JPH11302385A - 蒸着重合用モノマー材料及びその製造方法、及び蒸着重合装置、並びに電気電子部品 - Google Patents

蒸着重合用モノマー材料及びその製造方法、及び蒸着重合装置、並びに電気電子部品

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JPH11302385A
JPH11302385A JP11398698A JP11398698A JPH11302385A JP H11302385 A JPH11302385 A JP H11302385A JP 11398698 A JP11398698 A JP 11398698A JP 11398698 A JP11398698 A JP 11398698A JP H11302385 A JPH11302385 A JP H11302385A
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Japan
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vapor deposition
monomer
deposition polymerization
monomer material
vapor
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JP11398698A
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Toshiyuki Kimura
俊之 木村
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Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇華速度や蒸着速度のコントロールを容易に
行なうことができるようにする。品質の高い被膜を形成
することができるようにする。 【解決手段】 粉末状のモノマー材料1、2の加熱溶融
物6を冷却固化する。粉末状のモノマー材料1、2に比
べて単位重量当たりの表面積を小さい蒸着重合用モノマ
ー材料A、Bを形成することができる。バインダーなど
の不純物を含んでいない蒸着重合用モノマー材料A、B
を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノマーの蒸着重
合により電気電子部品に絶縁性の被膜を形成するのに用
いる蒸着重合用モノマー材料及びその製造方法、及びこ
の蒸着重合用モノマー材料を用いて蒸着重合を行なう蒸
着重合装置、並びに蒸着重合用モノマー材料を用いた蒸
着重合によって被膜が形成された電気電子部品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気電子部品に絶縁性を付与
するために、あるいは電気電子部品の絶縁性を高めるた
めに、電気電子部品の表面に被膜を形成する(コーティ
ング)ことが行なわれている。例えば、図5に示すよう
な有極継電器では、永久磁石4や電磁石ブロック3の鉄
心31の表面に被膜が形成されている。尚、図5中、5
はアマチュアであって、アマチュア5には支持体55と
可動接点バネ52が形成されている。また電磁石ブロッ
ク3の鉄心31にはコイル32が巻装されている。また
11はボディであって、このボディ11には上記アマチ
ュア5、永久磁石4、電磁石ブロック3が収納される収
納部14が形成されていると共にボディ11には共通端
子22、固定端子25、コイル給電端子27が形成され
ている。また12はカバーである。そしてボディ11の
収納部14に、下から電磁石ブロック3、永久磁石4、
アマチュア5の順で収納し、ボディ11にカバー12を
被せることによって有極継電器が形成される。
【0003】また図6に示すように、トランス44の鉄
心部品43のキャップ43a、43bにも被膜を形成す
るようにしている。この鉄心部品43は巻枠本体42に
アモルファスコア41を巻き付けると共にアモルファス
コア41と巻枠本体42を覆うように上下からキャップ
43a、43bを被せて形成されるものであって、鉄心
部品43に一対の巻線45を巻くことによってトランス
44が形成されるのである。
【0004】上記のような被膜は一般的にポリイミドで
形成されているが、電気電子部品(上記の永久磁石4や
鉄心31あるいはキャップ43a、43b)の基材の表
面にポリイミドの絶縁性の被膜を形成するにあたって
は、モノマー材料を用いた蒸着重合法が汎用されてい
る。この蒸着重合法はポリイミドのモノマー材料である
