JPH11296152A - 映像描写装置に供給する補正画像の生成方法及びそのプログラムの記録媒体 - Google Patents

映像描写装置に供給する補正画像の生成方法及びそのプログラムの記録媒体

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JPH11296152A
JPH11296152A JP10094453A JP9445398A JPH11296152A JP H11296152 A JPH11296152 A JP H11296152A JP 10094453 A JP10094453 A JP 10094453A JP 9445398 A JP9445398 A JP 9445398A JP H11296152 A JPH11296152 A JP H11296152A
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JP10094453A
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English (en)
Inventor
Tetsuichi Shimada
徹一 嶋田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンに対する映像描写装置の設置位置
が限定されずに、原画像の形状に忠実な形状の表示画像
が得られるような、映像描写装置に供給する補正画像の
生成方法及びそのプログラムの記録媒体。 【解決手段】 映像描写装置30に供給する補正画像
を、画像表示用スクリーン40に対する前記映像描写装
置30の位置に応じて生成する方法において、長方形又
は正方形の原画像11について、表示補正アプリケーシ
ョン12により指示された左側縦幅と右側縦幅により、
前記原画像11を上下に2等分する分割線に対して上下
が対称な指示台形の補正画像をディスプレイドライバ1
3により生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像描写装置に供
給する補正画像を、画像表示用スクリーンに対する前記
映像描写装置の位置に応じて生成する方法及びそのプロ
グラムの記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下P
Cと記す)等から走査線方式により出力される量子化さ
れた画像を、映像描写装置(以下プロジェクタとも記
す)を用いて拡大してスクリーンに表示する表示手法
が、例えば論文発表などの際に用いられている。
【0003】このPCの出力画像をプロジェクタを用い
てスクリーンに拡大して表示する場合に、従来は、プロ
ジェクタをスクリーンの中央から直角に伸した直線上に
配置しないと、原画像に忠実な映像を表示することがで
きなかった。例えばスクリーンに対して中央から左右に
ずれた前方の位置にプロジェクタを配置すると、画面の
左右の縦幅が等しくない画像が表示された。またスクリ
ーンのサイズによって、スクリーンからプロジェクタま
での最適距離が決まってしまっていた。つまり大きなス
クリーンに大きな映像を描写するには、プロジェクタを
スクリーンから遠い位置に配置しなければならなかっ
た。以上のように従来技術では、プロジェクタの設置位
置がきわめて限定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術では、良質の映像を表示できるプロジェクタの設置場
所がきわめて限定されていた。従って適切でない場所に
プロジェクタを配置せざるを得ない場合には、画面がゆ
がみ良質の映像が描写できなかった。例えばプロジェク
タを論文の発表等に用いる場合には、発表者とプロジェ
クタの場所が離れているため、煩わしさが伴ったり、ま
た発表内容と描写されている内容がずれていることもあ
った。従って従来技術のように限定された場所ではない
所望の場所に映像描写装置を設置しても、良質の映像が
表示できるようにするための映像描写装置に供給する補
正画像の生成方法及びその方法をコンピュータで実行す
るためのプログラムの記録媒体が要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像描写装
