JPH11289574A

JPH11289574A - 移動***置監視装置および記録媒体

Info

Publication number: JPH11289574A
Application number: JP10092036A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Iwata; 浩志岩田; Yasushi Shirata; 靖白田; Masayoshi Okamoto; 正善岡本
Original assignee: Fujitsu Social Science Labs Ltd
Current assignee: Fujitsu Social Science Labs Ltd
Priority date: 1998-04-03
Filing date: 1998-04-03
Publication date: 1999-10-19

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、移動体の位置を監視する移動***
置監視装置および記録媒体に関し、端末機から情報を受
信した基地局のＩＤと当該基地局の通信可能距離をもと
に位置情報を求め、この位置情報をもとに監視条件を満
たしたときに通知方法に従って自動的に通知したり制御
を行ったりすることを目的とする。【解決手段】端末機よりの情報を基地局が受信したと
きの当該端末機の端末ＩＤと基地局の基地局ＩＤを付与
して送信されてきた情報を受信する手段と、受信した１
つあるいは複数の端末ＩＤ、基地局ＩＤおよび基地局Ｉ
Ｄの通信可能範囲をもとに端末機の領域を判定する手段
と、判定した端末機の領域をもとに予め登録した条件に
一致したときに登録されている通知方法に従って通知す
る手段とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の位置を監
視する移動***置監視装置および記録媒体に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＰＨＳなどの端末機を携帯した人
あるいは端末機を取り付けた移動体（車などの移動体）
が現在どの基地局との交信ゾーンにあるかの通知をセン
タで受信し、当該基地局の交信ゾーンを地図上に例えば
円形に描いてその交信ゾーン内に居ることをパネル上に
表示して監視することが行われている。

【０００３】また、移動体の持つ端末機がある基地局の
サービスエリア（交信ゾーン）内に入ったときに当該移
動体に通知するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来は、上述したよう
に端末機が現在どの基地局の交信ゾーンに居るかを監視
し、監視員がそれを見て判断するに過ぎず、交信ゾーン
内のいずれの位置にいるかなどを判定し難いと共に、監
視条件や通知方法を指定して自動的に通報や警報を発し
たり制御を行ったりし難いという問題があった。

【０００５】また、移動体を持つ端末機が所定の基地局
のサービスエリアに入ったときにその旨の通知を受ける
のみでは、特定の基地局のＩＤを調べて監視センタにそ
のＩＤを登録し、当該ＩＤの基地局に入ったときに当該
端末機に通知を受けるようにする必要があり、全国の基
地局（例えば全国のＰＨＳのＣＳ）の全てのＩＤを調べ
る必要があり、現状ではＰＨＳの利用者はこのＩＤを調
べることが不可能であるという問題があった。このた
め、各基地局（例えばＰＨＳのＣＳ）のＩＤを知らなく
ても、全国地図上の位置や市町村や市街局番などの位置
情報（領域情報）を指定し、端末機から情報を受信した
基地局よりその位置情報を取得して指定された領域に入
ったり出たりしたことを判定することが望まれている。

【０００６】本発明は、これらの問題を解決するため、
端末機から情報を受信した基地局のＩＤと当該基地局の
通信可能距離をもとに位置情報を求め、この位置情報を
もとに監視条件を満たしたときに通知方法に従って自動
的に通知したり制御を行ったりすることを目的としてい
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】図１を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図１において、基地局１
１は、端末機１との間で無線でデータの送受信を行うと
共に、当該端末機１の端末ＩＤ（例えば電話番号など）
をセンタ２に通知したりなどするものである。

【０００８】センタ２は、複数の基地局１１の間の情報
を送受信を行うものであって、ここでは、基地局１１か
らの端末機１の端末ＩＤ、基地局１１の位置情報および
通信可能領域などを蓄積したり、端末機１の位置情報を
監視センタ３に送信したりなどするものである。

【０００９】監視センタ３は、移動体に取り付けた端末
機１の位置を監視するものであって、判定手段３２およ
び通知手段３３などから構成されるものである。判定手
段３２は、端末機１の位置情報（端末ＩＤ、基地局位
置、通信可能領域などの位置に関する情報）をもとに位
置を判定するものである。

【００１０】通知手段３３は、判定手段３２によって判
定された位置情報をもとに指定された条件に合致すると
きに指定された通知条件に従い通知したり装置５を制御
したりなどするものである。

