JPH11287871A - 病害虫の発生予察及び情報提供のためのシステム並びに方法 - Google Patents

病害虫の発生予察及び情報提供のためのシステム並びに方法

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JPH11287871A
JPH11287871A JP10412598A JP10412598A JPH11287871A JP H11287871 A JPH11287871 A JP H11287871A JP 10412598 A JP10412598 A JP 10412598A JP 10412598 A JP10412598 A JP 10412598A JP H11287871 A JPH11287871 A JP H11287871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作物に対する病害虫の発生を的確に予察
し、その結果を関係者が効果的に利活用できるようにす
る。 【解決手段】 予察情報システムセンタ1は、気象セン
タ3から全国の最新の気象情報を随時に受け取る。シス
テムセンタ1は、種々の病害虫の気象的な発生環境を記
憶しており、この発生環境と気象センタ3からの気象情
報とに基づいて、各病害虫がどの地域に発生する可能性
があるかを予察し、この予察結果を地図上にマッピング
して関係諸機関5〜15へ通知する。システムセンタ1
には、また、各病害虫の駆除方法、駆除に用いる各薬剤
の詳細情報、各病害虫の詳細情報、各植物の詳細情報、
過去から将来までの気象情報等を記憶しており、これも
関係諸機関5〜15へ要求に応じて提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作物に対する病
害虫発生を事前に予察する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】当然のことであるが、農作物ほど人類に
とり重要な産物はない。この農作物の収穫を左右する主
要因は気象と病害虫の発生頻度である。これらのうち病
害虫の発生に関しては、現在人手による予察が行われて
いる。すなわち、各県毎に病害虫防除所が設置され、情
報収集と対策に努めている。最も普通の情報収集法は、
県内に植えられたモニタ用の植物を定期的に観察し、病
害虫の発生状態を調べるという方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】病害虫の発生には、気
象や地理などの環境、病害虫自身の特性、適用した予防
・駆除方法、過去の経緯など様々な要因が絡んでいる。
しかし、こうした種々の情報をきめ細かく収集し分析し
予察に役立てることは、現状のやり方ではできない。そ
のため、早期の的確な予察が難しく、結果として、病害
虫に対する対策が予防保全でなく、事後保全の色合いを
強めている。また、収集された情報は資料化され所内に
蓄積されてはいるが、近県への情報提供や、営農者など
への対策策定情報としての利活用もされていない。実
際、その恩恵を受けるべき営農者にその効果が現れてお
らず、例えば病害虫による一晩の農業損失が一地域で数
億円を数えたケースは珍しくない。
【0004】従って、本発明の目的は、農作物に対する
病害虫の発生を的確に予察し、その結果を関係者が効果
的に利活用できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の病害虫発生予察
システムは、少なくとも1つの地点の現在の気象情報
と、少なくとも1つの病害虫の気象的な発生環境とを格
納した記憶装置と、この記憶装置内の現在の気象情報と
各病害虫の発生環境とに基づいて各地点に関連する地域
における病害虫の発生可能性を予察し出力する予察手段
を有する処理装置とを備える。このシステムは、病害虫
の発生が気象環境に大きく左右されることに着目して、
各地域の少なくとも現在の気象情報と、予めの研究で判
明している病害虫の発生環境とを突き合わせて、各地域
での病害虫の発生可能性を予察する。この事前の予察に
より、病害虫発生に対する的確な予防保全策を講じるこ
とが容易となる。
【0006】病害虫の発生環境だけでなく消滅環境も記
憶装置に格納しておき、この消滅環境も考慮して予察を
行うようにしてもよい。また、現在の病害虫の発生状況
も記憶装置に格納しておき、これも考慮に入れて予察を
行ってもよい。
【0007】望ましくは、処理装置は気象システムと随
時又は定期的に通信して、気象情報を自動的に更新する
ことができる。これにより、常に最新の気象情報に基づ
いた予察が可能となる。また、望ましくは、現在の気象
情報だけでなく、過去の気象情報の履歴及び将来の予測
された気象情報も考慮して予察を行うことができる。こ
れにより、予察の精度が高まる。
【0008】また、多数の地点の気象情報を記憶装置に
収集しておき、この多数地点の気象情報と各病害虫の発
生環境とに基づいて、各病害虫の発生可能性のある地域
範囲を予察するようにすることもできる。
【0009】予察結果の出力形態としては、例えば、地
図画像上に発生可能性が予察された地域又は地域範囲の
絵をマッピングして表示する方法が採用できる。これに
より、利用者は容易に予察結果を把握することができ
る。
【0010】また、将来の1時点の病害虫発生可能性だ
けでなく、将来の異なる複数時点での発生可能性を予察
するようにすることもできる。これにより、病害虫の発
生推移を把握することが可能になる。
【0011】予察結果だけでなく、現在の発生状況も同
様の形態で出力できるようにしてもよい。
【0012】更に、記憶装置に各病害虫の駆除方法情報
も格納しておいて、発生可能性が予察された病害虫の駆
除方法情報を読み出力するようにすることもできる。こ
のように予察結果を単なる情報提供に終わらせず、それ
に基づく駆除方法もサポートすることにより、予察結果
を真に実効あるものにすることができる。また、同じ病
害中であっても環境によって適当な駆除方法が異なるこ
とを考慮して、記憶装置内に各病害虫の各発生環境毎の
適用駆除方法を格納しておき、病害虫発生予察に用いた
気象情報とその発生環境とを突き合わせて、現在又は近
い将来の気象環境において最適な駆除方法を選択するよ
うにすることもできる。
【0013】また、記憶装置内に、各病害虫の駆除方
法、駆除に用いる各薬剤の詳細情報、各病害虫の詳細情
報、各植物の詳細情報、過去から将来までの気象情報等
を格納しておいて、利用者の要求に応じてそれらの情報
を提供できるようにしてもよい。これにより、利用者は
単なる予察結果を得るだけでなく、関連する病害虫や植
物等に関連するさまざまな詳細情報を得ることができる
ので、予察結果の利活用の幅と深みが拡大する。
【0014】処理装置は営農者や関係諸機関の多数の端
末と通信可能に接続して、各端末から必要な情報を照会
したり、新たな情報を登録したりすることができるよう
にすることが、情報の利活用を図る上で望ましい。
【0015】本発明のシステムは、典型的にはコンピュ
ータを用いて実施することができるが、そのためのプロ
グラムは、各種のディスク型ストレージ、半導体メモ
リ、通信回線などの種々の媒体を通じてコンピュータに
