JPH11287608A - 車両用ステアリングセンサ - Google Patents

車両用ステアリングセンサ

Info

Publication number
JPH11287608A
JPH11287608A JP8868498A JP8868498A JPH11287608A JP H11287608 A JPH11287608 A JP H11287608A JP 8868498 A JP8868498 A JP 8868498A JP 8868498 A JP8868498 A JP 8868498A JP H11287608 A JPH11287608 A JP H11287608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
steering wheel
rotating body
signal
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8868498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Futamura
康彦 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP8868498A priority Critical patent/JPH11287608A/ja
Publication of JPH11287608A publication Critical patent/JPH11287608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 早期に正確な絶対操舵角度を検出することが
できるようにする。 【解決手段】 第1,第2のフォトインタラプタ8,9
は、ステアリングホイールと一体的に回転する第1の回
転体1の回転に基づき回転量と回転方向を示す信号を出
力し、第3のフォトインタラプタ10は、ステアリング
ホイールの1回転中での回転位置を示す信号を出力す
る。第1の回転体1には、回転位置を示すための4個の
位置信号用切欠部5a〜5dと4個の位置信号用凸部6
a〜6dとを非等間隔で形成している。第2の回転体1
1は、ステアリングホイールが1回転されるごとに間欠
ギヤ2及びギヤ部12を介して間欠的に回転し、これに
伴い可変抵抗器14を回転操作する。可変抵抗器14
は、ステアリングホイールの回転回数(何回転目かの回
数)を示す信号を出力する。これら各信号に基づき、正
確な絶対操舵角度を早期に検出できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールの絶対操舵角度を検出するのに使用される車両用ス
テアリングセンサに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車におい
て、ステアリングセンサは、VSC(vehicle stabilit
ycontroll)を代表とする車両制御システムに使用さ
れ、重要な信号として考えられている。従来のステアリ
ングセンサとしては、次のような構成のものが一般的で
ある。
【0003】すなわち、ステアリングセンサは、ステア
リングホイールと一体回転するように設けられた、多数
のスリットを有するスリット板と、ステアリングコラム
に固定状態に設けられた3組のフォトインタラプタとか
ら構成されている。各フォトインタラプタは、発光ダイ
オードと受光素子とを対向させた構成で、これら発光ダ
イオードと受光素子との間に挿入されたスリット板が回
転して、遮光状態と透光状態とが変化することに基づき
各受光素子から信号が出力される。
【0004】3組のフォトインタラプタのうち第1、第
2のフォトインタラプタは、ステアリングホイール(ス
リット板)の回転量と回転方向とを検出するためのもの
で、残りの第3のフォトインタラプタは、ステアリング
ホイールの1回転中でのニュートラル位置(基準位置)
を検出するためのものであり、これらの出力信号は、車
両の制御装置に出力される。
【0005】ところで、ステアリングホイールの回転操
作可能な範囲としては、単なる1回転(360度)以内
ではなく、ニュートラル位置を中心として、例えば左方
向に2回転(720度)と右方向に2回転(720度)
の、±720度となっている。ところが、上記したステ
アリングセンサ(第1〜第3のフォトインタラプタ)か
らの出力信号のうち、第3のフォトインタラプタからニ
ュートラル位置の信号があっても、それが何回転目であ
るかはわかない。このため、ステアリングセンサからの
出力信号だけでは、ステアリングホイールの正確な絶対
操舵角度は検出することはできない。
【0006】そこで、従来では、正確な絶対操舵角度
(真のニュートラル位置を基準とした角度)は、図13
に示す流れで検出するようにしている。すなわち、イグ
ニッションスイッチがオンされた直後の状態では、絶対
操舵角度を検出することはできない。自動車が走行し、