【００１１】次に、動作を説明する。基地局１１が端末
機１よりの情報を受信してこれをセンタ２に通知し、通
知を受けたセンタ２を構成する位置取得手段２１が端末
機の端末ＩＤ、基地局の基地局ＩＤ、および通信可能範
囲を取得し判定手段がそれをもとに端末機１の領域を判
定し、通知手段３３が判定した端末機１の領域をもとに
予め登録した条件に一致したときに登録されている通知
方法に従って通知するようにしている。

【００１２】この際、端末機１から情報を受信した基地
局１１の位置および当該位置を中心に通信可能範囲で決
まる外周と、登録した条件の領域の中心およびその外周
とをもとに、指定されたレベルに従い範囲内あるいは範
囲外と判定するようにしている。

【００１３】また、条件として中心とその外周の指定、
およびレベルを指定すると共に、通知方法として条件を
満たしたときの通知の方法を指定するようにしている。
また、２つの端末機１から情報を受信したそれぞれの基
地局１１の位置および通信可能範囲に対応する外周の２
組をもとに、指定されたレベルに従い範囲内あるいは範
囲外と判定するようにしている。

【００１４】また、範囲内あるいは範囲外と判定するレ
ベルとして、中心の位置とその外周をもとに、レベル１
（非常に近い）、レベル２（近い）、レベル３（遠
い）、レベル４（非常に遠い）と分けるようにしてい
る。

【００１５】また、条件で指定された監視領域内に監視
対象の端末機１の総数を集計し、通知方法で指定された
方法で通知するようにしている。また、条件で指定され
た監視領域に監視対象の端末機１が入ったときあるいは
出たときに、通知方法で指定された制御を行うようにし
ている。

【００１６】また、制御として、ホームの各種装置の電
源をＯＮ／ＯＦＦを制御するようにしている。また、制
御として、信号を制御するようにしている。

【００１７】従って、端末機１から情報を受信した基地
局１１のＩＤと当該基地局１１の通信可能距離をもとに
位置情報を求め、この位置情報をもとに地図上などで指
定した対象領域に入るあるいは出るという監視条件を満
たしたときに通知方法に従って通知することにより、Ｐ
ＨＳなどの端末機１からの端末ＩＤおよび基地局の通信
可能範囲をもとに指定された条件に合致したときに指定
された通知方法に従った通知／各種制御を簡易に実現す
ることが可能となる。

【００１８】

【発明の実施の形態】次に、図１から図１３を用いて本
発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。

【００１９】図１は、本発明のシステム構成図を示す。
図１において、端末機１は、ＰＨＳなどの携帯用の端末
機であって、移動体である例えば自動車に取り付けて無
線でデータ（音声、画像、コードデータなどのデータ）
を基地局１１を介して他の端末機１などとの間で送受信
するものである。

【００２０】基地局１１は、複数の端末機１と間で無線
でデータの送受信を行うと共に、送受信したデータをセ
ンタ２に中継したりするものであって、ここでは、端末
機１からの端末ＩＤに自己のＣＳＩＤを付加してセンタ
２に送信したりなどするものである。

【００２１】センタ２は、複数の基地局１１の間のデー
タの中継・統括制御を行うものであって、ここでは、位
置取得手段２１などから構成されるものである。位置取
得手段２１は、基地局１１から通知された端末ＩＤおよ
び基地局のＩＤをもとに、座標データベース２２を参照
して端末機１の位置情報（ＣＳの中心座標および通信可
能範囲などの位置情報）を求めるものである。

【００２２】監視センタ３は、センタ２から取り込んだ
端末機１の位置情報をもとに通知条件ＤＢ３９を参照し
て条件に合致した場合（例えば端末機１の位置情報をも
とに、指定された監視領域に端末機１が入った場合）
に、通知条件に従い通知／制御するものであって、入力
手段３１、判定手段３２および通知手段３３などから構
成されるものである。

【００２３】入力手段３１は、センタ２から端末機１の
位置情報（端末機１の端末ＩＤ、基地局２の位置（座
標）、基地局１１の通信可能領域などの位置情報）を取
り込むものである。

【００２４】判定手段３２は、入力手段３１によって取
り込んだ情報（端末機１の端末ＩＤ、基地局２の位置
（座標）、基地局１１の通信可能領域などの位置情報）
をもとに端末機１の位置情報を判定するものである。

【００２５】通知手段３３は、判定手段３２によって判
定された端末機１の位置情報をもとに指定された条件に
合致したときに指定された通知条件に従い通知４を行っ
たり装置５の制御を行ったりなどするものである。

【００２６】ＤＢ３４は、利用者から指定された位置を
算出するためのものであって、住所に対応づけて位置を
登録した住所ＤＢ３５、地図に対応づけて位置を登録し
たデジタル地図３６、電話番号に対応づけて位置を登録
した電話番号ＤＢ３７、および郵便番号に対応づけて位
置を登録した郵便番号ＤＢ３８などから構成されるもの
である。

