JPH11291731A - アクスルハウジングの取付構造 - Google Patents
アクスルハウジングの取付構造Info
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- JPH11291731A JPH11291731A JP9877198A JP9877198A JPH11291731A JP H11291731 A JPH11291731 A JP H11291731A JP 9877198 A JP9877198 A JP 9877198A JP 9877198 A JP9877198 A JP 9877198A JP H11291731 A JPH11291731 A JP H11291731A
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- mounting structure
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2200/00—Indexing codes relating to suspension types
- B60G2200/30—Rigid axle suspensions
- B60G2200/31—Rigid axle suspensions with two trailing arms rigidly connected to the axle
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/11—Leaf spring
- B60G2202/112—Leaf spring longitudinally arranged
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/43—Fittings, brackets or knuckles
- B60G2204/4306—Bracket or knuckle for rigid axles, e.g. for clamping
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/30—Constructional features of rigid axles
- B60G2206/31—Straight axle
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接作業の簡易化を図ることができ、かつス
プリングシートとアクスルハウジングとの接合部の応力
集中を緩和できるアクスルハウジングの取付構造を提供
する。 【解決手段】 スプリングシート２の一対の側壁部８Ａ
に互いに離間する方向に延設されアクスルハウジング１
を載置する略樋状のフランジ部２０を形成した。フラン
ジ部２０にアクスルハウジング１が載置され両者の接合
面積が広くなるので、当該接合部に応力が集中すること
を緩和できる。フランジ部２０の先端部とアクスルハウ
ジング１との当接部１６Ｃを溶接することで溶接作業空
間が広くなり作業性の向上が図れる。当接部１６Ｃの溶
接は、当接部１６ＣがＵボルト３の干渉を受けないこと
により、その全域を対象にして行うことができる。この
ため、大きな溶接強度が確保され、従来技術で必要とさ
れた側壁部８Ａの内側部への溶接を行わなくて済み、生
産性を向上できる。
プリングシートとアクスルハウジングとの接合部の応力
集中を緩和できるアクスルハウジングの取付構造を提供
する。 【解決手段】 スプリングシート２の一対の側壁部８Ａ
に互いに離間する方向に延設されアクスルハウジング１
を載置する略樋状のフランジ部２０を形成した。フラン
ジ部２０にアクスルハウジング１が載置され両者の接合
面積が広くなるので、当該接合部に応力が集中すること
を緩和できる。フランジ部２０の先端部とアクスルハウ
ジング１との当接部１６Ｃを溶接することで溶接作業空
間が広くなり作業性の向上が図れる。当接部１６Ｃの溶
接は、当接部１６ＣがＵボルト３の干渉を受けないこと
により、その全域を対象にして行うことができる。この
ため、大きな溶接強度が確保され、従来技術で必要とさ
れた側壁部８Ａの内側部への溶接を行わなくて済み、生
産性を向上できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に用いられる
アクスルハウジングの取付構造に関するものである。
アクスルハウジングの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のアクスルハウジングの取付構造の
一例として図６ないし図８に示すものがある。図６及び
図７において、左右両輪（図示省略）を結ぶアクスルハ
ウジング１（リアアクスルハウジング）は、スプリング
