JPH11320291A - 角度可変式吊下げナットランナ装置 - Google Patents

角度可変式吊下げナットランナ装置

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JPH11320291A
JPH11320291A JP13998098A JP13998098A JPH11320291A JP H11320291 A JPH11320291 A JP H11320291A JP 13998098 A JP13998098 A JP 13998098A JP 13998098 A JP13998098 A JP 13998098A JP H11320291 A JPH11320291 A JP H11320291A
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JP
Japan
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nut runner
unit
plate
inclined plate
angle
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Application number
JP13998098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujimoto
和広 藤本
Takuya Kusunoki
卓哉 楠
Takahiro Tokunaga
隆博 徳永
Kenji Otsubo
健治 大坪
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、吊下げ式のナットランナ装置にお
いて、締付角度を変更出来るようにすることを目的とす
る。 【解決手段】 X、Y軸方向に移動自在な吊下げ架台4
の左右の側面板21に、操作手段7で回転自在な枢支軸
5を設け、この枢支軸5に傾斜板6を連結して任意の角
度に傾けた後、固定機構35で固定出来るようにし、ま
た傾斜板6に取付けたレール8にナットランナユニット
10の昇降板11を摺動自在に係合させ、この昇降板1
1を昇降シリンダユニット12の作動で昇降自在にす
る。そしてナットランナユニット10の下方に、ソケッ
トユニット14を着脱自在にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば多軸の吊下
げ式ナットランナの締付軸方向を変更することが出来る
ようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両の組立ライン等におい
ては、吊下げ式多軸ナットランナが多用されているが、
このような吊下げ式多軸ナットナンナ装置は装置自体の
重量が重いため、重量軽減のためにバランサ等を使用し
て上下作動時の安定を図ることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなバ
ランサを使用すると、ナットランナを移動させる時の操
作は楽に行えるものの、ナットランナとバランサを合せ
た締付装置全体が大型化して重量も重くなり、このため
締付軸方向を変更することが出来なくなっていた。この
ため、例えばナットランナの締付方向に合せて、ワーク
セット治具の姿勢を変化させる等によって対処すること
もあるが、特に近年のような多種混合の組立ライン等で
は、機種によって様々な締付角度を有しているため、従
来の吊下げ式ナットランナでは使用出来るステーション
の範囲が限られるという問題が生じていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、吊下げ式のナットラン
ナ装置において、締付角度を変更出来るようにすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上方から吊下げられて少なくとも水平二軸方
向に移動自在な吊下げ架台を設け、この吊下げ架台に傾
斜板を枢支して所定の角度範囲内で揺動自在にし、この
傾斜板を操作手段によって任意の角度に傾斜させて固定
し得るようにするとともに、傾斜板に設けられたレール
に沿って上下にスライド自在なナットランナユニットを
設けて駆動手段によってスライド駆動するようにし、ま
たナットランナの回転をソケットに伝達するソケットユ
ニットを設けた。
【0006】このように、傾斜板のレールに係合するナ
ットランナユニットを駆動手段で上下動させるようにす
ることでバランサの使用を廃止するとともに、装置のコ
ンパクト化、軽量化を図り、傾斜板を無理なく揺動させ
ることが出来るようにする。ここで、ナットランナユニ
ットのスライドを駆動する駆動手段としては任意である
が、例えばエアシリンダユニット等を使用すればよりコ
ンパクト化が図れる。
【0007】また請求項2では、前記ソケットユニット
を、ナットランナユニットに対して着脱自在にした。こ
のようにソケットユニットを着脱自在にすることで、例
えば多種混合ライン等における対応性を向上させること
が出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