第3のフォトインタラプタにおいてニュートラルエッジ
(ニュートラル位置)を検出すると、制御装置では、そ
の第3のフォトインタラプタからの出力信号と、第1及
び第2のフォトインタラプタからの出力信号に基づき、
そのニュートラル位置からの回転量及び回転方向(相対
的な操舵角度)は検出できる。ただし、そのニュートラ
ル位置は、何回転目であるかはわからない。そして、さ
らに走行し、第1〜第3のフォトインタラプタの出力信
号と、車速センサ及びヨーレートセンサの検出信号とに
基づいて正確な絶対操舵角度を検出し、これに基づき、
上記VSCを作動可能状態とする。
【0007】しかしながら、上記した従来構成では、イ
グニッションスイッチをオンしてから正確な絶対操舵角
度を検出するまでに、ある程度走行する必要があり、そ
れまでVSCをスタンバイできない。このため、イグニ
ッションスイッチをオンしてからできるだけ早期に正確
な絶対操舵角度を検出できるようなステアリングセンサ
が要望されている。
【0008】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、早期に正確な絶対操舵角度を検
出することが可能な車両用ステアリングセンサを提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、1回転以上回転操作することが可能な
ステアリングホイールと一体的に回転される第1の回転
体と、この第1の回転体に等間隔で設けられた多数個の
信号発生手段と、前記第1の回転体に非等間隔で設けら
れた複数個の位置信号発生手段と、前記第1の回転体の
回転に伴い前記信号発生手段を検出することに基づき、
ステアリングホイールの回転量及び回転方向を示す信号
を出力する第1の検出手段と、前記第1の回転体の回転
に伴い前記位置信号発生手段を検出することに基づき、
ステアリングホイールの1回転中での回転位置を示す信
号を出力する第2の検出手段と、前記ステアリングホイ
ールが回転操作可能な範囲で最大量回転されることに応
じて、そのステアリングホイールの回転を間欠駆動手段
を介して1回転未満の範囲で間欠的に回転されるように
設けられた第2の回転体と、この第2の回転体の回転位
置に基づき前記ステアリングホイールの回転回数を示す
信号を出力する第3の検出手段とを具備する構成とした
ことを特徴とするものである。
【0010】上記した構成において、ステアリングホイ
ールが回転操作されると、そのステアリングホイールと
一体的に第1の回転体が回転されると共に、第2の回転
体が間欠的に回転される。このうち、第1の回転体の回
転に伴い、第1の検出手段から、ステアリングホイール
の回転量及び回転方向を示す信号が出力されると共に、
第2の検出手段から、ステアリングホイールの1回転中
における回転位置を示す信号が出力される。また、第2
の回転体の回転位置に基づき、第3の検出手段から、ス
テアリングホイールの回転回数を示す信号が出力され
る。
【0011】ここで、第2の回転体は、ステアリングホ
イールが回転操作可能な範囲で最大量回転されても、1
回転未満の範囲で間欠的に回転される構成となっている
ので、この第2の回転体の回転位置を第3の検出手段に
より検出することに基づき、ステアリングホイールの回
転回数(何回転目であるかの回数)を検出することがで
きる。
【0012】そして、第2の検出手段からの検出信号に
基づき、ステアリングホイールの1回転中における回転
位置を検出することができると共に、第1の検出手段か
らの検出信号に基づき、ステアリングホイールの回転量
及び回転方向を検出することができるので、第1、第2
及び第3の検出信号に基づき、正確な絶対操舵角度を検
出することができる。しかも、第1の回転体に、複数個
の位置信号発生手段が設けられているから、第1の回転
体の1回転中での回転位置を早期に検出でき、ひいては
正確な絶対操舵角度を早期に検出することができるよう
になる。
【0013】この場合、第3の検出手段は、可変抵抗器
あるいは光センサにより構成することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図8を参照して説明する。まず、図1は
ステアリングセンサ部分を上側から見た破断平面図、図
2は同部分を横から見た側面図を示している。これら図
1及び図2において、第1の回転体1と間欠ギヤ2は、
上下に重ねられた状態で、ステアリングシャフト3にこ
れと一体的に回転するように装着されるようになってお
り、そのステアリングシャフト3に取り付けられる図示
しないステアリングホイールと一体的に回転されるよう
になっている。
【0015】この場合、ステアリングホイールの回転操
作可能な範囲としては、ニュートラル位置を中心とし
て、左方向に2回転(720度)と右方向に2回転(7
20度)の、±720度となっている。間欠ギヤ2の外
周部には、歯部2aが1個のみ形成されている。
【0016】上記第1の回転体1の外周部よりの部位に