酸無水物とジアミンとをそれぞれ別々に昇華(蒸発)さ
せ、昇華した各モノマーを基材の表面に付着(蒸着)さ
せた後、基材の表面上で酸無水物のモノマーとジアミン
のモノマーを重合してポリイミドの被膜を形成するもの
である。
【0005】上記のような蒸着重合法を行なうにあたっ
て、粉末状のモノマー材料を用いると、モノマー材料の
表面積が大きい(1700〜10000cm2/g)の
で、昇華が激しく起こって昇華量を一定にくく、昇華速
度や蒸着速度のコントロールが難しいという問題があっ
た。
【0006】またモノマー材料のひとつである酸無水物
は吸水して変質しやすいものであり、保存状態によって
は材料(粒子)表面から吸水して変質が起こる。そのた
め材料表面に発生した変質物質層により蒸発材料の昇華
が阻害された後、変質物質の破壊により昇華速度の急激
な変動が発生して蒸着不良が引き起こされ、均一均質な
被膜を形成することができないという問題があった。
【0007】そこで特開平4−249535号公報に
は、粉末状のモノマー材料をバインダーで固めて蒸着重
合法に用いることが開示されている。この方法ではモノ
マー材料をバインダーで固めて表面積を粉末状に比較し
て小さくしているために、粉末状のモノマー材料を用い
るよりも、昇華速度や蒸着速度をコントロールしやすく
なると共に酸無水物のモノマー材料の吸水を低減させる
ことができて蒸着不良を少なくすることができるもので
ある。
【0008】しかし粉末状のモノマー材料をバインダー
で固めて蒸着重合法に用いると、モノマーの昇華、蒸着
の際にバインダーの成分も一緒に昇華、蒸着することに
なり、被膜にバインダーの成分が不純物として含まれて
品質の高い被膜を形成することができないという問題が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の
点に鑑みてなされたものであり、不純物を含まずに品質
の高い被膜を形成することができ、しかも昇華速度や蒸
着速度のコントロールが行ないやすくなると共に蒸着不
良を防止して均一均質な被膜を形成することができる蒸
着重合用モノマー材料及びその製造方法、及び蒸着重合
装置、並びに品質が高く、均一均質な被膜を有する電気
電子部品を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
蒸着重合用モノマー材料A、Bは、粉末状のモノマー材
料1、2の加熱溶融物6を冷却固化して成ることを特徴
とするものである。
【0011】本発明の請求項2に係る蒸着重合用モノマ
ー材料の製造方法は、粉末状のモノマー材料1、2を加
熱により溶融させた後、冷却して固化させることを特徴
とするものである。
【0012】本発明の請求項3に係る蒸着重合装置は、
粉末状のモノマー材料1、2の加熱溶融物6を冷却固化
して形成した蒸着重合用モノマー材料A、Bを収容する
蒸発容器78、79と、蒸発容器78、79に収容され
た蒸着重合用モノマー材料A、Bを加熱するヒーター8
0、81と、ヒーター80、81の加熱により蒸着重合
用モノマー材料A、Bから発生するモノマーが導入され
る蒸着槽70と、蒸着槽70に導入されたモノマーが蒸
着される基材7を収容する回転バレル71とを具備して
成ることを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項4に係る電気電子部品は、
粉末状のモノマー材料1、2の加熱溶融物6を冷却固化
して蒸着重合用モノマー材料A、Bを形成し、蒸着重合
用モノマー材料A、Bを加熱してモノマーを発生させる
と共にこのモノマーを基材7の表面に蒸着させ、蒸着し
たモノマーを基材7の表面で重合して被膜8を形成して
成ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0015】本発明の一方の蒸着重合用モノマー材料A
は、酸無水物の粉末状のモノマー材料1を加熱して溶融
させた後、冷却して固化させることによって形成し、ま
た本発明のもう一方の蒸着重合用モノマー材料Bは、ジ
アミンの粉末状のモノマー材料2を加熱して溶融させた
後、冷却して固化させることによって形成する。粉末状
のモノマー材料1、2としては従来から蒸着重合に用い
られているものを使用することができ、単位重量当たり
の表面積が1700〜10000cm2/gのものを使
用することができる。
【0016】本発明では酸無水物として無水ピロメリッ
ト酸や次の化学式(A)〜(C)のいずれかひとつを用
いることができる。
【0017】
【化1】 また本発明ではジアミンとして次の化学式(D)〜
(F)のいずれかひとつを用いることができる。
【0018】
【化2】
