JPH10202258A - 浴槽水浄化装置 - Google Patents

浴槽水浄化装置

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JPH10202258A
JPH10202258A JP9006180A JP618097A JPH10202258A JP H10202258 A JPH10202258 A JP H10202258A JP 9006180 A JP9006180 A JP 9006180A JP 618097 A JP618097 A JP 618097A JP H10202258 A JPH10202258 A JP H10202258A
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membrane
bathtub water
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bath
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JP9006180A
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Hidefumi Toyokichi
英文 豊吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】膜体の孔径の異なる複数個の膜槽を設けること
により、常に浴槽水の浄化を行うことができるように
し、また急速濾過もできるようにする。 【解決手段】浴槽水を循環させる循環系路3の途中に循
環ポンプ4と、膜浄化方式の膜槽7a,7bとを配設
し、浴槽水を膜体を通過させることによって浄化する。
膜槽7a,7bは、循環ポンプ4に対してそれぞれが並
列接続されたり、直列接続されたり、並列接続と直列接
続とが同時になされたり、或いは並列接続した回路を循
環ポンプ4に対して直列接続したりしている。そして、
一方側の膜槽が浴槽水を浄化している時には、他方で殺
菌・洗浄を行ったり、両方で浄化したりし、急速濾過を
も行えるようにしている。更には、膜槽に殺菌用の薬剤
供給手段を設けることで殺菌を行うことも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の湯を循環さ
せて加熱保温すると共に、濾過及び浄化を行い、24時
間を通していつでも使用可能な浴槽水浄化装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽水浄化装置においては、浴槽
内の湯を循環させる循環系路内に、中空糸膜や平板状の
平膜等の膜モジュールを設けて、この膜モジュールを通
過させて湯を浄化するようにしているが、長時間の運転
により、膜モジュールに菌が付着し、この菌が湯中の人
体から出る汗や垢等の有機物を栄養源として繁殖し、膜
モジュールを閉塞させてしまうという問題点があった。
この菌は、一般細菌の場合が0.2〜1.0μm の大き
さであり、大腸菌の場合が2〜4μm の大きさと言われ
ている。
【0003】かかる問題点を解決するものとして、従来
では図7に示すような膜モジュールを用いた浴槽水浄化
装置1が開発されている。この浴槽水浄化装置1は、浴
槽2内の湯を循環させる循環系路3の途中に、循環ポン
プ4と、保温用ヒーター5と、三方弁6とを直列状に配
設し、また循環ポンプ4と平行に膜浄化装置7としての
膜槽8を配設している。膜槽8は、循環系路3との接続
管路の途中にそれぞれ電磁弁9及び10が設けられてい
る。膜槽8の内部には、膜モジュールとしての例えば平
膜11と、殺菌用のヒーター12と、曝気ノズル13と
が装着されている。また膜槽8は、気液分離方式の電磁
弁14を介して大気へ連通すると共に、排出管15及び
電磁弁16を介して下水等へ連通し、更には接続管17
を介して三方弁6のポートの一つへ接続されている。な
お、図7において、18は曝気ノズル13へ圧縮エアー
を供給するエアーポンプである。
【0004】このような浴槽水浄化装置1において、膜
浄化方式により、浴槽水を浄化しながら循環させる浄化
モードでは、電磁弁9と10を開にし、循環ポンプ4と
保温用ヒーター5とをON動作させて浴槽水が循環系路
3を通って循環するようにしている。循環する浴槽水
は、保温用ヒーター5によって一定の温度範囲となるよ
うに加熱保温される。また循環する浴槽水の一部は、電
磁弁10を介して膜浄化装置7の膜槽8内へ流入し、平