インストール又はロードすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かる病害虫発生予察及び情報提供システムの全体のシス
テム構成を示す。
【0017】図1に示すように、このシステムの中枢を
なすものとして、予察情報システムセンタ1があり、こ
れに通信回線を介して、気象センタ3、農林水産省及び
厚生省のコンピュータシステム5、病害虫防除所及び病
害虫研究所のシステム7、植物防疫所のシステム9、製
薬会社のシステム11、農業試験場のシステム13、営
農者(又は農業共同組合)及び営林局のシステム15な
どが接続されている。
【0018】予察情報システムセンタ1は、気象庁の気
象センタ3並びに病害虫防除所・研究所システム7及び
植物防疫所システム9などから送られてくる気象情報及
び病害虫関連情報を元に、病害虫の発生を予察し、その
予察結果を関係機関や営農者等へ通知する。また、シス
テムセンタ1では、関連機関や営農者から収集した各種
の情報(例えば、全国の気象情報、病害虫発生状況、個
々の病害虫の詳細情報、外国の病害虫関連情報、駆除方
法、駆除結果、薬剤情報等)を管理し、これも関係機関
や営農者へ提供する。
【0019】気象センタ3は、気象情報を収集して気象
予測を行うためのシステムであり、全国に点在する観測
ポイントから収集した気象情報(例えば気圧、温度、湿
度、天気、風向など)を定期的又は随時に予察情報シス
テムセンタ1へ送る。
【0020】農林水産省及び厚生省のシステム5は、国
内の農作物や樹木等の病害虫の発生予察結果、実際の発
生状況、駆除方法、駆除結果などをシステムセンタ1か
ら取得し、今後の行政指針を打ち出すための基礎資料と
したり、その情報を分析し官報に編集して広報したりす
る。
【0021】各病害虫防除所及び各病害虫研究所のシス
テム7は、国内に発生している個々の病害虫の詳細情報
(例えば発生環境、適用植物、症状、被害進捗度合い、
駆除方法等)を定期的又は随時にシステムセンタ1に送
る。また、このシステム7は、植物防疫所、農業試験場
等から得られる駆除方法、駆除結果、外国の病害虫関連
情報などをシステムセンタ1から取得して、今後の検討
及び研究の素材に資する。
【0022】植物防疫所は全国の空港及び港に設置され
ている。各植物防疫所のシステム9は、各空港又は港で
発見された病害虫の情報及び諸外国からの病害虫関連情
報を定期的又は随時にシステムセンタ1へ送る。また、
このシステム9は、駆除関連情報をシステムセンタ1か
ら取得して、各防疫所での最適対応に役立てる。
【0023】各製薬会社のシステム11は、気象情報、
病害虫発生状況、発生予察結果、個々の病害虫の詳細情
報、駆除関連情報及び適用薬剤情報等をシステムセンタ
1から取得し、薬剤の生産計画や開発計画の策定に利用
する。また、このシステム11は、既存及び新規薬剤の
新情報を定期的又は随時にシステムセンタ1に通知す
る。
【0024】農業試験場は、全国各地の設置され、病害
虫と植物の因果関係を元に、病害虫の発生を未然に防ぐ
方法及び駆除方法、並びに病害虫に強い植物品種の開発
などを行い、所管の農業共同組合や個々の営農者並びに
営林局等に対して病害虫予防及び駆除方法の指導を行う
機関である。各試験場のシステム13は、こうした活動
に資するために病害虫発生予察結果、発生状況、病害虫
詳細情報、薬剤情報、駆除結果等をシステムセンタ1か
ら取得すると共に、開発した予防及び駆除方法や植物情
報を定期的又は随時にシステムセンタ1へ通知する。
【0025】各営農者(又は農業協同組合)及び各営林
局のシステム15は、病害虫の発生予察結果、発生状
況、個々の病害虫の詳細情報、駆除関連情報等をシステ
ムセンタ1から取得して、発生予防及び駆除の実施に活
用する。また、このシステム15は、今後の対策の検討
及び研究に資するために、実施した駆除の結果を定期的
又は随時にシステムセンタ1へ通知する。
【0026】ところで、予察情報システムセンタ1をと
りまく各種関係機関のシステムが、システムセンタ1と
具体的にどのような情報をやり取りし、そして、取得し
た情報をどのような活用するかという点については、上
述の説明は一つの概略的な例示に過ぎず、実際は上述の
説明とはだいぶ様相が異なり且つ一層複雑である可能性
が十分にある。しかし、こうした具体的細部は本発明の
本質ではない。重要なことは、予察情報システムセンタ
1が、気象情報を始めとする病害虫発生要因となる情報
を収集し分析することにより病害虫発生を事前に予察
し、その予察結果を関係機関へ提供することができる点
である。また、別の重要な点は、発生する可能性がある
と予察された病害虫について、それに有効な駆除方法や
薬剤に関する詳細な情報も関係機関へ提供することによ
り、予察情報の単なる提供に終わらせず最終的な駆除ま
でサポートする点である。
【0027】以下、予察情報システムセンタ1について
詳しく説明する。
【0028】図2は、予察情報システムセンタ1がもつ
処理機能及びファイルの種類を示す。図3〜図8は、各
ファイルの内容を示す。
【0029】予察情報システムセンタ1は、利用者管理
ファイル51、気象情報ファイル53、植物情報ファイ
ル55、病害虫情報ファイル57、薬剤情報ファイル5
9、地図情報ファイル61及び画像情報ファイル63を
有する。
【0030】利用者管理ファイル51には、図3に示す
ように、このシステムセンタ1の利用者(図1に示した
各種関係機関やその構成員など)の識別(ID)、利用
者名、パスワード、利用開始時間、利用者区分、連絡先
などが記録されている。
【0031】気象情報ファイル53には、図4に示すよ
うに、各観測日時及び各観測ポイントにおける温度、湿
度、気圧、天気、風向、風速、大気汚染度、発生度等が
記録されている。
【0032】植物情報ファイル55には、図5に示すよ
うに、個々の植物品種の名称(和名及び学術名称)、品
種登録番号、原産地、寄生病害虫、使用可能薬剤、画像
番号等が記録されている。
【0033】病害虫情報ファイル57には、図6に示す
ように、個々の病害虫の名称、発生環境(温度範囲、湿
度範囲、気圧範囲、天気、大気汚染度等)、駆除方法、
発生地域、画像番号等が記録されている。図示してない
が、発生環境だけでなく消滅環境も記録しておくことが
できる。
【0034】薬剤情報ファイル59には、図7に示すよ
うに、個々の薬品の名称、製薬会社名、有効病害虫、使
用方法、注意事項、価格、連絡先、画像番号等が記録さ
れている。
【0035】地図情報ファイル61には、全国の地図が
格納されている。
【0036】画像情報ファイル63には、個々の植物品
種及び病害虫の画像データとその画像番号などが記録さ
れている。
【0037】再び図2を参照する。予察情報システムセ
ンタ1が行う情報処理には、メイン処理20、病害虫情
報登録21、研究情報登録23、気象情報登録25、利
用者登録・確認27、気象情報照会29、病害虫発生予
察・予察情報照会31、病害虫情報照会33、駆除方法
登録35、駆除方法照会37、薬剤情報登録39、薬剤
情報照会41、植物情報登録43及び植物情報照会45
がある。システムセンタ1は、図1に示した各種関係機
関システム3〜15のシステムセンタ71及び利用者端
末73と通信しながら、上記情報処理20〜45を選択