シート２、２本のＵボルト３、ロワースプリングシート
４及びＵボルト規制部材５を用いてリーフスプリング６
に結合されている。
一例として図６ないし図８に示すものがある。図６及び
図７において、左右両輪（図示省略）を結ぶアクスルハ
ウジング１（リアアクスルハウジング）は、スプリング
シート２、２本のＵボルト３、ロワースプリングシート
４及びＵボルト規制部材５を用いてリーフスプリング６
に結合されている。
【０００３】スプリングシート２は、図８に示すよう
に、リーフスプリング６に当接する矩形のシート本体７
と、シート本体７の周縁部に垂設された壁部８と、から
なり、シート本体７の長辺部９をリーフスプリング６に
沿わせて（即ち、アクスルハウジング１と直交させて）
配置されている。シート本体７の短辺部１０の寸法はリ
ーフスプリング６の幅寸法と略同等値に設定されてい
る。前記壁部８のうちアクスルハウジング１と直交する
一対の壁部８（長辺部９に形成された壁部８。以下、当
該壁部８を側壁部８Ａという。）には、略台形状に突出
する山形部１１が形成されている。山形部１１には、ア
クスルハウジング１に沿う形状の円弧状の切欠１２が形
成されており、切欠１２にアクスルハウジング１を載置
するようになっている。
に、リーフスプリング６に当接する矩形のシート本体７
と、シート本体７の周縁部に垂設された壁部８と、から
なり、シート本体７の長辺部９をリーフスプリング６に
沿わせて（即ち、アクスルハウジング１と直交させて）
配置されている。シート本体７の短辺部１０の寸法はリ
ーフスプリング６の幅寸法と略同等値に設定されてい
る。前記壁部８のうちアクスルハウジング１と直交する
一対の壁部８（長辺部９に形成された壁部８。以下、当
該壁部８を側壁部８Ａという。）には、略台形状に突出
する山形部１１が形成されている。山形部１１には、ア
クスルハウジング１に沿う形状の円弧状の切欠１２が形
成されており、切欠１２にアクスルハウジング１を載置
するようになっている。
【０００４】Ｕボルト規制部材５は、内周側がアクスル
ハウジング１に沿う円弧状の規制部材本体部１３と、こ
の規制部材本体部１３の端部に外方に突出形成されたフ
ランジ（以下、規制部材フランジという。）１４とから
なり、規制部材本体部１３をロワースプリングシート４
に対向させてアクスルハウジング１に載置している。ロ
ワースプリングシート４は、リーフスプリング６におけ
る前記スプリングシート２の当接面と反対側（図７下
側）に配置される。ロワースプリングシート４には、Ｕ
ボルト３の脚部３ｂを挿入する孔４ａが形成されてい
る。
ハウジング１に沿う円弧状の規制部材本体部１３と、こ
の規制部材本体部１３の端部に外方に突出形成されたフ
ランジ（以下、規制部材フランジという。）１４とから
なり、規制部材本体部１３をロワースプリングシート４
に対向させてアクスルハウジング１に載置している。ロ
ワースプリングシート４は、リーフスプリング６におけ
る前記スプリングシート２の当接面と反対側（図７下
側）に配置される。ロワースプリングシート４には、Ｕ
ボルト３の脚部３ｂを挿入する孔４ａが形成されてい
る。
【０００５】Ｕボルト３は、湾曲部３ａと、この湾曲部
３ａに連接する２本の脚部３ｂとからなり、脚部３ｂの
先端部に雄ねじ３ｃが形成されている。湾曲部３ａは、
規制部材本体部１３に略沿う形状をなしている。２本の
Ｕボルト３は、湾曲部３ａを規制部材本体部１３に巻回
させて脚部３ｂをロワースプリングシート４の孔４ａに
挿入し、この孔４ａから突出した脚部３ｂの先端部の雄
ねじ３ｃにナット１５（図３参照）が螺合される。この
場合、Ｕボルト３は、脚部３ｂがスプリングシート２の
側壁部８Ａにほぼ接し、かつ湾曲部３ａが規制部材フラ
ンジ１４にほぼ接する状態にされ、即ち、スプリングシ
ート２の側壁部８Ａと規制部材フランジ１４との間にな
るようにして配置されている。そして、上述したように
Ｕボルト規制部材５を設け、スプリングシート２の側壁
部８Ａと規制部材フランジ１４との間になるようにＵボ
ルト３を配置したことによりＵボルト３が横ずれするこ
とを防止している。
３ａに連接する２本の脚部３ｂとからなり、脚部３ｂの
先端部に雄ねじ３ｃが形成されている。湾曲部３ａは、
規制部材本体部１３に略沿う形状をなしている。２本の
Ｕボルト３は、湾曲部３ａを規制部材本体部１３に巻回
させて脚部３ｂをロワースプリングシート４の孔４ａに
挿入し、この孔４ａから突出した脚部３ｂの先端部の雄
ねじ３ｃにナット１５（図３参照）が螺合される。この
場合、Ｕボルト３は、脚部３ｂがスプリングシート２の
側壁部８Ａにほぼ接し、かつ湾曲部３ａが規制部材フラ
ンジ１４にほぼ接する状態にされ、即ち、スプリングシ
ート２の側壁部８Ａと規制部材フランジ１４との間にな
るようにして配置されている。そして、上述したように
