JPH11308753A - 電力系統の保護制御並びに計測装置 - Google Patents

電力系統の保護制御並びに計測装置

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JPH11308753A
JPH11308753A JP10112168A JP11216898A JPH11308753A JP H11308753 A JPH11308753 A JP H11308753A JP 10112168 A JP10112168 A JP 10112168A JP 11216898 A JP11216898 A JP 11216898A JP H11308753 A JPH11308753 A JP H11308753A
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JP
Japan
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time
daylight saving
power system
schedule
clock
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Pending
Application number
JP10112168A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kaneda
啓一 金田
Kimiyoshi Fujii
公嘉 藤井
Hiroshi Matsumoto
博 松本
Ichiro Kodama
一郎 児玉
Hironobu Matsushita
浩延 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
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Publication of JPH11308753A publication Critical patent/JPH11308753A/ja
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サマータイム制度による時刻の変更を行う際、
時刻変更を容易に且つ自動的に行うことにある。 【解決手段】時計機能を有し、この時計機能により時刻
の記録と共に電力系統の保護制御、計測を行う電力系統
の保護制御並びに計測装置において、予めサマータイム
期間が設定され、時計機能の時計1より入力される信号
を算出して予め設定されたサマータイム期間であるか否
かを検出するサマータイム期間検出回路2と、このサマ
ータイム期間検出回路2によりサマータイム期間である
ことが検出されると、時計1の現在時刻をサマータイム
期間の時刻に時刻補正回路4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力系統の保護制御
や計測を行う時計機能を有するディジタル形保護制御並
びに計測装置において、特にサマータイムの導入に伴う
時刻の修正を自動的に行い得るようにした電力系統の保
護制御並びに計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、夏期の電力対策の一貫として、サ
マータイム制度の導入が考えられている。これは、夏期
の一定期間の間、時間を標準時間より1時間繰上げて、
日中の時間を有効に利用しようとするものである。
【0003】ところで、電力系統の保護制御装置や計測
装置においては、高信頼度、高精度、多機能化、小形
化、保守点検の省力化の点で有利なことから、デイジタ
ル化が図られている。
【0004】例えば、ディジタルリレーでは、データの
保存が容易にできるという特徴があり、この特徴を利用
して系統事故発生時のリレー内部データを記録し、これ
を後で読取ることによってリレー応動の検証を行うこと
ができる。
【0005】また、ディジタルリレーには、装置の信頼
度向上のため、自動監視機能を備えている。常時監視は
アナログ入力部から演算結果の出力部まで自己診断機能
を生かし、広範囲で高精度に不良検出を行い、自動点検
は常時監視で検出できない部位、例えば常時入力のない
零相回路やしゃ断器引外し回路の補助リレーに点検入力
