JP3783395B2 - Egrクーラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はEGRクーラに係り、特に、エンジンの排ガスの一部を排気経路から取り出して再びエンジンの吸気経路に戻すEGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)を行う際、途中でEGRガスを冷却するためのEGRクーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン等の排ガス中のNOx を低減するためEGRが有効であることは知られている。即ち、EGRを行うと、吸気中の酸素濃度が低下して燃焼が緩慢となり、燃焼温度の低下によりNOx の生成が抑制されると考えられるからである。
【0003】
一方、吸気にEGRガスを混入させることでその分新気量が減り、スモークが悪化するという問題がある。これを解決するために、EGR通路中にEGRクーラを設け、高温のEGRガスを冷却して体積を減少させることにより、新気量の増大を図り、スモークの発生を防止しようという提案がなされている(特開平6-147028号公報等参照)。
【0004】
図22はEGRクーラが適用されたエンジンの構成図で、EGRクーラ51はEGR通路をなすEGR配管52の途中に設けられ、エンジン53との間で冷却水配管54を介して冷却水(冷却液)を循環させ、その冷却水を冷媒として内部でEGRガスを冷却するようになっている。EGR配管52は、排気マニホールド55及び排気管56からなる排気経路から排ガスの一部(EGRガス)を取り出し、吸気マニホールド57及び吸気管58からなる吸気経路にそれを戻す。EGR配管52の途中にはEGR量を制御するための流量制御弁59が設けられる。
【0005】
一般的なEGRクーラの構成は図19、20、21に示す通りである。EGRクーラ51は、一方向に延出して両端が絞られた筒状のケーシング60を有し、ケーシング60の長手方向両端には入口側フランジ61及び出口側フランジ62が一体的に設けられる。入口側フランジ61及び出口側フランジ62は、それぞれガス導入口63及びガス導出口64を区画して上述のEGR配管52にそれぞれ接続される。ケーシング60内部には長手方向(ガス流れ方向)に離間する一対のエンドプレート、即ち入口側エンドプレート65及び出口側エンドプレート66が設けられる。これらエンドプレート65,66は、ケーシング60内部を、両端の入口側ガス室67、出口側ガス室68及び中央の水室69(冷却液室)とに仕切るためのものである。水室69には、その長手方向に離間して冷却水導入口70及び冷却水導出口71が設けられる。これらは径方向の対向側に設けられる。
【0006】
両エンドプレート65,66を掛け渡して複数の直管状冷却管72が設けられる。冷却管72は両エンドプレート65,66に挿通固定され、入口側及び出口側ガス室67,68を連通すると共に、両エンドプレート65,66間で水室69内を通過するようになっている。
【0007】
こうして、ガス導入口63から入口側ガス室67内に導入されたEGRガスは、入口側ガス室67内で径方向に拡散し、各冷却管72に分配される。そして各冷却管72を通過した後、出口側ガス室68内で再度集合されてガス導出口64から導出される。特に水室69内を通過する際、冷却水との間で熱交換されて冷却される。
【0008】
冷却管72は、冷却効率を高めるべくできるだけ薄肉( 0.5〜1mm 程度)とされる。またEGRガスが高温で硫黄分を含むことから、高温強度と耐腐食性に優れたステンレス等の材料が採用される。本クーラは複数の部品を接合して作るが、製造の簡便化のため全ての部品が炉内ロー付けにて一度に組み付けられるようになっている。このため、冷却管72以外の部品も冷却管72と同種の材料で形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、EGRガスは、入口側ガス室67から冷却管72に流入した直後は、急激な断面変化の影響を受けて速度・方向が一定でない乱流となる。この乱流領域ではガスから冷却管72へ活発な放熱が行われる。
【0010】
一方、この乱流領域を過ぎると、ガスの流れは冷却管72の軸方向に流れる層流となる。このため、ガスの流速が軸心側ほど速く、冷却管72内壁部近傍では遅くなり、放熱が活発に行われなくなる。
【0011】
この対策として、冷却管72内部に薄肉のフィンを設けて放熱面積を増やしたり、冷却管72内部に凹凸を設けて層流部の境界層を乱す方法があるが、EGRガスに含まれたすすがフィン等に付着し、そこでEGRガス中に含まれる硫黄分と水分とで硫酸が形成されるため、耐久性の面で問題が生じる。
【0012】