【００２７】通知情報ＤＢ３９は、利用者から指定され
た監視対象の対象領域および通知条件からなる通知情報
を予め登録したものである（図３の（ａ）参照）。通知
４は、端末機１の位置が指定された条件に合致したとき
に通知方法で指定された音声や文字で人あるいは会社の
運送部門などに通知（例えば端末機１の現状の位置や、
特定区間に入ったなどの通知）である。

【００２８】装置５は、端末機１の位置が指定された条
件に合致したときに通知方法で指定されたデータを通知
して各種制御を行う対象の装置であって、例えばホーム
セキュリティ装置５１、信号機５２などの装置である。

【００２９】ホームセキュリティ装置５１は、ホームの
各種制御を行う装置であって、例えば自宅を含む指定し
た範囲の領域に端末機１が入ったときに冷房や暖房をＯ
Ｎに制御したりなどするものである。

【００３０】信号機５２は、端末機１を取り付けた緊急
車両である自動車が当該信号機５１の区間に入ったとき
に赤に切換制御し、当該端末機１を取り付けた自動車で
ある緊急車両のみがスムーズに運行できるように制御す
るためのものである。

【００３１】次に、図２のフローチャートの順番に従
い、条件および通知条件を設定する手順を詳細に説明す
る。図２は、本発明のフローチャート（設定）を示す。

【００３２】図２において、Ｓ１は、地図表示する。Ｓ
２は、対象領域の指定を行う。これらＳ１、Ｓ２は、端
末機１を取り付けた移動体の対象領域（位置）の指定を
右側に記載した下記のいずれかの１つあるいは複数を使
って設定する。

【００３３】・移動体の位置を地図上の座標などで設定・図形を書いて対象領域を設定・郵便番号で対象領域を設定・住所（県、市区町村、町大字、町丁目、番地）で対象
領域を設定・電話番号（例えば０４４−７３９などの市外局番）で
対象領域を設定・点と半径で対象領域を設定・その他の方法で対象領域を設定Ｓ３は、通知条件（条件と通知方法）の指定を行う。こ
れは、図示の下記のように条件と通知方法の指定を行
う。

【００３４】・条件：・状態：・中→中（Ｓ２で指定された対象領域中から対象領域中
に移動を表す）・中→外（Ｓ２で指定された対象領域中から対象領域外
に移動を表す）・外→中（Ｓ２で指定された対象領外から対象領域中に
移動を表す）・外→外（Ｓ２で指定された対象領外から対象領域外に
移動を表す）・対象物：人など・対象時間：・通知方法：・画面に表示して通知・ＴＥＬ（電話）で発呼して通知・メール（電子メール）を送付して通知・機械の制御を行う（例えば端末機を取り付けた自動車
の入った区域の信号を赤にする制御を行う）。

【００３５】・プログラムの起動・連携を行う・その他：Ｓ４は、通知情報（対象領域と通知条件）の保存を行
う。これは、Ｓ２およびＳ３で設定された対象領域およ
び通知条件を併せて通知情報として、後述する図３の
（ａ）の通知情報ＤＢに示すように登録する。

【００３６】以上によって、端末機１を取り付けた移動
体が対象領域との関係で、条件に合致したときに指定さ
れた通知方法で通知あるいは制御を行うように登録され
たこととなる。

【００３７】図３は、本発明のＤＢ例を示す。図３の
（ａ）は、通知情報ＤＢ例を示す。これは、既述した図
２のフローチャートに従い登録された通知情報ＤＢの例
を模式的に示したものであって、ＳＥＱ（シーケンス番
号）に対応づけて対象領域（図２のＳ２で指定）と通知
条件（図２のＳ３で指定）を登録したものである。これ
により、端末機１を取り付けた移動体が、対象領域との
関係で、通知条件中の条件に合致したときに通知条件中
の通知方法に従い通知／制御することが可能となる。

【００３８】図３の（ｂ）は、座標ＤＢ例を示す。これ
は、既述した図１のセンタ２の位置取得手段２１がＣＳ
ＩＤ（基地局のＩＤ）をキーに当該基地局の座標と、ア
ンテナ種別（送信電力の大きさに対応したアンテナ種別
であって、通信可能距離に対応するもの）を登録したも
のである。

