JPH11314399A - 印字回路 - Google Patents

印字回路

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JPH11314399A
JPH11314399A JP12475298A JP12475298A JPH11314399A JP H11314399 A JPH11314399 A JP H11314399A JP 12475298 A JP12475298 A JP 12475298A JP 12475298 A JP12475298 A JP 12475298A JP H11314399 A JPH11314399 A JP H11314399A
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Japan
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circuit
led
bit
data
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JP12475298A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamada
識 山田
Hiroshi Toyama
広 遠山
Toshimitsu Yamashita
俊光 山下
Yukio Nakamura
幸夫 中村
Susumu Ozawa
進 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速な印字が可能な印字回路を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 STB信号が所定の時間間隔パターン
(1、2、4、8ms)で繰り返し入力されている。4
ビット構成のリングカウンタ12aおよび12bは、S
TB信号に応じて16カウントずつ交互にカウントを行
う。比較回路13aは、リングカウンタ12aの出力値
と、印字データを保持したシフトレジスタ11の下位4
ビットとをビット毎に比較する。比較の結果、一致して
いた場合には、ドライバ回路14はi1でLEDに通電
する。比較回路13bも同様に、リングカウンタ12a
の出力値と、印字データを保持したシフトレジスタ11
の上位4ビットとをビット毎に比較する。比較の結果、
一致していた場合には、ドライバ回路14はi2(=1
6・i1)でLEDに通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LEDアレイ等を
用いた光書き込みプリンタヘッドの制御に使用されて階
調印字を行う、印字回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLEDアレイ等を光源とし、光に
よって画像を書き込むプリンタにおける印字回路の概要
を図17、図18を用いて説明する。
【0003】図17に示した従来の印字回路は、8ビッ
トの入力データ(Input data)を1ビットず
つに分けるセレクタ50と、LEDの発光時間(exp
osure time)を制御する回路51と、セレク
タ52と、LED(発光部)53およびLEDを点灯さ
せるドライバ回路(Driving circuit)
54からなるLEDアレイ(LED Array)55
等とで構成されている。
【0004】このような構成の印字回路での発光制御を
図18のタイミングチャートを用いて説明する。
【0005】ライン同期信号(Line sync)と
ライン同期信号との間の期間を8つの区間T0〜T7に
分け、各区間を入力データ8ビット中のビット位置b0
〜b7と対応させている。
【0006】区間T0では、まず、セレクタ50が入力
データの最下位ビットb0をドライバ回路54に転送す
る。b0が1ならば、セレクタ52が発光時間(Fir
stexposure time)t0を選択し、ドラ
イバ回路54を介して対応するLED53を一定時間t
0だけ点灯する。
【0007】次に、区間T1では、セレクタ50が入力
データの2位のビットb1をドライバ回路54に転送す
る。b1が1ならば、セレクタ52が発光時間(Sec
ond exposure time)t1を選択し、
ドライバ回路54を介して対応するLED53を一定時
間t1だけ点灯する。以下同様に、区間T2〜区間T7
についても入力データのビットb2〜b7をドライバ回
路54に転送し、ビットが立っているLEDドットのみ
を一定時間t2〜t7発光させる。
【0008】各区間T0〜T7における発光時間t0〜
t7は、互いに異なる時間が設定されている。そして、
区間T0〜T7それぞれでの発光光量が積分されること
で、多値化された光量が得られる。すなわち、発光時間
t0〜t7の組み合わせによって、1画素分の発光量を
多段階で調節することができる。このようにして、LE
Dの発光量(点灯時間)を変えることにより、階調印字
を行うことが可能となる。
【0009】ここで、LED発光時間と光量との間に直
線性があれば、発光時間t0〜t7を、1t,2t,4
t,8t,16t、32t,64t,128t(1:
2:4:8:16:32:64:128)と等比に設定
しておけば、区間T0〜T7それぞれでの光量も等比に
なるはずである。ここでは、この8種類の光量を組み合
わせることで1ドットの光量を作っているため、入力デ
ータ(0〜255)と1ドットの光量との間にも直線性
が得られ、0t〜255tまで256段階を連続的に表
現できるはずである(図19)。その結果、1画素の階
調を0〜255のデータ(8ビットデータ)で表してい
る場合には、これに対応した256階調での印字が可能
となる。
【0010】このようなLEDアレイを用いた光書き込
みプリンタ等の装置については、例えば、「LEDアレ
イ書き込み方式のカラー写真プリンタ」(電子写真学会
誌、VOL.34、No.3、P.200―207、1
995年9月)特に、205頁23行〜206頁22行
に記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では下記の問題点があった。
【0012】問題1.階調処理には0tから255tま
で時間を変化させなければならず、印字データが無い時
でも255tの間待つ必要があり、処理に時間がかか
る。
【0013】例えば図20(a)において、黒の印字を
得るため255tの間LEDを発光させるには、1tと
2tと4tと8tと16tと32tと64tと128t
の間(t0+t1+t2+t3+t4+t5+t6+t
7)LEDを発光する必要がある。また、1t(t0)
の間だけLEDを発光させる場合(図20(b))、発
光後同じ時間だけ待つ必要がある。すなわち、階調印字
の内容(発光時間)にかかわらず、常に、255t以上
の時間が必要であるため、階調処理に時間がかかってし
まう。
【0014】問題2.印字制御に伴ってノイズが発生す
る。LED1ドット当たり数mA以上の電流が流れてお
り、これを高速でon/offを繰り返すと回路にノイ
ズが生じる。これもLED駆動波形を歪ませる原因の一
つとなっていた。この結果、きれいな階調印字ができな
い。
【0015】問題3.実際のLEDアレイを構成する個
々のLEDには光強度にばらつきがある。そのため、き
れいな階調印字を得るためには階調処理の他に、各LE
Dの光強度のばらつき分を補正するための光量補正が必
要となる。例えば、256階調印字(8ビット階調処
理)を行う場合、通常のLEDアレイの発光バラツキは
±30%程度もあるため、光量補正を行い発光ばらつき
を低減させなければ濃度むらを生じ、きれいな階調印字
を得ることが不可能である。
【0016】しかし、光量補正を行った後に階調処理を
行ったのでは、2つの処理を継続して行うことになるた
め、処理時間および処理手順が多くかかるという問題が
あった。また、回路規模が増大するという問題があっ
