JPH11294621A - ソレノイドバルブ - Google Patents
ソレノイドバルブInfo
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- JPH11294621A JPH11294621A JP11413798A JP11413798A JPH11294621A JP H11294621 A JPH11294621 A JP H11294621A JP 11413798 A JP11413798 A JP 11413798A JP 11413798 A JP11413798 A JP 11413798A JP H11294621 A JPH11294621 A JP H11294621A
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- JP
- Japan
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- valve seat
- center post
- plunger
- valve
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プランジャのストローク量の精度向上を簡易
な構成で達成させることにより、製造性を向上させ、か
つ正確な流体制御動作を可能とする。 【解決手段】 筒状のコイル部材４の両端部にセンタポ
スト３ｂとバルブシート部材５とを配置し、プランジャ
室ＰＲ１にプランジャ６を備えたソレノイドバルブ１に
おいて、プランジャ室ＰＲ１の軸方向寸法を規定する端
部５ｅ（突き当て部）を備えたスリーブ部５ｄをバルブ
シート部材５に一体的に備え、センタポスト３ｂの端面
を、前記突き当て部に当接させた状態とする。
な構成で達成させることにより、製造性を向上させ、か
つ正確な流体制御動作を可能とする。 【解決手段】 筒状のコイル部材４の両端部にセンタポ
スト３ｂとバルブシート部材５とを配置し、プランジャ
室ＰＲ１にプランジャ６を備えたソレノイドバルブ１に
おいて、プランジャ室ＰＲ１の軸方向寸法を規定する端
部５ｅ（突き当て部）を備えたスリーブ部５ｄをバルブ
シート部材５に一体的に備え、センタポスト３ｂの端面
を、前記突き当て部に当接させた状態とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はソレノイドバルブに
関するものであり、そのプランジャのストローク量の精
度向上を簡易な構成で達成させる技術である。
関するものであり、そのプランジャのストローク量の精
度向上を簡易な構成で達成させる技術である。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来より各種流体の制御に一般的
に利用されているソレノイドバルブ１０１の断面構成を
示した図である。
に利用されているソレノイドバルブ１０１の断面構成を
示した図である。
【０００３】このソレノイドバルブ１０１の構成を説明
すると、筒状のケース１０２の両端部をセンタポスト部
材１０３及びバルブシート部材１０４で塞ぎ、両部材の
間にコイルボビン１０５を挟み込むように配置し、この
コイルボビン１０５の内側にスリーブ１０６を介し、プ
ランジャ１０７を軸方向に摺動自在に収容している。
すると、筒状のケース１０２の両端部をセンタポスト部
材１０３及びバルブシート部材１０４で塞ぎ、両部材の
間にコイルボビン１０５を挟み込むように配置し、この
コイルボビン１０５の内側にスリーブ１０６を介し、プ
ランジャ１０７を軸方向に摺動自在に収容している。
【０００４】プランジャ１０７は、スプリング１０８に
よりバルブシート部材１０４側へと付勢されている。
よりバルブシート部材１０４側へと付勢されている。
【０００５】バルブシート部材１０４は、プランジャ１
０７が収容されているプランジャ室１０９に開口するシ
ート面１０４ａと、シート面１０４ａに接続する第１ポ
ート１０４ｂと、この断面図では不図示となるがプラン
ジャ室１０９に接続する第２ポートとを備え、コイルボ
ビン１０５のコイル１０５ａへの通電によってプランジ
ャ１０７が軸方向に移動することによりシート面１０４
ａの開閉を行ない、流体の制御を可能としている。
０７が収容されているプランジャ室１０９に開口するシ
ート面１０４ａと、シート面１０４ａに接続する第１ポ
ート１０４ｂと、この断面図では不図示となるがプラン
ジャ室１０９に接続する第２ポートとを備え、コイルボ
ビン１０５のコイル１０５ａへの通電によってプランジ
