉機構45は、側板部3と回転体31のいず
れか他方である回転体31の回転アーム35に設けられた型
開閉用カム係合部たる軸部37A,39Aと、側板部3と回
転体31の一方である側板部3の外鍔部3A,3Bに設け
られ型開閉用カム係合部たる軸部37A,39Aが係合する
型開閉用カム溝36,36とを備えるものであるから、回転
体31を回転すると、昇降用カム溝34,34と昇降用カム係
合部33,33との係合により昇降杆9が昇降し、中子5が
降下して脱型し、また、回転体31を回転すると、型開閉
用カム溝36,36と軸部37A,39Aとの係合により側板部
3が外方に型開きし、回転体31を回転することにより、
中子5を用いる型枠1において型開き作業を容易に行う
ことができる。
【0017】また、実施例上の効果として、昇降用カム
溝34には水平部34Bを設けたから、型開き状態で中子5
を安定して支持することができる。また、弾性シール部
材23を設けたから、型閉め時における中子5と底板部2
とのシール性を向上できる。また、固定具42を1箇所設
け、この固定具42の締付け力により、複数の側板部3,
3,3,3の確実な型閉め状態が得られ、さらに、側板
部3には、突合わせ縁3Cを設けたから、固定具42の締
付け力により、突合わせ縁3C,3C同志が圧接し、高
いシール性が得られる。したがって、従来のように側板
部3同志をボルトナットなどの閉め具で固定する必要が
なく、あるいは少なくなり、固定具42のみの操作で確実
な型閉め状態が得られる。また、中子5は、型開き方向
である下方に向ってテーパ状に拡大する形状であるか
ら、型開きが容易である。また、昇降用カム係合部33と
昇降用カム溝34とを複数対設けたから、これらにより型
枠1の上部構造を安定して支持することができる。
【0018】図6は本発明の第2実施例を示し上記第1
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では、側板部3の上鍔部3
Aに前記カム係合部材39を固定して設けると共に、その
軸部39Aが係入する前記型開閉カム溝36を前記上の外板
部3Aに形成している。また、以下、図示しないが、上
下連結部材38を、前記回転アーム35に一体に設け、回転
アーム35の先端側に前記型開閉用カム溝36を設け、この
カム溝36に係入する軸部37Aを備えたカム係合部材37を
前記下の外鍔部3Bに設ける。
【0019】このように本実施例でも、請求項1,2に
対応して、上記第1実施例と同様な作用,効果を有し、
また、請求項3に対応して、中子昇降機構44は、昇降方
向に沿って設けた昇降部材たる昇降杆9と、この昇降杆
9に回動可能に設けられた回転体31と、昇降杆9と回転
体31のいずれか一方である昇降杆9に設けられた昇降用
カム係合部33と、昇降杆9と回転体31の他方である回転
体31に設けられ昇降用カム係合部33が係合する昇降用カ
ム溝34とを備え、側板部型開閉機構45は、側板部3と回
転体31のいずれか一方である側板部3の外鍔部3A,3
Bに設けられた型開閉用カム係合部たる軸部37A,39A
と、側板部3と回転体31の他方である回転体の上下連結
部材38に設けられ型開閉用カム係合部たる軸部37A,39
Aが係合する型開閉用カム溝36,36とを備えるものであ
るから、上記第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0020】図7は本発明の第3実施例を示し、上記各
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では、回転体31の内面にピ
ン状の前記昇降用カム係合部33を設け、昇降杆9の外周
に前記昇降用カム溝34を設けた例であり、この例でも、
昇降体31が回転すると、カム係合部33とカム溝34との係
合により昇降杆9が昇降して中子5が昇降する。尚、こ
の場合は、回転体31を一側に回転してカム係合部33が傾
斜部34Aに位置する状態で中子5が降下し、回転体を矢
印で示す他側に回転してカム係合部33が水平部34Aに位
置すると中子5が上昇するから、側板部開閉機構45もこ
れに合わせて、回転体31を、一側に回転した時に型開き
し、他側に回転した時に型閉めするように構成してい
る。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。例えば、実施例では、昇降用カム係合部
と昇降用カム溝を2対用いる例を示したが、3対あるい
はそれ以上でもよい。また、型開閉用カム係合部と型開
閉用カム溝は、側板部の数に合せて少なくとも一対設け
ればよく、側板部が2個の型枠ではそれぞれの側板部に
少なくとも一対の型開閉用カム係合部と型開閉用カム溝
を設ければよい。さらに、移動する側板部を支持する手
段は適宜選定可能である。また、中子の形状は適宜選定
可能である。さらに、昇降部材は、回転体付近におい
て、昇降方向に沿っていればよい。また、カム係合部は
ピンやローラなどカム溝に係合するものなら、各種のも
のを用いることができる。カム溝は凹部により構成する
こともできる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は、側板部とこの側板部
内に配置される中子とを備えたコンクリート型枠の型開
閉装置において、前記中子に連結した昇降部材と、この
昇降部材を昇降して前記中子を昇降する中子昇降機構
と、この中子昇降機構の中子昇降動作に連動して前記側
