JPH11312138A - 割込み制御システム及びその制御方法 - Google Patents

割込み制御システム及びその制御方法

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JPH11312138A
JPH11312138A JP11853198A JP11853198A JPH11312138A JP H11312138 A JPH11312138 A JP H11312138A JP 11853198 A JP11853198 A JP 11853198A JP 11853198 A JP11853198 A JP 11853198A JP H11312138 A JPH11312138 A JP H11312138A
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JP
Japan
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interrupt
cpu
devices
interrupt factor
factor
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JP11853198A
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Inventor
Keiichi Kato
圭市 加藤
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUの負荷の減少、割込み検出時間の短
縮、システムバスの無駄な使用の減少等を可能とした割
込み制御方式を提供する。 【解決手段】 複数のデバイス7〜9の各々は、割込み
をあげるタイミングと同一のタイモングでDMAを使用
してCPU1が監視しているメインメモリ5に対して割
込み要因レシスタの情報を転送することで、CPU1が
行っていた全てのデバイスに対する割込み要因レシスタ
のリード処理を1回のDMA転送により削減する。よっ
て、CPU1によるデバイスの割込み要因の迅速な認識
が可能となると共に、処理時間の短縮及びシステムバス
の無駄な使用をなくすことができ、更にはまたCPU及
びシステムバスの負荷の軽減につながる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は割込み制御システム
及びその制御方法に関し、特にパーソナルコンピュー
タ、エンジニアリングワークステーション、オフィスコ
ンピュータ、汎用コンピュータ等に接続される各種デバ
イスの割込み制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかる情報処理システムにおける割込み
制御方式の例としては、CPU(中央演算処理装置)が
複数のデバイスからの割込みを監視しており、CPUが
デバイスからの割込みを検出すると、どのデバイスから
の割込みかを識別するために、またどのような割込み要
因かを認識するために、CPUから各デバイスに対して
割込み要因レジスタのリードを実行し、割込みをあげた
デバイスを限定(特定)して、更に割込み要因の認識を
も行い、しかる後に割込み要因のリセット(割込み要因
レジスタのリセット)をなすと共に、当該割込みに対す
る次のCPUの処理動作を行う様になっている。
【0003】図6は上述した情報処理システム一般的な
概略ブロック図を示しており、CPU1と、キャッシュ
メモリ2と、キャッシュコントローラ3と、メモリコン
トローラ4と、メインメモリ(主記憶装置)5と、シス
テムバス10とを有している。システムバス10はアド
レスバス11と、データバス12と、コントロールバス
13とからなっている。
【0004】また、各種デバイス7〜9が設けられてお
り、これ等デバイスはローカルバス14及びバスブリッ
ジ6を介してシステムバス10と接続されている。ロー
カルバス14はアドレスバス15と、データバス16
と、コントロールバス17とからなっている。尚、18
は各デバイス7〜9からの割込み用のバスであり、CP
U1へ接続されている。
【0005】図7は図6に示した情報処理システムにお
ける割込み制御の動作概要を示すフローチャートであ
る。あるデバイスが割込みを生成すると、CPU1はこ
