JPH11302486A - 安定化された塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

安定化された塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH11302486A
JPH11302486A JP11684498A JP11684498A JPH11302486A JP H11302486 A JPH11302486 A JP H11302486A JP 11684498 A JP11684498 A JP 11684498A JP 11684498 A JP11684498 A JP 11684498A JP H11302486 A JPH11302486 A JP H11302486A
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vinyl chloride
acid
copper
chloride resin
resin composition
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JP11684498A
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Tamotsu Sato
有 佐藤
Takeo Shibatsuji
竹雄 芝辻
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Westlake Akishima Co Ltd
Original Assignee
Akishima Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、塩化ビニル系樹脂組成物の熱成形
加工時の熱安定性を悪化させることなく、且つ得られた
製品が屋外で使用された際に生じるチョーキングを防止
した塩化ビニル樹脂組成物を得ようとするものである。 【解決手段】 この発明は、塩化ビニル系樹脂に、
(a)銅を含有するゼオライト類化合物、塩基性炭酸銅
および芳香族カルボン酸銅の群より選ばれる一種または
二種以上を添加したことを特徴とする安定化された塩化
ビニル系樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長期間屋外に曝
露された際の紫外線や赤外線の影響、さらには酸性雨や
空気中の酸素および水分等による劣化に対して安定な塩
化ビニル系樹脂組成物に関するもので、特に屋外で使用
される雨樋、窓枠、パイプ、デッキ材、サイジング材
(建造物外装の羽目板)等の加工製品のチョーキングを
防止した塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂組成物は、物理的およ
び化学的特性が優れ安価ということで極めて有用な材料
であるが、これを熱成形加工すると、脱塩化水素をとも
なう分解を起こして成形品を着色し、その商品価値を著
しく低下させるという問題がある。このため従来からこ
れに無機および有機の金属塩化合物を主体とした安定剤
と、さらに安定化助剤を組み合わせて添加し、これを熱
安定化する方法が種々提案されている。特に近年におけ
る安定化助剤の進歩は著しく、これらを複雑に組合わせ
添加することで優れた塩化ビニル樹脂組成物を得る発明
が多数提案されている。
【0003】しかしながら、これらの発明によると熱成
形加工時の問題点は解決できるが、得られた成形品が屋
外の過酷な条件下に曝された際の安定化という問題は解
決されていない。とりわけ、長期間にわたり屋外で使用
される建材関連の加工製品は光、水分および酸素等の影
響を受けその外観が変化する。すなわち、日光に曝され
た部分が白亜化する現象、いわゆるチョーキングを起こ
し、成形加工時に施された濃色系の製品の色が、徐々に
白傾向に変色し、ついには完全に白化し著しく商品価値
を損なうものであった。
【0004】この耐候性改良には、種々の耐光安定剤や
紫外線吸収剤の添加による方法が提案されている。しか
しながら、これらの方法は物性劣化の防止には有効なも
のもあるが、前記のチョーキングに関しては十分な効果
が得られていない。
【0005】尤も、このチョーキングを防止することだ
けに焦点を絞った技術も幾つか提案されてはいる。しか
しながら、これらの方法には他に大きな欠点や問題点が
あったり、チョーキングの防止効果が未だ不十分であっ