なお、EGRガス流量(EGR率)がエンジン回転数、エンジン負荷等のエンジン運転状態に応じて変化すること、及び各気筒の排気脈動によりEGRガスも脈動を伴うことから、前述の乱流領域の範囲ないし長さは一定でない。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明、ケーシング内を仕切って入口側ガス室、出口側ガス室及び冷却液室を区画し、上記冷却液室内に中間ガス室を区画形成すると共に、上記入口側ガス室と上記中間ガス室、上記中間ガス室と上記出口側ガス室をそれぞれ冷却管で連絡したEGRクーラであって、上記中間ガス室が上記冷却液室を分割し、これら分割された冷却液室同士が連絡通路で連絡され、該連絡通路が上記中間ガス室内を通過する連絡管で形成され、該連絡管が上記冷却管と交差する方向に延出されたものである。
【0014】
これによれば、入口側ガス室から冷却管に導入したEGRガスを中間ガス室に放出し、再度冷却管内に導入できる。よって乱流領域を増大でき、放熱を活発化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0020】
[第1参考形態]
図1、2、3は本実施形態の前提となる第1参考形態に係るEGRクーラを示す。従来同様、EGRクーラ1は、一方向(図の左右方向)に長い円筒状のケーシング2を有している。ケーシング2は、所定の一定径に形成された外筒部3と、外筒部3からガス入口側(図中左側)及び出口側(図中右側)に向けて半球状に絞られた入口側タンク部4及び出口側タンク部13とからなる。入口側タンク部4の入口端及び出口側タンク部13の出口端には、前述のEGR配管に接続するためのフランジ部5,14が設けられる。これらフランジ部5,14には、それぞれガス導入口15及びガス導出口16と一対のボルト穴(雌ねじ穴)17とが設けられる。これら外筒部3、タンク部4,13及びフランジ部5,14は同軸に配置される。
【0021】
外筒部3とタンク部4,13との継ぎ目位置には、ケーシング2内を入口側と出口側とで仕切る一対のエンドプレート、即ち入口側エンドプレート9と出口側エンドプレート18とが設けられる。これによりケーシング2内には、入口側エンドプレート9の左側に入口側ガス室7が、両エンドプレート9,18間に冷却水(冷却液)を通過させるための水室8(冷却液室)が、出口側エンドプレート18の右側に出口側ガス室19が、それぞれ区画形成される。
【0022】
ただし、この水室8内には2つの中間ガス室20,21が区画形成され、これら中間ガス室20,21により水室8は3つに分割されている。
【0023】
即ち、両エンドプレート9,18間に4枚の中間プレート22,23,24,25が設けられ、これら中間プレート22…が外筒部3内を仕切ることにより、ガス流れ方向上流側から順に第1水室26、第2水室27、第3水室28が区画形成され、これら水室26…間に第1中間ガス室20、第2中間ガス室21が区画形成される。
【0024】
このように、本クーラ1ではガス室と水室とがガス流れ方向に沿って交互直列的に設けられる。
【0025】
各エンドプレート9…及び中間プレート22…はケーシング長手方向に対し垂直に配置される。また各水室26…同士、或いは各中間ガス室20…同士は、ケーシング長手方向の長さがそれぞれ等しくされる。さらに各水室26…は放熱面積を確保するため各中間ガス室20…より長くされる。
【0026】
入口側ガス室7と第1中間ガス室20、第1中間ガス室20と第2中間ガス室21、第2中間ガス室21と出口側ガス室19は、それぞれ複数且つ同数ずつの第1冷却管29、第2冷却管30、第3冷却管31で連絡されている。これら冷却管29…は各プレート9…に挿通固定され、各室同士を連通するようになっている。
【0027】
同様に、第1水室26と第2水室27、第2水室27と第3水室28が、それぞれ連絡通路をなす第1連絡管32、第2連絡管33で連絡され、互いに連通されている。第1連絡管32は第1中間ガス室20内を、第2連絡管33は第2中間ガス室21内をそれぞれ通過される。これら連絡管32…は直管で、各冷却管29…と同方向に延出される。第1水室26の下部に冷却水導入口12が、第3水室28の上部に冷却水導出口10が設けられる。これによって冷却水導入口12から第1水室26に導入された冷却水が、第1連絡管32、第2水室27、第2連絡管33、第3水室28を順に通じて冷却水導出口10から導出されるようになる。
【0028】
これら冷却管29…と連絡管32…とは、図3に示すように、互いに同一径とされると共に、合わせてケーシング2内全体に広がる千鳥配列とされる。ただし第1及び第2連絡管32,33は、図中ハッチングで示すように、最外周に 120°間隔で3本設けられるに過ぎず、図2に示すように、この位置の分は冷却管29…が除かれている。このように連絡管32…の数が少なく、連絡管32…の総断面積が冷却管29…の総断面積に比べ小さいのは、冷却水の体積流量がEGRガスの体積流量より少なくて済むからである。第1乃至第3冷却管29…或いは第1乃至第2連絡管32…は、ケーシング長手方向に沿ってそれぞれ直線的に配置される。
【0029】