の割込みを検出する(ステップS21)。するとCPU
1は全てのデバイス7〜9に対して割込み要因レジスタ
の内容をリードする(ステップS22)。CPU1はこ
れ等全ての割込み要因レジスタの内容を認識すると、割
込みを生成したデバイスを限定して(ステップS2
3)。割込みを生成したデバイスの割込み要因をリセッ
トする(ステップS24)。CPU1はデバイスの割込
み要因がリセットされたことを確認してデバイスが要求
した割込みに対する次の処理を開始する(ステップS2
5,26)。
【0006】この様にして、割込みに対する一連の処理
を行っているが、デバイス7〜9からの割込みが発生し
てCPU1が割込みに対する次の処理を実行するまでの
動作には時間がかかることになる。この割込みに関する
一連の処理時間を短縮することが要求されており、例え
ば、特開昭59−20057号公報に開示されている様
に、DMA(ダイレクトメモリアクセス)を使用するこ
とが提案されている。
【0007】特開昭59−20057号公報では、子局
が親局経由でDMAを用いて診断用のデータをメインメ
モリに書込み、書込まれたデタが正しいかどうかを監視
して異常診断を検出し、異常を検出した場合にはCPU
に割込みをあげて異常診断を行うものである。診断用の
データをメインメモリに格納することで、子局と親局と
の間の機能診断が可能となり、信頼度の高い集中監視制
御システムが可能となる。しかし、この技術では、DM
Aにより異常かどうかの判断を行うことができるが、異
常を検出した場合、やはり、CPUに対して割込みをあ
げる必要がある。
【0008】また、特開平9−204311号公報で
は、デバイスの割込み要因を一度バッファに溜めてお
き、ある程度溜まったらCPUに対して割込みを行い、
溜まっている割込み要因をDMAによりCPUへ転送す
るものであり、割込み要因が多く、割込みの緊急性が低
い場合には有効な技術である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の図6,7に示し
た従来技術では、デバイスからの割込みが発生してCP
Uが割込みに対する処理を実行するまでの動作に時間が
かかってしまうという問題がある。これは、CPUが割
込みにより図7に示した一連の処理を実行する必要があ
るからであり、すなわち、デバイスが割込みをあげる
と、CPUは接続されているどのデバイスが割込みをあ
げたか直ぐには確認できないので、確認のために全ての
デバイスに対して割込み要因レジスタのリードを行い、
どのデバイスかを限定することが必要であるからであ
る。また、CPUの割込み処理に時間がかかるために、
CPUの負荷がそれだけ増大するという問題もある。
【0010】また、一連の割込み処理をしている間にシ
ステムバスを使用しているために、他のデバイスのアク
セス影響を与える場合があるという問題がある。これ
は、CPUがデバイスからの割込み処理を検出したら、
複数のデバイスのうちのどのデバイスからの割込みかを
限定し、どの様な割込みかを認識するために、CPUか
ら各デバイスに対して割込み要因レジスタのリードを行
うので、システムバスを使用する他のデバイスの処理が
待たされるからである。
【0011】特開昭59−20057号公報では、上述
した様に、デバイスの割込み要因を一度バッファに溜め
ておき、ある程度溜まったらCPUに対して割込みを行
い、溜まっている割込み要因をDMAによりCPUへ転
送するものであり、割込み要因が多く、割込みの緊急性
が低い場合には有効な技術であり、緊急性が高いデバイ
スにおける割込み処理には不適である。また、CPUへ
の割込みは図6の例と同様に必要であり、よってCPU
の負荷の減少にはつながらないという問題がある。
【0012】本発明の目的は、CPUの負荷の減少や、
割込み検出時間の短縮や、またシステムバスの無駄な使
用の減少を可能とした割込み制御システム及びその制御
方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、CPU
と、主記憶装置と、前記CPUに対する割込み要求を発
行しかつ前記主記憶装置に対するDMA(ダイレクトメ
モリアクセス)自在な複数のデバイスとを有する情報処
理装置における割込み制御システムであって、前記デバ
イスの各々は、前記割込み要因の発生毎に前記主記憶装