た。さらには、光量補正による誤差と階調処理による誤
差とが加算されるため、誤差が増大しきれいな階調印字
ができないという問題があった。
【0017】問題4.LEDの発光時間と光量とに関し
て直線性が得られないため、きれいな階調印字ができな
い。LEDの発光時間と光量とに関して図21(a)の
ごとく直線性があれば、きれいな階調印字が可能であ
る。しかし、実際には、図21(b)〜図21(d)の
ようになってしまうことが多い。つまり、LED駆動波
形の立ち上がりが大きい場合には、常に一定の光量が不
足した状態となり、LED発光時間と光量の関係は、図
21(b)のごとくなってしまう。また、LED発光時
間と光量との関係にγ特性(非直線性)がある場合、図
21(c)のごとくなってしまう。8ビット中のあるビ
ットに誤差があると、そのビットを含むすべてのLED
発光時間に誤差を生じ、図21(d)のごとく繰り返し
波形になってしまう。いずれの場合もLED発光時間と
光量との関係に直線性がないためきれいな階調印字がで
きない。
【0018】本発明は、回路規模が小さく且つ印字品質
の高い印字回路を提供することを目的とする。
【0019】本発明は、より高速な印字が可能な印字回
路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものでありその第1の態様として
は、印字データに応じて光源の発光時間を制御する印字
回路において、2進数で表現された印字データを記憶
し、これを出力するシフトレジスタと、所定の時間間隔
パターンで繰り返されるタイミング規定信号に従ってカ
ウントを行いそのカウント値を示す2進数を逐次出力す
る、印字データのビット数と等しいビット数分のリング
カウンタと、上記リングカウンタの出力値と上記シフト
レジスタの値とをビットごとに比較する比較手段と、上
記比較手段による比較の結果、いずれかのビットについ
て値が一致している間は、当該一致していたビットのビ
ット位置に応じてあらかじめ定められた大きさの駆動電
流で、前記光源を点灯する駆動手段とを有することを特
徴とする印字回路が提供される。
【0021】前記印字データは8ビット構成であり、前
記タイミング規定信号の時間間隔パターンは、1:2:
4:8であり、前記印字データの上位4ビットについて
の駆動電流の大きさは、前記印字データの下位4ビット
についての駆動電流の16倍であってもよい。
【0022】前記印字データは8ビット構成であり、前
記タイミング規定信号の時間間隔パターンは、1:2で
あり、前記印字データの下位側から2ビットごとの駆動
電流の大きさの比率は、1:4:16:64であっても
よい。
【0023】本発明の第2の態様としては、入力された
データに応じて光源の発光時間を制御する印字回路にお
いて、2進数で表現された印字データを記憶し、これを
パラレル信号として出力するシフトレジスタと、所定の
タイミングでカウントを開始すると共にそのカウント値
を示す2進数をパラレル信号として逐次出力する、前記
シフトレジスタの出力信号のうちビット毎にあるいはそ
のビット位置が互いに隣接した複数のビットに対応して
設けられ且つ所定のカウント回数づつ順番にカウントを
行う複数個のカウンタと、前記カウンタそれぞれの出力
値と、当該カウンタに対応づけられているシフトレジス
タの出力信号の値とを比較し、両値が一致していた場合
にはその旨を出力する比較手段と、前記カウンタのそれ
ぞれについて、当該カウンタに対応づけられているビッ
トに応じてあらかじめ定められた大きさの通電電流で、
当該カウンタがカウントを開始するのと同じタイミング
で前記光源を点灯させると共に以後この光源を発光させ
たままの状態を保ち、上記比較手段による比較の結果、
当該カウンタの出力値と当該カウンタに対応づけられて
いるシフトレジスタの出力信号の値とが一致していた場
合には前記光源を消灯する点灯状態制御手段とを有する
ことを特徴とする印字回路が提供される。
【0024】階調データのレベルと、当該レベルごとに
設定された光源の発光時間を規定した変換値とを互いに
対応づけた変換情報を記憶した変換情報記憶手段と、ド
ットごとに設けられた光源それぞれについて設定され
た、光源ごとの光出力のバラツキを反映した光量補正デ
ータを記憶する光量補正データ記憶手段と、入力された
階調データを前記変換情報に基づいて変換値に変換する
とともに、得られた変換値をさらに前記光量補正データ
に基づいて補正し、この補正によって得られた2進数の
印字データを前記シフトレジスタへ出力する補正手段と
を有してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0026】実施の形態1.この印字回路は、電子写真
方式の画像形成装置等において、感光体(不図示)表面
に静電潜像を形成する光源(ここでは、LED)の制御
等に用いられるのものである。特に本実施の形態1は、
電流値が異なる2種類のLED駆動電流を使い分けるこ
とで、印字の高速化を図ったことを主な特徴とする。以
下、詳細に説明する。
【0027】本実施の形態1の印字回路は、図1に示す
とおり、シフトレジスタ11と、リングカウンタ12
a,12bと、比較回路13a,13bと、ドライバ回
路14と、定電流回路15とを備えて構成されている。
【0028】シフトレジスタ11は、1ライン分の印字
データを記憶しておくためのものである。このシフトレ
ジスタ11は、CLK信号により、1ライン分(LED
2496ドット分)の印字データを順次記憶保持すると
ともに、記憶した印字データを出力するように構成され
ている。この場合、各印字データを構成するすべてのビ
ットをパラレルで一斉に出力するようになっている。本
実施形態では、1つの印字データが8ビット(0〜25
5)構成となっているため、このシフトレジスタ11は
8ビット×2496(LED全ドット分)で構成されて
いる。以下、シフトレジスタ11に保持されている印字
データを、「階調印字データ」と呼ぶ。
【0029】リングカウンタ12a,12bは、LED
の発光時間制御の基になるタイミングを発生するもので
ある。本実施の形態のリングカウンタ12a,12b
は、それぞれが4ビット構成となっている。このリング
カウンタ12a,12bにはSTB信号が入力されてお
り、これによって4ビット値(0〜15)をカウントす
るようになっている。また、リングカウンタ12aは逐
次そのときのカウント値を示す4ビットのパラレル信号
(c0〜c3)を比較回路13へ出力するようになって
いる。同様に、リングカウンタ12bは逐次そのときの
カウント値を示す4ビットのパラレル信号(c4〜c
7)を出力するようになっている。また、リングカウン
タ12aとリングカウンタ12bとは、図3に示すよう
に、カウントを4回ずつ交互に行うようになっている。
なお、リングカウンタ12aおよびリングカウンタ12
bは、カウントを行っていないときには、すべてのビッ
トについて0を出力するようになっている。本実施の形
態では特に、画像形成装置本体から入力されるSTB信
号の時間間隔パターンが、1:2:4:8(ここでは、
1ms、2ms、4ms、8ms)になっている。従っ
て、リングカウンタ12aおよびリングカウンタ12b
の出力は、印字動作中、常に、図3に示したパターンを
繰り返している。
【0030】なお、CLK信号、STB信号は、画像形
成装置本体から入力されるものである。
【0031】比較回路13a,13bは、シフトレジス
タ11の値(階調印字データ)とリングカウンタ12
a,12bの出力値を較べ、値(1あるいは0)が一致
しているビットについては、当該ビットに対応する期間
の間、ドライバ回路14を通じてLEDを点灯させるも
のである。なお、それぞれのビットに対応する期間は、
先に述べたSTB信号に基づいて規定されている。本実
施の形態における比較回路13a,13bの内部構成を
図2に示した。比較回路13aは、シフトレジスタ11