的又は同時的に実行する。それら情報処理20〜45の
概要は次の通りである。
【0038】メイン処理20は、全体のジョブ管理を行
うもので、システムセンタ71及び利用者端末73から
の要求に応じて情報処理21〜45のいずれかを選択し
起動する処理である。
【0039】病害虫情報登録21は、病害虫防除所・研
究所7等の病害虫詳細情報を把握する機関のシステムセ
ンタ71からセンタ間通信で送られてくる病害虫に関す
る各種の情報を受信して、受信した病害虫情報を関係す
るファイル(例えば病害虫情報ファイル57、植物情報
ファイル55、画像情報ファイル63等)に最新情報と
して登録する処理(後述する「病害虫1処理」)、及
び、そうした病害虫情報機関に設置されている端末73
から起動されて、病害虫に関する各種情報(例えば病害
虫名、発生環境、駆除方法、発生地域等)を病害虫情報
ファイル57に最新情報として登録する処理(後述する
「病害虫2処理」)である。なお、関係ファイル内の旧
い情報は各ファイルの履歴情報として管理する。
【0040】研究情報登録23は、農業試験場13等の
研究機関のシステムセンタ71からセンタ間通信で送ら
れてくる植物に関する各種情報を受信して、受信した植
物情報を関係するファイル(例えば植物情報ファイル5
5、病害虫情報ファイル57、薬剤情報ファイル59、
画像情報ファイル63等)に最新情報として登録する処
理(後述する「研究所1処理」)、及び、そうした研究
機関に設置されている端末73から起動されて、植物に
関する各種情報(例えば植物名、学術名、品種登録番
号、原産地、寄生病害虫名、使用可能薬剤等)を植物情
報ファイル55に最新情報として登録する処理(後述す
る「病害虫2処理」)である。なお、関係ファイル内の
旧い情報は各ファイルの履歴情報として管理する。
【0041】気象情報登録25は、気象センタ3(7
1)からセンタ間通信で送られてくる気象に関する各種
情報を受信して、受信した気象情報を気象情報ファイル
53に最新情報として登録する処理である。なお、気象
情報ファイル53内の旧い情報は同ファイル53の履歴
情報として管理する。
【0042】利用者登録・確認27は、当システムを利
用する資格者(利用者)を新規登録したり更新したりす
る処理、及び利用者端末73から利用要求があったとき
に利用者IDやパスワードを用いて利用者であるか否か
の確認を行う処理(後述する「利用者確認処理」)であ
る。
【0043】気象情報照会29は、利用者端末73によ
って起動され、気象情報ファイル53に登録されている
気象情報を分析及び加工して、指定された地域(全国、
都道府県、市町村等)の地図画像の上にマッピングして
端末73に表示する処理である。履歴が指定された場合
には、指定地域における過去の天気、温度、湿度、気圧
等を表の形式で表示する。
【0044】病害虫発生予察・予察情報照会31は、気
象情報ファイル53、植物情報ファイル55、病害虫情
報ファイル57、薬剤情報ファイル59、地図情報ファ
イル61を読み、各地域での現時点までの気象経緯など
に基づいて個々の病害虫の発生を予察し、発生可能性の
ある地域及び発生可能性のある病害虫の駆除方法を病害
虫情報ファイル57に登録する処理(後述する「病害虫
発生予察」)、及び、利用者端末73により起動され、
指定された地域の地図画像上に発生可能性のある各病害
虫毎の発生可能性のある地域の絵をマッピングして端末
73に表示する処理(後述する「病害虫発生予察情報照
会」)である。病害虫発生予察情報照会では、予察結果
だけでなく、現在の病害中が発生している地域の絵も表
示することができる。また、この病害虫発生予察情報照
会では、端末73からの要求で次に述べる病害虫情報照
会33を起動して、発生可能性のある病害虫の詳細情報
を提供することもできる。
【0045】病害虫情報照会33は、利用者端末73に
より起動され、指定された病害虫の詳細情報(例えば発
生環境、駆除方法、過去及び予察された発生地域、画
像)を病害虫情報ファイル57及び画像情報ファイル6
3から読み端末73に提供する処理である。端末73か
らの要求で後述の薬剤情報照会41を起動して、駆除方
法の詳細を提供することもできる。
【0046】駆除方法登録35は、農業試験場13、病
害虫防除所・研究所7等の端末73から起動され、指定
された病害虫が指定された植物に発生するケースについ
て、そのケースが想定される温度、湿度、気圧、有効な
駆除薬剤名、薬剤濃度、散布方法等を病害虫情報ファイ
ル57に登録する処理である。必要に応じて、病害虫写
真の画像情報ファイル63への登録を行ったり、後述す
る薬剤情報登録39を起動して薬剤に関する他の詳細情
報を薬剤情報ファイル59に登録したりすることもでき
る。
【0047】駆除方法照会37は、利用者端末73によ
り起動され、指定された病害虫の駆除方法を病害虫情報
ファイル57、薬剤情報ファイル59を読んで端末73
へ提供する処理である。必要に応じて、画像情報ファイ
ル63から病害虫写真を読んで提供したり、後述する薬
剤情報照会41を起動して薬剤の詳細な情報を提供した
りすることもできる。
【0048】薬剤情報登録39は、製薬会社11、農業
試験場13等の研究機関の端末73によって起動され、
病害虫に使用する薬剤に関する詳細情報(例えば薬剤
名、有効病害虫名、使用方法、注意事項等)を薬剤情報
ファイル59へ登録する処理である。必要に応じて薬剤
写真の画像情報ファイル63への登録も行う。
【0049】薬剤情報照会41は、利用者端末73によ
り起動され、指定された薬剤の詳細情報を薬剤情報ファ
イル59から読んで端末73へ提供する処理である。必
要に応じて、薬剤写真も提供することができる。
【0050】植物情報登録43は、農業試験場13等の
研究機関の端末73により起動され、植物に関する詳細
情報(植物名、学術名、品種登録番号、原産地、寄生病
害虫名、使用推薦薬剤名等)を植物情報ファイル55に
登録する処理である。旧い情報は履歴情報として管理す
る。必要に応じ、植物写真の画像情報ファイル63への
登録も行う。
【0051】植物情報照会45は、利用者端末73によ
り起動され、指定された植物の詳細情報を植物情報ファ
イル55から読んで端末73へ提供する処理である。必
要に応じて、植物写真を画像情報ファイル63から読ん
で提供したり、病害虫情報照会処理33を起動して指定
された病害虫の詳細情報を提供したりすることができ
る。
【0052】以下、上述の情報処理20〜45の詳細を
説明する。
【0053】図9は、メイン処理20の流れを示す。図
10は、メイン処理20で用いる処理フラグを示す。図
11は、メイン処理20で端末73に表示する業務選択
画面を示す。
【0054】メイン処理20は端末73により起動され
る、この処理20の制御は、最初に最初フラグ(図示せ
ず)を「9」(オン)にセットし(S1)、次に図11
に示す業務選択画面を端末73に表示する(S2)。業
務選択画面は、メイン処理20の下位にある図2に示し
た各種情報処理21〜45を利用者が選択するためのボ
タン101〜121及び終了ボタン123を有してい
る。
【0055】続いて、制御は図10に示す処理フラグを
参照する(S4、S5、S8)。この処理フラグはシス