Ｕボルト規制部材５を設け、スプリングシート２の側壁
部８Ａと規制部材フランジ１４との間になるようにＵボ
ルト３を配置したことによりＵボルト３が横ずれするこ
とを防止している。
【０００６】スプリングシート２の切欠１２を形成した
部分の外側部分とアクスルハウジング１との当接部１６
Ａについて、Ｕボルト３と干渉する部分を除いた部分
は、溶接が施されている。なお、スプリングシート２と
アクスルハウジング１との接合については、制動トル
ク、駆動トルク及び制動反力、駆動反力が加わること、
及び車重、路面入力等のラジアル、アキシャル荷重が加
わること等から高い溶接強度が要求されており、この要
求に応えるため、スプリングシート２の切欠１２を形成
した部分の内側部分とアクスルハウジング１との当接部
１６Ｂには溶接が施されており、前記当接部１６Ａのう
ちＵボルト３と干渉する部分に溶接が施されていないこ
とによる溶接強度の低下分を補償して所望の溶接強度を
得るようにしている。
部分の外側部分とアクスルハウジング１との当接部１６
Ａについて、Ｕボルト３と干渉する部分を除いた部分
は、溶接が施されている。なお、スプリングシート２と
アクスルハウジング１との接合については、制動トル
ク、駆動トルク及び制動反力、駆動反力が加わること、
及び車重、路面入力等のラジアル、アキシャル荷重が加
わること等から高い溶接強度が要求されており、この要
求に応えるため、スプリングシート２の切欠１２を形成
した部分の内側部分とアクスルハウジング１との当接部
１６Ｂには溶接が施されており、前記当接部１６Ａのう
ちＵボルト３と干渉する部分に溶接が施されていないこ
とによる溶接強度の低下分を補償して所望の溶接強度を
得るようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したア
クスルハウジングの取付構造では、高い溶接強度を確保
するため、スプリングシート２の切欠１２を形成した部
分の内側部分とアクスルハウジング１との当接部１６Ｂ
に溶接する必要があるが、当該当接部１６Ｂを溶接する
ための作業空間は狭い。このため、溶接作業性が悪く、
その分生産性が劣ったものになっている。また、高い溶
接強度を確保するため、上述したようにスプリングシー
ト２の切欠１２を形成した部分の内側部分とアクスルハ
ウジング１との当接部１６Ｂに溶接する必要があり、そ
の分、溶接個所が多くなって、さらに、生産性の低下を
招くものになる。
クスルハウジングの取付構造では、高い溶接強度を確保
するため、スプリングシート２の切欠１２を形成した部
分の内側部分とアクスルハウジング１との当接部１６Ｂ
に溶接する必要があるが、当該当接部１６Ｂを溶接する
ための作業空間は狭い。このため、溶接作業性が悪く、
その分生産性が劣ったものになっている。また、高い溶
接強度を確保するため、上述したようにスプリングシー
ト２の切欠１２を形成した部分の内側部分とアクスルハ
ウジング１との当接部１６Ｂに溶接する必要があり、そ
の分、溶接個所が多くなって、さらに、生産性の低下を
招くものになる。
【０００８】また、スプリングシート２の切欠１２がア
クスルハウジング１に接合するようになっており、スプ
リングシート２とアクスルハウジング１との接合面積が
狭く、接合部の剛性変化が急激なものとなるため、当該
接合部分に応力が集中しやすかった。また、上述した従
来技術ではＵボルト３の横ずれ防止のためにＵボルト規
制部材５を設けており、その分、部品点数が多くなり、
装置構造が複雑化を招くと共に、組付工程が多くなっ
て、その分、生産性を低下させることになる。
クスルハウジング１に接合するようになっており、スプ
リングシート２とアクスルハウジング１との接合面積が
狭く、接合部の剛性変化が急激なものとなるため、当該
接合部分に応力が集中しやすかった。また、上述した従
来技術ではＵボルト３の横ずれ防止のためにＵボルト規
制部材５を設けており、その分、部品点数が多くなり、
装置構造が複雑化を招くと共に、組付工程が多くなっ
て、その分、生産性を低下させることになる。
【０００９】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、溶接作業の簡易化を図ることができ、かつスプリン
グシートとアクスルハウジングとの接合部の応力集中を
緩和できるアクスルハウジングの取付構造を提供するこ
とを目的とする。また、本発明の他の目的は、部品点数
を少なくしてＵボルトの横ずれ防止を図ることができる
アクスルハウジングの取付構造を提供することにある。
で、溶接作業の簡易化を図ることができ、かつスプリン
グシートとアクスルハウジングとの接合部の応力集中を
緩和できるアクスルハウジングの取付構造を提供するこ
とを目的とする。また、本発明の他の目的は、部品点数