【００３９】図３の（ｃ）は、アンテナＤＢ例を示す。
これは、図３の（ｂ）のアンテナ種別に対応づけて通信
可能距離を登録したものである。従って、図３の（ｂ）
で端末機１から端末ＩＤを基地局１１経由して受信した
センタ２の位置取得手段２１が当該基地局１１のＣＳＩ
Ｄをキーに座標ＤＢを検索して当該基地局の位置の座標
と、アンテナ種別を取り出し、このアンテナ種別につい
ては更に図３の（ｃ）のアンテナＤＢを参照して通信可
能距離を取り出し、結果として、基地局１１によって端
末機１からの情報を受信されると、当該端末機１の位置
情報として、当該基地局１１の位置（座標）と通信可能
距離とが求められ、この位置情報で決まる範囲内に端末
機１が現在は存在すると変換することが可能となる。こ
の変換した後の位置（基地局１１の位置（座標）と通信
可能距離からなる位置情報）を、監視センタ３が取り出
して、予め監視依頼を受けたときに通知情報ＤＢ３９に
登録した通知情報中の条件に合致したときに通知情報中
の通知方法に従い通知／制御することが可能となる。

【００４０】次に、図４のフローチャートの順番に従
い、図１の構成のもとで移動体に取り付けた端末機１の
位置情報を取得するときの手順を詳細に説明する。図４
は、本発明の動作説明フローチャート（位置取得）を示
す。

【００４１】図４において、Ｓ１１は、位置監視センタ
（監視センタ３）が位置情報の要求をセンタ２に通知す
る。Ｓ１２は、センタ２がＣＳ（基地局１１）を介して
ＰＨＳ（端末機１）に放送を行う。

【００４２】Ｓ１３は、Ｓ１２の放送を受信したＰＨＳ
が発呼（自己の電話番号をパケットに付与して基地局１
１に発呼）する。Ｓ１４は、ＣＳがＰＨＳからのパケッ
ト（ＰＨＳの電話番号）に更にＣＳＩＤ（基地局１１の
ＩＤ）を付加してセンタ２に送信する。

【００４３】Ｓ１５は、センタ２が受信した情報に更
に、＋位置情報＋時刻＋通信可能距離を付加する。Ｓ１
６は、Ｓ１５の情報をＤＢに登録する。これにより、下
記が登録されることとなる。

【００４４】・ＰＨＳのＩＤ（電話番号）・ＣＳＩＤ・位置情報（ＣＳの地図上の位置座標）・時刻・通信可能距離（例えばＣＳを中心に通信可能距離）・その他Ｓ１７は、位置監視センタ（監視センタ３）がセンタ２
にデータ要求を行う。

【００４５】Ｓ１８は、Ｓ１７のデータ要求を受けたセ
ンタ２がＤＢから情報を取得する。Ｓ１９は、位置監視
センタがセンタ２からデータを取得する。Ｓ２０は、Ｓ
１９で取得したデータ（端末機１のデータ）と、既述し
た図３の通知情報とをもとに、例えば領域内に入ったこ
とを通知する。

【００４６】以上によって、ＰＨＳ（端末機１）を取り
付けた移動体の位置を取得できることとなる。そして、
取得した位置をもとに既述した図３の通知情報を参照し
て、例えば領域に入ったことを通知することが可能とな
る。

【００４７】図５は、本発明の動作説明フローチャート
（位置）を示す。図５の（ａ）は、位置の管理のフロー
チャートを示す。図５の（ａ）において、Ｓ２１は、イ
ベントを待つ。

【００４８】Ｓ２２は、位置の登録というイベントがあ
った場合には、位置の登録を行う。Ｓ２３は、位置の修
正というイベントがあった場合には、位置の修正を行
う。Ｓ２４は、位置の削除というイベントがあった場合
には、位置の削除を行う。

【００４９】Ｓ２５は、位置変化監視というイベントが
あった場合には、位置の変化を調べる。以下に位置の登
録、修正、削除、位置変化監視について、図５の
（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）の各フローチャートを
用いて詳細にそれぞれ説明する。

【００５０】図５の（ｂ）は、位置の登録フローチャー
トを示す。図５の（ｂ）において、Ｓ３１は、位置の編
集を行う。Ｓ３２は、位置情報の保存を行う。これらＳ
３１、Ｓ３２は、既述した図４のフローチャートに従い
端末機１から取得した位置を位置情報として保存する。

【００５１】以上によって、端末機１を取り付けた移動
体の位置をＤＢに登録することが可能となる。図５の
（ｃ）は、位置の修正フローチャートを示す。

【００５２】図５の（ｃ）において、Ｓ４１は、位置の
取得を行う。Ｓ４２は、位置の編集（修正）を行う。Ｓ
４３は、位置情報の保存を行う。これらＳ４１ないしＳ
４３は、既述した図４のフローチャートに従い端末機１
から取得した位置で位置情報を修正して保存する。

