JPH11318925A - 医療用プローブ - Google Patents

医療用プローブ

Info

Publication number
JPH11318925A
JPH11318925A JP10139694A JP13969498A JPH11318925A JP H11318925 A JPH11318925 A JP H11318925A JP 10139694 A JP10139694 A JP 10139694A JP 13969498 A JP13969498 A JP 13969498A JP H11318925 A JPH11318925 A JP H11318925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puncture
temperature
puncture needle
probe
diode chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10139694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Harano
健二 原野
Koji Iida
浩司 飯田
Akio Nakada
明雄 中田
Takahiro Ogasaka
高宏 小賀坂
Naoki Sekino
直己 関野
Kazuya Hijii
一也 肘井
Masahide Oyama
雅英 大山
Masatoshi Tonomura
正敏 外村
Hideto Yoshimine
英人 吉嶺
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10139694A priority Critical patent/JPH11318925A/ja
Publication of JPH11318925A publication Critical patent/JPH11318925A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、患者に対する安全性を高め、他の医
療機器に悪影響を与えるおそれがなく、簡単な構造の医
療用プローブを提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】供給電圧量に比例して発熱するダイオード
チップ8と、このダイオードチップ8の熱を伝導する材
料で形成された穿刺針7とを挿入部2の先端部に配設す
るとともに、ダイオードチップ8への供給電圧を制御し
て穿刺針7の温度を任意に設定する温度設定部13をプ
ローブ制御装置3に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば前立腺肥大
症の前立腺組織に熱を与えて切除する治療を行うための
医療用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば前立腺肥大症の治療装置
として例えば前立腺肥大症の前立腺組織に穿刺針を穿刺
させたのち、穿刺した穿刺針に通電することにより、前
立腺肥大症の前立腺組織に熱を与えて切除する構成のも
のが知られている。
【0003】この種の装置の従来技術としては、例えば
USP5,582,589がある。これは、無線周波数
電極及びそれを包む絶縁スリーブから成る探り針(穿刺
針)を前立腺に穿刺して、そこに高周波を通電して加熱
するものである。ここで、絶縁スリーブには温度センサ
ーが装着されている。そして、高周波加熱中、この温度
センサーによって尿道壁近辺の温度を監視している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、患
者に貼った対極板と無線周波数電極との間に高周波を流
すことにより、探り針を高周波加熱して発熱させるよう
にしている。そのため、高周波の漏れ電流や、対極板の
剥がれ等により患者が熱傷するおそれがあるほか、高周
波ノイズにより、他の医療機器に悪影響を与えるおそれ
もある。
【0005】さらに、高周波出力を利用する場合には探
り針の穿刺部近辺の温度が分からないため、探り針の穿
刺部近辺の温度を測定する温度センサーを別個に設け、
この温度センサーによる測定温度に応じて高周波出力を
制御する必要がある。そのため、医療機器全体の構成が
複雑となる問題がある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、患者に対する安全性を高めることがで
き、他の医療機器に悪影響を与えるおそれがないうえ、
簡単な構造の医療用プローブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は体内に挿入され
る細長い挿入部と、体外に配置される体外配置要素とを
備えた医療用プローブにおいて、供給電圧量に比例して
発熱する発熱素子と、この発熱素子の熱を伝導する材料
で形成された穿刺針とを前記挿入部の先端部に配設する
とともに、前記発熱素子への供給電圧を制御して前記穿
刺針の温度を任意に設定する温度制御手段を前記体外配
置要素に設けたことを特徴とする医療用プローブであ
る。
【0008】そして、処置時には生体組織に穿刺針を穿
刺させた状態で、発熱素子を通電加熱する。このとき、
