JPH11301270A - 車両用スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

車両用スライドドアの自動開閉装置

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JPH11301270A
JPH11301270A JP10125326A JP12532698A JPH11301270A JP H11301270 A JPH11301270 A JP H11301270A JP 10125326 A JP10125326 A JP 10125326A JP 12532698 A JP12532698 A JP 12532698A JP H11301270 A JPH11301270 A JP H11301270A
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door
sliding door
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opening
opening direction
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川野辺  修
Kazuo Goto
和男 後藤
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の側面に設けたスライドドアを、駆動手
段によって開閉移動する車両用スライドドアの自動開閉
装置に関し、スライドドアを全閉状態から開方向に駆動
する際に、ドアロック機構のノブロック状態を検出して
スライドドアの開閉の要否を制御することを目的とす
る。 【解決手段】 駆動手段12からの駆動により車体1に
沿って開閉移動するスライドドア3と、スライドドアの
全閉時に車体とスライドドアとを施錠するドアロック機
構5と、ドアロック機構を解錠するリリースアクチュエ
ータ35と、ドアロック機構を施錠または解錠しリリー
スアクチュエータに優先して施錠するノブロック機構3
6,38と、車体に設置されスライドドアの移動を検知
する移動検知手段12g,24と、スライドドアの開扉
指令を受けてリリースアクチュエータを起動し、移動検
知手段でスライドドアの開方向の移動を検知すると駆動
手段を開方向に起動する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
側面に設けたスライドドアを、モータ等の駆動源によっ
て開閉移動する車両用スライドドアの自動開閉装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両の車体側面に、前
後方向に移動可能にスライドドアを取り付け、このスラ
イドドアをモータ等の駆動源によって開閉移動させるよ
うにした車両用スライドドアの自動開閉装置が知られて
いる。
【0003】この装置は、運転席またはドアハンドルの
近くに設けたドア開閉用の操作子を操作することで、あ
るいは車外からワイヤレスリモコンを操作することで、
車内に設置した制御装置によって駆動源を起動し、スラ
イドドアを開閉移動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、全閉位置状
態にあるスライドドアを駆動源によって開方向に駆動す
る場合、スライドドアのドアロック機構を自動的に解除
した後に駆動するが、ドアロック機構がドアノブによる
ロック状態(以下、ノブロック状態、という)にある
と、ドアロック機構が解除されない状態でスライドドア
を駆動することになる。このため、スライドドアの駆動
部や機構部に過大な負荷を与えるという不都合が生じ
る。
【0005】そこで、ドアロック機構がノブロック状態
にあるか否かを電気的に検出し、ノブロック状態のとき
はスライドドアを駆動源によって駆動しないように構成
する必要がある。
【0006】しかし、ノブロック状態を電気的に検出す
るためには、車体とスライドドアとを電気的に結合する
給電コネクターに、新たに検出用の電極端子を追加する
必要がある。ところが、給電コネクターの設置スペース
は制約が極めて厳しいため、電極端子の追加は困難であ
った。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、スライドドアを全閉位置状態
から開方向に駆動する際に、給電コネクターを介さずに
ノブロック状態を検出し、スライドドアを開方向に制御
する要否を自動的に判定する車両用スライドドアの自動
開閉装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両用スライドドアの自動開閉装置は、駆動手段からの
駆動により車体に沿って開閉移動するスライドドアと、