たり、工業上の実施には多くの妥協を強いられるもので
あった。例えば、特公昭62−41532号は、酢酸銅
を添加する方法を提案しているが、この方法では熱成形
加工時の耐熱安定性を極端に悪化させるため工業上の実
施にはさらに改善の必要があった。また特開平5−32
0450号には、ベンゾトリアゾールまたはベンゾフェ
ノン化合物の銅塩を用いる方法が開示されているが、こ
の方法では前記の方法に比べてチョーキング防止効果が
数段劣り、耐熱安定性も未だ不十分であった。
【0006】こうしたことから、特開平9−20284
1号では、上記2発明の構成成分を組み合わせて配合す
るような方法を提案している。しかしながら、この方法
によってもチョーキング防止効果および耐熱安定性の双
方を十分に満足させるものではなくこれらの解決が強く
求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、塩化ビニ
ル系樹脂組成物の熱成形加工時の熱安定性を悪化させる
ことなく、且つ得られた製品が屋外で使用された際に生
じるチョーキングを防止した塩化ビニル系樹脂組成物を
得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、塩化ビニル
系樹脂に、(a)銅を含有するゼオライト類化合物、塩
基性炭酸銅および芳香族カルボン酸銅の群より選ばれる
一種または二種以上を添加したことを特徴とする安定化
された塩化ビニル系樹脂組成物(請求項1)、塩化ビニ
ル系樹脂に、(a)銅を含有するゼオライト類化合物、
塩基性炭酸銅および芳香族カルボン酸銅の群より選ばれ
る一種または二種以上と、(b)合成ハイドロタルサイ
ト、リチウムを含有する合成ハイドロタルサイト、亜鉛
を含有する合成ハイドロタルサイトおよび過塩素酸を含
有する合成ハイドロタルサイトの群より選ばれる一種ま
たは二種以上とを、組合わせて添加したことを特徴とす
る安定化された塩化ビニル系樹脂組成物(請求項2)、
銅を含有するゼオライト類化合物が、次の式 CuO・Al23 ・xSiO2 ・yH2 O (1) (式中、xは2、yは3.5〜4.5を表す。)で表さ
れ、その水溶液のpHが9〜11(5%、20℃)であ
り、加熱減量が24%以下の合成A型ゼオライトである
請求項1または2に記載の安定化された塩化ビニル系樹
脂組成物(請求項3)、塩基性炭酸銅が、次の式 CuCO3 ・Cu(OH)2 (2) で表され、その密度が3.06〜3.74(20℃)で
あり、淡緑色粉体である請求項1または2に記載の安定
化された塩化ビニル系樹脂組成物(請求項4)および芳
香族カルボン酸銅が、安息香酸、m−トルイル酸、p−
t−ブチル安息香酸、フタル酸モノオクチルエステルま
たはフタル酸の銅塩である請求項1または2に記載の安
定化された塩化ビニル系樹脂組成物(請求項5)であ
る。
【0009】以下にこれらの発明をさらに説明する。請
求項1および2の発明に用いられる、(a)銅を含有す
るゼオライト類化合物、塩基性炭酸銅および芳香族カル
ボン酸銅の群より選ばれる一種または二種以上の合計の
添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、
0.001〜5重量部、特に0.01〜3重量部とする
のが好ましい。添加量が0.001重量部未満では成形
製品のチョーキングを防止するには十分でなく、5重量
部を超えると熱安定性が甚だしく悪化し熱成形加工をす
ることができなくなる。
【0010】請求項2の発明は、塩化ビニル系樹脂に、
請求項1の発明の(a)成分とさらに(b)合成ハイド
ロタルサイト、リチウムを含有する合成ハイドロタルサ
イト、亜鉛を含有する合成ハイドロタルサイトおよび過
塩素酸を含有する合成ハイドロタルサイトの群より選ば
れる一種または二種以上を組合わせて添加するものであ
る。この(b)成分を添加することによって樹脂加工時
の熱劣化を大幅に低減させることが出来るようになる。
【0011】(b)成分の合成ハイドロタルサイト、リ
チウムを含有する合成ハイドロタルサイト、亜鉛を含有
する合成ハイドロタルサイトおよび過塩素酸を含有する
合成ハイドロタルサイトの群より選ばれる一種または二
種以上の合計の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して、0.01〜10重量部、特に0.1〜5重
量部とするのが好ましい。添加量が0.01重量部未満