体外配置要素の温度制御手段によって発熱素子への供給
電圧を制御して穿刺針の温度を任意に制御することによ
り、高周波出力による熱傷の防止や、温度センサー等の
穿刺針近辺の温度測定手段が不用な構成とするようにし
たものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態の医療用プローブ1全体の概略構成を示すものであ
る。本実施の形態の医療用プローブ1には患者Hの体内
に挿入される細長い挿入部2と、患者Hの体外に配置さ
れるプローブ制御装置(体外配置要素)3とが設けられ
ている。ここで、プローブ1の挿入部2の基端部には術
者が持つ手元側のハンドル4が連結されている。このハ
ンドル4の後端部にはケーブル5の一端部が接続されて
いる。このケーブル5の他端部はプローブ制御装置3に
接続されている。
【0010】また、挿入部2の先端部には図2に示すよ
うに複数の穿刺針収納穴6が形成されている。これらの
穿刺針収納穴6内には穿刺針7が突没可能に装着されて
いる。各穿刺針7の先端部には鋭利に尖らせたな尖端部
7aが形成されている。
【0011】さらに、穿刺針7の内部には供給電圧量に
比例して発熱するダイオードチップ(発熱素子)8が組
み込まれている。このダイオードチップ8にはリード線
9の一端部が接続されている。このリード線9の他端部
はケーブル5の内部配線に接続されている。なお、穿刺
針7はダイオードチップ8の熱を伝導する材料で形成さ
れている。
【0012】また、プローブ1のハンドル4には穿刺針
7の突没操作用のスライドスイッチ10と、プローブ制
御装置3の電圧供給をオン/オフ操作する出力スイッチ
11とが設けられている。なお、スライドスイッチ10
は挿入部2の内部に軸心方向に移動自在に配設された図
示しない例えば操作ワイヤ等の連結手段を介して穿刺針
7と機械的に接続されている。
【0013】また、プローブ制御装置3には図3に示す
操作パネル12が設けられている。この操作パネル12
にはダイオードチップ8の温度設定をするための温度設
定部(温度制御手段)13と、電源スイッチ14と、ケ
ーブル5の接続部15とがそれぞれ設けられている。さ
らに、温度設定部13には温度設定目盛13aと、この
温度設定目盛13a上を図3中で上下方向に移動する指
針13bと、この指針13bを移動操作する温度設定ス
イッチ13cとが設けられている。そして、ダイオード
チップ8の設定温度は、温度設定スイッチ13cの操作
にともない指針13bを温度設定目盛13a上で上下に
動かすことにより、術者の希望温度に設定する操作が行
われるようになっている。
【0014】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の医療用プローブ1の使用時には図1に示
すようにプローブ1の挿入部2が患者Hの尿道H1 に挿
入される。なお、図1において、患者Hの尿道H1 の奥
部には前立腺肥大症の肥大した前立腺H2 がある。そし
て、プローブ1の挿入部2は尿道H1 から差し込まれた
後、前立腺H2 の位置まで挿入されている。
【0015】また、プローブ1の挿入部2が前立腺H2
の位置まで挿入された状態で、ハンドル4のスライドス
イッチ10をスライドさせて穿刺針7を突出させ、図2
に示すように穿刺針7を前立腺H2 に穿刺する。
【0016】この後、ハンドル4の出力スイッチ11を
オン操作すると予めプローブ制御装置3より設定された
設定温度に応じた電圧量が穿刺針7のダイオードチップ
8に供給されることで、ダイオードチップ8が発熱す
る。このとき、ダイオードチップ8の設定温度は、温度
設定スイッチ13cの操作にともない指針13bを温度
設定目盛13a上で上下に動かすことにより、術者の希
望温度に設定される。
【0017】さらに、発熱したダイオードチップ8の熱
は穿刺針7を通して前立腺H2 の組織に熱伝導される。
そして、これにより前立腺H2 の組織が加熱処置されて
切除される。
【0018】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では供給電圧量に
比例して発熱するダイオードチップ8と、このダイオー
ドチップ8の熱を伝導する材料で形成された穿刺針7と
を挿入部2の先端部に配設したので、穿刺針7の先端を
プローブ制御装置3の温度設定部13で設定した通りの
温度に発熱させることができ、その温度設定も自由に行
える。そのため、穿刺針7を発熱させて前立腺H2 の組
織に熱的治療をする加熱処置の際に従来のように高周波
を用いる場合に比べて、患者Hに熱傷の危険が少なく、
患者Hに対する安全性を高めることができる。
【0019】また、穿刺針7の加熱時にはダイオードチ
ップ8に電圧を供給するだけなので、高周波出力に比べ
て大幅に省電力化が図れる。さらに、他の医療機器への
ノイズの影響が少ないので、他の医療機器に悪影響を与
えるおそれが少なく、安全性の向上も図れる。
【0020】また、穿刺針7のダイオードチップ8の温
度は電圧量に比例して変化するので、プローブ制御装置
3の温度設定部13における温度設定スイッチ13cの
操作にともないこのダイオードチップ8の温度を直接、
術者の希望温度に設定する操作を行うことができる。そ
のため、従来のように温度センサー等の温度測定手段が
