JPH11312065A - プリンタ検索方法、情報処理システム、記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク・ プリンティングにおけるプリ
ンタ検索方法、情報処理システム、記録媒体に関し、ネ
ットワークの利用者がプリンタの検索を容易に行なえる
ようにする。 【解決手段】 プリンタ情報データ・ベース作成プログ
ラム１０４は、プリンタ情報所得部１０５がプリンタ１
０１にプリンタ情報を要求して取得する。データ・ベー
ス構築部１０６は取得したプリンタ情報によりプリンタ
情報データ・ベースを構築し、構築されたプリンタ情報
データ・ベースをデータ・ベース記憶部１０７が記憶す
る。プリンタ検索プログラム１０８は、プリンタ検索条
件入力部１１６により所定の検索条件を入力し、プリン
タ検索実行部１１７によりプリンタ情報データ・ベース
を検索し、得られたプリンタ情報をプリンタ検索結果表
示部１１９により表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ検索方法、
情報処理システム、および記録媒体に関し、特に、ネッ
トワーク・ プリンティングにおけるプリンタ検索方法、
情報処理システム、および記録媒体に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】現在、ネットワークの利用者は、そのネ
ットワークに存在するプリンタのなかから自分の使いた
い機能（用紙サイズ、カラーか白黒か、解像度、両面ユ
ニットの有無、使用できるフォントの種類、印刷スピー
ド、印刷方式等）を有するプリンタをネットワークから
選択するために、プリンタに関する情報を集めたプリン
タ情報データ・ベースを参照することで、ネットワーク
に接続されたプリンタを共用している。

【０００３】しかし、このプリンタ情報データ・ベース
の作成・更新は、従来、ネットワーク管理者が手作業で
行っている。

【０００４】このため、イントラネットの様に複数のド
メインが集まった様なネットワークの場合、そのネット
ワーク上に存在するプリンタの数も増え、また各ドメイ
ンの管理者間での調整が必要となったり、ネットワーク
管理者がプリンタの所在地とは異なる遠隔地にいる場合
があるため、ＬＡＮなどの小さなネットワークでは問題
にはならなかったプリンタ情報データ・ベース作成・更
新のコストは膨大なものとなり、実質的にはプリンタ情
報データ・ベース作成・更新が不可能になってきてい
る。

【０００５】また、インターネット上で利用者がプリン
ト・ショップにあるプリンタから出力を行うためにプリ
ンタを検索する場合には、インターネットの各ドメイン
間の調整を行うことは不可能であること、プリンタの数
が非常に多くなることなどの理由で、手作業でのプリン
タ情報データ・ベース作成・更新は困難である。したが
って、利用者が自分の使いたい機能を持ったプリンタを
ネットワークから検索することは不可能である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この様に従来のネット
ワーク・ プリンティングでは、以下の様な課題があっ
た。

【０００７】 ネットワークの利用者が自分の必要と
する機能を有するネットワーク・ プリンタを探すこと
は、大きなネットワークにおいては非常に困難である。

【０００８】 ネットワークが大きくなるにつれて、
ネットワークに接続されたプリンタの情報を集めたプリ
ンタ情報データ・ベースを管理する手間も増大し、ネッ
トワーク管理者への負荷が増大し、最終的には管理が不
可能になってしまうことが考えられる。

【０００９】 ネットワーク管理者の手作業でネット
ワークに接続されたプリンタの情報を集めたプリンタ情
報データ・ベースを管理する場合には、プリンタが新た
に接続されたり、或いは接続されていたプリンタを外さ
れたりした場合に速やかに対応することができないた
め、新たにネットワークに接続されたプリンタを即座に
使用することができなかったり、ネットワーク上に既に
存在しないプリンタが未だに存在している様に見えてし
まうことがある。

【００１０】そこで、本発明は上述の課題に鑑みて成さ
れたものであって、上述の課題を解決したプリンタ検索
方法、情報処理システム、および記録媒体を提供するこ
とを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１の本発明方法は、プリンタのプリンタ情
報データ・ベースを構築するデータ・ベース構築ステッ
プと、前記プリンタ情報データ・ベースを検索するプリ
ンタ情報検索ステップとを実行してネットワーク内の所
望のプリンタを検索するプリンタ検索方法であって、前
記データ・ベース構築ステップは、前記プリンタにプリ
ンタ情報を要求して前記プリンタ情報を取得する情報要
求ステップと、前記取得したプリンタ情報により前記プ
リンタ情報データ・ベースを構築するステップと、前記
構築されたプリンタ情報データ・ベースを記憶するステ
ップとを含み、前記プリンタ情報検索ステップは、所定
の検索条件により前記プリンタ情報データ・ベースを検
索するステップと、当該検索により得られたプリンタ情
報を表示するステップとを含むことを特徴とする。

