JPH11312992A - ディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送受信機

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JPH11312992A
JPH11312992A JP13452998A JP13452998A JPH11312992A JP H11312992 A JPH11312992 A JP H11312992A JP 13452998 A JP13452998 A JP 13452998A JP 13452998 A JP13452998 A JP 13452998A JP H11312992 A JPH11312992 A JP H11312992A
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JP
Japan
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component
service
ensemble
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Application number
JP13452998A
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Inventor
Mikito Abe
幹人 安部
Katsuhiko Toki
克彦 土岐
Takashi Miyake
孝 三宅
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/35Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users
    • H04H60/46Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users for recognising users' preferences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/10Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system
    • H04H2201/20Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system digital audio broadcasting [DAB]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が受信を希望する言語情報を有する
コンポーネントを優先的に選択することができるディジ
タル放送受信機を提供する。 【解決手段】 サービスを構成する各コンポーネント
で使用される言語の種類を示す言語情報を前記各コンポ
ーネントの音声情報と共にディジタル信号で伝送するデ
ィジタル音声放送を受信するディジタル放送受信機であ
って、サービスを選択する際に、予め指定している言語
情報を有するコンポーネントが前記サービス中に存在す
るか否かを判定し、少なくとも前記判定結果に基づいて
所定のコンポーネントを選択することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送受
信機に関し、特に、欧州で既に実用の段階に入っている
ディジタルオーディオ放送(Digital Audio Broadcasti
ng;以下、DABと称する)を受信する受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル音声信号を含む所定フォーマ
ットのデータ信号を有する放送波を送信し、これを受信
するシステムとして、欧州規格(Eureka 14
7)に準拠したDABシステムがある。かかるシステム
では、1つのアンサンブルが複数のサービスで構成さ
れ、各サービスも英語やドイツ語といった複数のコンポ
ーネントで構成される。よって、使用者は、あるアンサ
ンブルを選択することによって、複数のサービス、コン
ポーネントに関する情報を得ることができ、異なるサー
ビス、コンポーネントへ瞬時に切り換えることが可能と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、DAB放送で
は、各コンポーネントがどの言語(Language)で放送さ
れているかを示す情報が伝送されることになっている。
かかる情報は、タイプ0の5(Type 0 field for exten
sion 5)と呼ばれるフォーマットで伝送されており、こ
の情報を利用して複数のコンポーネントの中から選択す
べきコンポーネントを決定することがDAB受信機の利
用法の1つとして考えられる。
【0004】したがって、本発明は、使用者が受信を希
望する言語情報を有するコンポーネントを優先的に受信
することができるディジタル放送受信機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、サービスを構成する各コンポーネントで使用され