不要になるので、医療用プローブ1全体の構成も簡単に
なり、安価にすることができる効果がある。
【0021】また、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図3参照)の医療用プローブ1における挿入部2
の先端部の構成を次の通り変更したものである。
【0022】すなわち、第1の実施の形態では穿刺針7
の内部にダイオードチップ8を組み込んだ構成を示した
が、本実施の形態ではプローブ1の挿入部2の先端部に
ダイオードチップ21が組み込まれている。
【0023】さらに、ダイオードチップ21の側面に
は、熱傷防止用のチューブ22で包含した穿刺細針23
が挿通されている。ここで、穿刺細針23は、熱伝導性
の良い材料で形成されている。そして、この穿刺細針2
3はダイオードチップ21の側面に圧接されて接触した
状態で保持されている。
【0024】また、穿刺細針23の最先端の部分には熱
傷防止用のチューブ22が被覆されていない露出状態の
処置部23aが形成されている。そして、この処置部2
3aによって生体組織の処置が行われるようになってい
る。
【0025】なお、これ以外の部分は第1の実施の形態
の医療用プローブ1と同一構成になっており、第1の実
施の形態の医療用プローブ1と同一部分には同一の符号
を付し、ここではその説明を省略する。
【0026】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では第1の実施の形態と同様に、プローブ
1の挿入部2が前立腺H2 の位置まで挿入された状態
で、図1に示すハンドル4のスライドスイッチ10をス
ライドさせて穿刺細針23を前立腺H2 に穿刺する。
【0027】この後、ハンドル4の出力スイッチ11を
オンすると、ケーブル5および挿入部2内のリード線9
を通して電圧がダイオードチップ21に供給され、ダイ
オードチップ21が発熱する。これにより、ダイオード
チップ21の側面に配置されている穿刺細針23にダイ
オードチップ21の熱が伝熱される。このとき、穿刺細
針23における最先端の処置部23a以外の部分は熱傷
防止用のチューブ22で覆われているので、穿刺細針2
3の熱は尿道H1 の内壁面の粘膜には伝熱されず、前立
腺H2 にのみ伝熱される。
【0028】そこで、本実施の形態では供給電圧量に比
例して発熱するダイオードチップ21と、熱伝導性の良
い材料で形成された穿刺細針23とを挿入部2の先端部
に配設し、ダイオードチップ21の熱を穿刺細針23に
伝熱させて穿刺細針23の先端をプローブ制御装置3の
温度設定部13で設定した通りの温度に発熱させること
ができ、その温度設定も自由に行える。そのため、本実
施の形態でも第1の実施の形態と同様に、前立腺H2
の組織の加熱処置に従来のように高周波を用いる場合に
比べて、患者Hに対する安全性を高めることができると
ともに、他の医療機器へのノイズの影響が少ないので、
他の医療機器に悪影響を与えるおそれが少なく、安全性
が向上し、しかも省電力化も図れる効果がある。
【0029】さらに、本実施の形態では特に、ダイオー
ドチップ21がプローブ1の挿入部2内に配置されてい
るため、第1の実施の形態の医療用プローブ1の穿刺針
7の外径寸法に比べて本実施の形態の穿刺細針23の外
径寸法を細径化できる。そのため、本実施の形態の穿刺
細針23による生体組織の穿刺孔も小さくすることがで
き、安全性を一層、高めることができる。
【0030】また、本実施の形態ではダイオードチップ
21が1つで済むので、プローブ1内のリード線9の数
も第1の実施の形態の医療用プローブ1に比べて減らす
ことができ、省電力化も図れる。
【0031】また、図5は穿刺電極装置31の先端部を
示すものである。図5の穿刺電極装置31には患者Hの
体内、例えば尿道H1 に挿入される細長い挿入部32の
先端に一対の穿刺部33が設けられている。各穿刺部3
3には穿刺針34と絶縁シールド35とが設けられてい
る。ここで、絶縁シールド35には図6に示すようにそ
の先端から3mm以上離れた位置に測定電極36が設け
られている。
【0032】さらに、挿入部32の基端部には図示しな
いハンドルが連結されている。このハンドルには各穿刺
部33の穿刺針34と絶縁シールド35とを各々独立し
てスライド操作する図示しない操作部が設けられてい
る。
【0033】また、穿刺電極装置31の図示しないハン
ドルには高周波電源HFU37に接続されている。この
高周波電源HFU37にはインピーダンス表示部38
と、出力部39と、入力部40と、接続部41とが設け
られている。そして、穿刺電極装置31の穿刺針34は
出力部39と、また測定電極36は測定入力部40と各
々接続されている。
【0034】さらに、患者の体には帰還電極である対極
板42が貼られている。この対極板42は高周波電源H
FU37の接続部41と接続されている(モノポーラの
穿刺電極の場合)。
【0035】次に、上記構成の作用について説明する。
上記構成の穿刺電極装置31の使用時(前立腺H2 の治
療の場合)には挿入部32から穿刺部33を突出させ、
粘膜H3 下の前立腺H2 に穿刺部33を穿刺させる。こ
の時、絶縁シールド35の測定電極36と対極板42と
の間で微弱な測定電流を予め決められた時間毎に流し、