に記憶された階調印字データの下位4ビットの値(b0
〜b3)と、リングカウンタ12aの出力値c0〜c3
とを較べるためのものであり、各ビット毎に設けられた
AND回路21a〜21dと、AND回路21a〜21
dの出力が入力されたOR回路22aと、OR回路22
aの出力およびSTB信号が入力されたAND回路23
aとを備えて構成されている。一方、比較回路13b
は、シフトレジスタ11に記憶された階調印字データの
上位4ビットの値(b4〜b7)と、リングカウンタ1
2bの出力値(c4〜c7)とを較べるものであり、比
較回路13aと同様の内部構成を備えている。これらの
AND回路21a〜21h、OR回路22a,22b、
AND回路23a,23bは、LEDそれぞれについて
設けられている。
【0032】ドライバ回路14は、LEDアレイ16を
駆動制御するためのものである。本実施の形態における
ドライバ回路14は、LEDへの通電電流(LED駆動
電流)の大きさ、すなわち、発光強度を階調印字データ
のビットに応じて変更している。階調印字データの下位
4ビットについては、i1mAの電流を流している。こ
れに対し階調印字データの上位4ビットについては、i
2mAの電流を流している。そして、i2mAは、i1
Aの16倍の大きさに設定されている。このように上位
ビットに対応する期間中の通電電流を大きくすること
で、特に上位ビットについての通電時間を短縮し印字処
理の高速化を図っている。
【0033】本実施の形態におけるドライバ回路14
は、具体的には、図2に示すとおり、トランジスタ14
1a,141bを備えて構成されている。トランジスタ
141aは、LEDへのi1mAでの通電をon/of
fするスイッチであり、AND回路23aの出力によっ
て作動するようになっている。トランジスタ141b
は、LEDへのi2mAでの通電をon/offするス
イッチであり、AND回路23bの出力によって作動す
るようになっている。これらの構成は、各LEDごとに
設けられれている。
【0034】定電流回路15は、ドライバ回路14に安
定して電力を供給するためのものである。この定電流回
路15は、ドライバ回路14に電圧Vhを供給してい
る。
【0035】LEDアレイ16は、画像形成装置の感光
体表面に静電潜像を形成するための光源となるものであ
る。このLEDアレイ16は、1ライン分(2496
個)のLEDを直線的に配列して構成されている。個々
のLEDはドライバ回路14によって互いに独立的にそ
の点灯/消灯が制御可能になっている。
【0036】特許請求の範囲の請求項1において言う
「リングカウンタ」は、本実施の形態においては、リン
グカウンタ12a,12bに相当する。「タイミング規
定信号」はSTB信号に相当する。「比較手段」は、比
較回路13a,13bに相当する。「駆動手段」は、ド
ライバ回路14、さらには、リングカウンタおよび比較
回路を2分割にした構成(リングカウンタ12a/リン
グカウンタ12b、比較回路13a/比較回路13b)
によって実現されている。但し、上記各部は互いに密接
に連携して作動するものであり、ここで述べた対応関係
は厳密なものではない。
【0037】次に印字動作を図1,図2および図3を用
いて説明する。
【0038】画像形成装置の制御部から印字データが1
ライン分(2496ドット)入力される(図1)。する
と、シフトレジスタ11は、CLK信号により1ライン
分(LED2496ドット分)の印字データを順次記憶
保持する。そして、これをパラレルで比較回路13へ出
力する。
【0039】ところで、この印字回路には、あらかじめ
設定されたタイミングごとにSTB信号が入力されてい
る。既に述べたとおり、本実施の形態におけるSTB信
号の時間間隔パターンは、1ms、2ms、4ms、8
msとなっている。図3に示すとおり、最初のSTB信
号が入力されると、まず、リングカウンタ12aがカウ
ントを開始し、そのカウント値を示す4ビットのパラレ
ル信号(c0〜c3)で、逐次、比較回路13aへ出力
する。この時にはリングカウンタ12bはカウントを行
っておらず、その出力はすべてのビット(c4〜c7)
について0を出力している。リングカウンタ12aは4
回カウントを行うと、その後、4回はカウントを行わな
い。一方、リングカウンタ12bは、リングカウンタ1
2aがカウントを行っていない間、STB信号が入力さ
れるごとにカウントを行い、そのカウント値を示す4ビ
ットのパラレル信号(c4〜c7)を、逐次、比較回路
13bへ出力する。この時にはリングカウンタ12aは
カウントを行っておらず、その出力はすべてのビット
(c0〜c3)について0を出力している。リングカウ
ンタ12aとリングカウンタ12bとは、印字動作中、
以上の動作を互いに交互に繰り返している。
【0040】比較回路13a,13bは、シフトレジス
タ11の値(階調印字データ)とリングカウンタ12
a,12bの出力値を較べ、両者が−致しているビット
に対応している期間中は、ドライバ回路14を介してL
EDを点灯させる。より詳細には、以下の通りである。
【0041】比較回路13aのAND回路21a〜21
dは、シフトレジスタ11に保持されている階調印字デ
ータの下位4ビット(b0〜b3)の値とリングカウン
タ12aの出力値(c0〜c3)とを較べる。この比較
の結果、両値が等しいときには、ドライバ回路14のト
ランジスタ141aがonとなり、LEDにi1mAの
電流を通電しLEDを点灯させる。同様に、比較回路1
3bのAND回路21e〜21hは、シフトレジスタ1
1に保持されている階調印字データの上位4ビット(b
4〜b7)とリングカウンタ12bの出力値c4〜c7
とを較べる。この比較の結果、両値が等しいときには、
ドライバ回路14のトランジスタ141bがonとな
り、LEDにi2mAの電流を通電しLEDを点灯させ
る。
【0042】例えば、階調印字データが[000101
01]であった場合には、LEDは図3の最下段ごと
く、最初の1msと4msと期間中、i1mAが流さ
れ、さらに次の1msの期間には、i2mAが流される
ことになる。このようにして印字データに応じたLED
の発光量が得られる。
【0043】以上の動作は、LEDアレイを構成する全
てのLED(ドット)について、互いに並列的(同時)
且つ独立的に行われる。
【0044】以上説明したとおり本実施の形態1では、
LEDの点灯時間のみならず駆動電流を変えることでL
EDの発光量を変化させている。そのため、256階調
(8ビット)での印字を行いつつ、印字の高速化を図る
ことができる。
【0045】例えば、従来技術において発光期間が14
9msに相当する発光量を得るために、LEDのドライ
バ回路に転送される信号は、図4のようになる。従来技
術では、図4(b)に示すとおり、1msと4msと1
6msと128msの期間だけLEDを点灯しなければ
ならず、処理が終わるまでに合計255ms以上の時間
が必要である。これに対し本実施の形態では、図4
(a)に示すとおり、最初の1msと4msの期間には
1mAで通電しつつLEDを点灯し、次の1msと8
msの期間にはi2mAで通電すればよく、合計32m
sの時間で処理が終了する。このように本実施の形態で
は、従来例に較べて大幅に(ここに挙げた例では、1/
8の時間)で階調処理が可能となる。
【0046】実施の形態2.本実施の形態2は、実施の
形態1と同様の手法で、すなわち、電流値が異なる複数
種類のLED駆動電流を使い分けることで、印字の高速
化を図ったことを主な特徴とする。但し、本実施の形態
2では4種類のLED駆動電流を使い分けることで、さ
らなる印字の高速化を図っている。以下、詳細に説明す
る。なお、実施の形態1と同様の構成部分には同じ符号
を付して説明を省略する。
【0047】本実施の形態2の印字回路は、図5に示す
とおり、シフトレジスタ11と、リングカウンタ12
a,12b,12c,12dと、比較回路13a,13