膜11と接触してその小孔を通過することにより濾過さ
れる。そして、電磁弁9を介して循環系路3へ復帰す
る。このようにして、通常は、循環する浴槽水の一部を
連続して浄化し、浴槽水の全体の汚れを除去するように
している。
【0005】次に、装置の運転開始から所定時間が経過
すると、電磁弁9及び10が閉となり、浴槽水は循環系
路3のみを循環するようになる。このとき、膜浄化装置
7の膜槽8内では殺菌用ヒーター12がON動作し、膜
槽8内の湯を例えば65℃まで加熱し、平膜11に付着
した菌を殺菌する。そして、膜槽8内の湯が65℃にな
ると、殺菌用ヒーター12はOFFとなり、今度はエア
ーポンプ18がON動作する。この場合のエアーポンプ
18は、エアー圧が高く設定されている。そのため、圧
縮エアーが曝気ノズル13から激しく噴出し、平膜11
に付着した汚れや細菌の死骸を洗浄するようになる。
【0006】然る後は、エアーポンプ18がOFFとな
り、三方弁6の流出側が接続管17側へ連通すべく、切
り換えられる。そして、電磁弁16が開となる。そのた
め、浴槽水がこの三方弁6から接続管17を経て膜槽8
内へ流入し、平膜11から剥離除去された汚れや細菌の
死骸を排出管15を介して下水等へ排出している。以上
が1サイクルであり、以後は上述の動作を繰り返して浴
槽水を浄化すると共に、定期的に膜浄化装置7の膜槽8
内の洗浄を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
浴槽水浄化装置1では、一つの膜槽8に設けられた平膜
11で浴槽水の浄化を行っており、その孔径は浴槽水に
含まれる小さな汚れをも除去できるように細かく設定さ
れている。そのため、浴槽水の浄化に多くの時間を費や
すことのできる深夜〜昼間等にかけての浴槽を使用しな
い時間帯では、細い孔径の平膜11であっても、十分に
浴槽水の全体の浄化を行うことが可能である。
【0008】然しながら、一人又は家族等の多数人での
入浴中や交代で連続的に入浴する場合等にあっては、浴
槽水の汚れがひどくなることがある。このような場合
は、急速濾過を行うことが必要であるが、前記従来の浴
槽水浄化装置1では、平膜11の孔径が細かいため、平
膜11を通る循環流量が少なく、急速濾過ができないと
いう欠点があった。
【0009】更に、従来の浴槽水浄化装置1では、一つ
の膜槽8しか設けられておらず、膜槽8内の殺菌・洗浄
を行っているときには、浴槽水の浄化を行うことができ
ず、このときに浴槽を利用すると、十分な浴槽水の浄化
が行われないままでの入浴を強いられるという欠点があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、膜体の孔径
の異なる膜槽を複数個併設することにより、常に浴槽水
の浄化を行うことができ、また急速濾過もできる浴槽水
の浄化装置を提供せんとするものである。
【0011】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、浴槽水を循環させる循環
系路の途中に循環ポンプと膜浄化方式の膜槽とを配設
し、浴槽水を膜体を通過させることによって浄化する浴
槽水浄化装置において、膜槽を複数個配設すると共に、
少なくとも二つの膜槽の膜体の孔径が異なるようにした
ことを特徴とする浴槽水浄化装置である。
【0012】また前記課題を解決するために本発明が採
用した請求項2の手段は、複数個の膜槽が循環ポンプに
対して並列に配設されていることを特徴とする前記請求
項1に記載の浴槽水浄化装置である。
【0013】更に、前記課題を解決するために本発明が
採用した請求項3の手段は、複数個の膜槽のうちの少な
くとも一つが、循環ポンプに対して並列に配設され、ま
た残りの膜槽は循環ポンプに対して直列に配設されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の浴槽水浄化装置で
ある。
【0014】更にまた、本発明が採用した請求項4の手
段は、複数個の膜槽を並列に配設した回路が、循環ポン
プに対して直列に配設されていることを特徴とする請求
項1に記載の浴槽水浄化装置である。
【0015】本発明が採用した請求項5の手段は、複数
個の膜槽が循環ポンプに対して直列に配設されており、
そのうちの少なくとも一つにはバイパス通路が形成され
ていることを特徴とする前記請求項1に記載の浴槽水浄
化装置である。
【0016】本発明が採用した請求項6の手段は、膜槽
が殺菌用の薬剤供給手段を備えていることを特徴とする
前記請求項1〜5のいずれか一つに記載の浴槽水浄化装