を印加することにより不良検出を行っている。
【0006】従って、装置の故障発生時にそれらの不良
データを記録し、これを後で読取ることにより、装置の
故障診断が容易になり、早期に装置の修復ができる。こ
のように電力系統の事故発生時、又は装置故障発生時に
は、装置内部表示部又は外部表示部にその旨を表示し、
運転員によりリレーの動作確認や故障診断を行ってい
る。さらに、リレー応動の詳細な解析が必要な場合や、
より多くの故障情報を集める場合には、ディジタルリレ
ーからデータを取出すことになる。
【0007】ここで、データの記録は複数回記録できる
ため、そこで重要となるのが事故発生時及び装置故障発
生時の時刻データである。また、自動監視機能の自動点
検においても、任意に点検時刻を設定する必要があるた
め、ディジタルリレー装置自身が時計機能を持ってい
る。
【0008】これは点検起動時刻がランダムであると、
点検起動が休日や夜間になったりして、自動点検の際、
万一点検不良が発生すると、故障の修復対応が遅れた
り、運転保守員の社会生活面に支障をきたす場合が生じ
るからである。
【0009】従って、保護制御装置や計測装置の運用開
始時は、装置の現在時刻を標準時刻に合せ、故障修復対
応や運転保守員の支障のない時間に点検開始時刻の設定
を行っている。
【0010】図13は従来の保護制御並びに計測装置の
時計機能を説明するためのブロック図である。図13に
おいて、時計装置11よりアンド回路12に入力される
現在時刻12aと点検設定時刻12bが論理積条件を満
たしていれば、ワンショットタイマ14により一定時間
だけ出力信号を出し、これを点検回路15に与えて点検
起動を行い、図示しないリレーの点検を実施している。
【0011】次にリレーの動作により得られる信号16
をその時の現在時刻12aと共に動作表示回路18に入
力し、「動作内容」と「発生日時」を最新動作結果のデ
ータとしてメモリ18a,18bにそれぞれ保存し、表
示パネル20の動作内容表示部20aに表示している。
【0012】また、リレーの故障により得られる信号1
7をその時の現在時刻12aと共に故障表示回路19に
入力し、「故障内容」と「発生日時」を最新故障結果の
データとしてメモリ19a,19bにそれぞれ保存し、
表示パネル20の故障内容表示部20bに表示してい
る。なお、動作結果は複数回数のデータの保存が可能で
あり、後で任意に読み出すことが可能である。また、故
障表示も動作表示と同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような時計機能を
有するディジタル形保護制御並びに計測装置において、
サマータイム制度が導入されると、現在時刻が補正され
ないため、動作時刻、故障発生時刻、自動点検起動時刻
にずれが生じる。
【0014】従って、その都度保護制御並びに計測装置
の現在時刻をサマータイム時間での時刻に読替えるか、
保護制御並びに計測装置に有する時計機能の現在時刻を
再度入力し直す必要がある。このため、全電気所の全装
置の現在時刻の見直し作業を行わなければならず、大変
な労力と手間がかかる。
【0015】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、サマータイム制度による時刻の変更を行う
際、時刻変更を容易に且つ自動的に行うことができる電
力系統の保護制御並びに計測装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により電力系統の保護制御
並びに計測装置を構成するものである。請求項1に対応
する発明は、時計機能を有し、この時計機能により時刻
の記録と共に電力系統の保護制御、計測を行う電力系統
の保護制御並びに計測装置において、予めサマータイム
期間が設定され、前記時計機能の時計より入力される信
号を算出して予め設定されたサマータイム期間であるか
否かを検出するサマータイム期間検出手段と、このサマ
ータイム期間検出手段によりサマータイム期間であるこ
とが検出されると前記時計の現在時刻をサマータイム期
間の時刻に修正する手段とを備えたものである。。
【0017】請求項2に対応する発明は、時計機能を有
し、この時計機能により時刻の記録と共に電力系統の保
護制御、計測を行う電力系統の保護制御並びに計測装置
において、サマータイムを選択設定するサマータイム設