ャ１０７が軸方向に移動することによりシート面１０４
ａの開閉を行ない、流体の制御を可能としている。
【０００６】コイルボビン１０５のバルブシート部材１
０４側の端面及び内周端部には、コイル１０５ａより発
生する磁束をプランジャ１０７へと導くための、サイド
リング１１０が嵌め込まれている。
０４側の端面及び内周端部には、コイル１０５ａより発
生する磁束をプランジャ１０７へと導くための、サイド
リング１１０が嵌め込まれている。
【０００７】ところで、このような構成のソレノイドバ
ルブ１０１は、制御流体の正確な流量制御を行なうため
に、プランジャ１０７のストローク量を所定の範囲内と
なるように設定している。
ルブ１０１は、制御流体の正確な流量制御を行なうため
に、プランジャ１０７のストローク量を所定の範囲内と
なるように設定している。
【０００８】これは、特に高い周期でプランジャ１０７
を往復動させて弁の開閉を行なうデューティ制御等の場
合においては、微小なストローク量の違いであってもＯ
Ｎ／ＯＦＦのタイミングのずれや応答性の低下が積算さ
れてしまい、流量制御の精度低下が懸念されるからであ
る。
を往復動させて弁の開閉を行なうデューティ制御等の場
合においては、微小なストローク量の違いであってもＯ
Ｎ／ＯＦＦのタイミングのずれや応答性の低下が積算さ
れてしまい、流量制御の精度低下が懸念されるからであ
る。
【０００９】そして、従来技術においては、アジャスト
機構によりストローク量を調整可能としたり、あるい
は、アジャスト機構を備えずに各構成部品のストローク
量に関与する寸法の寸法精度を高め、組立のみによって
ストローク量を所定の範囲内に維持させることが行なわ
れている。
機構によりストローク量を調整可能としたり、あるい
は、アジャスト機構を備えずに各構成部品のストローク
量に関与する寸法の寸法精度を高め、組立のみによって
ストローク量を所定の範囲内に維持させることが行なわ
れている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アジャ
スト機構によりストローク量を調整可能とする方法は、
高い精度を求めることが可能であるが、調整工程が必要
であり、また構成部品の形状が複雑となるという問題が
ある。
スト機構によりストローク量を調整可能とする方法は、
高い精度を求めることが可能であるが、調整工程が必要
であり、また構成部品の形状が複雑となるという問題が
ある。
【００１１】また、組立のみによってストローク量を所
定の範囲内に維持する方法では、構造的にはより簡易な
構成を採用することが可能であるが、部品精度を高く保
つ必要があり、特にストローク量が小さい場合等には顕
著となる。
定の範囲内に維持する方法では、構造的にはより簡易な
構成を採用することが可能であるが、部品精度を高く保
つ必要があり、特にストローク量が小さい場合等には顕
著となる。
【００１２】図４は、後者（組立のみによるストローク
量を備えたもの）の構成の一形態例であり、ストローク
量Ｓは、サイドリング１１０のフランジ部の厚みを含め
たコイルボビン１０５の長さＬ１と、センタポスト部材
１０３のフランジ部１０３ａ端面からセンタポスト１０
３ｂの高さ寸法Ｌ２と、プランジャ１０７の長さ寸法Ｌ
３との３寸法により得られる。
量を備えたもの）の構成の一形態例であり、ストローク
量Ｓは、サイドリング１１０のフランジ部の厚みを含め
たコイルボビン１０５の長さＬ１と、センタポスト部材
１０３のフランジ部１０３ａ端面からセンタポスト１０
３ｂの高さ寸法Ｌ２と、プランジャ１０７の長さ寸法Ｌ
３との３寸法により得られる。
【００１３】即ち、Ｓ＝Ｌ１−（Ｌ２＋Ｌ３）という関
係となり、ストローク量Ｓの精度を高めるためには、Ｌ
１，Ｌ２，Ｌ３の各寸法を含む構成部材の寸法精度を高
める必要がある。
係となり、ストローク量Ｓの精度を高めるためには、Ｌ
１，Ｌ２，Ｌ３の各寸法を含む構成部材の寸法精度を高
める必要がある。
【００１４】本発明は上記各従来技術に説明された問題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、プランジャのストローク量の精度向上を簡易な構
成で達成させることにより、製造性を向上させ、かつ正
確な流体制御動作を可能とするソレノイドバルブを提供
することにある。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、プランジャのストローク量の精度向上を簡易な構
成で達成させることにより、製造性を向上させ、かつ正
確な流体制御動作を可能とするソレノイドバルブを提供
することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、筒状のコイル部材の両端部にセン
タポストとバルブシートとを配置し、該センタポストと
バルブシートの間に形成されたプランジャ室に弁体とし
て軸方向に往復動するプランジャを備えたソレノイドバ
ルブにおいて、前記筒状のコイル部材に前記プランジャ
室の軸方向寸法を規定する突き当て部を備え、前記セン
タポスト及びバルブシートの端面を、前記突き当て部に
当接させたことを特徴とするソレノイドバルブ。
に本発明にあっては、筒状のコイル部材の両端部にセン
タポストとバルブシートとを配置し、該センタポストと
バルブシートの間に形成されたプランジャ室に弁体とし
て軸方向に往復動するプランジャを備えたソレノイドバ
ルブにおいて、前記筒状のコイル部材に前記プランジャ
室の軸方向寸法を規定する突き当て部を備え、前記セン
タポスト及びバルブシートの端面を、前記突き当て部に
当接させたことを特徴とするソレノイドバルブ。
【００１６】これにより、プランジャ室の軸方向寸法
は、筒状のコイル部材の突き当て部間の寸法により規定
することが可能となり、プランジャのストローク量の精
度向上を図ることが可能となる。
は、筒状のコイル部材の突き当て部間の寸法により規定
することが可能となり、プランジャのストローク量の精
度向上を図ることが可能となる。
【００１７】筒状のコイル部材の両端部にセンタポスト
とバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブシ
ートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方向
に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブにお
いて、前記筒状のコイル部材とバルブシートとは一体的
に形成され、前記筒状のコイル部材は、前記バルブシー
トのシート面からプランジャ室の軸方向寸法を規定する
位置に突き当て部を備え、前記センタポストの端面を、
前記突き当て部に当接させたことを特徴とする。これに
より、プランジャ室の軸方向寸法は、バルブシートのシ
ート面から筒状のコイル部材の突き当て部までの寸法に
より規定することが可能となり、プランジャのストロー
ク量の精度向上を図ることが可能となる。
とバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブシ
ートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方向
に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブにお
いて、前記筒状のコイル部材とバルブシートとは一体的
に形成され、前記筒状のコイル部材は、前記バルブシー
トのシート面からプランジャ室の軸方向寸法を規定する
位置に突き当て部を備え、前記センタポストの端面を、
前記突き当て部に当接させたことを特徴とする。これに
より、プランジャ室の軸方向寸法は、バルブシートのシ
ート面から筒状のコイル部材の突き当て部までの寸法に
より規定することが可能となり、プランジャのストロー
ク量の精度向上を図ることが可能となる。
【００１８】筒状のコイル部材の両端部にセンタポスト
とバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブシ
ートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方向
に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブにお
いて、前記バルブシートは、前記バルブシートのシート
面から突出し、プランジャ室の軸方向寸法を規定する位
置に突き当て部を有するスリーブ部を備え、前記センタ
ポストの端面を、前記スリーブ部の突き当て部に当接さ
せたことを特徴とするソレノイドバルブ。
とバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブシ
ートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方向
に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブにお
いて、前記バルブシートは、前記バルブシートのシート
面から突出し、プランジャ室の軸方向寸法を規定する位