b,13c,13dと、ドライバ回路14と、定電流回
路15とを備えて構成されている。
【0048】シフトレジスタ11は、実施の形態1と同
様である。
【0049】リングカウンタ12a,12b,12c,
12dは、LEDの発光時間制御の基になるタイミング
を発生するものである。本実施の形態のリングカウンタ
12a,12b,12c,12dは、それぞれ2ビット
構成となっている。このリングカウンタ12a,12
b,12c,12dにはSTB信号が入力されており、
これによってそれぞれが2ビット値(0〜15)をカウ
ントするようになっている。また、リングカウンタ12
aは逐次そのときのカウント値を示す2ビットのパラレ
ル信号(c0,c1)を比較回路13へ出力するように
なっている。同様に、リングカウンタ12bは2ビット
(c2,c3)の値を、リングカウンタ12cは2ビッ
ト(c4,c5)の値を、リングカウンタ12dは2ビ
ット(c6,c7)の値を、逐次、パラレルに一斉に出
力するようになっている。また、リングカウンタ12
a,12b,12c,12dは、図7に示すように、カ
ウントを2回ずつ順番に行うようになっている。なお、
リングカウンタ12a,12b,12c,12dは、カ
ウントを行っていないときには、すべてのビットについ
て0を出力するようになっている。本実施の形態では特
に、画像形成装置本体から入力されるSTB信号の時間
間隔パターンが、1:2(ここでは、1ms、2ms)
になっている。従って、リングカウンタ12a,12
b,12c,12dの出力は、印字動作中、常に、図7
に示したパターンを繰り返している。
【0050】なお、CLK信号、STB信号は、画像形
成装置本体から入力されるものである。
【0051】比較回路13a,13b,13c,13d
は、シフトレジスタ11の値(階調印字データ)とリン
グカウンタ12a,12b,12c,12dの出力値と
を較べ、値(1あるいは0)が一致しているビットにつ
いては、当該ビットに対応する期間の間、ドライバ回路
14を通じてLEDを点灯させるものである。なお、そ
れぞれのビットに対応する期間は、先に述べたSTB信
号に基づいて規定されている。本実施の形態における比
較回路13a,13b,13c,13dの内部構成を図
6に示した。比較回路13aは、シフトレジスタ11に
記憶された階調印字データの下位2ビット(b0,b
1)の値と、リングカウンタ12aの出力値(c0,c
1)とを較べるためのものであり、各ビットに対応して
設けられたAND回路21a,21bと、AND回路2
1a,21bの出力が入力されたOR回路22aと、O
R回路22aの出力およびSTB信号が入力されたAN
D回路23aとを備えて構成されている。同様に、比較
回路13bは階調印字データの2ビット(b2,b3)
の値とリングカウンタ12bの出力値(c2,c3)と
を、比較回路13cは階調印字データの2ビットの値
(b4,b5)とリングカウンタ12cの出力値(c
4,c5)とを、また、比較回路13dは階調印字デー
タの2ビットの値(b6,b7)とリングカウンタ12
bの出力値(c6,c7)とを較べるためのものであ
る。これら比較回路13b,13c,13dは比較回路
13aと同様の内部構成を備えている。これらの構成
は、LEDごとに設けられている。
【0052】ドライバ回路14は、LEDアレイ16を
駆動制御するためのものである。本実施の形態における
ドライバ回路14は、LEDへの通電電流(LED駆動
電流)の大きさ、すなわち、発光強度を階調印字データ
のビットに応じて変更している。階調印字データのビッ
トb0,b1については、i1mAの電流を流してい
る。階調印字データのビットb2,b3についてはi2
mAの電流を、階調印字データのビットb4,b5につ
いてはi3mAの電流を、階調印字データのビットb
6,b7についてはi4mAの電流を流している。各電
流の比率i1:i2:i3:i4は、1:4:16:64に
設定されている。このように上位側のビットに対応する
期間ほど通電電流を大きくすることで、通電時間を短縮
し印字処理の高速化を図っている。
【0053】本実施の形態におけるドライバ回路14
は、具体的には、図6に示すとおり、トランジスタ14
1a,141b,141c,141dを備えて構成され
ている。トランジスタ141aは、LEDへのi1mA
での通電をon/offするスイッチであり、AND回
路23aの出力によって作動するようになっている。同
様に、トランジスタ141bは、LEDへのi2mAで
の通電をon/offするスイッチであり、AND回路
23bの出力によって作動するようになっている。トラ
ンジスタ141cは、LEDへのi3mAでの通電をo
n/offするスイッチであり、AND回路23cの出
力によって作動するようになっている。トランジスタ1
41dは、LEDへのi4mAでの通電をon/off
するスイッチであり、AND回路23dの出力によって
作動するようになっている。これらの構成は、各LED
ごとに設けられている。 特許請求の範囲の請求項1に
おいて言う「リングカウンタ」は、本実施の形態におい
ては、リングカウンタ12a,12b,12c,12d
に相当する。「タイミング規定信号」はSTB信号に相
当する。「比較手段」は、比較回路13a,13b,1
3c,13dに相当する。「駆動手段」は、ドライバ回
路14、さらには、リングカウンタおよび比較回路を4
分割にした構成(リングカウンタ12a/リングカウン
タ12b/リングカウンタ12c/リングカウンタ12
d、比較回路13a/比較回路13b/比較回路13c
/比較回路13d)によって実現されている。但し、上
記各部は互いに密接に連携して作動するものであり、こ
こで述べた対応関係は厳密なものではない。
【0054】次に印字動作を図5,図6および図7を用
いて説明する。
【0055】画像形成装置の制御部から1ドットにつき
8ビットで構成される印字データが、1ライン分(24
96ドット)入力される(図5)。すると、シフトレジ
スタ11は、CLK信号により1ライン分(LED24
96ドット分)の印字データを順次記憶保持する。そし
て、これをパラレルで比較回路13へ出力する。
【0056】ところで、この印字回路には、あらかじめ
設定されたタイミングごとにSTB信号が入力されてい
る。既に述べたとおり、本実施の形態におけるSTB信
号の時間間隔パターンは、1ms、2msとなってい
る。最初のSTB信号が入力されると、まず、リングカ
ウンタ12aがカウントを開始し、そのときのカウント
値を示す2ビットのパラレル信号(c0,c1)を、逐
次、比較回路13aへ出力する。この時にはリングカウ
ンタ12b,12c,12dはカウントを行っておら
ず、その出力はすべてのビット(c2〜c7)について
0を出力している。リングカウンタ12aは2回カウン
トを行うと、その後、6回はカウントを行わない。リン
グカウンタ12bは、リングカウンタ12aが2回カウ
ントを行った後STB信号が入力されるごとにカウント
を行い、そのカウント値を示す2ビットのパラレル信号
(c2,c3)を、逐次、比較回路13bへ出力する。
この時にはリングカウンタ12a,12c,12dはカ
ウントを行っておらず、その出力はすべてのビット(c
0,c1,c4〜c7)について0を出力している。リ
ングカウンタ12bによる2回のカウント終了後は、リ
ングカウンタ12c、リングカウンタ12dが順番に2
回ずつカウントを行ってゆく。リングカウンタ12a,
12b,12c,12dは、印字動作中、以上の動作を
互いに順番に繰り返している。
【0057】比較回路13a,13b,13c,13d
は、シフトレジスタ11の値(階調印字データ)とカウ
ンタ12a,12b,12c,12dの出力値とを較
べ、両者が−致しているビットに対応している期間中
は、ドライバ回路14を介してLEDを点灯させる。よ
り詳細には、以下の通りである。
【0058】比較回路13aのAND回路21a,21