では熱成形加工時の熱安定性を保持するには十分でな
く、10重量部を超えると成形製品のチョーキングを悪
化させ、また耐衝撃性も大幅に低下する。
【0012】この発明の安定化された塩化ビニル系樹脂
組成物は、上述した各成分を所定量組合わせ配合するこ
とによって得られるが、この他に通常塩化ビニル系樹脂
の安定化に使用される種々の安定剤を併用することがで
きる。これらの安定剤としては、例えば鉛系安定剤、有
機錫化合物、元素の周期表第II族金属の有機酸塩などが
挙げられ、これらの組合わせ如何によっては更に著しい
安定化効果が得られる。
【0013】鉛系安定剤の具体例としては、塩基性ケイ
酸鉛、塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、二塩基性フ
タル酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、サリチル酸鉛、ステ
アリン酸鉛、塩基性ステアリン酸鉛、二塩基性ステアリ
ン酸鉛、ラウリン酸鉛、オクチル酸鉛、12−ヒドロキ
システアリン酸鉛、ベヘン酸鉛、ナフテン酸鉛などが挙
げられる。これらの鉛系安定剤の群より選ばれる一種ま
たは二種以上の合計の添加量は、塩化ビニル系樹脂に対
して、0.1〜10重量部、特に0.5〜5重量部とす
るのが好ましい。
【0014】有機錫化合物の具体例としては、モノまた
はジメチル錫、モノまたはジブチル錫、モノまたはジオ
クチル錫あるいはモノまたはビス(ブトキシカルボニル
エチル)錫のオクトエート、ラウレート、ミリステー
ト、パルミテート、ステアレー卜、イソステアレートな
どの脂肪族一価カルボキシレート類、マレートポリマ
ー、エテルマレート、プチルマレート、シクロヘキシル
マレート、ベンジルマレート、オクチルマレー卜、ラウ
リルマレート、オレイルマレート、ステアリルマレート
などのマレート類、ジブチル錫ビス(ラウリルメルカプ
タイド)、ジメチル錫ビス(ステアリルメルカプタイ
ド)、ジオクチル錫ビス(メルカプトエチル・卜一ル油
脂肪酸エステル)、ジオクチル錫ビス(2−メルカプト
エチルカプリレ一ト)、ジブチル錫ビス(メルカプトエ
チル・トール油脂肪酸エステル)、ジメチル錫ビス(メ
ルカプトエチルステアレート)、ジオクチル錫ビス(イ
ソオクチルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(2
−エチルヘキシルチオグリコレート)ジオクチル錫ビス
(ドデシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(テ
トラデシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(ヘ
キサデシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(オ
クタデシルチオグリコレート)、ジオクチル錫ビス(C
12 16 混合アルキルチオグリコレート)、ジブチル錫ビ
ス(イソオクチルチオグリコレート)、ジメチル錫ビス
(イソオクチルチオグリコレート)、ジメチル錫ビス
(イソオクチルメルカプトプロピオネート)、ビス(2
−メトキシカルボニルエチル)錫ビス(イソオクチルチ
オグリコレート)、ビス(2−ブトキシカルボニルエチ
ル)錫ビス(ブチルチオグリコレート)などのジ有機錫
メルカプタイド、モノブチル錫トリス(ラウリルメルカ
プタイド)、モノブチルモノクロロ錫ビス(ラウリルメ
ルカプタイド)、モノオクチル錫トリス(2−メルカプ
トエチルカプリレート)、モノブチル錫トリス(メルカ
プトエチル・トール油脂肪酸エステル)、モノメチル錫
トリス(メルカプトエチル・トール油脂肪酸エステ
ル)、モノメチル錫トリス(メルカプトエチルラウレー
ト)、モノメチル錫トリス(メルカプトエチルステアレ
ート)、モノメチル錫トリス(メルカプトエチルオレー
ト)、モノオクチル錫トリス(イソオクチルチオグリコ
レート)、モノオクチル錫トリス(2−エチルヘキシル
チオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(ドデシル
チオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(テトラデ
シルチオグリコレート)、モノオクチル錫トリス(へキ
サデシルチオグリコレート)、モノオクチル錫トリス
(オクタデシルチオグリコレート)、モノオクチル錫ト