スライドドアの全閉時に車体とスライドドアとを施錠す
るドアロック機構と、ドアロック機構を解錠するリリー
スアクチュエータと、ドアロック機構を施錠または解錠
しリリースアクチュエータに優先して施錠するノブロッ
ク機構と、車体に設置されスライドドアの移動を検知す
る移動検知手段と、スライドドアの開扉指令を受けてリ
リースアクチュエータを起動し、移動検知手段でスライ
ドドアの開方向の移動を検知すると駆動手段を開方向に
起動する制御手段とを備えるものである。
【0009】本発明によれば、スライドドアを全閉状態
から開方向に駆動手段で駆動する際に、ドアロック機構
がノブロック状態にあるか否かの検出を、ドアロック解
除用のリリースアクチュエータを作動させ、シールラバ
ーの反力によりスライドドアが移動するか否かを検知す
ることによって行い、スライドドアが移動した場合はド
アロック機構がアンロック状態と判断してスライドドア
を開方向に駆動し、スライドドアが移動しなかった場合
はドアロック機構がノブロック状態と判断してスライド
ドアの駆動を停止する。
【0010】本発明の請求項2記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項1記載の発明において、移
動検知手段はスライドドアが半ドア以上に開扉されたこ
とを検知する半ドアスイッチである。
【0011】本発明によれば、スライドドアが開方向に
移動したことを車体に設置した半ドアスイッチによって
検出し、それによってドアロック機構が解錠されたこと
を検知することができる。
【0012】本発明の請求項3記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項1記載の発明において、移
動検知手段はスライドドアの移動を回転運動に変換して
検知するロータリーエンコーダである。
【0013】本発明によれば、スライドドアが開方向に
移動したことを車体に設置したロータリーエンコーダに
よって検出し、それによってドアロック機構が解錠され
たことを検知することができ、スライドドアの小さな動
きも精度よく検出することができる。
【0014】本発明の請求項4記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項1記載の発明において、制
御手段はスライドドアの開扉指令を受けてリリースアク
チュエータを起動し、移動検知手段でスライドドアの開
方向の移動を検知しなかった場合は、スライドドアを駆
動手段によって開方向に低駆動力で起動し、移動検知手
段でスライドドアの開方向の移動を検知したときは駆動
手段によって開方向に駆動するものである。
【0015】本発明によれば、ドアロック解除用のリリ
ースアクチュエータを作動させた後のスライドドアの動
きを移動検知手段で検知できなかった場合でも、車両が
下り坂に停止している等の状況を考慮して、スライドド
アを低駆動力で開方向に駆動し、スライドドアが移動し
た場合はドアロック機構がアンロック状態と判断してス
ライドドアを開方向に駆動し、スライドドアが移動しな
かった場合はドアロック機構がノブロック状態と判断し
てスライドドアの駆動を停止する。
【0016】本発明の請求項5記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項4記載の発明において、制
御手段は駆動手段を構成するモータを低電圧駆動するこ
とでスライドドアを低駆動するものである。
【0017】本発明によれば、モータを低電圧駆動する
ことで、スライドドアを低駆動することができ、仮にノ
ブロック状態であっても機構部への大きな負荷を回避す
ることができる。
【0018】本発明の請求項6記載の車両用スライドド
アの自動開閉装置は、請求項4記載の発明において、制
御手段は駆動手段を構成する電磁クラッチの伝達維持力
を低下させることでスライドドアの低駆動するものであ
る。
【0019】本発明によれば、電磁クラッチを半クラッ
チ状態に制御することで、出力を低下させてスライドド
アを低駆動することができ、仮にノブロック状態であっ
ても機構部への大きな負荷を回避することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車両用スラ
イドドアの自動開閉装置の一実施の形態を示すブロック
図で、スライドドアの制御に関する電気的構成を示して
いる。
【0021】同図において、車体1はスライドドア制御
装置11およびスライドドア駆動装置12を備え、スラ
イドドア制御装置11はマイクロコンピュータによるプ
ログラム制御によってスライドドア駆動装置12を制御
し、スライドドア3を開閉駆動するように構成されてい
る。
【0022】また、スライドドア3は車体1のドア開口
部の上縁および下縁に設けた上部トラック13および下