bは、シフトレジスタ11に保持されている階調印字デ
ータの下位2ビット(b0,b1)の値とリングカウン
タ12aの出力値(c0,c1)とを較べる。この比較
の結果、両値が等しいときには、ドライバ回路14のト
ランジスタ141aがonとなり、LEDにi1mAの
電流を通電しLEDを点灯させる。同様に、比較回路1
3bのAND回路21c,21dは、シフトレジスタ1
1に保持されている階調印字データの2ビット(b2,
b3)とリングカウンタ12bの出力値c2,c3とを
較べる。この比較の結果、両値が等しいときには、ドラ
イバ回路14のトランジスタ141bがonとなり、L
EDにi2mAの電流を通電しLEDを点灯させる。比
較回路13c,13dも同様に動作することで、LED
にi2mA、i3mAの電流を通電しLEDを点灯させ
る。このようにして印字データに応じたLEDの発光量
が得られる。
【0059】例えば、階調印字データが[101101
01]であった場合には、LEDは図7の最下段ごと
く、最初の1msの期間中はi1mAがLEDに流さ
れ、次の1msの期間中はi2mAが流される。さら
に、次の1msと2msとの期間中はi3mAが流さ
れ、さらに次の2msの期間中はi4mAが流されるこ
とになる。
【0060】以上の動作は、LEDアレイを構成する全
てのLED(ドット)について、互いに並列的(同時)
且つ独立的に行われる。
【0061】以上説明したとおり本実施の形態2では、
LEDの点灯時間のみならず駆動電流を変えることでL
EDの発光量を調整している。そのため、256階調
(8ビット)での印字を行いつつ、印字の高速化を図る
ことができる。
【0062】例えば、従来技術における発光期間が18
1msに相当する発光量を得るために、LEDのドライ
バ回路に転送される信号は、図8のようになる。従来技
術では、図8(b)に示すとおり、1msと4msと1
6msと32msと128msの期間だけLEDを点灯
しなければならず、処理が終わるまでに合計255ms
以上の時間が必要である。
【0063】これに対し本実施の形態では、図8(a)
に示すとおり、最初の1msの期間にはi1mAで通電
しつつLEDを点灯し、次の1msの期間にはi2mA
で通電し、次の1msと2msの期間にはi3mAで通
電し、最後の2msの期間にはi4mAで通電すればよ
く、合計16ms程度の時間で処理が終了する。このよ
うに本実施の形態では、従来例に較べて大幅に(ここに
挙げた例では、1/16の時間)で階調処理が可能とな
る。
【0064】実施の形態3.本実施の形態3は、電流値
が異なる2種類のLED駆動電流を使い分けるととも
に、通電を2回に集約して行うことを主な特徴とするも
のである。以下、詳細に説明する。なお、実施の形態1
と同様の構成部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0065】本実施の形態3の印字回路は、図9に示す
とおり、シフトレジスタ11と、バイナリカウンタ32
a,32bと、比較/ラッチ回路33a,33bと、ド
ライバ回路14と、定電流回路15とを備えて構成され
ている。
【0066】シフトレジスタ11は、実施の形態1と同
様である。
【0067】バイナリカウンタ32a,32bは、LE
Dの発光時間制御の基になるタイミングを発生するもの
である。本実施の形態のバイナリカウンタ32a,32
bはそれぞれ4ビットのカウンタで構成されており、C
LK信号により0〜15を2進数でカウントするように
なっている。このバイナリカウンタ32a,32bには
画像形成装置の主制御装置(不図示)等からSET信号
が入力されて、これによってカウントを開始するように
構成されている。本実施の形態では特に、このバイナリ
カウンタ32a,32bによるカウントの間隔、つま
り、カウント値が1つ増大するまでの時間が、LEDの
単位発光時間(各階調間での発光時間の差)と一致する
ように設定されている。また、バイナリカウンタ32a
は逐次そのときのカウント値を示す4ビットのパラレル
信号(c0〜c3)を出力するようになっている。同様
に、バイナリカウンタ32bも逐次そのときのカウント
値を示す4ビットのパラレル信号(c4〜c7)を出力
するようになっている。この出力値c0〜c7は、階調
印字データの各レベル(階調)での値と一致している。
例えば、カウント値0のときの出力値は、階調印字デー
タ0と一致している。また、カウント値255の時の出
力値は、階調印字データ255と一致している。
【0068】この場合、バイナリカウンタ32aとバイ
ナリカウンタ32bとは、図11に示すように、16ク
ロック毎に交互にカウントを行うようになっている。バ
イナリカウンタ32aおよびバイナリカウンタ32b
は、カウントを行っていないときには、すべてのビット
について0を出力するようになっている。従って、バイ
ナリカウンタ32aおよびバイナリカウンタ32bの出
力は、印字動作中、図11に示したパターンを繰り返し
ている。なお、CLK信号、SET信号は、画像形成装
置本体から入力されるものである。
【0069】比較/ラッチ回路33a,33bは、シフ
トレジスタ11の値(階調印字データ)とバイナリカウ
ンタ32a,32bの出力値を較べ、両者が一致するま
でドライバ回路14を通じてLEDを点灯状態に保つも
のである。
【0070】図10に、バイナリカウンタ32a,32
bと比較/ラッチ回路33a,33bのブロック図を示
す。
【0071】この比較/ラッチ回路33aは、比較回路
40aとラッチ回路43aとを備えて構成されている。
【0072】比較回路40aは、階調印字データの下位
4ビット(b0〜b3)とバイナリカウンタ32aの出
力値(c0〜c3)とを一括して比較する、つまり、階
調印字データを構成する4ビットとバイナリカウンタ3
2aの出力値を構成する4ビットとをビット毎に同時に
比較する構成となっている。そして、4ビットのすべて
が一致したときには、ラッチ回路43aをoffにする
ようになっている。本実施の形態における比較回路40
aは、具体的には、シフトレジスタ11に保持されてい
る階調印字データの下位4ビット(b0〜b3)の値と
バイナリカウンタ32aの出力値(c0〜c3)とを比
較するためにこれらの各ビットごとに設けられたAND
回路41a〜41dと、AND回路41a〜41dの出
力が入力されたAND回路42aとで構成されている。
【0073】ラッチ回路43aは、ドライバ回路14
を、直接的に制御するものである。このラッチ回路43
aは、SET信号によってセットされた状態(onの状
態)では、ドライバ回路14を介してLEDを点灯させ
るように構成されている。一方、onからoffへの移
行は、比較回路40aのAND回路42aからの出力に
よってなされる構成となっている。
【0074】比較/ラッチ回路33bは、比較回路40
bとラッチ回路43bとを備え、比較/ラッチ回路33
aと同様の内部構成となっている。
【0075】これらの構成、すなわち、AND回路41
a〜41d、AND回路42a,42bおよびラッチ回
路43a,43bは、LEDごとに設けられている。
【0076】ドライバ回路14は、LEDアレイ16を
駆動制御するためのものであり、実施の形態1と同様
に、すなわち、LED駆動電流としてi1mAとi2mA
とを使い分ける構成となっている。但し、本実施の形態
4では、このドライバ回路14は、ラッチ回路43a,
43bの出力信号によって作動するようになっている。
【0077】定電流回路15、LEDアレイ16は、実
施の形態1と同様である。
【0078】特許請求の範囲の請求項3において言う
「カウンタ」は、本実施の形態においては、バイナリカ
ウンタ32a,32bに相当する。「比較手段」は、比
較/ラッチ回路33a,33b、特に、比較回路40
a,40bに相当する。「点灯状態制御手段」は、比較
/ラッチ回路33a,33b(特に、ラッチ回路43