置に供給する補正画像の生成方法は、映像描写装置に供
給する補正画像を、画像表示用スクリーンに対する前記
映像描写装置の位置に応じて生成する方法において、長
方形又は正方形の原画像について、アプリケーションに
より指示された左側縦幅と右側縦幅により、前記原画像
を上下に2等分する分割線に対して上下が対称な指示台
形の補正画像を生成するものである。この結果映像描写
装置をスクリーン中央の前方から左側又は右側にずらし
た位置に設置しても正常な形状の画像を表示することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る映像描写装置
に供給する補正画像生成システムの構成図である。図1
において、10は原画像から、映像描写装置30のスク
リーン40に対する設置位置に応じた補正画像を生成
し、この補正画像を映像描写装置30に供給する機能を
有するPCであり、当然、CPU、ROM、RAMの記
憶部、FDD、HDD、キーボード及び表示部等を有す
るものであるが、これらの図示は省略してある。11は
PC10内の原画像データで、RAM等の記憶部に格納
されている。なお、ここでは原画像の形状は長方形又は
正方形として説明する。図1の12は本発明に係る表示
補正アプリケーション、13は本発明に係るディスプレ
イドライバである。なお12,13は共に画像補正を行
うためのソフトウェア・プログラムであり、このプログ
ラムを例えばFD等の記録媒体に記録しておき、映像描
写装置30とPC10とを接続する際に、この記録媒体
からPC10にインストールすることができる。14は
例えばマウス等のポインティングデバイスであり、補正
指示を表示アプリケーション12に行う。30は走査線
方式の映像をスクリーン40上に描写する映像描写装置
(プロジェクタ)である。
【0007】図2はプロジェクタとスクリーンの位置関
係に基づく表示画像の変形の説明図である。図2におい
ては、スクリーン40に対してプロジェクタ30の設置
場所を、(1)スクリーン中央の前方、(2)スクリー
ン左端の前方、(3)スクリーン右端の前方とした例を
示している。 (1)プロジェクタがスクリーン中央の前方の場合に
は、表示画像の変形はない(図2の下側画像(1)を参
照)。従って画像の修正には不要である。 (2)プロジェクタがスクリーン左端の前方の場合に
は、表示画像の右側縦幅が左側縦幅よりも大きく映し出
される。即ち縦幅が右上りのある勾配で拡大変形してい
る(図2の下側画像(2)を参照)。従って画像の補正
が必要となり、この補正は実施形態1,2で説明する。 (3)プロジェクタがスクリーン右端の前方の場合に
は、表示画像の左側縦幅が右側縦幅よりも大きく映し出
される。即ち縦幅が左上りのある勾配で拡大変形してい
る(図2の下側画像(3)を参照)。従って画像の補正
が必要となり、この補正は実施形態1,2で説明する。
【0008】実施形態1 実施形態1は、図2で説明したように、プロジェクタの
設置位置がスクリーン中央の前方から左側又は右側にず
れた場合に、PCの出力画像をそのまま表示すると、図
2の画像(2)又は画像(3)のように、画像縦幅が右
上り又は左上りで拡大変形してしまうので、表示画像が
図2の画像(1)となるように、PC側で原画像に補正
(即ち原画像の縦幅を右下り又は左下りで縮小変形する
補正)を行い、この補正後の画像をプロジェクタに供給
するものである。
【0009】図3は本実施形態1の表示補正アプリケー
ションとディスプレイドライバの説明図である。図3の
(a)は、本実施形態1の表示補正アプリケーション
(A)の補正法をPC10の表示部の画面上に示したも
のである。図3の(a)においては、画面上の左側に左
側縦幅補正スクロールバー21aと、このバー21a内
を上下に移動可能な左側縦幅指示ポインタ21bがあ
る。また画面上の右側に右側縦幅補正スクロールバー2
2aと、このバー22a内を上下に移動可能な右側縦幅
指示ポインタ22bがある。そして操作員が、ポインテ
ィングデバイス14を操作して、左側縦幅指示ポインタ
21bを下に移動させると原画像の左側縦幅が縮小し、
また右側縦幅指示ポインタを下に移動させると原画像の
右側縦幅が縮小する。