置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1及び図2は請求項2の発明の実施の形態に係る浴槽水
浄化装置19を示す図面である。同図に示す如く、この
浴槽水浄化装置19は、循環ポンプ4と平行して二つの
膜浄化装置7a及び7bを併設している。これらの膜浄
化装置7a及び7bの構成は、基本的には図7に示す従
来装置と同じである。なお、膜浄化装置7a及び7bに
おいて、従来装置と同じ部材には、同一番号に英小文字
の符号a又はbを付加して表示してある。
【0018】而して、本案装置19では、膜浄化装置7
aの平膜11aの孔径を細かいものとし、膜浄化装置7
bの平膜11bの孔径を粗いものとしている。平膜11
aの細かい孔径は例えば0.4μm であり、平膜11b
の粗い孔径は例えば1μm である。そして、エアーポン
プ18からの圧縮エアーを三方切換弁19を介して膜浄
化装置7a又は7bのいずれか一方へ供給するようにし
ている。更に、循環系路3の循環水の一部は、三方切換
弁20を介して膜浄化装置7a又は7bのいずれか一方
へ供給されるようになっている。
【0019】このように構成された浴槽水浄化装置19
において、入浴者がいない通常の濾過モードでは、図1
に示すように、三方の切換弁20は循環水を膜浄化装置
7aの方へ供給するように切り換えられている。膜浄化
装置7aでは、電磁弁14aと16aが閉塞されてお
り、電磁弁9aは開である。そのため、循環系路3を循
環する浴槽水の一部は三方切換弁20から膜槽8a内へ
流入し、平膜11aの細かい孔径を通過することで濾過
が行われる。そして、電磁弁9aから循環系路3へ復帰
し、循環している。
【0020】このとき、粗い孔径の平膜11bを有する
膜浄化装置7bでは、殺菌・洗浄モードとなっている。
すなわち、電磁弁9bと16bとが閉塞され、電磁弁1
4bが開となる。またエアーポンプ18の電磁弁19は
圧縮エアーを膜槽8bへ供給するように切り換えられて
いる。なお、エアーポンプ18は、当初はOFFとなっ
たままである。
【0021】そして、膜槽8bでは、殺菌用ヒーター1
2bがON動作し、膜槽8b内の湯を例えば65℃まで
加熱する。加熱は、80℃程度まで行うことが可能であ
る。これにより、平膜11bに付着した菌が殺菌され
る。そして、膜槽8b内の湯が65℃になったことを図
示しない温度センサー等で検知すると、殺菌用ヒーター
12bはOFFとなり、今度はエアーポンプ18がON
動作する。この場合のエアーポンプ18は、エアー圧が
高く設定されている。そのため、圧縮エアーが曝気ノズ
ル13bから激しく噴出し、平膜11bに付着した汚れ
や細菌の死骸を洗浄するようになる。然る後は、電磁弁
16bが開となり、平膜11bから落とされた汚れや細
菌の死骸を排出管15bを通じて下水等へ排出する。
【0022】次に、入浴中である場合や連続して入浴者
がいる場合等において用いられる急速濾過モードを説明
する。この場合は、図2に示すように、粗い孔径の平膜
11b側へ浴槽水が循環するように、また細かい孔径の
平膜11a側へ圧縮エアーが供給され得るように各弁が
切り換えられる。すなわち、循環水の三方切換弁20
は、循環水が膜槽8b側へ供給されるように切り換えら
れ、圧縮エアーの三方切換弁19は、圧縮エアーが膜槽
8a側へ供給されるように切り換えられる。膜浄化装置
7bでは、電磁弁9bが開となり、電磁弁14bと16
bとが閉塞される。一方、膜浄化装置7aでは、電磁弁
9aと電磁弁16aとが閉塞され、電磁弁14aが開と
なる。
【0023】そのため、膜浄化装置7bでは、循環水が
膜槽8b内へ流入し、粗い孔径を有する平膜11bによ
る濾過が行われる。この平膜11bの孔径は粗く設定さ
れているため、循環流量が大きく、急速濾過が可能であ
る。濾過された循環水は、電磁弁9bを介して循環系路
3へ復帰する。一方、膜浄化装置7aでは、前述した膜
浄化装置7bにおける殺菌・洗浄モードと同じ要領で、
平膜8aに付着した細菌の殺菌と洗浄とが行われる。従
って、ここでの説明は省略する。
【0024】要するに、この浴槽水浄化装置19では、
通常の濾過モードでは、膜浄化装置7aの細かい孔径を
有する平膜11aで浴槽水を浄化すると同時に、膜浄化
装置7bで平膜11bの殺菌・洗浄を行っている。そし
て、急速濾過モードでは、膜浄化装置7aで平膜11a
の殺菌・洗浄を行うと同時に、膜浄化装置7bの粗い孔
径を有する平膜11bで浴槽水を浄化している。この平
膜11bにおける浄化は、孔径が粗いので循環流量(処