その間の生体組織のインピーダンスを測定する。このイ
ンピーダンスの測定結果は高周波電源HFU37の表示
部38に表示される。
【0036】ここで、測定電極36が尿道H1 内にある
時と、前立腺H2 内にある時ではインピーダンスが異な
る。そして、上記構成の穿刺電極装置31ではそれを利
用して、表示部38に表示される測定結果から測定電極
6の現在位置、例えば測定電極6が前立腺H2 内、すな
わち粘膜H3 下にあることを簡単に確認できる。
【0037】そのため、粘膜H3 下の前立腺H2 に穿刺
部33を穿刺させる作業中、術者は高周波電源HFU3
7の表示部38に表示されている測定結果を見ながら、
絶縁シールド35を前進させる。そして、表示部38に
表示される測定結果から測定電極36が前立腺H2 内、
すなわち粘膜H3 下にあることを確認する。このとき、
絶縁シールド35の先端は測定電極36から3mm以上
離れているため、絶縁シールド35は粘膜H3 に対して
3mm以上深く穿刺されていることがわかる。
【0038】さらに、絶縁シールド35の先端が粘膜H
3 に対して3mm以上深く穿刺されていることが確認さ
れた後、穿刺針34に高周波を通電し、前立腺H2 を焼
灼する。
【0039】そこで、上記構成の穿刺電極装置31では
次の効果を奏する。すなわち、挿入部32から穿刺部3
3を突出させ、粘膜H3 下の前立腺H2 に穿刺させる作
業中に、絶縁シールド35の測定電極36と対極板42
との間で微弱な測定電流を予め決められた時間毎に流
し、その間の生体組織のインピーダンスを測定して高周
波電源HFU37の表示部38に測定結果を表示させる
ようにしたので、絶縁シールド35が粘膜H3 下へ正確
に穿刺されていることがわかる。そのため、絶縁シール
ド35の穿刺深さを正確に位置決めすることができるの
で、絶縁シールド35の穿刺が浅すぎることによる粘膜
3 の損傷や、絶縁シールド35の穿刺が深すぎること
により、焼灼範囲が小さくなることを防止でき、粘膜H
3 の熱的損傷が防止できる。
【0040】また、図7は図5および図6の穿刺電極装
置31の変形例を示すものである。本変形例では絶縁シ
ールド35に測定電極36を少なくとも2つ設けたもの
である。
【0041】そこで、上記構成のものにあっては測定電
極36間のインピーダンスを測定することにより、絶縁
シールド35の位置を検出することができる。そのた
め、測定距離が短いため、より正確にインピーダンスが
測定できる効果がある。
【0042】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 細長い挿入部の先端に発熱素子及び穿刺
針を備えたプローブと、前記プローブが接続され前記発
熱素子に電圧を供給する本体とからなる穿刺針付き医療
用プローブにおいて、前記穿刺針は前記発熱素子の熱を
伝導する材料からなり、前記本体は前記発熱素子への電
圧供給を制御する回路を備えており、前記本体にて任意
に前記穿刺針の温度を設定できることを特徴とする穿刺
針付き医療用プローブ。
【0043】(付記項2) 前記穿刺針が前記プローブ
先端から自在に突没することを特徴とした付記項1の穿
刺針付き医療用プローブ。 (付記項3) 前記発熱素子は前記本体からの供給電圧
に対応して温度上昇することを特徴とした付記項1の穿
刺針付き医療用プローブ。
【0044】(付記項4) 前記発熱素子がダイオード
チップである付記項3の穿刺針付き医療用プローブ。 (付記項5) 前記本体に前記穿刺針の温度設定をする
操作シートを備えた付記項1の穿刺針付き医療用プロー
ブ。
【0045】(付記項1〜5の従来技術) 本願は、穿
刺した穿刺針に通電することにより、例えば前立腺肥大
症の前立腺組織に熱を与え切除する治療装置に関する。
従来技術としてはUSP5582589であり、前立腺
に無線周波数電極及びそれを包む絶縁スリーブから成る
探り針を穿刺して、そこに高周波を通電して加熱するも
のがある。このとき、前記絶縁スリーブには温度センサ
ーがあり、尿道壁近辺の温度を監視している。
【0046】(付記項1〜5が解決しようとする課題)
前記従来技術では、穿刺針(探り針)を発熱させるた
め無線周波数電極と患者に貼った対極板の間に高周波を
流している。そのため高周波の漏れ電流や対極板の剥が
れ等により患者が熱傷する可能性があるほか、高周波ノ
イズにより他の医療機器に悪影響を与える恐れもある。
その上高周波出力だと穿刺部近辺の温度が分からないた
め、温度センサーを設け測定温度に合わせて出力を制御
する必要があり、機器の構成が複雑となる。
【0047】(付記項1〜5の目的) 本願は以上の点
に着目し、穿刺針の発熱に高周波出力を使わずしかも温
度センサーを用いず温度制御が可能な、安全性が高く簡
単な構造の穿刺針付き医療用プローブの提供を目的とす
る。
【0048】(付記項1〜5の課題を解決するための手
段) 穿刺針近辺に、本体側とケーブルで接続され本体
からの電圧量に比例して発熱する発熱素子を設けた。こ
の手段により、本体からの電圧量のみで穿刺針の温度制
御が可能なので、高周波出力による熱傷の防止や温度セ
ンサー等の穿刺針近辺の温度測定手段が不用な構成とな
る。
【0049】(付記項1〜5の効果) 本願により、穿
刺針を発熱させて熱的治療をする際も患者に熱傷の危険