は、図3に示すように、信号発生手段を構成する多数個
の信号用スリット4がステアリングシャフト3の中心を
中心とした円形配置で、かつ等間隔で形成されている。
また、その信号用スリット4の外側には、それぞれ位置
信号発生手段を構成する4個の位置信号用切欠部5a〜
5dと、4個の位置信号用凸部6a〜6dとが非等間隔
で交互に形成されている。この場合、位置信号用切欠部
5a,5b,5c,5dの角度は、それぞれ40度、5
0度、35度、25度に設定され、また、位置信号用凸
部6a,6b,6c,6dの角度は、それぞれ50度、
45度、60度、55度に設定されている。
【0017】第1の回転体1の外周部に対応して、光セ
ンサ取付ベース7が固定状態に設けられている。この光
センサ取付ベース7に、第1の検出手段を構成する第1
及び第2のフォトインタラプタ8,9を組み込んでいる
と共に、第2の検出手段を構成する第3のフォトインタ
ラプタ10を組み込んでいる。これら第1〜第3のフォ
トインタラプタ8,9,10は、それぞれ発光ダイオー
ドと受光素子とを対向させた構成のものである。
【0018】これらのうち第1,第2のフォトインタラ
プタ8,9は、発光ダイオードと受光素子が第1の回転
体1における信号用スリット4の回転軌跡に対応する部
分を上下から挟むように配置されていて、信号用スリッ
ト4に対応したとき(透光状態のとき)にローレベル、
信号用スリット4と対応しないとき(遮光状態のとき)
にハイレベルの検出信号Sa,Sb(図4参照)を出力
する。この場合、信号用スリット4の配設ピッチと第1
及び第2のフォトインタラプタ8,9の配置は、検出信
号Sa,Sbによる分解能が1.125度で、位相が1
/4周期ずれるように設定されている。これら第1,第
2のフォトインタラプタ8,9の検出信号Sa,Sb
は、ステアリングホイール(第1の回転体1)の回転量
と回転方向を示す信号となる。
【0019】また、第3のフォトインタラプタ10は、
発光ダイオードと受光素子が第1の回転体1における位
置信号用切欠部5a〜5d及び位置信号用凸部6a〜6
dの回転軌跡に対応する部分を上下から挟むように配置
されていて、位置信号用切欠部5a〜5dに対応したと
き(透光状態のとき)にローレベル、位置信号用凸部6
a〜6dと対応したとき(遮光状態のとき)にハイレベ
ルの検出信号Sc(図4参照)を出力する。この第3の
フォトインタラプタ10の検出信号Scは、ステアリン
グホイール(第1の回転体1)の1回転中での回転位置
を示す信号となる。
【0020】一方、上記間欠ギヤ2の外周部に対応する
部位には、第2の回転体11が設けられている。この第
2の回転体11の外周部の一部にギヤ部12が形成され
ていて、第2の回転体11は、間欠ギヤ2が一回転する
ごとに、間欠ギヤ2の歯部2aとギヤ部12とが歯合し
て所定角度ずつ回転されるようになっている。ここで、
間欠ギヤ2とギヤ部12とにより、第2の回転体11を
間欠的に回転させる間欠駆動手段を構成している。した
がって、ステアリングホイールが回転操作可能な範囲で
最大量(±720度)回転されることに応じて、第2の
回転体11は、1回転未満の範囲で回転されるように設
定されている。
【0021】第2の回転体11の下方には、当該第2の
回転体11と対向するようにプリント基板13が固定状
態に設けられていて、このプリント基板13上に、第3
の検出手段を構成する可変抵抗器14が設けられてい
る。この可変抵抗器14の操作つまみ14aが、第2の
回転体11により回転操作されるようになっていて、可
変抵抗器14は、第2の回転体11の回転位置に応じて
抵抗値が変化し、これに基づき、図5に示すような検出
信号Sdを出力する。この検出信号Sdは、階段状とな
っており、ステアリングホイールの回転回数を示す信号
となる。
【0022】上記第1〜第3のフォトインタラプタ8〜
10からの検出信号Sa,Sb,Sc、及び可変抵抗器
14からの検出信号Sdは、図6に示すように演算部1
5に送られるようになっている。演算部15は、マイク
ロコンピュータを備えていて、後述するように、それら
の信号Sa,Sb,Sc、Sdに基づいてステアリング
ホイールの絶対操舵角度を検出すると共に、VSCシス
テム16に送信するようになっている。
【0023】次に上記構成の作用を、図7及び図8も参
照して説明する。図7は、演算部15において絶対操舵
角度を検出する際のフローチャートであり、図8は、絶
対操舵角度を検出する際の流れを説明するための説明図
である。
【0024】演算部15は、イグニッションスイッチが
ONとなると(ステップS1)、可変抵抗器14からの
検出信号Sdに基づき、ステアリングホイールの回転回
数X(何回転目であるかの回数)を検出する(ステップ
S2)。ここでは、まだ絶対操舵角度は検出することは
できない。
【0025】そして、車両が走行することに伴い、ステ
アリングホイールが回転操作されると、ステアリングシ
ャフト3と一体的に第1の回転体1が回転される。この
第1の回転体1の回転に伴い、第1及び第2のフォトイ