【００１２】また、請求項２の本発明方法は、請求項１
において、前記データ・ベース構築ステップを実行する
要求または所定の時間間隔、または前記プリンタ情報デ
ータ・ベースにプリンタ情報を記憶されたプリンタへの
印刷要求に応じて前記情報要求ステップにおけるプリン
タ情報の要求を再度実行するステップと、前記プリンタ
から新たに取得したプリンタ情報が前記プリンタ情報デ
ータ・ベースに記憶されていないか、前記プリンタから
前記プリンタ情報を取得できないときには前記プリンタ
情報データ・ベースを更新するステップとを含むことが
できる。

【００１３】また、請求項３の本発明方法は、請求項２
において、前記プリンタ情報の要求に対して前記プリン
タが応答しないときには、前記更新するステップにおい
て前記プリンタ情報データ・ベースから当該応答しない
プリンタのプリンタ情報を削除することができる。

【００１４】また、請求項４の本発明方法は、請求項２
または３において、前記再度実行するステップでは、前
記印刷要求されたプリンタ、前記プリンタ情報データ・
ベースにプリンタ情報を登録されているプリンタ、当該
プリンタのうち更新プリンタ選択手段によって選択され
たプリンタについてプリンタ情報を要求することができ
る。

【００１５】また、請求項５の本発明方法は、請求項１
ないし４のいずれかにおいて、前記プリンタは、前記ネ
ットワークに接続する接続手段とネットワーク接続した
ことを前記ネットワークを通じて知らせる通知手段とを
備え、前記データ・ベース構築ステップにおいて、前記
通知手段からの通知を受けて前記情報要求ステップを行
なうことができる。

【００１６】上記の課題を解決するために、請求項６の
本発明システムは、プリンタのプリンタ情報データ・ベ
ースを構築するデータ・ベース構築手段と、前記プリン
タ情報データ・ベースを検索するプリンタ情報検索手段
とによってネットワーク内の所望のプリンタを検索する
情報処理システムであって、前記データ・ベース構築手
段は、前記プリンタにプリンタ情報を要求して前記プリ
ンタ情報を取得する情報要求手段と、前記取得したプリ
ンタ情報により前記プリンタ情報データ・ベースを構築
する手段と、前記構築されたプリンタ情報データ・ベー
スを記憶する手段とを含み、前記プリンタ情報検索手段
は、所定の検索条件により前記プリンタ情報データ・ベ
ースを検索する手段と、当該検索により得られたプリン
タ情報を表示する手段とを含むことを特徴とする。

【００１７】また、請求項７の本発明システムは、請求
項６において、記プリンタへのプリンタ情報の要求また
は所定の時間間隔、または前記プリンタ情報データ・ベ
ースにプリンタ情報を記憶されたプリンタへの印刷要求
に応じて前記情報要求手段によるプリンタ情報の要求を
再度実行する手段と、前記プリンタから新たに取得した
プリンタ情報が前記プリンタ情報データ・ベースに記憶
されていないか、前記プリンタから前記プリンタ情報を
取得できないときには前記プリンタ情報データ・ベース
を更新する手段とを含むことができる。

【００１８】また、請求項８の本発明システムは、請求
項７において、前記プリンタ情報の要求に対して前記プ
リンタが応答しないときには、前記更新する手段によっ
て前記プリンタ情報データ・ベースから当該応答しない
プリンタのプリンタ情報を削除することができる。

【００１９】また、請求項９の本発明システムは、請求
項７または８において、前記再度実行する手段によっ
て、前記印刷要求されたプリンタ、前記プリンタ情報デ
ータ・ベースにプリンタ情報を登録されているプリン
タ、当該プリンタのうち更新プリンタ選択手段によって
選択されたプリンタについてプリンタ情報を要求するこ
とができる。

【００２０】また、請求項１０の本発明システムは、請
求項６ないし９のいずれかにおいて、前記プリンタは、
前記ネットワークに接続する接続手段とネットワーク接
続したことを前記ネットワークを通じて知らせる通知手
段とを備え、前記データ・ベース構築手段は、前記通知
手段からの通知を受けて前記情報要求手段によって前記
プリンタにプリンタ情報の要求を行なうことができる。

【００２１】また、請求項１１の本発明システムは、請
求項６ないし１０のいずれかにおいて、前記プリンタ
は、前記プリンタ情報を記憶する記憶手段を備えること
ができる。