テムセンタ1に1個存在するもので、気象フラグ91、
病害虫フラグ93、研究所フラグ95から構成される。
気象センタ3並びに病害虫防除所・研究所7や農業試験
場13等のシステムセンタ71からセンタ間通信により
気象情報、病害虫情報及び植物情報の通信要求がそれぞ
れあったときに、気象フラグ91、病害虫フラグ93及
び研究所フラグ95がそれぞれ「9」(オン)にセット
されるようになっている。制御は、研究所フラグ95が
「9」であれば「研究所1処理」(図2の研究所情報登
録23)を起動し(S6)、病害虫フラグ93が「9」
であれば「病害虫1処理」(図2の病害虫情報登録2
1)を起動し(S9)、気象フラグ91が「9」であれ
ば図2の気象情報登録25を起動し(S11)、それぞ
れの処理が終わるとそれぞれのフラグ91、93又は9
5を「0」(オフ)にセットし(S7、S10、S1
2)、ステップS3へ戻る。但し、気象情報登録25を
行った場合は、続いて「病害虫発生予察」(図2の病害
虫発生予察・予察情報照会31)を起動し(S13)、
予察が終わった後にステップS3へ戻る。
【0056】処理フラグ91、93、95が全て「0」
であれば、制御は次に前述の最初フラグを参照する(S
14)。当初は最初フラグが「9」であるから、制御は
図2の利用者登録・確認25に進み(S27)、その結
果、利用者確認が成功すれば最初フラグを「0」にセッ
トしてステップS3へ戻る。一旦利用者確認が成功した
後は、制御は、利用者が図11の業務選択画面上でマウ
スクリックしたボタンに応じた情報処理へと進む(S1
5以下)。すなわち、病害虫情報登録ボタン115がマ
ウスクリックされると「病害虫2処理」(図2の病害虫
情報登録21)を起動し(S16)、研究所情報登録ボ
タン113がマウスクリックされると「研究所2処理」
(図2の研究所情報登録23)を起動し(S17)、気
象情報照会ボタンが101がマウスクリックされると図
2の気象情報照会29を起動し(S18)、病害虫発生
予察情報ボタン103がマウスクリックされると「病害
虫発生予察情報照会処理」(図2の病害虫発生予察・予
察情報照会31)を起動し(S19)、病害虫情報ボタ
ン115がマウスクリックされると図2の病害虫情報照
会33を起動し(S20)、駆除方法登録ボタン105
がマウスクリックされると図2の駆除方法登録35を起
動し(S21)、駆除方法照会ボタン117がマウスク
リックされると図2の駆除方法照会37を起動し(S2
2)、薬剤情報登録ボタン107がマウスクリックされ
ると図2の薬剤情報登録39を起動し(S23)、薬剤
情報照会ボタン119がマウスクリックされると図2の
薬剤情報照会41を起動し(S24)、植物情報登録ボ
タン109がマウスクリックされると図2の植物情報登
録43を起動し(S25)、植物情報照会ボタン121
がマウスクリックされると図2の植物情報照会45を起
動し(S26)、それぞれの処理が終わるとステップS
3へ戻る。また、終了ボタン123がマウスクリックさ
れると、制御はこのメイン処理20を終了させる(S
3、S29)。
【0057】尚、このメイン処理において、ステップS
4〜S13の部分は独立したプロセスとして、個々の端
末73によって起動される他の部分とは別に制御しても
よい。
【0058】図12は、図9のステップS6で起動され
る「研究所1処理」の流れを示す。
【0059】この処理では、農業試験場13等の研究機
関のシステムセンタ71からセンタ間通信で定期的又は
随時に送られてくる植物に関する情報を受信して、受信
した個々の植物情報をその内容に応じて植物情報ファイ
ル55、病害虫情報ファイル57、薬剤情報ファイル5
9又は画像情報ファイル63に最新情報として登録し、
旧情報は各ファイルの履歴に移動させる(S30)。こ
れを受信した全ての病害虫情報について繰り返す(S3
1)。
【0060】図13は、図9のステップS9で起動され
る「病害虫1処理」の流れを示す。
【0061】この処理では、病害虫防除所・研究所7等
の病害虫詳細情報を把握する機関のシステムセンタ71
からセンタ間通信で定期的又は随時に送られてくる病害
虫に関する各種の情報を受信して、受信した個々の病害
虫情報をその内容に応じて病害虫情報ファイル57、植
物情報ファイル55又は画像情報ファイル63に最新情
報として登録し、旧情報は各ファイルの履歴に移動させ
る(S32)。これを受信した全て植物情報について繰
り返す(S33)。
【0062】図14は、図9のステップS11で起動さ
れる気象情報登録25の流れを示す。
【0063】気象情報登録25では、気象センタ3(7
1)からセンタ間通信で定期的又は随時に送られてくる
気象に関する各種情報を受信して、受信した気象情報を
気象情報ファイル53に最新情報として登録し、旧い情
報は同ファイル53の履歴に移動させる(S34)。こ
れを受信した全て気象情報について繰り返す(S3
5)。
【0064】図15は、図9のステップS13で起動さ
れる病害虫発生予察処理の流れを示す。
【0065】この処理では、気象情報ファイル53、植
物情報ファイル55、病害虫情報ファイル57、薬剤情
報ファイル59、地図情報ファイル61を読み(S3
6)、各地域における個々の病害虫の発生を予察する
(S37)。予察の主要観点は、気象情報ファイル53
から得た現時点までの最新所定期間(例えば最近2日
間)の気象経緯と、病害虫情報ファイル57から得た個
々の病害虫の発生環境(温度範囲、湿度範囲、気圧範
囲、天気、汚染度等)及び消滅環境との一致度である。
この場合、個々の病害虫の発生シーズンと現時点のシー
ズンとの一致性、各地域で栽培され又は植生している植
物種と個々の病害虫が寄生する植物種との一致性も考慮
する。また、着目している病害虫について病害虫ファイ
ル57の履歴に記録されている過去の発生地域が、着目
している地域に距離的及び地理環境的に近いか遠いか、
及び、着目している病害虫の発生環境が、着目している
地域の気象情報ファイル53の履歴に記録されている過
去中期又は長期(例えば過去1週間、数週間又は1シー
ズン)の気象環境に近いか遠いかといった事情も参酌す
る。
【0066】この予察の結果、発生可能性ありと予察さ
れた病害虫については、気象情報ファイル53、植物情
報ファイル55、病害虫情報ファイル57及び薬剤情報
ファイル59の記録に基づいて、その最適な駆除方法も
割り出す(S38)。最適な駆除方法の割り出し方法と
しては、例えば、後述するように各病害虫の駆除方法は
病害虫情報ファイル57などに発生環境別に登録されて
いるので、最近の気象情報と各病害虫の発生環境とを対
比して、一致度の高い発生環境の駆除方法を最適方法と
して選択するといった方法が採用できる。その際、植物
情報ファイル55に記載されている各植物別の駆除方法
や、薬剤情報ファイル59に記録されている各薬剤の特
性や価格なども考慮に入れて、着目地域で栽培されてい
る植物に適した駆除方法を優先する、入手容易で価格も
低く副作用の少ない薬剤を優先するなどの修正も行うこ
とができる。そして、発生可能性ありと予察された各病
害虫について、予察された発生地域及び時間帯並びに割
り出された最適駆除方法を病害虫情報ファイル57に最
新情報として登録し、旧い情報は同ファイル57の履歴
