JPH11317141A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH11317141A
JPH11317141A JP12228398A JP12228398A JPH11317141A JP H11317141 A JPH11317141 A JP H11317141A JP 12228398 A JP12228398 A JP 12228398A JP 12228398 A JP12228398 A JP 12228398A JP H11317141 A JPH11317141 A JP H11317141A
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Toshiya Hayashi
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/44Magnetic coils or windings
    • H01H2050/446Details of the insulating support of the coil, e.g. spool, bobbin, former

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーマチュアと可動接点ばねの係合位置、及
び固定接点ばねの端部拘束の組合せを接点負荷の用途に
よって使い分け、最適な接点寿命特性を実現した電磁継
電器を提供する。 【解決手段】 アーマチュア2と可動接点ばね5の係合
位置をヒンジ方向に寄せ(a2)、かつメーク側固定接
点ばね6の端面6dをスプール1に設けた凹陥部12の
上下両側で拘束する(b2)ことにより、インラシュ電
流制御に最適な接点寿命を有する電磁継電器を実現す
る。また、アーマチュア2と可動接点ばね5の係合位置
を接点方向に寄せ(a1)、かつメーク側固定接点ばね
6の端面6d,6eをスプール1に設けた凹陥部12の
上側で拘束する(b1)ことにより、インダクタンス制
御に最適な接点寿命を有する電磁継電器を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁継電器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁継電器の一例が特願
平8−223765号明細書に開示されている。特願平
8−223765号明細書に開示された電磁継電器は、
電磁軟鉄板からなるアーマチュアには、ほぼ中央にエン
ボス加工による突出部が形成され、該突出部が可動ばね
の円形状孔に結合され、アーマチュアと可動ばねとが一
体に組み合わされ、可動ばねに抗してアーマチュアを磁
気吸着して可動接点と固定接点を接触させる、或いは可
動ばねのバネ力により可動接点と固定接点とを切り離す
ことにより、電気的に接点が断続される構造のものであ
る。
【0003】また、特開平5−182545号公報に開
示された電磁継電器は、固定接点ばねがボビン(スプー
ル)の溝に嵌合され、かつ固定接点ばねの嵌挿腕がボビ
ンの角孔に差込まれて、固定接点ばねがボビン(スプー
ル)に固定される構造のものである。
【0004】さらに、実開昭59−47948号公報に
開示された電磁継電器は、端子板をボビン顎部の一端の
両側にブリッジ状に打込み固定し、対向する固定接点部
となし、電磁石の接極子と連動する接点ばねの先端部を
前記固定接点部に対峙させる構造のものである。
【0005】また図5は、従来例の電磁継電器の全体を
示す斜視図である。図5に示す従来例に係る電磁継電器
は、コイル20が巻回されたスプール21と、スプール
21に巻回されたコイル20の中央部位に形成される空
間を貫通する鉄心22と、鉄心22の下端に固定された
L字形ヨーク23と、ヨーク23の背面にボス24によ
り保持されるヒンジばね25と、ヒンジばね25に支持
されてヨーク23の一端面に接触し、その他端が鉄心2
2の上端に対向するアーマチュア26とを備えている。
【0006】ヒンジばね25は、ヒンジ部と可動ばね部
25aとから形成され、可動ばね部25aの先端には、
可動接点27が設けられている。また、可動接点27を
挟んで上下に対向する一対の固定接点ばね28,28に
は、一対の固定接点29,29が設けられており、一対
の固定接点29,29には、可動接点27がヒンジばね
25の作用によって選択的に接触するようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