が少なく安全な処置が行える。また本願に用いた発熱素
子は温度測定手段が不用なため、本体構造も簡単にでき
安価にすることができる。使用時も発熱素子に電圧を供
給するだけなので、高周波出力に比べかなり省電力化が
はかれる。
【0050】(付記項6) 細長い挿入部の先端から独
立して突没可能な絶縁シールドと穿刺針を持ち、穿刺針
は高周波電源に接続されている高周波治療装置におい
て、絶縁シールドの組織への穿刺深さを知らせる手段を
設けたことを特徴とする高周波治療装置。
【0051】(付記項7) 付記項6において、前記手
段は絶縁シールドが粘膜下に穿刺させていることを知ら
せる手段であるもの。 (付記項8) 付記項7において、前記手段は絶縁シー
ルド上に設けられた、組織のインピーダンスを測定する
測定電極を含むもの。
【0052】(付記項9) 付記項8において、前記測
定電極は絶縁シールドの先端から3〜10mm離れた位
置に設けられたもの。 (付記項10) 付記項8または9において、前記のイ
ンピーダンスは測定電極と患者の体に貼られた帰還電極
(対極板)の間で測定するもの。
【0053】(付記項11) 付記項8または9におい
て、前記測定電極は第1の電極と第2の電極からなる少
なくとも2つ以上の測定電極からなり、前記インピーダ
ンスは第1の電極と第2の電極の間で測定するもの。
【0054】(付記項12) 付記項8〜11におい
て、前記測定電極は高周波電源上のインピーダンス表示
部に接続されているもの。 (付記項6〜12の従来技術) 本願は穿刺針に高周波
を通電することにより、組織(例えば、前立腺)に熱を
与えて切除する、病気(例えば、前立腺肥大)の治療装
置に関する。従来技術としては、特許公報第26475
57号、USP5672153にあるように前立腺に針
を穿刺して高周波を通電するものがあり、絶縁シールド
に、温度センサーが設けられ、通電時に組織の温度が高
くなりすぎた場合には通電を中止することが記載されて
いる。
【0055】(付記項6〜12が解決しようとする課
題) 前記従来技術では、粘膜への通電による損傷を防
止するため絶縁シールドが設けられ、組織の温度変化に
注意しているが、絶縁シールドの粘膜下への穿刺深さ
は、術者の経験により決められていた。そのため、シー
ルドの穿刺深さが充分でない時は粘膜の熱的損傷を起こ
すおそれがあった。また、損傷をおそれるあまり、シー
ルドの穿刺を粘膜下に深くしすぎると前立腺の焼灼範囲
が少なくなり、治療効果が低くなるという問題があっ
た。
【0056】(付記項6〜12の目的) 本願は以上の
点に着目し、絶縁シールドを有する高周波穿刺針におい
て、絶縁シールドの粘膜下への穿刺深さを正確に決める
ことが可能な高周波穿刺針の提供を目的とする。
【0057】(付記項6〜12の課題を解決するための
手段) 絶縁シールドの先端近傍に粘膜下へ絶縁シール
ドが穿刺されていることを知らせる手段(測定電極)を
設けた。この手段により、絶縁シールドが粘膜下へ正確
に穿刺されていることがわかり、粘膜の熱的損傷が防止
できる。
【0058】(付記項6〜12の効果) これにより、
絶縁シールド5の穿刺深さを正確に位置決めすることが
可能である。正確な位置決めにより、絶縁シールドの穿
刺が浅すぎることによる粘膜の損傷、穿刺が深すぎるこ
とによる焼灼範囲が小さくなることを防止できる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば供給電圧量に比例して発
熱する発熱素子と、この発熱素子の熱を伝導する材料で
形成された穿刺針とを挿入部の先端部に配設するととも
に、発熱素子への供給電圧を制御して穿刺針の温度を任
意に設定する温度制御手段を体外配置要素に設けたの
で、穿刺針を発熱させて熱的治療をする際も患者に熱傷
の危険が少なく、安全な処置が行える。また、穿刺針の
加熱時には発熱素子に電圧を供給するだけなので、高周
波出力に比べて大幅に省電力化がはかれるうえ、他の医
療機器に悪影響を与えるおそれがない。さらに、発熱素
子は温度測定手段が不用なため、構成を簡素化すること
ができ、安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す医療用プロ
ーブ全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態におけるプローブの挿入部
の先端部を拡大して示す要部の縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態におけるプローブの手元側
構成要素を示す正面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の医療用プローブ
の要部の概略構成を示す縦断面図。
【図5】 穿刺電極装置の挿入部の先端部を拡大して示
す要部の縦断面図。
【図6】 穿刺電極装置の穿刺部を示す要部の縦断面
図。
【図7】 穿刺電極装置の変形例を示す要部の縦断面
図。
【符号の説明】