へ移動させる(S39)。これを気象情報ファイル53
に記録されている全ての気象ポイントに係る地域につい
て繰り返す(S40)。
【0067】尚、気象センタ3から現時点の気象情報だ
けでなく予測された将来(例えば明日及び明後日)の気
象情報も提供してもらい、この将来の気象情報も考慮に
入れてステップS37の発生予察を行ってもよい。
【0068】図16は、図9のステップS27で起動さ
れる利用者登録・確認27の流れを示す。図17は、こ
の処理で端末73に表示する利用者確認画面を示す。
【0069】この処理では、まず図17の利用者確認画
面(メッセージ125、127は無い)を表示して利用
者に利用者IDとパスワードを入力させ(S41)、利
用者管理ファイル51に入力された利用者IDが登録さ
れていて且つ入力パスワードも登録パスワードと一致す
れば(S42〜S44)、原則として利用者の確認が成
功したことになり、この登録・確認処理を終了する。確
認が失敗した場合、利用者確認画面にエラーメッセージ
125表示して(S45)から、ステップS41に戻っ
て確認をやり直す。
【0070】本システムの性格上、利用者として新規に
登録できる者は不特定者ではなく、システム管理者から
システム管理者用のIDとパスワードを予め通知された
特定者だけに限られる。そこで、ステップS41で利用
者確認画面に入力されたIDとパスワードがシステム管
理者用のIDとパスワードであった場合は(S46)、
新規登録を行う処理に進む。すなわち、まず、新規に利
用者IDとパスワードを割り当てて、その新規の利用者
IDとパスワードを新規登録ボタン127と共に利用者
確認画面に表示する(S47)。その後、新規登録ボタ
ン127がマウスクリックされれば(S49)、その新
規の利用者IDとパスワードを利用者管理ファイル51
に登録して(S50)、この登録・確認処理を終了す
る。
【0071】図18は、図9のステップ16で起動され
る病害虫2処理の流れを示す。図19は、この処理で端
末73に表示する病害虫情報登録画面を示す。
【0072】この処理は、病害虫防除所・研究所7等の
病害虫詳細情報を把握する機関に設置されている端末7
3から起動することができ、起動されるとまず図19の
病害虫情報登録場面をその端末73に表示する(S5
1)。そして、端末73から画面に入力された病害虫に
関する各種情報(病害虫名、発生温度範囲、発生湿度範
囲、発生気圧範囲、特徴(例えば駆除方法、発生地域、
症状等))を病害虫情報ファイル57に最新情報として
登録し、旧情報は同ファイル57の履歴に移動する(S
52)。また、画面中の病害虫写真登録ボタン131が
マウスクリックされると(S53)、端末73から入力
された病害虫画像を画像情報ファイル63に登録して、
その画像番号を病害虫情報ファイル57に登録し、旧情
報はそれぞれのファイルの履歴へ移動させる(S5
4)。また、薬剤情報登録ボタン133がマウスクリッ
クされれば図2の薬剤情報登録39を起動する。別業務
選択ボタン135がマウスクリックされれば、この病害
虫2処理を終了して図9のステップS3へ戻り(S5
6)、終了ボタン137がマウスクリックされれば業務
(メイン処理)を終了する(S55)。
【0073】図20は、図9のステップS17で起動さ
れる研究所2処理の流れを示す。図21は、この処理で
端末73に表示する研究情報登録画面を示す。
【0074】この処理は、農業試験場13等の研究機関
に設置されている端末73から起動することができ、起
動されるとまず、図21に示す研究情報登録画面をその
端末73に表示し(S57)、その端末73から画面に
入力された植物に関する各種情報(植物名、学術名、品
種登録番号、原産地、寄生病害虫名、使用可能薬剤等)
を植物情報ファイル55及び薬剤情報ファイル59に最
新情報として登録し、旧情報は履歴に移動する(S5
8)。また、画面中の植物写真登録ボタン139がマウ
スクリックされると(S59)、端末73から入力され
た植物画像を画像情報ファイル63に登録して、その画
像番号を植物情報ファイル55に登録し、旧情報はそれ
ぞれのファイルの履歴へ移動させる(S60)。また、
薬剤情報登録ボタン141がマウスクリックされれば図
2の薬剤情報登録39を起動する(S62)。別業務選
択ボタン143がマウスクリックされれば、この研究所
2処理を終了して図9のステップS3へ戻り(S6
4)、終了ボタン145がマウスクリックされれば業務
(メイン処理)を終了する(S63)。
【0075】図22は、図9のステップ18で起動され
る気象情報照会29の流れを示す。図23、図24及び
図25は、この処理で端末73に表示する気象情報照会
画面の全国版、地域(都道府県)版及び履歴版の例をそ
れぞれ示す。
【0076】この処理は、いずれの利用者端末73から
も起動でき、起動されるとまず図23に示すような気象
情報照会画面の全国版を端末73に表示し(S66)、
その中から特定の地域が選択されると(S67)、選択
された地域の地図と気象情報を地図情報61と気象情報
ファイル53から読み(S65)、地域の地図画像に気
象情報の絵をマッピングして図24に示すような気象情
報照会画面の地域版を端末73に表示する(S66)。
この地域版の画面で履歴照会ボタン157がマウスクリ
ックされれば(S67)、気象情報ファイル53の履歴
からその地域の過去の気象情報を読み(S65)、これ
を表形式に編集して図25に示すような気象情報照会画
面の履歴版を端末73に表示する(S67)。また、図
24の画面上で更に細かい地域が選択されたり、詳細地
区照会ボタン153を用いて詳細な地域が選択された
り、気象情報詳細ボタン157を用いて詳細な気象情報
項目が選択されたり、図25の画面上で全国照会ボタン
159がマウスクリックされたり、県照会ボタン161
を用いて特定の県が選択されたり、市・群照会ボタン1
63を用いて特定の市又は群が選択されたりした場合に
は(S67)、それぞれの選択された地域及び選択され
た気象情報項目の情報を地図情報ファイル61及び気象
情報ファイル53から読み(S65)、それを所定の画
像に編集して端末73に表示する(S67)。また、各
画面上の別業務選択ボタン147がマウスクリックされ
れば、この気象情報照会を終了して図9のステップS3
へ戻り(S69)、終了ボタン149がマウスクリック
されれば業務(メイン処理)を終了する(S68)。
【0077】図26は、図9のステップS19で起動さ
れる病害虫発生予察情報照会処理の流れを示す。図27
及び図28は、この処理で端末72に表示する病害虫発
生予察情報画面の全国版及び地域(都道府県)版の例を
それぞれ示す。
【0078】この処理は、いずれの利用者端末73から
も起動でき、起動されるとまず病害虫情報ファイル57
と地図情報ファイル61を読み(S71)、指定された
地域の地図画像上に発生可能性のある各病害虫の発生地
域の絵をマッピングして図27又は図28に例示するよ
うな病害虫発生予察情報照会画面を端末73に表示する
(S72)。その画面上で別の特定の地域が指定される
と、上記と同様に、その地域の地図画像に予察された発
生地域の絵をマッピングして端末73に表示する(S7
2)。また、図28の画面に示すような履歴照会ボタン
179がマウスクリックされれば(S73)、病害虫情