る言語の種類を示す言語情報を前記各コンポーネントの
音声情報と共にディジタル信号で伝送するディジタル音
声放送を受信するディジタル放送受信機であって、サー
ビスを選択する際に、予め指定している言語情報を有す
るコンポーネントが前記サービス中に存在するか否かを
判定し、少なくとも前記判定結果に基づいて所定のコン
ポーネントを選択することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のディジタル放送受信機であって、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントが前記サービス中
に存在しないと判定される場合は、前記サービスでプラ
イマリに規定されているコンポーネントを選択すること
を特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載のディジタル放送受信機であって、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントが前記サービス中
に存在すると判定される場合は、前記予め指定している
言語情報を有するコンポーネントを選択することを特徴
とする。
【0008】請求項4記載の発明によれば、アンサンブ
ルが複数のサービスで構成され、前記複数のサービスを
構成する各コンポーネントで使用される言語の種類を示
す言語情報を前記各コンポーネントの音声情報と共にデ
ィジタル信号で伝送するディジタル音声放送を受信する
ディジタル放送受信機であって、アンサンブルを選択す
る際に、予め指定している言語情報を有するコンポーネ
ントが前記アンサンブル中に存在するか否かを判定し、
少なくとも前記判定結果に基づいて所定のコンポーネン
トを選択することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載のディジタル放送受信機であって、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントが前記アンサンブ
ル中の1のサービス中に存在しないと判定される場合
は、前記アンサンブル中の他のサービス中に前記予め指
定している言語情報を有するコンポーネントが存在する
か否かを判定することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載のディジタル放送受信機であって、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントが前記アンサンブ
ル中のいずれのサービス中にも存在しないと判定される
場合は、前記アンサンブル中のいずれかのサービス中で
プライマリに規定されているコンポーネントを選択する
ことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載のディジタル放送受信機であって、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントが前記アンサンブ
ル中に存在すると判定される場合は、前記予め指定して
いる言語情報を有するコンポーネントを選択することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図7は、本発明の一実施例で
あるDAB受信機のブロック図である。DAB受信機
は、DAB受信部1と、DAB制御部2と、システム制
御部3と、表示部4と、キー入力部5と、アンプ6と、
スピーカ7とで構成される。
【0013】DAB受信部1には、伝送されるOFDM
波を復調するためのFFT(高速フーリエ変換)部、誤
り訂正のためのビタビ復号部、圧縮された音声データを
元のオーディオデータに復元するための音声デコーダな
どが含まれるが、かかる点は種々の文献で公知となって
いるので、ここでは詳述しない。
【0014】DAB制御部2は、DAB受信部1の制御
を行うと共に、DAB受信部1にて復調されるFIC
(Fast Information Channel;高速情報チャネル)に含
まれる各種の情報データを読み込む。かかる情報には、
本件で使用する言語情報や、番組内容識別情報(PTy
情報)などが含まれる。
【0015】DAB制御部2は、さらに、システム制御
部3の要求に応答して必要な情報をシステム制御部3に
伝送する。
【0016】さらに、システム制御部3は、受信機全体
の制御を行う。具体的には、キー入力部5からの入力情
報に基づき、対応する制御を行なう。例えば、アンプ6
の音量の制御や、周波数のアップダウン、更には後述す
るランゲージフィルタの設定などがこれに相当する。ま
た、システム制御部3は、表示部4の制御を担い、表示
部4に対して表示情報を出力する。以上がDAB受信機
の概要である。
【0017】第1の実施の形態.次に、本発明に関わる
システム制御部3の動作を詳細に説明する。図1は、本
件発明のアンサンブルサーチにおけるシステム制御部3
の動作を示すフローチャートである。なお、本フローチ
ャートは、キー入力部5からアンサンブルサーチが指定
された時に実行されるものとする。
【0018】通常受信時(ステップS1)にて、使用者
によりキー入力部5からアンサンブルサーチが設定され