2 挿入部 3 プローブ制御装置(体外配置要素) 7 穿刺針 8 ダイオードチップ(発熱素子) 13 温度設定部(温度制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小賀坂 高宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 関野 直己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 肘井 一也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大山 雅英 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 外村 正敏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉嶺 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内に挿入される細長い挿入部と、体外
    に配置される体外配置要素とを備えた医療用プローブに
    おいて、 供給電圧量に比例して発熱する発熱素子と、この発熱素
    子の熱を伝導する材料で形成された穿刺針とを前記挿入
    部の先端部に配設するとともに、 前記発熱素子への供給電圧を制御して前記穿刺針の温度
    を任意に設定する温度制御手段を前記体外配置要素に設
    けたことを特徴とする医療用プローブ。
JP10139694A 1998-05-21 1998-05-21 医療用プローブ Withdrawn JPH11318925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10139694A JPH11318925A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 医療用プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10139694A JPH11318925A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 医療用プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11318925A true JPH11318925A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15251250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10139694A Withdrawn JPH11318925A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 医療用プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11318925A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291373A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Olympus Medical Systems Corp カプセル型医療装置
US8517917B2 (en) 2008-06-04 2013-08-27 Olympus Medical Systems Corp. Capsule medical apparatus
JP2015077463A (ja) * 2008-11-06 2015-04-23 エヌエックスセラ インコーポレイテッド 前立腺組織の治療のためのシステム及び方法
US9833277B2 (en) 2009-04-27 2017-12-05 Nxthera, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US9895185B2 (en) 2011-09-13 2018-02-20 Nxthera, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US9968395B2 (en) 2013-12-10 2018-05-15 Nxthera, Inc. Systems and methods for treating the prostate
US10194970B2 (en) 2013-12-10 2019-02-05 Nxthera, Inc. Vapor ablation systems and methods
US10335222B2 (en) 2012-04-03 2019-07-02 Nxthera, Inc. Induction coil vapor generator
US10342593B2 (en) 2015-01-29 2019-07-09 Nxthera, Inc. Vapor ablation systems and methods
US10702327B2 (en) 2015-05-13 2020-07-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the bladder with condensable vapor
US10751107B2 (en) 2017-01-06 2020-08-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Transperineal vapor ablation systems and methods