【００２２】上記の課題を解決するために、請求項１２
の本発明記録媒体は、プリンタのプリンタ情報データ・
ベースを構築するデータ・ベース構築ステップと、前記
プリンタ情報データ・ベースを検索するプリンタ情報検
索ステップとを実行させネットワーク内の所望のプリン
タを検索するプリンタ検索方法のプログラムを記憶した
記録媒体であって、前記データ・ベース構築ステップ
は、前記プリンタにプリンタ情報を要求して前記プリン
タ情報を取得する情報要求ステップと、前記取得したプ
リンタ情報により前記プリンタ情報データ・ベースを構
築するステップと、前記構築されたプリンタ情報データ
・ベースを記憶するステップとを含み、前記プリンタ情
報検索ステップは、所定の検索条件により前記プリンタ
情報データ・ベースを検索するステップと、当該検索に
より得られたプリンタ情報を表示するステップとを含む
ことを特徴とするプログラムを記憶する。

【００２３】また、請求項１３の本発明記録媒体は、請
求項１２において、前記データ・ベース構築ステップを
実行する要求または所定の時間間隔、または前記プリン
タ情報データ・ベースにプリンタ情報を記憶されたプリ
ンタへの印刷要求に応じて前記情報要求ステップにおけ
るプリンタ情報の要求を再度実行させるステップと、前
記プリンタから新たに取得したプリンタ情報が前記プリ
ンタ情報データ・ベースに記憶されていないか、前記プ
リンタから前記プリンタ情報を取得できないときには前
記プリンタ情報データ・ベースを更新するステップとを
含むことを特徴とするプログラムを記憶する。

【００２４】また、請求項１４の本発明記録媒体は、請
求項１３において、前記プリンタ情報の要求に対して前
記プリンタが応答しないときには、前記更新するステッ
プにおいて前記プリンタ情報データ・ベースから当該応
答しないプリンタのプリンタ情報を削除することを特徴
とするプログラムを記憶することができる。

【００２５】また、請求項１５の本発明記録媒体は、請
求項１３または１４において、前記再度実行させるステ
ップでは、前記印刷要求されたプリンタ、前記プリンタ
情報データ・ベースにプリンタ情報を登録されているプ
リンタ、当該プリンタのうち更新プリンタ選択手段によ
って選択されたプリンタについてプリンタ情報を要求す
することを特徴とするプログラムを記憶する。

【００２６】また、請求項１６の本発明記録媒体は、請
求項１２ないし１５のいずれかにおいて、前記プリンタ
は、前記ネットワークに接続する接続手段とネットワー
ク接続したことを前記ネットワークを通じて知らせる通
知手段とを備え、前記データ・ベース構築ステップにお
いて、前記通知手段からの通知を受けて前記情報要求ス
テップを実行させることを特徴とするプログラムを記憶
する。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の各
種実施の形態について詳細に説明する。

【００２８】（第１の実施形態）図１は第１の実施形態
の説明図である。

【００２９】プリンタ１０１は内部にプリンタ情報（プ
リンタの名前、プリンタのネットワーク・アドレス、カ
ラーｏｒモノクロ、解像度、使用可能用紙サイズ、使用
可能なフォント・リスト、両面印刷等のオプションの有
無を示すオプション・リスト等）を記憶するプリンタ情
報記憶部１０２とプリンタ情報応答部１０３を備えてい
る。プリンタ情報は、データの名前と種類、データ長等
を含む図２に示す様な構造を有するデータであり、この
形態でプリンタ情報記憶部１０２に保存されている。

【００３０】図３はプリンタ情報データ・ベース作成プ
ログラム１０４のフロー・ チャートである。

【００３１】このプリンタ情報データ・ベース作成プロ
グラム１０４と後述のプリンタ検索プログラム１０８は
ネットワークに接続されるコンピュータ（不図示）にロ
ードされて実行されるもので、ＲＡＭ、ハード・ディス
ク、その他の読み書き自在な記憶媒体にロードされる。
また、ＲＯＭ、ＮＶＲＡＭ等の不揮発性メモリ素子に予
め記憶させておいても構わないし、ネットワークを介し
て他の装置等と通信することでロードするようにしても
構わない。さらに、コンピュータのディスク記憶装置等
に着脱自在で持ち運びが可能な記録媒体、たとえばフロ
ッピィ・ディスクに記憶させておいてロードすることも
できる。

【００３２】図３のフロー・ チャートに戻って説明する
と、ネットワークのプリンタを検索するためにまずステ
ップＳ３０３で図４（Ａ）に示す様なプリンタ情報要求
パケット３１０を作成し、ステップＳ３０４でこのプリ
ンタ情報要求パケット３１０をネットワークにブロード
キャストして（図１の１０９、１１２）、ステップＳ３
０５でプリンタ情報返信パケットを待つ。なお、以下の
記載においてステップＳをＳと略記する。