ンタラプタ8,9から検出信号Sa,Sbが出力される
と共に、第3のフォトインタラプタ10から検出信号S
cが出力される。
【0026】ここで、演算部15は、図4に示すよう
に、検出信号Scにおいて1個目のニュートラルエッジ
(信号の立上がり、または立ち下がり)Yaを検出した
ら、そこから検出信号Sa,Sbの各エッジの数をカウ
ントする。なお、図4は、第1の回転体1が図3中矢印
ア方向へ回転する際において、位置信号用切欠部5aの
区間での例を示している。演算部15は、検出信号S
a,Sbのエッジの数をカウントすることで、1個目の
ニュートラルエッジYaからの回転量が検出でき、ま
た、検出信号Sa,Sbの位相差で回転方向が検出でき
る。そして、検出信号Scにおいて2個目のニュートラ
ルエッジYbを検出することに基づき、演算部15は、
ステアリングホイール(第1の回転体1)の1回転中で
の正確な操舵角度Aを検出することができるようになる
(ステップS3,S4)。
【0027】この場合、位置信号発生手段を構成する位
置信号用切欠部5a〜5d及び位置信号用凸部6a〜6
dの角度範囲は、最大でも60度であるから、最大でも
60度分、ステアリングホイール(第1の回転体1)が
回転されれば、1回転中での正確な操舵角度Aを検出で
きることになる。
【0028】そして、演算部15は、ステップ2で得ら
れた回転回数Xと、ステップS4で得られた1回転中で
の操舵角度Aとに基づき、ステアリングホイールの絶対
操舵角度Bを検出して決定し(ステップS5)、これを
出力値としてセットする(ステップS6)。この出力値
は、シリアル信号に変換されてVSCシステム16に送
信される。これ以降は、検出信号Sa,Sbに基づき相
対操舵角度αを検出し、絶対操舵角度Bと相対操舵角度
αを加えて出力値としてセットする(ステップS7,S
8)。VSCシステム16は、このようにして得られた
絶対操舵角度B+αに基づき、VSCを制御する。
【0029】上記した実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。すなわち、イグニッションスイッ
チがONになった時点で、可変抵抗器14の検出信号S
dに基づき、ステアリングホイールの回転回数(何回転
目であるかの回数)を検出することができる。そして、
第1及び第2のフォトインタラプタ8,9からの検出信
号Sa,Sbと、第3のフォトインタラプタ10からの
検出信号Scとに基づき、ステアリングホイールの回転
量及び回転方向を検出できると共に、ステアリングホイ
ールの1回転中での回転位置及び操舵角度Aを検出する
ことができるようになる。よって、これら各検出信号S
a,Sb,Sc,Sdに基づき、正確な絶対操舵角度B
を検出することができるようになる。
【0030】しかもこの場合、第1の回転体1に、位置
信号発生手段を構成する複数個の位置信号用切欠部5a
〜5d及び位置信号用凸部6a〜6dを設けているか
ら、第1の回転体1の1回転中での回転位置を早期に検
出することができるようになり、ひいては正確な絶対操
舵角度Bを早期に検出することができるようになる。
【0031】また、演算部15としては、ステアリング
センサにおける検出信号Sa,Sb,Sc,Sdのみで
正確な絶対操舵角度Bを検出することができるので、正
確な絶対操舵角度Bを、車速センサやヨーレートセンサ
の検出信号を用いずに検出することが可能となる利点も
ある。
【0032】この第1実施例において、第3の検出手段
を構成する可変抵抗器14に代えて、次のような構成と
することもできる。すなわち、第2の回転体11の下面
にマグネットを設けると共に、プリント基板13に、そ
のマグネットと対向するように磁気抵抗素子を設けた構
成とする。
【0033】この場合、第2の回転体11の回転位置が
間欠的に変化することに伴いマグネットの位置が変化
し、これに伴い磁気抵抗素子に対するマグネットの磁界
の方向が変化することに基づき磁気抵抗素子の抵抗値が
変化するようになるので、この磁気抵抗素子の出力信号
を、ステアリングホイールの回転回数を示す検出信号と
する。
【0034】図9ないし図12は本発明の第2実施例を
示したものであり、この第2実施例は、上記した第1実
施例とは次の点が異なっている。すなわち、第2の回転
体11の外周部に、図9及び図11に示すように、2個
のスリット20a,20bが所定の間隔をおいて形成さ
れている。これら2個のスリット20a,20b間の角
度幅は、第2の回転体11が間欠ギヤ2の歯部2aによ
り1回分回転される角度となるように設定されている。
【0035】第2の回転体11の外周部に対応する部位
には、光センサ取付ベース21がプリント基板22に固
定された状態で設けられており、この光センサ取付ベー
ス21に、第3の検出手段を構成する光センサ、この場
合、第4及び第5のフォトインタラプタ23,24が組
み込まれている。
【0036】これら第4,第5のフォトインタラプタ2