US10772670B2 (en) 2013-03-14 2020-09-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating prostate cancer
US11246640B2 (en) 2016-12-21 2022-02-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Vapor ablation systems and methods

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8517917B2 (en) 2008-06-04 2013-08-27 Olympus Medical Systems Corp. Capsule medical apparatus
JP2009291373A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Olympus Medical Systems Corp カプセル型医療装置
JP2015077463A (ja) * 2008-11-06 2015-04-23 エヌエックスセラ インコーポレイテッド 前立腺組織の治療のためのシステム及び方法
US9526555B2 (en) 2008-11-06 2016-12-27 Nxthera, Inc. Systems and methods for treatment of prostatic tissue
US11564727B2 (en) 2008-11-06 2023-01-31 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treatment of prostatic tissue
US10610281B2 (en) 2008-11-06 2020-04-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treatment of prostatic tissue
US10390873B2 (en) 2009-04-27 2019-08-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US9833277B2 (en) 2009-04-27 2017-12-05 Nxthera, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US11331135B2 (en) 2009-04-27 2022-05-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US9895185B2 (en) 2011-09-13 2018-02-20 Nxthera, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US10987150B2 (en) 2011-09-13 2021-04-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for prostate treatment
US10335222B2 (en) 2012-04-03 2019-07-02 Nxthera, Inc. Induction coil vapor generator
US11857243B2 (en) 2013-03-14 2024-01-02 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating prostate cancer
US10772670B2 (en) 2013-03-14 2020-09-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating prostate cancer
US10194970B2 (en) 2013-12-10 2019-02-05 Nxthera, Inc. Vapor ablation systems and methods
US10806502B2 (en) 2013-12-10 2020-10-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the prostate
US11849990B2 (en) 2013-12-10 2023-12-26 Boston Scientific Scimed, Inc. Vapor ablation systems and methods
US11786287B2 (en) 2013-12-10 2023-10-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the prostate
US9968395B2 (en) 2013-12-10 2018-05-15 Nxthera, Inc. Systems and methods for treating the prostate