ると、システム制御部3は、ステップS2に移行してD
AB制御部2に対して受信可能な他のアンサンブルを選
局するように指示を出す。この指示を受けたDAB制御
部2は、DAB受信部1を制御して受信可能なアンサン
ブルを選択するために受信周波数を変更する。DAB制
御部2は、受信可能なアンサンブルを検出すると、その
アンサンブルを構成する各コンポーネントに関する情報
を抽出して、これをシステム制御部3に伝送する。
【0019】次いで、システム制御部3は、言語情報を
コンポーネントの選択条件に加味するランゲージフィル
タモードが設定されているか否かを判定する(ステップ
S3)。具体的には、キー入力部5から使用者が優先す
る言語情報及びランゲージフィルタモードをオンするか
否かを示す情報が入力され、システム制御部3は、かか
る入力が成されているかを判定することにより、優先す
る言語情報及びランゲージフィルタモードのオン/オフ
を判定する。
【0020】ランゲージフィルタモードがオンに設定さ
れている場合、ステップS6にて、選択されたアンサン
ブル中のオーディオサービスであって、サービスId
(SId)順で先頭のサービスを検索する。
【0021】次いで、ステップS7aに移行して、検索
されたサービス中のプライマリに設定されているコンポ
ーネントにつき、言語情報が指定の言語に一致するか否
かが判定される。
【0022】言語情報が一致する場合、ステップ8にて
そのコンポーネントが選択され、スピーカ7を介して音
声が出力される。他方、言語情報が一致しない場合、そ
のサービスの次のコンポーネント(セカンダリ)の言語
情報が指定の言語に一致するか否かが判定される(ステ
ップS7b)。
【0023】かかる処理が各コンポーネントに対して行
われ、そのサービスのプライマリの1つ前のコンポーネ
ントについても言語情報が指定の言語に一致しないと判
定された場合(ステップS7n)は、そのサービスでの
指定言語のコンポーネントの選択ができないとして、選
択されたアンサンブル中のオーディオサービスであっ
て、サービスId(SId)順で次のサービスを検索
(ステップS9)し、そのサービスについて同様にステ
ップS7a乃至ステップS7nを実施する。
【0024】以上のステップS7a乃至ステップS7
n、ステップ9のループにより、あるアンサンブル内の
各コンポーネントの言語情報が指定の言語情報と比較さ
れ、一致するコンポーネントがあれば、これが再生され
る。
【0025】よって、アンサンブルの変更の時にも、希
望の言語のコンポーネントを優先して使用者に提供する
ことが可能となる。
【0026】ステップS9にて、最後のサービスまで検
索しても該当する言語情報を有するコンポーネントが見
つからないと判定される場合、ステップS10にて、そ
のアンサンブルの先頭のオーディオサービスを選択し、
そのサービスのプライマリの音声をスピーカ7から出力
する(ステップS11)。
【0027】他方、ステップS3にて、言語情報をコン
ポーネントの選択条件に加味するランゲージフィルタモ
ードが設定されていないと判定される場合は、ステップ
S4に移行し、選択されたアンサンブル中のオーディオ
サービスであって、サービスId(SId)順で先頭の
サービスが検索され、そのサービス中のプライマリに設
定されているコンポーネントの音が再生される(ステッ
プS5)。
【0028】図2は、図1に示すアンサンブルサーチ処
理による検索の様子を示す図である。図2では、受信中
のアンサンブル(アンサンブル2のサービス1中のセカ
ンダリのコンポーネント)の前後の周波数帯域に1つず
つアンサンブルがあり、各々のアンサンブルがオーディ
オサービスを2つ有し、各サービスが各々2つのコンポ
ーネントを有するものとして説明する。図2(a)に
は、ランゲージフィルタモードが設定されていない場合
の検索の様子を示し、図2(b)には、ランゲージフィ
ルタモードが設定されている場合の検索の様子を示す。
【0029】ランゲージフィルタモードが設定されてい
ない場合、図2(a)に示すように、現アンサンブルの
前(又は後)のアンサンブル(アンサンブル1又は3)
のサービス1が選択され、そのサービスを構成するコン
ポーネントの中でプライマリに設定されているコンポー
ネントが選択され、その音声が出力される。
【0030】他方、ランゲージフィルタモードが設定さ
れている場合、図2(b)に示すように、まず、現アン
サンブルの前(又は後)のアンサンブル(アンサンブル
1又は3)のサービス1が選択され、そのサービスを構
成する各コンポーネントの言語情報が指定の言語情報と
一致するか否かが判定される。一致する場合は、そのコ
ンポーネントが再生される。
【0031】サービス1に指定の言語情報のコンポーネ
ントが存在しない場合、次のサービス(アンサンブル1
又は3のサービス2)が選択され、同様に、そのサービ
スを構成する各コンポーネントの言語情報が指定の言語
情報と一致するか否かが判定される。サービス2に指定
の言語情報のコンポーネントが存在しない場合、そのア
ンサンブルには指定の言語情報を有するコンポーネント
が存在しないことになるので、そのアンサンブルの先頭
のオーディオサービス(サービス1)のプライマリを選
択、再生してサーチ処理を終了する。