3,24は、それぞれの発光ダイオードと受光素子が第
2の回転体1におけるスリット20a,20bの回転軌
跡に対応する部分を上下から挟むように配置されてい
て、信号用スリット20a,20bに対応したとき(透
光状態のとき)にローレベル、スリット20a,20b
と対応しないとき(遮光状態のとき)にハイレベルの検
出信号Se,Sf(図12参照)を出力する。この場
合、スリット20a,20bの間隔と第4,第5のフォ
トインタラプタ23,24の間隔は、同じとなるように
設定されている。
【0037】ここで、ステアリングホイールが1回転目
にある場合には、図11に示すように、第4のフォトイ
ンタラプタ23がスリット20aに対応し、第5のフォ
トインタラプタ24は両スリット20a,20bから外
れた位置にある。この場合の検出信号Se,Sfとして
は、図12に示すように、Seはロー、Sfはハイとな
る。ステアリングホイールの回転が2回転目となること
に伴い、第2の回転体11が図11中矢印イ方向へ1回
分回転されると、第4のフォトインタラプタ23がスリ
ット20bと対応し、第5のフォトインタラプタ24が
スリット20aと対応するようになる。この場合の検出
信号Se,Sfとしては、共にローとなる。
【0038】同様にして、ステアリングホイールの回転
が3回転目となることに伴い、第2の回転体11が図1
1中矢印イ方向へさらに1回分回転されると、第4のフ
ォトインタラプタ23はスリット20bから外れ、第5
のフォトインタラプタ24がスリット20bと対応する
ようになる。この場合の検出信号Se,Sfとしては、
Seがハイ、Sfがローとなる。そして、ステアリング
ホイールの回転が4回転目となることに伴い、第2の回
転体11が図11中矢印イ方向へさらに1回分回転され
ると、第4及び第5のフォトインタラプタ23,24は
共にスリット20bから外れるようになる。この場合の
検出信号Se,Sfとしては、共にハイとなる。
【0039】演算部15は、これら第4及び第5のフォ
トインタラプタ23,24の検出信号Se,Sfに基づ
き、ステアリングホイールの回転回数(何回転目である
かの回数)を検出することができる。したがって、この
第2実施例においても、これら第4及び第5のフォトイ
ンタラプタ23,24の検出信号Se,Sfと、第1〜
第3のフォトインタラプタ8,9,10の検出信号S
a,Sb,Scとに基づき、第1実施例と同様に、正確
な絶対操舵角度を早期に検出することが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の車両用ステアリングセンサによれば、ステアリングホ
イールと一体的に回転される第1の回転体の回転に基づ
きステアリングホイールの回転量及び回転方向を示す信
号を出力する第1の検出手段と、第1の回転体の回転に
基づきステアリングホイールの1回転中における回転位
置を示す信号を出力する第2の検出手段と、ステアリン
グホイールの回転を1回転未満の範囲で間欠的に回転さ
れるように設けられた第2の回転体の回転位置に基づき
ステアリングホイールの回転回数を示す信号を出力する
第3の検出手段とを備えると共に、第1の回転体に複数
個の位置信号発生手段を非等間隔で設けた構成とするこ
とにより、正確な絶対操舵角度を早期に検出することが
可能になる。
【0041】請求項2,3の車両用ステアリングセンサ
によれば、ステアリングホイールの回転回数を良好に検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ステアリング
センサ部分を上側から見た破断平面図
【図2】同部分を横から見た側面図
【図3】第1の回転体の平面図
【図4】第1〜第3のフォトインタラプタの検出信号を
示す図
【図5】可変抵抗器の検出信号とステアリングホイール
の回転回数との関係を示す図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【図7】絶対操舵角度を検出する際の演算部のフローチ
ャート
【図8】絶対操舵角度を検出する際の流れを説明するた
めの説明図
【図9】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図10】図2相当図
【図11】第2の回転体の平面図
【図12】第4,第5のフォトインタラプタの検出信号
を示す図
【図13】従来の絶対操舵角度を検出する際の流れを説
明するための説明図
【符号の説明】
1は第1の回転体、2は間欠ギヤ(間欠駆動手段)、3
はステアリングシャフト、4は信号用スリット(信号発
生手段)、5a〜5dは位置信号用切欠部(位置信号発
生手段)、6a〜6dは位置信号用凸部(位置信号発生
手段)、8は第1のフォトインタラプタ(第1の検出手
段)、9は第2のフォトインタラプタ(第1の検出手
段)、10は第3のフォトインタラプタ(第2の検出手
段)、11は第2の回転体、12はギヤ部(間欠駆動手
段)、14は可変抵抗器(第3の検出手段)、15は演
算部、20a,20bはスリット、23は第4のフォト