置に突き当て部を有するスリーブ部を備え、前記センタ
ポストの端面を、前記スリーブ部の突き当て部に当接さ
せたことを特徴とするソレノイドバルブ。
【００１９】これにより、プランジャ室の軸方向寸法
は、バルブシートのシート面から突出するスリーブ部の
突き当て部までの寸法により規定することが可能とな
り、プランジャのストローク量の精度向上を図ることが
可能となる。
は、バルブシートのシート面から突出するスリーブ部の
突き当て部までの寸法により規定することが可能とな
り、プランジャのストローク量の精度向上を図ることが
可能となる。
【００２０】前記筒状のコイル部材を介在させたセンタ
ポスト及びバルブシートを、軸方向両側から押さえる径
方向部を有するケース部材と、前記センタポストまたは
バルブシートと前記ケース部材の径方向部との間に、前
記センタポストまたはバルブシートを軸方向に付勢する
付勢手段と、を備え、前記センタポストの端面を前記突
き当て部に押し付けることも好適である。
ポスト及びバルブシートを、軸方向両側から押さえる径
方向部を有するケース部材と、前記センタポストまたは
バルブシートと前記ケース部材の径方向部との間に、前
記センタポストまたはバルブシートを軸方向に付勢する
付勢手段と、を備え、前記センタポストの端面を前記突
き当て部に押し付けることも好適である。
【００２１】この付勢手段により、センタポストの端面
を前記突き当て部に押し付けることができ、組立性が向
上し、また軸方向のガタが防止される。
を前記突き当て部に押し付けることができ、組立性が向
上し、また軸方向のガタが防止される。
【００２２】前記付勢手段は、波形ワッシャであること
も好適である。従って、軸方向の厚み寸法を小さく設定
することができ、小型化を達成することができる。
も好適である。従って、軸方向の厚み寸法を小さく設定
することができ、小型化を達成することができる。
【００２３】
【実施の形態】（実施の形態１）図１は本発明を適用し
た第１の実施の形態におけるソレノイドバルブ１を説明
する断面構成説明図である。
た第１の実施の形態におけるソレノイドバルブ１を説明
する断面構成説明図である。
【００２４】このソレノイドバルブ１の概略構成は、円
筒状のケース部材２、該ケース部材２の一方の開口端部
２ａの内側に固定されるセンタポスト部材３、コイル部
材４、バルブシート部材５、及びプランジャ室ＰＲ１の
中に収容される弁体として軸方向に往復動するプランジ
ャ６と、を備えている。
筒状のケース部材２、該ケース部材２の一方の開口端部
２ａの内側に固定されるセンタポスト部材３、コイル部
材４、バルブシート部材５、及びプランジャ室ＰＲ１の
中に収容される弁体として軸方向に往復動するプランジ
ャ６と、を備えている。
【００２５】筒状のケース部材２は、センタポスト部材
３側の開口端部２ａに内側に折り曲げられた径方向部と
してのフランジ２ｂと、バルブシート部材５側の開口端
部２ｃにバルブシート部材５が装填された後にバルブシ
ート部材５を矢印Ａ１方向に付勢しながらかしめ固定を
行なう、径方向部としてのかしめ端２ｄとを備えてい
る。
３側の開口端部２ａに内側に折り曲げられた径方向部と
してのフランジ２ｂと、バルブシート部材５側の開口端
部２ｃにバルブシート部材５が装填された後にバルブシ
ート部材５を矢印Ａ１方向に付勢しながらかしめ固定を
行なう、径方向部としてのかしめ端２ｄとを備えてい
る。
【００２６】センタポスト部材３は磁性体であり、開口
端部２ａに嵌合する大径のフランジ部３ａと、概略コイ
ル部材４の内筒部に進入する円柱形状のセンタポスト３
ｂとを備えている。
端部２ａに嵌合する大径のフランジ部３ａと、概略コイ
ル部材４の内筒部に進入する円柱形状のセンタポスト３
ｂとを備えている。
【００２７】コイル部材４は、ボビン４ａに巻かれたコ
イル４ｂとサイドリング４ｃとが組み合わされ、さらに
モールド成形部４ｄにより一体構成とされている。
イル４ｂとサイドリング４ｃとが組み合わされ、さらに
モールド成形部４ｄにより一体構成とされている。
【００２８】バルブシート部材５は、ケース部材２のバ
ルブシート部材５側の開口端部２ｃに嵌合する大径のフ
ランジ部５ａと、フランジ部５ａの中央部から外側に突
出するポート部５ｂ、プランジャ室ＰＲ１に望むシート
面５ｃとを備えている。
ルブシート部材５側の開口端部２ｃに嵌合する大径のフ
ランジ部５ａと、フランジ部５ａの中央部から外側に突
出するポート部５ｂ、プランジャ室ＰＲ１に望むシート
面５ｃとを備えている。
【００２９】また、シート面５ｃの周囲には、シート面
５ｃからプランジャ室ＰＲ１側に突出するスリーブ部５
