JPH11290283A - 血圧計 - Google Patents

血圧計

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Publication number
JPH11290283A
JPH11290283A JP10094274A JP9427498A JPH11290283A JP H11290283 A JPH11290283 A JP H11290283A JP 10094274 A JP10094274 A JP 10094274A JP 9427498 A JP9427498 A JP 9427498A JP H11290283 A JPH11290283 A JP H11290283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air chamber
pulsation
sphygmomanometer
pump device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10094274A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Fukushima
敏明 福島
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP10094274A priority Critical patent/JPH11290283A/ja
Publication of JPH11290283A publication Critical patent/JPH11290283A/ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脈動除去部材の追加の必要が無く、チューブ
の経路を複雑にすることなく、脈動の少ない血圧計の提
供することを目的としたものである。 【解決手段】 カフ帯に空気を送り込む小型ポンプ装
置、カフ帯にためられた空気を徐々に排気するためのス
ローリーク弁、カフ帯内の空気圧力を検出する圧力セン
サ、測定中の数値および測定結果を表示する表示パネ
ル、測定終了後にカフ帯内の空気を急速に排気するため
の電磁弁、そして、これらを制御する制御回路等より構
成される血圧計において、小型ポンプ装置を構成する回
転体の外周部には滑らかな傾斜をした凸部を有してお
り、回転体の回転によって凸部が空気室に接触摺動しな
がら吸気孔側から排気孔側に掛けて順に圧することでポ
ンプ作用を行う小型ポンプ装置を用いたことを特徴とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脈動が少ないポン
プ装置を用いた血圧計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な血圧計としては図5に示すよう
な外観を持ち、図6に示すような構成をしている。
【0003】血圧計は本体蓋79をはずしてみると、電
磁弁87、表示パネル81、制御回路93、小型ポンプ
装置91、圧力センサ89、スローリーク弁85があ
り、カフ帯83と小型ポンプ装置91、スローリーク弁
85、電磁弁87、圧力センサ89とは中空のチューブ
95で接続されている。
【0004】そして、血圧計に電源投入後、測定スイッ
チをONにすることで、小型ポンプ装置がポンプ作用を
行い、カフ帯に急速に空気を送り込みカフ帯を加圧す
る。カフ帯が設定値まで加圧されたことが圧力センサで
検出されたら小型ポンプ装置を停止し、カフ帯内の圧力
をスローリーク弁を通して空気を徐々に排出することで
減圧をしていき、減圧をしながら圧力変化を測定し、血
圧値、脈拍を測定する。測定が終了したらカフ帯内に残
っている空気を速やかに排気するために電磁弁を解放す
る。そして、表示パネルに測定結果の表示を行う。
【0005】そして、これら血圧計に用いられる小型ポ
ンプ装置としては、特許番号2551757に示される
ものがあり、これについて図7で示すと、101は小型
直流モータ、103は小型直流モータ101の出力軸で
あり、105は小型直流モータ101の出力軸面に取り
付けられたケースである。107は出力軸103に取り
付けられたカラーであり、該カラー107には出力軸1
03に対して所定角度傾斜し、且つその先端は出力軸1
03の中心軸上に存在するように駆動軸109が取り付
けられている。111は円板形に形成された駆動体であ
り、また113はダイアフラム体であり、115はダイ
アフラム体113から下方に延びて一体に形成された釣
り鐘形をしたダイアフラム部、117はその中心にある
駆動部であり、119はダイアフラム体113の中心部
から上方に延びて一体に形成された円筒形をした弁体部
である。駆動部117は駆動体111の穴に圧入され保
持されている。121は蓋体であり、蓋体121はダイ
アフラム体113を挟んでケース105に固定されてお
り、蓋体121とダイアフラム部115との空間によっ
てポンプ室123a、123bが形成される。125は
蓋体121の中心部に上方に向かって形成された弁室
部、そして127は排気口である。弁体部119は弁室
部125の内周面に接触して通路を塞ぐ様になってい
る。129は球面状の弁体で、周囲に複数の吸気孔13
1が形成されている。
【0006】以上のような小型ポンプ装置は、小型直流
モータ101が通電されて出力軸103が回転するとカ
ラー107と共に駆動軸109も回転し、これにより駆
動体111が皿回し運動をしてダイアフラム体113の
駆動部117は上下方向に振動され、ポンプ室123の
容積が周期的に変化する。駆動部117が下方に移動し
て、容積が増えるときはポンプ室123は減圧されて弁
体部119は弁室部125に密着して閉じ、反対に弁体
129が開いて吸気孔131から空気がポンプ室123
aまたは123b内に流入する。次に、駆動部117が
上方に移動して容積が減るときは、ポンプ室123aま