定手段と、このサマータイム設定手段によりサマータイ
ムが選択設定されると、時計機能の時計の時刻をサマー
タイム時刻に修正する手段を備えたものである。
【0018】上記請求項1及び請求項2に対応する発明
の電力系統の保護制御並びに計測装置にあっては、サマ
ータイム制度導入による現在時刻のサマータイム時間変
更時でも、時刻変更が自動的に、しかも容易に行うこと
ができる。
【0019】請求項3に対応する発明は、サマータイム
機能を持たない時計ユニットと組合され、この時計ユニ
ットより得られる時刻データに基いてタイムスケジュー
ル制御を行う電力系統の保護制御装置において、制御装
置本体の立上り時にサマータイムか否かを判断し、サマ
ータイムであれば制御装置本体内の時刻データをサマー
タイムにセットする手段を備えて、サマータイムによる
タイムスケジュール制御を可能にしたものである。
【0020】上記請求項3に対応する発明の電力系統の
保護制御装置にあっては、制御装置本体の立上がり時に
サマータイムか否かを判断し、サマータイムであれば制
御装置本体内の時刻データをサマータイムにセットして
サマータイムによるタイムスケジュール制御を行うた
め、時計ユニットの交換や改造を行う必要がなく、また
装置本体の立上り時に作業員によるサマータイムへの時
刻補正を行う必要がなく、且つ時刻補正のミスを防止す
ることができる。
【0021】請求項4に対応する発明は、サマータイム
機能を持たない時計ユニットと組合され、この時計ユニ
ットより得られる時刻データに基いてタイムスケジュー
ル制御を行う電力系統の保護制御装置において、制御装
置本体の運転中にサマータイムへ切替わった際、制御装
置本体内の時刻データを自動的にサマータイムへ切替え
る手段を備え、この手段によりサマータイムによる時刻
データに切替えられると、タイムスケジュール整定値を
変更することなく、タイムスケジュール制御を行うよう
にしたものである。
【0022】請求項5に対応する発明は、請求項4に対
応する発明の電力系統の保護制御装置において、サマー
タイムへ切替える手段は、外部より入力されるサマータ
イム状態入力状況からサマータイムか否かを常時判断
し、制御装置本体の時刻メモリへ適切な時刻をセットす
る手段を有するものである。
【0023】上記請求項4及び請求項5に対応する発明
の電力系統の保護制御装置にあっては、サマータイムへ
切替わった際、制御装置本体内の時刻データを自動的に
サマータイムへ切替え、タイムスケジュール整定値を変
更せずともサマータイムにてタイムスケジュール制御を
行うため、時計ユニットの交換や改造を行う必要がな
く、また装置本体の立上り時に作業員によるサマータイ
ムへの時刻補正を行う必要がなく、且つ時刻補正のミス
を防止することができる。
【0024】請求項6に対応する発明は、請求項4に対
応する発明の電力系統の保護制御装置において、タイム
スケジュール整定値よりスケジュールの相対時刻を求め
る手段を備えてサマータイムにてスケジュール制御を行
うものである。
【0025】請求項6に対応する発明の電力系統の保護
制御装置にあっては、上記作用効果に加えて、タイムス
ケジュール整定値よりスケジュールの相対時刻(制御す
る時間の間隔を示す)を求めることにより、サマータイ
ムへ移行する際、必要となる絶対時刻(制御する時刻を
示す)を作業員が整定する必要がなくなり、且つ絶対時
刻を整定する機能を設けなくても済む。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による電力系統の保護
制御並びに計測装置の第1の実施の形態における時計機
能のブロック図である。
【0027】図1において、1は月、曜日、日時を示す
信号を出力するオートカレンダ機能を有する時計、2は
予めサマータイム期間、例えば開始日が6月第1日曜
日、終了日が9月第1日曜日が設定されたサマータイム
期間検出回路で、このサマータイム期間検出回路2は時
計1から入力される信号がサマータイム期間に入った
か、又は終了したかを検出し、サマータイム期間に入っ
ていればサマータイム表示部3にその旨の表示信号を与
えるものである。
【0028】また、4は時計1から時刻信号を受け、且
つサマータイム期間検出回路2よりサマータイム期間検
出信号が入力されると開始日の開始時刻から例えば1時
間差引いた時刻を新設定時刻(現在時刻)5として出力