【0010】いま補正前の表示画面が図2の画像(2)
のように画像の右側縦幅が拡大されている場合に、図3
の(a)では、右側縦幅指示ポインタ22bを下に移動
させて、画像の右側を縮小させて、図2の画像(1)の
ような表示画面を得んとしている。また実施形態1にお
いては、図3の(a)に示す補正前の長方形の画面を上
下に2等分する直線(図の一点鎖線)で、補正後の台形
(左側縦幅と右側縦軸が等しくない台形)の画面を上下
に2分割すると、この分割された2つの画面は分割線に
対して上下対称となるようにしている。いま図3の
(a)の補正後の台形の左側縦幅をh1、右側縦幅をh
2とすれば、図の一点鎖線で分割された2つの画面の縦
幅は、それぞれh1/2とh2/2になる。
【0011】本実施形態1の表示補正アプリケーション
12Aは、ポインティングデバイス14から入力される
左側縦幅と右側縦幅の指示に従い、長方形又は正方形の
原画像の縦幅について、その左側又は右側を一定の勾配
で縮小させて、その結果原画像を上下に2等分する分割
線に対して上下が対称な指示台形の画像が得られるよう
な補正データをディスプレイドライバ13Aへ出力する
ものである。そこで本実施形態1の表示補正アプリケー
ション12Aは、画像の左側縦幅h1と右側縦幅h2を
ディスプレイドライバ13Aに出力する。
【0012】ディスプレイドライバ13Aは、表示補正
アプリケーション12Aから画像の左側縦幅h1と右側
縦幅h2とを入力し、この差Δh=h1−h2を求め
る。また原画像データ11から画像の横幅Lx0を求
め、画面の左側又は右側を縮小させる勾配tanθ=Δ
h/2・Lx0を求める。なおΔhの正、負により右下
り勾配か、左下り勾配かが判る。次にディスプレイドラ
イバ13Aは、原画像データ11を入力し、この補正前
の画像に対して、図3の(b)に示すような、左端縦幅
h1、右端縦幅h2、横幅Lx0、右下り勾配Δh/2
・Lx0となるような補正画像を生成する。
【0013】なお走査線方式の画像は、一般に水平方向
にm個、垂直方向にn個に分割された微小な画素により
形成されており、これらの画素データを用いて一定比率
で画像の拡大又は縮小を行う技術は、複写機器等におい
て公知である。従って例えば図3の(b)のように、補
正前の画像の横幅Lx0をmで分割し、この分割された
横幅がLx0/mで縦幅が長い各短冊形画面を、画面の
左端から右端方向への距離に比例した縮小率(例えば縮
小率α、2α、3α、…)で縦方向に順次縮小し、この
縮小した各短冊形画面の縦幅を2等分する分割線が同一
直線上にくるように各短冊形画面を配列して再合成すれ
ば、結果としして画面の左端から右端側へ一定勾配で縦
幅を縮小させた画像を生成することができる。
【0014】ディスプレイドライバ13Aは、図3の
(b)のように補正した画像をプロジェクタ30に出力
し、スクリーン左端の前方に設置されたプロジェクタ3
0(図2を参照)が、この補正画像を表示すると、図2
の画像(1)のような長方形の画像が投影される。なお
操作員は、スクリーン上の投影画像をみながら、ポイン
ティングデバイス14を操作して、正常な形状の画像が
得られるように左側又は右側の縦幅を調整することがで
きる。
【0015】実施形態2 図4は本実施形態2の表示補正アプリケーションとディ
スプレイドライバの説明図である。図4の(a)は本実
施形態2の表示補正アプリケーション(B)の補正法を
PC10の表示部の画面上に示したものである。図3の
実施形態1と図4の実施形態2との相違点を説明する
と、図3では、補正前の長方形の画面を上下に2等分す
る直線で、補正後の台形(左側縦幅と右側縦軸が等しく
ない台形)の画面を上下に2分割すると、この分割され
た2つの画面は分割線に対して上下対称となる。
【0016】しかしスクリーンに対してプロジェクタの
投影する方位が、azimuth 方位(水平面上で左右に回転
する方位)のほかに、elevation 角度(垂直面上での俯
角等の上下方向の角度)を有する場合には、図3の
(b)のような補正画面が最適であるとは限らない。そ
こで図4の実施形態2では、補正前の長方形の画面を上
下に2等分する直線で、補正後の台形の画面を上下に2
分割した場合に、この分割された2つの画面が分割線に