【００３３】ネットワークに存在するたとえばプリンタ
１０１のプリンタ情報応答部１０３はこれに応答し、プ
リンタ情報記憶部１０２からプリンタ情報を読み出して
（１１１）、図３に示す様なエンコードを行ったプリン
タ情報返信パケット３２０を作成し、ネットワークを通
じてプリンタ情報データ・ベース作成プログラム１０４
へ返信する。

【００３４】プリンタ情報データ・ベース作成プログラ
ム１０４のプリンタ情報取得部１０５は、Ｓ３０６でプ
リンタ１０１から返信された図４（Ｂ）に示す様なプリ
ンタ情報返信パケット３２０を受信してこのパケット３
２０をデコードする。これにより図２に示した様なデー
タ（名前、ＵＲＬ、使用可能用紙サイズ、使用可能フォ
ント等）を得ると、このプリンタ情報をプリンタ情報デ
ータ・ベース構築部１０６に渡す（１１４）。

【００３５】プリンタ情報データ・ベース構築部１０６
は、Ｓ３０７で返信されたデータがプリンタ情報データ
・ベース記憶部１０７に記憶されて存在するかを調べ
（１１５）、存在してない場合はＳ３０８で返信された
プリンタ情報を図５に示す様なプリンタ情報データ・ベ
ースに追加、登録した後、Ｓ３０５に戻る。同じデータ
がプリンタ情報データ・ベース記憶部１０７に存在して
いる場合はそのままＳ３０５に戻る。

【００３６】この様な処理により構築されたプリンタ情
報データ・ベースは、プリンタ情報データ・ベース記憶
部１０７に保存される。

【００３７】図５において、プリンタ情報データ・ベー
ス５００はプリンタ一台分のデータ５１０を複数台分記
憶するもので、プリンタ情報データ・ベースの「使用可
能用紙リスト」フィールド５２０には、該当するプリン
タで使用することのできる用紙サイズが記載されてい
る。

【００３８】図６はプリンタ検索プログラム１０８の説
明図である。

【００３９】ネットワークの利用者がアプリケーション
から文書を印刷する場合には、ユーティリティのプリン
トパネル６０１のプリンタ検索プログラム呼出ボタン６
０２をマウス等のポインティング・デバイスによりクリ
ックすることでプリンタ検索プログラム１０８を呼び出
し、プリンタの検索条件として自分の使いたい機能を入
力すると、プリンタ情報データ・ベースの検索が行わ
れ、必要な機能を有するプリンタを選択できるようにな
っている。すなわち、プリンタ検索プログラム呼出ボタ
ン６０２をクリックするとプログラム１０８のプリンタ
検索ウィンドウ６０３が表示され、このウィンドウ６０
３にしたがって検索条件入力と検索結果表示が行われ
る。

【００４０】プリンタ検索ウィンドウ６０３の用紙サイ
ズ・フィールド６０４により、プリンタ検索プログラム
１０８のプリンタ検索条件入力部１１６がプリンタ検索
条件としてたとえば「用紙サイズがＡ３のプリンタ」を
入力し、検索ボタン６０５をクリックすると、プリンタ
検索実行部１１７が検索を実行する。プリンタ検索プロ
グラム１０８の検索実行部１１７は、構築されたプリン
タ情報データ・ベースの各レコードの「使用可能用紙リ
スト」フィールド５１０に用紙データとして「Ａ３」が
あるものを検索する（図１の１１８）。

【００４１】図７は第１の実施形態におけるプリンタ情
報データ・ベース検索（プリンタ検索プログラム１０
８）の説明図であり、第２の実施形態の場合にも同様に
して検索を行なう。

【００４２】検索を開始するとまずＳ７０１で、「プリ
ンタの名前」フィールドが空のデータのリストを作成す
る。続いてＳ７０２で、プリンタ情報データ・ベース５
００を先頭から読んでいき、該当するフィールドを有す
るデータ・ベースの先頭にあるプリンタ情報データの先
頭までリード・ポインタを移動する。

【００４３】プリンタ情報の先頭まで読み飛ばすと、Ｓ
７０３でプリンタ情報からプリンタの名前を読み込み、
記憶する。Ｓ７０４では、検索に関係のないプリンタ情
報を各データの長さフィールドの値を使ってリード・ポ
インタを移動することにより読み飛ばし、「使用可能用
紙リスト」フィールド５２０の先頭５３０まで読み飛ば
す。