インタラプタ(第3の検出手段、光センサ)、24は第
5のフォトインタラプタ(第3の検出手段、光センサ)
を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回転以上回転操作することが可能なス
    テアリングホイールと一体的に回転される第1の回転体
    と、 この第1の回転体に等間隔で設けられた多数個の信号発
    生手段と、 前記第1の回転体に非等間隔で設けられた複数個の位置
    信号発生手段と、 前記第1の回転体の回転に伴い前記信号発生手段を検出
    することに基づき、ステアリングホイールの回転量及び
    回転方向を示す信号を出力する第1の検出手段と、 前記第1の回転体の回転に伴い前記位置信号発生手段を
    検出することに基づき、ステアリングホイールの1回転
    中での回転位置を示す信号を出力する第2の検出手段
    と、 前記ステアリングホイールが回転操作可能な範囲で最大
    量回転されることに応じて、そのステアリングホイール
    の回転を間欠駆動手段を介して1回転未満の範囲で間欠
    的に回転されるように設けられた第2の回転体と、 この第2の回転体の回転位置に基づき前記ステアリング
    ホイールの回転回数を示す信号を出力する第3の検出手
    段とを具備したことを特徴とする車両用ステアリングセ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 第3の検出手段は可変抵抗器により構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ステ
    アリングセンサ。
  3. 【請求項3】 第3の検出手段は光センサにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の車両用ステア
    リングセンサ。
JP8868498A 1998-04-01 1998-04-01 車両用ステアリングセンサ Pending JPH11287608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868498A JPH11287608A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 車両用ステアリングセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8868498A JPH11287608A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 車両用ステアリングセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11287608A true JPH11287608A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13949674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8868498A Pending JPH11287608A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 車両用ステアリングセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11287608A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213944A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Niles Parts Co Ltd 回転角測定装置
JP2003118616A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用舵角検出装置
US7211999B2 (en) 2003-12-12 2007-05-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Rotation angle detector
JP2009530595A (ja) * 2006-03-14 2009-08-27 アクチボラゲット エス ケイ エフ 角度位置を検出する検出装置、電動機、ステアリングコラムおよび減速装置
KR101271828B1 (ko) * 2011-08-09 2013-06-07 대성전기공업 주식회사 차량 조향각 감지 장치를 이용한 조향각 산출 방법
KR20160046674A (ko) * 2014-10-21 2016-04-29 현대자동차주식회사 차량용 모터 구동 장치
CN107860306A (zh) * 2017-09-21 2018-03-30 北京机械设备研究所 一种间接式输出轴位置测量装置