し、またサマータイム期間終了検出信号が入力されると
終了日の終了時刻に1時間を加算した時刻を新設定時刻
(現在時刻)5として出力するものである。
【0029】次にこのように構成された時計機能の作用
を説明する。例えば時計1が6月の第1日曜日になる
と、サマータイム期間検出回路2によりサマータイム期
間開始日と認知し、時刻補正回路4により現在時刻を1
時間進めて、サマータイム時間にて装置の運用が行われ
る。
【0030】また、時計1が9月の第1日曜日になると
サマータイム期間検出回路2によりサマータイム期間終
了日と認知し、現在時刻を1時間遅らせてサマータイム
時間を解除する。
【0031】このようにサマータイム期間を任意に設定
することで、その間を自動的にサマータイム時間にて装
置の運用を図ることができる。本例ではサマータイム期
間を毎年の設定を不要とするため曜日設定とし、サマー
タイム開始曜日の所定時刻に現在時刻を1時間進め、サ
マータイム終了曜日の所定時刻に1時間遅らすようにし
ている。
【0032】また、サマータイム期間が検出されると、
そのことをサマータイム表示部3に表示しているので、
その表示の確認により時刻変更に伴う混乱を避けること
ができる。
【0033】なお、サマータイム制度が法令化した場合
はサマータイム期間を固定として、補正を行うように構
成すればよい。また、上記例では曜日単位で説明した
が、日単位の設定でもよい。
【0034】図2は本発明による電力系統の保護制御並
びに計測装置の第2の実施の形態における時計機能のブ
ロック図で、図1と同一部分には同一符号を付してあ
る。図2において、1は月、曜日、日時を示す信号を出
力するオートカレンダ機能を有する時計、6はサマータ
イム制度を画面設定、又は条件端子(開閉器等)により
設定するサマータイム設定手段で、このサマータイム設
定手段6により「サマータイム」が選択されるとサマー
タイム表示部3にその旨の表示信号を与えるものであ
る。
【0035】また、4は時計1より出力される時刻信号
が入力される時刻補正回路で、この時刻補正回路4はサ
マータイム設定手段6により「サマータイム」が選択さ
れると、保護制御装置や計測装置内の時計の現在時刻5
を自動的に1時間進め、また条件端子により「サマータ
イム」を解除すると保護制御装置や計測装置内の時計の
現在時刻5を1時間遅らせるように補正する機能を有し
ている。
【0036】次にこのように構成された時計機能の作用
を説明する。いま、サマータイム設定手段6として、例
えば条件端子により「サマータイム」を選択すると時刻
補正回路4より、現在時刻をサマータイム時間に合せて
1時間進め、また条件端子により「サマータイム」を解
除すると、現在時刻5を1時間遅らせる。また、サマー
タイムが設定されているときはその旨がサマータイム表
示部3に表示される。
【0037】上記サマータイム設定手段6において、サ
マータイム制度の設定の選択は、前述のように装置の画
面にて直接行う方法と遠隔制御化対応を考慮して外部条
件等で設定する方法がある。
【0038】このような時計機能を持たせることによ
り、サマータイム時間の時刻変更が容易に行うことがで
き、またサマータイム制度が設定されていることが表示
部5により表示されるので、混乱を招くようなことがな
くなる。
【0039】以上はサマータイム機能を持たせた時計ユ
ニットを電力系統の保護制御装置並びに計測装置に組合
せて、これらの装置に有する時計機能をサマータイム制
度に合せて補正する場合について述べたが、次にサマー
タイム機能を持たない時計ユニットと組合される保護制
御装置並びに計測装置にサマータイムによるタイムスケ
ジュール制御を可能とした実施の形態について述べる。
【0040】図3は本発明による保護制御装置並びに計
測装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。図
3に示すように、制御装置101は時計ユニット102
より時、分、秒のデータを読込み、タイムスケジュール
制御を行うものである。サマータイムへの切替指令は外
部よりサマータイム状態入力103として与えられる。
【0041】本実施の形態では、サマータイムに対応す
るに際し、時計ユニット102の交換や改造を行わず
に、制御装置101内にタイムスケジュール自動切替処
理機能を持たせてサマータイム制度に対応させるように