【００５３】以上によって、端末機１を取り付けた移動
体の位置でＤＢの位置情報を修正することが可能とな
る。図５の（ｄ）は、位置情報の削除フローチャートを
示す。

【００５４】図５の（ｄ）において、Ｓ４１は、位置の
削除を行う。これは、位置情報ＤＢから指定された位置
情報を削除する。以上によって、不要なＤＢ中の位置情
報を削除することが可能となる。

【００５５】図５の（ｅ）は、位置の変化監視フローチ
ャートを示す。図５の（ｅ）において、Ｓ５５は、ポー
リングにより位置情報を取得する。Ｓ５６は、位置の通
知を行う。これらＳ５５、Ｓ５６によって、移動体に取
り付けた端末機１にポーリング（放送）してその応答を
もとに既述した図４のフローチャートに従い、端末機１
の位置を取得し、既述した図５の（ａ）のＳ２１のイベ
ント（端末機１を取り付けた移動体の位置の取得という
イベント）が発生することとなる。

【００５６】図６は、本発明の動作説明フローチャート
（通知）を示す。図６において、Ｓ６１は、通知条件を
取り込む。これは、既述した図３の（ａ）の通知情報Ｄ
Ｂ中の該当するエントリの通知情報中の通知条件を取り
込む。

【００５７】Ｓ６２は、対象の人か判別する。これは、
Ｓ６１で取り込んだ通知条件中の対象物（人）か判別す
る。ＹＥＳの場合には、Ｓ６３に進む。ＮＯの場合に
は、終了する。

【００５８】Ｓ６３は、対象時間内か判別する。これ
は、Ｓ６１で取り込んだ通知条件中の対象時間内か判別
する。ＹＥＳの場合には、Ｓ６４に進む。ＮＯの場合に
は、終了する。

【００５９】Ｓ６４は、通知方法に従って、通知する。
これは、Ｓ６１で取り込んだ通知条件中の通知方法に従
い、通知（画面表示、電話で通知、電子メールで通知）
あるいは機械の制御やプログラムの起動を行う。

【００６０】以上によって、端末機１を取り付けた移動
体が対象領域との関係で通知条件中の条件で指定された
状態であり、通知条件中の条件で指定された対象の人で
ありかつ対象時間内のときに通知条件中の通知方法に従
って通知することが可能となる。

【００６１】図７は、本発明の動作説明フローチャート
（通知）を示す。図７の（ａ）において、Ｓ７１は、保
存した前回と今回の位置をペアとする。これは、端末機
１を取り付けた移動体の位置について、前回の保存した
位置と、今回の位置とをペアにする。

【００６２】Ｓ７２は、条件のペアと比較する。これ
は、Ｓ７１のペア（前回と今回の位置のペア）について
（例えば図７の（ｂ−２）と（ｂ−３）のペアについ
て）、通知条件（例えば図７の（ｂ−１））中の図示し
ない図２のＳ３の状態（中→中、中→外、外→中、外→
外のいずれかの状態）で指定されたペア（中→中、中→
外、外→中、外→外のいずれかのペア）とが一致するか
判別する。ＹＥＳ（条件に一致）の場合には、Ｓ７４で
位置を出力（通知条件に従い通知）し、Ｓ７５に進む。
一方、ＮＯ（条件に不一致）の場合には、Ｓ７５に進
む。

【００６３】Ｓ７５は、今回の位置を更新する。Ｓ７６
は、同一領域内の監視対象（端末機１を取り付けた移動
体）の集計および所定数以上／以下の時に通知（通知条
件に従って通知）する。

【００６４】以上によって、前回の位置と今回の位置を
もとに図３の（ａ）の通知情報中の対象領域と比較して
状態（中→中、中→外、外→中、外→外のいずれかの状
態）を求め、求めた状態が通知条件で指定された状態と
一致したときに今回の位置を通知条件に従い通知すると
共に、同一領域内の監視対象（端末機１を取り付けた移
動体）の総数の集計すると共に、所定数以上／以下の旨
の通知を行うことが可能となる。

【００６５】図８は、本発明の動作説明フローチャート
（通知）を示す。図８において、Ｓ８１は、現在の指定
されたＡとＢの位置をペアとする。これは、端末機１を
取り付けた移動体Ａと移動体Ｂの現在のそれぞれの位置
のペアを作成する。