ｄが一体的に形成されている。
５ｃからプランジャ室ＰＲ１側に突出するスリーブ部５
ｄが一体的に形成されている。
【００３０】スリーブ部５ｄの軸方向の長さは、端部５
ｅがセンタポスト３ｂの端面３ｃに突き当たる突き当て
部となることにより、プランジャ室ＰＲ１の軸方向寸法
を規定することが可能となる。
ｅがセンタポスト３ｂの端面３ｃに突き当たる突き当て
部となることにより、プランジャ室ＰＲ１の軸方向寸法
を規定することが可能となる。
【００３１】プランジャ６は、スプリング７によりシー
ト面５ｃ方向に付勢されており、図１のようなコイル４
ｂが励磁されていない状態では、シート面５ｃの中央に
開口するポート５ｆを塞ぎ、バルブ部Ｖ１（シート面５
ｃとプランジャ６との接離により機能するもの）を閉弁
させている。
ト面５ｃ方向に付勢されており、図１のようなコイル４
ｂが励磁されていない状態では、シート面５ｃの中央に
開口するポート５ｆを塞ぎ、バルブ部Ｖ１（シート面５
ｃとプランジャ６との接離により機能するもの）を閉弁
させている。
【００３２】コイル４ｂが励磁されると、プランジャ６
は端面３ｃに突き当たるまでセンタポスト３ｂ側に引き
つけられ、ポート５ｆを開きバルブ部Ｖ１を開弁させ
る。
は端面３ｃに突き当たるまでセンタポスト３ｂ側に引き
つけられ、ポート５ｆを開きバルブ部Ｖ１を開弁させ
る。
【００３３】従って、プランジャ６のストロークＳ１
は、シート面５ｃからスリーブ部５ｄの端部５ｅまでの
寸法Ｌ４からプランジャ６の長さＬ３を引いた値とな
り、ストロークＳ１に関与する構成部材（寸法）を２つ
に抑えることができ、ストローク量の精度を向上させる
ことができる。
は、シート面５ｃからスリーブ部５ｄの端部５ｅまでの
寸法Ｌ４からプランジャ６の長さＬ３を引いた値とな
り、ストロークＳ１に関与する構成部材（寸法）を２つ
に抑えることができ、ストローク量の精度を向上させる
ことができる。
【００３４】尚、コイル部材４の軸方向の寸法は、フラ
ンジ部３ａの内側端面からシート面５ｃまでの長さより
も長いと端部５ｅと端面３ｃとの間に隙間が生じ、スト
ローク量を変えてしまうことになるので、フランジ部３
ａの内側端面からシート面５ｃまでの長さよりも若干短
めに設定することが好ましく、また、その場合に発生す
るコイル部材４の端部（モールド成形部４ｄまたはサイ
ドリング４ｃ）とセンタポスト部材３のフランジ部３ａ
またはバルブシート部材５のフランジ部５ａとの隙間を
充填材等により封止することもガタ防止としてより好適
である。
ンジ部３ａの内側端面からシート面５ｃまでの長さより
も長いと端部５ｅと端面３ｃとの間に隙間が生じ、スト
ローク量を変えてしまうことになるので、フランジ部３
ａの内側端面からシート面５ｃまでの長さよりも若干短
めに設定することが好ましく、また、その場合に発生す
るコイル部材４の端部（モールド成形部４ｄまたはサイ
ドリング４ｃ）とセンタポスト部材３のフランジ部３ａ
またはバルブシート部材５のフランジ部５ａとの隙間を
充填材等により封止することもガタ防止としてより好適
である。
【００３５】（実施の形態２）図２は本発明を適用した
第２の実施の形態におけるソレノイドバルブ１１を説明
する断面構成説明図である。
第２の実施の形態におけるソレノイドバルブ１１を説明
する断面構成説明図である。
【００３６】ソレノイドバルブ１１において、第１の実
施の形態のソレノイドバルブ１と同様の構成部材には同
じ符号が付されている。
施の形態のソレノイドバルブ１と同様の構成部材には同
じ符号が付されている。
【００３７】この実施の形態の特徴的な構成は、コイル
部材４とバルブシート部材５が一体的に形成されている
点にある（以下コイル部材４とバルブシート部材５が一
体的に形成されたものをボディ１２と記載する。）。
部材４とバルブシート部材５が一体的に形成されている
点にある（以下コイル部材４とバルブシート部材５が一
体的に形成されたものをボディ１２と記載する。）。
【００３８】つまり、第１の実施の形態ではコイル部材
４のモールド成形部４ｄとバルブシート部材５のスリー
ブ部５ｄが分割されていたが、第２の実施の形態のソレ
ノイドバルブ１１では、その構成が一体的に形成されて
いる。
４のモールド成形部４ｄとバルブシート部材５のスリー
ブ部５ｄが分割されていたが、第２の実施の形態のソレ
ノイドバルブ１１では、その構成が一体的に形成されて
いる。
【００３９】また、サイドリング４ｃは、ボディ１２に
インサート成形によって埋め込まれている。
インサート成形によって埋め込まれている。
【００４０】ボディ１２のコイル４ｂの内周側のモール