板部を外方に型開きする側板部型開閉機構とを備え、こ
の側板部開閉機構は前記側板部の上下にそれぞれ係合す
るものであり、中子を備えた型枠において型開き及び型
閉め作業を容易に行うことができるコンクリート型枠の
開閉装置を提供することができる。
【0023】また、請求項2の発明は、前記昇降部材を
前記中子に上下動可能に連結したものであり、中子を備
えた型枠において型開き及び型閉め作業を容易に行うこ
とができるコンクリート型枠の開閉装置を提供すること
ができる。
【0024】さらに、請求項3の発明は、前記中子昇降
機構は、前記昇降方向に沿って設けた前記昇降部材と、
この昇降部材に回動可能に設けられた回転体と、前記昇
降部材と前記回転体のいずれか一方に設けられた昇降用
カム係合部と、前記昇降部材と前記回転体の他方に設け
られ前記昇降用カム係合部が係合する昇降用カム溝とを
備え、前記側板部型開閉機構は、前記側板部と前記回転
体のいずれか一方の上下にそれぞれ設けられた型開閉用
カム係合部と、前記側板部と前記回転体の他方の上下に
それぞれ設けられ前記型開閉用カム係合部が係合する型
開閉用カム溝とを備えるものであり、中子を備えた型枠
において型開き及び型閉め作業を容易に行うことができ
るコンクリート型枠の開閉装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す型枠の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す中子昇降機構回りの
縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す型枠の平面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示す図1のA−A線断面
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示し、断面で示した回転
体と型開閉用カム溝と型枠開閉用カム係合部との動作を
説明する平面説明図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す型枠上部の断面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例を示す回転体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 型枠 3 側板部 5 中子 9 昇降杆(昇降部材) 31 回転体 33 昇降用カム係合部 34 昇降用カム溝 35 回転アーム(回転体) 38 上下連結部材(回転体) 37A,39A 軸部(型開閉用カム係合部) 36 型開閉用カム溝 44 中子昇降機構 45 側板部型開閉機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板部とこの側板部内に配置される中子
    とを備えたコンクリート型枠の型開閉装置において、前
    記中子に連結した昇降部材と、この昇降部材を昇降して
    前記中子を昇降する中子昇降機構と、この中子昇降機構
    の中子昇降動作に連動して前記側板部を外方に型開きす
    る側板部型開閉機構とを備え、この側板部開閉機構は前
    記側板部の上下にそれぞれ係合することを特徴とするコ
    ンクリート型枠の型開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降部材を前記中子に上下動可能に
    連結したことを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠の開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記中子昇降機構は、前記昇降方向に沿
    って設けた前記昇降部材と、この昇降部材に回動可能に
    設けられた回転体と、前記昇降部材と前記回転体のいず
    れか一方に設けられた昇降用カム係合部と、前記昇降部
    材と前記回転体の他方に設けられ前記昇降用カム係合部
    が係合する昇降用カム溝とを備え、 前記側板部型開閉機構は、前記側板部と前記回転体のい
    ずれか一方の上下にそれぞれ設けられた型開閉用カム係
    合部と、前記側板部と前記回転体の他方の上下にそれぞ
    れ設けられ前記型開閉用カム係合部が係合する型開閉用
    カム溝とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載
    のコンクリート型枠の型開閉装置。
JP13572898A 1998-05-18 1998-05-18 コンクリート型枠の型開閉装置 Pending JPH11320539A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102416663A (zh) * 2011-12-06 2012-04-18 唐山惠达陶瓷(集团)股份有限公司 一种微压陶瓷成型机

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CN102416663A (zh) * 2011-12-06 2012-04-18 唐山惠达陶瓷(集团)股份有限公司 一种微压陶瓷成型机

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