置に対してDMAによりこの割込み要因情報をライトす
るようにしたことを特徴とする割込み制御システムがえ
られる。
【0014】そして、前記主記憶装置は前記デバイスの
各々に対して予め割当てられたアドレスを有し、前記デ
バイスの各々は自身に割当てられたアドレスに対して前
記DMAライトをなすようにしたことを特徴とし、また
前記CPUは前記主記憶装置にライトされた割込み要因
情報を監視するようにしたことを特徴とする。
【0015】更に、前記CPUは前記主記憶装置の監視
により得られた前記割込み要因情報を生成したデバイス
に対して当該割込み要因をリセットするようにしたこと
を特徴とし、また前記CPUは前記割込み要因のリセッ
ト後に当該割込み要因の処理を実行するようにしたこと
を特徴とする。
【0016】本発明によれば、CPUに対して複数のデ
バイスが割込み要求を生成する割込み制御方法であっ
て、前記デバイスの各々が前記割込み要因の発生に応答
して前記主記憶装置の予め定められたアドレスに対して
DMAによりこの割込み要因情報をライトするステップ
を含むことを特徴とする割込み制御方法が得られる。
【0017】そして、前記CPUが前記主記憶装置にラ
イトされた割込み要因情報を監視するステップを更に含
むことを特徴とし、また前記CPUが前記主記憶装置の
監視により得られた前記割込み要因情報を生成したデバ
イスに対して当該割込み要因をリセットするステップを
更に含むことを特徴とし、更に前記CPUが前記割込み
要因のリセット後に当該割込み要因の処理を実行するス
テップを更に含むことを特徴とする。
【0018】本発明の作用を述べる。複数のデバイスの
各々は、割込みをあげるタイミングと同一のタイモング
でDMAを使用してCPUが監視している主記憶装置に
対して割込み要因レシスタの情報を転送することで、C
PUが行っていた全てのデバイスに対する割込み要因レ
シスタのリード処理を1回のDMA転送により削減する
様にしている。よって、CPUによるデバイスの割込み
要因の迅速な認識が可能となると共に、処理時間の短縮
と、更にはシステムバスの無駄な使用をなくすことがで
き、更にはまた、CPU及びシステムバスの負荷の軽減
につながることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明に
つき説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態を示す概略ブロ
ック図であり、図6と同等部分は同一符号にて示してい
る。図1の構成では、図6における割込みバス18が省
略されており、各デバイス7〜9は各デバイスが有する
DMA機能によりメインメモリ5に対して割込み要因レ
ジスタの内容(割込み要因情報)をライトする様になっ
ている。
【0021】この場合、各デバイス7〜9がDMAによ
り割込み要因情報を格納すべきメインメモリ5のアドレ
スは予めシステムにて割当てられているものとする。例
えば、デバイス7に割込み要因が発生すると、当該デバ
イス7がDMAを使用して割込み要因レジスタの内容を
メインメモリ5の予め定められたアドレスにライトす
る。CPU1は当該メインメモリ5のこれ等アドレスを
監視しており、この監視により、デバイス7により書換
えられたメインメモリ5の割込み要因レジスタの内容を
認識し、しかる後に当該デバイス7に対して割込み要因
レジスタのリセット処理を行うのである。
【0022】図2は図1のブロックの動作の概要を示す
フローチャートである。CPU1はメインメモリ5の割
込み要因が格納されている特定アドレスをリードして各
デバイス7〜9の要因の内容の確認を行う(ステップS
1)。尚、CPU1からのメインメモリ5に対する2回
目以降のリードは、1回目のリードによるデータがキャ
ッシュメモリ2に格納されているので、メインメモリ5
に格納されているデータが書換えられるまではキャッシ
ュメモリ2に対して行われることになり、システムバス
10及びローカルバス14を殆ど使用せずに、デバイス
7〜9の割込み要因確認が可能である。
【0023】CPU1は割込み要因の確認を行って、各
デバイス7〜9に対して割込み要因レジスタのリセット
をなす(ステップS2,S3)。デバイス7〜9に対し
ての処理要求があれば(ステップS4)、デハイス7〜
9に対する命令を発行する(ステップS5)。デバイス