US10342593B2 (en) 2015-01-29 2019-07-09 Nxthera, Inc. Vapor ablation systems and methods
US11559345B2 (en) 2015-01-29 2023-01-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Vapor ablation systems and methods
US10702327B2 (en) 2015-05-13 2020-07-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the bladder with condensable vapor
US11246641B2 (en) 2015-05-13 2022-02-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the bladder with condensable vapor
US11864810B2 (en) 2015-05-13 2024-01-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for treating the bladder with condensable vapor
US11246640B2 (en) 2016-12-21 2022-02-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Vapor ablation systems and methods
US10751107B2 (en) 2017-01-06 2020-08-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Transperineal vapor ablation systems and methods
US11992254B2 (en) 2017-01-06 2024-05-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices and methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6402742B1 (en) Controller for thermal treatment of tissue
US5695495A (en) Electrosurgical electrode for sclerotherapy
US7340300B2 (en) Neurostimulation delivery during transurethral prostate treatment
US7238182B2 (en) Device and method for transurethral prostate treatment
JP3587848B2 (ja) 経尿道rf切除装置
RU2499574C2 (ru) Биполярный радиочастотный абляционный инструмент
US20050085804A1 (en) Method for treating tissue with a wet electrode and apparatus for using same
JP2001037775A (ja) 治療装置
JPH11318925A (ja) 医療用プローブ
KR950700034A (ko) 투관침의 전기외과용 제어장치(electrosurgical control for a trocar)
JP2001178740A5 (ja) 内視鏡治療装置、プローブ、及び、処置装置
US6293944B1 (en) Combined syringe and electrosurgical electrode for sclerotherapy
JP2015517357A (ja) 高周波熱治療用重畳型バイポーラ電極
US20170281256A1 (en) Methods and devices for thermal surgical vaporization and incision of tissue
JP2001037776A (ja) 治療装置
JP2000005191A (ja) 高周波治療装置
KR100603513B1 (ko) 고주파 열치료의 전극장치
JP2007509646A (ja) 外科的処置中における酸素検知
JPH11332880A (ja) 穿刺治療装置
EP1769762B1 (en) Rf ablation apparatus and controller therefor
CA2232967C (en) Controller for thermal treatment of tissue
JP2002065692A (ja) 電気手術器
JP2000139944A (ja) 高周波処置具
US20170360501A1 (en) Disposable bipolar coaxial radio frequency ablation needle, system and method
JP3978058B2 (ja) 電気手術装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802