報ファイル57の履歴から過去の発生地域を読み(S7
1)、地図にマッピングして又は表形式に編集して端末
73に表示する(S72)。
【0079】また、各画面上で病害虫発生推移ボタン1
69がマウスクリックされると(S76)、気象情報フ
ァイル53、植物情報ファイル55、病害虫情報ファイ
ル57、薬剤情報ファイル59、地図情報ファイル61
を読み(S79)、一定時間後又は利用者が指定した時
間後又は指定した時間帯における指定地域の病害虫発生
化可能性を予察し(S80)、予察された発生地域(及
び、場合によっては現在発生している地域も)地図画像
上にマッピングして図27又は図28に例示するような
発生推移が分かる画面を端末73に表示する(S7
2)。また、各画面上で特定の病害虫が選択された上で
病害虫詳細情報ボタン165がマウスクリックされると
(S77)、図2の病害虫情報照会33を起動して、選
択された病害虫の詳細情報を端末73に提供する。ま
た、各画面上で別業務選択ボタン171がマウスクリッ
クされれば、この病害虫発生予察情報照会処理を終了し
て図9のステップS3へ戻り(S75)、終了ボタン1
73がマウスクリックされれば業務(メイン処理)を終
了する(S74)。
【0080】図29は、図9のステップS20や図26
のステップS78などで起動される病害虫情報照会33
の流れを示す。図30は、この処理で端末73に表示す
る病害虫情報画面を示す。
【0081】この処理は、いずれの端末73からも起動
でき、病害虫情報ファイル57を読み(S81)、図3
0に示す病害虫情報画面を端末73に表示して、そこ
に、指定された病害虫の発生温度範囲、発生湿度範囲、
発生気圧範囲、写真の有無、指定された地域での過去の
発生の有無、特徴(症状、寄生植物、駆除方法等)を表
示する(S82)。この画面上で発生履歴ボタン183
がマウスクリックされると(S83)、病害虫情報ファ
イル57の履歴を読み(S81)、上述した諸項目の履
歴を画面に表示する(S82)。また、画面上で病害虫
写真ボタン185がマウスクリックされると(S8
4)、後述する病害虫写真処理を行う(S89)。薬剤
照会ボタン187がマウスクリックされると(S8
5)、図2の薬剤情報照会41を起動する。別業務選択
ボタン189がマウスクリックされると、この病害虫情
報照会を終了して図9のステップS3へ戻り(S8
7)、終了ボタン191がマウスクリックされると業務
(メイン処理)を終了する(S86)。
【0082】図31は、図9のステップS21で起動さ
れる駆除方法登録35の流れを示す。図32は、この処
理で端末73に表示される駆除方法登録画面を示す。
【0083】この処理は、農業試験場13や病害虫防除
所・研究所7等に設置された端末73から起動され、図
32に示すような駆除方法登録画面を端末73に表示し
(S91)、そこに端末73から入力された病害虫名、
植物名、1以上の発生環境(温度範囲、湿度範囲、気圧
範囲)、各発生温度範囲における最適な駆除方法(薬品
名、濃度、散布方法等)を病害虫情報ファイル57に最
新情報として登録し、旧情報は履歴に移動させる(S9
2)。画面中の病害虫写真登録ボタン193がマウスク
リックされると(S93)、端末73から入力された病
害虫写真を画像情報ファイル63に登録し、その画像番
号を病害虫情報ファイル57に登録し、旧情報は履歴に
移動する(S93)。画面上の薬剤情報登録ボタン19
5がマウスクリックされると(S95)、図2の薬剤情
報登録39を起動する(S96)。別業務選択ボタン1
97がマウスクリックされるとこの駆除方法登録を終了
して図9のステップS3へ戻り(S97)、終了ボタン
199がマウスクリックされると業務(メイン処理)を
終了する(S98)。
【0084】図33は、図9のステップS22で起動さ
れる駆除方法照会37の流れを示す。図34は、この処
理で端末73に表示する駆除方法照会画面を示す。
【0085】この処理は、いずれの端末73からも起動
でき、病害虫情報ファイル57及び薬剤情報ファイル5
9を読み(S99)、図34に示す駆除方法照会画面を
端末73に表示して、そこに、指定された病害虫の病害
虫名、1以上の発生環境(温度範囲、湿度範囲、気圧範
囲)、各発生温度範囲における最適な駆除方法(薬品
名、濃度、散布方法等)を表示する(S100)。この
画面上で病害虫写真ボタン201がマウスクリックされ
ると(S102)、後述する病害虫写真処理を行う(S
106)。薬剤照会ボタン203がマウスクリックされ
ると(S103)、図2の薬剤情報照会41を起動す
る。別業務選択ボタン205がマウスクリックされる
と、この駆除方法照会を終了して図9のステップS3へ
戻り(S105)、終了ボタン207がマウスクリック
されると業務(メイン処理)を終了する(S104)。
【0086】図35は、図9のステップS23や図20
のステップS62や図31のステップS96などで起動
される薬剤情報登録39の流れを示す。図36は、この
処理で端末73に表示される薬剤情報登録画面を示す。
【0087】この処理は、製薬会社11や農業試験場1
3等の薬剤研究機関に設置された端末73によって起動
することができ、図36に示すような薬剤情報登録画面
を端末73に表示し(S108)、そこに端末73から
入力された薬剤名、1以上の適用病害虫名、各病害虫に
対する散布方法と注意事項を薬剤情報ファイル59に最
新情報として登録し、旧情報は履歴に移動させる(S1
09)。画面中の薬剤写真登録ボタン209がマウスク
リックされると(S110)、端末73から入力された
薬剤写真を画像情報ファイル63に登録し、その画像番
号を薬剤情報ファイル57に登録し、旧情報は履歴に移
動する(S111)。画面上の別業務選択ボタン211
がマウスクリックされるとこの薬剤情報登録を終了して
図9のステップS3へ戻り(S113)、終了ボタン2
13がマウスクリックされると業務(メイン処理)を終
了する(S112)。
【0088】図37は、図9のステップS24や図29
のステップS90や図33のステップ107などで起動
される薬剤情報照会41の流れを示す。図38は、この
処理で端末73に表示する薬剤情報照会画面を示す。
【0089】この処理は、いずれの端末73からも起動
でき、薬剤情報ファイル59を読み(S114)、図3
8に示す薬剤情報照会画面を端末73に表示して、そこ
に、指定された薬剤の薬剤名、1以上の適用病害虫名、
各病害虫に対する散布方法と注意事項を表示する(S1
15)。この画面上で薬剤写真ボタン215がマウスク
リックされると(S116)、後述する薬剤写真処理を
行う(S117)。
【0090】図39は、図9のステップS25で起動さ
れる植物情報登録43の流れを示す。図40は、この処
理で端末73に表示される植物情報登録画面を示す。
【0091】この処理は、農業試験場13等の研究機関
に設置された端末73から起動することができ、図40
に示すような植物情報登録画面を端末73に表示し(S
118)、そこに端末73から入力された植物名、学術
名、品種登録番号、原産地、寄生病害虫名、使用推薦薬
剤名等を植物情報ファイル55に最新情報として登録
し、旧情報は履歴に移動させる(S119)。画面中の
植物写真登録ボタン221がマウスクリックされると