したものである。
【0042】以下図4乃至図11に示すフローチャート
により、制御装置101に持たせたタイムスケジュール
自動切替処理機能について詳細に説明する。図4に示す
ように装置の立上り時にステップ201にてサマータイ
ムイニシャル処理を行った後、ステップ202にて既存
の処理である各種処理を実行し、タイムステップ203
により次にタイムスケジュール整定値の変更があるか否
かの条件判定処理を実行する。
【0043】タイムスケジュール整定値に変更があった
場合には、ステップ204にて絶対値−相対値変換処理
を実行する。その後、ステップ205に進んで、サマー
タイムフラグの条件判定処理を実行し、サマータイムフ
ラグが立っていればステップ206にてサマータイムセ
ット処理を実行し、立っていなければステップ207に
て既存の処理である通常時刻セット処理を実行する。
【0044】その後、ステップ208にてサマータイム
移行フラグ判定処理を実行し、タイムスケジュール移行
フラグが立っていれば、ステップ209にてタイムスケ
ジュール移行処理を実行し、メインルーチンのループの
先頭へ戻る。また、タイムスケジュール移行フラグが立
っていない場合には、ステップ210にてサマータイム
状態入力の変化判定処理を実行し、サマータイム状態入
力に変化があった場合にはステップ211にてタイムス
ケジュール移行準備処理を実行し、メインルーチンのル
ープの先頭へ戻る。
【0045】サマータイム状態入力に変化がない場合に
はステップ212にて既存の処理である通常タイムスケ
ジュール処理を実行し、メインルーチンのループの先頭
へ戻る。
【0046】ここで、サマータイムイニシャル処理を実
行するステップ201のサブルーチンによる処理を図5
により説明する。ステップ201において、サマータイ
ムイニシャル処理が開始されると、まずステップ301
にて時計ユニット102より時、分、秒の読込み処理を
実行後、ステップ302にて制御装置101をイニシャ
ライズする以前のサマータイムフラグ判定処理を実行す
る。サマータイムフラグが立っていれば、時、分、秒デ
ータを1時間進め、ステップ303にてメモリへセット
する処理を実行し、サブルーチンを抜ける。また、サマ
ータイムフラグが立っていない場合には、ステップ30
4にて既存の処理である時刻データ処理メモリセット処
理を実行し、サブルーチンを抜ける。
【0047】次に絶対値−相対値変換処理を実行するス
テップ204のサブルーチンによる処理を図6により説
明する。ステップ204において、絶対値−相対値変換
処理が開始されると、全てのタイムスケジュール整定値
を確認するためのループ401に入り、次にステップ4
02にてタイムスケジュール整定値を1組毎に読込む処
理を実行した後、ステップ403にて1組のタイムスケ
ジュール整定値の制御時刻(前)と制御時刻(後)との
大小関係を判定する処理を実行する。制御時刻(前)の
方が制御時刻(後)より大きい場合にはステップ404
にて制御時刻(後)に24時間加算する処理を実行す
る。
【0048】次にステップ405にて制御時刻(後)か
ら制御時刻(前)を減算して、相対時刻へセットする処
理を実行する。その後、ステップ406にて相対時刻加
工処理を実行してタイムスケジュール整定値の組毎に必
要であれば補正を加える処理を行う。
【0049】以上の内容を全てのタイムスケジュール整
定値の組に対して実行し、サブルーチンを抜ける。次に
サマータイムセット処理を実行するステップ206のサ
ブルーチンによる処理を図7により説明する。
【0050】ステップ206にてサマータイムセット処
理が開始されると、ステップ501にて時計ユニット1
02より時、分、秒データを読込む処理を実行し、ステ
ップ502にて時、分、秒データを1時間進めてメモリ
へセットする処理を実行し、サブルーチンを抜ける。
【0051】次にタイムスケジュール移行準備処理を実
行するステップ211のサブルーチンによる処理を図8
により説明する。ステップ211にてタイムスケジュー
ル移行準備処理が開始されると、ステップ601にてタ
イムスケジュール移行フラグを立てる処理を実行後、ス
テップ602にて移行スタートタイムカウンタをスター
トする処理を実行し、続いてステップ603にてサマー
タイム状態入力方向判定処理を行う。
【0052】ここで、サマータイム状態入力が「通常→