対して上下対称とならない台形の画面も生成できるよう
にしている。
【0017】このため図4の(a)では、図3の(a)
の左側縦幅指示ポインタ21bの代りに、左上角指示ポ
インタ21c及び左下角指示ポインタ21dを設け、同
様に右側縦幅指示ポインタ22bの代りに、右上角指示
ポインタ22c及び右下角指示ポインタ22dを設け
て、左側縦幅と右側縦幅とが等しくない任意形状の台形
である補正画面も生成できるようにしている。
【0018】図4の(b)は、このようにして生成され
る補正後の画面を示しており、補正前の長方形の画面を
上下に2等分する水平方向の直線(図の一点鎖線)で、
補正後の台形の画面を上下に2分割すると、この分割さ
れた2つの画面の左側縦幅h11とh12は任意に設定
可能であり(ポインティングデバイス14の操作によっ
て)、同様に右側縦幅h21とh22も任意に設定可能
である。そこで本実施形態2の表示補正アプリケーショ
ン12Bは、この上下に2分割された上部画面について
の左右の縦幅h11,h21と下部画面についての左右
の縦幅h12,h22を出力する(図4の(b)を参
照)。
【0019】本実施形態2のディスプレイドライバ13
Bは、表示補正アプリケーション12Bから前記2分割
画面の左右縦幅h11,h21及びh12,h22を入
力し、また原画像データ11から画像の横幅Lx0を求
める。そしてこの2分割された上部画面についての勾配
tanθ1=(h11−h21)/2・Lx0と、下部
画面についての勾配tanθ2=(h12−h22)/
2・Lx0を求める(図4の(b)を参照)。そして前
記画面を上下に2分割した分割線は固定位置として、上
部画面は勾配tanθ1で画面の上部から前記分割線に
対して下側に圧縮するように縮小し、下部画面は勾配t
anθ2で画面の下部から前記分割線に対して上側に圧
縮するように縮小する。この縮小方法は図3の場合と同
様である。そして縮小後の上下2つの画像を前記固定位
置の分割線で接合させて合成すれば、上下異なる勾配で
縦幅を縮小した画像を生成することができる。
【0020】以上のように本実施形態1、2によれば、
プロジェクタをスクリーン中央の前面に設置しなくと
も、例えばスクリーン中央の前面から左側又は右側にず
らした位置に設置しても、正常な形状の画像を表示する
ことが可能となる。従って小規模な会議室等でのプロジ
ェクタによる発表の際に、発表者の近くにプロジェクタ
とPCを設置することが可能となり、発表者自身が、発
表する内容に合わせて表示する画像を変更することがで
きる。
【0021】実施形態3 実施形態3は、プロジェクタがスクリーン中央の前方に
設置されたとしても、プロジェクタとスクリーンとの間
の距離が適当でないと、表示画面がスクリーンに対して
大き過ぎたり小さ過ぎたりするので、この表示画面のサ
イズを補正できるようにせんとするものである。即ち表
示画像が大き過ぎる場合には、原画像を縮小した補正画
像を生成してプロジェクタに供給すればよく、また表示
画像が小さ過ぎる場合は、原画像を拡大した補正画像を
生成してプロジェクタに供給すればよい。
【0022】図5は本実施形態3の表示補正アプリケー
ションとディスプレイドライバの説明図である。図5の
(a)は、本実施形態3の表示補正アプリケーション
(C)の補正法をPC10の表示部の画面上に示したも
のである。図5の(a)においては、画面上の下側に横
幅補正スクロールバー23aと、このバー23a内を左
右に移動可能な横幅指示ポインタ23bがある。また画
面上の右側に縦幅補正スクロールバー24aと、このバ
ー24a内を上下に移動可能な縦幅指示ポインタ24b
がある。そして操作員がポインティングデバイス14を
操作して、横幅指示ポインタを左側に移動させると画像
の横幅は縮小し、右側に移動させると画像の横幅は拡大
する。また縦幅指示ポインタを上側に移動させると画像
の縦幅は拡大し、下側に移動させると画像の縦幅は縮小
する。
【0023】このように本実施形態3では、画像の横幅
の拡大・縮小と、縦幅の拡大・縮小とを独立で行うよう
にしている。そこで本実施形態3の表示補正アプリケー
ション12Cは、画像の横幅補正係数h(x)(例えば
0.5〜1.5)と縦幅補正係数k(y)(例えば0.