【００４４】Ｓ７０５ではこの位置から「使用可能用紙
リスト」のデータを読んでいき、Ｓ７０６に進んで、こ
の読み取ったデータが「Ａ３」であるか調べる。「Ａ
３」を読み取った場合にはＳ７０７に分岐して「プリン
タの名前」フィールドのデータのリストに先に記憶した
プリンタの名前を追加した後Ｓ７１０に進み、読み取っ
たデータが「Ａ３」でない場合はＳ７０８に分岐する。

【００４５】Ｓ７０８ではまだ次の使用可能用紙データ
があるかを調べ、ある場合にはＳ７０５に分岐して繰り
返し、ない場合にはＳ７１０に進んで、次のプリンタ情
報の先頭まで読み飛ばす。次のプリンタ情報の先頭まで
読み飛ばすと、Ｓ７１１でプリンタ情報データ・ベース
の末尾にきているか調べる。末尾の場合は検索を終了
し、末尾でなければＳ７０３に分岐して繰り返す。

【００４６】検索が終了すると「プリンタの名前」フィ
ールドのデータのリストがプリンタ検索プログラム１０
８の検索結果表示部１１９に渡され、検索結果表示部１
１９は検索条件に合致したプリンタの名前のリストを図
６に示す様にプリンタ検索ウィンドウ６０３の検索結果
表示ボックス６０７に表示させる。利用者は検索結果で
あるこのプリンタのリストから使用したいプリンタの名
前を選択して反転表示させ、選択ボタン６０６をクリッ
クして選択を入力する。

【００４７】利用者がプリントパネル６０１のプリンタ
名フィールド６２０に表示された名前「Phobo LBP-930」
を確認してＯＫボタン６１０をクリックすると、印刷が
実行される。

【００４８】（第２の実施形態）図８は第２の実施形態
の説明図である。

【００４９】プリンタ８０１は内部にプリンタ情報（プ
リンタの名前、プリンタのネットワーク・アドレス、カ
ラーｏｒモノクロ、解像度、使用可能用紙サイズ、使用
可能なフォント・リスト、両面印刷等のオプションの有
無を示すオプション・リスト等）を記憶するプリンタ情
報記憶部８０３と接続通知部８０２を備えている。プリ
ンタ情報記憶部８０３には、図２に示した様な構造を有
するプリンタ情報が保存されている。

【００５０】プリンタ８０１がネットワークに接続され
ると、プリンタ８０１の接続通知部８０２はプリンタ情
報記憶部８０３からプリンタ情報を受け取り図９に示す
様なエンコードを行ったプリンタ情報送信パケット９０
０を作成し、ネットワークを通じてネットワーク上に存
在するプリンタ情報データ・ベース作成プログラム８２
４に対してブロードキャストする（８０４）。

【００５１】ネットワーク上に存在するプリンタ情報デ
ータ・ベース作成プログラム８２４のプリンタ情報取得
部８０５はプリンタ情報送信パケット９００を受け取る
とこのパケット９００をデコードする。デコードにより
図２に示した様なデータ（名前、ＵＲＬ、使用可能用紙
サイズ、使用可能フォント等）を得ると、このデコード
したプリンタ情報をプリンタ情報データ・ベース構築部
８０６に渡す（８１４）。

【００５２】プリンタ情報データ・ベース構築部８０６
は返信されたデータを基に図５に示す様なデータ・ベー
スを作り、そのデータはプリンタ情報データ・ベース記
憶部８０７に保存される（８１５）。

【００５３】一方、ネットワークの利用者がアプリケー
ションから文書を印刷する場合のプリンタの検索は、プ
リンタ検索プログラム８０８により第１の実施形態と同
様に行う。

【００５４】（第３の実施形態）本実施の形態では、利
用者の要求またはタイマーにセットされた適当な時間間
隔または利用者のプリンタ情報データ・ベースに登録さ
れているプリンタへの印刷要求で、第１の実施形態にお
けるプリンタ情報データ・ベース作成プログラム１０４
にプリンタ情報データ・ベース作成指示を出すように構
成した。

【００５５】プリンタ情報データ・ベース作成プログラ
ム１０４が第１の実施形態と同様に実行されることで、
前回の作成以後にネットワークに追加されたプリンタの
プリンタ情報が新たにプリンタ情報データ・ベースに追
加、登録され、プリンタ情報データ・ベースが更新され
る。ネットワークの利用者がアプリケーションから文書
を印刷する場合のプリンタの検索は、第１の実施形態と
同様に行う。

【００５６】このように所定のタイミングにより特定の
プリンタ、またはすべてのプリンタのプリンタ情報の更
新を行うことにより、プリンタ情報データ・ベースを最
新のものに維持することができる。