CN109141486A (zh) * 2018-08-30 2019-01-04 济宁学院 电动汽车方向盘位置传感器
CN112918560A (zh) * 2021-03-24 2021-06-08 中北大学 一种汽车转向回正指示器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213944A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Niles Parts Co Ltd 回転角測定装置
US6675124B2 (en) 2001-01-18 2004-01-06 Niles Parts Co., Ltd. Rotational angle measuring apparatus
JP2003118616A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用舵角検出装置
US7211999B2 (en) 2003-12-12 2007-05-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Rotation angle detector
JP2009530595A (ja) * 2006-03-14 2009-08-27 アクチボラゲット エス ケイ エフ 角度位置を検出する検出装置、電動機、ステアリングコラムおよび減速装置
JP4875111B2 (ja) * 2006-03-14 2012-02-15 アクチボラゲット エス ケイ エフ 角度位置を検出する検出装置、電動機、ステアリングコラムおよび減速装置
KR101271828B1 (ko) * 2011-08-09 2013-06-07 대성전기공업 주식회사 차량 조향각 감지 장치를 이용한 조향각 산출 방법
KR20160046674A (ko) * 2014-10-21 2016-04-29 현대자동차주식회사 차량용 모터 구동 장치
CN107860306A (zh) * 2017-09-21 2018-03-30 北京机械设备研究所 一种间接式输出轴位置测量装置
CN109141486A (zh) * 2018-08-30 2019-01-04 济宁学院 电动汽车方向盘位置传感器
CN112918560A (zh) * 2021-03-24 2021-06-08 中北大学 一种汽车转向回正指示器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899821B2 (ja) 回転角度検出装置
US7242180B1 (en) Rotationally orientated dual differential hall effect speed and direction gear tooth sensor assembly
JPH11287634A (ja) 車両用ステアリングセンサ
JPH11287608A (ja) 車両用ステアリングセンサ
US7548058B2 (en) Rotational angel detector with rotational-angle change-amount calculating unit calculating amount of change of absolute rotational angle
JP2002139351A (ja) ステアリングホイールの操舵角を測定する装置及び方法
EP1342647A2 (en) Rotation-angle detecting device capable of precisely detecting absolute angle
JP2009047547A (ja) 回転角度検出装置
JP3329271B2 (ja) 操舵角検出装置及びその異常検出装置
JP2005031055A (ja) 回転角度検出装置
JP2006047228A (ja) 回転角度検出装置
KR100460422B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JP3143536B2 (ja) 車両用ステアリングセンサ
JP2000180113A (ja) ハンドル舵角検出装置
KR100460421B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JP3143537B2 (ja) 車両用ステアリングセンサ
JPH0216252Y2 (ja)
JP2005201761A (ja) 回転角センサ
JP3626326B2 (ja) 基準位置設定装置
JP3143535B2 (ja) 車両用ステアリングセンサ
KR100458192B1 (ko) 차량의 조향각 검출 장치
JPH0587558A (ja) ステアリングセンサ
JP2005156163A (ja) 回転角度検出装置
JP2551877Y2 (ja) 車両のステアリングアングルセンサ
JP2003042759A (ja) 傾斜角センサ