リス(C12 16 混合アルキルチオグリコレート)、モノ
ブチル錫トリス(イソオクチルチオグリコレート)、モ
ノブチル錫トリス(ドデシルチオグリコレート)、モノ
ブチル錫トリス(イソオクチルメルカプトプロピオネー
ト)、モノメチル錫トリス(イソオクチルチオグリコレ
ート)、モノメチル錫トリス(テトラデシルチオグリコ
レート)、2−メトキシカルボニルエチル錫トリス(イ
ソオクチルチオグリコレート)、2−ブトキシカルボニ
ルエチル錫トリス(2−エチルヘキシルチオグリコレー
ト)などのモノ有機錫メルカプタイド、メチルチオスタ
ノィック酸、ブチルチオスタノィック酸、オクチルチオ
スタノィック酸、ジメチル錫サルファイド、ジプチル錫
サルファイド、ジオクチル錫サルファイド、ジシクロヘ
キシル錫サルファイド、モノブチル錫サルファイド・オ
キサイド、2−メトキシカルボニルエチル錫サルファイ
ド、2−エトキシカルボニルプロピル錫サルファイド、
2−ブトキシカルボニルエチル錫サルファイド、2−イ
ソプロポキシカルボニルエチル錫サルファイド、ビス
(2−メトキシカルボニルエチル)錫サルファイド、ビ
ス(2−メトキシカルボニルプロピル)錫サルファイ
ド、ビス(2−プロポキシカルボニルエチル)錫サルフ
ァイド、ビス{モノブチル・ジ(イソオクトキシカルボ
ニルメチレンチオ)錫}サルファイド、ビス{ジブチル
モノ(イソオクトキシカルボニルメチレンチオ)錫}サ
ルファイド、ビス{ビス(2−メトキシカルボニルエチ
ル)錫イソオクチルチオグリコレート}サルファイド、
ビス(メチル錫ジイソオクチルチオグリコレート)ジサ
ルファイド、ビス(メチル錫ジ/ジメチル錫モノイソオ
クチルチオグリコレート)ジサルファイド、ビス(メチ
ル錫ジイソオクチルチオグリコレート)トリサルファイ
ド、ビス(ブチル錫ジイソオクチルチオグリコレート)
トリサルファイド、ビス{メチル錫ジ(2−メルカプト
エチルカプリレート)}サルファイド、ビス{メチル錫
ジ(2−メルカプ卜エチルカプリレート)}ジサルファ
イド、ジブチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジ
オクチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジプチル
錫メルカプトアセテート、ビス(2−メトキシカルボニ
ルエチル)錫チオグリコレート、ビス(2−メトキシカ
ルボニルエチル)錫メルカプトプロピオネートなどが挙
げられる。これらの有機錫化合物の群より選ばれる一種
または二種以上の合計の添加量は、塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、0.05〜10重量部、特に0.
2〜5重量部とするのが好ましい。
【0015】元素の周期表第II族金属の有機酸塩の具体
例としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプ
ロン酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキシル
酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、イソデカン酸、ネオデ
カン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミ
リスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マーガリ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロ
キシステアリン酸、12−ケトステアリン酸、クロロス
テアリン酸、フェニルステアリン酸、オレイン酸、エラ
イジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、ノ
ナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ブラシ
ジン酸、モンタン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、レブリン酸、イタコン酸、アクリル
酸、ケイ皮酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香
酸、プロピル安息香酸、イソプロピル安息香酸、p−t
−ブチル安息香酸、ジ−t−ブチル安息香酸、クロロ安