【００５７】（第４の実施形態）本実施の形態では、利
用者の要求またはタイマーにセットされた適当な時間間
隔または利用者のプリンタ情報データ・ベースに登録さ
れているプリンタへの印刷要求で、第１または第２の実
施形態におけるプリンタ情報データ・ベース作成プログ
ラム１０４または８２４にプリンタ情報データ・ベース
更新要求を出すように構成した。図１０は第４の実施形
態のフロー・ チャートである。

【００５８】Ｓ１００１でデータ・ベース更新要求が出
されると、Ｓ１００２でプリンタ情報データ・ベース作
成プログラムはプリンタ情報データ・ベースからプリン
タ名とプリンタのネットワーク・アドレスの対のリスト
を作成する。Ｓ１００３では、作成したリストからプリ
ンタ名とネットワーク・アドレスの対を１つ読む。

【００５９】Ｓ１００４では、これにより図１１に示す
様なプリンタ情報要求パケット１１００を作成してネッ
トワークに送信し、プリンタからの応答を待つ。

【００６０】一方プリンタは、プリンタ情報要求パケッ
ト１１００を受け取ると第１の実施形態と同様にしてプ
リンタ情報返信パケット３２０を作成し、これを返信す
る。

【００６１】そして、Ｓ１００５においてこのプリンタ
情報返信パケット３２０がプリンタから所定時間内に返
ってこない場合には、このプリンタは既にネットワーク
上に存在しないものと見做してＳ１００６に分岐し、プ
リンタ情報データ・ベースから該当するプリンタ名のデ
ータを削除してからＳ１００９に進む。このステップで
はプリンタ名とプリンタのネットワーク・アドレスの対
のリストの末尾かを調べ、末尾に来ていれば処理を終了
し、末尾でなければＳ１００３に戻る。

【００６２】一方、Ｓ１００５においてプリンタからプ
リンタ情報返信パケットが３２０所定時間内に返信され
た場合はデータの削除を行なうことなくＳ１００７に分
岐し、返信されたこのパケット３２０をデコードして得
られたプリンタ情報と、プリンタ情報データ・ベース中
に既にある該当プリンタ情報とを比較して相異を判断す
る。両者が異なっていればＳ１００８に分岐して、プリ
ンタ情報データ・ベース中の該当プリンタ情報を更新し
てからＳ１００９に進む。このステップではプリンタ名
とプリンタのネットワーク・アドレスの対のリストの末
尾かを調べ、末尾に来ていれば処理を終了し、末尾でな
ければＳ１００３に戻る。

【００６３】一方、Ｓ１００７において両者が異なって
いなければデータ・ベースを更新することなくそのまま
Ｓ１００９に進み、プリンタ名とプリンタのネットワー
ク・アドレスの対のリストの末尾かを調べ、末尾に来て
いれば処理を終了し、末尾でなければＳ１００３に戻
る。

【００６４】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成
するためのソフトウエアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を該システム或は装置に読み出すこと
によって、そのシステム或は装置が、本発明の効果を享
受することが可能となる。

【００６５】

【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ネッ
トワーク・ プリンタを使用できる様にネットワーク管理
者が手作業でプリンタ情報データ・ベースの更新をする
ことなく、ネットワークの利用者は自分の使用したい機
能を有するネットワークに接続されたプリンタを発見し
て、所望のプリンタを使用することができる。また、プ
リンタ情報データ・ベースの更新をする場合には、管理
者がプリンタの種類や機能、必要なプリンタ・ドライバ
を知る必要をなくすことができる効果がある。

【００６６】また、インターネット・ プリンティングの
分野においては、プリンタの検索や接続の通知をインタ
ーネットに広げることにより、プリント・ショップなど
がプリンタとして本発明で使われているプリンタを使用
し、プリント・ショップの利用者が本発明のプリンタ検
索方法のプログラムでプリンタの検索を実行したり（プ
リンタからの接続通知を受けたり）、プリンタ検索方法
のプログラムで検索てプリンタから通知を受けた結果で
あるプリンタ情報データ・ベースを公開しているサービ
スを利用することにより、自分が利用したい機能のプリ
ンタを持っているプリント・ショップを探すことができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる第１の実施形態の説明図であ
る。