を少なくしてＵボルトの横ずれ防止を図ることができる
アクスルハウジングの取付構造を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
アクスルハウジングとリーフスプリングとの間にスプリ
ングシートを介装したアクスルハウジングの取付構造で
あって、前記スプリングシートは、リーフスプリングに
当接するシート本体と、該シート本体に互いに対面して
垂設された一対の側壁部と、該一対の側壁部に互いに離
間する方向に延設された前記アクスルハウジングを載置
する略樋状のフランジ部と、から構成したことを特徴と
する。
アクスルハウジングとリーフスプリングとの間にスプリ
ングシートを介装したアクスルハウジングの取付構造で
あって、前記スプリングシートは、リーフスプリングに
当接するシート本体と、該シート本体に互いに対面して
垂設された一対の側壁部と、該一対の側壁部に互いに離
間する方向に延設された前記アクスルハウジングを載置
する略樋状のフランジ部と、から構成したことを特徴と
する。
【００１１】請求項２記載の発明は、請求項１記載の構
成において、フランジ部の先端側部分とアクスルハウジ
ングとの当接部に溶接を施したことを特徴とする。
成において、フランジ部の先端側部分とアクスルハウジ
ングとの当接部に溶接を施したことを特徴とする。
【００１２】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の構成において、湾曲部がアクスルハウジングに巻
回され脚部の先端部が前記リーフスプリングのスプリン
グシート当接面と反対の面側に配置したロワースプリン
グシートに保持されるＵボルトを備え、該Ｕボルトをス
プリングシートの側壁部と共に挟持するようにフランジ
部に挟持用リブを形成したことを特徴とする。
記載の構成において、湾曲部がアクスルハウジングに巻
回され脚部の先端部が前記リーフスプリングのスプリン
グシート当接面と反対の面側に配置したロワースプリン
グシートに保持されるＵボルトを備え、該Ｕボルトをス
プリングシートの側壁部と共に挟持するようにフランジ
部に挟持用リブを形成したことを特徴とする。
【００１３】請求項４記載の発明は、請求項１ないし３
のいずれかに記載の構成において、フランジ部に補強用
リブを形成したことを特徴とする。請求項５記載の発明
は、請求項１ないし４のいずれかに記載の構成におい
て、スプリングシートは板金から構成したことを特徴と
する。
のいずれかに記載の構成において、フランジ部に補強用
リブを形成したことを特徴とする。請求項５記載の発明
は、請求項１ないし４のいずれかに記載の構成におい
て、スプリングシートは板金から構成したことを特徴と
する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態のア
クスルハウジングの取付構造を図１ないし図５に基づい
て説明する。なお、図６ないし図８に示す部材、部分と
同等の部材、部分については、同等の符号を用い、その
説明は、適宜省略する。図１ないし図３において、スプ
リングシート２は板金製であり、スプリングシート２の
一対の側壁部８Ａ（壁部８のうちアクスルハウジング１
と直交する一対の壁部８）に形成した山形部１１には、
互いに離間する方向に延設されたフランジ部２０が形成
されている。フランジ部２０は、前記アクスルハウジン
グ１に沿う略樋状をなしている。フランジ部２０は、そ
の内径寸法がアクスルハウジング１の外径寸法に比して
わずかに小さいものになっており、アクスルハウジング
１を略密着状態で載置し得るようになっている。
クスルハウジングの取付構造を図１ないし図５に基づい
て説明する。なお、図６ないし図８に示す部材、部分と
同等の部材、部分については、同等の符号を用い、その
説明は、適宜省略する。図１ないし図３において、スプ
リングシート２は板金製であり、スプリングシート２の
一対の側壁部８Ａ（壁部８のうちアクスルハウジング１
と直交する一対の壁部８）に形成した山形部１１には、
互いに離間する方向に延設されたフランジ部２０が形成
されている。フランジ部２０は、前記アクスルハウジン
グ１に沿う略樋状をなしている。フランジ部２０は、そ
の内径寸法がアクスルハウジング１の外径寸法に比して
わずかに小さいものになっており、アクスルハウジング
１を略密着状態で載置し得るようになっている。
【００１５】フランジ部２０における上縁側部分のそれ
ぞれには、図２、図４及び図５に示すように、フランジ
部２０の外方に突出するリブ（以下、挟持用リブとい
う。）２１が形成されている。挟持用リブ２１は、フラ
ンジ部２０における山形部１１からＵボルト３の太さ寸
法離れた部分に形成されており、山形部１１（ひいては
側壁部８Ａ）との間にＵボルト３が挟持されるようにな
っている。また、フランジ部２０における周方向の略中
