JPH11298178A - 電子部品収納用筐体 - Google Patents

電子部品収納用筐体

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JPH11298178A
JPH11298178A JP9431798A JP9431798A JPH11298178A JP H11298178 A JPH11298178 A JP H11298178A JP 9431798 A JP9431798 A JP 9431798A JP 9431798 A JP9431798 A JP 9431798A JP H11298178 A JPH11298178 A JP H11298178A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
cabinet
fins
housing
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9431798A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hirata
明彦 平田
Futoshi Hirakawa
太志 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9431798A priority Critical patent/JPH11298178A/ja
Publication of JPH11298178A publication Critical patent/JPH11298178A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型筐体内に実装される電子部品の熱を効
率良く放熱し、筐体容積を拡大することなく、筐体容積
に対する許容熱容量を拡大することができる電子部品収
納用筐体を提供することを目的とする。 【解決手段】 筐体2の外壁面に突設されたフィン3に
孔9を形成し、放熱板6が装着されたシャフト8を孔9
に挿入する。筐体2内の電子部品の熱はシャフト8から
放熱板6に伝達され、外界に放出される。したがって筐
体2内の温度上昇を抑え、筐体容積に対する許容熱容量
を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱する電子部品
を収納する電子部品収納用筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動中に発熱する電子部品を収納する従
来の電子部品収納用筐体として、電源供給を必要としな
い筐体外壁各面に放熱用のフィンを多数枚設けたもの
や、特公昭59−158号公報に示されるようにヒート
パイプを用いたもの等が一般的に用いられている。この
種の従来の放熱構造を図7および図8に示す。図7およ
び図8は、従来の電子部品収納用筐体の斜視図である。
図7において、蓋20はビス22にて筐体21に装着さ
れている。筐体21の外壁の各面にフィン23を多数枚
設けることによって筐体壁面全体から熱を放出する。
【0003】図8において、蓋24はビス26にて筐体
25に締結され、筐体25内部の底面27に発熱する電
子部品(図示せず)が実装されている。電子部品の熱は
底面27及び側壁面28の基底部を介して側壁面28に
形成されるヒートパイプ29の下端部に伝えられ、ヒー
トパイプ29の内部に封入された冷却液が気化と液化を
繰り返すことによって熱を放出する。
【0004】また、強制冷却の方法としては特開平1−
260893号公報及び特開平6−61673号公報に
示されるような筐体別体型或いは、特開昭62−176
152号公報の様な筐体内蔵型の様に冷却装置及びその
制御装置に電源供給が必要なものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種筐体は年々小型
化と機器の処理速度の高速化に伴い増大する熱の対策が
求められており、例えば屋外設置型簡易移動基地局の様
な完全密閉型筐体においては筐体内の電子部品の温度上
昇を動作保証温度以下におさえる為に筐体内の熱を筐体
外へ運び出さなければならない。その最も効果的な方法
としてファンやペルチェ効果素子及び冷房循環による熱
交換器等を単体又は組合わせた冷却装置の設置が考えら
れる。
【0006】しかし、重量及び設置場所が制限されてい
ること、制御装置が必要で電源供給や配管等が必要であ
ること、騒音や保守点検等の問題から冷却装置の設置は
困難であり現実的でない場合が多くみられる。したがっ
て、筐体自体に放熱対策が必要となり一般的には筐体内
で発生した熱を筐体内壁に伝達し筐体外壁面から大気中
へ放熱するために熱伝導率の良い材質を用い、筐体内外
壁各面に多数枚の放熱フィンを配置し、表面に放射率が
1に近い塗装を施している。しかし、これらの対策を施
しても筐体容積に対する許容熱容量はほぼ決まってお
り、放熱性の向上には限界があった。
【0007】したがって本発明は、密閉型筐体内に実装
される電子部品の熱を効率良く放熱し、筐体容積を拡大
することなく、筐体容積に対する許容熱容量を拡大する
ことができる電子部品収納用筐体を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子部品が収
納される筐体の外壁面に放熱用のフィンを突設して成
り、フィンにシャフトを挿入し、フィンから突出するシ
ャフトの先端部に放熱板を装着したことを特徴とする電
子部品収納用筐体である。
【0009】本発明によれば、筐体容積を拡大せずに許
容熱容量を上げることができ、電子部品の温度上昇がお
さえられ、電子部品の性能が安定し機器全体の信頼性の
向上が得られる電子部品収納用筐体を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、電子
部品が収納される筐体の外壁面に放熱用のフィンを突設
して成り、フィンにシャフトを挿入し、フィンから突出
するシャフトの先端部に放熱板を装着したことを特徴と
する電子部品収納用筐体である。
【0011】この構成において、電子部品の発熱はシャ
フトを通って筐体の外部へ伝達され、放熱板から外界へ
放出される。したがって筐体内の温度上昇を抑制するこ
とができる。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、前記シャフトの基端部を前記本体の
内部へ突出させたものである。
【0013】この構成によれば、筐体内の熱をより効率
よくシャフトから放熱板に伝達し、筐体内の温度上昇を
より一層抑制することができる。
【0014】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2の発明において、前記シャフトがヒートパイプとし
たものである。
【0015】この構成によれば、ヒートパイプは受熱部
に熱が加えられるとその部分の内壁の冷却液がその熱を
潜熱として奪い、沸騰して蒸気となり、この蒸気は高い
圧力を持っているため内部を高速移動し、放熱部で凝縮
する時潜熱を放出し、加えられた熱が外部に放出され凝
縮した冷却液は毛細管現象により受熱部に還流するサイ
クルの繰り返しで熱を連続的に輸送するもので、高効率
の熱伝導性及び熱応答性を特徴とすることから、これに
より大幅な熱輸送の促進ができる。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の電子部品収納用筐体の斜視図、図2は同電子部
品収納用筐体の外壁部の部分斜視図、図3は同電子部品
収納用筐体の外壁部の部分断面図である。
【0017】図1において、蓋1は筐体2の上面にビス
5で締着されている。蓋1や筐体2の外壁面には長板状
の放熱用のフィン3がピッチをおいて多数突設されてい
る。また筐体2の内部には電子部品4が収納されてい