8−223765号明細書に開示された電磁継電器、特
開平5−182545号公報に開示された電磁継電器、
実開昭59−47948号公報に開示された電磁継電
器、或いは図5に示す従来例に係る電磁継電器は、アー
マチュアと可動接点ばねの係合位置を変更できず、ま
た、メーク側固定接点ばねの先端を拘束することができ
ないため、同一構造の電磁継電器を、ランプ負荷やコン
デンサ負荷等のインラッシュ電流制御用、及びモータ負
荷やソレノイド負荷等のインダクタンス制御用として、
負荷用途に見合った接点寿命の特性をもたせることがで
きないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、負荷用途に見合った接点
寿命の特性を有する電磁継電器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る電磁継電器は、スプールと、アーマチ
ュアと、ヨークと、ヒンジばねと、可動接点ばねと、固
定接点ばねとを有し、前記可動接点ばねのバネ力と磁気
力との相互作用により対をなす固定接点と可動接点とを
電気的に断続させる電磁継電器であって、前記スプール
は、コイルを巻装したものであり、前記アーマチュア
は、前記スプールの空隙内に挿入されたものであり、前
記ヨークは、前記アーマチュアと組合わされ前記磁気力
を発生させる磁気回路を形成するものであり、前記ヒン
ジばねは、前記アーマチュアと前記ヨークとを磁気的に
接続するものであり、前記可動接点ばねは、前記ヒンジ
ばねと一体に形成され、先端部に前記可動接点を設けた
ものであり、前記固定接点ばねは、一端が前記スプール
に固定され他端が前記可動接点に対向する位置に配置さ
れ、先端部に前記固定接点を設けたものであり、さら
に、前記可動接点ばねは、前記接点に対する支点の位置
を遠近両方向に移動可能であり、前記固定接点ばねは、
前記固定接点を設けた側の端部が選択的に拘束されるも
のである。
【0010】また、前記固定接点ばねは、固定接点を設
けた側の端部が一面支持されて拘束されたものである。
【0011】また、前記固定接点ばねは、固定接点を設
けた側の端部が二面支持されて拘束されたものである。
【0012】また、前記固定接点ばねの固定接点を設け
た側の端部は、前記可動ばねが撓む方向の一端面を前記
スプールに圧着して一面支持されたものである。
【0013】また、前記固定接点ばねの固定接点を設け
た側の端部は、前記可動ばねが撓む方向の両端面を前記
スプールに圧着して二面支持されたものである。
【0014】また、前記固定接点ばねの前記固定接点を
設けた側の端部を一面支持した場合、前記可動接点ばね
の支点の位置は、前記接点に対して近ずける方向に設定
したものである。
【0015】また、前記固定接点ばねの前記固定接点を
設けた側の端部を二面支持した場合、前記可動接点ばね
の支点の位置は、前記接点に対して遠ざける方向に設定
したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係る電磁継
電器を示す分解斜視図、図2は、本発明の一実施形態に
係る電磁継電器におけるアーマチュアと可動接点ばねと
の係合位置の関係を示す断面図、図3は、本発明の一実
施形態に係る電磁継電器におけるメーク側固定接点ばね
先端を拘束する構造を示す分解斜視図、図4(a),
(b)は、本発明の一実施形態に係る電磁継電器におけ
るメーク側固定接点ばね先端を拘束する構造を示す正面
図である。
【0018】図において本発明の一実施形態に係る電磁
継電器は基本的構成として、スプール1と、アーマチュ
ア2と、ヨーク3と、ヒンジばね4と、可動接点ばね5
と、固定接点ばね6とを有し、可動接点ばね5のバネ力
と磁気力との相互作用により対をなす固定接点7と可動
接点8とを電気的に断続させるようになっている。
【0019】スプール1は、ボビン部1aの周囲にコイ
ル9が巻装され、コイル9の両端は、スプール1に圧入
固定した2本のコイル端子10,10に電気的に接続さ
れている。したがって、コイル9は、2本のコイル端子
10,10より通電されて磁気力を発生するようになっ
ている。
【0020】アーマチュア2は、スプール1の空隙(ボ
ビン部1a内)内に挿入されるようになっている。ヨー
ク3、アーマチュア2と組合わされ前記磁気力を発生さ
せる磁気回路を形成するようになっている。
【0021】ヨーク3は、略コ字形状をなし、スプール
1の下面に嵌合固定され、かつアーマチュア2の両端と