a,43b)、ドライバ回路14によって実現されてい
る。但し、上記各部は互いに密接に連携して作動するも
のであり、ここで述べた対応関係は厳密なものではな
い。
【0079】次に動作を図9,図10および図11を用
いて説明する。
【0080】画像形成装置の主制御部等から印字データ
が8ビットのパラレル信号でシフトレジスタ11に入力
される。すると、シフトレジスタ11は、CLK信号に
より1ライン分(LED2496ドット分)の印字デー
タを順次記憶保持する。そして、これをパラレルで一斉
に出力する。
【0081】このとき、画像形成装置の主制御部等から
SET信号が入力される。すると、ラッチ回路43aが
セットされて、ドライバ回路14を介して対応するLE
Dが点灯される。このときには、トランジスタ141a
によってi1mAでの通電が開始される。これと同時
に、バイナリカウンタ32aは、CLK信号によるカウ
ントを開始する。バイナリカウンタ32aは、カウント
値を示す4ビットのパラレル信号(c0〜c3)を、逐
次、比較/ラッチ回路33aに出力している(図1
1)。なお、このときバイナリカウンタ32bはカウン
トを行っておらずその出力c4〜c7は、すべて0にな
っている。
【0082】比較/ラッチ回路33aは、シフトレジス
タ11の値(階調印字データb0〜b3)とバイナリカ
ウンタ32aの出力値c0〜c3とを一斉に較べ、両者
が完全に一致するまでラッチ回路43aを保持すること
によって、そのドットに対応するLEDを点灯状態に保
つ。すなわち、比較回路40aのAND回路41a〜4
1dは、それぞれシフトレジスタ11に記憶された階調
印字データの下位4ビット(b0〜b3)の値と、バイ
ナリカウンタ32aの出力値c0〜c3とを較べる。A
ND回路42aは、AND回路41a〜41dの出力値
に基づいてすべてのビットにおいて値が一致していたこ
とが確認されると、ラッチ回路43aをリセットする。
すると、ドライバ回路14のトランジスタ141aは、
当該ラッチ回路43aに対応するLEDを消灯する。
【0083】バイナリカウンタ32aによる16クロッ
ク分のカウントが終了すると、続いて、バイナリカウン
タ32bがカウントを開始する。すると、ラッチ回路4
3bがセットされて、ドライバ回路14を介して対応す
るLEDが点灯される。このときには、トランジスタ1
41bによってi2mAでの通電が開始される。バイナ
リカウンタ32bは、カウント値を示す4ビットのパラ
レル信号(c4〜c7)を、逐次、比較/ラッチ回路3
3bに出力している(図11)。なお、このときバイナ
リカウンタ32aはカウントを行っておらずその出力c
0〜c3は、すべて0になっている。
【0084】比較/ラッチ回路33bは、シフトレジス
タ11に記憶された階調印字データの上位4ビット(b
4〜b7)の値とバイナリカウンタ32bの出力値c4
〜c7とを一斉に較べ、両者が完全に一致するまでラッ
チ回路43bを保持することにより、そのドットに対応
するLEDを点灯状態に保つ。すなわち、比較回路40
bのAND回路41e〜41hは、それぞれ階調印字デ
ータの上位4ビット(b4〜b7)の値と、バイナリカ
ウンタ32bの出力値c4〜c7とを較べる。AND回
路42bは、AND回路41e〜41hの出力値に基づ
いてすべてのビットにおいて値が一致していたことが確
認されると、ラッチ回路43bをリセットする。する
と、ドライバ回路14のトランジスタ141bは、当該
ラッチ回路43bに対応するLEDを消灯する。
【0085】以上の動作は、LEDアレイを構成する全
てのLED(ドット)について、互いに並列的(同時)
且つ独立的に行われる。
【0086】以上の一連の動作の結果、各LEDは、印
字データに応じて2回に分けて発光することになる。例
えば、図11におけるLED駆動例では、最初の5ms
の間i1mAがLEDに印加され、次の1msの間i2
AがLEDに印加されている。この結果、印字データの
値に対応したLEDの発光量が得られる。このようにL
EDの点灯時間と駆動電流の組み合わせを変えることに
よりLEDの発光量を変化させ、256階調(8ビッ
ト)の印字を行うことが可能となる。
【0087】以上説明したとおり本実施の形態3の印字
回路では、従来に較べて、階調処理が高速化できる。例
えば、従来技術における149msの発光期間に相当す
る発光量を得るためにLEDドライバ回路に転送される
信号は、図12のようになる。従来技術では、図12
(b)に示したとおり、1msと4msと16msと1
28msの期間だけ、i1mAでLEDを点灯しなけれ
ばならず、合計255ms以上の時間がかかる。これに
対し本実施の形態では、図12(a)に示すとおり、最
初の5msの期間にはi1mAの通電電流でLEDを点
灯し、次の9msの期間にはi2mAの通電電流でLE
Dを点灯するため、合計32ms以下の時間で印字処理
が終了する。従って、従来例に較べて大幅に(ここでの
例では1/8以下の時間)で階調処理が可能となる。
また、1つのLEDドットについてon/offする回
数が従来例より少なくて済むため、回路にノイズを生じ
にくい。例えば図12に示した例では、従来例(図12
(b))はLEDのon/offを4回繰り返してい
る。これに対して本実施の形態3の例(図12(a))
ではon/offが2回だけで済んでいる。
【0088】実施の形態4.本実施の形態4における印
字回路は、入力された階調データに対して、光量補正お
よび階調補正を施すことで、より自然且つ高品質な印字
を可能にしたことを主な特徴としている。
【0089】本実施の形態4の印字回路は、図13に示
すとおり、補正回路17を備えている。これ以外の構成
は、実施の形態3と同様である。従って、ここでの説明
は補正回路17を中心に行う。
【0090】補正回路17は、入力された階調データに
光量補正及び階調補正を行うものである。本実施の形態
における補正回路17は、下記式(1)で表現される光
量補正および階調補正を行ったうえで補正後のデータを
印字データHiとしてシフトレジスタ11へ出力する構
成となっている。
【0091】Hi=A(Di)×K/Pi ・・・(1) 式(1)において、A(Di)は仮印字データである。Kは
定数である。iはLED(ドット)を指定する変数であ
り、本例では1〜2496の値をとる。Hiは階調デー
タに光量補正および階調補正を施すことで得られた印字
データである。この印字データは、LEDの発光時間を
示す8ビットのデータとして表現されている。
【0092】階調補正は、入力された階調データDi
仮印字データA(Di)へ変換する処理である。本実施の形
態では、後述する変換テーブル19(図14参照)を参
照することで、入力された階調データDiの具体的な値
に応じた仮印字データA(Di)を求めるようになってい
る。
【0093】この変換テーブル19は、図14に示すと
おり、階調データの値(0〜255)と、仮印字データ
の値(0〜255)との対応関係を定義したものであ
る。仮印字データとは、階調補正後における印字データ
であり、LED発光時間(0ms〜255ms)として
表現されている。本実施の形態では、階調データ(0〜
255)と実際の光量(印字濃度)との対応関係が図1
5のごとく直線的なものとなるように、仮印字データと
階調データとの対応関係を定義している。例えば、図1
4に示した例では、階調データ0、1、2が入力された
場合には、印字濃度が0、1、2となるようにするため
に、仮印字データを0,2,4msと、2msずつ時間
を増大させている。しかし、階調データ3が入力された
場合には、印字濃度を3とするために、仮印字データを
6msではなく5msにとどめている。
【0094】この変換テーブル19の内容は、実際に
は、以下のような(1)(2)(3)の手順であらかじ
め得ておく。(1)仮印字データ(LEDの発光時間)
と、実際の光量(印字濃度)との関係を測定する。測定
は、LEDそれぞれの発光光量のバラツキを考慮して行