【0019】
【化3】 蒸着重合用モノマー材料Aを形成するにあたっては、次
にようにして行なう。まず図1(a)に示すように、上
面が開口する処理容器63に粉末状のモノマー材料1を
計量して所定量入れる。次に図1(b)に示すように、
処理容器63の上面の開口を蓋64で塞いだ後、処理容
器63の下側からヒーターやオーブンなどの加熱装置6
5を用いてモノマー材料1を融点以上に加熱することに
よって、粉末状のモノマー材料1を溶融させる。次に加
熱装置65による加熱を停止し、図1(c)に示すよう
に、蓋64で塞いだままで処理容器63中で溶融したモ
ノマー材料を自然に冷却して固化させることによって、
蒸着重合用モノマー材料Aを形成することができる。ま
た蒸着重合用モノマー材料Bも同様の方法で形成するこ
とができる。これら蒸着重合用モノマー材料A、Bは図
1(d)のように処理容器63に収納したまま、あるい
は図1(e)のように処理容器63から取り出して図2
に示す蒸着重合装置にセットされて蒸着重合に用いられ
る。
【0020】上記の加熱装置65の発熱温度は、各モノ
マー材料1、2の融点よりも10〜30℃高く設定する
のが好ましい(例えば、200〜280℃)。加熱装置
65の発熱温度が各モノマー材料1、2の融点よりも1
0℃より低い温度であれば、モノマー材料1、2の温度
上昇が遅く、溶融するまでに時間がかかり過ぎて効率的
ではない。また加熱装置65の発熱温度が各モノマー材
料1、2の融点よりも30℃より高い温度であれば、溶
融したモノマーが盛んに揮発してしまうために、計量し
た所定量からの減少が大きくなる上、作業者が揮発した
モノマーの蒸気を吸引する恐れがあるので、好ましくな
い。
【0021】図2に蒸着重合装置を示す。70は密閉さ
れた蒸着槽であって、蒸着槽70内には回転バレル71
が設けられている。この回転バレル71は金網などで円
筒状に形成されるものであって、モーターなどの駆動装
置72により回転駆動自在に形成されている。また蒸着
槽70には真空ポンプ73が接続されている。さらに蒸
着槽70には一対の導入管74、75が導入させてお
り、各導入管74、75には蒸着槽70内で開口する複
数個の蒸気排出孔76、77が形成されていると共に各
導入管74、75には蒸着槽70の外側において蒸発容
器78、79が接続されている。各蒸発容器78、79
の外側にはヒーター80、81が設けられている。
【0022】このような蒸気重合装置を用いて蒸気重合
を行なうにあたっては、まず一方の蒸発容器78に上記
のように成形される蒸着重合用モノマー材料A(あるい
は蒸着重合用モノマー材料B)を収容すると共に、他方
の蒸発容器79に蒸着重合用モノマー材料B(あるいは
蒸着重合用モノマー材料A)を収容する。また回転バレ
ル71には被膜形成の対象物である金属板やガラス板な
どの基材7を多数個収容する。次に真空ポンプ13を作
動させて蒸着槽70内を排気して減圧する。蒸着槽70
内の圧力はモノマーの蒸着が良好に行なわれるように1
×10-1〜5×10-5Torrに設定するのが好まし
く、1×10-2〜1×10-3Torrに設定するのがよ
り好ましい。
【0023】次にヒーター80、81を作動させて蒸発
容器78、79内の蒸着重合用モノマー材料A、Bを加
熱すると共に回転バレル71を駆動装置72により回転
させる。このように蒸着重合用モノマー材料A、Bを加
熱することによって、蒸着重合用モノマー材料Aから酸
無水物のモノマーが昇華により発生すると共に蒸着重合
用モノマー材料Bからジアミンのモノマーが昇華により
発生する。この時、酸無水物からなる蒸着重合用モノマ
ー材料Aは180〜300℃、好ましくは220〜26
0℃に加熱され、ジアミンからなる蒸着重合用モノマー
材料Bは180〜280℃、好ましくは200〜240
℃に加熱されるが、この加熱温度は蒸着重合用モノマー
材料A、Bの昇華速度やモノマーの基材への蒸着速度に
応じて適宜設定される。
【0024】上記のように発生した各モノマーは蒸発容
器78、79から導入管74、75に導入され、蒸気排
出孔76、77から蒸着容器70へと導入される。蒸着
容器70に導入された各モノマーは回転バレル71内の
基材7の表面に付着する。このようにして基材7にモノ
マーの蒸着が行なわれる。例えば、酸無水物として無水
ピロメリット酸(PMDA)を用い、ジアミンとして
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)を用
いた場合は、蒸着よって基材7の表面に次の化学式
(G)で示されるポリアミック酸の被膜が形成される。
【0025】
【化4】 次に蒸着容器70内を常圧に戻すと共に蒸着重合用モノ