(S120)、端末73から入力された植物写真を画像
情報ファイル63に登録し、その画像番号を植物情報フ
ァイル55に登録し、旧情報は履歴に移動する(S12
1)。画面上の別業務選択ボタン223がマウスクリッ
クされるとこの植物情報登録を終了して図9のステップ
S3へ戻り(S123)、終了ボタン225がマウスク
リックされると業務(メイン処理)を終了する(S12
3)。
【0092】図41は、図9のステップS26で起動さ
れる植物情報照会45の流れを示す。図42は、この処
理で端末73に表示する植物情報照会画面を示す。
【0093】この処理は、いずれの端末73からも起動
でき、植物情報ファイル55を読み(S124)、図4
2に示す植物情報照会画面を端末73に表示して、そこ
に、指定された植物の植物名、学術名、品種登録番号、
原産地、寄生病害虫名、使用推薦薬剤名等を表示する
(S125)。この画面上で植物写真ボタン227がマ
ウスクリックされると(S126)、後述する植物写真
処理を行う(S128)。画面上の病害虫照会ボタン2
29がマウスクリックされると、図29に示した病害虫
情報照会を行う(S129)。
【0094】図43は、病害虫写真処理の流れを示す。
図44は、この処理で端末73に表示する病害虫写真画
面を示す。
【0095】この処理では、画像情報ファイル63から
指定された病害虫の画像を読み(S130)、これを図
44に示すような画面に表示して端末73に表示する
(S131)。この画面上の前画面ボタン235がマウ
スクリックされると、前の画面(この写真処理に入る直
前の画面)に戻る(S132)。
【0096】図45は、薬剤写真処理の流れを示す。図
46は、この処理で端末73に表示する薬剤写真画面を
示す。
【0097】この処理では、画像情報ファイル63から
指定された薬剤の画像を読み(S133)、これを図4
6に示すような画面に表示して端末73に表示する(S
134)。この画面上の前画面ボタン237がマウスク
リックされると、前の画面(この写真処理に入る直前の
画面)に戻る(S135)。
【0098】図47は、植物写真処理の流れを示す。図
48は、この処理で端末73に表示する植物写真画面を
示す。
【0099】この処理では、画像情報ファイル63から
指定された植物の画像を読み(S136)、これを図4
8に示すような画面に表示して端末73に表示する(S
137)。この画面上の前画面ボタン239がマウスク
リックされると、前の画面(この写真処理に入る直前の
画面)に戻る(S138)。
【0100】以上説明した実施形態によれば、病害虫の
発生を事前に予察し、その予察結果及び適当な駆除方法
を関係機関へ通知することできる。従って、病害虫の発
生又は拡大を未然に防ぎ、農作物の生産量を向上させる
ことができる。また、病害虫発生前に予防として行う駆
除は、発生後に行う駆除に比較して、薬剤濃度が薄くて
済むため、人及び環境に及ぼす薬剤の悪影響も最小化で
きる。予察結果を製薬計画に利用できるので、効果的な
製薬が可能になる。予察結果だけでなく、気象、病害虫
発生、駆除などに関する豊富な履歴も参照できるので、
病害虫駆除方法や植物品種改良などに関する研究・開発
にも大いに貢献できる。
【0101】上述した実施形態は本発明の説明のための
例示であり、この実施形態にのみ本発明の範囲を限定す
る趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲
で、その他の種々の異なる形態でも実施することができ
る。例えば、予察で用いる情報の種類、予察の具体的手
法、関係機関へ提供する情報の種類、その情報の提供の
仕方などについては、多くのバリエーションが考え得
る。また、システムの構成も、実施形態のようにシステ
ムセンタが集中的に処理する形態だけでなく、多くのコ
ンピュータで分散処理する形態も実施可能であるし、全
てをソフトウェアで処理する形態だけでなく、一部の処
理を専用ハードウェアで処理する形態なども実施可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる病害虫発生予察及
び情報提供システムの全体のシステム構成を示す
【図2】予察情報システムセンタ1のソフトウェア構成
を示す。
【図3】利用者管理ファイルの内容を示す図。
【図4】気象情報ファイルの内容を示す図。
【図5】植物情報ファイルの内容を示す図。
【図6】病害虫情報ファイルの内容を示す図。
【図7】薬剤情報ファイルの内容を示す図。
【図8】画像情報ファイルの内容を示す図。
【図9】メイン処理のフローチャート。
【図10】メイン処理20で用いる処理フラグを示す
図。
【図11】メイン処理20で端末73に表示する業務選
択画面を示す図。
【図12】研究所1処理のフローチャート。
【図13】病害虫1処理のフローチャート。
【図14】気象情報登録のフローチャート。
【図15】病害虫発生予察処理のフローチャート。
【図16】利用者登録・確認27のフローチャート。
【図17】利用者確認画面を示す図。
【図18】病害虫2処理のフローチャート。
【図19】病害虫情報登録画面を示す図。
【図20】研究所2処理のフローチャート。
【図21】研究情報登録画面を示す図。
【図22】気象情報照会29のフローチャート。
【図23】気象情報照会画面の全国版を示す図。
【図24】気象情報照会画面の都道府県版(神奈川県の
例)を示す図。
【図25】気象情報照会画面の履歴版を示す図。
【図26】病害虫発生予察情報照会処理のフローチャー
ト。
【図27】病害虫発生予察情報画面の全国版を示す図。
【図28】病害虫発生予察情報画面の都道府県版を示す
図。
【図29】病害虫情報照会33のフローチャート。
【図30】病害虫情報画面を示す図。
【図31】駆除方法登録35のフローチャート。
【図32】駆除方法登録画面を示す図。
【図33】駆除方法照会37のフローチャート。
【図34】駆除方法照会画面を示す図。
【図35】薬剤情報登録39のフローチャート。
【図36】薬剤情報登録画面を示す図。
【図37】薬剤情報照会41のフローチャート。
【図38】薬剤情報照会画面を示す図。
【図39】植物情報登録登録43のフローチャート。
【図40】植物情報登録画面を示す図。
【図41】植物情報照会45のフローチャート。
【図42】植物照会画面を示す図。
【図43】病害虫写真処理のフローチャート。
【図44】病害虫写真画面を示す図。
【図45】薬剤写真処理のフローチャート。
【図46】薬剤写真画面を示す図。
【図47】植物写真処理のフローチャート。
【図48】植物写真画面を示す図。
【符号の説明】
1 予察情報システムセンタ 3 気象センタ 5 農林水産省・厚生省のシステム 7 病害虫防除所・研究所のシステム 9 植物防疫所のシステム 11 製薬会社のシステム 13 農業試験場のシステム 15 営農者・営林局のシステム 20 メイン処理 21 病害虫情報登録 23 研究情報登録 25 気象情報登録 27 利用者登録・確認 29 気象情報照会 31 病害虫発生予察・予察情報照会 33 病害虫情報照会 35 駆除方法登録 37 駆除方法照会 39 薬剤情報登録 41 薬剤情報照会 43 植物情報登録 45 植物情報照会 51 利用者管理ファイル 53 気象情報ファイル 55 植物情報ファイル 57 病害虫情報ファイル 59 薬剤情報ファイル 61 地図情報ファイル 63 画像情報ファイル

