JPH1128452A - 病源性微生物を含有する排水の処理装置及びその処理方法 - Google Patents

病源性微生物を含有する排水の処理装置及びその処理方法

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JPH1128452A
JPH1128452A JP18636197A JP18636197A JPH1128452A JP H1128452 A JPH1128452 A JP H1128452A JP 18636197 A JP18636197 A JP 18636197A JP 18636197 A JP18636197 A JP 18636197A JP H1128452 A JPH1128452 A JP H1128452A
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JP
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wastewater
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water
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JP18636197A
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Naoyuki Mizumoto
直幸 水本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば医療施設で使用され、病源性微生物付着
の虞がある繊維品の洗濯排水を、短時間で安全に殺菌す
るとともに、併せて、設備費及び運転経費を節減するこ
とができる病源性微生物を含有する排水の処理装置及び
その処理方法を提供する。 【解決手段】病源性微生物を含有する排水を処理する処
理装置であって、上記排水を貯留する原水槽11と、原
水槽11から送出される排水を適宜な熱源6により加熱
し、当該加熱した状態で所定時間保持する殺菌処理部
4、5と、原水槽11と殺菌処理部4、5との間に介装
され、原水槽11から送出される排水と殺菌処理部4、
5から排出される高温の処理水との間で熱交換する熱交
換部3とから構成されている。原水槽11と熱交換部3
との間には、原水槽11から送出される排水中の夾雑物
を遊離させる前処理器13が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病源性微生物付着
の虞がある繊維品の洗濯排水の、加熱による殺菌処理に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療施設で用いられる白衣、手術
着や患者用の寝巻、シーツ等の繊維品のうち、病源性微
生物付着の虞がある物は、感染のリスクを回避するため
に、焼却処分することが多く、そのために安価な素材を
使用した使い捨て品が採用される傾向にあった。
【0003】しかし、焼却処分を行うための十分な設備
を備えた完全な焼却施設には限りがあるだけでなく、使
い捨て品は着心地が悪いうえに、資源の無駄使いともな
るために、より良い素材を使用した、洗濯による再利用
方式が見直されている。
【0004】図4は、従来の洗濯装置による病源性微生
物付着の虞がある繊維品の洗濯・殺菌装置の一例を示す
概略構成図であり、図5は該洗濯・殺菌処理工程の大要
を示すブロックフロー図である。
【0005】図4において、aは、上部に清水口a1
び、洗濯物bと洗剤cとを投入する投入口a2 並びに、
注水口a3 と溢流口a4 とを備えた洗濯槽であり、図示
しない駆動部により運転されるようになされている。
【0006】該洗濯槽aの下部には、後述の各工程に於
ける洗濯水d2 を一時貯留する排水槽eが設けられ、該
排水槽eの側部には加熱装置e1 が、底部にはフィルタ
等の一時濾過手段を有する排水口e2 が配設されてい
る。
【0007】また、排水口e2 に接続された排出管f1
は、3方切替弁gを介して、一方は循環ポンプhを経て
注水口a3 に至る循環配管f2 に接続され、他方は排水
管f 3 に接続されて、排水処理装置jに導かれている。
【0008】一方、溢流口a4 に取付けられた溢流管f
4 は、排水管f3 に接続されて、同じく排水処理装置j
に導かれている。
【0009】このように構成された洗濯装置における洗
い操作開始から仕上げまでの運転操作について説明す
る。
【0010】図4及び図5において、投入口a2 から洗
濯物bと適量の洗剤cとを投入したのち、清水口a1