マー材料A、Bの加熱を停止する。この後、モノマーが
蒸着された基材7を加熱することによって、酸無水物の
モノマーとジアミンのモノマーを重合反応させてイミド
化して、図4に示すように、基材7の表面にポリイミド
の被膜8を形成する。酸無水物として上記のPMDA
を、ジアミンとして上記のODAを用いた場合は、イミ
ド化によって基材7の表面に次の化学式(H)で示され
るポリイミドの被膜8が形成される。
【0026】
【化5】 尚、基材の加熱は回転バレル71から取り出した後に行
なってもよいし、回転バレル71中で行なってもよい。
このようにして図4(a)(b)に示すように、基材7
の全表面に被膜8を有する電気電子部品(鉄心部材31
やキャップ43a、43b)を形成することができる。
【0027】本発明の蒸着重合用モノマー材料A、B
は、粉末状のモノマー材料1、2を加熱して溶融させた
後、冷却して固化して塊状に形成したので、粉末状のモ
ノマー材料1、2に比べて単位重量当たりの表面積を小
さくすることができ、このため昇華が激しく起こらない
ようにあるいは昇華量をほぼ一定にすることができて昇
華速度や蒸着速度のコントロールを容易に行なうことが
できるものである。
【0028】蒸着重合法において、蒸着速度は昇華速度
と基材の温度でほぼ決定されるので、昇華速度のコント
ロールが重要である。基材7へのコーティング(蒸着)
は、部品の特性を発揮するために必要な膜厚や部品とし
て要求される寸法精度等が異なるために、それぞれの部
品の目標とする膜厚が異なる。従って、このような要求
に応えるためには、目標とする膜厚の被膜が再現性よく
形成できることが必要であり、そのためには昇華速度及
び蒸着速度が一定乃至小さい変動範囲にあることが重要
である。
【0029】また単一モノマーの蒸着ではなく複数のモ
ノマーの蒸着であって、しかもこれらのモノマーの重合
反応が伴うコーティングでは、目標とする被膜8を特性
的にほぼ一定た状態で形成するためには、反応の制御を
行なって一定以上に高分子量化させることが必要であ
り、被膜8が高分子量化しないと、機械的な強度などが
発揮されない、密着性が低下する、電気特性(絶縁性)
が低下する、耐久性が低いなどの諸特性が悪化する。従
って、被膜8を高分子量化させるためには、基材7の表
面付近で各モノマーの比率を同割合(二種類の場合は
1:1)に近い状態に保つことが重要であり、常に各モ
ノマーの比率を同割合に近い状態で昇華させることが重
要である。
【0030】例えば、ポリイミドの被膜を形成する場
合、酸無水物とジアミンは反応できるが、酸無水物同士
あるいはジアミン同士は反応することはできないので、
酸無水物が過剰であったりジアミンが過剰であったりす
ると、この余剰分が反応せずに余ってしまう。従って、
酸無水物のモノマーとジアミンのモノマーを同割合で基
材の表面付近に昇華させて蒸着させることが重要であ
る。
【0031】そして本発明の蒸着重合用モノマー材料
A、Bは、粉末状のモノマー材料1、2に比べて単位重
量当たりの表面積を小さくすることができるので、昇華
が激しく起こらないようにあるいは昇華量をほぼ一定に
することができて昇華速度や蒸着速度のコントロールを
容易に行なうことができるものである。
【0032】また蒸着重合用モノマー材料A、B(特に
酸無水物の蒸着重合用モノマー材料A)は表面積が小さ
くなるために吸水しにくくなり、このため吸水による変
質が起こりにくくなって、変質による蒸着不良が引き起
こされにくくなり、均一均質な被膜8を形成することが
できるものである。さらに蒸着重合用モノマー材料A、
Bは、バインダーなどの不純物を含んでいないので、被
膜8にバインダーの成分が不純物として含まれることが
なく、品質の高い被膜を形成することができるものであ
る。
【0033】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。
【0034】(実施例1)無水ピロメリット酸(PMD
A、融点287℃、ダイセル化学工業(株)製)の粉状
品(粉末状のモノマー材料1)20gを、処理容器63
に入れ300℃で10分以上加熱して溶融させた後、室
温で冷却して固化させることによって、蒸着重合用モノ
マー材料Aを形成した。尚、加熱はホットプレート、マ
ントルヒーター、恒温槽などの加熱装置65を使用して
行なった。
【0035】(実施例2)3,4,3’,4’−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸無水物(BTDA、融点22
4℃、ダイセル化学工業(株)製)の粉状品(粉末状の
モノマー材料1)20gを、処理容器63に入れ240