【0032】第2の実施の形態.前記の第1の実施形態
では、アンサンブルの変更処理について説明したが、言
語情報の利用は、これに限らず、サービスの変更処理の
際にも活用できる。以下の第2の実施形態には、サービ
ス切り替えに言語情報を活用した例を示す。なお、本フ
ローチャートは、キー入力部5からサービス切り替えが
指定された時に実行されるものとする。
【0033】通常受信時(ステップS11)に、使用者
によりキー入力部5からサービス切り替えが設定される
と、システム制御部3は、ステップS12に移行して言
語情報をコンポーネントの選択条件に加味するランゲー
ジフィルタモードが設定されているか否かを判定する
(ステップS12)。具体的には、第1の実施形態と同
じくキー入力部5から使用者が優先する言語情報及びラ
ンゲージフィルタモードをオンするか否かを示す情報が
入力され、システム制御部3は、かかる入力を判定する
ことにより、優先する言語情報及びランゲージフィルタ
モードのオン/オフを判定する。
【0034】ランゲージフィルタモードがオンに設定さ
れている場合、ステップS15に移行して、選択中のサ
ービスの次のオーディオサービスが検索される。
【0035】次いで、ステップS16aにて、検索され
たサービス中のプライマリに設定されているコンポーネ
ントにつき、言語情報が指定の言語に一致するか否かが
判定される。
【0036】言語情報が一致する場合、ステップS17
にて,そのコンポーネントが選択され、スピーカ7を介
して音声が出力される。他方、言語情報が一致しない場
合、そのサービスの次のコンポーネント(セカンダリ)
の言語情報が指定の言語に一致するか否かが判定される
(ステップS16b)。
【0037】同様の処理を各コンポーネントに対して行
い、そのサービスのプライマリの1つ前のコンポーネン
トについても、不一致と判定された場合(ステップS1
6n)は、そのサービスでの指定言語のコンポーネント
の選択ができないとして、選択されたオーディオサービ
スのプライマリに設定されているコンポーネントの音を
再生する(ステップS18)。
【0038】以上のステップS16a乃至ステップS1
6nにより、あるサービス内の各コンポーネントの言語
情報が指定の言語情報と比較され、一致するコンポーネ
ントがあれば、これが再生される。よって、サービス切
り替えの時にも、希望の言語のコンポーネントを優先し
て使用者に提供することが可能となる。
【0039】他方、ステップS12にて、言語情報をコ
ンポーネントの選択条件に加味するランゲージフィルタ
モードが設定されていないと判定される場合は、ステッ
プS13、14に移行し、次のオーディオサービス中の
プライマリに設定されているコンポーネントを選択し再
生する。
【0040】図4は、図3に示すサービス切り替え処理
による検索の様子を示す図である。図4では、選択中の
サービス(サービス2中のセカンダリのコンポーネン
ト)の前後に1つずつオーディオサービスがあり、各サ
ービスが各々3つのコンポーネントを有するものとして
説明する。図4(a)には、ランゲージフィルタモード
が設定されていない場合の検索の様子を示し、図4
(b)には、ランゲージフィルタモードが設定されてい
る場合の検索の様子を示す。
【0041】ランゲージフィルタモードが設定されてい
ない場合、図4(a)に示すように現サービスの前(又
は後)のサービス(サービス1又は3)のサービスが選
択され、そのサービスを構成するコンポーネントの中で
プライマリに設定されているコンポーネントが再生され
る。
【0042】他方、ランゲージフィルタモードが設定さ
れている場合、図4(b)に示すように現サービスの前
(又は後)のサービス(サービス1又は3)が選択さ
れ、そのサービスを構成する各コンポーネントの言語情
報が指定の言語情報と一致するか否かが判定される。一
致する場合は、そのコンポーネントが再生される。サー
ビス1、3に指定の言語情報のコンポーネントが存在し
ない場合、そのサービスには指定の言語情報を有するコ
ンポーネントが存在しないことになるので、プライマリ
を選択、再生してサーチ処理を終了する。
【0043】第3の実施の形態.次に、本発明に関わる
第3の実施の形態について説明する。本例は、前述のラ
ンゲージフィルタ機能を、PTYサーチに応用したもの
である。PTYサーチとは、使用者が希望する番組内容
を指定し、これを優先して再生しようとするものであ
り、RDS等でも実用化されている機能である。DAB
では、伝送フォーマットのタイプ0の17(extension1
7 of type0)に各サービスのPTY(Program Type)が
符号化されており、この情報を利用することでPTYサ
ーチが可能となる。なお、本フローチャートも、キー入
力部5からPTYサーチが指定された時に実行されるも
のとする。
【0044】図5は、PTYサーチの状態遷移を示す図
である。ここでは、あるサービスを選択中にPTYサー
チキーがONと設定された場合を例にとり説明する。
【0045】PTYサーチキーが押されると、ステップ
S32aに示すように、現サービスの次のサービスのP
TYが指定のPTYに一致するか否かをまず検索する。
PTYが一致する場合、ステップS40にてそのサービ
スを選択する。
