JPH11301471A - 鉄道車両用直接駆動式電動台車 - Google Patents

鉄道車両用直接駆動式電動台車

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JPH11301471A
JPH11301471A JP10946698A JP10946698A JPH11301471A JP H11301471 A JPH11301471 A JP H11301471A JP 10946698 A JP10946698 A JP 10946698A JP 10946698 A JP10946698 A JP 10946698A JP H11301471 A JPH11301471 A JP H11301471A
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JP
Japan
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main motor
direct
drive electric
drive
direct drive
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JP10946698A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Abe
重昭 阿部
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直接駆動式電動台車のばね下質量を軽減し、軌
条等の地上設備の耐久性を向上させると共に保守点検性
を改善する。 【解決手段】主電動機Mのトルクを直接に車輪3に伝達
する構造の鉄道車両用直接駆動式電動台車において、主
電動機Mの質量の少なくとも一部を負担する台枠Dを備
えている。従来はばね下質量とされていた主電動機Mの
質量を台枠Dに分担させることによりばね上質量とす
る。そのぶん、ばね下質量が軽減されるので、走行時の
軌条等への衝撃力が緩和されて、耐久性向上が果たされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用直接駆
動式電動台車の改良に係り、特に、ばね下質量を軽減し
て地上設備の耐久性,走行性能等を向上させることがで
きる鉄道車両用直接駆動式電動台車に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両用の電動台車において、直接駆
動式電動台車の場合は、主電動機のトルクを、歯車等を
介在させずに直接に車輪に伝えている。その主電動機自
体は固定継ぎ手や弾性継ぎ手を介して車輪や車軸に取り
付けられており、回転反力のみを台車側で受ける構造に
なっている。図4,図5は、従来の従来の鉄道車両用直
接駆動式電動台車の主電動機の取付け方式を具体的に示
したもので、図4は主電動機MのロータRがステータS
の外側に配設されているアウタロータ方式の電動台車で
ある。このものは、中空の車軸1に主電動機Mのステー
タSが固定されるとともに、その車軸1に車輪軸受2を
介して車輪3が回転自在に装着され、主電動機Mのロー
タRが連結ボルト4で車輪3の側面に直接に連結されて
いる。車軸1の両端部は緩衝ばね5を介して台車枠Dに
支持されている。
【0003】図5は主電動機MのロータRがステータS
の内側に主電動機軸受7を介して回転自在に配設されて
いるインナロータ方式の直接駆動式電動台車である。そ
のロータRが弾性材付継ぎ手6を介して車軸1に連結さ
れ、車軸1はその両端部を緩衝ばね5及び車軸軸受8を
介して台車枠Dに回転可能に支持されている。車輪3は
その車軸1に一体回転可能に固定して支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の直接駆動式電動台車では、図4のアウタロータ方式
及び図5のインナロータ方式を問わず、いずれも車軸
1,車輪3,軸受類2,7,8の合計質量に加えて、主
電動機Mの質量も全てばね下質量となって車軸1にかか
るため、ばね下質量が過大となり、軌条9を含む地上設
備に無理な負担を強いることとなる結果、当該地上設備
の耐久性の低下や走行騒音の増大をもたらすという問題
点がある。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の鉄道
車両用直接駆動式電動台車の問題点に着目してなされた
ものであり、直接駆動式電動台車のばね下質量を軽減
し、軌条等の地上設備の耐久性を向上させると共に保守
点検性を改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る鉄道車両用直接駆動式電動台車は、
主電動機のトルクを直接に車輪に伝達する構造の鉄道車
両用直接駆動式電動台車において、前記主電動機の質量
の少なくとも一部を負担する台枠を備えたことを特徴と
する。
【0007】ここで、前記台車枠は前記主電動機のステ
ータを固定する吊り棒や梁を備えているものとすること
ができる。そして、前記吊り棒や梁は、前記主電動機の
ステータの一端側を固定するものとすることができる。
【0008】また、前記吊り棒や梁は、前記主電動機の
ステータの両端側を固定するものとすることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来と同一または相当部分