7〜9は処理の終了を、割込みの代わりに、DMAによ
りメインメモリ5に割込み要因をライトしてCPU1へ
終了を知らせる。
【0024】図3は本発明の実施例のブロック図であ
り、図1と同等部分は同一符号にて示している。本実施
例では、各種デバイス7〜9として、HDD(ハードデ
ィスクドライブ)デバイス、グラフィックスデバイス、
FDD(フロッピディスクドライブ)デバイスを夫々使
用している場合を示しており、他の構成は図1のそれと
同一である。
【0025】先ず、このシステムにおけるDMAによる
割込み要因情報を格納するメインメモリ5のアドレスを
定めておく必要がある。そこで、HDDデバイス7によ
る割込み要因情報を格納するアドレスを“0100”、
グラフィックスデバイス8による割込み要因情報を格納
するアドレスを“0101”、FDDデバイス9による
割込み要因情報を格納するアドレスを“0102”とす
る。よって、CPU1はメインメモリ5のアドレス“0
100”〜“0102”のデータを監視することにな
る。
【0026】ここで、FDDデハイス9に割込み要因が
発生した場合、FDDデバイス9はDMAを使用してメ
インメモリ5に割込み要因レジスタの内容を転送する。
CPU1はFDDデバイス9によって書換えられたメイ
ンメモリ5の割込み要因レジスタの内容を認識し、しか
る後にFDDデバイス9に対して割込み要因レジスタの
リセット処理を行う。CPU1は、最初はメインメモリ
5をリードするが、2回目以降はキャッシュメモリ2に
キャッシングされるので、メインメモリ5の割込み要因
の情報が書換わるまで、キャッシュメモリ2を監視する
ことになる。
【0027】次に、例えば、グラフィックスデバイス8
がメインメモリ5からDMAにより画像データをリード
しつつディスプレイに画像表示するという処理を繰返す
場合につき説明する。
【0028】図6,7に示した従来例の場合には、DM
Aで画像データの転送が終了する毎に割込みをあげる様
になっている。グラフィックスデバイスが割込みをあげ
ると、CPUは全てのデバイス7〜9に対して各割込み
要因レジスタの内容をリードして、グラフィックスデバ
イスの割込み要因レジスタの内容をみて、DMA処理が
終了したことを確認し、しかる後にグラフィックスデバ
イスに対して割込み要因レジスタのリセット処理を行
い、そして、次の命令をグラフィックスデバイスに対し
て発行するという処理を何回も繰返して行っていた。
【0029】本実施例では、DMAで画像データの転送
が終了する毎に、メインメモリ5の割込み要因レジスタ
の内容格納アドレス“0101”に、画像データのDM
A転送が終了したという割込み要因の内容を転送するの
みで、CPU1はグラフィックスデバイス8の画像デー
タの転送終了を認識することができる。その後、CPU
1はグラフィックスデバイス8の割込み要因レジスタの
内容をリセットし、次の命令をグラフィックスデバイス
8へ発行する。
【0030】この様に、グラフィックスデバイス8がD
MAを使用して画像データの転送が終了したことをCP
U1に知らせることで、CPU1は迅速に割込み要因を
認識でき、更に、割込みをあげたデバイスを限定するた
めに全てのデバイスに対して割込み要因レジスタのリー
ドをなすサイクルを削減することができる。よって、C
PU1の負荷軽減と、システムバス10及びローカルバ
ス14の有効利用が可能となる。
【0031】図4は各デバイス7〜9が有する割込み要
因レジスタの内容の例を示す図であり、(A)は、当該
レジスタが0〜31の32ビット構成であることを示し
ている。そして(B)はこれ等0〜31の32ビットの
具体的内容を示すものであるが、図3におけるグラフィ
ックデバイス8の場合の割込み要因レジスタの内容の例
である。
【0032】10ビット目は「画像データ転送終了の割
込み要因」を示しており、“1”は要因有り、“0”は
要因なしをそれそれ示す。22ビット目は「FIFO
(画像データのための一時格納バッファ)の残量を気に
しなくても良くなったという割込み要因」を示してお
り、“1”は要因有り、“0”は要因なしをそれそれ示
す。
【0033】23ビット目は「FIFOの残量が少なく
なってきたという割込み要因」を示しており、“1”は
要因有り、“0”は要因なしをそれそれ示す。そして、