理流量)を大きくすることができ、急速濾過が可能とな
るものである。また膜浄化装置7a又は7bのいずれか
一方で絶えず、浄化を行っており、浴槽水が汚れる等の
従来技術が持つ欠点はない。
【0025】なお、この図1及び図2に示す浴槽水浄化
装置19では、入浴者が存在する急速濾過モードにおい
て、膜浄化装置7a及び7bの両方で同時に濾過を行
い、入浴者不在の通常の濾過モードの時に、細かい孔径
を有する平膜11aの膜浄化装置7aで浄化を行うと同
時に、粗い孔径を有する平膜11bの膜浄化装置7bで
殺菌・洗浄を行うようにすることも可能である。また前
記両方の膜浄化装置7a及び7bで同時に急速濾過を行
う場合にあって、ヒーター5の下流側の循環系路3から
ポンプ4の上流側の循環系路3へ戻るまでの間の膜浄化
装置7bを通る管路の断面積を大径にし、大量の濾過水
を通過させることで、効率の良い急速濾過が行えるよう
にすることも可能である。
【0026】図3は、請求項3の発明の実施の形態に係
る浴槽水浄化装置26を示すものである。この装置で
は、図1及び図2に示す浴槽水浄化装置19の膜浄化装
置7bを循環ポンプ4と直列にしかも上流側となるよう
に接続している。この浄化装置26では、通常の濾過モ
ードで両方の膜浄化装置7a及び7bが動作して浴槽水
の浄化を行っている。そして、急速濾過モードにあって
は、粗い孔径の平膜11bを有する膜浄化装置7bでの
み浴槽水の浄化を行い、細かい孔径の平膜11aを有す
る膜浄化装置7aでは、殺菌・洗浄を行うようにしてい
る。その他の基本的な構成並びに作用効果は、前述した
各実施の形態の場合と同じである。
【0027】図4は、請求項4の発明の実施の形態に係
る浴槽水浄化装置27を示すものである。この装置で
は、膜浄化装置7a及び7bを並列接続した回路を、循
環ポンプ4に対して直列になるように接続している。三
方切換弁20を選択的に切り換えることにより、入浴者
が不在の通常の濾過モードの時には、膜浄化装置7aの
細かい孔径を有する平膜11aで浴槽水を浄化すると同
時に、膜浄化装置7bで平膜11bの殺菌・洗浄を行っ
ている。そして、入浴者が存在する急速濾過モードで
は、膜浄化装置7aで平膜11aの殺菌・洗浄を行うと
同時に、膜浄化装置7bの粗い孔径を有する平膜11b
で浴槽水を浄化している。この平膜11bにおける浄化
は、孔径が粗いので循環流量(処理流量)を大きくする
ことができ、急速濾過が可能となるものである。なお、
この装置27では、細かい孔径の平膜11aを有する膜
浄化装置7aに鎖線で示すバイパス通路28を形成し、
バルブ29を開閉制御することで、膜浄化装置7a又は
7bでの処理水量を調節することが可能である。
【0028】図5は、請求項5の発明の実施の形態に係
る浴槽水浄化装置30を示すものである。この装置で
は、粗い孔径を有する平膜11bを有する膜浄化装置7
bと、細かい孔径の平膜11aを有する膜浄化装置7a
と、循環ポンプ4とがこの順序で直列になるように接続
し、細かい孔径の平膜11aを有する膜浄化装置7aに
バイパス通路28とバルブ29とを接続している。入浴
者が不在の通常の濾過モードの時には、粗い孔径の平膜
11bを有する膜浄化装置7bで浄化した後、続いて細
かい孔径の平膜11aを有する膜浄化装置7aで浄化し
ている。一方、入浴者が存在する急速濾過モードでは、
粗い孔径の平膜11bを有する膜浄化装置7bで浄化し
た後、バイパス通路28を通じて循環ポンプ4へ連通さ
せ、急速濾過を行うようにしている。
【0029】図6は、請求項6に記載した発明の実施の
形態に係る浴槽水洗浄装置21を示すものである。この
浴槽水洗浄装置21では、前記図1及び図2に示す浴槽
水洗浄装置19の曝気式洗浄方式に変えて、薬剤供給手
段22a及び22bによる殺菌・洗浄を行うようにして
いる。薬剤供給手段22a及び22bは、膜槽23a及
び23b内に薬液タンク24a,24bと、電磁弁25
a,25bとが配設されており、電磁弁25a又は25
bが開となったときに、タンク24a又は24bから各
膜槽23a又は23b内へ次亜塩素酸ナトリウム等の薬
液が供給され、平膜11a又は11bの殺菌・洗浄が行
われるようになっている。
【0030】なお、通常の濾過モードでは、細かい孔径
を有する平膜11aで濾過を行うと同時に、粗い孔径を
有する平膜11bの殺菌・洗浄を行い、また急速濾過モ
ードでは、細かい孔径を有する平膜11aの殺菌・洗浄
を行うと同時に、粗い孔径を有する平膜11bで急速濾
過を行うのは、前述した浴槽水浄化装置19の場合と同
じである。