【0046】ステップS32aにて、PTYが一致しな
いと判定された場合、次のサービスについて同様にPT
Yの比較を行う(ステップ32b)。PTYが一致すれ
ば、前述のようにステップS40にてそのサービスが選
択される。
【0047】同様の処理を繰り返し、ラストサービス
(PTYサーチスタート時に、選択していたサービス)
の1つ前のサービスまで検索が進んでも指定のPTYが
発見されない(ステップS32n)と判断される場合、
現在のアンサンブルでは選択可能なサービスが存在しな
いことになるので、次のアンサンブルをサーチするよう
にDAB制御部2に周波数の変更を指示する。DAB制
御部2は、かかる指令を受けて次のアンサンブルを受信
するようにDAB受信部1を制御すると共に選局処理を
経て受信可能と判定された次アンサンブルについての情
報をそのFICから得てこれをシステム制御部3に伝送
する。
【0048】次いで、得られた次アンサンブルの情報の
中でSId(Service Identifier;サービスID)の順
番が先頭のサービスについて指定のPTYと一致するか
否かが判定される(ステップS34a)。PTYが一致
する場合、ステップS40にてそのサービスを選択す
る。
【0049】ステップS34aにて、PTYが一致しな
いと判定された場合、次のサービスについて同様にPT
Yの比較を行う(ステップS32b)。PTYが一致す
る場合、前述のようにステップS40にてそのサービス
が選択される。ラストサービス(この場合、SIdの順
番が先頭のサービス)の1つ前のサービスまで検索が進
んでも指定のPTYが発見されない(ステップS32
n;無し)場合、さらに次のアンサンブルについて同様
の処理を行う。
【0050】受信帯域全般をサーチしても希望のPTY
が得られない場合、その旨を示す”エラー表示”を表示
部4に表示する(ステップS35)と共に、ラストサー
ビス(PTYサーチスタート時に、選択していたサービ
ス)を選択するように制御する(ステップS36)。
【0051】この時、ラストサービスが依然として存在
する場合、ラストサービスのラストコンポーネント(P
TYサーチスタート時に、選択していたコンポーネン
ト)が有るか否かを判定する。
【0052】ラストコンポーネントが有る場合、そのコ
ンポーネントが選択再生される(ステップS39)。他
方、ラストコンポーネントがない場合は、プライマリの
コンポーネントを選択し、これを再生する(ステップS
38)。
【0053】これは、プライマリのコンポーネントの終
了は、そのサービスの終了を意味するが、セカンダリの
コンポーネントの終了は、必ずしもそのサービスの終了
を意味しないために設けられており、かかる状況では、
プライマリのコンポーネントを再生するようにしてい
る。
【0054】次いで、ランゲージフィルタモードについ
て説明する。ランゲージフィルタモードがオンに設定さ
れている場合(ステップS41;ON)は、ステップS
43aにて、選択したサービス中のプライマリに設定さ
れているコンポーネントにつき、言語情報が指定の言語
に一致するか否かを判定する。
【0055】言語情報が一致する場合、ステップS44
にて,そのコンポーネントが選択され、スピーカ7を介
して音声が出力される。他方、言語情報が一致しない場
合には、そのサービスの次のコンポーネント(セカンダ
リ)の言語情報が指定の言語に一致するか否かが判定さ
れる(ステップS43b)。
【0056】同様の処理を各コンポーネントに対して行
い、そのサービスのプライマリの1つ前のコンポーネン
トについても不一致と判定された場合(ステップS43
n;なし)は、ステップS40で選択されたオーディオ
サービスでの指定言語のコンポーネントの選択ができな
いとして、プライマリに設定されているコンポーネント
を選択しこれを再生する(ステップS38)
【0057】以上のステップS43a乃至ステップS4
3nにより、あるサービス内の各コンポーネントの言語
情報が指定の言語情報と比較され、一致するコンポーネ
ントがあれば、これが再生される。よって、PTYサー
チの時にも、希望の言語のコンポーネントを優先して使
用者に提供することが可能となる。
【0058】他方、ステップS41にて、言語情報をコ
ンポーネントの選択条件に加味するランゲージフィルタ
モードが設定されていないと判定される場合は、ステッ
プS42に移行し、オーディオサービス中のプライマリ
に設定されているコンポーネントを選択し再生する。
【0059】図6は、図4に示すPTYサーチ処理の検
索の流れを示す図である。図6では、ランゲージフィル
タはオフに設定されており、受信帯域に受信可能なアン
サンブルが2つ(おのおのサービスを3つ有する)あ
り、現在、アンサンブル1のサービス2中のセカンダリ
のコンポーネントを再生しているものとして説明してい
る。
【0060】PTYサーチがスタートすると、まず、現
サービスの次のサービス(アンサンブル1中のサービス
3)が指定のPTYに一致するか否かが検索され、PT
Yが一致すれば、プライマリのコンポーネントが再生さ
れる。
【0061】ラストサービス(アンサンブル1中のサー
ビス2)の1つ前のサービス(サービス1)まで検索が
進んでも指定のPTYが発見されない場合、次のアンサ