ド成形部４ｄには、シート面５ｃからプランジャ室ＰＲ
２の軸方向長さとなる位置にプランジャ室ＰＲ２よりも
拡径された凹部となる突き当て部１２ａが形成され、セ
ンタポスト３ｂの端面３ｃに突き当てられている。
ド成形部４ｄには、シート面５ｃからプランジャ室ＰＲ
２の軸方向長さとなる位置にプランジャ室ＰＲ２よりも
拡径された凹部となる突き当て部１２ａが形成され、セ
ンタポスト３ｂの端面３ｃに突き当てられている。
【００４１】さらに、ボディ１２をケース２の内部に固
定するために、かしめ端２ｄにより直接固定するのでは
なく、かしめ端２ｄとフランジ部５ａとの間にバルブシ
ート部５（ボディ１２）を軸方向に付勢する付勢手段と
しての波形ワッシャ１３を備え、波形ワッシャ１３を介
してボディ１２が固定されている。
定するために、かしめ端２ｄにより直接固定するのでは
なく、かしめ端２ｄとフランジ部５ａとの間にバルブシ
ート部５（ボディ１２）を軸方向に付勢する付勢手段と
しての波形ワッシャ１３を備え、波形ワッシャ１３を介
してボディ１２が固定されている。
【００４２】従って、プランジャ６のストロークＳ２
は、シート面５ｃから突き当て部１２ａまでの寸法Ｌ５
からプランジャ６の長さＬ３を引いた値となり、ストロ
ークＳ２に関与する構成部材（寸法）を２つに抑えるこ
とができ、ストローク量の精度を向上させることができ
る。
は、シート面５ｃから突き当て部１２ａまでの寸法Ｌ５
からプランジャ６の長さＬ３を引いた値となり、ストロ
ークＳ２に関与する構成部材（寸法）を２つに抑えるこ
とができ、ストローク量の精度を向上させることができ
る。
【００４３】付勢手段としての波形ワッシャ１３は、こ
の構成に限定されるものではなく、弾性反発力を軸方向
の付勢力とするゴム状弾性体によるもの等、突き当て部
１２ａとセンタポスト３ｂの端面３ｃとを密着させるた
めの付勢力を発生する構成部材であれば良いが、波形ワ
ッシャ１３であることにより、軸方向の厚み寸法を小さ
く設定することができ、小型化を達成することができ
る。
の構成に限定されるものではなく、弾性反発力を軸方向
の付勢力とするゴム状弾性体によるもの等、突き当て部
１２ａとセンタポスト３ｂの端面３ｃとを密着させるた
めの付勢力を発生する構成部材であれば良いが、波形ワ
ッシャ１３であることにより、軸方向の厚み寸法を小さ
く設定することができ、小型化を達成することができ
る。
【００４４】また、波形ワッシャ１３を介在させてかし
め端２ｄを折り曲げることにより、軸方向のガタの発生
をなくし、組立性を向上させることとなる。
め端２ｄを折り曲げることにより、軸方向のガタの発生
をなくし、組立性を向上させることとなる。
【００４５】尚、コイル部材４とフランジ部３ａの内側
端面との間には、隙間ＧＰが設けられ、コイル部材４の
軸方向長さがストロークＳ２に関係しないような構成と
している。
端面との間には、隙間ＧＰが設けられ、コイル部材４の
軸方向長さがストロークＳ２に関係しないような構成と
している。
【００４６】（実施の形態３）図３は本発明を適用した
第３の実施の形態におけるソレノイドバルブ２１を説明
する断面構成説明図である。
第３の実施の形態におけるソレノイドバルブ２１を説明
する断面構成説明図である。
【００４７】この実施の形態の構成において、センタポ
スト部材３、ボディ１２及び波形ワッシャ１３は第２の
実施の形態のものと同じである。
スト部材３、ボディ１２及び波形ワッシャ１３は第２の
実施の形態のものと同じである。
【００４８】但し、この第３の実施の形態では、ケース
２２を有底状のものとし、底部２２ｂ側に波形ワッシャ
１３を配置させ、センタポスト部材３を軸方向に付勢し
ている。
２２を有底状のものとし、底部２２ｂ側に波形ワッシャ
１３を配置させ、センタポスト部材３を軸方向に付勢し
ている。
【００４９】付勢手段を、このような第３の実施の形態
の位置に備えることも可能であり、第２の実施の形態と
同様の作用・効果を得ることが可能である。
の位置に備えることも可能であり、第２の実施の形態と
同様の作用・効果を得ることが可能である。
【００５０】（実施の形態４）図１において、スリーブ
部５ｄがバルブシート部材５とではなく、コイル部材４
と一体構成で備えられている場合には、コイル部材４の
モールド成形部４ｄにおけるスリーブ部５ｄの端面５ｅ
と略等しい位置に形成された段部４ｅを突き当て部とし
てセンタポスト３ｂの端面３ｃに当接させることも可能
である。
部５ｄがバルブシート部材５とではなく、コイル部材４
と一体構成で備えられている場合には、コイル部材４の