5〜1.5)を出力する。
【0024】ディスプレイドライバ13Cは、表示補正
アプリケーション12Cから画像の横幅補正係数k
(x)と縦幅補正係数k(y)を入力し、また原画像デ
ータ11からデフォルト値(補正係数が1のときの値)
の横幅Lx0と縦幅Ly0を求める。そして各デフォル
ト値にそれぞれの補正係数を乗算することにより、補正
後の横幅k(x)・Lx0と補正後の縦幅k(y)・L
y0の画像データを生成する(図5の(b)を参照)。
なお、このデフォルト値の寸法に補正係数を乗算して画
像の拡大又は縮小を行う技術は、複写機器等において公
知のため、説明は省略する。
【0025】以上のように本実施形態3によれば、プロ
ジェクタとスクリーン間の距離をあまり気にすることな
く、プロジェクタを操作しやすい場所に設置しても、ス
クリーンに対して適切なサイズの映像を表示することが
可能となる。従って小規模な会議室等でのプロジェクタ
による発表の際に、発表者の近くにプロジェクタとPC
を設置することが可能となり、発表者自身が、発表する
内容に合わせて表示する画像を変更することができる。
【0026】実施形態4 実施形態4は、プロジェクタからの表示画面の中心がス
クリーンの中心からずれていて、画像がみにくいとか、
画像の一部がスクリーン外に出してしまうような場合
に、表示画面の中心位置を変更して画像をみやすくせん
とするものである。即ち表示画像が左側にずれている場
合に、原画像を右側にシフトした補正画像を生成してプ
ロジェクタに供給すればよく、また表示画像が上側にず
れている場合は、原画像を下側にシフトした補正画像を
生成したプロジェクタに供給すればよい。
【0027】図6は本実施形態4の表示補正アプリケー
ションとディスプレイドライバの説明図である。図6の
(a)は、本実施形態4の表示補正アプリケーション
(D)の補正法をPC10の表示部の画面上に示したも
のである。図6の(a)においては、画面上の下側に横
中心位置補正スクロールバー25aと、このバー25a
内を左右に移動可能な横中心位置指示ポインタ25bが
ある。また画面上の右側に縦中心位置補正スクロールバ
ー26aと、このバー26a内を上下に移動可能な縦中
心位置指示ポインタ26bがある。そして操作員がポイ
ンティングデバイス14を操作して、横中心位置指示ポ
インタを左側又は右側に移動させると表示画像は左側又
は右側に移動する。また縦中心位置指示ポインタを上側
又は下側に移動させると表示画像は上側又は下側に移動
する。
【0028】このように本実施形態4では、表示画像の
水平方向(x軸方向)の移動と垂直方向(y軸方向)の
移動とを独立に行うようにしている。そこで本実施形態
4の表示補正アプリケーション12Dは、画像中心位置
のX軸方向移動量±ΔxとY軸方向移動量±Δyを出力
する。
【0029】ディスプレイドライバ13Dは、表示補正
アプリケーション12Dから画像のX転方向移動量±Δ
x(図6の(b)の例では+Δx)とY軸方向移動量±
Δy(図6の(b)の例では+Δy)を入力し、原画像
データ11の各画素の座標位置をそれぞれ±Δx,±Δ
yだけシフトさせた補正画像データを生成する(図6の
(b)を参照)。なお、この各画素の原位置(xi ,y
i )を移動位置(xi ±Δx,yi ±Δy)に座標変換
する技術は、公知であるので説明は省略する。
【0030】以上のように本実施形態4によれば、プロ
ジェクタからスクリーンに表示される画像のスクリーン
上の位置が不適当の場合にも、プロジェクタを移動させ
る必要がなく、表示画像の投影位置をスクリーン上の適
当な位置に移動させることが可能となる。従ってプロジ
ェクタの設置場所の自由度が増加する。
【0031】図1の映像描写装置に供給する補正画像生
成システムを構成する場合には、前記実施形態1〜4に
おける4つの機能のうちの任意の複数の機能を備えて、
この任意の複数の機能を、プロジェクタのスクリーンに
対する設置状況に応じ、所望の順番で実施すると、ユー
ザーに便利なシステムとなる。いま実施形態1の表示補
正アプリケーション12Aとディスプレイドライバ13
Aによる表示画面を上下に2分割した上部画面と下部画
面が上下対称の台形への形状変更機能を機能Aとし、実