う。つまり、光量が通常よりも低いLEDについては、
仮印字データ(LEDの発光時間)の値よりも実際の発
光時間を長くする。この発光時間の調整は、光量補正デ
ータPiを使用して可能である。(2)光量を256段
階(0(白)〜255(黒))に分割し、各段階の光量
に対応した仮印字データ(LEDの発光時間)を決定す
る。(3)仮印字データ(LEDの発光時間)と階調デ
ータとを対応づける。つまり、光量(印字濃度)が0と
なる仮印字データ(LED発光時間)を階調データの
0、光量(印字濃度)が1となる仮印字データ(LED
の発光時間)を階調データの1、光量(印字濃度)が2
となる仮印字データ(LEDの発光時間)を階調データ
の2と定義し、以下同様に繰り返して、光量(印字濃
度)255となる仮印字データ(LEDの発光時間)を
階調データの255と定義する。このように、階調デー
タと実際に得られる光量(印字濃度)との対応関係が直
線的なものとなるように、階調データに対応づける仮印
字データ(LEDの発光時間)を調整することで変換テ
ーブル19を作成する。
【0095】光量補正は、個々のLEDの発光強度のバ
ラツキを補正するための処理である。この光量補正は、
式(1)からもわかるとおり、仮印字データA(Di)に光
量補正データPiを積算することで行う。光量補正デー
タPiは、あらかじめ各LEDそれぞれの発光光量を測
定した結果に基づいて、各LEDそれぞれについて設定
しておく。光量が標準よりも低いLEDについての光量
補正データは、1よりも小さくなる。標準よりも高いL
EDについての光量補正データは1よりも大きくなる。
【0096】本実施の形態における補正回路17は、具
体的には、図16に示すように、書き換え可能なメモリ
131、アドレスカウンタ132、演算部133等で構
成されている。
【0097】メモリ131は、階調補正データを定義し
た変換テーブル19、LED(ドット)それぞれについ
ての光量補正データPi等が格納されている。この場
合、光量補正データPiは、メモリ131上において、
階調データDiが転送されてくる順に格納されている。
なお、LEDの発光光量は、時間の経過に伴って変化す
る。そのため、光量補正データは必要に応じて更新可能
になっている。発光光量変動の原因としては、経年変化
によるLED自身の特性低下、ゴミ、汚れ、周辺温度の
影響等が挙げられる。
【0098】アドレスカウンタ132は、そのとき読み
出す光量補正データPiが格納されているアドレスを指
定するものである。既に述べたとおり、メモリ131に
おける光量補正データPiは、転送されてくる階調デー
タDiの順つまりドットの順に格納されている。従っ
て、本実施の形態におけるアドレスカウンタ132はア
ップカウンタで構成されている。
【0099】演算部133は、変換テーブル19、式
(1)等に基づいて、そのとき入力された階調データD
iに対して前述した階調補正及び光量補正を施すことで
印字データHiを求める演算機能を備えている。演算部
133は、このようにして求めた印字データHiをシフ
トレジスタ11に出力する構成となっている。
【0100】特許請求の範囲の請求項3および請求項4
において言う「カウンタ」は、本実施の形態において
は、バイナリカウンタ32a,32bに相当する。「比
較手段」は、比較/ラッチ回路33a,33b、特に、
比較回路40a,40bに相当する。「点灯状態制御手
段」は、比較/ラッチ回路33a,33b(特に、ラッ
チ回路43a,43,b)、ドライバ回路14によって
実現されている。「変換値」とは、仮印字データに相当
する。「変換情報」とは、変換テーブル19に相当す
る。「光量補正データ」とは、光量補正データPiに相
当する。「変換情報記憶手段」および「光量補正データ
記憶手段」とは、メモリ131に相当する。「補正手
段」とは、アドレスカウンタ132、演算部133等に
よって実現されている。但し、上記各部は互いに密接に
連携して作動するものであり、ここで述べた対応関係は
厳密なものではない。
【0101】次に動作を図13、図14および図16を
用いて説明する。
【0102】画像形成装置の制御部から1ドットにつき
8ビットで構成される階調データDiが、1ライン分
(2496ドット)補正回路17に入力される(図1
3)。
【0103】すると、補正回路17は先ず変換テーブル
19を参照することで、各ドットの階調データDiを仮
印字データA(Di)に変換する。つづいて、式(1)に基
づく演算処理を行い、得られた印字データHi(=A
(Di)×K/Pi)を、シフトレジスタ11に送る。補正
回路17のこの処理動作はより詳細には以下の通りであ
る。
【0104】演算部133は、1ドット目の階調データ
1が入力されると、変換テーブル19を参照して仮印
字データA(D1)を求める。また、メモリ131内のある
アドレスa1に記憶されている1ドット目の光量補正デ
ータP1を読み出す。演算部133は、仮印字データA
(D1)と、光量補正データP1を式(1)に代入演算する
ことで印字データH1を求め、これをシフトレジスタ1
1ヘ送る。
【0105】続いて、2ドット目の階調データD2が送
られてくる。この時も同様に、演算部133は、変換テ
ーブル19を参照して仮印字データA(D2)を求める。こ
の時、CLKによってアドレスカウンタ132のカウン
ト値が前回よりも1だけ増加している。従って、メモリ
131からは、次のアドレスa2に記憶されている2ド
ット目の光量補正データP2が読み出される。演算部1
33は、この時も同様に、仮印字データA(D2)および光
量補正データP2を式(1)に代入演算することで印字
データH2を求め、これをシフトレジスタ11ヘ送る。
【0106】演算部133は、この処理を、階調データ
が送られてくる毎に、順次、2496ドット目まで(1
ライン分)繰り返し行う。これにより、印字データH1
〜H2 496をシフトレジスタ11ヘ格納することができ
る。
【0107】これ以降の印字動作、例えば、シフトレジ
スタ11、比較/ラッチ回路33a,33b等の動作に
ついては実施の形態3と同様であるため説明を省略す
る。
【0108】以上説明したとおり本実施の形態4の印字
回路によれば、以下のような効果が得られる。
【0109】(1) 階調補正処理と光量補正処理とを
行うことで、きれいな階調印字が可能である。
【0110】(2) 光量補正と階調処理を同時に行う
ため、処理時間および処理手順がかからない。なお、階
調処理とは、入力されたデータに基づいて、LEDの発
光量を制御する一連の処理である。
【0111】(3) 光量補正と階調処理を同時に行う
ため、処理のための回路が兼用でき、回路規模が小さく
てすむ。
【0112】(4) 光量補正と階調処理を同時に行う
ため、それぞれの誤差が加算されることが無く、きれい
な階調印字が得られる。
【0113】(5) 光量補正と階調補正を同時に行う
ため、これらを別々に行う場合に比べて補正可能な範囲
が広くなる。
【0114】(6) 階調データと光量(印字濃度)と
の直線性が高まり、きれいな階調印字が可能である。
【0115】(7) 本実施の形態4でも、上述した実
施の形態3の印字回路と同様に、従来に較べて、階調処
理が高速化できる(図12参照)。
【0116】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明の印字回路で
は、高速な印字が可能である。また、高品質な印字が可
能である。回路規模も小さくて済む。さらには、光量補
正と階調補正を一括して行うため、補正可能な範囲も広
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における印字回路の構成
を示すブロック図である。
【図2】比較回路およびドライバ回路の内部構成を示す
図である。
【図3】実施の形態1におけるLED駆動波形の一例を
示すタイミングチャートである。
【図4】ある光量を得るために必要な時間を比較して示