央部分で、側壁部８Ａ（山形部１１）に連接する側の部
分には、フランジ部２０の外方に突出するリブ（以下、
補強用リブ２２という。）が形成されている。
ぞれには、図２、図４及び図５に示すように、フランジ
部２０の外方に突出するリブ（以下、挟持用リブとい
う。）２１が形成されている。挟持用リブ２１は、フラ
ンジ部２０における山形部１１からＵボルト３の太さ寸
法離れた部分に形成されており、山形部１１（ひいては
側壁部８Ａ）との間にＵボルト３が挟持されるようにな
っている。また、フランジ部２０における周方向の略中
央部分で、側壁部８Ａ（山形部１１）に連接する側の部
分には、フランジ部２０の外方に突出するリブ（以下、
補強用リブ２２という。）が形成されている。
【００１６】２本のＵボルト３は、湾曲部３ａをアクス
ルハウジング１に巻回させて脚部３ｂをロワースプリン
グシート４の孔４ａに挿入し、この孔４ａから突出した
脚部３ｂの先端部の雄ねじ３ｃにナット１５が螺合され
ており、アクスルハウジング１をリーフスプリング６に
結合している。この場合、Ｕボルト３は、スプリングシ
ート２の側壁部８Ａ（山形部１１）と挟持用リブ２１と
の間に脚部３ｂが挟持された状態になっており、Ｕボル
ト３が横ずれすることを防止している。フランジ部２０
の先端部とアクスルハウジング１との当接部１６Ｃは溶
接されている。
ルハウジング１に巻回させて脚部３ｂをロワースプリン
グシート４の孔４ａに挿入し、この孔４ａから突出した
脚部３ｂの先端部の雄ねじ３ｃにナット１５が螺合され
ており、アクスルハウジング１をリーフスプリング６に
結合している。この場合、Ｕボルト３は、スプリングシ
ート２の側壁部８Ａ（山形部１１）と挟持用リブ２１と
の間に脚部３ｂが挟持された状態になっており、Ｕボル
ト３が横ずれすることを防止している。フランジ部２０
の先端部とアクスルハウジング１との当接部１６Ｃは溶
接されている。
【００１７】上述したように構成されたアクスルハウジ
ングの取付構造では、スプリングシート２のフランジ部
２０にアクスルハウジング１が載置されて両者が接合す
るので、スプリングシート２とアクスルハウジング１と
の接合面積が広くなり、剛性変化が緩やかになる。この
ため、スプリングシート２とアクスルハウジング１との
接合部に応力が集中することを緩和することができる。
ングの取付構造では、スプリングシート２のフランジ部
２０にアクスルハウジング１が載置されて両者が接合す
るので、スプリングシート２とアクスルハウジング１と
の接合面積が広くなり、剛性変化が緩やかになる。この
ため、スプリングシート２とアクスルハウジング１との
接合部に応力が集中することを緩和することができる。
【００１８】また、スプリングシート２とアクスルハウ
ジング１とを溶接する部分は、フランジ部２０の先端部
とアクスルハウジング１との当接部１６Ｃであり、作業
空間を広くとることが可能であり、これにより溶接作業
性の向上を図ることができる。上述した従来技術では、
スプリングシート２の切欠１２を形成した部分の内側部
分とアクスルハウジング１との当接部１６Ｂに溶接する
ため作業空間が狭く、溶接作業性が低いものであった
が、これに比して、本実施の形態では、溶接作業性ひい
ては生産性を向上できる。
ジング１とを溶接する部分は、フランジ部２０の先端部
とアクスルハウジング１との当接部１６Ｃであり、作業
空間を広くとることが可能であり、これにより溶接作業
性の向上を図ることができる。上述した従来技術では、
スプリングシート２の切欠１２を形成した部分の内側部
分とアクスルハウジング１との当接部１６Ｂに溶接する
ため作業空間が狭く、溶接作業性が低いものであった
が、これに比して、本実施の形態では、溶接作業性ひい
ては生産性を向上できる。
【００１９】また、フランジ部２０の先端部とアクスル
ハウジング１との当接部１６Ｃの溶接は、当該当接部１
６ＣがＵボルト３の干渉を受けないことにより、その全
域を対象にして行うことができる。このため、上述した
従来技術で必要とされたスプリングシート２の切欠１２
を形成した部分の内側部分とアクスルハウジング１との
当接部１６Ｂへの溶接を行うことなく大きな溶接強度を
確保できる。このため、溶接個所が少なくなり、その分
生産性を向上できることになる。
ハウジング１との当接部１６Ｃの溶接は、当該当接部１
６ＣがＵボルト３の干渉を受けないことにより、その全
域を対象にして行うことができる。このため、上述した
従来技術で必要とされたスプリングシート２の切欠１２
を形成した部分の内側部分とアクスルハウジング１との
当接部１６Ｂへの溶接を行うことなく大きな溶接強度を
確保できる。このため、溶接個所が少なくなり、その分
生産性を向上できることになる。
【００２０】スプリングシート２の側壁部８Ａ（山形部