【００６６】Ｓ８２は、条件のペアと比較する。これ
は、Ｓ８１のペア（移動体Ａの位置と移動体Ｂの位置と
のペア）について（例えば図７の（ｂ−２）と（ｂ−
３）のペアについて）、移動体Ａと移動体Ｂのそれぞれ
の通知条件（例えば図７の（ｂ−１））のペアとが一致
するか判別する。ＹＥＳ（条件に一致）の場合には、移
動体Ａと移動体Ｂとが指定された状態（中→中、中→
外、外→中、外→外のいずれかの状態）に合致したと判
明したので、Ｓ８４で位置を出力（通知条件に従い通
知）し、Ｓ８５に進む。一方、ＮＯ（条件に不一致）の
場合には、Ｓ８５に進む。

【００６７】Ｓ８５は、今回の位置を更新する。Ｓ８６
は、同一領域内の監視対象（端末機１を取り付けた移動
体）の集計および所定数以上／以下の時に通知（通知条
件に従って通知）する。

【００６８】以上によって、移動体Ａの位置と移動体Ｂ
の位置をもとに図３の通知情報中の対象領域と比較して
状態（中→中、中→外、外→中、外→外のいずれかの状
態）を求め、求めた状態が通知条件で指定された移動体
Ａと移動体Ｂとの状態と一致したときに今回の位置を通
知条件に従い通知すると共に、同一領域内の監視対象
（端末機１を取り付けた移動体）の総数の集計すると共
に、所定数以上／以下の旨の通知を行うことが可能とな
る。

【００６９】図９は、本発明の動作説明フローチャート
（レベル分け）を示す。これは、ＣＳ（基地局）の位置
（中心位置）およびその通信可能領域と、対象領域とか
らレベル１（非常に近い）、レベル２（近い）、レベル
３（遠い）、レベル４（非常に遠い）にレベル分けする
ときのフローチャートを示す。

【００７０】図９において、Ｓ９１は、ＣＳの中心から
一番離れた位置（通話可能距離の一番離れた位置）を求
める。Ｓ９２は、Ｓ９１で求めた位置が対象領域の範囲
内か判別する。ＹＥＳの場合（後述する図１０の（ａ）
と（ｂ）の場合）には、Ｓ９３でレベル１（必ず含まれ
る、非常に近い）と決定する。ＮＯの場合には、Ｓ９４
に進む。

【００７１】Ｓ９４は、ＣＳの中心が対象領域の範囲内
にあるか判別する。ＹＥＳの場合（後述する図１０の
（ｃ）と（ｄ）の場合）には、Ｓ９５でレベル２（最大
が外で、中心が内、近い）と決定する。ＮＯの場合に
は、Ｓ９６に進む。

【００７２】Ｓ９６は、ＣＳの中心から一番近い対象領
域の位置がＣＳの範囲内か判別する。ＹＥＳの場合（後
述する図１０の（ｅ）の場合）には、Ｓ９７でレベル３
（最大が外で、最小が内、遠い）と決定する。ＮＯの場
合（後述する図１０の（ｆ）の場合）には、Ｓ９８でレ
ベル４（中心も外で、一番近い位置を外、非常に遠い）
と決定する。

【００７３】以上によって、ＣＳの中心および通信可能
範囲と、指定された対象領域とをもとに、後述する図１
０の（ａ）ないし（ｆ）に模式的に示すようにレベル
１、２、３、４のいずれかにレベル分けすることが可能
となる。

【００７４】図１０は、本発明の動作説明図（レベル分
け）を示す。ここで、実線はＣＳ（基地局１１）の中心
および通信可能距離から決まる範囲を表し、点線は指定
された対象領域を表す。黒丸は、それぞれの中心位置を
表す。

【００７５】図１０の（ａ）は、レベル１−１で対象領
域の範囲内にＣＳの範囲が完全に含まれる場合を示す。
図１０の（ｂ）は、レベル１−２で対象領域の範囲とＣ
Ｓの範囲とが一致する場合を示す。

【００７６】図１０の（ｃ）は、レベル２−１で両者の
中心が両者の重なる部分にある場合を示す。図１０の
（ｄ）は、レベル２−２で対象領域がＣＳの範囲内に含
まれる場合を示す。

【００７７】図１０の（ｅ）は、レベル３で両者の最大
が外、最小が内の場合を示す。図１０の（ｆ）は、レベ
ル４で最小が外の場合を示す。尚、ＣＳ（基地局１１）
と指定された対象領域とのレベル分けについて説明した
が、同様に、対象領域と対象領域とについてもレベル分
けできる。また、これらレベル１、２、３、４のうちの
指定されたレベルを使用して端末機１の位置情報が複数
の対象領域との間で範囲内あるいは範囲外と判定する場
合などにはそれぞれの範囲内あるいは範囲外を求め、指
定されたＯＲ論理あるいはＡＮＤ論理によって全体の結
果を求めるようにする。