部トラック14にそれぞれ連係することによって、車体
1の側面に前後方向に摺動自在に懸架されている。
【0023】スライドドア制御装置11は直流電圧BV
を受けるためにバッテリー15に接続され、イグニッシ
ョン信号IGを受けるためにイグニッションスイッチ1
6に接続され、パーキング信号PKを受けるためにパー
キングスイッチ17に接続され、メインスイッチ信号M
Aを受けるためにメインスイッチ18に接続されてい
る。
【0024】また、スライドドア制御装置11はスライ
ドドア3を開扉指令するドア開信号DOを受けるために
ドア開スイッチ19に接続され、スライドドア3を閉扉
指令するドア閉信号DCを受けるためにドア閉スイッチ
20に接続され、車外のワイヤレスリモコン4からリモ
コン開信号ROまたはリモコン閉信号RCを受けるため
に無線受信部21に接続され、スライドドア3が自動開
閉される際に警報音を発生するためのブザー22に接続
され、車両の速度(車速)を検出するための車速センサ
23に接続されている。
【0025】なお、ドア開スイッチ19およびドア閉ス
イッチ20がそれぞれ2つの操作子から構成されている
のは、これらのスイッチが、例えば車内の運転席と後部
座席との2箇所に設置されていることを示すためであ
る。
【0026】また、スライドドア制御装置11はスライ
ドドア3が半ドア以上に開くとオンする半ドアスイッチ
24に接続され、スライドドア3が全開位置に達したと
きにオンする全開検出スイッチ25に接続されている。
【0027】スライドドア駆動装置12は、ドライブプ
ーリ12aと反転プーリ12bとを備え、この間にケー
ブル部材12cを巻回し、このケーブル部材12cに移
動部材12dを固定し、移動部材12dとスライドドア
3とをヒンジアーム31を介して固定した構成を備えて
いる。
【0028】ドライブプーリ12aは電磁クラッチ12
eを介して駆動源である開閉モータ12fに接続されて
いる。電磁クラッチ12eの伝達維持力はスライドドア
制御装置11によって制御される。
【0029】開閉モータ12fがスライドドア制御装置
11の制御の下に開方向または閉方向に回転駆動され、
同時に電磁クラッチ12eが接続状態になると、ドライ
ブプーリ12aは開閉モータ12fと同一の方向に回転
駆動される。
【0030】ドライブプーリ12aの回転軸には、ロー
タリーエンコーダ12gが連係されている。ロータリー
エンコーダ12gはドライブプーリ12aの回転角度を
高分解能に計測するもので、その出力パルスはパルス信
号発生部12hに入力され、2相のパルス信号φ1,φ
2としてスライドドア制御装置11に出力される。
【0031】図2は、ロータリーエンコーダ12gの一
例を示す模式的構成図(図a)およびその出力波形図
(図b,図c)である。このロータリーエンコーダ12
gはドライブプーリ12aの回転軸に回転円板RDを取
り付け、同心円状に複数のスリットSLを穿設し、その
両側に発光素子LDと受光素子PDとを配置した構成と
なっている。スリットSLは2相のパルス信号φ1,φ
2を得るために同心円状に2系統穿設されている。
【0032】図bは回転円板RDが右回転したときに得
られる2相のパルス信号φ1,φ2の出力波形図であ
り、図cは回転円板RDが左回転したときに得られる2
相のパルス信号φ1,φ2の出力波形図である。この例
では、回転円板RDが右回転したときにスライドドア3
が開方向に駆動されるようになっている。
【0033】従って、スライドドア制御装置11はこの
両信号の位相関係からロータリーエンコーダ12gの回
転方向、すなわちスライドドア3の移動方向を判定する
ことができる。すなわち、パルス信号φ1の立上がり時
にパルス信号φ2がハイレベルであれば開方向と判定し
(図b)、ローレベルであれば閉方向と判定する(図
c)。
【0034】また、スライドドア制御装置11はパルス
信号φ1,φ2のパルス数からケーブル部材12cの移
動量を計測し、スライドドア3の位置を求める。従っ
て、スライドドア3の全閉位置を初期値とし、全開位置
までのパルス数を計数すれば、その計数値Nは移動部材
12dの位置、すなわちスライドドア3の位置を表すこ
とになる。
【0035】図1に戻り、スライドドア3内には、スラ
イドドア3をハーフラッチ直前からフルラッチ状態にま
で締め込むためのクロージャー制御部32およびクロー
ジャーモータ33が設置されており、さらにドアロック
34を駆動して車体1側に設けたストライカ27から解
錠するリリースACT35、ドアロック34を駆動して
ノブロック/アンロック状態とするドアロックACT3
6、リリースACT35と同様にドアロック34を解錠
するドアハンドル37、ドアロックACT36と同様に
ドアロック34をノブロック/アンロック状態とするド
アノブ38を備える。