さて、この構成においては、ガス導入口15から導入されたEGRガスが、入口側ガス室7内で拡散して各第1冷却管29内に分配導入された後、各第1冷却管29内を流通する。そして第1水室26内を通過する際に最初の冷却がなされ、この後第1中間ガス室20内に放出、拡散される。そしてここで集合された後、さらに次の各第2冷却管30内に分配導入される。次も同様に第2水室27内での2回目の冷却、第2中間ガス室21内への放出、第3水室28内での3回目の冷却、出口側ガス室19への放出という行程を経た後、ガス導出口16から導出される。
【0030】
このように、本クーラでは、中間ガス室を設けて冷却管へのガス分配導入を再度行うようにしたので、断面変化の場所を増やして乱流領域の増大を図り、ガスからの放熱を活発化させ、クーラの冷却効率を向上することができる。特に本参考形態では複数の中間ガス室を設けたので、冷却管へのガス導入を複数回行え、冷却効率をさらに向上できる。
【0031】
また、中間プレート22…や連絡管32…が冷却水に接触して冷却されるので、各中間ガス室20…内においてもガスの冷却が行える。
【0032】
なお、ここでは図を分かり易くするため、ケーシング寸法や冷却管の配置を変えず連絡管32…を追加しており、この分冷却管の本数が従来(図19〜21)より減少し、ガスの通路面積も減少している。しかし、これにより圧力損失、放熱量増加等の問題が生じた場合は、冷却管の本数や径の見直しにより対処可能である。ただし、これでも解消されないときはケーシング拡大、冷却管数増大等の対処が必要である。
【0033】
[第2参考形態]
図4、5、6、7は第2参考形態に係るEGRクーラを示す。なお後述の参考形態及び実施形態も同様だが、同一構成の部分については説明を省略する。本参考形態は第1参考形態に比べ、各冷却管29…の本数と連絡管32…の配置を変えた点が異なる。
【0034】
即ち、図1に示すように、第1参考形態では、第1及び第2連絡管32,33が直線的に配置されているため、第2水室27内で冷却水の軸方向成分が強くなり、各第2冷却管30への当たりが弱くなる可能性がある。また、第2連絡管33の中の1本が冷却水導出口10の近傍に開口するため、第3水室28内でも第3冷却管31への当たりが弱くなる可能性がある。
【0035】
参考形態では、図4、6、7に示すように、第1及び第2連絡管32,33を同数としながらも、3本まとめて互いに反対側となるよう配置している。即ち、第1連絡管32は、ケーシング2内の上方且つ最外周に3本並列され、第2連絡管33は、ケーシング2内の下方且つ最外周に3本並列されている。これによりこれら連絡管32…と冷却水導入口12、冷却水導出口10とがそれぞれ交互に反対側に配置されるようになり、各水室26…内において、冷却水の流れを各冷却管29…に直交する流れとし、冷却管29…に冷却水を十分当てることができるようになる。これによってガスの放熱を一層活発化でき、冷却効率も向上できるようになる。
【0036】
ただし、本参考形態では、図5に示すように、第1及び第2連絡管32,33がある位置の各冷却管29…が除かれ、冷却管29…の本数はさらに減少されている。これによりガスの通路面積が減少し、圧力損失等の問題が助長される可能性がある。
【0037】
よって、これを解決し得るのが次に示す第3参考形態である。
【0038】
[第3参考形態]
図8、9、10、11に示す第3参考形態は以下のように構成される。即ち、第1水室26及び第3水室28の上部にそれぞれ冷却水導入口12及び冷却水導出口10が設けられ、第1及び第2連絡管32,33がそれぞれケーシング2内の下方のみに3本並列状態で配設されている。これら連絡管32,33のある位置を除き、ケーシング2内全体に第1乃至第3冷却管29,30,31が千鳥配列される。そして第2水室27内に中間プレート34が追加される。中間プレート34は第2水室27をそのケーシング軸方向中間位置で仕切るよう配置されるが、その上部には開口部35が設けられ、ここから冷却水の流通を許容するようになっている。開口部35はここでは中間プレート34の一部を直線的に切り欠いて形成されるが、他の方法、例えば穴の穿設によって形成しても構わない。
【0039】
これによると、第1参考形態と同数の冷却管29…の本数が確保され、ガスの通路面積減少の問題は防げる。そして中間プレート34によって、第1連絡管32から出てきた冷却水を直接第2連絡管33に向かわせず、第2冷却管30と直交する方向に蛇行させることができ、冷却管30に冷却水を十分当てることができる。勿論、第1水室26と第3水室28においても冷却水の入口と出口とが反対側に形成され、各冷却管29,31と直交する流れにできる。なお第1水室26又は第3水室28に中間プレートを設ければ、冷却水導入口12又は導出口10の位置ないし向きを変えられ、これら向きを異なる方向とすることも可能である。
【0040】
ただし、この参考形態では中間プレートの数が増え部品点数が増加する欠点がある。
【0041】
実施形態]