【0031】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、通常濾過モードと急速濾過モードとの切り換えに
伴う各電磁弁の切換制御やエアーポンプ又はヒーター等
のON,OFF制御は、プログラムタイマーに従って設
定時間ごとに行ってもよく、また人体検知とタイマーと
を組み合わせて行うようにしてもよい。更に、平膜11
a及び11bの孔径の設定は、菌の大きさに対応させる
ようにすればよい。更にまた、膜浄化装置7a及び7b
の膜モジュールは、平膜以外にも中空糸膜であってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
膜浄化装置を二つ準備し、各膜体の孔径を異ならせるよ
うにしたから、通常の濾過モードでは細かい濾過を行う
と同時に、他方の膜浄化装置で殺菌・洗浄を行うことが
でき、また急速濾過が必要な急速濾過モードでは、粗い
濾過を行いながら膜浄化装置の循環流量を増大させて急
速濾過を行い、同時に細かい孔径の膜体では殺菌・洗浄
を行うようにしている。そのため、急速濾過の要請に対
処することができ、また常に浴槽水を浄化することが可
能であり、浄化力に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明に係る浴槽水浄化装置の通常濾
過モードを示す装置全体の動作説明図である。
【図2】請求項2の発明に係る浴槽水浄化装置の急速濾
過モードを示す装置全体の動作説明図である。
【図3】請求項3の発明に係る浴槽水浄化装置の全体を
示す図面である。
【図4】請求項4の発明に係る浴槽水浄化装置の全体を
示す図面である。
【図5】請求項5の発明に係る浴槽水浄化装置の全体を
示す図面である。
【図6】請求項6の発明に係る浴槽水浄化装置の全体を
示す図面である。
【図7】従来の浴槽水浄化装置の全体を示す図面であ
る。
【符号の説明】
2…浴槽 3…循環系路 4…循環ポンプ 5…循環ヒーター 6…三方弁 7a,7b…膜浄
化装置 8a,8b…膜槽 11a…細かい孔
径の平膜 11b…粗い孔径の平膜 19…浴槽水浄化
装置 22a,22b…薬剤供給手段 26…浴槽水浄化
装置 27…浴槽水浄化装置 28…バイパス通
路 30…浴槽水浄化装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽水を循環させる循環系路の途中に循環
    ポンプと膜浄化方式の膜槽とを配設し、浴槽水を膜体を
    通過させることによって浄化する浴槽水浄化装置におい
    て、膜槽を複数個配設すると共に、少なくとも二つの膜
    槽の膜体の孔径が異なるようにしたことを特徴とする浴
    槽水浄化装置。
  2. 【請求項2】複数個の膜槽が循環ポンプに対して並列に
    配設されていることを特徴とする前記請求項1に記載の
    浴槽水浄化装置。
  3. 【請求項3】複数個の膜槽のうちの少なくとも一つが、
    循環ポンプに対して並列に配設され、また残りの膜槽は
    循環ポンプに対して直列に配設されていることを特徴と
    する請求項1に記載の浴槽水浄化装置。
  4. 【請求項4】複数個の膜槽を並列に配設した回路が、循
    環ポンプに対して直列に配設されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の浴槽水浄化装置。
  5. 【請求項5】複数個の膜槽が循環ポンプに対して直列に
    配設されており、そのうちの少なくとも一つにはバイパ
    ス通路が形成されていることを特徴とする前記請求項1
    に記載の浴槽水浄化装置。
  6. 【請求項6】膜槽が殺菌用の薬剤供給手段を備えている
    ことを特徴とする前記請求項1〜5のいずれか一つに記
    載の浴槽水浄化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370088A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Nippon Parkerizing Co Ltd 塗装前処理ラインから排出される水洗水の回収方法
WO2019142402A1 (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 住友電気工業株式会社 濾過装置及び中空糸膜の洗浄方法

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