サマータイム」の場合は、ステップ604にてサマータ
イム整定値変更処理を実行し、サブルーチンを抜ける。
また、サマータイム状態入力が「サマータイム→通常」
の場合は、ステップ605にて通常整定値変更処理を実
行し、サブルーチンを抜ける。
【0053】サマータイム状態入力が異常な場合は、ス
テップ606にて異常表示、タイムスケジュール移行フ
ラグOFF及び移行スタートタイムカウンタリセット処
理を実行し、サブルーチンを抜ける。
【0054】上記サマータイム整定値変更処理を実行す
るステップ604は、さらに図9に示すようなサブルー
チンによる処理が実行される。ステップ604にてサマ
ータイム整定値変更処理が開始されると、全てのタイム
スケジュール整定値を確認するためのループ701に入
り、次にステップ702にてタイムスケジュール整定値
を1組毎に読込む処理を行い、次にステップ703にて
1組のタイムスケジュール整定値の制御時刻(前)から
現在時刻を減算した値が−1時間以内であるなら、制御
時刻(前)に1時間を加算し、さらにステップ704に
て絶対値−相対値変換処理(ステップ204)で求めた
相対時刻を加算した結果を移行制御時刻(後)に格納す
る処理を実行する。
【0055】次にステップ705にて制御時刻(前)か
ら現在時刻を減算した値が+1時間以内であるか否かを
判定する処理を実行する。その結果が+1時間以内であ
るなら、ステップ706にて制御時刻(前)に1時間を
加算した結果を移行制御時刻(前)に格納する処理を実
行し、さらにステップ706で求めた移行制御時刻
(前)にステップ204の絶対値−相対値変換処理で求
めた相対時刻を加算し、その結果をステップ707にて
移行制御時刻(後)に格納する処理を実行する。
【0056】以上の内容を全てのタイムスケジュール整
定値の組に対して実行した後、ステップ708にてサマ
ータイムフラグを立てる処理を実行し、サブルーチンを
抜ける。
【0057】また、上記通常整定値変更処理を実行する
ステップ605は、さらに図10に示すようなサブルー
チンによる処理が実行される。ステップ605におい
て、通常整定値変更処理が開始されると、全てのタイム
スケジュール整定値を確認するためのループ801に入
り、次にステップ802にてタイムスケジュール整定値
を1組毎に読込む処理を行い、次にステップ803にて
1組のタイムスケジュール整定値の制御時刻(前)から
現在時刻を減算した値が−1時間以内であるか否かを判
定する処理を実行する。
【0058】その結果が−1時間以内であるなら、ステ
ップ804にて制御時刻(前)に1時間を減算し、さら
に絶対値−相対値変換処理(ステップ204)で求めた
相対時刻を加算し、その結果を移行制御時刻(後)に格
納する処理を実行する。
【0059】次にステップ805にて制御時刻(前)か
ら現在時刻を減算した値が+1時間以内であるか否かを
判定する処理を実行する。その結果が+1時間以内であ
るなら、ステップ806にて制御時刻(前)に1時間減
算した結果を移行制御時刻(前)に格納する処理を実行
し、さらにこのステップ806で求めた移行制御時刻
(前)に絶対値−相対値変換処理(ステップ204)で
求めた相対時刻を加算し、その結果をステップ807に
て移行制御時刻(後)に格納する処理を実行する。
【0060】以上の内容を全てのタイムスケジュール整
定値の組に対して実行した後、ステップ808にてサマ
ータイムフラグを復帰させる処理を実行し、サブルーチ
ンを抜ける。
【0061】次にタイムスケジュール移行処理を実行す
るステップ209のサブルーチンによる処理を図11に
より説明する。ステップ209において、タイムスケジ
ュール移行処理が開始されると、ステップ901にてタ
イムスケジュール移行準備処理(ステップ211)サブ
ルーチン内で立てられる移行スタートタイムカウンタが
1時間経過したかを判別する処理を実行し、1時間以内
であるならステップ903にてタイムスケジュール移行
準備処理(ステップ211)サブルーチン内のサマータ
イム整定値変更処理(ステップ604)及び通常整定値
変更処理(ステップ605)サブルーチン内にて作成さ
れた移行制御時刻データにてタイムスケジュール制御を
行う処理を実行し、サブルーチンを抜ける。また、1時
間以上経過した場合は、ステップ902にてタイムスケ
ジュール移行フラグをリセットする処理を実行し、サブ