ンブルをサーチするようにDAB制御部2に周波数の変
更を指示する。
【0062】次いで、選局された次アンサンブル(アン
サンブル2)の情報の中でSIdの順番が先頭のサービ
ス(サービス1)について指定のPTYと一致するか否
かが判定される。PTYが一致する場合プライマリに設
定されているコンポーネントの音が再生される。
【0063】PTYが一致しないと判定された場合は、
次のサービスについても同様にPTYの比較を行い、ラ
ストサービス(異なるアンサンブルを検索中はサービス
1)の1つ前のサービス(アンサンブル2中のサービス
3)まで検索が進んでも指定のPTYが発見されない場
合は、受信帯域全般をサーチしたことになるので、エラ
ー表示を表示部4に表示すると共に、ラストサービス
(アンサンブル1のサービス2のセカンダリ)を選択再
生するのである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用者が受信を希望する言語情報を有するコンポーネン
トを優先的に受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンサンブルサーチを実行するフロー
チャートである。
【図2】本発明のアンサンブルサーチの検索順を説明す
る図である。
【図3】本発明のサービス切り替え処理を実行するフロ
ーチャートである。
【図4】本発明のサービス切り替え処理の検索順を説明
する図である。
【図5】本発明のPTYサーチを実行するフローチャー
トである。
【図6】本発明のPTYサーチの検索順を示す図であ
る。
【図7】DAB受信機のブロック図である。
【符号の説明】
1 ・・・・ DAB受信部 2 ・・・・ DAB制御部 3 ・・・・ システム制御部 4 ・・・・ 表示部 5 ・・・・ キー入力部 6 ・・・・ AMP 7 ・・・・ スピーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを構成する各コンポーネントで
    使用される言語の種類を示す言語情報を前記各コンポー
    ネントの音声情報と共にディジタル信号で伝送するディ
    ジタル音声放送を受信するディジタル放送受信機であっ
    て、 サービスを選択する際に、予め指定している言語情報を
    有するコンポーネントが前記サービス中に存在するか否
    かを判定し、少なくとも前記判定結果に基づいて所定の
    コンポーネントを選択することを特徴とするディジタル
    放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントが前記サービス中に存在しないと判定さ
    れる場合は、前記サービスでプライマリに規定されてい
    るコンポーネントを選択することを特徴とする請求項1
    記載のディジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントが前記サービス中に存在すると判定され
    る場合は、前記予め指定している言語情報を有するコン
    ポーネントを選択することを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル放送受信機。
  4. 【請求項4】 アンサンブルが複数のサービスで構成さ
    れ、前記複数のサービスを構成する各コンポーネントで
    使用される言語の種類を示す言語情報を前記各コンポー
    ネントの音声情報と共にディジタル信号で伝送するディ
    ジタル音声放送を受信するディジタル放送受信機であっ
    て、 アンサンブルを選択する際に、予め指定している言語情
    報を有するコンポーネントが前記アンサンブル中に存在
    するか否かを判定し、少なくとも前記判定結果に基づい
    て所定のコンポーネントを選択することを特徴とするデ
    ィジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントが前記アンサンブル中の1のサービス中
    に存在しないと判定される場合は、前記アンサンブル中
    の他のサービス中に前記予め指定している言語情報を有
    するコンポーネントが存在するか否かを判定することを
    特徴とする請求項4記載のディジタル放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントが前記アンサンブル中のいずれのサービ
    ス中にも存在しないと判定される場合は、前記アンサン
    ブル中のいずれかのサービス中でプライマリに規定され
    ているコンポーネントを選択することを特徴とする請求
    項4記載のディジタル放送受信機。
  7. 【請求項7】 前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントが前記アンサンブル中に存在すると判定
    される場合は、前記予め指定している言語情報を有する
    コンポーネントを選択することを特徴とする請求項4記
    載のディジタル放送受信機。
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