℃で10分以上加熱して溶融させた後、室温で冷却して
固化させることによって、蒸着重合用モノマー材料Aを
形成した。
【0036】(実施例3)3,4,3’,4’−ジフェ
ニルスルホンテトラカルボン酸無水物(DSDA、融点
287℃、新日本理化(株)製)の粉状品(粉末状のモ
ノマー材料1)20gを、処理容器63に入れ300℃
で10分以上加熱して溶融させた後、室温で冷却して固
化させることによって、蒸着重合用モノマー材料Aを形
成した。
【0037】(実施例4)3,4,3’,4’−ビフェ
ニルテトラカルボン酸無水物(BPDA、融点298
℃、三菱化学(株)製)の粉状品(粉末状のモノマー材
料1)20gを、処理容器63に入れ、蓋64をしてか
ら300℃で10分以上加熱して溶融させた後、室温で
冷却して固化させることによって、蒸着重合用モノマー
材料Aを形成した。
【0038】(実施例5)4,4’−ジアミノジフェニ
ルエーテル(ODA、融点192℃、和歌山精化(株)
製)の粉状品(粉末状のモノマー材料2)20gを、処
理容器63に入れ、蓋64をしてから200℃で10分
以上加熱して溶融させた後、室温で冷却して固化させる
ことによって、蒸着重合用モノマー材料Bを形成した。
【0039】(実施例6)実施例1と同様のPMDAの
粉状品20gを、温度25℃、湿度90%に調整したデ
シケータ中に二日間放置し、故意に吸水させて変質させ
たPMDAの粉状品を得た。この変質したPMDAを用
いて実施例1と同様に処理して蒸着重合用モノマー材料
Aを得た。
【0040】(実施例7)実施例2と同様のBTDAの
粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変質
させたBTDAの粉状品を得た。この変質したBTDA
を用いて実施例2と同様に処理して蒸着重合用モノマー
材料Aを得た。
【0041】(実施例8)実施例3と同様のDSDAの
粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変質
させたDSDAの粉状品を得た。この変質したDSDA
を用いて実施例3と同様に処理して蒸着重合用モノマー
材料Aを得た。
【0042】(実施例9)実施例4と同様のBPDAの
粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変質
させたBPDAの粉状品を得た。この変質したBPDA
を用いて実施例4と同様に処理して蒸着重合用モノマー
材料Aを得た。
【0043】(実施例10)実施例5と同様のODAの
粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変質
させたODAの粉状品を得た。この変質したODAを用
いて実施例5と同様に処理して蒸着重合用モノマー材料
Bを得た。
【0044】(比較例1)実施例1と同様のPMDAの
粉状品20gを、バインダー(ポリビニルアルコール
(PVA)で東京化成製)1.6gと混合し、これを成
形容器に入れて油圧ハンドプレスで成形した。この成形
体を50〜100℃で加熱して余分なバインダーを除去
することによって、蒸着重合用モノマー材料を得た。
【0045】(比較例2)実施例2と同様のBTDAの
粉状品20gを、比較例1と同様のバインダー1.6g
と混合し、これを比較例1と同様に処理して蒸着重合用
モノマー材料を得た。
【0046】(比較例3)実施例3と同様のDSDAの
粉状品20gを、比較例1と同様のバインダー1.6g
と混合し、これを比較例1と同様に処理して蒸着重合用
モノマー材料を得た。
【0047】(比較例4)実施例4と同様のBPDAの
粉状品20gを、比較例1と同様のバインダー1.6g
と混合し、これを比較例1と同様に処理して蒸着重合用
モノマー材料を得た。
【0048】(比較例5)実施例5と同様のODAの粉
状品20gを、比較例1と同様のバインダー1.6gと
混合し、これを比較例1と同様に処理して蒸着重合用モ
ノマー材料を得た。
【0049】(比較例6)実施例1と同様のPMDAの
粉状品20gを蒸着重合用モノマー材料とした。
【0050】(比較例7)実施例2と同様のBTDAの
粉状品20gを蒸着重合用モノマー材料とした。
【0051】(比較例8)実施例3と同様のDSDAの
粉状品20gを蒸着重合用モノマー材料とした。
【0052】(比較例9)実施例4と同様のBPDAの
粉状品20gを蒸着重合用モノマー材料とした。
【0053】(比較例10)実施例5と同様のODAの
粉状品20gを蒸着重合用モノマー材料とした。
【0054】(比較例11)実施例1と同様のPMDA
の粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変
質させたPMDAの粉状品を得た。この変質したPMD
Aを用いて比較例1と同様に処理して蒸着重合用モノマ
ー材料を得た。
【0055】(比較例12)実施例2と同様のBTDA
の粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変
質させたBTDAの粉状品を得た。この変質したBTD
Aを用いて比較例2と同様に処理して蒸着重合用モノマ
ー材料を得た。
【0056】(比較例13)実施例3と同様のDSDA
の粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変
質させたDSDAの粉状品を得た。この変質したDSD
Aを用いて比較例3と同様に処理して蒸着重合用モノマ
ー材料を得た。
【0057】(比較例14)実施例4と同様のBPDA
の粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変
質させたBPDAの粉状品を得た。この変質したBPD
Aを用いて比較例4と同様に処理して蒸着重合用モノマ
ー材料を得た。
【0058】(比較例15)実施例5と同様のODAの
粉状品20gを、実施例6と同様にして吸水させ、変質
させたODAの粉状品を得た。この変質したODAを用
いて比較例5と同様に処理して蒸着重合用モノマー材料
を得た。
【0059】(被膜の強度測定)被膜強度測定用の試験
片は次のようにして作成した。まず使用する実施例及び
比較例を温度25℃、湿度90%に調整したデシケータ
中に二日間放置し、吸水処理を行なった。次に表1〜表
4に示す組み合わせで吸水処理を施した実施例及び比較
例を図2に示す蒸着重合装置の蒸発容器78、79にそ
れぞれ収容すると共にガラス板の基材7を回転バレル7
1内に収容した。次に蒸着槽70内の圧力を真空ポンプ
13で1×10-2Torrに排気して減圧してから、ヒ
ーター80、81を用いて蒸発容器78、79内の実施
例及び比較例を所定の温度に加熱した(例えば、PMD
Aの場合は220℃、ODAの場合は210℃)。加熱
開始から90分が経過した時点でヒーター80、81に
よる加熱を停止し、次に蒸着槽70を常圧に戻した後、
回転バレル71からモノマーが蒸着された基材7を取り
出した。この後、取り出した基材7を300℃で60分
の条件で処理してモノマーをイミド化することによっ
て、基材7の表面にポリイミドの被膜8が形成された試
験片を作成した。
【0060】この試験片の被膜にダンベル型の切込みを
入れた後、水中に浸漬して基材から被膜の剥離を行な
い、剥離の際に要した引張強度を引張試験機にて測定し
た。
【0061】(被膜の密着性)基材7として25mm角
の金属板(鉄板)を用いた以外は、上記被膜強度測定用
の試験片と同様にして被膜8の形成を行なって、被膜密
着性測定用の試験片を形成した。
【0062】この試験片の被膜にカッターで5×5の切
込みを入れ、この被膜の表面にテープを貼り付けた後、
テープを引き剥がして被膜の剥がれた区画の数により評
価した。
【0063】結果を表1〜表4に示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】 表1〜表4に示すように、実施例の蒸着重合用モノマー
材料を組み合わせて用いた場合は、被膜8が透明であっ
て粉状異物などの不純物が含まれず、品質の高い被膜を
形成することができたが、しかも膜厚も比較例の蒸着重
合用モノマー材料を組み合わせて用いた場合よりも大き
く形成することができた。しかし比較例の蒸着重合用モ
ノマー材料を組み合わせて用いた場合は、不透明であっ
たり粉状異物などの不純物が含まれたりして被膜の品質
が低く、また厚みも小さくなった。これは比較例を用い
たものは、バインダーを用いたり吸水によって変質した
りしたためであると考えられ、実施例の蒸着重合用モノ
マー材料は吸水によって変質しにくいといえる。
【0068】また実施例の蒸着重合用モノマー材料を組
み合わせて用いた場合は比較例の蒸着重合用モノマー材
料を組み合わせて用いた場合よりも、被膜8の強度を大
きくなり、基材7への被膜8の密着性も高くなった。こ
のように実施例の蒸着重合用モノマー材料A、Bを組み
合わせて用いた場合、比較例の蒸着重合用モノマー材料
を組み合わせて用いた場合よりも、被膜の性能を高くす
ることができる原因としては、実施例の蒸着重合用モノ
マー材料が昇華速度及び蒸着速度のコントロールが行な
いやすい点にある。
【0069】図3には、実施例1と実施例5を用いて蒸
着を行った場合の蒸着速度の経時変化(曲線a)と、比