24〜28ビット目は「FIFOの残量を示す残量カウ
ンタ値」を示している。尚、他のビットは「リザーブ」
であって「空き(未使用)」であるものとする。
【0034】図5は、図4に示した割込み要因レジスタ
を有するグラフィックデバイス8が、メインメモリ5か
らDMAにより画像データをリードしつつディスプレイ
に画像表示するという処理を繰返す場合の動作フローチ
ャートである。グラフィックデバイス8内のFIFOに
画像データが連続して書込まれる場合を説明するもので
あり、このとき、画像データが供給される転送速度がデ
ィスプレイに描画される転送速度よりも速い場合は、F
IFOにデータが溜まっていくことになる。
【0035】そこで、グラフィックデバイス内部でFI
FOの残量を監視して(ステップS11)、当該残量が
少なくなってきたことが認識されると(ステップS1
2)、グラフィックデバイスでは、割込み要因レジスタ
の23ビットを“1”にして、予め定められているメイ
ンメモリ5の“0101”番地にDMAライトが実行さ
れる(ステップS12,S13)。
【0036】CPU1はこの“0101”番地を監視し
ており、FIFOの残量が少なくなってきたことを認識
し、その後グラフィックデバイス8に対して割込み要因
レジスタの割込み要因をクリアし、FIFOの残量カン
ウンタ値(ビット24〜28)をみて、FIFOが溢れ
ない様に画像データを転送する(ステップS14)。画
像データが全てグラフィックデバイス8に転送される
と、その後はFIFOのデータは順次減少していく。グ
ラフィックデバイス8は22ビットを“1”にしてメイ
ンメモリ5の“0101”番地にDMAライトする(ス
テップS15)。
【0037】CPU1はこの“0101”番地を監視し
ており、FIFOの残量を気にしなくても良くなったこ
とを認識し、グラフィックデバイス8に対して割込み要
因をクリアして、FIFOの残量カウンタ値をみて、F
IFOが溢れないようにデータ転送を行うことができる
様になる(ステップS16)。
【0038】FIFO中の画像データが全てディスプレ
イに描画されると(ステップS17)、グラフィックデ
バイス8は10ビットを“1”にしてメインメモリ5の
“0101”番地にDMAライトする(ステップS1
8)。CPU1はこの“0101”番地を監視してお
り、画像データの描画が終了したことを認識し、グラフ
ィックデバイス8に対して割込み要因をクリアして次の
動作を開始するのである(ステップ19)。
【0039】上記実施例では、デバイスがDMAで割込
み要因レジスタの内容を書込むメインメモリのアドレス
をシステムにて規定しているが、CPUが各デバイスに
対してDMAでのデータ転送命令を発行した場合に、デ
バイスがDMAを起動してデータを受取り終わったとい
う割込み要因を、CPUから設定されたDMAの先頭ア
ドレスに“all0”を書込むことで、CPUへ知らせ
るということも可能である。この場合、CPUがデバイ
スにDMAでのデータ転送命令を発行する分だけメイン
メモリに割込み要因の内容を書込むアドレスを割付ける
必要があるという問題点を解消できるものである。
【0040】図3の例を使用して説明すると、メインメ
モリ5に画像データを幾つか用意して、次々にグラフィ
ックデバイス8へデータ転送してディスプレイに表示を
繰返す場合を考える。メインメモリ5に割込み要因格納
アドレスを設けずに、画像データのDMAのスタートア
ドレスにてグラフィックデバイス8のDMAが終了した
ことを認識できる様に、最初のデータは割込み制御用の
データとする。グラフィックデバイス8は画像データの
DMA転送が終了した時に、スタートアドレスに対して
“all0”をライトして処理を完了する。CPU1は
次々に発行したスタートアドレスを監視することによ
り、画像データの転送が終了したことかどうかを知るこ
とが可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、割込み処理に要してい
た一連の処理時間の大幅な短縮が可能となるという効果
がある。その理由は、デバイスがDMAによりメインメ
モリの特定アドレスに割込み要因の情報をライトし、C
PUは当該割込み要因情報が格納されているメインメモ
リをポーリングするのみで良いからである。また、CP
Uはメインメモリを一度アクセスした後は、当該メモリ