ら清水d1 を注水すれば、洗剤cを溶解した清水d
1 は、洗濯物bに吸収されるとともに、余剰分は排水槽
e内に降下する。
【0011】排水槽e内に上述の降下水(洗濯水)d2
が或程度溜まった時点で、加熱装置e1 によって、例え
ば50°cに加温した後、洗濯槽a及び循環ポンプhを
稼働させれば、加温された洗濯水d2 は循環水d3 とな
って、排水口e2 、排出管f 1 、3方切替弁g、循環ポ
ンプh及び循環配管f2 から成る循環水系を経て、注水
口a3 から攪拌中の洗濯物b上に注水される。
【0012】この運転を一定時間継続することにより、
洗濯物bの洗い操作は終り、3方切換弁gを排水管f3
側に切換えると、大部分の病源性微生物を含んだ洗濯水
2は、洗濯排水d4 となって排水処理装置jに排水さ
れて、洗い工程は終了する。
【0013】次に、3方切替弁gを循環水系に切替え、
清水d1 を注水しながら洗濯槽a及び循環ポンプhを運
転すれば、前記洗い工程でもなお洗濯物b中に残留して
いた少量の病源性微生物は、洗い出されて溢流水d5
共に溢流口a4 から溢流管f 4 を経て排水処理装置jに
排出され、この溢流運転を規定時間継続することによ
り、すすぎ工程が終了し清水d1 の注水は停止される。
【0014】続いて、加熱装置e1 により、洗濯槽a及
び排水槽e内のすすぎ水(洗濯水)d2 を、例えば95
°cに加熱し、上記循環水系を通じてこの加熱したすす
ぎ水d2 を循環水d3 として運転中の洗濯槽a内に注入
して10分程度循環させれば、すすぎを終った洗濯物b
及びすすぎ水d2 は高温で熱消毒される。
【0015】その後、該加熱したすすぎ水d2 に清水d
1 を注水して冷却しながら、排水口e2 から排水処理装
置jへと排出して、熱消毒工程を終える。
【0016】さらに、洗濯物bは、脱水・乾燥されたの
ち、必要に応じて、オートクレーブ等により更に滅菌処
理して、全工程を完了する。
【0017】上述の如く、排水処理装置jに排出される
各種排水は、温度や水量が異なるだけでなく、その中
に、病源性微生物が混入しているために、従来は、温度
や水量の変動に対応した通常の処理水に殺菌剤を投入し
て殺菌・消毒をした後、中和剤を添加して下水道に希釈
放流されていた。
【0018】しかし、この薬剤処理法は、殺菌処理に多
大の労力と時間とを要するだけでなく、水質が放流基準
を逸脱することが多く、放流先に悪影響を及ぼす虞があ
り、薬剤費や希釈水費及び殺菌剤による施設の腐食対策
等の維持管理費の高騰を招いていた。
【0019】そこで、これらの諸問題を解決するために
特開平4−87678号公報記載の「解剖室等から生ず
る排水の殺菌設備」が提供されている。
【0020】図6に、その殺菌設備の概要を示す。
【0021】図6において、kは、本発明の処理対象で
ある洗濯排水と同種の問題を抱えている、医療現場から
発生する病源性微生物を含んだ各種排水であり、mは、
該排水kを一時貯留する貯水槽である。nは該貯留槽m
の上方に設置された高架タンクであり、揚水ポンプp1
と、貯留槽水位検出器m1 によって制御される調節弁p
2 とを備えた揚水管p3 及び、空気抜きと溢流兼用の還
流管p4 により、貯水槽mと高架タンクnとは相互連通
されている。
【0022】高架タンクnの下方には、熱交換部qに囲
繞された殺菌タンクrと、温度検出器s1 と、殺菌タン
ク水位検出器s2 とから成る蒸気殺菌器tが設置されて
いる。 熱交換部qの入口には、図示しない熱源からの
高圧蒸気を供給する蒸気供給管u1 が調節弁v1 を配し
て接続されており、殺菌タンクr内の排水を60〜10
0°cに加熱し、降温蒸気は排気管u2 から熱源に回収
される。
【0023】また、殺菌タンクrの入口には、高架タン
クnからの排水管wが調節弁v2 を介して接続され、同
出口には、排出弁v3 を配した放流管xが加熱殺菌済の
処理水yを図示しない下水道等に放流するように接続さ
れている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の殺菌タンク加熱方式は、薬剤費や腐食対策費等の維
持管理費の高騰は防げるものの、殺菌タンク水位検出器
2 によって、排水kを殺菌タンクr内に充満させた
後、温度検出器s1 が規定温度を示すまでは、熱交換部
qに蒸気を流し続けるバッチ運転方式であり、熱効率が
悪く、処理に長時間を要するうえに、設備費が嵩むとい
う問題がある。
【0025】また、殺菌完了後の処理水yの温度降下法
は、自然放熱式の場合は冷却所要時間が長くなって非効
率であり、水冷却方式の場合は同量程度の冷却水を消費
するという無駄があった。