本実施形態を図12、13、14、15に示す。本実施形態では第2参考形態(図4〜7)同様に第1乃至第3冷却管29…が配置され、各水室26…には上部及び下部に3本分の空きスペースがある。よって上流側の上部の空きスペースから下流側の下部の空きスペースを連絡するように、クランク状の第1及び第2連絡管32,33が各3本ずつ配設されている。
【0042】
本実施形態では、第1及び第2中間ガス室20,21内で、第1及び第2連絡管32,33がガス流れ方向と直交する方向に延出される。よってこれらガス室20,21内におけるガスからの放熱が促進され、冷却性能が向上する。
【0043】
また第2参考形態と同数の部品点数であるので、その形態に対する部品点数の増加はない。
【0048】
以上の説明から分かるように、本発明によれば、EGRガスの乱流領域を増大して放熱量を増し、クーラ冷却効率を向上できる。そしてEGRガス温度を低減して吸気温度低下によるNOx低減を達成できると共に、EGRガスの体積減少分新気量を増し、スモーク低減も図れる。
【0049】
また、本発明は冷却管を長手方向に分割した格好となるので、それぞれに対し好ましい特性を与え、放熱性向上に大いに貢献できる。例えば、入口側エンドプレート9の近傍では流入ガスが高温、高流量のとき冷却水の沸騰が発生し、熱伝達が悪化する場合がある。よってこの場合はガス入口側の冷却管を厚肉化したりして、放熱を制限し、沸騰の未然防止を図ることができる。逆にこれより下流側の冷却管は、薄肉化により高い放熱性を確保できる。こうしてEGRガスの流量、温度制限が緩和され、良好なエンジン性能を確保できるようになる。
【0050】
なお、上記実施形態では入口側エンドプレート9、出口側エンドプレート18、各中間プレート22…、冷却水導入口12及び導出口10、連絡管32…並びに開口部35…が、本発明の案内手段を構成する。
【0051】
本発明は上記実施形態に限られず種々の実施形態が可能である。例えば中間ガス室や水室の数、長さ、配置等を変更したり、冷却水流れ方向と冷却管の交差角を90°(直交)以外としても構わない。これは連絡管と冷却管の関係についても同様のことがいえる。また、水室内にバッフルプレートを追加して冷却水をさらに蛇行させたり、エンジン冷却水以外の液体を冷却液に用いることも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば以下の如き優れた効果が発揮される。
【0053】
(1)EGRガスの乱流領域を増大して放熱量を増し、クーラ冷却効率を向上できる。
【0054】
(2)中間ガス室内でもガスの冷却が好適に行え、放熱量を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考形態に係るEGRクーラの縦断面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図1のB−B断面図である。
【図4】 第2参考形態に係るEGRクーラの縦断面図である。
【図5】 図4のC−C断面図である。
【図6】 図4のD−D断面図である。
【図7】 図4のE−E断面図である。
【図8】 第3参考形態に係るEGRクーラの縦断面図である。
【図9】 図8のF−F断面図である。
【図10】 図8のG−G断面図である。
【図11】 図8のH−H断面図である。
【図12】 実施形態に係るEGRクーラの縦断面図である。
【図13】 図12のI−I断面図である。
【図14】 図12のJ−J断面図である。
【図15】 図12のK−K断面図である。
【図16】 従来のEGRクーラを示す縦断面図である。
【図17】 図19の右側面図である。
【図18】 図19のX−X断面図である。
【図19】 EGRクーラが適用されたエンジンの構成図である。
【符号の説明】
1 EGRクーラ
2 ケーシング
7 入口側ガス室
8 水室
9 入口側エンドプレート
10 冷却水導出口
12 冷却水導入口
18 出口側エンドプレート
19 出口側ガス室
20 第1中間ガス室
21 第2中間ガス室
22,23,24,25 中間プレート
26 第1水室
27 第2水室
28 第3水室
29 第1冷却管
30 第2冷却管
31 第3冷却管
32 第1連絡管
33 第2連絡管
35,38,39 開口部
36,37 筒状プレート
40 第1連絡通路
41 第2連絡通路

Claims (1)

  1. ケーシング内を仕切って入口側ガス室、出口側ガス室及び冷却液室を区画し、上記冷却液室内に中間ガス室を区画形成すると共に、上記入口側ガス室と上記中間ガス室、上記中間ガス室と上記出口側ガス室をそれぞれ冷却管で連絡したEGRクーラであって、
    上記中間ガス室が上記冷却液室を分割し、これら分割された冷却液室同士が連絡通路で連絡され、該連絡通路が上記中間ガス室内を通過する連絡管で形成され、該連絡管が上記冷却管と交差する方向に延出されたことを特徴とするEGRクーラ。
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