施形態2の表示補正アプリケーション12Bとディスプ
レイドライバ13Bによる表示画面を上下に2分割した
上部画面と下部画面とが上下対称でない台形への形状変
更機能を機能Bとし、実施形態3の表示補正アプリケー
ション12Cとディスプレイドライバ13Cによる表示
画面の縦幅及び横幅を変更するサイズ変更機能を機能C
とし、実施形態4の表示補正アプリケーション12Dと
ディスプレイドライバ13Dによる表示画面の位置を上
下左右に移動させる位置移動機能を機能Dとする。
【0032】例1として上記A,C及びDの機能を有す
る場合について説明する。例1の場合は、ユーザはまず
機能Dで画像の表示位置をスクリーン上で適当な位置に
調整し、次に機能Cで表示画像のサイズを適当な大きさ
に調整し、最後に機能Aで所望の台形の補正画像を生成
することで、スクリーン上に原画像の形状に忠実な形状
な画像を表示できる。またユーザはプロジェクタのスク
リーンに対する設置状況に応じて、例えば機能C、機能
D、機能Aの順番で調整をすることもできる。例2とし
て上記B及びCの機能のみを有する場合について説明す
る。例2の場合は、機能Dを有しないので、ユーザはま
ずプロジェクタの投影方向を変えることにより、画像の
表示位置をスクリーン上の適当な位置に調整する。次に
機能Cで表示画像サイズの調整を行い、最後に機能Bで
表示画面形状の調整を行うことにより、原画像の形状に
忠実な形状の画像を表示できる。
【0033】なお前記各実施形態では、原画像の形状
は、長方形又は正方形として説明したが、これはこの形
状の画像が多いことによるものであり、本発明はこの形
状に限定されるものではない。例えば、原画像の形状
が、円、長円、台形等であっても、スクリーンに表示さ
れる画像の形状が原画像の形状を忠実に再生するもので
あるように、前記各実施形態を適用した補正画像を生成
することは可能である。
【0034】図1のシステムを製品化する場合に、前記
表示補正アプリケーション12A〜12D及びディスプ
レイドライバ13A〜13Dは、ソフトウェアにより形
成することができるので、コンピュータによって前記実
施形態1〜4における各処理を実行させるプログラム
を、コンピュータで読取可能なFD(フロッピーディス
ク)やCD−ROM等の記録媒体に記録しておけば、通
常のPCを用いて図1のシステムを構成することができ
る。即ち通常のPCに、上記記録媒体に記録された情報
をインストールし、このPCと映像描写装置と接続する
ことにより図1のシステムを構成することができる。例
えばPCにプリンタを接続する場合に、記録媒体に記録
されたプリンタドライブをPCにインストールするのと
同様の処置を行えばよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、映像描写
装置に供給する補正画像を、画像表示用スクリーンに対
する前記映像描写装置の位置に応じて生成する方法にお
いて、長方形又は正方形の原画像について、アプリケー
ションにより指示された左側縦幅と右側縦幅により、前
記原画像を上下に2等分する分割線に対して上下が対称
な指示台形の補正画像を生成するようにしたので、この
結果映像描写装置をスクリーン中央の前方から左側又は
右側にずらした位置に設置しても正常な形状の画像を表
示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像描写装置に供給する補正画像
生成システムの構成図である。
【図2】プロジェクタとスクリーンとの位置関係に基づ
く表示画像の変形の説明図である。
【図3】本実施形態1の表示補正アプリケーションとデ
ィスプレイドライバの説明図である。
【図4】本実施形態2の表示補正アプリケーションとデ
ィスプレイドライバの説明図である。
【図5】本実施形態3の表示補正アプリケーションとデ
ィスプレイドライバの説明図である。
【図6】本実施形態4の表示補正アプリケーションとデ