ルーチンを抜ける。
【0062】以上のようなタイムスケジュール自動切替
処理機能を制御装置101内に持たせることにより、時
計ユニットにサマータイム機能がなくても、サマータイ
ムによるタイムスケジュール制御が可能となる。
【0063】ここで、タイムスケジュール自動切替処理
を適用した際に、タイムスケジュール処理の移行状態を
図12により具体的に説明する。いま、図12に示すよ
うにタイムスケジュール1及びタイムスケジュール2が
整定されているとする。ここで、12時にサマータイム
へ切替わった場合、本ソフトウェアを適用する前では、
タイムスケジュール1は12時にサマータイムへ切替わ
った段階で制御時刻(後)に達する(12時→13時と
なるため)、30分制御しただけで終了する。また、タ
イムスケジュール2は12時にサマータイムへ切替わっ
た段階で制御時刻(前)に達しているため、瞬時に制御
を開始し、30分後に制御を終えてしまう。
【0064】ここで、本処理を適用するとサマータイム
へ切替わる前後1時間のタイムスケジュール制御を検出
し、移行制御時刻にてタイムスケジュールを実行するた
め、タイムスケジュール1は12時にサマータイムへ切
替わっても、制御開始してから1時間は制御を行うよう
になる。また、タイムスケジュール2は、12時にサマ
ータイムに切替わっても、30分後から制御を開始し、
1時間制御を実施するようになる。
【0065】このように制御装置内にサマータイムによ
るタイムスケジュール制御のサマータイム機能を持たせ
ることにより、次のような作用効果が得られる。 (1)サマータイム機能がない時計ユニットと組合せた
制御装置にあっても、制御装置立上り時、制御装置内の
時刻データが必要に応じサマータイムにセットされ、サ
マータイムか否かを判断して制御装置の時刻メモリへ適
切な時刻をセットするタイムスケジュール制御を可能と
したので、時計ユニットの交換や改造、又は制御装置立
上り時に作業員によるサマータイムへの時刻補正を行う
必要がなくなり、時刻補正のミスを防止することができ
る。 (2)サマータイムへ切替わった際、制御装置内の時刻
データを自動的にサマータイムへ切替え、タイムスケジ
ュール整定値を変更しないでもサマータイムにてタイム
スケジュール制御を行うことが可能となる。 (3)タイムスケジュール整定値よりスケジュールの相
対時刻(制御する時間の間隔)を求めることにより、サ
マータイムへ移行する際必要となる絶対時刻(制御する
時刻を示す)を作業員が整定する必要がなく、絶対時刻
を整定する機能を制御装置に設けなくてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、サマ
ータイム制度による時刻の変更を行う際、時刻変更を容
易に且つ自動的に行うことができる電力系統の保護制御
並びに計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力系統の保護制御並びに計測装
置の第1の実施の形態における時計機能のブロック図。
【図2】本発明による電力系統の保護制御並びに計測装
置の第2の実施の形態における時計機能のブロック図。
【図3】本発明による保護制御装置並びに計測装置の第
3の実施の形態を示すブロック図。
【図4】第3の実施の形態において、制御装置に組込む
タイムスケジュール自動切替え処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図5】図4のサマータイムイニシャル処理を行うサブ
ルーチンのフローチャート。
【図6】図4の絶対値−相対値変換処理を行うサブルー
チンのフローチャート。
【図7】図4のサマータイムセット処理を行うサブルー
チンのフローチャート。
【図8】図4のタイムスケジュール移行準備処理を行う
サブルーチンのフローチャート。
【図9】図8の整定値変更処理(通常→サマータイム)
を行うサブルーチンのフローチャート。
【図10】図8の整定値変更処理(サマータイム→通
常)を行うサブルーチンのフローチャート。
【図11】図4のタイムスケジュール移行処理を行うサ
ブルーチンのフローチャート。
【図12】本処理を適用した場合と適用しない場合で、
サマータイムに切替わった際のタイムスケジュール制御
を比較して示すタイムチャート。
【図13】従来の電力系統の保護制御並びに計測装置を
示すブロック図。