【0036】ストライカ27およびドアロック34は図
示せぬドアロック機構5の一部を構成し、ドアロックA
CT36およびドアノブ38によるノブロック状態の方
が、リリースACT35およびドアハンドル37による
解錠動作に優先するようにノブロック機構が構成されて
いる。ドアノブ38は車内からのマニュアル操作によっ
て、あるいは車外からのドアキー操作によって作動する
構成となっている。
【0037】車体1側の電気的要素とスライドドア3側
の電気的要素との接続関係は、スライドドア3が全閉状
態から若干開いた状態で、ドア開口部に設けた車体側コ
ネクタ28とスライドドア3の開口端に設けたドア側コ
ネクタ39とが結合されることで行われる。この車体側
コネクタ28およびドア側コネクタ39によって給電コ
ネクター6が構成されている。
【0038】また、給電コネクター6を介してクロージ
ャー制御部32が車体1側のバッテリー15および接地
に接続され、リリースACT35の一端および他端がそ
れぞれ車体1側のバッテリー15およびスライドドア制
御装置11に接続され、さらにドアロックACT36の
両端が車体1側のドアロック制御部26に接続されてい
る。ドアロック制御部26は運転席に設けたドアノブま
たは集中ドアスイッチのオン/オフ操作を受けてドアロ
ックACT36を駆動し、ドアロック機構を施錠/解錠
する。
【0039】図3は、スライドドア制御装置11を中心
として、図1に示すドアロック機構5の制御部、電磁ク
ラッチ12eの制御部、開閉モータ12fの制御部など
を示すブロック図である。
【0040】同図において、スライドドア制御装置11
はマイクロコンピュータを備えた制御回路11aを有
し、記憶されているプログラムに基づいて一定時間間隔
で繰り返し制御を行っている。また、スライドドア制御
装置11は電源回路11bを有し、バッテリー15から
の直流電圧BVを受けて制御回路11aに供給する電圧
を生成している。
【0041】また、制御回路11aは安全性を確保する
ために、イグニッションスイッチ16およびパーキング
スイッチ17が共にオンのときに動作するように構成さ
れている。
【0042】また、スライドドア制御装置11は電磁ク
ラッチ12eを制御するトランジスタ11c、開閉モー
タ12fを制御する第1および第2のモータ制御リレー
11d,11e、アクチュエータ制御リレー11fを有
する。
【0043】トランジスタ11cは制御回路11aによ
って制御され、一端がバッテリー15に接続された電磁
クラッチ12eの他端に接続され、電磁クラッチ12e
の伝達保持力を制御する。
【0044】また、第1のモータ制御リレー11dはリ
レーコイルの一端が制御回路11aのスイッチ素子TR
1に接続され、他端がバッテリー15に接続されてい
る。可動端子は開閉モータ12fの一端に接続され、2
つある固定端子の一方はバッテリー15に、他方はモー
タの回転速度を制御するトランジスタ11gに接続され
ている。トランジスタ11gは制御回路11aによって
制御される。
【0045】第2のモータ制御リレー11eはリレーコ
イルの一端が制御回路11aのスイッチ素子TR2に接
続され、他端がバッテリー15に接続されている。接点
スイッチの可動端子は開閉モータ12fの他端に接続さ
れ、2つある固定端子の一方はバッテリー15に、他方
はモータの回転速度を制御するトランジスタ11gに接
続されている。
【0046】アクチュエータ制御リレー11fはリレー
コイルの一端が制御回路11aのスイッチ素子TR3に
接続され、他端がバッテリー15に接続されている。可
動端子は給電コネクター6を介してリリースACT35
の一端に接続され、2つある固定端子の一方は接地さ
れ、他方はオープンとなっている。リリースACT35
の他端は給電コネクター6を介してバッテリー15に接
続されている。
【0047】なお、この他にも制御回路11aには前述
したロータリーエンコーダ12g、ドア開スイッチ1
9、半ドアスイッチ24および全開検出スイッチ25が
接続されている。そして、半ドアスイッチ24がオンす
ると半ドア警告灯(図示せず)と共にルームランプRL
が点灯する構成となっている。
【0048】(動作例1)次に、図4〜図8に示すフロ
ーチャート図を参照しながら、スライドドア3が全閉状
態のときに、ワイヤレスリモコン4またはドア開スイッ
チ19によってスライドドア3の開扉指示がなされた場
合の動作について説明する。
【0049】まず、図4に示すフローチャート図によっ
て動作例1を説明する。上述の開扉指示がなされると、
制御回路11a内のスイッチ素子TR3がオンし、アク
チュエータ制御リレー11fのリレーコイルに電流が流
れ、接点スイッチが閉じる。接点スイッチが閉じると、
一端がバッテリー15に接続されているリリースACT
35の他端が接地するので、リリースACT35が起動