角度可変式吊下げナットランナ装置を部分的に断面にし
た正面図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は図1の
B矢視図、図4は図3のC矢視図である。
【0009】本発明に係る角度可変式吊下げナットラン
ナ装置1は、図1に示すように、X軸レール2とY軸レ
ール3に沿ってX、Yの二軸方向に移動自在な吊下げ架
台4と、この吊下げ架台4の両側面板に対して枢支軸5
まわりに揺動自在な傾斜板6と、この傾斜板6を任意の
角度で傾斜させて固定することの出来る操作手段7を備
えており、傾斜板6の前面側上部には、図2に示すよう
なレール8が取付けられるとともに、このレール8に
は、ナットランナユニット10の昇降板11が上下動自
在に係合し、前記傾斜板6の裏面側には昇降板11を昇
降駆動するための駆動手段としてのエア駆動式の昇降シ
リンダユニット12の基端部が取付けられ、この昇降シ
リンダユニット12のロッド先端部が前記昇降板11に
連結されている。
【0010】そしてナットランナユニット10は、複数
のナットランナ13を備えるとともに前記昇降シリンダ
ユニット12の作動によって昇降自在にされ、このナッ
トランナユニット10の下方には、ソケットユニット1
4が着脱自在にされている。そしてこのソケットユニッ
ト14には、前記ナットランナ13の回転によって回転
駆動される複数のソケット15が設けられている。
【0011】前記X軸レール2には、滑動体16の滑車
17が転動自在に係合しており、この滑動体16の下面
に前記Y軸レール3が固着されている。そしてこのY軸
レール3に、前記吊下げ架台4の上部の滑車18が転動
自在に係合しており、このため、吊下げ架台4は前述の
ようにX、Y軸方向に移動自在とされている。
【0012】またこの吊下げ架台4は、前記滑車18を
取着せしめる上板20と、この上板20の両端部から垂
下する左右の側面板21によって、前後方向と下方が開
放する枠体形状とされている。
【0013】前記左右の枢支軸5は、それぞれ左右の側
面板21の軸受部22を回動自在に貫いており、各側面
板21の内側の結合板23に結合されるとともに、一方
側の枢支軸5の外側には操作手段7が設けられている。
そして各結合板23は前記傾斜板6の両側端部に結合さ
れて一体化されており、このため、枢支軸5が軸回りに
回動すると、結合板23と傾斜板6は一体となって枢支
軸5回りに回動するようにしている。
【0014】前記傾斜板6は、吊下げ架台4に対して前
後方向に揺動可能となり、背面から見た形状は図4に示
すように、上端側が幅狭形状にされるとともに、中央の
下方部は切欠き部Hとして切欠かれており、昇降シリン
ダユニット12と昇降板11を連結する連結部材24が
昇降する時の干渉を避けるようにしている。
【0015】また、この傾斜板6の前面側の上部には、
図2に示すような位置決め機構25を設けており、この
位置決め機構25によって、前記昇降板11の位置を固
定出来るようにしている。すなわち、この位置決め機構
25は、シリンダユニット26の作動でピン軸まわりに
揺動する係止部材27を備える一方、昇降板11の上部
には、係止部材27が係合する係止片28を突設してお
り、昇降板11が上昇した位置で係止部材27を係止片
28に係合させ固定出来るようにしている。
【0016】前記操作手段7は、図3にも示すように、
前記一方側の枢支軸5に固定されるホイールギヤ30
と、このホイールギヤ30に噛合するウォームギヤ31
と、このウォームギヤ31を取着せしめる回転軸32
と、この回転軸32を軸受する軸支部33と、回転軸3
2の延出端部に固定される操作ハンドル34を備えてお
り、この操作ハンドル34を廻すことで傾斜板6を揺動
させるようにしている。
【0017】また、この操作手段7は、図3に示すよう
に、傾斜板6を任意の傾斜角で固定し得る固定機構35
を備えており、この固定機構35は、前記結合板23に
取付けられて側面板21の円弧状切抜き部Kを通して側
方外部に突出する一対のガイド軸36と、一方側のガイ
ド軸36に取付けられる締付クランプ部37と、この締
付クランプ部37の締付、解除を操作する操作アーム3
8を備えている。そして前記円弧状切抜き部Kは、前記
枢支軸5を中心とする円弧にされており、このため傾斜
板6の揺動時には、ガイド軸36が円弧状切抜き部Kの
中を移動することが出来、任意の位置で操作アーム38
をガイド軸36廻りに回動させて締付クランプ部37を
側面板5に圧接させれば、その位置で傾斜板6の位置を
固定出来るようにしている。
【0018】前記ナットランナユニット10は、前記傾
斜板6のレール8に摺動自在に係合する昇降板11と、
この昇降板11の下方に一対の補強材40(図1、図
2)等を介して一体結合される上部水平板41と、この
上部水平板41の下方に連結材43(図1)等を介して
一体結合される下部水平板42と、この下部水平板42
の上面に沿って所定ストローク前後動可能なクランプ機
構44を備えており、前記上部水平板41には複数のナ
ットランナ13が軸方向を縦向きにして取付けられると
ともに、前記クランプ機構44によって、下部水平板4
2の下面に対してソケットユニット14をクランプ、ア
ンクランプするようにしている。