対向して設置されている。
【0022】ヒンジばね4は、L型形状に屈曲成形され
てバネ性を有し、ヨーク3の側面に設けた突起3aに圧
入固定され、ヨーク3から立ち上がり、その立上り部に
アーマチュア2を支持してアーマチュア2をヨーク3と
対向する位置に配置するようになっている。これによ
り、アーマチュア2とヨーク3とは、ヒンジばね4を介
して磁気的に接続される。
【0023】可動接点ばね5は図2に示すように、ヒン
ジばね4と一体に形成され、先端に可動接点8が設けら
れている。また、可動接点ばね5の基部側には、嵌合孔
5aが開口され、嵌合孔5aには、アーマチュア2の突
起2aが圧入固定され、可動接点ばね5とアーマチュア
2とが一体的に連結されている。
【0024】したがって、コイル9が通電されると、コ
イル9に発生する磁気力によってアーマチュア2及びヨ
ーク3を含む磁気回路が構成され、ヒンジばね4のバネ
力に抗してアーマチュア2がヨーク3側に磁気吸着さ
れ、可動接点8が可動するようになっている。
【0025】さらに、可動接点ばね5は、接点(接点
7)8に対する支点の位置を遠近両方向に移動可能に構
成されている。
【0026】具体的に説明すると、図2に示すように可
動接点ばね5とアーマチュア2とは組をなしており、ア
ーマチュア2には突起2aが、可動接点ばね5には、嵌
合孔5aがそれぞれ設けられており、アーマチュア2の
突起2aと可動接点ばね5の嵌合孔5aとの圧入固定位
置は、可動接点ばね5が撓む際の支点の位置となるよう
になっている。
【0027】さらに図2に示すように、組をなす可動接
点ばね5とアーマチュア2とは、組毎に接点8に対する
アーマチュア2の突起2aと可動接点ばね5の嵌合孔5
aとの距離a1,a2が異なって設定されている。
【0028】具体的には図2に示すように、接点8に対
するアーマチュア2の突起2aと可動接点ばね5の嵌合
孔5aとの距離a1は、他の組の接点8に対するアーマ
チュア2の突起2aと可動接点ばね5の嵌合孔5aとの
距離a2と比較して短くなっており、この距離a1,a2
の相違により、固定接点ばね6の固定接点7を設けた側
の端部を拘束する構成が異なるようになっている。尚、
図2では、2組のアーマチュア2と可動接点ばね5とを
重ねて一体に図示している。
【0029】固定接点ばね6は図3に示すように、L型
形状に成形され、下端6aがスプール1の嵌合溝11a
内に固定されるとともに、突起6bが嵌合溝11b内に
嵌合されて、固定接点ばね6の下端6aがスプール1に
固定される。
【0030】固定接点ばね6の上端6cは、上方に立ち
上がり、その横方向に伸びる箇所に固定接点7が可動接
点ばね5の可動接点8に対向して設けられている。図3
に示す実施形態では、可動接点ばね5の可動接点8を挟
んで上下に固定接点ばね6の固定接点7を配置したが、
この例に限られるものではない。
【0031】さらに、固定接点ばね6の上端6cの端
部、すなわち固定接点7を設けた側の端部が選択的に拘
束されるようになっている。具体的に説明すると、図3
及び図4に示すように、スプール1には凹陥部12が設
けられ、図4(a)に示すように固定接点ばね6の固定
接点7を設けた側の端部は、可動接点ばね5が撓む方向
(図4中、上下方向)の一端面6dをスプール1に圧着
して一面支持されるようなっている。或いは図4(b)
に示すように固定接点ばね6の固定接点7を設けた側の
端部は、可動接点ばね5が撓む方向の両端面6d,6e
をスプール1に圧着して二面支持されるようなってい
る。
【0032】また、図4(a)に示すように、固定接点
ばね6の固定接点7を設けた側の端部を一面支持した場
合、図2に示すように、可動接点ばね5の支点の位置
は、接点8に対して近ずける方向に設定、すなわち距離
a1に設定するようになっている。
【0033】また、図4(b)に示すように、固定接点
ばね6の固定接点7を設けた側の端部を二面支持した場
合、図2に示すように、可動接点ばね5の支点の位置
は、接点8に対して遠ざける方向に設定、すなわち距離
a2に設定するようになっている。尚、図3では、固定
接点ばね6の端部を拘束する凹陥部12は、一方の固定
接点ばね6に対してのみ設けたが、2本の固定接点ばね
6,6に対してそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0034】また、前述した構成要素は、図示しない箱
形カバーにより覆われ、箱形カバーの開口部がベースで