内容が書換えられない限りキャッシュメモリをアクセス
すれば良いので、高速化が可能である。
【0042】また、本発明によれば、CPUの負荷軽減
やシステムバスの高効率化が可能であるという効果があ
る。その理由は、CPUは全てのデバイスに対して割込
み要因レジスタのリードを行う必要がなくなり、DMA
を使用することで、デバイスからの割込み要因を、割込
み処理により速やかに、しかもバスを殆ど占有すること
なくCPUが認識でき、次の処理を行う様にしたからか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略を示すブロック図である。
【図2】図1のブロックの動作を説明するためのフロー
図である。
【図3】本発明の実施例のブロック図である。
【図4】デバイスが有する割込み要因レジスタの内容を
示す図である。
【図5】本発明の一実施例の動作の詳細を示すフロー図
である。
【図6】従来の割り込み制御方式を説明するための概略
ブロック図である。
【図7】図6のブロックの動作を説明するためのフロー
図である。
【符号の説明】 1 CPU 2 キャッシュメモリ 3 キャッシュコントローラ 4 メモリコントローラ 5 メインメモリ 6 バスブリッジ 7〜9 デバイス 10 シテスムバス 14 ローカルバス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、主記憶装置と、前記CPUに
    対する割込み要求を発行しかつ前記主記憶装置に対する
    DMA(ダイレクトメモリアクセス)自在な複数のデバ
    イスとを有する情報処理装置における割込み制御システ
    ムであって、前記デバイスの各々は、前記割込み要因の
    発生毎に前記主記憶装置に対してDMAによりこの割込
    み要因情報をライトするようにしたことを特徴とする割
    込み制御システム。
  2. 【請求項2】 前記主記憶装置は前記デバイスの各々に
    対して予め割当てられたアドレスを有し、前記デバイス
    の各々は自身に割当てられたアドレスに対して前記DM
    Aライトをなすようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の割込み制御システム。
  3. 【請求項3】 前記CPUは前記主記憶装置にライトさ
    れた割込み要因情報を監視するようにしたことを特徴と
    する請求項1または2記載の割込み制御システム。
  4. 【請求項4】 前記CPUは前記主記憶装置の監視によ
    り得られた前記割込み要因情報を生成したデバイスに対
    して当該割込み要因をリセットするようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の割込み制御システム。
  5. 【請求項5】 前記CPUは前記割込み要因のリセット
    後に当該割込み要因の処理を実行するようにしたことを
    特徴とする請求項4記載の割込み制御システム。
  6. 【請求項6】 CPUに対して複数のデバイスが割込み
    要求を生成する割込み制御方法であって、前記デバイス
    の各々が前記割込み要因の発生に応答して前記主記憶装
    置の予め定められたアドレスに対してDMAによりこの
    割込み要因情報をライトするステップを含むことを特徴
    とする割込み制御方法。
  7. 【請求項7】 前記CPUが前記主記憶装置にライトさ
    れた割込み要因情報を監視するステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項6記載の割込み制御方法。
  8. 【請求項8】 前記CPUが前記主記憶装置の監視によ
    り得られた前記割込み要因情報を生成したデバイスに対
    して当該割込み要因をリセットするステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項7記載の割込み制御方法。
  9. 【請求項9】 前記CPUが前記割込み要因のリセット
    後に当該割込み要因の処理を実行するステップを更に含
    むことを特徴とする請求項8記載の割込み制御方法。
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