し、ドアロック機構5を解錠する方向にドアロック34
を駆動する(ステップS1)。
【0050】ドアロック機構5がノブロック状態でなけ
ればドアロック機構5が解錠され、スライドドア3がシ
ールラバーの反力によって外側に押し出され、開方向に
移動する。このスライドドア3の開方向の移動は、半ド
アスイッチ24がオンすることで検出する(ステップS
2)。
【0051】スライドドア3が半ドア以上の開状態にな
ると、制御回路11aがトランジスタ11cを制御し、
電磁クラッチ12eを断状態から接続状態に切り替え
る。これによって、開閉モータ12fとドライブプーリ
12aとが電磁クラッチ12eを介して接続状態となる
(ステップS3)。
【0052】この状態で、制御回路11a内のスイッチ
素子TR1がオンし、モータ制御リレー11dのリレー
コイルに電流が流れて接点スイッチが閉じると、開閉モ
ータ12fの一端がバッテリー15に接続される。開閉
モータ12fの他端はすでにモータ制御リレー11eを
介してトランジスタ11gに接続されているので、制御
回路11aによってトランジスタ11gが導通される
と、開閉モータ12fはスライドドア3を開方向に駆動
する方向に回転する(ステップS4)。
【0053】開閉モータ12fの動力は電磁クラッチ1
2eおよびドライブプーリ12aを介してケーブル部材
12cに伝達され、移動部材12dを介してスライドド
ア3が開方向に駆動される。
【0054】スライドドア3が全開位置に達して全開検
出スイッチ25がオンすると(ステップS5)、制御回
路11aはスイッチ素子TR1をオフしてモータ制御リ
レー11dのリレーコイルに流れる電流を遮断し、接点
スイッチを開く。これによって開閉モータ12fの回転
を停止させ、スライドドア3の移動を停止させる(ステ
ップS6)。
【0055】ステップS2で半ドアスイッチ24がオン
しなかった場合は、ドアロック機構5がノブロック状態
にあると判断し、駆動源によるスライドドア3の自動開
扉を行わずに処理を終了する。
【0056】(動作例2)次に、図5に示すフローチャ
ート図によって動作例2を説明する。図5に示す処理手
順は、図4に示す処理手順において、スライドドア3の
開方向の移動の検出を、半ドアスイッチ24に代えてロ
ータリーエンコーダ12gからのパルス信号φ1,φ2
の発生およびその位相から検出する(ステップS2a)
点が異なるものである。その他の処理手順は図4に示す
処理手順と同様である。
【0057】(動作例3)次に、図6に示すフローチャ
ート図によって動作例3を説明する。図6に示す処理手
順は、図4に示す処理手順において、車両が下り坂に停
車した場合や、シールラバーが劣化してスライドドア3
が反力で押し戻されない場合などに対応する処理手順で
ある。
【0058】すなわち、ステップS2でスライドドア3
の開方向の移動の検出が半ドアスイッチ24のオンで検
出できなかった場合は、図4の処理手順ではドアロック
機構5がノブロック状態にあると判断して処理を終了し
ていた。
【0059】しかし、ドアロック機構5がアンロック状
態でも、車両が下り坂に停車した場合やシールラバーが
劣化した場合などは、スライドドア3が移動しないこと
がある。そこで、制御回路11aはトランジスタ11c
を制御して電磁クラッチ12eを断状態から接続状態に
切り替え、開閉モータ12fとドライブプーリ12aと
を接続状態とする(ステップS11)。
【0060】そして、スイッチ素子TR1をオンし、モ
ータ制御リレー11dの接点スイッチを閉じて開閉モー
タ12fの一端をバッテリー15に接続し、他端をモー
タ制御リレー11eを介してトランジスタ11gに接続
するように切り替える。
【0061】次いで、制御回路11aはトランジスタ1
1gを制御して開閉モータ12fを低電圧の低駆動力で
回転駆動するように制御する(ステップS12)。
【0062】これにより、開閉モータ12fの動力は電
磁クラッチ12eおよびドライブプーリ12aを介して
ケーブル部材12cに伝達され、スライドドア3を開方
向に低駆動するように作用する。
【0063】ドアロック機構5がアンロック状態であれ
ば、スライドドア3が開方向に移動するので、この移動
は半ドアスイッチ24がオンすることで検出することが
できる(ステップS13)。半ドアスイッチ24がオン
すれば、前述したステップS4以降の処理を行い、スラ
イドドア3を開方向に移動させる。
【0064】半ドアスイッチ24がオンしなければ、ド
アロック機構5がノブロック状態にあると判断し、トラ
ンジスタ11cを制御して電磁クラッチ12eを断状態
に切り替え、スイッチ素子TR1をオフして開閉モータ
12fの回転を停止させ、(ステップS14)、処理を
終了する。
【0065】(動作例4)次に、図7に示すフローチャ
ート図によって動作例4を説明する。図7に示す処理手