被覆され、箱形カバーとベースとがエポキシ系樹脂で密
閉されるようになっている。
【0035】次に、本発明の実施形態に係る電磁継電器
の動作について説明する。コイル9が通電されると、コ
イル9に発生する磁気力によってアーマチュア2及びヨ
ーク3を含む磁気回路が構成され、ヒンジばね4のバネ
力に抗してアーマチュア2がヨーク3側に磁気吸着さ
れ、可動接点8が可動する。
【0036】可動接点8が可動すると、可動接点8が対
をなす固定接点7に接触する。この場合、可動接点ばね
5のバネ力を受けて可動接点8が対をなす固定接点7に
接触するため、可動接点8は固定接点7に圧着する。
【0037】また、コイル9が消磁されると、ヒンジば
ね4のバネ力によって可動接点8が固定接点7から引き
離されて他の固定接点7に接触する。
【0038】次に、図2及び図4に示す構成に基づいて
接点7,8の寿命試験を行なった場合を下記の表に示
す。
【0039】下記の表において、a・bの組合せは、a
1・b1,a1・b2,a2・b1,a2・b2の組を用い、接
点7,8の寿命試験を行なった。
【0040】ここで、a1は図2に示すようにアーマチ
ュア2と可動接点ばね5との係合位置を接点8側に寄せ
て距離をa1に設定した場合であり、b1は図4(a)に
示すように固定接点ばね6の固定接点7を設けた側の端
部における可動接点ばね5が撓む方向の一端面6dをス
プール1に圧着して一面支持する場合である。
【0041】また、a2は図2に示すようにアーマチュ
ア2と可動接点ばね5との係合位置を接点から離して距
離をa2に設定した場合であり、b2は図4(b)に示す
ように固定接点ばね6の固定接点7を設けた側の端部に
おける可動接点ばね5が撓む方向の二端面6d,6eを
スプール1に圧着して二面支持する場合である。
【0042】図2及び図3を参照して、実験データに基
づき本発明の実施例について詳細に説明する。
【0043】 前記*1は、P/Wモータをロックし、その負荷電流を
20Aに設定して、接点寿命試験を行なった場合であ
る。前記*2は、タングステンランプを用い、その消費
電力を108W,負荷電流を55Aに設定して、接点寿
命試験を行なった場合である。
【0044】アーマチュア2と可動接点ばね5の係合位
置をヒンジ方向に寄せ(a2)、メーク側固定接点ばね
6の両端面6d,6eをスプール1に設けた凹陥部12
の上下両側で拘束(b2)した本発明の実施例1は、ラ
ンプ負荷やコンデンサ負荷等のインラッシュ電流制御に
適している。
【0045】ランプ負荷はランプの突入電流が、またコ
ンデンサ負荷は大容量コンデンサの放電電流が接点閉成
時に流れる。この場合、接点の寿命に大きく関与するの
が接点閉成時の接点チャッタである。ランプの突入電流
やコンデンサの放電電流のピーク値は非常に大きく、こ
のピーク近傍で接点チャッタにより接触点が一時的に開
離すると、アークが発生し、その発生熱により接点表面
は加熱され接点溶着や接点表面の突起や穴の形成による
接点ロッキング等の障害を起こす。
【0046】そのため、アーマチュア2と可動接点ばね
5の係合位置をヒンジ側に寄せ(a2)、可動接点ばね
5のメーク側スティフネスを下げることで応力を低減さ
せ、メーク側固定接点ばね6の両端面6d,6eをスプ
ール1に設けた凹陥部12の上下両側で拘束し、可動接
点の衝突を吸収し、接点チャッタを低減させることがで
きる。
【0047】次に、アーマチュア2と可動接点ばね5の
係合位置を接点方向に寄せ(a1)、メーク側固定接点
ばね6の端面6dをスプール1に設けた凹陥部12の上
側で拘束(b1)した本発明の実施例2は、モータ負荷
やソレノイド負荷等のインダクタンス制御に適してい
る。
【0048】モータ負荷等においても、接点閉成時の接
点チャッタによるは、ランプ負荷と同様である。しか
し、ランプ負荷に比べて、その電流値が小さく、また、
接点開離時のアークの影響が大きいことから、ランプ負
荷とは違った組合せが必要である。
【0049】接点開離時のアークの発生を低減するため
には、アーマチュア2と可動接点ばね5の係合位置を接
点方向に寄せ(a1)、可動接点ばね5のメーク側ステ
ィフネスを上げて接触力を増加させ、メーク側固定接点
ばね6の端面6dをスプール1に設けた凹陥部12の上
側で拘束し、可動接点開離時の動作を速やかに行うよう
にして、アークの発生を低減することができる
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ーマチュアと可動接点ばねの係合位置、及び固定接点ば