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの地点の現在の気象情報
    と、少なくとも1つの病害虫の気象的な発生環境とを格
    納した記憶装置と、 前記記憶装置内の各地点の前記現在の気象情報と各病害
    虫の発生環境とに基づいて各地点に関連する地域におけ
    る病害虫の発生可能性を予察し出力する予察手段を有す
    る処理装置と、を備えた病害虫発生予察システム。
  2. 【請求項2】 前記処理装置が、前記気象情報を生成す
    る気象システムと随時又は定期的に通信して前記各地点
    の現在の気象情報を自動的に取得し更新する気象情報登
    録手段を更に有する請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記記憶装置には、前記地域の過去の気
    象情報の履歴及び将来の予測された気象情報の一方又は
    双方が更に格納され、 前記処理装置の前記予察手段が、前記現在の気象情報だ
    けでなく、前記気象情報の履歴及び前記予測された気象
    情報の一方又は双方にも基づいて、前記発生可能性を予
    察する請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記記憶装置には、多数の地点の現在の
    気象情報が格納されており、 前記処理装置の前記予察手段が、前記多数の地点の気象
    情報と前記各病害虫の発生環境とに基づいて、前記各病
    害虫の発生可能性がある地域範囲を予察する請求項1記
    載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置には、地図情報が更に格納
    されており、 前記処理装置の前記予察手段が、前記地図情報に基づい
    て生成した地図画像上に、前記病害虫の発生可能性が予
    察された地域又は地域範囲の絵をマッピングして出力す
    る請求項1又は4記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記処理装置の前記予察手段が、将来の
    異なる複数時点における病害虫の発生可能性を予察する
    発生推移予察手段を有する請求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記記憶装置には、少なくとも1つの病
    害虫の駆除方法情報が格納されており、 前記処理装置の前記予察手段が、前記記憶装置から、発
    生可能性が予察された各病害虫の前記駆除方法情報を前
    記記憶装置から読み出力する駆除情報出力手段を有する
    請求項1記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記駆除方法情報には、前記各病害虫の
    少なくとも1つの発生環境と、各発生環境で適用できる
    駆除方法とが含まれており、 前記駆除情報出力手段が、前記発生予察に用いた気象情
    報と前記駆除方法情報内の前記発生可能性が予察された
    各病害虫の発生環境とに基づいて、前記駆除方法情報の
    中から前記病害虫に対する最適な駆除方法を選択する請
    求項7記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記記憶装置には、少なくとも1つの病
    害虫の駆除方法情報が格納されており、 前記処理装置が、前記記憶装置から、指定された病害虫
    の前記駆除方法情報を読み出力する駆除方法照会手段を
    更に有する請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記記憶装置には、少なくとも1つの
    薬剤の詳細情報が格納されており、 前記処理装置が、指定された薬剤の前記詳細情報を前記
    記憶装置から読み出力する薬剤情報照会手段を更に有す
    る請求項1記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記記憶装置には、少なくとも1つの
    病害虫の詳細情報が格納されており、 前記処理装置が、指定された病害虫の前記詳細情報を前
    記記憶装置から読み出力する病害虫情報照会手段を更に
    有する請求項1記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記記憶装置には、少なくとも1つの
    植物の詳細情報が格納されており、 前記処理装置が、指定された植物の前記詳細情報を前記
    記憶装置から読み出力する植物情報照会手段を更に有す
    る請求項1記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記処理装置が、指定された地域の前
    記気象情報を前記記憶装置から読み出力する気象情報照
    会手段を更に有する請求項1記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記処理装置が、複数の端末と通信可
    能であり、各端末からの情報照会要求に応答して、要求
    された情報を前記端末に送る請求項1〜12のいずれか
    一項記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記処理装置が、複数の端末と通信可
    能であり、各端末からの情報登録要求に応答して、要求
    された情報を前記端末から受けて前記記憶装置に登録す
    る請求項1〜12のいずれか一項記載のシステム。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの地点の現在の気象情
    報と、少なくとも1つの病害虫の気象的な発生環境とを
    格納した記憶装置から、前記現在の気象情報と前記病害
    虫の発生環境を読む過程と、 読んだ前記現在の気象情報と前記病害虫の発生環境とに
    基づいて、前記地点に関連する地域における病害虫の発
    生可能性を予察する過程と、 予察結果を出力する過程と、を有した病害虫発生予察方
    法。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つの地点の現在の気象情
    報と、少なくとも1つの病害虫の気象的な発生環境とを
    格納した記憶装置から、前記現在の気象情報と前記病害
    虫の発生環境を読む過程と、 読んだ前記現在の気象情報と前記病害虫の発生環境とに
    基づいて、前記地点に関連する地域における病害虫の発
    生可能性を予察する過程と、をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを担持したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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