【符号の説明】
1……時計 2……サマータイム期間検出回路 3……サマータイム表示部 4……時刻補正回路 6……サマータイム設定手段
フロントページの続き (72)発明者 藤井 公嘉 愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目24番30 号 株式会社東芝中部支社内 (72)発明者 松本 博 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 児玉 一郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 松下 浩延 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計機能を有し、この時計機能により時
    刻の記録と共に電力系統の保護制御、計測を行う電力系
    統の保護制御並びに計測装置において、 予めサマータイム期間が設定され、前記時計機能の時計
    より入力される信号を算出して予め設定されたサマータ
    イム期間であるか否かを検出するサマータイム期間検出
    手段と、このサマータイム期間検出手段によりサマータ
    イム期間であることが検出されると前記時計の現在時刻
    をサマータイム期間の時刻に修正する手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力系統の保護制御並びに計測装置。
  2. 【請求項2】 時計機能を有し、この時計機能により時
    刻の記録と共に電力系統の保護制御、計測を行う電力系
    統の保護制御並びに計測装置において、 サマータイムを選択設定するサマータイム設定手段と、
    このサマータイム設定手段によりサマータイムが選択設
    定されると、時計機能の時計の時刻をサマータイム時刻
    に修正する手段を備えたことを特徴とする電力系統の保
    護制御並びに計測装置。
  3. 【請求項3】 サマータイム機能を持たない時計ユニッ
    トと組合され、この時計ユニットより得られる時刻デー
    タに基いてタイムスケジュール制御を行う電力系統の保
    護制御装置において、 制御装置本体の立上り時にサマータイムか否かを判断
    し、サマータイムであれば制御装置本体内の時刻データ
    をサマータイムにセットする手段を備えて、サマータイ
    ムによるタイムスケジュール制御を可能にしたことを特
    徴とする電力系統の保護制御装置。
  4. 【請求項4】 サマータイム機能を持たない時計ユニッ
    トと組合され、この時計ユニットより得られる時刻デー
    タに基いてタイムスケジュール制御を行う電力系統の保
    護制御装置において、 制御装置本体の運転中にサマータイムへ切替わった際、
    制御装置本体内の時刻データを自動的にサマータイムへ
    切替える手段を備え、この手段によりサマータイムによ
    る時刻データに切替えられると、タイムスケジュール整
    定値を変更することなく、タイムスケジュール制御を行
    うことを特徴とする電力系統の保護制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電力系統の保護制御装置
    において、サマータイムへ切替える手段は、外部より入
    力されるサマータイム状態入力状況からサマータイムか
    否かを常時判断し、制御装置本体の時刻メモリへ適切な
    時刻をセットする手段を有することを特徴とする電力系
    統の保護制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電力系統の保護制御装置
    において、タイムスケジュール整定値よりスケジュール
    の相対時刻を求める手段を備えてサマータイムにてスケ
    ジュール制御を行うことを特徴とする電力系統の保護制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102902891A (zh) * 2012-10-18 2013-01-30 安徽省电力公司 一种针对继电保护装置的智能化算法库模型
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