ねの端部拘束との組合せを接点負荷の用途に応じて使い
分けることにより、最適な接点寿命特性をもつ電磁継電
器を提供することができる。
【0051】さらに、アーマチュアと可動接点ばねの係
合位置、及び固定接点ばねの端部拘束との関係を自由に
組み換えることができ、接点負荷の用途に応じた寿命特
性を得ることができる。
【0052】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電磁継電器を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電磁継電器における
アーマチュアと可動接点ばねとの係合位置の関係を示す
断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電磁継電器における
メーク側固定接点ばね先端を拘束する構造を示す分解斜
視図である。
【図4】(a),(b)は、本発明の一実施形態に係る
電磁継電器におけるメーク側固定接点ばね先端を拘束す
る構造を示す正面図である。
【図5】従来例に係る電磁継電器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スプール 2 アーマチュア 3 ヨーク 4 ヒンジばね 5 可動接点ばね 6 固定接点ばね 7 固定接点 8 可動接点 9 コイル 10 コイル端子 11a,11b 嵌合溝 12 凹陥部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールと、アーマチュアと、ヨーク
    と、ヒンジばねと、可動接点ばねと、固定接点ばねとを
    有し、前記可動接点ばねのバネ力と磁気力との相互作用
    により対をなす固定接点と可動接点とを電気的に断続さ
    せる電磁継電器であって、 前記スプールは、コイルを巻装したものであり、 前記アーマチュアは、前記スプールの空隙内に挿入され
    たものであり、 前記ヨークは、前記アーマチュアと組合わされ前記磁気
    力を発生させる磁気回路を形成するものであり、 前記ヒンジばねは、前記アーマチュアと前記ヨークとを
    磁気的に接続するものであり、 前記可動接点ばねは、前記ヒンジばねと一体に形成さ
    れ、先端部に前記可動接点を設けたものであり、 前記固定接点ばねは、一端が前記スプールに固定され他
    端が前記可動接点に対向する位置に配置され、先端部に
    前記固定接点を設けたものであり、 さらに、前記可動接点ばねは、前記接点に対する支点の
    位置を遠近両方向に移動可能であり、 前記固定接点ばねは、前記固定接点を設けた側の端部が
    選択的に拘束されるものであることを特徴とする電磁継
    電器。
  2. 【請求項2】 前記固定接点ばねは、固定接点を設けた
    側の端部が一面支持されて拘束されたものであることを
    特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記固定接点ばねは、固定接点を設けた
    側の端部が二面支持されて拘束されたものであることを
    特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】 前記固定接点ばねの固定接点を設けた側
    の端部は、前記可動ばねが撓む方向の一端面を前記スプ
    ールに圧着して一面支持されたものであることを特徴と
    する請求項2に記載の電磁継電器。
  5. 【請求項5】 前記固定接点ばねの固定接点を設けた側
    の端部は、前記可動ばねが撓む方向の両端面を前記スプ
    ールに圧着して二面支持されたものであることを特徴と
    する請求項3に記載の電磁継電器。
  6. 【請求項6】 前記固定接点ばねの前記固定接点を設け
    た側の端部を一面支持した場合、前記可動接点ばねの支
    点の位置は、前記接点に対して近ずける方向に設定した
    ものであることを特徴とする請求項2に記載の電磁継電
    器。
  7. 【請求項7】 前記固定接点ばねの前記固定接点を設け
    た側の端部を二面支持した場合、前記可動接点ばねの支
    点の位置は、前記接点に対して遠ざける方向に設定した
    ものであることを特徴とする請求項3に記載の電磁継電
    器。
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