【図２】本発明にかかる各実施形態におけるプリンタ情
報の構造の説明図である。

【図３】第１の実施形態のフロー・チャートである。

【図４】第１の実施形態のプリンタ情報要求パケットと
プリンタ情報返信パケットの説明図である。

【図５】本発明にかかる各実施形態におけるプリンタ情
報データ・ベースの説明図である。

【図６】第１の実施形態（第２の実施形態）におけるプ
リンタの検索の説明図である。

【図７】第１の実施形態（第２の実施形態）のプリンタ
情報データ・ベースの検索のフロー・チャートである。

【図８】本発明にかかる第２の実施形態の説明図であ
る。

【図９】第２の実施形態におけるプリンタ情報送信パケ
ットの説明図である。

【図１０】第４の実施形態のフロー・チャートである。

【図１１】第４の実施形態におけるプリンタ情報要求パ
ケットの説明図である。

【符号の説明】

１０１、８０１ プリンタ １０２、８０３ プリンタ情報記憶部 １０３ プリンタ情報応答部 １０４、８２４ プリンタ情報データ・ベース作成プロ
グラム １０５、８０５ プリンタ情報取得部 １０６、８０６ プリンタ情報データ・ベース構築部 １０７、８０７ プリンタ情報データ・ベース記憶部 １０８、８０８ プリンタ検索プログラム １１６、８１６ プリンタ検索条件入力部 １１７、８１７ プリンタ検索実行部 １１９、８１９ 検索結果表示部 ３１０、１１００ プリンタ情報要求パケット ３２０ プリンタ情報返信パケット ８０２ プリンタ接続通知部 ９００ プリンタ情報送信パケット