【0026】さらに、伝熱面積不足による熱効率の悪さ
を解決するために、蒸気側を伝熱管方式にすれば、排水
中の夾雑物によるスケール、スライムまたは銹が伝熱管
表面に付着し易く、熱効率を低下させるだけでなく、付
着物の除去作業には、未殺菌の病源性微生物による感染
の危険性があり、薬品による除去は、薬品費のほか、洗
浄水等の後処理が必要となる。
【0027】一方、図5における熱消毒工程を洗い工程
の中に組込んで、洗濯物b及び循環水d3 の殺菌を行っ
た後に排水する方式もあるが、この方式では循環水d3
が高温であるために、汚物が洗濯物bにこびり付いてし
まい、洗濯効果が上がらないという問題があり、現在は
余り採用されていない。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
病源性微生物を含有する排水の処理装置は、病源性微生
物を含有する排水を処理する処理装置であって、上記排
水を貯留する原水槽と、原水槽から送出される排水を適
宜な熱源により加熱し、当該加熱した状態で所定時間保
持する殺菌処理部と、前記原水槽と殺菌処理部との間に
介装され、原水槽から送出される排水と前記殺菌処理部
から排出される高温の処理水との間で熱交換する熱交換
部とから構成されたものである。
【0029】本発明の請求項2記載の病源性微生物を含
有する排水の処理装置は、前記原水槽と前記熱交換部と
の間には、原水槽から送出される排水中の夾雑物を遊離
させる前処理器が介装されている。
【0030】本発明の請求項3記載の病源性微生物を含
有する排水の処理方法は、病源性微生物を含有する排水
を処理する処理方法であって、上記排水を原水槽に一時
貯留し、原水槽から連続送出される排水に前処理を施し
て排水中の夾雑物を遊離させた後、殺菌温度以上に昇温
して所定時間保持し、その後、前記原水槽から送出され
る排水との間で熱交換して排出されるようになされてい
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明に係る病源性微生物を含有
する排水の処理装置の概略を示すフロー図である。
【0033】図1において、1は原水部であり、従来技
術の項で述べた如く、洗濯装置から断続的に排出され、
その水質・水量・温度等が異っている各種洗濯排水を、
一時貯留することにより放熱させるとともに、或程度均
質化させたのち、前処理して連続送出するために設けら
れている。
【0034】この原水部1は、例えば1日分の貯留能力
を有する原水槽11と、貯留された常温の原水21を後
述する熱交換部3を介して殺菌処理部を構成する加熱部
4、保持器5に連続送出する原水ポンプ12と、原水2
1中の夾雑物が輸送経路の壁面に付着するのを防止する
前処理器13と、流量調整弁14等とで構成されてい
る。
【0035】前処理器13は、図3に示すように、対峙
する永久磁石131、132とその間を縦断する管部1
33で構成された磁気荷電装置であり、永久磁石13
1、132による磁界134中を管部133を通じて原
水21が貫流するとにより、原水21中の夾雑物に電荷
を誘起させる効果がある。
【0036】3は熱交換部であり、シェル(低温側)3
1内を貫流する常温の原水21によって、冷却伝熱管3
2内を流れる後述する高温処理水を冷却する液/液型熱
交換器である。
【0037】4は、熱交換部3に連接された加熱部であ
り、熱交換部3による高温処理水の冷却により昇温され
てシェル(低温側)41内を流れる中温原水22を、加
熱伝熱管42内を流れる中温蒸気61が昇温させるもの
で、上記中温蒸気61を蒸気ボイラ等の熱源6で発生さ
せる気/液型熱交換器である。
【0038】5も、同様の熱交換器型の保持器であり、
加熱部4で昇温された高温原水23を、保持槽51内に
装着された保持伝熱管52内を流れる低温蒸気62によ
って、更に昇温または温度維持しながら、規定時間保持
するだけの容積を有する殺菌装置である。
【0039】つまり、上記加熱伝熱管42と保持伝熱管
52とは、熱源6である蒸気ボイラの供給口に連続して
連通されており、これら加熱部4と保持器5とによって
殺菌処理部が構成されている。
【0040】保持器5内で殺菌処理された高温原水23
は、高温処理水24となって、高温処理水配管53を経
て、前記熱交換部3の冷却伝熱管32に送られ、規定温
度まで冷却された低温処理水25となり、低温処理水配
管33を通って浄化槽7に送られて夾雑物を除去され
て、公共下水道に放流される。
【0041】次に、このように構成された病源性微生物
を含有する排水の処理装置によって、病源性微生物を含
んだ虞のある各種洗濯排水を処理する方法を、温度変化