較例1と比較例5を用いて蒸着を行った場合の蒸着速度
の経時変化(曲線b)と、比較例6と比較例10を用い
て蒸着を行った場合の蒸着速度の経時変化(曲線c)と
を示す。比較例6と比較例10は粉末状のモノマー材料
であるので、表面積が大きく、よって、蒸着開始の初期
において実施例1と実施例5を用いた場合や比較例6と
比較例10を用いた場合に比べて蒸着速度(昇華速度)
が大きくなり、ヒーター80、81による加熱開始後、
モノマー材料の温度が上昇するまでに時間がかかるの
で、蒸着速度(昇華速度)は、ある傾きをもって増加す
る。この後、比較例6と比較例10の場合は粉末状であ
るので、表面積が急激に減少し始めて蒸着速度(昇華速
度)が減少していくのに対して、実施例1と実施例5を
用いた場合や比較例6と比較例10を用いた場合は、塊
状であって表面積が小さいので、表面積の変化が小さ
く、よってほぼ一定の蒸発、蒸着速度(昇華速度)を保
つ。その後、いずれのものもモノマーの量が減少して表
面積が減少するために蒸発、蒸着速度(昇華速度)が減
少していき、最終的にモノマーの残量が0となって蒸
発、蒸着速度(昇華速度)も0となる。
【0070】図3の曲線b、曲線cの略中央部には、蒸
着速度が急激に変化する変化点dが存在する。しかし実
施例1と実施例5を用いた場合の曲線aにはこのような
変化点dは見られない。この蒸着速度の急激な変化は、
比較例1、5、6、10が蒸着前の吸水処理によって粉
末状のモノマー材料が変質しているために起こると考え
られる。つまり、モノマー材料が変質しているとその表
面に蒸発しにくい物質の層が生成し、内部のモノマー
(無水ピロメリット酸などの酸無水物)の昇華が妨げら
れ、粉末状のモノマー材料の内部の蒸気圧が一定以上に
なると、表面の変質層が破壊されて一気にモノマーの蒸
気が蒸着槽70内に噴出する状態が生じるために、蒸着
速度の急激な変化が起こると考えられる。尚、図3のグ
ラフは模式的に示されており、単純化するために変化点
dが一箇所しか記載されていないが、実際には小規模な
蒸着速度の変化が複数回発生している。
【0071】そしてこのように比較例1、5、6、10
を用いた場合は、蒸着速度の急激な変化が起こるため
に、昇華速度や蒸着速度のコントロールが行ないにくい
が、実施例1、5を用いた場合は、吸水が少なくて変質
が少ないために蒸着速度の急激な変化が起こらず、温度
や圧力を調節して昇華速度や蒸着速度のコントロールを
容易に行なうことができるのである。尚、比較例1、
5、6、10を用いた場合も、吸水処理を行なわない場
合は蒸着速度の急激な変化が小さくて、回数も少なくな
る。
【0072】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、粉末状のモノマー材料の加熱溶融物を冷却固化した
ので、粉末状のモノマー材料に比べて単位重量当たりの
表面積を小さい蒸着重合用モノマー材料を形成すること
ができ、このため昇華が激しく起こらないようにあるい
は昇華量をほぼ一定にすることができると共に吸水によ
る変質を小さくすることができ、昇華速度や蒸着速度の
コントロールを容易に行なうことができるものである。
またバインダーなどの不純物を含んでいない蒸着重合用
モノマー材料を形成することができるので、被膜にバイ
ンダーの成分が不純物として含まれることがなく、品質
の高い被膜を形成することができるものである。
【0073】また本発明の請求項2の発明は、粉末状の
モノマー材料を加熱により溶融させた後、冷却して固化
させたので、粉末状のモノマー材料に比べて単位重量当
たりの表面積を小さい蒸着重合用モノマー材料を形成す
ることができ、このため昇華が激しく起こらないように
あるいは昇華量をほぼ一定にすることができると共に吸
水による変質を小さくすることができ、昇華速度や蒸着
速度のコントロールを容易に行なうことができる蒸着重
合用モノマー材料を簡単に得ることができるものであ
る。またバインダーなどの不純物を含んでいない蒸着重
合用モノマー材料を形成することができるので、被膜に
バインダーの成分が不純物として含まれることがなく、
品質の高い被膜を形成することができる蒸着重合用モノ
マー材料を簡単に得ることができるものである。
【0074】また本発明の請求項3の発明は、粉末状の
モノマー材料の加熱溶融物を冷却固化して形成した蒸着
重合用モノマー材料を収容する蒸発容器と、蒸発容器に
収容された蒸着重合用モノマー材料を加熱するヒーター
と、ヒーターの加熱により蒸着重合用モノマー材料から
発生するモノマーが導入される蒸着槽と、蒸着槽に導入
されたモノマーが蒸着される基材を収容する回転バレル