息香酸、ブロモ安息香酸、メトキシ安息香酸、アセチル
安息香酸、アミノ安息香酸、クロロスルホニル安息香
酸、アミノスルホニル安息香酸、スルファモイル安息香
酸、サリチル酸、5−t−オクチルサリチル酸、アセチ
ルサリチル酸、キシリル酸、ナフテン酸、モノブチルマ
レート、モノオクチルフタレート、モノデシルフタレー
ト、フタル酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキ
シルフェノール、フェニルフェノール、ブチルフェノー
ル、t−ブチルフェノール、イソアミルフェノール、イ
ソヘキシルフェノール、イソオクチルフェノール、2−
エチルヘキシルフェノール、t−オクチルフェノール、
ノニルフェノール、イソノニルフェノール、t−ノニル
フェノール、デシルフェノール、t−デシルフェノー
ル、ドデシルフェノール、t−ドデシルフェノール、オ
クタデシルフェノール、メチルプロピルフェノール,メ
チル−t−ブチルフェノール、メチル−t−オクチルフ
ェノール、ジイソプロビルフェノール、ジノニルフェノ
ール、ジ−t−ノニルフェノール、ジ−t−ドデシルフ
ェノール、テトラメチルフェノール、ジイソプロピル−
m−クレゾール、ポリ(ジペンタ)イソプロピルフェノ
ールなどの有機酸と、バリウム、カルシウム、マグネシ
ウム、ストロンチウムなどの元素の周期表第IIa金属、
亜鉛、カドミウムなどの第IIb金属から誘導される有機
酸金属塩が挙げられる。これらの有機酸金属塩の群より
選ばれる一種または二種以上の合計の添加量は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対して、0.01〜5重量
部、特に0.1〜2重量部とするのが好ましい。
【0016】この発明における塩化ビニル系樹脂として
は、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合などその
重合方法には特に限定されず、例えばポリ塩化ビニル、
塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−プロ
ピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化
ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル−ウレタン共重合体、塩化
ビニル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−イソプレン
共重合体、塩化ビニル−塩素化プロピレン共重合体、塩
化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−
メタアクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アクリ
ロニトリル共重合体、塩化ビニル−各種ビニルエーテル
共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元
共重会体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル三
元共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル
三元共重合体などの塩化ビニル系樹脂、およびそれら相
互のブレンド品あるいは他の塩素を含まない合成樹脂、
例えばアクリロニトリル−スチレン共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチル(メタ)アク
リレート共重合体、メチルメタアクリレートブチルアク
リレート三元共重合体などとのブレンド品、ブロック共
重合体、グラフト共重合体などを挙げることができる。
【0017】この発明に使用される顔料は一般的に使用
されるものであってよいが、特に屋外で使用される製品
の場合には無機顔料が好ましい。その具体例としては、
カーボンブラック、チタンブラック、合成酸化鉄ブラッ
クなどの黒色顔料、亜鉛末、亜酸化鉛、スレート粉など
の灰色顔料、カドミウム赤、カドミウム水銀赤、銀朱
(主成分は硫化第二水銀)、べんがら(主成分は酸化
鉄)、モリブデン赤、鉛丹、光明丹(主成分は四三酸化
鉛)などの赤顔料、酸化チタン、亜鉛華、鉛白、リ卜ボ
ン(硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物)、バライト(硫