を主体として図2のブロックフローを参照しながら説明
する。なお、各部位の温度等の数値は、平均的な一例で
ある。
【0042】原水槽11内に貯留された原水21は、貯
留中の放熱の結果20℃の常温となり、原水ポンプ12
によって前処理器13に送られる。
【0043】前処理器13では、永久磁石131、13
2による磁界134中を原水21が貫流することによ
り、原水21中の夾雑物に電荷を誘起させ、その結果、
荷電されたスケール、スライム、銹等の夾雑物の粒子
は、同一極性のため相互反発しながら流れるために、輸
送経路の壁面に堆積・付着することはない。
【0044】前処理器13を通過した原水21は、熱交
換部3に送入され、保持器5から返送されて冷却伝熱管
32内を流れる高温処理水24によって昇温されて55
℃の中温原水22となって、後続の加熱部4に送入され
る。
【0045】加熱部4に送入された中温原水22は、加
熱伝熱管42内を流れる2kg/cm2で121℃の中温蒸
気61によって加熱されて80℃の高温原水23となっ
て保持器5に流れる。また、加熱伝熱管42で中温原水
22に与熱した中温蒸気61は、降温して105℃の低
温蒸気62となって保持伝熱管52に流れる。
【0046】ここで保持器5は、送入された高温原水2
3が保持槽51を通過するのに、約10分間を要するよ
うな容積を有しており、該高温原水23は、保持槽51
内に設けられた保持伝熱管52内を流れる上記低温蒸気
62によって、80℃以上の殺菌温度を10分間維持す
ることになり、洗濯排水中に混在する病源性微生物を完
全に殺菌することができる。
【0047】殺菌された高温原水23は、高温処理水2
4となって熱交換部3に送られる。一方、保持伝熱管5
2を通過した低温蒸気62は、ドレン63となって再び
熱源6に回収される。
【0048】ここで、保持器5における殺菌温度制御
は、図1に示すように、高温処理水配管53に設けられ
た温度計81の検出値を受けた制御装置8の指令で、熱
源6の出口に設けられた温度制御弁64を調整すること
により行われる。
【0049】また、保持槽51内の滞留時間は、図1に
示すように、低温処理水配管33に設けられた流量計8
2の検出値を演算した制御装置8の指令により、流量制
御弁14の開度調節を行うことで補正される。
【0050】そして、熱交換部3内の冷却伝熱管32に
送入された高温処理水24は、その保有する熱量を原水
21によって奪われ、下水道法に定められた放流規定温
度である45℃以下の低温処理水25となって、浄化槽
7に送られる。
【0051】即ち、原水21の予熱は、高温処理水24
の与熱によって行なわれることにより、熱エネルギーが
有効に利用でき、高温処理水24は、原水21によって
冷却されるので、従来の冷却水が不要となる方式であ
る。
【0052】一方、前述の原水21内に存在するスケー
ル、スライム、銹等の夾雑物の粒子は、前処理器13を
通過して荷電されることにより相互反発して、上述の殺
菌処理工程中は、各原水21、22、23や各処理水2
4、25中に浮遊しており、これら浮遊物は浄化槽7に
おいて濾過等の処理を施され、無害処理水として公共下
水道に放流される。
【0053】なお、加熱部4と保持器5における熱源6
による原水加熱を、蒸気ボイラを使用した熱交換器方式
で説明したが、熱水ボイラ方式でもよく、中・高温原水
22・23を電気ヒータによって直接加熱する方式でも
よい。
【0054】また、保持槽51内の高温原水23の滞留
時間を、流量制御弁14の開度によって調整したが、原
水ポンプ12の回転数制御で行ってもよい。
【0055】さらに、前処理器13は、永久磁石13
1、132の磁界による磁気処理器で説明したが、夾雑
物粒子を遊離させる他方式の物理的水処理器でもよい。
【0056】また、低温処理水25は、浄化槽7で処理
することなく、直接公共下水道に放流し、下水処理場で
一括処理する方式でもよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、熱
交換部において原水と高温処理水との間で熱交換を行う
ことで、熱を有効に利用することができ、冷却水が不要
となって、運転経費が削減できる。また、排水の殺菌処
理作業を連続操業方式で行うことにより、処理所要時間
の短縮が図れるとともに、装置がコンパクト化されて設
備費が安く、据付に必要なスペースも少なくてすむ。
【0058】さらに、原水槽から送出される排水中の夾
雑物を前処理器で遊離させるため、移送経路の壁面への
スケール、スライムまたは銹等の付着を防止でき、この
ため、感染の危険がある装置内の掃除の手間が省けるだ