とを具備したので、粉末状のモノマー材料に比べて単位
重量当たりの表面積を小さい蒸着重合用モノマー材料を
用いることによって、昇華が激しく起こらないようにあ
るいは昇華量をほぼ一定にすることができると共に吸水
による変質を小さくすることができ、昇華速度や蒸着速
度のコントロールを容易に行なうことができるものであ
る。またバインダーなどの不純物を含んでいない蒸着重
合用モノマー材料を用いることによって、被膜にバイン
ダーの成分が不純物として含まれることがなく、品質の
高い被膜を形成することができるものである。
【0075】また本発明の請求項4の発明は、粉末状の
モノマー材料の加熱溶融物を冷却固化して蒸着重合用モ
ノマー材料を形成し、蒸着重合用モノマー材料を加熱し
てモノマーを発生させると共にこのモノマーを基材の表
面に蒸着させ、蒸着したモノマーを基材の表面で重合し
て被膜を形成したので、粉末状のモノマー材料の加熱溶
融物を冷却固化して形成した蒸着重合用モノマー材料を
用いることによって、粉末状のモノマー材料に比べて単
位重量当たりの表面積を小さい蒸着重合用モノマー材料
を形成することができ、このため昇華が激しく起こらな
いようにあるいは昇華量をほぼ一定にすることができる
と共に吸水による変質を小さくすることができ、昇華速
度や蒸着速度のコントロールを容易に行なって被膜を形
成することができるものであり、またバインダーなどの
不純物を含んでいない蒸着重合用モノマー材料を用いる
ことによって、被膜にバインダーの成分が不純物として
含まれることがなく、品質が高く均一均質な被膜を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す(a)乃至
(e)は概略の断面図である。
【図2】同上の蒸着重合装置を示す概略の断面図であ
る。
【図3】同上の実施例及び比較例の蒸着速度の経時変化
を示すグラフである。
【図4】(a)(b)は同上の電気電子部品を示す断面
図である。
【図5】有極継電器を示す分解斜視図である。
【図6】トランスの鉄心部品を示す(a)は断面図、
(b)は斜視図、(c)はトランスを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 粉末状のモノマー材料 2 粉末状のモノマー材料 6 加熱溶融物 7 基材 8 被膜 70 蒸着槽 71 回転バレル 78 蒸発容器 79 蒸発容器 80 ヒーター 81 ヒーター A 蒸着重合用モノマー材料 B 蒸着重合用モノマー材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状のモノマー材料の加熱溶融物を冷
    却固化して成ることを特徴とする蒸着重合用モノマー材
    料。
  2. 【請求項2】 粉末状のモノマー材料を加熱により溶融
    させた後、冷却して固化させることを特徴とする蒸着重
    合用モノマー材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 粉末状のモノマー材料の加熱溶融物を冷
    却固化して形成した蒸着重合用モノマー材料を収容する
    蒸発容器と、蒸発容器に収容された蒸着重合用モノマー
    材料を加熱するヒーターと、ヒーターの加熱により蒸着
    重合用モノマー材料から発生するモノマーが導入される
    蒸着槽と、蒸着槽に導入されたモノマーが蒸着される基
    材を収容する回転バレルとを具備して成ることを特徴と
    する蒸着重合装置。
  4. 【請求項4】 粉末状のモノマー材料の加熱溶融物を冷
    却固化して蒸着重合用モノマー材料を形成し、蒸着重合
    用モノマー材料を加熱してモノマーを発生させると共に
    このモノマーを基材の表面に蒸着させ、蒸着したモノマ
    ーを基材の表面で重合して被膜を形成して成ることを特
    徴とする電気電子部品。
JP11398698A 1998-04-23 1998-04-23 蒸着重合用モノマー材料及びその製造方法、及び蒸着重合装置、並びに電気電子部品 Withdrawn JPH11302385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102408399A (zh) * 2011-08-12 2012-04-11 中国科学院化学研究所 烷基取代脂环二酐化合物及由其制备的聚酰亚胺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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