モールド成形部４ｄにおけるスリーブ部５ｄの端面５ｅ
と略等しい位置に形成された段部４ｅを突き当て部とし
てセンタポスト３ｂの端面３ｃに当接させることも可能
である。
【００５１】この場合にはコイル部材４のバルブシート
部材５側の端部から段部４ｅまでの寸法（寸法Ｌ４に相
当）をプランジャ室ＰＲ１の軸方向の寸法に設定するこ
とにより、ストロークＳ１に関与する寸法を２つに抑え
ることができ、ストローク量の精度を向上させることが
できる。
部材５側の端部から段部４ｅまでの寸法（寸法Ｌ４に相
当）をプランジャ室ＰＲ１の軸方向の寸法に設定するこ
とにより、ストロークＳ１に関与する寸法を２つに抑え
ることができ、ストローク量の精度を向上させることが
できる。
【００５２】
【発明の効果】上記のように説明された本発明にあって
は、プランジャのストローク量に関与する構成を少なく
することができ、ストローク量の精度を向上させて正確
な流体制御動作を可能とする。
は、プランジャのストローク量に関与する構成を少なく
することができ、ストローク量の精度を向上させて正確
な流体制御動作を可能とする。
【００５３】また、付勢手段により、センタポストの端
面を突き当て部に押し付けることができストローク量の
精度を向上させると共に、組立性が向上し、また軸方向
のガタが防止される。
面を突き当て部に押し付けることができストローク量の
精度を向上させると共に、組立性が向上し、また軸方向
のガタが防止される。
【図１】図１は本発明の第１の実施の形態のソレノイド
バルブの断面構成説明図。
バルブの断面構成説明図。
【図２】図２は本発明の第２の実施の形態のソレノイド
バルブの断面構成説明図。
バルブの断面構成説明図。
【図３】図３は本発明の第３の実施の形態のソレノイド
バルブの断面構成説明図。
バルブの断面構成説明図。
【図４】図４は従来のソレノイドバルブの図。
【符号の説明】 １ ソレノイドバルブ ２ ケース部材 ２ａ 開口端部 ２ｂ フランジ ２ｃ 開口端部 ２ｄ かしめ端 ３ センタポスト部材 ３ａ フランジ部 ３ｂ センタポスト ３ｃ 端面 ４ コイル部材 ４ａ ボビン ４ｂ コイル ４ｃ サイドリング ４ｄ モールド成形部 ５ バルブシート部材 ５ａ フランジ部 ５ｂ ポート部 ５ｃ シート面 ５ｄ スリーブ部 ５ｅ 端部 ５ｆ ポート ６ プランジャ ７ スプリング ＰＲ１ プランジャ室 Ｖ１ バルブ部
Claims (5)
- 【請求項１】 筒状のコイル部材の両端部にセンタポス
トとバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブ
シートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方
向に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブに
おいて、 前記筒状のコイル部材に前記プランジャ室の軸方向寸法
を規定する突き当て部を備え、 前記センタポスト及びバルブシートの端面を、前記突き
当て部に当接させたことを特徴とするソレノイドバル
ブ。 - 【請求項２】 筒状のコイル部材の両端部にセンタポス
トとバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブ
シートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方
向に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブに
おいて、 前記筒状のコイル部材とバルブシートとは一体的に形成
され、 前記筒状のコイル部材は、前記バルブシートのシート面
からプランジャ室の軸方向寸法を規定する位置に突き当
て部を備え、 前記センタポストの端面を、前記突き当て部に当接させ
たことを特徴とするソレノイドバルブ。 - 【請求項３】 筒状のコイル部材の両端部にセンタポス
トとバルブシートとを配置し、該センタポストとバルブ
シートの間に形成されたプランジャ室に弁体として軸方
向に往復動するプランジャを備えたソレノイドバルブに
おいて、 前記バルブシートは、前記バルブシートのシート面から
突出し、プランジャ室の軸方向寸法を規定する位置に突
き当て部を有するスリーブ部を備え、 前記センタポストの端面を、前記スリーブ部の突き当て
部に当接させたことを特徴とするソレノイドバルブ。 - 【請求項４】 前記筒状のコイル部材を介在させたセン
タポスト及びバルブシートを、軸方向両側から押さえる