酸バリウム)、沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
せっこう、ホワイトカーボン(沈降性シリカ)などの白
色顔料、アンバー(三二酸化鉄と酸化マンガンの混合
物)、酸化鉄茶などの褐色顔料、カドミウム黄、亜鉛黄
(クロム酸亜鉛)、黄色酸化鉄、合成オ一カ、黄鉛、チ
タン黄などの黄色顔料、クロム緑、酸化クロム緑、コバ
ルト緑などの緑色顔料、群青、紺青・鉄青(フェロシア
ン化第二鉄)、コバルト青などの青色顔料等々が挙げら
れるが、通常これらを単一または二種以上組み合わせ調
合することによって明色から暗色系あるいは暖色から寒
色系まで適宜に着色することができる。
【0018】上述した各種無機顔料は、有機顔料に比べ
て安価であり日光による退色が少ないことから従前か
ら、濃色系の雨樋やデッキ材などの着色に多く使用され
ているが、一方で各含有成分が塩化ビニル系樹脂に化学
的作用を及ぼしてこれを劣化させやすく、また無機化合
物であるが故に有機化合物である合成樹脂との相溶性が
悪いことから成形加工時にプレートアウト(顔料その他
の配合剤がカレンダーロールやエンボッシングロールま
たは押出加工機のスクリュウ乃至ダイ部分に付着する現
象)が生じ、これを放置すると製品のスジ引き、表面荒
れ、光沢低下および厚みムラなどが生じることにより商
品価値が著しく損なわれてしまうという問題があった。
しかしながら、本発明の構成成分をもってすればこうし
た問題も解消される。
【0019】この発明は、前述した安定剤以外にも必要
に応じて各種添加剤を適宜併用することができる。例え
ば、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、酸化ケイ素、酸化アルミニ
ウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化
亜鉛、ケイ酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、ヒドロキシ錫酸亜鉛、
合成ゼオライトまたはハイドロアパタイトなどの無機金
属化合物、ジペンタエリスリトールとアジピン酸との部
分エステル、ポリオール類およびトリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートなどの耐熱助剤、過塩素酸
の金属またはアルキルアンモニウム塩およびこれらのグ
リコール錯体、エポキシ化大豆油およびエポキシ化樹脂
などのエポキシ化合物、中性および酸性のリン酸または
亜リン酸エステル化合物、フェノール系、リン系または
硫黄系などの酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定
剤、紫外線吸収剤、充墳剤、難燃剤、防燃剤、滑剤、ゲ
ル化促進剤、帯電防止剤、プレートアウト防止剤、防徽
剤、防菌剤、老化防止剤、加硫促進剤、架橋剤、無機お
よび有機化学発泡剤、艶消し剤、耐衝撃剤、軟化点向上
剤、チタンおよびアルミニウム)系カップリング剤、リ
ン系界面活性剤、金属不活性剤、離型剤、表面処理剤な
どである。
【0020】
【実施例】以下に、実施例および比較例を示し、この発
明をさらに具体的に説明するが、この発明の範囲が次に
挙げたこれらの実施例のみに限定されるものではない。 (実施例1〜4、比較例1〜4)この発明で用いる成分
を組合わせてなる下記〔配合物−1〕により、硬質異型
押出建材用塩化ビニル系樹脂組成物を得た。このものの
成形加工時の熱安定性(熱劣化による分解時間)、プレ
ートアウトおよびゲル化性と、成形品の経時によるチョ
ーキングの発生度合を調べた。この配合および試験方法
は以下の通りである。
【0021】 〔配合物−1〕 ポリ塩化ビニル(重合度1000) 100重量部 メチルメタアクリレートブチルアクリレート共重合体 5 〃 軽質炭酸カルシウム 10 〃 ベンガラ 0.6 〃 カーボンブラック 0.01〃 多価アルコール脂肪酸エステル(滑剤) 0.5 〃 ステアリン酸鉛 1.5 〃 二塩基性ステアリン酸鉛 0.5 〃 三塩基性硫酸鉛 1.0 〃 ステアリン酸バリウム 0.5 〃 成分(a)および(b) 表1に記載 上記の配合組成物を、表面温度200℃のミキシングロ
ール(電気誘導加熱式の加変速型テストロール機、15
5φ×380mm(ロール間隔=0.2mm(前ロール
回転数=22r.p.m.後ロール回転数=20r.