ィスプレイドライバの説明図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ(PC) 11 原画像データ 12 表示補正アプリケーション 13 ディスプレイドライバ 14 ポインティングデバイス 30 映像描写装置(プロジェクタ) 40 スクリーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像描写装置に供給する補正画像を、画
    像表示用スクリーンに対する前記映像描写装置の位置に
    応じて生成する方法において、 長方形又は正方形の原画像について、アプリケーション
    により指示された左側縦幅と右側縦幅により、前記原画
    像を上下に2等分する分割線に対して上下が対称な指示
    台形の補正画像を生成することを特徴とする映像描写装
    置に供給する補正画像の生成方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータによって請求項1記載の映
    像描写装置に供給する補正画像の生成方法を実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラ
    ムの記録媒体。
  3. 【請求項3】 映像描写装置に供給する補正画像を、画
    像表示用スクリーンに対する前記映像描写装置の位置に
    応じて生成する方法において、 長方形又は正方形の原画像について、アプリケーション
    により指示された左側上下と右側上下の4角の座標位置
    により、指示形状の台形の補正画像を生成することを特
    徴とする映像描写装置に供給する補正画像の生成方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータによって請求項3記載の映
    像描写装置に供給する補正画像の生成方法を実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラ
    ムの記録媒体。
  5. 【請求項5】 映像描写装置に供給する補正画像を、画
    像表示用スクリーンに対する前記映像描写装置の位置に
    応じて生成する方法において、 長方形又は正方形の原画像について、アプリケーション
    により指示された画像の横幅と縦幅により、指示サイズ
    の長方形又は正方形の補正画像を生成することを特徴と
    する映像描写装置に供給する補正画像の生成方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータによって請求項5記載の映
    像描写装置に供給する補正画像の生成方法を実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラ
    ムの記録媒体。
  7. 【請求項7】 映像描写装置に供給する補正画像を、画
    像表示用スクリーンに対する前記映像描写装置の位置に
    応じて生成する方法において、 長方形又は正方形の原画像について、アプリケーション
    により指示された画像の中心位置により、指示位置に原
    画像の中心位置を移動させた補正画像を生成することを
    特徴とする映像描写装置に供給する補正画像の生成方
    法。
  8. 【請求項8】 コンピュータによって請求項7記載の映
    像描写装置に供給する補正画像の生成方法を実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラ
    ムの記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1,3,5及び7に記載の4つの
    映像描写装置に供給する補正画像の生成方法のうちの任
    意の複数の方法を、所望の順番で実行し、最後の順番に
    実行した方法によって最終的な補正画像を生成すること
    を特徴とする映像描写装置に供給する補正画像の生成方
    法。
  10. 【請求項10】 コンピュータによって請求項9記載の
    映像描写装置に供給する補正画像の生成方法を実行させ
    るためのプログラムを記録したことを特徴とするプログ
    ラムの記録媒体。
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