１１）と挟持用リブ２１との間にＵボルト３の脚部３ｂ
が挟持されており、これによりＵボルト３が横ずれする
ことが防止されている。上述した従来技術では、Ｕボル
ト３の横ずれ防止のためにＵボルト規制部材５を設けて
いたが、これに比して、本実施の形態では、別個に部品
を設けることなく、Ｕボルト３の横ずれ防止を行うの
で、部品数が少なくなって構造が簡素化し、かつ組付工
数が少なくなって生産性の向上を図ることができる。
１１）と挟持用リブ２１との間にＵボルト３の脚部３ｂ
が挟持されており、これによりＵボルト３が横ずれする
ことが防止されている。上述した従来技術では、Ｕボル
ト３の横ずれ防止のためにＵボルト規制部材５を設けて
いたが、これに比して、本実施の形態では、別個に部品
を設けることなく、Ｕボルト３の横ずれ防止を行うの
で、部品数が少なくなって構造が簡素化し、かつ組付工
数が少なくなって生産性の向上を図ることができる。
【００２１】スプリングシート２のフランジ部２０には
補強用リブ２２が形成されており、これによりフランジ
部２０ひいてはスプリングシート２の剛性を大きくする
ことができる。また、スプリングシート２は板金製であ
り、鋳造品とする場合に比して軽量化を図ることができ
る。
補強用リブ２２が形成されており、これによりフランジ
部２０ひいてはスプリングシート２の剛性を大きくする
ことができる。また、スプリングシート２は板金製であ
り、鋳造品とする場合に比して軽量化を図ることができ
る。
【００２２】
【発明の効果】請求項１記載の発明は、スプリングシー
トのフランジ部にアクスルハウジングが載置されて両者
が接合し、スプリングシートとアクスルハウジングとの
接合面積が広くなり、剛性変化が緩やかになるので、ス
プリングシートとアクスルハウジングとの接合部に応力
が集中することを緩和できる。フランジ部の先端部とア
クスルハウジングとの当接部を溶接することが可能であ
り、これにより、溶接作業空間を広くとれて溶接作業性
の向上を図ることができる。
トのフランジ部にアクスルハウジングが載置されて両者
が接合し、スプリングシートとアクスルハウジングとの
接合面積が広くなり、剛性変化が緩やかになるので、ス
プリングシートとアクスルハウジングとの接合部に応力
が集中することを緩和できる。フランジ部の先端部とア
クスルハウジングとの当接部を溶接することが可能であ
り、これにより、溶接作業空間を広くとれて溶接作業性
の向上を図ることができる。
【００２３】請求項２記載の発明は、スプリングシート
とアクスルハウジングとを溶接する部分が、フランジ部
の先端部とアクスルハウジングとの当接部であり、作業
空間を広くとれて溶接作業性の向上を図ることができ
る。また、フランジ部の先端部とアクスルハウジングと
の当接部の溶接は、当該当接部がＵボルトの干渉を受け
ないことにより、その全域を対象にして行うことができ
る。このため、大きな溶接強度の確保を、上述した従来
技術で必要とされたスプリングシートの切欠を形成した
部分の内側部分とアクスルハウジングとの当接部への溶
接を行うことなく達成でき、この分、溶接個所が少なく
なって生産性を向上できる。
とアクスルハウジングとを溶接する部分が、フランジ部
の先端部とアクスルハウジングとの当接部であり、作業
空間を広くとれて溶接作業性の向上を図ることができ
る。また、フランジ部の先端部とアクスルハウジングと
の当接部の溶接は、当該当接部がＵボルトの干渉を受け
ないことにより、その全域を対象にして行うことができ
る。このため、大きな溶接強度の確保を、上述した従来
技術で必要とされたスプリングシートの切欠を形成した
部分の内側部分とアクスルハウジングとの当接部への溶
接を行うことなく達成でき、この分、溶接個所が少なく
なって生産性を向上できる。
【００２４】請求項３記載の発明は、スプリングシート
の側壁部と挟持用リブとの間にＵボルトを挟持している
ので、Ｕボルトの横ずれを防止できる。そして、Ｕボル
トの横ずれ防止を、従来技術で必要とされたＵボルト規
制部材等の専用の部品を設けることなく果たしているの
で、その分、部品数が少なくなって構造が簡素化し、か
つ組付工数が少なくなって生産性の向上を図ることがで
きる。
の側壁部と挟持用リブとの間にＵボルトを挟持している
ので、Ｕボルトの横ずれを防止できる。そして、Ｕボル
トの横ずれ防止を、従来技術で必要とされたＵボルト規
制部材等の専用の部品を設けることなく果たしているの
で、その分、部品数が少なくなって構造が簡素化し、か
つ組付工数が少なくなって生産性の向上を図ることがで
きる。
【００２５】請求項４記載の発明は、スプリングシート
のフランジ部に補強用リブを形成しているので、フラン
ジ部ひいてはスプリングシートの剛性を大きくすること
ができる。請求項５記載の発明は、スプリングシートが
板金製であるので、鋳造品とする場合に比して軽量化を