には同一の符号を付して重複した説明は省略したものも
ある。
【0010】図1(a)は、本発明の第1の実施形態を
示すインナロータ方式の鉄道車両用直接駆動式電動台車
の要部の断面図である。主電動機Mの回転側であるロー
タRの一端は、図1(b)に示すような内外径の補強環
6aと緩衝材としての弾性材6bを有する弾性材付継ぎ
手6に連結ボルト4で連結され、その弾性材付継ぎ手6
が車軸1に一体回転可能に固定されている。なお、符号
11は支持ブシュであり、その支持ブシュ11で前記ロ
ータRの一端側の内径面が車軸1の外径面に支持されて
いる。
【0011】前記ロータRの外側に、主電動機軸受7を
介して主電動機Mの静止側であるステータSが配設され
ている。このステータSの一端側(すなわちロータRが
弾性材付継ぎ手6を介して車軸1に連結されている側と
は反対側)は、吊り梁12により台枠Dに連結固定さて
いる。吊り梁12は、主電動機Mの質量と回転反力とを
担うために、図示されないが複数本設けてある。
【0012】次に作用を述べる。この実施形態では、主
電動機Mは、そのロータRの一端側を弾性継ぎ手6を介
して車軸1に固定し、ロータRの固定端側とは反対側に
おいてそのステータSの端部を台枠Dに固定したため、
主電動機Mの質量は、ばね下の車軸1にかかると共に、
ばね上の台枠Dにもかかる。すなわち、この直接駆動式
電動台車のばね下質量のうち主電動機Mの質量の半分
は、台枠Dが分担してばね上質量となる。走行時に軌条
9に与える衝撃力はばね下質量に比例するため、本実施
形態によれば主電動機Mの質量の半分相当のばね下質量
が軽減されることとなり、そのぶん軌条9及びその他の
地上設備への衝撃力が低減されて耐久性が向上すると共
に走行騒音も低下する。また、それら地上設備の保守点
検性も改善される。
【0013】図2は、本発明の第2の実施形態を示す同
じくインナロータ方式の鉄道車両用直接駆動式電動台車
の要部の断面図である。この場合は、主電動機Mの静止
側であるステータSの両端側をそれぞれ吊り棒12を介
して台枠Dに固定支持する点が上記第1の実施形態とは
異なっている。主電動機Mの回転側であるロータRは、
その一端が回転トルクを伝達する自在継ぎ手13を介し
て車軸1に連結されている。
【0014】このように構成したため、主電動機Mの質
量の全てが台枠Dにかかり、主電動機Mは完全にばね上
質量となるので、軌条9及びその他の地上設備への衝撃
力が第1の実施形態よりも更に大きく低減されて耐久性
が向上すると共に、それらの地上設備の保守点検性もよ
り一層改善される。
【0015】図3は、本発明の第3の実施形態を示すも
ので、アウタロータ方式の鉄道車両用直接駆動式電動台
車の場合の要部断面図である。この場合は、主電動機M
の静止側であるステータSの一端側(図で右端)側を吊
り棒12を介して台枠Dに固定支持すると共に、そのス
テータSの外側に主電動機軸受7を介して回転自在に配
設されているロータRの一端側(図で左端、すなわちス
テータSが吊り棒12を介して台枠Dに支持されている
側とは反対側)を、弾性継ぎ手6を介して車軸1に一体
回転可能に固定している。
【0016】この第3の実施形態では、第1の実施形態
の場合と同じく主電動機Mの質量の半分が台枠Dに分担
されてばね上質量となり、そのぶん軌条9及びその他の
地上設備への衝撃力が低減されて耐久性が向上するし、
それら地上設備の保守点検性も改善される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る鉄道
車両用直接駆動式電動台車によれば、主電動機の質量の
少なくとも一部を台枠に負担させてばね上質量としたた
め、ばね下質量が軽減されて軌条及びその他の地上設備
への衝撃力を緩和することができて、その結果軌条及び
その他の地上設備の耐久性並びに保守点検性が向上する
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る鉄道車両用直接駆動式電
動台車の第1の実施形態を示す要部断面図、(b)はそ
の弾性材付継ぎ手部分の拡大図である。
【図2】本発明に係る鉄道車両用直接駆動式電動台車の
第2の実施形態を示す要部断面図である。
【図3】本発明に係る鉄道車両用直接駆動式電動台車の
第3の実施形態を示す要部断面図である。
【図4】従来の鉄道車両用直接駆動式電動台車の一例を
示す要部断面図である。
【図5】従来の鉄道車両用直接駆動式電動台車の他の例
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 車軸 3 車輪 9 軌条 M 主電動機 R ロータ D 台枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電動機のトルクを直接に車輪に伝達す
    る構造の鉄道車両用直接駆動式電動台車において、前記
    主電動機の質量の少なくとも一部を負担する台枠を備え
    たことを特徴とする鉄道車両用直接駆動式電動台車。
JP10946698A 1998-04-20 1998-04-20 鉄道車両用直接駆動式電動台車 Pending JPH11301471A (ja)

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