p.m.)で10分間混練し、その間にロールの表面が
付着堆積物で汚れる度合を観察することでプレートアウ
トの判定をした。この結果を表1(実施例および比較
例)に示した。
【0022】このプレートアウトの判定は以下の数値で
表示した。5は全く汚れない、4は僅かに汚れる、3は
少し汚れる、2は汚れる、1は酷く汚れるである。尚、
この数値が4以上であれば工業上の実施において何等の
支障はない。
【0023】上記と同じミキシングロールにより、表面
温度200℃で5分間混練し、厚さ0.3mmの均一な
原シートを作製した。この原シートから短冊状の試験片
を作製し、これを200℃に加熱したギャーオーブン老
化試験機にかけ、熱劣化分解するまでの時間を測定して
高温加工時の熱安定性を評価した。この結果を表1(実
施例および比較例)に示した。尚、この測定時間が70
分以上であれば工業上の実施において何等の支障はな
い。
【0024】更に、原シートを使ってプレス成形機にて
195℃で2分間プレス(200kg/cm2 )して厚
さ3mmのプレート板を作製し、このプレート板を、大
日本プラスチック(株)社製の促進耐候性試験機(スー
パーUVテスター・SUV−75、紫外線照射強度=5
0mW/cm2 、ブラックパネル温度=45℃×70
%、サイクルモード=2、シャワーモード=3、1サイ
クルは8hrでL/D=4hr/4hr.)にかけ、チ
ョーキングの発生時間を測定した。この結果を表1(実
施例および比較例)に示した。尚、この試験の160時
間は実際に屋外に曝露された場合の8カ月間に相当す
る。屋外建材などの市場においては、この測定時間が6
00時間以上になることが求められている。因みに現状
は160〜240時間である。
【0025】前記の配合組成物〔配合物1〕を、ラボ・
プラストミル{東洋精機製作所社製の押出成形用試験
機、試験条件(加熱温度=190℃、ロータースピード
=50r.p.m.、試料の仕込み量=70g)}にか
け、ゲル化する時間を測定した。この結果を表1(実施
例および比較例)に示した。尚、このゲル化時間は早い
ほど良く、3分以内であれば工業上の実施において何等
の支障はない。
【0026】
【表1】
【0027】表1から明かなように、この発明によると
チョーキング、プレートアウト、加工時の熱劣化分解時
間、ゲル化時間の全ての点で優れた結果を示している。
これらに対し、比較例は上記の性能項目のいずれにおい
ても、この発明より劣る結果となっている。
【0028】(実施例5〜8、比較例5〜8)この発明
で用いる成分を組合わせてなる下記〔配合物−2〕によ
り、硬質押出雨樋用塩化ビニル系樹脂組成物を得た。こ
れについて前記〔配合物−1〕による実施例1〜4およ
び比較例1〜4と同様な試験方法および条件によって各
性能試験を行い、これらの結果を表2(実施例および比
較例)に示した。
【0029】 〔配合物−2〕 ポリ塩化ビニル(重合度1000) 100 重量部 軽質炭酸カルシウム 7.0 ″ ベンガラ 0.6 ″ カーボンブラック 0.01 ″ 多価アルコール脂肪酸エステル(滑剤) 0.5 ″ ジブチル錫マレートポリマー 0.5 ″ ステアリン酸亜鉛 0.6 ″ 酸化マグネシウム 0.3 ″ 酸化ケイ素 0.2 ″ 合成ゼオライト 3.0 ″ ジペンタエリスリトールとアジピン酸との部分エステル 0.2 ″ 過塩素酸ナトリウムのグリコール錯体 0.1 ″ 2,2´−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル フェノ一ル) 0.1 ″ 成分(a)および(b) 表2に記載
【0030】
【表2】
【0031】表2から明かなように、この発明によると
チョーキング、プレートアウト、加工時の熱劣化分解時
間、ゲル化時間の全ての点で優れた結果を示している。
これらに対し、比較例は上記の性能項目のいずれにおい
ても、この発明より劣る結果となっている。
【0032】
【発明の効果】この発明の安定化された塩化ビニル系樹
脂組成物は、実施例に示されるように、熱成形加工時に
求められる熱安定性を損ねることなしにゲル化を促進
し、且つプレートアウトの防止効果も優れているため作
業性が著しく向上するとともに、得られた成形品も屋外
で使用された際に発生するチョーキングを防止できて、
商品価値を著しく高めることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、塩化ビニル
系樹脂に、次の式 CuO・Al・xSiO・yHO (1) (式中、xは2、yは3.5〜4.5を表す。)で表さ
れ、その水溶液のpHが9〜11(5%、20℃)であ
り、加熱減量が24%以下の合成A型ゼオライトである
銅を含有するゼオライト類化合物、及び次の式 CuCO・Cu(OH) (2) で表され、その密度が3.06〜3.74(20℃)で
あり、淡緑色粉体である塩基性炭酸銅一種または二種を
添加したことを特徴とする安定化された塩化ビニル系樹
脂組成物(請求項1)及び塩化ビニル系樹脂に、(a)
次の式 CuO・Al・xSiO・yHO (1) (式中、xは2、yは3.5〜4.5を表す。)で表さ
れ、その水溶液のpHが9〜11(5%、20℃)であ
り、加熱減量が24%以下の合成A型ゼオライトである