けでなく、熱効率の低下も防止できるとともに、スケー
ル除去に必要な薬品類等の維持管理費も節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る病源性微生物を含有する排水の処
理装置の概略を示すフロー図である。
【図2】病源性微生物を含有する排水の処理方法を説明
するブロックフロー図である。
【図3】前処理器の機能を説明するための図である。
【図4】従来の洗濯装置による病源性微生物付着の虞が
ある繊維品の洗濯・殺菌装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図5】従来の洗濯装置による洗濯・殺菌処理工程の大
要を示すブロックフロー図である。
【図6】従来のさらに他の殺菌設備の概要を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 熱交換部 4 加熱部 5 保持器 11 原水槽 13 前処理器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病源性微生物を含有する排水を処理する
    処理装置であって、 上記排水を貯留する原水槽と、 原水槽から送出される排水を適宜な熱源により加熱し、
    当該加熱した状態で所定時間保持する殺菌処理部と、 前記原水槽と殺菌処理部との間に介装され、原水槽から
    送出される排水と前記殺菌処理部から排出される高温の
    処理水との間で熱交換する熱交換部とから構成されたこ
    とを特徴とする病源性微生物を含有する排水の処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記原水槽と前記熱交換部との間には、
    原水槽から送出される排水中の夾雑物を遊離させる前処
    理器が介装された請求項1記載の病源性微生物を含有す
    る排水の処理装置。
  3. 【請求項3】 病源性微生物を含有する排水を処理する
    処理方法であって、 上記排水を原水槽に一時貯留し、原水槽から連続送出さ
    れる排水に前処理を施して排水中の夾雑物を遊離させた
    後、殺菌温度以上に昇温して所定時間保持し、その後、
    前記原水槽から送出される排水との間で熱交換して排出
    されることを特徴とする病源性微生物を含有する排水の
    処理方法。
JP18636197A 1997-07-11 1997-07-11 病源性微生物を含有する排水の処理装置及びその処理方法 Pending JPH1128452A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102452659B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 피처리수의 순환가이드부를 갖는 하수고도처리장치
KR102452662B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 펜톤산화 및 피처리수의 순환가이드부를 갖는 하수고도처리장치
KR102452661B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 피처리수의 유입량 조절 가능한 하수고도처리장치
KR102452663B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 펜톤산화 및 피처리수의 유입량 조절 가능한 하수고도처리장치

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KR102452659B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 피처리수의 순환가이드부를 갖는 하수고도처리장치
KR102452662B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 펜톤산화 및 피처리수의 순환가이드부를 갖는 하수고도처리장치
KR102452661B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 피처리수의 유입량 조절 가능한 하수고도처리장치
KR102452663B1 (ko) * 2022-03-11 2022-10-11 주식회사 에코엔텍 펜톤산화 및 피처리수의 유입량 조절 가능한 하수고도처리장치

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