たは123bは増圧されて弁体129は蓋体121に密
着して閉じ、反対に弁体部119が内方に撓んだ状態と
なって弁体部119が開いて、ポンプ室123aまたは
123bの空気は排気口127から吐出されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなポンプ作用をおこなう小型ポンプ装置を用いた血圧
計においては、小型ポンプ装置がモーター1回転で各ポ
ンプ室が減圧、増圧されて吸気行程と排気行程とが交互
に繰り返されるため、排気される空気の空気圧の変動が
大きく、そのために血圧計としてカフ帯を加圧するとき
の空気の脈動が大きいという課題があった。
【0008】この事を図8によって詳細に示すと、図8
(a)は空気室123aによる排気の脈動を示し、図脈
波の最高値と最低値の差を脈動の大きさとしている。同
様に図8(b)は空気室123bによる排気の脈動を示
し、図8(c)には空気室123aと123bによる排
気の脈動をあわせたときの脈動を示したものである。こ
れらの図の脈動を示す波形1つは空気室が圧縮され初め
てから圧縮が終了した行程における空気の排気量の変位
を示している。このように空気室2個のポンプの場合モ
ーター1回転で空気室の圧縮行程が交互に2回行われ、
一方の空気室が排気時、他方の空気室は吸気を行ってい
るので、脈動は交互に生じ、脈動の大きさを示す最高値
と最低値との差は大きい。
【0009】このようなことから従来の構造のポンプ装
置を用いた血圧計においては、脈動を少なくするため
に、脈動を取り除くための空気だまりを別途設けたり、
ポンプ装置とカフ帯とをむすんでいるチューブの経路を
複雑にしたりする必要があり、ポンプ装置全体が大型化
した。
【0010】そこで本発明は、脈動除去部材の追加の必
要が無く、チューブの経路を複雑にすることなく、脈動
の少ない血圧計を提供することを目的としたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、カフ帯に空気を送り込む小型ポンプ
装置、カフ帯にためられた空気を徐々に排気するための
スローリーク弁、カフ帯内の空気圧力を検出する圧力セ
ンサ、測定中の数値および測定結果を表示する表示パネ
ル、測定終了後にカフ帯内の空気を急速に排気するため
の電磁弁、そして、これらを制御する制御回路等より構
成される血圧計において、小型ポンプ装置を構成する回
転体の外周部には滑らかな傾斜をした凸部を有してお
り、回転体の回転によって凸部が空気室に接触摺動しな
がら吸気孔側から排気孔側に掛けて順に圧することでポ
ンプ作用を行う小型ポンプ装置を用いたことを特徴とし
た。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の血圧計の構成は図5,6
の従来例で示したものとほぼ同等である。そこで、図1
の断面図において本発明の血圧計に用いられる小型ポン
プ装置を説明する。
【0013】血圧計に用いられる小型ポンプ装置の構造
はモーター1、出力軸3、モーター1の出力軸面にねじ
等で取り付けられたケース体5、ケース体5の内周面に
位置し、ゴム等の柔軟な弾性体で作られた空気室7a、
7b、出力軸3に圧入あるいは接着等で固定され、外周
部に凸部17を備えた回転体9、蓋体11とから構成さ
れており、ケース体5の外周面には吸気孔13a、13
bがあり、蓋体11側には排気孔15a、15bが設け
られていて、吸気孔13aと排気孔15aおよび吸気孔
13bと排気孔15bとは出力軸方向に対して所定の距
離を有して隔離されている。そして、排気孔15a、1
5bを通った空気は排気筒21を通り排出される。
【0014】空気室7aにおいて、吸気孔13aを塞ぐ
部分には吸気孔13aの凹部にはめ合わさる形状をした
栓部23aが設けられている。これは各空気室に各々設
けられており、空気室7bには栓部23bが設けられて
いる。また、空気室7aと7bとは十分な剛性を持った
連通部19でつながっている。
【0015】このような構成を有する小型ポンプ装置の
吸気、排気の行程を図2の展開図および図2(b)の断
面AAを示した図3を用いて説明する。
【0016】図2(a)〜(f)には、空気室7aと回
転体の凸部17との位置関係を表しており、回転体が回
転するに従い凸部17は(a)から(f)に順次移動し
ていき、(f)は(a)と同じ状態を表しているので回
転体が丁度1回転した状態である。
【0017】図2(a)においては、凸部17が空気室
7aの吸気孔13a近くに位置しており、凸部17の排
気孔15a側は空気室に十分なスペースがあるため多く
の空気がためられている。回転体が回転し凸部17が図
2(b)の位置に移動すると、凸部17より排気孔15
a側の空気は圧縮されるため排気孔15aより排気され
ていく。この時空気室7aは吸気孔13a側と排気孔1
5a側とに凸部17で分割されているので空気の行き来
は生じない。これを図3を用いると、凸部17によって
空気室が左右に2分割されて、左側の吸気孔側空気室3
9は空気が減圧されている状態であり、凸部17の右側
の排気孔側空気室37は空気が加圧されている状態であ
る。そして、回転体の回転と共に吸気孔側空気室39は
徐々に空気室のスペースが広がっていく。
【0018】図2(c)では更に回転体が回転し、凸部
17が排気孔15a側に移動し、空気を排気していく。
この時、図1のように空気室7aともう一つの空気室7
bとは吸気孔13a側に連通部19によってつながれて
おり、空気室7bの吸気孔13bを塞ぐ位置に凸部17
がきて空気室を圧縮するとき、連通部19によって空気
室7aの吸気孔13a側の空気室は延ばし拡げられ、強
制的に空気を流入させることができる。このように排気
孔側においては排気を行いながら、凸部を隔てた吸気孔
側においては吸気する事ができる。更に、モーターの回
転が高速になったとしても吸気排気行程が規則正しく行
うことができる
【0019】そして、空気室の吸気孔側近くには吸気孔
の凹部にはめあわさる形状を持った凸状の栓部23bを