【００７８】図１１は、本発明の動作説明図（領域判
定）を示す。図１１の（ａ）は、フローチャートを示
す。図１１の（ａ）において、Ｓ１０１は、位置情報の
取得を行う。これは、既述した図４のフローチャートに
従い、端末機１を取り付けた移動体の位置を、ＤＢから
取得する。

【００７９】Ｓ１０２は、変化した位置が対象領域の内
か外か調べる。Ｓ１０３は、一致か判別する。これは、
Ｓ１０２で調べた結果が、通知条件中の指定された状態
（中→中、中→外、外→中、外→外のいずれかの指定さ
れた状態）に一致か判別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１
０５で位置を通知方法で通知し、Ｓ１０４に進む。ＮＯ
の場合には、状態に一致しなかったので、Ｓ１０４に進
む。

【００８０】Ｓ１０４は、まだ位置情報があるか判別す
る。ＹＥＳの場合には、Ｓ１０１に戻り繰り返す。ＮＯ
の場合には、終了する。以上によって、端末機１を取り
付けた移動体から取得した位置が、通知条件中の状態
（中→中、中→外、外→中、外→外のいずれかの状態）
に一致したときに通知方法に従って通知することが可能
となる。

【００８１】図１１の（ｂ）は、矩形の位置関係判定
例を示す。黒丸が中心位置を表し、矩形が地図上の対象
領域を表す。このときに黒丸の中心位置が、矩形の対象
領域に含まれるか否かは、公知の領域判定によって容易
に区別できる（ｘ１＜ｘ３＜ｘ２、かつｙ１＜ｙ３＜ｙ
２のときに中心位置（ｘ３，ｙ３）が矩形の対象領域内
と判定できる）。

【００８２】図１１の（ｃ）は、円の位置関係判定例を
示す。この場合も同様に、黒丸の中心位置が円内に含ま
れるか否かは公知の領域判定によって容易に区別でき
る。図１２は、本発明の動作説明フローチャート（ホー
ムセキュリティ）を示す。

【００８３】図１２において、Ｓ１１１は、ホームセキ
ュリティ条件の指定を行う。これは、右側に記載した下
記の条件の指定を行う。・条件：・時間：１９：００以降・領域：自宅付近に来たら・処理内容：空調を入れる・その他：Ｓ１１２は、監視システム（監視センタ３）に送信す
る。

【００８４】Ｓ１１３は、監視システムで条件判定し通
知する。これは、監視システムで、Ｓ１１１で指定した
ＰＨＳ（端末機１）を取り付けた自動車あるいは持参し
た利用者の位置を取得し、この取得した位置が設定した
利用者の自宅の対象領域に入ったと判定され、上記条件
を満たしたときにそ条件に従った通知を行い、ここで
は、空調をリモートで入れる。これにより、利用者が自
宅の対象領域に入ったときに自動的に監視システムから
自宅に通知して空調を入れることが可能となる。

【００８５】図１３は、本発明の動作説明フローチャー
ト（信号機の制御）を示す。図１３において、Ｓ１２１
は、信号制御条件の指定を行う。これは、右側に記載し
た下記の条件の指定を行う。

【００８６】・条件：・対象物：救急車・領域：信号機の近くに来たら・処理内容：進行方向と直角方向の信号機を赤にする・その他：Ｓ１２２は、監視システム（監視センタ３）に送信す
る。

【００８７】Ｓ１２３は、監視システムで条件判定し通
知する。これは、監視システムで、Ｓ１２１で指定した
ＰＨＳ（端末機１）を取り付けた自動車あるいは持参し
た利用者の位置を取得し、この取得した位置が設定した
領域（信号機のある領域）に入ったと判定され、上記条
件を満たしたときに条件に従った通知を行い、ここで
は、進行方向と直角方向の信号機を赤にする。これによ
り、救急車が信号機のある領域に入ると自動的に進行方
向と直角方向の信号機が赤に制御されることとなる。

【００８８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末機１から情報を受信した基地局１１のＩＤと当該基
地局１１の通信可能距離をもとに位置情報を求め、この
位置情報をもとに地図上などで指定した対象領域に入る
あるいは出るなどという監視条件を満たしたときに通知
方法に従って通知する構成を採用しているため、ＰＨＳ
などの端末機１からの端末ＩＤおよび基地局１１の通信
可能範囲をもとに指定された条件に合致したときに指定
された通知方法に従った通知／各種制御を簡易に実現で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム構成図である。