る。電子部品4は駆動中には発熱する。
【0018】図2は図1のA部分の一部を分離した拡大
図であって、フィン3には孔9が形成されており、孔9
にはシャフト8が挿入される。またシャフト8のフィン
3から外方へ突出する先端部には放熱板6が装着されて
いる。図3に示すように、シャフト8の基端部は筐体2
の内部に若干進入している。したがって筐体2内の熱
は、シャフト8を通って放熱板6へ伝達される(図3矢
印)。このシャフト8と放熱板6は、多数個のフィン3
のうちの任意のフィン3に設けることができる。
【0019】シャフト8及び放熱板6は熱伝導体で、金
属又は樹脂が使用でき、特に金属の方が熱伝導率の点か
ら好ましく、例えばアルミニウム合金、銅合金、鋼等が
使用でき、特にアルミニウム合金は熱伝導率、重量、コ
ストの点から好ましい。蓋1及び筐体2は鋳込み又は成
形品で、金属又は樹脂が使用でき、特に金属の方が熱伝
導率の点から好ましく、例えばアルミニウム合金、マグ
ネシウム合金、亜鉛合金等が使用でき、特にアルミニウ
ム合金は熱伝導率、重量、コストの点から好ましい。シ
ャフト8の固定は溶接、接着、圧入、円柱の外周面に雄
ねじを切りフィン3に雌ねじを切ってねじこむ等の方法
があり、特に圧入は作業性が良い点から好ましい。ま
た、放熱板6の取付方法は溶接、接着、シャフト8と一
体成形、削り出し等があり、特にシャフト8と一体成形
は生産性、コストの点から好ましい。
【0020】図2において、放熱板6を取付けたシャフ
ト8をフィン3へ取付ける時の放熱板6の角度は、放熱
板6が重力方向gに対して任意の角度で行うことがで
き、特に図2に示すようにフィン1枚に対して多数個取
付ける場合、重力方向gに対して並行にする方が放熱効
率やフィン3の放熱性能を損なわない点から好ましい。
【0021】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2の電子部品収納用筐体の外壁部の部分斜視図であ
る。本実施の形態2の放熱板7は金属または合成樹脂か
ら成り、その中央部にU字形の嵌合部7aを有してお
り、シャフト8に弾性的に着脱自在に嵌着される。他の
構成は実施の形態1と同じである。したがってこのもの
も、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
【0022】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3の電子部品収納用筐体の外壁部の部分斜視図であ
る。シャフト8には多数枚の放熱板6が装着されてい
る。このように放熱板6の枚数を多くすることにより、
より一層放熱効果をあげることができる。
【0023】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4の電子部品収納用筐体の外壁部の部分断面図であ
る。このシャフト10はヒートパイプである。ヒートパ
イプ10は熱伝導性や熱応答性にすぐれているので、よ
り一層の放熱効果をあげることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、筐体内の
熱を大気中に放熱し電子部品の温度上昇をおさえ電子部
品の性能の安定化が図られ機器全体の信頼性が向上し、
筐体容積に対する許容熱容量が上げられることから機器
の処理速度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品収納用筐体の
斜視図
【図2】本発明の実施の形態1の電子部品収納用筐体の
外壁部の部分斜視図
【図3】本発明の実施の形態1の電子部品収納用筐体の
外壁部の部分断面図
【図4】本発明の実施の形態2の電子部品収納用筐体の
外壁部の部分斜視図
【図5】本発明の実施の形態3の電子部品収納用筐体の
外壁部の部分斜視図
【図6】本発明の実施の形態4の電子部品収納用筐体の
外壁部の部分断面図
【図7】従来の電子部品収納用筐体の斜視図
【図8】従来の電子部品収納用筐体の斜視図
【符号の説明】
2 筐体 3 フィン 4 電子部品 6、7 放熱板 8 シャフト 10 ヒートパイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品が収納される筐体の外壁面に放熱
    用のフィンを突設して成り、フィンにシャフトを挿入
    し、フィンから突出するシャフトの先端部に放熱板を装
    着したことを特徴とする電子部品収納用筐体。
  2. 【請求項2】前記シャフトの基端部を前記本体の内部へ
    突出させたことを特徴とする請求項1記載の電子部品収
    納用筐体。
  3. 【請求項3】前記シャフトがヒートパイプであることを
    特徴とする請求項1または2記載の電子部品収納用筐
    体。
JP9431798A 1998-04-07 1998-04-07 電子部品収納用筐体 Pending JPH11298178A (ja)

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JP9431798A JPH11298178A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 電子部品収納用筐体

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JP9431798A JPH11298178A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 電子部品収納用筐体

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JPH11298178A true JPH11298178A (ja) 1999-10-29

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ID=14106911

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JP9431798A Pending JPH11298178A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 電子部品収納用筐体

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JP (1) JPH11298178A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222972A (ja) * 2010-03-24 2011-11-04 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 放熱部材及び発熱体の放熱構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222972A (ja) * 2010-03-24 2011-11-04 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 放熱部材及び発熱体の放熱構造
JP2015026621A (ja) * 2010-03-24 2015-02-05 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 放熱部材及び発熱体の放熱構造
JP2015053268A (ja) * 2010-03-24 2015-03-19 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 放熱部材及び発熱体の放熱構造

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