【0019】そしてソケットユニット14をクランプ状
態にすると、各ナットランナ13とそれに対応するソケ
ット15が機械的に連結されるようにしており、各ナッ
トランナ13の回転がそれぞれのソケット15に伝達出
来るようにしている。
【0020】以上のように構成したナットランナ装置1
の作用等について説明する。機種に応じたソケットユニ
ット14を装着したナットランナ装置1は、待機時にあ
っては、昇降シリンダユニット12の上昇作動によって
ナットランナユニット10が上昇位置にあり、傾斜板6
の位置決め機構25が昇降板11上部の係止片28を引
掛けて固定している。
【0021】ナットランナ装置1の操作時には、ナット
ランナ13の軸方向を所望の角度に調整するため、操作
手段7の操作ハンドル34を廻して傾斜板6の角度を所
望の角度に合せた後、固定機構35の操作アーム38を
回動させて締付クランプ部37を側面板21に圧接して
傾斜板6を固定する。そして昇降シリンダユニット12
を作動させてナットランナユニット10を降下させてナ
ットランナ13を駆動する。勿論、以上のような傾斜板
6の傾斜とナットランナユニット10の降下の順序は逆
でも良い。
【0022】このような操作要領によって、従来のよう
なバランサーが無くても安定した状態で取り扱うことが
出来、しかも機種に合せて所望の角度で締付作業が出来
るため便利である。そして締付作業等が終えると、再び
昇降シリンダユニット12を作動させてナットランナユ
ニット10を上昇させ、位置決め機構25で昇降板11
の位置を固定する。
【0023】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば吊下
げ架台4のX、Y軸方向への移動や、昇降シリンダユニ
ット12の作動等をNC制御で駆動するようにしても良
く、また操作手段7の操作をNCモータで駆動しても良
く、また、傾斜板6の傾斜角度を360度範囲で回転可
能にするようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係る角度可変式吊
下げナットランナ装置は、上方から吊下げられて所定方
向に移動自在な吊下げ架台に傾斜板を枢支して揺動自在
にし、この傾斜板を操作手段によって任意の角度に傾斜
させて固定するとともに、傾斜板にレールを設け、この
レールに沿ってナットランナユニットをスライド自在に
し、これを駆動手段で駆動するようにしたため、バラン
サの使用を廃止しても安定して取り扱えるようになり、
また装置のコンパクト化、軽量化が図られて傾斜板を任
意の角度に傾けることが出来るようになった。そして請
求項2のように、ソケットユニットを、ナットランナユ
ニットに対して着脱自在にすれば、例えば多種混合ライ
ン等における対応性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角度可変式吊下げナットランナ装
置を部分的に断面にした正面図
【図2】図1のA−A線矢視図
【図3】図1のB矢視図
【図4】図3のC矢視図
【符号の説明】
1…角度可変式吊下げナットランナ装置、4…吊下げ架
台、6…傾斜板、7…操作手段、8…レール、10…ナ
ットランナユニット、12…昇降シリンダユニット、1
4…ソケットユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 健治 熊本県菊池郡大津町平川1500 本田技研工 業株式会社熊本製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から吊下げられて少なくとも水平二
    軸方向に移動自在な吊下げ架台と、この吊下げ架台に枢
    支され所定の角度範囲内で揺動自在な傾斜板と、この傾
    斜板を任意の角度に傾斜させて固定し得る操作手段と、
    前記傾斜板に設けられたレールに沿って上下にスライド
    自在なナットランナユニットと、このナットランナユニ
    ットの上下のスライドを駆動する駆動手段と、ナットラ
    ンナの回転をソケットに伝達するソケットユニットを備
    えたことを特徴とする角度可変式吊下げナットランナ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の角度可変式吊下げナッ
    トランナ装置において、前記ソケットユニットは、前記
    ナットランナユニットに対して着脱自在にされることを
    特徴とする角度可変式吊下げナットランナ装置。
JP13998098A 1998-05-21 1998-05-21 角度可変式吊下げナットランナ装置 Pending JPH11320291A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239853A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Honda Motor Co Ltd 多軸締め付け装置
CN102756268A (zh) * 2012-05-21 2012-10-31 大连嘉禾自控技术有限公司 一种可调角度和位置的螺栓拧紧设备

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