【図２】本発明の動作説明フローチャート（設定）であ
る。

【図３】本発明のＤＢ例である。

【図４】本発明の動作説明フローチャート（位置所得）
である。

【図５】本発明の動作説明フローチャート（位置）であ
る。

【図６】本発明の動作説明フローチャート（通知）であ
る。

【図７】本発明の動作説明フローチャート（通知）であ
る。

【図８】本発明の動作説明フローチャート（通知）であ
る。

【図９】本発明の動作説明フローチャート（レベル分
け）である。

【図１０】本発明の動作説明図（レベル分け）である。

【図１１】本発明の動作説明フローチャート（領域判
定）である。

【図１２】本発明の動作説明フローチャート（ホームセ
キュリティ）である。

【図１３】本発明の動作説明フローチャート（信号機の
制御）である。

【符号の説明】

１：端末機１１：基地局（ＣＳ）２：センタ２１：位置取得手段２２：座標データベース３：監視センタ３１：入力手段３２：判定手段３３：通知手段３４：ＤＢ３５：住所ＤＢ３６：デジタル地図３７：電話番号ＤＢ３８：郵便番号ＤＢ３９：通知情報ＤＢ５：装置５１：ホームセキュリティ装置５２：信号機

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年３月２９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項４

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１０

【補正方法】変更

【補正内容】

フロントページの続き (72)発明者白田靖神奈川県川崎市中原区小杉１丁目403番地株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ内 (72)発明者岡本正善神奈川県川崎市中原区小杉１丁目403番地株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】移動体の位置を監視する装置において、端末機よりの情報を基地局が受信したときの当該端末機
の端末ＩＤと当該基地局の基地局ＩＤを付与して送信さ
れてきた情報を受信する手段と、上記受信した１つあるいは複数の端末ＩＤ、基地局ＩＤ
および基地局ＩＤの通信可能範囲をもとに上記端末機の
領域を判定する手段と、上記判定した端末機の領域をもとに予め登録した条件に
一致したときに登録されている通知方法に従って通知す
る手段とを備えたことを特徴とする移動***置監視装
置。
【請求項２】上記端末機から情報を受信した基地局の位
置および当該位置を中心に上記通信可能範囲で決まる外
周と、上記登録した条件の領域の中心およびその外周と
をもとに、指定されたレベルに従い範囲内あるいは範囲
外と判定する手段を備えたことを特徴とする請求項１記
載の移動***置監視装置。
【請求項３】上記条件として中心とその外周の指定、お
よび上記レベルを指定すると共に、上記通知方法として
条件を満たしたときの通知の方法を指定する手段を備え
たことを特徴とする請求項１あるいは請求項２記載の移
動***置監視装置。
【請求項４】上記２つの端末機から情報を受信したそれ
ぞれの基地局の位置および通信可能範囲に対応する外周
の２組をもとに、指定されたレベルに従い範囲内あるい
は範囲外と判定する手段を備えたことを特徴とする請求
項１ないし請求項３のいずれかに記載の移動***置監視
装置。
【請求項５】上記範囲内あるいは範囲外と判定するレベ
ルとして、中心の位置とその外周をもとに、レベル１
（非常に近い）、レベル２（近い）、レベル３（遠
い）、レベル４（非常に遠い）と分ける手段を備えたこ
とを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれかに記
載の移動***置監視装置。
【請求項６】上記条件で指定された監視領域内に監視対
象の端末機の総数を集計し、通知方法で指定された方法
で通知する手段を備えたことを特徴とする請求項１ない
し請求項５のいずれかに記載の移動***置監視装置。
【請求項７】上記条件で指定された監視領域に監視対象
の端末機が入ったときあるいは出たときに、通知方法で
指定された制御を行う手段を備えたことを特徴とする請
求項１ないし請求項５のいずれかに記載の移動***置監
視装置。
【請求項８】上記制御として、ホームの各種装置の電源
をＯＮ／ＯＦＦを制御する手段を備えたことを特徴とす
る請求項７に記載の移動***置監視装置。
【請求項９】上記制御として、信号を制御する手段を備
えたことを特徴とする請求項７に記載の移動***置監視
装置。
【請求項１０】端末機よりの情報を基地局が受信したと
きの当該端末機の端末ＩＤと当該基地局の基地局ＩＤを
付与して送信されてきた情報を受信する手段と、上記受信した１つあるいは複数の端末ＩＤ、基地局ＩＤ
および基地局ＩＤの通信可能範囲をもとに上記端末機の
領域を判定する手段と、上記判定した端末機の領域をもとに予め登録した条件に
一致したときに登録されている通知方法に従って通知す
る手段として機能させるプログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体。