した図であり、(a)は実施の形態1における駆動波形
を示すタイミングチャートであり、(b)は従来技術に
おける駆動波形を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2における印字回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】比較回路およびドライバ回路の内部構成を示す
図である。
【図7】実施の形態2におけるLED駆動波形の一例を
示すタイミングチャートである。
【図8】ある光量を得るために必要な時間を比較して示
した図であり、(a)は実施の形態2における駆動波形
を示すタイミングチャートであり、(b)は従来技術に
おける駆動波形を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3における印字回路の構成
を示すブロック図である。
【図10】比較/ラッチ回路およびドライバ回路の内部
構成を示す図である。
【図11】実施の形態3におけるLED駆動波形の一例
を示すタイミングチャートである。
【図12】ある光量を得るために必要な時間を比較して
示した図であり、(a)は実施の形態3における駆動波
形を示すタイミングチャートであり、(b)は従来技術
における駆動波形を示すタイミングチャートである。
【図13】本発明の実施の形態4における印字回路の構
成を示すブロック図である。
【図14】変換テーブルの内容を示す図である。
【図15】印字濃度と印字データとの関係を示す図であ
る。
【図16】補正回路の構成を示す図である。
【図17】従来の印字回路を示すブロック図である。
【図18】従来の印字回路による印字制御を示すタイミ
ングチャートである。
【図19】入力データと、各区間の点灯状態との関係を
示す図である。
【図20】従来の印字回路による印字制御を示すタイミ
ングチャートであり、(a)は合計255tの期間だけ
発光させる場合、(b)は合計1tの期間だけ発光させ
る場合である。
【図21】LED発光時間と光量との関係を示す図であ
り、(a)は直線性がある場合、(b)はLED駆動波
形の立ち上がりが大きい場合、(c)はγ特性がある場
合、(d)は特定ビットの誤差が大きい場合についての
図である。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ、 12 リングカウンタ、 1
3 比較回路、 14ドライバ回路、 15 定電流回
路、 16 LEDアレイ、 17 補正回路、 19
変換テーブル、 21 AND回路、 22 OR回
路、 23AND回路、 31 シフトレジスタ、 3
2 バイナリカウンタ、 33 比較/ラッチ回路、
34 ドライバ回路、 35 定電流回路、 36 L
EDアレイ、 40 比較回路、 41 AND回路、
42 AND回路、 43ラッチ回路、 131 メ
モリ、 132 アドレスカウンタ、 133 演算
部、 141 トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幸夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小澤 進 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データに応じて光源の発光時間を制
    御する印字回路において、 2進数で表現された印字データを記憶し、これを出力す
    るシフトレジスタと、 所定の時間間隔パターンで繰り返されるタイミング規定
    信号に従ってカウントを行いそのカウント値を示す2進
    数を逐次出力する、印字データのビット数と等しいビッ
    ト数分のリングカウンタと、 上記リングカウンタの出力値と上記シフトレジスタの値
    とをビットごとに比較する比較手段と、 上記比較手段による比較の結果、いずれかのビットにつ
    いて値が一致している間は、当該一致していたビットの
    ビット位置に応じてあらかじめ定められた大きさの駆動
    電流で、前記光源を点灯する駆動手段とを有することを
    特徴とする印字回路。
  2. 【請求項2】 前記印字データは8ビット構成であり、 前記タイミング規定信号の時間間隔パターンは、1:
    2:4:8であり、 前記印字データの上位4ビットについての駆動電流の大
    きさは、前記印字データの下位4ビットについての駆動
    電流の16倍であることを特徴とする請求項1記載の印
    字回路。
  3. 【請求項3】 前記印字データは8ビット構成であり、 前記タイミング規定信号の時間間隔パターンは、1:2
    であり、 前記印字データの下位側から2ビットごとの駆動電流の
    大きさの比率は、1:4:16:64であることを特徴
    とする請求項1記載の印字回路。
  4. 【請求項4】 入力されたデータに応じて光源の発光時
    間を制御する印字回路において、 2進数で表現された印字データを記憶し、これをパラレ
    ル信号として出力するシフトレジスタと、 所定のタイミングでカウントを開始すると共にそのカウ
    ント値を示す2進数をパラレル信号として逐次出力す
    る、前記シフトレジスタの出力信号のうちビット毎にあ
    るいはそのビット位置が互いに隣接した複数のビットに
    対応して設けられ且つ所定のカウント回数づつ順番にカ
    ウントを行う複数個のカウンタと、 前記カウンタそれぞれの出力値と、当該カウンタに対応
    づけられているシフトレジスタの出力信号の値とを比較
    し、両値が一致していた場合にはその旨を出力する比較
    手段と、 前記カウンタのそれぞれについて、当該カウンタに対応
    づけられているビットに応じてあらかじめ定められた大
    きさの通電電流で、当該カウンタがカウントを開始する
    のと同じタイミングで前記光源を点灯させると共に以後
    この光源を発光させたままの状態を保ち、上記比較手段
    による比較の結果、当該カウンタの出力値と当該カウン
    タに対応づけられているシフトレジスタの出力信号の値
    とが一致していた場合には前記光源を消灯する点灯状態
    制御手段とを有することを特徴とする印字回路。
  5. 【請求項5】 階調データのレベルと、当該レベルごと
    に設定された光源の発光時間を規定した変換値とを互い
    に対応づけた変換情報を記憶した変換情報記憶手段と、 ドットごとに設けられた光源それぞれについて設定され
    た、光源ごとの光出力のバラツキを反映した光量補正デ
    ータを記憶する光量補正データ記憶手段と、 入力された階調データを前記変換情報に基づいて変換値
    に変換するとともに、得られた変換値をさらに前記光量
    補正データに基づいて補正し、この補正によって得られ
    た2進数の印字データを前記シフトレジスタへ出力する
    補正手段とを有することを特徴とする請求項4記載の印
    字回路。
JP12475298A 1998-05-07 1998-05-07 印字回路 Withdrawn JPH11314399A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236330A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
CN114708823A (zh) * 2022-04-15 2022-07-05 深圳市洲明科技股份有限公司 Led显示屏驱动***及led显示屏
WO2023197758A1 (zh) * 2022-04-15 2023-10-19 深圳市洲明科技股份有限公司 Led显示屏驱动***及方法、led显示屏及存储介质

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