順は、図6に示す処理手順において、スライドドア3の
開方向の移動の検出を、半ドアスイッチ24に代えてロ
ータリーエンコーダ12gからのパルス信号φ1,φ2
の発生およびその位相から検出するものである(ステッ
プS2a,S13a)。その他の処理手順は図6に示す
処理手順と同様である。
【0066】(動作例5)次に、図8に示すフローチャ
ート図によって動作例5を説明する。図8に示す処理手
順は、図7に示す処理手順において、開閉モータ12f
を低電圧駆動することでスライドドア3を開方向に低駆
動(ステップS12)することに代えて、電磁クラッチ
12eを半クラッチ状態に制御することでスライドドア
3を開方向に低駆動するものである。
【0067】すなわち、ステップS2aでスライドドア
3の開方向の移動の検出がロータリーエンコーダ12g
からのパルス信号φ1,φ2によって検出できなかった
場合は、制御回路11aは電磁クラッチ12eが半クラ
ッチ状態になるようにトランジスタ11cを低電圧駆動
する(ステップS11a)。
【0068】そして、制御回路11aはスイッチ素子T
R1をオンし、次いでトランジスタ11gを制御して、
開閉モータ12fをスライドドア3が開方向に移動する
方向に回転駆動するように制御する(ステップS12
a)。開閉モータ12fの動力は電磁クラッチ12eお
よびドライブプーリ12aを介してケーブル部材12c
に伝達されスライドドア3を開方向に低駆動するように
作用する。
【0069】開方向のパルス信号φ1,φ2が発生すれ
ば(ステップS13a)、ドアロック機構5はノブロッ
ク状態でなく、スライドドア3が開方向に移動したこと
になるので、制御回路11aはトランジスタ11cを正
規電圧で駆動して電磁クラッチ12eが全クラッチ状態
になるように制御し(ステップS15)、前述したステ
ップS5以降の処理を行う。
【0070】開方向のパルス信号φ1,φ2が発生しな
ければ(ステップS13a)、制御回路11aはドアロ
ック機構5はノブロック状態にあると判断し、トランジ
スタ11cを制御して電磁クラッチ12eを断状態に切
り替え、スイッチ素子TR1をオフして開閉モータ12
fの回転を停止させ(ステップS14)、処理を終了す
る。
【0071】なお、ドアロック機構5がノブロック状態
にあるか否かの検出は、パルス信号φ1,φ2の発生を
検出することに代えて、動作例1,3と同様に、半ドア
スイッチ24のオン/オフ状態を検出することで行って
もよい。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、スライドドアを全閉状
態から開方向に駆動手段で駆動する際に、ドアロック機
構がノブロック状態にある場合は、駆動手段で駆動する
のを停止するので、機構部へ不要な負荷を与えるのを回
避することができる。
【0073】しかも、ドアロック機構がノブロック状態
にあるか否かの検出は、ドアロック解除用のリリースア
クチュエータを作動させ、ノブロック状態のときはドア
ロック機構が解錠しないためスライドドアが移動せず、
アンロック状態のときはドアロック機構が解錠してスラ
イドドアがシールラバーの反力により移動するのを検出
することで行うので、給電コネクターの電極端子を増設
することなく行うことができる。
【0074】また、本発明によれば、スライドドアを全
閉状態から開方向に駆動手段で駆動する際に、ドアロッ
ク解除用のリリースアクチュエータを作動させた後のス
ライドドアの動きを検知できない場合でも、車両が下り
坂に停止している等の状況を考慮して、低駆動力でスラ
イドドアを開方向に駆動し、その検出結果に基づいてス
ライドドアを駆動する要否を制御するので、ドアロック
機構のロック/アンロック状態を確実に判断することが
でき、アンロック状態のときは駆動し、ノブロック状態
のときは停止することができる。
【0075】従って、例えば車両が下り坂に停止してい
る場合、シールラバーの反力が経時変化等で劣化してい
る場合、低温時にシールラバーが凍り着いている場合な
どにおいても確実にドアロック機構のロック/アンロッ
ク状態を検出することができる。しかも、シールラバー
が凍り着いている場合は、低駆動で開作動することによ
り、シールラバーの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】ロータリーエンコーダの模式的構成図および出
力波形図である。
【図3】スライドドア制御装置と周辺の主な電気的要素
との接続関係を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャート
図である。
【図5】本発明の動作を説明するためのフローチャート
図である。
【図6】本発明の動作を説明するためのフローチャート
図である。