図ることができる。
のフランジ部に補強用リブを形成しているので、フラン
ジ部ひいてはスプリングシートの剛性を大きくすること
ができる。請求項５記載の発明は、スプリングシートが
板金製であるので、鋳造品とする場合に比して軽量化を
図ることができる。
【図１】本発明の一実施の形態のアクスルハウジングの
取付構造を示す斜視図である。
取付構造を示す斜視図である。
【図２】図１のスプリングシートを示す斜視図である。
【図３】図１のアクスルハウジングの取付構造を示す正
面図である。
面図である。
【図４】図１のアクスルハウジングの取付構造を示す側
面図である。
面図である。
【図５】図１のアクスルハウジングの取付構造を示す平
面図である。
面図である。
【図６】従来の一例に用いるスプリングシート、アクス
ルハウジング及びＵボルト規制部材を示す斜視図であ
る。
ルハウジング及びＵボルト規制部材を示す斜視図であ
る。
【図７】従来のアクスルハウジングの取付構造の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図８】図６及び図７のスプリングシートを示す斜視図
である。
である。
１ アクスルハウジング ２ スプリングシート ６ リーフスプリング ７ シート本体 ８Ａ 側壁部 ２０ フランジ部
Claims (5)
- 【請求項１】 アクスルハウジングとリーフスプリング
との間にスプリングシートを介装したアクスルハウジン
グの取付構造であって、前記スプリングシートは、リー
フスプリングに当接するシート本体と、該シート本体に
互いに対面して垂設された一対の側壁部と、該一対の側
壁部に互いに離間する方向に延設された前記アクスルハ
ウジングを載置する略樋状のフランジ部と、から構成し
たことを特徴とするアクスルハウジングの取付構造。 - 【請求項２】 フランジ部の先端側部分とアクスルハウ
ジングとの当接部に溶接を施したことを特徴とする請求
項１記載のアクスルハウジングの取付構造。 - 【請求項３】 湾曲部がアクスルハウジングに巻回され
脚部の先端部が前記リーフスプリングのスプリングシー
ト当接面と反対の面側に配置したロワースプリングシー
トに保持されるＵボルトを備え、該Ｕボルトをスプリン
グシートの側壁部と共に挟持するようにフランジ部に挟
持用リブを形成したことを特徴とする請求項１または２
記載のアクスルハウジングの取付構造。 - 【請求項４】 フランジ部に補強用リブを形成したこと
を特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のアク
スルハウジングの取付構造。 - 【請求項５】 スプリングシートは板金から構成したこ
とを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載のア
クスルハウジングの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9877198A JPH11291731A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | アクスルハウジングの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9877198A JPH11291731A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | アクスルハウジングの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291731A true JPH11291731A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14228651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9877198A Pending JPH11291731A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | アクスルハウジングの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291731A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1564034A1 (en) * | 2004-02-12 | 2005-08-17 | Deere & Company | Apparatus and method for mounting a leaf spring to an axle housing |