設けており、このことによって、吸気孔からの空気の漏
れを防ぐことができ、従って良好な吐出性能を得ること
ができる。
【0020】図2(d)においては凸部17が排気孔1
5a近くにあり、排気をほぼ終了した状態である。この
とき凸部17の吸気孔側には十分な空気が吸気されてい
る。
【0021】更に回転体が回転して凸部17が移動した
図が図2(e)であり、排気孔15aを凸部17が塞い
でいる。このとき吸気孔13a側も回転体の凸部17が
吸気孔13aを塞いでいる。このことによって排気孔1
5aと空気室7aとがつながって排気され始めたときに
吸気孔13aは塞がれている状態が必ずできることで吸
気孔側と排気孔側との空気の行き来が無く、逆流も生じ
ないため効率よく空気を排気する事ができる。
【0022】そして、モーターが1回転すると、図2
(f)となり、これは図2(a)と同様である。
【0023】図4には本発明の小型ポンプ装置を求めた
血圧計の脈動を示してある。図4(a)は空気室7aに
よる排気の脈動であり、図4(b)は空気室7bによる
排気の脈動であり、そして、図4(c)は空気室7aと
空気室7bによる排気の脈動を合わせたものである。空
気室7aの脈動と空気室7bの脈動とはモーター半回転
分ずれている。本発明においては空気室は2個である
が、空気室ごとに排気をしながら吸気できるため一回の
排気が終了したと同時に次の排気を行うことができるこ
とと、一方の空気室が排気をしている間に他方の空気室
も排気行程にあるため、脈波の最高値と最低値との差で
表す脈動の大きさである脈動は従来の小型ポンプ装置を
用いた血圧計と比較して約4割程度に押さえることがで
きる。
【0024】なお、本実施例における血圧計の小型ポン
プ装置では、空気室個数は2個の例を示したが、空気室
は何個でも脈動低減の効果が得られる。
【0025】また、血圧計の構成としては、小型ポンプ
装置が用いられたものであれば、他の部品の構成が図
5、6の通りでなくても構わず、例えば、スローリーク
弁と強制排気のための電磁弁とが一体となった電磁スロ
ーリークバルブが用いられたものでも本発明の目的が十
分に達せられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における血
圧計は、用いられる小型ポンプ装置が回転体の外周部に
滑らかな傾斜をした凸部を有しており、空気室とは回転
体の凸部によって接触しており、凸部が空気室を吸気孔
から排気孔にかけて順に圧することによって、排気孔か
ら空気を排気し、血圧計のカフに所定量の空気を送り込
むことを特徴としているため、脈動の少ない血圧計を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血圧計に用いられる小型ポンプ装置の
断面図である。
【図2】本発明の血圧計に用いられる小型ポンプ装置の
空気室と回転体凸部の展開図である。
【図3】本発明の血圧計に用いられる小型ポンプ装置の
図2(b)における断面AAである。
【図4】本発明の血圧計に用いられる小型ポンプ装置の
脈動を示す図である。
【図5】血圧計の分解外観図である。
【図6】血圧計の構成図である。
【図7】従来の小型ポンプ装置の断面図である。
【図8】従来の小型ポンプ装置の脈動を示す図である。
【符号の説明】
1 モーター 3 出力軸 5 ケース体 7a、7b 空気室 9 回転体 11 蓋体 13a、13b 吸気孔 15a、15b 排気孔 17 凸部 19 連通部 21 排気筒 23a、23b 栓部 81 表示パネル 83 カフ帯 85 スローリーク弁 87 電磁弁 89 圧力センサ 91 小型ポンプ装置 93 制御回路 95 チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カフ帯に空気を送り込む小型ポンプ装
    置、カフ帯にためられた空気を徐々に排気するためのス
    ローリーク弁、カフ帯内の空気圧力を検出する圧力セン
    サ、測定中の数値および測定結果を表示する表示パネ
    ル、測定終了後にカフ帯内の空気を急速に排気するため
    の電磁弁、これらを制御する制御回路等より構成される
    血圧計において、前記小型ポンプ装置は回転体の外周部
    に滑らかな傾斜をした凸部を有しており、回転体の回転
    によって凸部が空気室に接触摺動しながら吸気孔側から
    排気孔側にかけて順に圧することを特徴とする血圧計。
JP10094274A 1998-04-07 1998-04-07 血圧計 Pending JPH11290283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10094274A JPH11290283A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 血圧計

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10094274A JPH11290283A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 血圧計

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JPH11290283A true JPH11290283A (ja) 1999-10-26

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ID=14105695

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JP10094274A Pending JPH11290283A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 血圧計

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