【図7】本発明の動作を説明するためのフローチャート
図である。
【図8】本発明の動作を説明するためのフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 車体 3 スライドドア 4 ワイヤレスリモコン 5 ドアロック機構 6 給電コネクター6 11 スライドドア制御装置 11a 制御回路 11b 電源回路 11c,11f トランジスタ 11d,11e モータ制御リレー 11g アクチュエータ制御リレー 12 スライドドア移動装置 12a ドライブプーリ 12b 反転プーリ 12c ケーブル部材 12d 移動部材 12e 電磁クラッチ 12f 開閉モータ 12g ロータリーエンコーダ 12h パルス信号発生部 13 上部トラック 14 下部トラック 15 バッテリー 16 イグニッションスイッチ 17 パーキングスイッチ 18 メインスイッチ 19 ドア開スイッチ 20 ドア閉スイッチ 21 無線受信部 22 ブザー 23 車速センサ 24 半ドアスイッチ 25 全開検出スイッチ 26 ドアロック制御部 27 ストライカ 28 車体側コネクタ 31 ヒンジアーム 32 クロージャー制御部 33 クロージャーモータ 34 ドアロック 35 リリースACT 36 ドアロックACT 37 ドアハンドル 38 ドアノブ 39 ドア側コネクタ RL ルームランプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段からの駆動により車体に沿って
    開閉移動するスライドドアと、 前記スライドドアの全閉時に前記車体と前記スライドド
    アとを施錠するドアロック機構と、 前記ドアロック機構を解錠するリリースアクチュエータ
    と、 前記ドアロック機構を施錠または解錠し前記リリースア
    クチュエータに優先して施錠するノブロック機構と、 前記車体に設置され前記スライドドアの移動を検知する
    移動検知手段と、 前記スライドドアの開扉指令を受けて前記リリースアク
    チュエータを起動し、前記移動検知手段で前記スライド
    ドアの開方向の移動を検知すると前記駆動手段を開方向
    に起動する制御手段と、を備えることを特徴とする車両
    用スライドドアの自動開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記移動検知手段は、前記スライドドア
    が半ドア以上に開扉されたことを検知する半ドアスイッ
    チであることを特徴とする請求項1記載の車両用スライ
    ドドアの自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記移動検知手段は、前記スライドドア
    の移動を回転運動に変換して検知するロータリーエンコ
    ーダであることを特徴とする請求項1記載の車両用スラ
    イドドアの自動開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記スライドドアの開
    扉指令を受けて前記リリースアクチュエータを起動し、
    前記移動検知手段で前記スライドドアの開方向の移動を
    検知しなかった場合は、前記スライドドアを前記駆動手
    段によって開方向に低駆動力で起動し、前記移動検知手
    段で前記スライドドアの開方向の移動を検知したときは
    前記駆動手段によって開方向に駆動することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用スライドドアの自動開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記駆動手段を構成す
    るモータを低電圧駆動することで前記スライドドアを低
    駆動することを特徴とする請求項4記載の車両用スライ
    ドドアの自動開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記駆動手段を構成す
    る電磁クラッチの伝達維持力を低下させることで前記ス
    ライドドアを低駆動することを特徴とする請求項4記載
    の車両用スライドドアの自動開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439966B1 (ko) * 2001-11-19 2004-07-12 현대자동차주식회사 고속버스의 도어 파손방지용 도어 오픈장치
JP2021143548A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 株式会社アイシン 車両用ドア制御装置

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