| NL1032409C2 (nl) * | 2006-09-01 | 2008-03-04 | Weweler Nv | Verbindingsconstructie voor een wielas. |
| US8356827B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-01-22 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Support structure for axle housing of a towing tractor |
| JP2014118002A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Nissan Motor Co Ltd | アクスルハウジングの取付構造 |
| JP2016055716A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 自動車用部材 |
| WO2020047230A1 (en) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Axle spring seat attachment assembly |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9877198A patent/JPH11291731A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1564034A1 (en) * | 2004-02-12 | 2005-08-17 | Deere & Company | Apparatus and method for mounting a leaf spring to an axle housing |
| NL1032409C2 (nl) * | 2006-09-01 | 2008-03-04 | Weweler Nv | Verbindingsconstructie voor een wielas. |
| EP1894754A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-05 | Weweler Nederland N.V. | Connecting structure for a wheel axle |
| US8356827B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-01-22 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Support structure for axle housing of a towing tractor |
| DE102010043419B4 (de) * | 2009-11-05 | 2020-10-29 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Lageraufbau für ein Achsgehäuse eines Schlepptraktors |
| JP2014118002A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Nissan Motor Co Ltd | アクスルハウジングの取付構造 |
| JP2016055716A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 新日鐵住金株式会社 | 自動車用部材 |
| WO2020047230A1 (en) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Axle spring seat attachment assembly |
| CN112638669A (zh) * | 2018-08-30 | 2021-04-09 | 亨德里克森美国有限责任公司 | 轴弹簧座附接组件 |
| US11118645B2 (en) | 2018-08-30 | 2021-09-14 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Axle spring seat attachment assembly |
| AU2019327472B2 (en) * | 2018-08-30 | 2022-03-10 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Axle spring seat attachment assembly |
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