銅を含有するゼオライト類化合物、及び次の式 CuCO・Cu(OH) (2) で表され、その密度が3.06〜3.74(20℃)で
あり、淡緑色粉体である塩基性炭酸銅の一種または二種
と(b)合成ハイドロタルサイト、リチウムを含有する
合成ハイドロタルサイト、亜鉛を含有する合成ハイドロ
タルサイトおよび過塩素酸を含有する合成ハイドロタル
サイトの群より選ばれる一種または二種以上とを、組合
わせて添加したことを特徴とする安定化された塩化ビニ
ル系樹脂組成物(請求項2)である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【実施例】以下に、実施例および比較例を示し、この発
明をさらに具体的に説明するが、この発明の範囲が次に
挙げたこれらの実施例のみに限定されるものではない。(実施例1,2,4、比較例1〜4) この発明で用いる
成分を組合わせてなる下記〔配合物−1〕により、硬質
異型押出建材用塩化ビニル系樹脂組成物を得た。このも
のの成形加工時の熱安定性(熱劣化による分解時間)、
プレートアウトおよびゲル化性と、成形品の経時による
チョーキングの発生度合を調べた。この配合および試験
方法は以下の通りである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【表1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(実施例5,6,8、比較例5〜8)この
発明で用いる成分を組合わせてなる下記〔配合物−2〕
により、硬質押出雨樋用塩化ビニル系樹脂組成物を得
た。これについて前記〔配合物−1〕による実施例1〜
4および比較例1〜4と同様な試験方法および条件によ
って各性能試験を行い、これらの結果を表2(実施例お
よび比較例)に示した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂に、(a)銅を含有する
    ゼオライト類化合物、塩基性炭酸銅および芳香族カルボ
    ン酸銅の群より選ばれる一種または二種以上を添加した
    ことを特徴とする安定化された塩化ビニル系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】塩化ビニル系樹脂に、(a)銅を含有する
    ゼオライト類化合物、塩基性炭酸銅および芳香族カルボ
    ン酸銅の群より選ばれる一種または二種以上と、(b)
    合成ハイドロタルサイト、リチウムを含有する合成ハイ
    ドロタルサイト、亜鉛を含有する合成ハイドロタルサイ
    トおよび過塩素酸を含有する合成ハイドロタルサイトの
    群より選ばれる一種または二種以上とを、組合わせて添
    加したことを特徴とする安定化された塩化ビニル系樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】銅を含有するゼオライト類化合物が、次の
    式 CuO・Al23 ・xSiO2 ・yH2 O (1) (式中、xは2、yは3.5〜4.5を表す。)で表さ
    れ、その水溶液のpHが9〜11(5%、20℃)であ
    り、加熱減量が24%以下の合成A型ゼオライトである
    請求項1または2に記載の安定化された塩化ビニル系樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】塩基性炭酸銅が、次の式 CuCO3 ・Cu(OH)2 (2) で表され、その密度が3.06〜3.74(20℃)で
    あり、淡緑色粉体である請求項1または2に記載の安定
    化された塩化ビニル系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】芳香族カルボン酸銅が、安息香酸、m−ト
    ルイル酸、p−t一ブチル安息香酸、フタル酸モノオク
    チルエステルまたはフタル酸の銅塩である請求項1また
    は2に記載の安定化された塩化ビニル系樹脂組成物。
JP11684498A 1998-04-27 1998-04-27 安定化された塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH11302486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020041105A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 堺化学工業株式会社 塩素含有樹脂組成物
CN113861587A (zh) * 2021-09-30 2021-12-31 日丰企业集团有限公司 一种高层建筑雨水排放专用管材及其制备方法与应用

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JP2020041105A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 堺化学工業株式会社 塩素含有樹脂組成物
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