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリンタのプリンタ情報データ・ベース
   を構築するデータ・ベース構築ステップと、前記プリン
   タ情報データ・ベースを検索するプリンタ情報検索ステ
   ップとを実行してネットワーク内の所望のプリンタを検
   索するプリンタ検索方法であって、 前記データ・ベース構築ステップは、前記プリンタにプ
   リンタ情報を要求して前記プリンタ情報を取得する情報
   要求ステップと、前記取得したプリンタ情報により前記
   プリンタ情報データ・ベースを構築するステップと、前
   記構築されたプリンタ情報データ・ベースを記憶するス
   テップとを含み、 前記プリンタ情報検索ステップは、所定の検索条件によ
   り前記プリンタ情報データ・ベースを検索するステップ
   と、当該検索により得られたプリンタ情報を表示するス
   テップとを含むことを特徴とするプリンタ検索方法。
2. 【請求項２】 前記データ・ベース構築ステップを実行
   する要求または所定の時間間隔、または前記プリンタ情
   報データ・ベースにプリンタ情報を記憶されたプリンタ
   への印刷要求に応じて前記情報要求ステップにおけるプ
   リンタ情報の要求を再度実行するステップと、 前記プリンタから新たに取得したプリンタ情報が前記プ
   リンタ情報データ・ベースに記憶されていないか、前記
   プリンタから前記プリンタ情報を取得できないときには
   前記プリンタ情報データ・ベースを更新するステップと
   を含むことを特徴とする請求項１に記載のプリンタ検索
   方法。
3. 【請求項３】 前記プリンタ情報の要求に対して前記プ
   リンタが応答しないときには、前記更新するステップに
   おいて前記プリンタ情報データ・ベースから当該応答し
   ないプリンタのプリンタ情報を削除することを特徴とす
   る請求項２に記載のプリンタ検索方法。
4. 【請求項４】 前記再度実行するステップでは、前記印
   刷要求されたプリンタ、前記プリンタ情報データ・ベー
   スにプリンタ情報を登録されているプリンタ、当該プリ
   ンタのうち更新プリンタ選択手段によって選択されたプ
   リンタについてプリンタ情報を要求することを特徴とす
   る請求項２または３に記載のプリンタ検索方法。
5. 【請求項５】 前記プリンタは、前記ネットワークに接
   続する接続手段とネットワーク接続したことを前記ネッ
   トワークを通じて知らせる通知手段とを備え、 前記データ・ベース構築ステップにおいて、前記通知手
   段からの通知を受けて前記情報要求ステップを行なうこ
   とを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載のプ
   リンタ検索方法。
6. 【請求項６】 プリンタのプリンタ情報データ・ベース
   を構築するデータ・ベース構築手段と、前記プリンタ情
   報データ・ベースを検索するプリンタ情報検索手段とに
   よってネットワーク内の所望のプリンタを検索する情報
   処理システムであって、 前記データ・ベース構築手段は、前記プリンタにプリン
   タ情報を要求して前記プリンタ情報を取得する情報要求
   手段と、前記取得したプリンタ情報により前記プリンタ
   情報データ・ベースを構築する手段と、前記構築された
   プリンタ情報データ・ベースを記憶する手段とを含み、 前記プリンタ情報検索手段は、所定の検索条件により前
   記プリンタ情報データ・ベースを検索する手段と、当該
   検索により得られたプリンタ情報を表示する手段とを含
   むことを特徴とする情報処理システム。
7. 【請求項７】 前記プリンタへのプリンタ情報の要求ま
   たは所定の時間間隔、または前記プリンタ情報データ・
   ベースにプリンタ情報を記憶されたプリンタへの印刷要
   求に応じて前記情報要求手段によるプリンタ情報の要求
   を再度実行する手段と、 前記プリンタから新たに取得したプリンタ情報が前記プ
   リンタ情報データ・ベースに記憶されていないか、前記
   プリンタから前記プリンタ情報を取得できないときには
   前記プリンタ情報データ・ベースを更新する手段とを含
   むことを特徴とする請求項６に記載の情報処理システ
   ム。
8. 【請求項８】 前記プリンタ情報の要求に対して前記プ
   リンタが応答しないときには、前記更新する手段によっ
   て前記プリンタ情報データ・ベースから当該応答しない
   プリンタのプリンタ情報を削除することを特徴とする請
   求項７に記載の情報処理システム。
9. 【請求項９】 前記再度実行する手段によって、前記印
   刷要求されたプリンタ、前記プリンタ情報データ・ベー
   スにプリンタ情報を登録されているプリンタ、当該プリ
   ンタのうち更新プリンタ選択手段によって選択されたプ
   リンタについてプリンタ情報を要求することを特徴とす
   る請求項７または８に記載の情報処理システム。
10. 【請求項１０】 前記プリンタは、前記ネットワークに
    接続する接続手段とネットワーク接続したことを前記ネ
    ットワークを通じて知らせる通知手段とを備え、 前記データ・ベース構築手段は、前記通知手段からの通
    知を受けて前記情報要求手段によって前記プリンタにプ
    リンタ情報の要求を行なうことを特徴とする請求項６な
    いし９のいずれかに記載の情報処理システム。
11. 【請求項１１】 前記プリンタは、前記プリンタ情報を
    記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項６な
    いし１０のいずれかに記載の情報処理システム。
12. 【請求項１２】 プリンタのプリンタ情報データ・ベー
    スを構築するデータ・ベース構築ステップと、前記プリ
    ンタ情報データ・ベースを検索するプリンタ情報検索ス
    テップとを実行させネットワーク内の所望のプリンタを
    検索するプリンタ検索方法のプログラムを記憶した記録
    媒体であって、 前記データ・ベース構築ステップは、前記プリンタにプ
    リンタ情報を要求して前記プリンタ情報を取得する情報
    要求ステップと、前記取得したプリンタ情報により前記
    プリンタ情報データ・ベースを構築するステップと、前
    記構築されたプリンタ情報データ・ベースを記憶するス
    テップとを含み、 前記プリンタ情報検索ステップは、所定の検索条件によ
    り前記プリンタ情報データ・ベースを検索するステップ
    と、当該検索により得られたプリンタ情報を表示するス
    テップとを含むことを特徴とするプログラムを記憶した
    記録媒体。
13. 【請求項１３】 前記データ・ベース構築ステップを実
    行する要求または所定の時間間隔、または前記プリンタ
    情報データ・ベースにプリンタ情報を記憶されたプリン
    タへの印刷要求に応じて前記情報要求ステップにおける
    プリンタ情報の要求を再度実行させるステップと、 前記プリンタから新たに取得したプリンタ情報が前記プ
    リンタ情報データ・ベースに記憶されていないか、前記
    プリンタから前記プリンタ情報を取得できないときには
    前記プリンタ情報データ・ベースを更新するステップと
    を含むことを特徴とするプログラムを記憶した請求項１
    ２に記載の記録媒体。
14. 【請求項１４】 前記プリンタ情報の要求に対して前記
    プリンタが応答しないときには、前記更新するステップ
    において前記プリンタ情報データ・ベースから当該応答
    しないプリンタのプリンタ情報を削除することを特徴と
    するプログラムを記憶した請求項１３に記載の記録媒
    体。
15. 【請求項１５】 前記再度実行させるステップでは、前
    記印刷要求されたプリンタ、前記プリンタ情報データ・
    ベースにプリンタ情報を登録されているプリンタ、当該
    プリンタのうち更新プリンタ選択手段によって選択され
    たプリンタについてプリンタ情報を要求することを特徴
    とするプログラムを記憶した請求項１３または１４に記
    載の記録媒体。
16. 【請求項１６】 前記プリンタは、前記ネットワークに
    接続する接続手段とネットワーク接続したことを前記ネ
    ットワークを通じて知らせる通知手段とを備え、 前記データ・ベース構築ステップにおいて、前記通知手
    段からの通知を受けて前記情報要求ステップを実行させ
    ることを特徴とするプログラムを記憶した請求項１２な
    いし１５のいずれかに記載の記録媒体。