径方向部を有するケース部材と、 前記センタポストまたはバルブシートと前記ケース部材
の径方向部との間に、前記センタポストまたはバルブシ
ートを軸方向に付勢する付勢手段と、 を備え、前記センタポストの端面を前記突き当て部に押
し付けることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１
項に記載のソレノイドバルブ。 - 【請求項５】 前記付勢手段は、波形ワッシャであるこ
とを特徴とする請求項４に記載のソレノイドバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11413798A JPH11294621A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ソレノイドバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11413798A JPH11294621A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ソレノイドバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294621A true JPH11294621A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14630072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11413798A Pending JPH11294621A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ソレノイドバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294621A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061314A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Nok Corporation | Vanne electromagnetique |
| WO2009078321A1 (ja) * | 2007-12-14 | 2009-06-25 | Toyooki Kogyo Co., Ltd. | 電磁弁 |
| JP2015158142A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
| US10465816B2 (en) | 2015-02-10 | 2019-11-05 | Tokkyokiki Corporation | Fluid servo valve and fluid servo apparatus |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP11413798A patent/JPH11294621A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061314A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Nok Corporation | Vanne electromagnetique |
| US6811137B2 (en) | 2001-01-31 | 2004-11-02 | Nok Corporation | Solenoid valve |
| WO2009078321A1 (ja) * | 2007-12-14 | 2009-06-25 | Toyooki Kogyo Co., Ltd. | 電磁弁 |
| JP2015158142A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
| US10465816B2 (en) | 2015-02-10 | 2019-11-05 | Tokkyokiki Corporation | Fluid servo valve and fluid servo apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060206 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060418 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |